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階段転倒のリスクとその対策:安心して階段を昇降するために

2023.12.22 | Category: 予防,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,立ち方,階段

 

自宅の階段が、ちょっと階段で足を踏み外しかけて、ヒヤッとしたことはないですか?

階段は住宅の中で、最も事故が起こりやすい場所です。階段から転倒したことが原因で死亡された方は、年間で約1500人ものぼります。

そこで今回は、自宅の階段で転倒事故を起こす理由とその対策を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、自宅の階段の上り下りをストレスがなくできます。

 

 

 

階段の上り下りの際に動作がスムーズにできない理由

 

階段での事故の原因は、

 

・足を滑らせる

・足を踏み外す

・足を引っかける

・バランスを崩す

・他の人とぶつかる

 

などです。

階段を下り中に転倒する方が、階段を登っているときに転倒した際よりも、ケガの程度がひどくなる傾向があります。

こういった階段での事故を起こすのは、身体的な面にも理由があります。

 

身体的な理由その1

階段での動作は、不安定を伴うことから、バランスが必要になります。

体がバランスをとるために、主に3つの器官から情報を集めます。

それは、

 

・眼 

・耳 

・筋肉

 

です。これらの器官の機能が低下する、もしくは、階段の環境が悪いことから働きずらい状況があると、階段でスムーズに動作にできません。

 

身体的な理由その2

階段の上り下りで使われる足の筋肉は、全体にある筋肉の6〜7割が集中しています。

つまり、足の筋肉が低下したり、柔軟性がなくなることで、階段での動きが悪くなります。

こういった理由を踏まえて、対策を立てる必要があります。

 

 

 

階段でのトレーニングは基礎体力をつけてから

 

今回のテーマと話がそれるかもしれませんが、階段の上り下りは、体を鍛えるためのトレーニングとして良いということをテレビや雑誌でいわれています。

ただ、階段の上り下りは、体重の7倍の負荷がひざにかかる運動です。

負荷が大きい分だけトレーニング効果が高いのですが、それ以前に、その負荷にたえれる基礎体力が必要です。

当院でもよくテレビで見たからと、階段の上がり下りのトレーニングをなさって、結果、体を痛めてしまい来院されることがよくあります。

階段は前章でも述べましたが、転倒リスクも高い場所ですし、いきなり階段の上がり下りによるトレーニングではなく、まずは平地でウォーキングをおこなってみてください。

平地で歩くだけでも、ひざには体重の3倍の負荷がかかりますし、安全で、なおかつ体をバランスよくトレーニングができます。

もし、ご自身のお体が、階段の昇降トレーニングができるかどうか判断に迷われるようでしたら、医療関係者やトレーナーといった専門の方に相談してみてください。

 

 

 

階段での事故を防ぐ対策

 

階段での事故が起こる理由から考えれば、それを防ぐには、身体の能力を上げるのが良いのですが、すぐにできるものではありません。

ですので、すぐにできる階段での事故への対策を以下で紹介させていただきます。

 

階段の環境を整備する

階段をスムーズに上がり下りするためには、階段の環境を整備する必要があります。

その項目として、

 

・階段には手すりを設置する

・階段には天井や足元に明るい照明をつける

・階段につまずきそうな荷物を置かない

・靴下やスリッパをはいての階段の上り下りは滑りやすいので、できるだけ避ける

・階段に滑り止めをつける

・階段を上がり下がりする際は片手は必ず空けておく

 

 こういった階段の環境整備をすることで、階段を登ったり降ったりする際のバランスをつかさどる、目や耳や筋肉が働きやすくなり、転倒を予防できます。

 

階段の上がり方

 

階段をスムーズに上がる方法は、

 

・左右の足が着地する位置を骨盤の幅より外側にする

・足の裏全体で着地する

・骨盤や腰で足を引き上げる

・骨盤を引き上げると同時に背骨をしなやかに足を上げた側に曲げる

・頭の位置は体の中心にキープする

このように意識すれば、足の筋肉だけに頼らず、体全体で階段を登れます。

最初は、難しいかもしれませんが、なれてくると楽に上がれるようになりますので、お試しください。

 

階段の降り方

階段を下る方法は、階段をあがるときと同じ意識に加えて、

 

・つま先から下ること

 

を意識してください。

この方法で降りると、体が安定して、階段を降りることができます。

特に階段の下りは、体への負荷が大きいので、手すりで体を支えながらで結構ですので、この方法を試してみてください。

 

 

 

まとめ

 

当院の患者様の中でも、階段から落ちて、幸い骨折はしなかったものの、首や背中の痛みが発生して、後遺症で苦しんでおられた方もいらっしゃいました。

冬は、分厚めの靴下をはいたり、床が乾燥して、階段で滑りやすい季節です。

階段での事故を未然に防ぐためにも、今回のブログが皆様のお役に立てれば幸いです。

それでも、階段が昇降が不安であるのでしたら、お近くの治療院で体を整えることで、身体の機能を上げていくことをおすすめします。

当院でも今回のブログで取り上げた内容のようなお悩みの方への施術をおこなっておりますので、ご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

階段を昇降を安全にスムーズにするためには、今回の対策のほかに、時間がかかりますが、体力のアップも必要です。

体力を上げるための運動としては、ウォーキングが最も適しています。

そのウォーキングについての注意点と方法に関するブログも書いておりますので、そちらの方もご参考になれば幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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