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9月, 2018 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

「ご高齢者の転倒の原因とその予防法」

2018.09.29 | Category: 予防

台の上にのって棚の上のものをとろうとしたときに、バランスを崩して転倒し足を骨折。それ以来、膝の動きが悪なり、立ち上がりや歩行・階段の上がり降りに支障がでて困っているというご相談を受けました。

 

80歳女性の方でお一人暮らしをされているということで、お話を色々うかがうと、

 

「身体のことで、息子に迷惑かけたくない」

「洗濯や掃除をテキパキやりたい」

「身体のことに不安を感じず、お芝居を観に行きたい」

 

などなど、治すことへのモチベーションが高いので、答えなければと治療に熱がはいります。

 

しかし“転倒”というのは、ホントに後々まで身体や心に影響をあたえます。

 

私の経験でも、2・3ヶ月かけて整えた身体が、一回の転倒でここまで崩れてしまうかと驚いてしまうことが何度もあります。

 

これは転倒による打ち身や衝撃とともに、身体を守ろうと緊張した状態が続くためでもあります。

 

また心理的にも一回転んでしまうと、また同じことをしてしまうのではないかという恐怖心で、外出ができず引きこもってしまう場合もあります。

 

転ばないようにするためには、杖や押し車を使い、高いところには登らないといった工夫や注意が必要です。ただ“転ぶ”ということは、思いもかけない状況でやってしまいます。

 

そこで今回は、年齢が上がるにつれ転倒が多くなるという統計がでていますが、どうしてそうなるのか、転倒予防はどうしたらよいのかを紹介させていただきます。

 

これを知っていただくことで、転ばないためにはどうしたらよいのかわかり、当たり前のことを当たり前にできる生活を守ることができます。

 


年齢が上がるにつれ転倒が多くなるのは、

 

①バランス能力の低下

②筋力の低下

③骨・関節の病気(骨粗しょう症・変形性関節症・脊柱管狭窄症など)

 

からきています。

 

これは“ロコモティブシンドローム”、和訳すると“運動器症候群”といい、運動器の衰えによるものです。

 

この症状の方は、全国でおよそ4700万人、50歳以上では約7割の方が該当されているか予備軍だとされています。

 

“運動器”というのは、

 

「骨」⇒身体を支える

「筋肉」⇒身体を動かす

「関節」⇒身体を動かす

「脳・脊髄」⇒身体の動かすことを命令する

 

というもので、このうちどれか一つでも支障があれば、転倒しやすい危険性があります。

 

この運動器の衰えによるロコモティブシンドローム(運動器症候群)は高齢化社会において、非常に大きい影響をあたえています。

 

「要介護」「要支援」という、お一人では生活困難でヘルパーさんの手伝いがいる方が、そうなってしまった主な原因として、昔は「脳梗塞」でした。

 

しかし現在では脳梗塞の治療法も進み予防法の浸透してきたため減少傾向にあります。

 

それにかわり注目されている原因として、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)なのです。

 

運動器の衰えにより、外出するといった活動が低下・骨が弱くなる事で骨折をしやすくなる・関節の変形などから、“寝たきり”とつながり「要介護」「要支援」が必要となるという悪循環を引き起こします。

 

転倒防止も含めその負の連鎖を止めるためにも、運動器の衰えへの対策は必要となります。

 

また、“健康寿命”という言葉があります。自分のことは自分でおこない健康に生活できる年齢のことです。

 

平成22年の厚生労働省による健康年齢の統計では、

 

男性の健康年齢 約70歳

女性の健康年齢 約73歳

 

つまり、男性でしたら70歳以降・女性でしたら73歳以降、それまでのような健康的な生活ができなくなる可能性があり、その原因となるロコモティブシンドローム(運動器症候群)から、転倒しやすくなる身体となる可能性が高くなるため、予防が必要となります。

 

 


【検査】

ご自身がロコモティブシンドローム(運動器症候群)であるかどうかは、

 

①片足立ちで靴下がはけない

②家の中でつまずいたり滑ったりする

③階段をあがるのに手すりが必要

④横断歩道を青信号で渡り切れない

⑤15分くらい続けて歩けない

⑥2キログラム程度の買い物をして持ち帰るのが困難である

⑦家で掃除機を使用するときや布団の上げ下ろしなど、やや重たい仕事が困難である

 

この①~⑦の一つでも該当すれば、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)であり、転倒しやすい身体である可能性があります。

