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腰痛 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 25の記事一覧

正月の明けに、女性のご高齢者の方が、腰痛でご来院されました。
それとともに、正月におせちやらお餅やらと、普段、食べないような食事内容から、便通が悪くなったとの訴えもお聞きしました。
腰痛と便通の関係は深いです。
そこで今回は、女性のご高齢者のかたが、正月の食生活の変化から、便秘をともなう腰痛になる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、腰の痛みとおつうじの悪さのお悩みが解消できます。

便秘とは、大腸の機能が何らかの理由で低下して、便がスムーズに排せつしきれない状態です。
便秘と判断する目安としては、
・1週間のうち、排便が3回未満の場合
・3日以上、排便がない場合
・毎日排便があっても残便感がある場合
とされています。
便秘となる理由としては、
・加齢による大腸の機能低下
・運動の不足・薬の乱用
・食生活
・生理前
などがあげられます。
また、加齢による大腸の機能の低下以外の高齢者が便秘となる特有の理由としては、
・摂取する食事の量の低下
・日常の生活動作の低下
・腹筋やお尻の筋肉の低下
などがあげられます。
これらの理由で大腸の動きが低下すると、長時間、大腸の中で便が滞在します。
そうなると、
・便の水分が大腸で吸収されすぎて便が硬くなる
・便がガスが発生し腸が膨れて血管や神経を圧迫する
・便が腐敗して、有害物質が発生する
・腸の中悪玉菌が増加して免疫が低下する
などといったデメリットがでてきます。

内臓に何らかの機能障害がでた場合、体の特定の表面に、腫れや圧痛などの反応点や反応面がでます。
これは、約100年前の治療家が発見して、改良されながら現在に引き継がれています。
便秘が起こる内臓は、大腸です。大腸が機能低下することで、体にあらわれる反応は、
・股関節の前面
・腰の背骨のサイドから骨盤のヘリとつなげた三角形ゾーン
・腰と胸の背骨の境目
・太ももの外側
・お尻の後ろ側の骨の中央から4センチぐらい外側
といったところに反応があらわれます。
この反応がでる部分をみても、大腸の機能の低下である便秘と腰の痛みとの関係が深いことがわかります。

便秘はときには、命に関わる病気が警告の症状としてでる場合があります。
便秘を引き起こす病気としては、
・椎間板ヘルニア
・過敏性腸症候群
・卵巣嚢腫
・子宮筋腫
・卵巣ガン
・腎臓がん
・大腸がん
・腸閉そく
・副甲状腺機能亢進症
・甲状腺疾患骨
・パーキンソン病
・卵巣腫瘍
・子宮肉腫
・自律神経失調症
などがあげらえます。
長期の便秘のほかに、貧血や疲労感など、体に違和感を感じましたら、一度病院で精密な検査をおこなってください。

便秘をひきおこす重篤な疾患の可能性がない場合は、以下のようなセルフケアで、便秘解消のために意識しておこなってください。
和食より洋食やファーストフードの食生活を送る方が多くなったため、食物繊維が不足してしまい、便秘を促してしまいます。
ですので、食物繊維を豊富に含んだ食材を食べて、便を柔らかくして、排せつを促しましょう。
しかも、食物繊維は腸内にいる善玉菌のエサになり、腸の機能を高めます。
その食物繊維を摂取する場合にも、注意点はあります。
食物繊維には、「水に溶けにくい食物繊維」と「水に溶けやすい食物繊維」があります。
食物繊維は食べれば食べるほど良いとイメージがありますが、それぞれにメリットとデメリットがあり、バランスよく摂取することをおすすめします。
メリット:
繊維が水に溶けないことで、便のかさを増ます。便が大きくなることで、腸の中の壁を刺激して、腸の動きを促し、排便を促進させます。
デメリット:
水に溶けない食物繊維をとりすぎると、便が硬く大きくなりすぎて、おなかが張って便秘をさらにキツくする場合があります。
水に溶けにくい食物繊維が多く含まれる食材:
キャベツ、キノコ類、もち麦、大麦、玄米、さつま芋、ごぼう、にんじん、ほうれんそう、小松菜、らっきょう、など
メリット:
水に溶けやすい食物繊維は、水に溶けることでゼリー状となり保水力が高まります。便秘は中の便は、大腸に水分を奪われて便が硬いなり、排便しにくい状態です。大腸に水に溶けやすい繊維がくることで、水分を失って固くなった便に潤いを与えて、排せつしやすい状態にします。
デメリット:
水に溶けやすい食物繊維をとりすぎると、便に水分が過剰に供給されて、下痢を引き起こしてしまいます。
水に溶けやすい食物繊維が多く含まれる食材:
海藻類、納豆、インゲン豆、ごぼう、かぼちゃ、果物など。
日本人の食事摂取基準では、食物繊維の一日あたりの摂取量の目標値は、
・男性:21g以上
・女性:18g以上
としています。
また、水に溶けにくい食物繊維と水に溶けやすい食物繊維を摂取するバランスは、
水に溶けにくい食物繊維:水に溶けやすい食物繊維=2:1
としています。
腸を外から刺激する事は、腸にある神経に影響を与えます。
腸の神経の活動が高まると、腸の血管が広がり血流がよくなります。
腸に血液が流れ込むことで、腸が温まり、機能が促進されて排便を促します。
腸のマッサージの方法ですが、以下のようにしてください。