 

基準としてはかなり厳しく、若年者でもできない方が多いかもしれませが、反対に言えばできるようでしたら、まだまだお身体は元気ということですし、①~⑦のことができることを目標に運動をしていただければと思います。

 

【運動】

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)による転倒予防として、バランスや筋力強化の運動をおこないます。

 

一日10分ほどの運動なので、テレビを見ながらでもけっこうですので、ご自身の状態に合わせてやってみてください。

 

①目を開けて片足立ち

(目的)身体のバランスと骨の強度をきたえるため

▶転倒しないように必ずつかまる場所があるところでおこなう

 

▶目を開けたまま床から5㎝ほど片足をうかせる

▶指や手で支えながらおこなってもよいです

▶この状態を1分間キープする

 

▶左右の足で各1分間を1回

▶1日3回おこなう

 

②スクワット

(目的)足の筋力強化

▶転倒予防のため、机に両手をついてイスを後方に用意してください

▶両膝と肩幅を同じぐらいに開き、足先はカカトより30度外へ開きます。

 

▶膝がつま先より出ないように沈み込みます

 

▶上記のように中腰がとれないようでしたら、イスに座った状態から

 

▶机に手をつき、膝がつま先よりでないように身体を上に持ち上げます。

 

▶5~6回おこなってください

▶1日3回おこなう

 


運動器である骨・筋肉・関節・脳脊髄の機能低下が、転倒をひきおこすことを記述してきました。

 

基本、運動器は使わなければ、身体の方がもう支えなくていいのだと運動器が勝手に解釈して、各器官が弱くなり転倒へもつながります。

 

しかし、いくら転倒予防のためとはいえ、年齢が上がると身体を鍛えても効果がないと考えがちです。

 

私は剣道をしていますが、70歳代・80歳代の剣道の先生はざらにおられますし、また強い!90歳代で試合にでておられる先生もいらっしゃいます。

 

生涯意欲をもって身体を動かすと、このような年齢の重ね方ができるのかと私にとって目標になります。

 

こういう実例もありますので、「転ばぬ先の杖ならぬ運動」ということで、身体を鍛えて転倒予防を実践してみてください。

 

 

 

それでも転びやすい状態が続くようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。身体のバランスを整え、安定した身体になるようお手伝いさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


ご予約は、電話番号 079-490-5955 よりお願いいたします。

ネット予約は、ホームページよりお取りください。https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/

治療中のため、電話にでられない場合もございます。折り返しお電話させて頂きますので、お手数をおかけしますが、お名前とお電話番号を留守電へお願いいたします。

完全予約制となっております。事前に電話もしくはネットにて、ご予約をお願いいたします。

【診療時間】
月曜日~土曜日 11:00~21:00
日曜日     13:00~19:00
休診日     火曜日

講習会などの為、臨時で休診させていただく場合もございます。お電話にてご確認のほど、よろしくお願いいたします。

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「首の痛み・肩こりを防ぐ“枕”の選び方」

2018.09.28 | Category: 肩こり

“枕”といえば、奈良県吉野にある「脳天神社」をお参りしたときのことでした。

 

この神社は「脳天」というその名の通り、脳梗塞・学業といった“脳”にまつわることに関してご利益のある神社です。

 

私は向かっている最中に胸が締め付けられる感じを受ける場所だったので、結構なパワースポットだと思います。

 

その神社でお札やお守りとともに、睡眠にも神社としてのご利益があるということで“枕”も売られていました。

 

とうとう神様も睡眠に関してのお願いも多くなったことから枕にまで手をだされたかと、おもわず感心したという思い出があります。

 

という話はさておき、首の痛みや肩こりが普段からひどくて、寝つきも悪ければ寝起きもどうもすっきりしない。そんな時に、

 

「枕があっていないかも・・・」

 

と考えてしまうことはないですか?