優しくおなかの右下に手を当てます。
そして、深呼吸をしながら、時計回りに手を回して、おなかを優しくマッサージします。

排便するときの姿勢は、背筋を伸ばして、前かがみになる姿勢が理想的です。
そうすることで、便が外に出る通り道が広がって、排便しやすくなります。
また、前傾姿勢をとる場合は、足の裏がトイレの床にしっかり接地する方が、踏ん張りやすくなります。
便通を促すツボについて以下で紹介させていただきます。
ツボを押す際には、気持ちいいぐらいの強さで、深呼吸しながら、じわっと指で圧をかけてください。
手の甲の中指と薬指の骨が交わるくぼみの少し上に位置します。

手の甲を上にして、親指と人差し指の骨が交わる凹みの少し上に位置します。

おへそから真横に指2本分の外に位置しています。


便秘のとき、大腸が便の水分を吸収しすぎて、固くなって排便しにくくなります。
ですので、便に水分を供給するためにも、水分の摂取は必要です。
冬はのどの渇きを感じにくくなりますので、水分の摂取量がどうしても減る傾向にあります。
一気に水分補給をすると、腎臓に負担がかかりますので、一回につき200ミリリットルを目安に、こまめに摂取してください。
なるべく、冷たい飲み物やアルコールを避けて、常温や暖かい飲み物を飲んでください。

便秘を放置しておくと、腰痛だけではなく、心臓の病気や脳血管の病気のリスクを高めることが報告されています。
ですので、日常生活から便秘へのアプローチをしておくことをおすすめします。
それに伴って、内臓からくる腰の痛みも緩和されます。
それをおこなうために、今回、ブログで紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、それでも便秘のお悩みが解消できない場合は、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも便秘のお悩みの方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に腰痛に関するブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

年末年始は、例年に比べて、暖かかったのですが、三が日をすぎると急に寒くなったタイミングで、「ぎっくり腰」を訴えて来院される方が増えました。
本来、ぎっくり腰は、春先が多いのですが、治療の勉強会のときに、治療家の先生方からも、今年は、正月が明けたとたんのぎっくり腰の方が多いというお話を聞きました。
今年は新年早々から、ぎっくり腰がおこりやすい環境のようです。
ぎっくり腰になると、痛みのために本当に動けず、ただただ、治るまで不安な日々をすごします。
そこで今回は、ぎっくり腰となる理由や治癒経過、発症したときの対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ぎっくり腰になった際の不安を和らげ、少しでも早い復帰に向けて行動できます。

ぎっくり腰とは、正式には「急性腰痛症」といわれています。
以下その病態を紹介させていただきます。
動けなくなるほどの腰やお尻あたりに痛みが発症します。
ぎっくり腰が発症する過程は、
・突然の激しい腰痛が発症して身動きが取れなくなるパターン
・突然の軽い腰痛を自覚後に数時間から数日後に腰が激しく痛みだし身動きが取れなくなるパターン
・特に思い当たるきっかけもなく徐々に腰が痛み出して身動きが取れなくなるパターン
の3パターンがあります。
腰痛の診断統計では、
・腰の関節症 22パーセント
・腰の筋肉損傷 18パーセント
・腰の椎間板損傷 13パーセント
・腰椎脊柱管きょうさく症 11パーセント
・椎間板ヘルニア 7パーセント
・骨盤の関節症 6パーセント
・原因が不明 22パーセント
という報告がされています。
ぎっくり腰が発症するメカニズムは、はっきり解明されていないのが現状です。
一般的に、1〜2週間で自然に回復します。
1〜2週間たっても、発症直後の痛みが続くようでしたら、腰の骨の骨折や重篤な内臓疾患の可能性がありますので、精密な検査を受ける必要があります。
ぎっくり腰を引き起こす要因としては、
・肥満
・喫煙
・飲酒
・運動の不足
・ストレス
・疲労
などがあげられます。

ぎっくり腰は、一般的には1〜2週間で自然に治癒するとはいわれていますが、対処次第では回復が早まる可能性があります。
以下で、その対処について紹介させていただきます。
ぎっくり腰になったときは、安静にするより、動ける範囲で活動した方が、治癒期間が早いというデータがでています。
ただ、活動するといっても、筋トレやストレッチなど体を鍛えたりする意味ではありません。
ゆっくりでもいいので、立ち上がったり歩いたりと、こまめに姿勢をかえながらすごしてください。
基本的には、温めるもしくは保温が有効とされています。
ただ、ぎっくり腰の発症直後に、腰にあまりにも熱感がある場合は、アイシングも有用です。
どちらを選択するか迷う場合は、病院や治療院で専門家の意見をお聞きください。
ぎっくり腰になった際、腰への強いマッサージによる刺激はかえって悪化させる場合があります。
ぎっくり腰の治療を受ける際は、腰への負荷をかけすぎない、低刺激の治療を選んでください。
湿布の薬剤は基本的に皮膚に数ミリしか染み込まないため、ぎっくり腰の原因となる部位までは届きません。
また、冷湿布はクールミントを口に含むんだときのようにヒヤッと感じるだけで、実際には患部は冷えません。
温湿布も唐辛子の成分が含まれているためにヒリヒリするだけで、こちらも患部を温めるわけではないです。
ですので、湿布自体には、ぎっくり腰の痛みを抑える効果や治癒を早める効果はありません。
痛み止めは、ぎっくり腰の痛みを一時的には緩和しますが、治癒を促進するものではないです。
ぎっくり腰は、一般的に、1〜2週間で自然に回復しますので、それまで痛み止めをうまく使いながら日常生活を送る選択肢もあります。
容量は、病院や薬剤師を相談の上、処方してもらってください。
統計で、ぎっくり腰を発症した際に、コルセットをすることで治癒が早まったというデータはありません。
ただ、仕事や家事で同じ姿勢をしなければいけないときに、それ以上にひどくならないため、サポートするために装着を試されるのはよいです。
睡眠中は、腰が動きやすいように外しておく方が良いでしょう。

地下で地盤がひずんで、ひずみきれなくなって、元に状態に戻る際に、地震がおこります。
ぎっくり腰も、体がひずんで、ひずみきれなくなって、元に状態に戻る際に、発症します。
ですので、ぎくり腰がおこったときに、体をみると、ゆがみがそれほどない正常な状態の場合が多いです。
ただ、戻る際の反動で、関節や筋肉が損傷を起こして痛みが発症します。
ぎっくり腰は、人によっては、何度も繰り返し発症します。
これを防ぐには、体が限界まで、ひずまないようにメンテナンスや体の回復機能を上げる必要があります。
車でも走り続けると、オイルやタイヤが消耗して、車が壊れていなくても定期的にメンテナンスをします。
セルフケアでそれをおこなうには、
・睡眠の質を上げる
・入浴や温かいものを飲食して体温を上げる
・運動をする
・ストレスを解消しておく
などを普段から意識しておこなう必要があります。
もし、仕事や家事などで、お忙しくてなかなかできないようでしたら、腰が痛くなくても、治療院で体のメンテナンスを受けられることをおすすめします。

前述しましたが、一般的にぎっくり腰は1〜2週間で自然に治癒します。
ぎっくり腰が発症しても焦らず、治るものだと考えて過ごしてください。
少しでも早く回復したいと思われましたら、当院でもぎっくり腰への施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
ぎっくり腰が緩和されて来たときにおこなえる、腰痛に対する対処法のブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

40歳代女性の方が、新年の仕事始め前日に、腰の痛みで来院されました。
年末年始の過ごし方をおうかがいすると、年末に掃除をしたり、正月に料理はしたものの、どこにも行かずに家の中でゴロゴロ過ごしていたと。
実家が寒かったので、ストーブの横でじっと丸まって寝ていて、目が覚めて起きあがろうとしたら腰が痛くて動けなかったそうです。
ご本人は、無理は全くしていないのになんで腰が痛くなってしまったのかわからないと首をひねっていました。
当院では、このように年末年始の長期の休みで体をゆっくり休めたはずなのに、いざ仕事をしようとしたら腰痛が発症したという訴えをよくお聞きします。
仕事始めから腰痛なのは、思うように動けないことが困るのはもちろん、気持ちもくじかれます。
そこで今回は、ゆっくり休んだはずなのに腰が痛くなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、腰痛を解消して、スムーズに今年のスタートをきれます。

2023年から2024年にかけての年末年始の休暇は、平均、5日から9日間あったとされています。
また、年末年始の過ごし方の調査では、約80パーセントは「自宅ですごす」という回答がされています。
つまり、年末年始は、仕事で、出勤して、働いて、帰宅するなどといった体に刺激が加わる活動がなくなり、安静な生活を送られる方が多いかと思います。
しかし、こういった長期の休暇によって、自宅での安静な生活は、「廃用症候群」といわれる状態を引き起こす可能性があります。
「廃用症候群」は、別名「生活不活発病」ともいわれ、体を長期間の安静状態にしたり運動の量の減少によって体や精神活動するための機能が低下してしまうことです。
特に、「廃用症候群」よって、日常生活での活動量が低下すると、筋肉量や骨密度も低下し、運動機能が著しく低下します。
「廃用症候群」により、1日安静に過ごすと筋力が1~3%低下、1週間安静に過ごすと筋力が10~15%も低下します。
筋力が落ちると、体が思うように動かせなることから、気持ちの落ち込みにも発展します。
「廃用症候群」による筋力低下を取り戻すためには、安静にした日数の3倍の時間を活動する必要があります。
つまり、正月休みの過ごし方によっておこった「廃用症候群」によって、この腰痛は発症したのです。
では、なぜ「廃用症候群」によって、特に腰痛が引き起こされるのか?
それは、体の中で最も筋力が集中しているのが、腰周辺だからです。
腰は、体の中心にあり、体を前後に倒したり、ひねったりする役割をします。
また、腰は体の重心点にあり、立って二足で歩行をする人間にとって、上半身と下半身をつなぐ重要なポイントです。
ですので、人間が日常生活を送る上で、腰の周辺には、人間の体の中で太く強力な、腰の深部・太もも・お尻・筋肉が必要です。
これらの筋肉の低下で、腰を支えることや動かすことができず、腰痛を引き起こしてしまうのです。

「廃用症候群」によって、腰を支える周辺の筋力の低下は、仕事に復帰して、普段の日常生活を送ることで、徐々に復帰していきます。
しかし、安静にしていたことで、筋肉への血流が低下していることから、それらの筋肉の硬くなっています。
ですので、腰周辺の筋肉にストレッチを加えることで、柔軟性を上げていく必要があります。
その方法を以下で紹介させていただきます。
左の足を前にして片ひざ立ちにする

体を前に倒して左足に体重を移動させながら両手を前につけて、20秒間、右の股関節を伸ばす

左の足を前にして片ひざ立ちにする

腰をそらしながら体重を左足に移動させ、左ひざを屈曲することで、20秒間、右の股関節を伸ばす

終了したら反対側も同じようにストレッチをする
右のひざを曲げて、右足を太ももの上に乗せて、手でひざと足首をしたから抱える

手でひざと足首の下から抱えた足を、胸の方に引き寄せて、20秒間、お尻の筋肉を伸ばす

終了したら反対側も同じようにストレッチをする
壁に右手で体を支えて、左手で足左の甲を持ち、左足のカカトをお尻近くに持ってくる

左手で持った足左の甲を後上方に持ち上げて、20秒間、太もも前面の筋肉を伸ばす

終了したら反対側も同じようにストレッチをする

年末年始は、年に一度のゆっくり楽しめる休みです。
ですので、いつもより活動量が減るのは仕方がないことです。
それによって、仕事が始まったときに起こる腰痛をなるべく早くに解消するために、今回紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もしそれでも腰痛が解消されない場合は、お近くの病院や治療院で体を整えることをおすすめします。
当院でも、今回のような腰痛に対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に腰痛への対策ブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

年末年始は、帰省を受け入れる側の方から、
「帰省してくれるのは嬉しいけどね」
「台所に立ってる時間増えるから」
「腰が本当に痛くなるの・・・」
という年末年始を迎えるにあたっての不安を、当院でもよくお聞きします。
年末年始は、ご家族が一同に集まる機会。
そんな楽しいときに、腰痛でつらい思いをするのは、たまりませんよね。
そこで今回は、年末年始に長時間、台所で調理して、腰が痛くなる理由と、疲れない立ち方について紹介させていただいます。
このブログを読んでいただくことで、腰の痛みに悩まされることはなく、帰省した家族に食べてもらうためのお料理を作れます。

一般的に、重心のバランスが取れた状態で立っているときには、実は、ほとんど筋肉のエネルギーを必要としません。
それは、バランスよく立っているときは、股関節の少しだけ後ろに重心線があります。
そのために、自身の上半身の体重によって後ろに倒れる方向に力が働きますが、それを股関節の前にある靭帯が支えます。
この体重が後ろにかかる力と股関節の前にある靭帯が支える力が、ちょうど均衡になった状態なり、ほとんど筋肉のエネルギーを必要とせず立つことができます。
台所で調理をするような、前屈みになると、股関節の少し後ろに走っていた重心線が、前に移動して、倒れないように体を支えるために、筋肉のエネルギーをつかいだします。
長時間、または繰り返しで、調理をするために前屈みになると、前屈みになった体を支える筋肉に使うエネルギーが枯渇します。
そうすると、筋肉が硬くなり、中腰で特に負荷のかかる腰の筋肉に痛みが発症してしまいます。
中腰での作業をしなければ、腰が痛くなることはないのですが、しかし、背筋を伸ばした姿勢では調理ができません。
ですので、台所で調理の際には、股関節の後方から前方に移動した重心線に対応した体の使い方が必要になります。

調理の際に、中腰になるのはさけられないです。
同じ中腰でも、前に倒れる角度が浅ければ浅いほど、重心線が前に移動する距離も短くなり、腰の筋肉の負担も減ります。
そのために一番よいのは、ご自身の身長に合ったキッチンを使うということです。

使いやすいキッチンの高さに計算式は、
(身長÷2)+5センチ
です。自身の身長に合ったキッチンであれば、中腰の角度が最小限で抑えることができます。
しかし、一般的に、台所の高さは、日本工業規格によって、80センチ、85センチ、90センチ、95センチに定められていますので、なかなか、身長に合わせたキッチンにするのは難しいかもしれません。
ですので、調理中の中腰で腰が疲れにくい立ち方を以下で紹介させていただきます。
調理中は、両足を横にそろえた状態でおこなうことが多いかと思います。
この状態では、前に移動した重心線を支えるために、腰だけではなく、お尻や太もも裏にまで負荷をかけます。

調理中に腰が疲れにくい立ち方をするには、実は、
ひざの使い方
が重要です。
ひざの頭を軽くキッチンの体の前にある壁に触れるようにします。

そうすることで、前に移動した重心線上に、足を置くことになり、腰など体の後方だけで支えていた体を、前方から支えることができます。
結果、腰への負担が減り、調理で体を前に屈める時間が長くなっても、腰が疲れて痛くなることが軽減できます。

患者様に正月での出来事をお聞きすると、「来てうれしい、帰ってうれしい」のフレーズをよくお聞きします。
それだけ、心を尽くして居心地がいい状態でいてもらうために、動かれているのだと思います。
ご家族が帰省中に、受け入れる側の方が調理をする際に、腰が痛くなることを防ぐために、今回のブログがお役に立てれば幸いです。
また、正月が明けて、しばらく休んでも腰の痛みが取れないようでしたら、体のメンテナンスも兼ねて、お近くの治療院でお体を整えられることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みに対しての治療をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
そのほかに家事に関する体の使い方のブログを書いておりますので、今回のブログと合わせてそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

ネットで買い物をされる方の利用率は、コロナ禍がおさまりつつある今年も伸びているという調査の結果がでています。
特に、この年末は、昨年よりも利用率が高く、運送会社が軒並み配達が遅延する可能性があることをアナウンスしています。
そうした状況で、宅配した際に自宅に住人が不在でも、玄関先に荷物を置いて届ける「置き配」の文化も一般的になってきました。
この文化は、再配達しなくてすむ宅配業者にとっても、再配達を連絡する手間が省ける受け取る側にとってもメリットが多いです。
しかし、宅配された箱を家に運びこもうと、何気なく持ち上げた時に、腰を痛めてしまったことをよくお聞きします。
そこで今回は、宅配された箱を持つ際に腰を痛めてしまう理由と、腰を痛めない荷物の持ち方を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年末に荷物が届き、家に運びこむ際に、体を痛めることなくすごすことができます。

宅配される1個の荷物の平均重量は、約11キログラムという統計がでています。
何気なく持ち上げるには、宅配の荷物が11キログラムだった場合は、結構、重たいです。
荷物を持つ際に何気なく持ち上げた時の動作をお聞きすると、足を伸ばしたまま腰を前に折り曲げる、いわゆる
「中腰」
の姿勢で荷物をつつかみ、そこから体を起こして持ち上げる方が多いです。
この「中腰」という姿勢は、立っている時より、
1.5倍の負荷
が腰にかかることが研究で報告されてします。
そうした負荷のかかる姿勢で、荷物を持ち上げた結果、腰の関節の炎症や筋肉の損傷を起こし、腰痛を引き起こしてしまいます。

荷物を持ち上げる際には、いくつかの注意事項やコツがあります。それらを以下で紹介していきますので、参考にしてください。

厚生労働省によると、常時、ものを持つ際に、腰痛にならない、機械や道具を使わずに人間の力のみで取り扱う目安の重量は、
・満18歳以上の男性の場合は、体重の40%以下
・満18歳以上の女性の場合は、体重の24%以下
とされています。
例えば、日本人の40歳代の平均体重は、
男性が72キログラム
女性が56キログラム
ですので、腰痛を引き起こさないためには、一度に持つ荷物の重量を、
男性が29キログラム以下
女性が13キログラム以下
とする必要があります。
このように、ご自身の体重に、男性なら0.4、女性なら0.24をかけ算して、ご自身が腰を痛めない荷物の重量を把握してください。

荷物を持つ際に、腰を痛めないように正しいフォームで行うことをおすすめします。
その方法は簡単です。
①荷物を持ち上げる際、荷物に対して体の斜め前に、ファイティングポーズで立ちます。

②背筋を伸ばしたまま、ひざを曲げて段ボールに近づきます。そして右利きの場合は、荷物の左下と右上を持つようにします。

③そこから体がぶれないように、上半身全体を荷物を密着させて、囲い込むように、垂直に立ち上がります。

このように、荷物を何気なく中腰の姿勢から手だけで持ち上げるのではなく、荷物を対角で持血。荷物を体に密着させて、ひざを使ってたちあがることで、最も効率的に重い荷物を持ち上げることができます。

荷物を運ぶときは、正面で持たないようにします。
正面で持って運ぶことで、荷物の重みで姿勢が前に倒れる力が働くため、背中や腰に負担がかかります。
また、荷物が体の正面にあることで、歩行のリズムが崩れ、股関節や骨盤の動きに影響がでます。

「腰を痛めない荷物の持ち上げ方」で、荷物を持ち上げたとき、右利きの人は、荷物がファイティングポーズで前にでた右の骨盤の出っ張りに引っかかる位置します。
持ち運ぶときも、この位置をキープし、右の骨盤の出っ張りに荷物を引っ掛けて、左手を荷物の手前の後ろで左下、右手は脇をしめて、荷物の前で右上にもちます。
つまり、荷物を運ぶときも、荷物を持つ手の位置が対角線上になるようにすると、安定して運ぶことができます。

何気なく荷物を持って腰を痛めたばかりの時は、慎重に持ったり運んだりします。
しかし、痛みを忘れると、ついつい雑に荷物を持ち上げて、後で後悔することはよくあります。
今回、紹介したような荷物の持つ時の注意事項やコツを、自然とクセを付けていただいて腰痛を予防していただけるようになれば幸いです。
それでも、荷物を持ったときに腰の痛むようでしたら、お近くの治療院で、体を整えることをおすすめします。
当院でも、荷物を持ち上げるたびに、腰に痛みがある方への施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他の腰痛に関してのブログを書いておりますので、ご参考になれば幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広