 

枕を購入するときは、機能性よりデザインや色を決め手に買ってしまいがちです。

 

一時期、高級低反発枕が流行ったり、オーダーメイドの枕が注目されたりもしましたが、一般的にはそのような枕を持っておられる方の方が少ない。

 

そこで今回は、首の痛みや肩こり予防してくれる枕の選び方についてご紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、ご自身の身体にあった枕を選ぶ基準がわかり、またご自身の身体にあった枕を作ることで、首の痛みや肩こりを軽減することができるようになります。

 


首の痛みや肩こり予防してくれる枕の選ぶ基準として私の意見としては、

 

「首を優しく支える枕」

 

です。

 

枕というのは頭をのせるものではないの?と思われるかもしれません。

 

確かにそうなのですが、睡眠時に枕を使うのは「首を休ませる」ということが目的なのです。

 

頭の重さは通常4~5キログラムあります。重さ的にはだいたいスイカを常に首の上にのせている感じです。

 

日常生活で上や下・横へ頻繁にそんな重たい頭を動かすと、それを支える首や肩周りが疲れてしまいます。

 

ようやく寝るときに、頭の重さを床に預けることができるはずです。しかし枕で頭だけ乗せてしまうと、首筋と床との間に隙間ができ、首が宙づり状態になります。

 

そうすると首の形状を保つために、首から肩の骨・筋肉・靭帯に負担がかかり、目が覚めたときには首の痛みや肩こりがひどくなってしまうのです。

 


首の痛み・肩こり予防の枕となるための目安として、

【自然に立った姿勢をキープできる枕】

普通に立った時に首の骨は、前へ緩やかにカーブをえがいています。これは身体にとって自然で負担が少なく機能的な状態です。その状態で支えてあげることが、首や肩回りに負担をかけないことになります。

ですから、

 

「自然に立った姿勢の状態で横になる」

 

ことが理想になります。

 

 

枕が高すぎて首が前に倒れた状態や、顎が上がってしまうほど低い枕ですと、首の骨のカーブが不自然となり、血管や神経・筋肉に余分な負担をかけてしまいます。負担をかけてしまうことで、首の痛みや肩こりだけでなく、いびきや高血圧を引き起こしてしまう場合もあります。

 

体形によって立ち姿は違いますので、枕に頭を置いて自然に立った姿勢の状態で横になっているかどうかの確かめ方として、

 

①枕に頭をのせて寝る

②その状態で真横から写真を撮る

③普段の立った状態を真横から写真でとる

④撮った②と③の写真を比べる

⑤比べてみたときに、立ち姿と寝ている姿が同じであるなら、首の痛み・肩こり予防となる枕となります。

 

【隙間を埋める枕】

先ほども記述しましたが、首を休ませるためには首筋の隙間を埋める必要があります。そのためには、

①枕に頭だけでなく首ものせて安定させる

枕を使う時に、クセで頭の後ろ部分や横の部分だけ枕に当てた状態で寝ている場合があります。そうすると首筋と床の間に隙間が空いてしまいます。枕を使う時には、頭と首筋をのせることを意識して寝てみてください。

 

 

 

 

②いつも寝る体勢で隙間を埋める

普段から仰向け(上向き)で寝る場合でしたら、首筋と床との隙間を埋めるように調節してください。

普段から横向きで寝る体勢が多い場合は、首筋と床と肩幅との隙間を埋めるように調節してください。

普段からうつぶせ(下向き)で寝る体勢が多い場合は、寝た状態で、自然に立った姿勢の状態を再現することが難しい寝る体勢です。首を真横にキープして向けることは、首の痛みや肩こりの方にはオススメできないので体勢の寝方です。どうしてもという場合は、胸の下にクッションを入れ、それより若干低い枕を合わせてみてください。多少は首・肩への負担がへります。できれば、上向きか横向きの体勢で寝る習慣をつけてください。

 

【枕の大きさと素材】

成人は、6時間前後の睡眠の内、寝返りを20~30回うちます。小さい枕ですと、寝返りをうつと枕が外れてしまい、首・肩に負担がかかってしまいます。身体の大きさによって違いがありますが枕の大きさとしては、

 

「横幅60~70センチ×奥行40センチ以上」

 

を目安に選んでみてください。

 

また、枕の素材はウレタンフォーム・ポリエルテル綿・フェザー(羽毛)・パイプ・そば殻など色々ありますが、柔らかすぎる素材以外でしたら基本的にはどれを選んでもらっても大丈夫です。

 

枕の素材選びのもう一つのポイントは、中身を出し入れできる素材を選んでください。

 

その理由としては、お店で使ってみてしっくりすると思って買ってみても、実際に家で一晩使うと合わない場合があります。

 

そんな時は、枕の中身を出し入れしてしっくりくる状態を調節してみてください。

 

枕の中身の調整に関しては、私自身の四苦八苦した経験があります。私が今現在使っている枕は、ストロー状のプラスチックを輪切りにしたパイプです。使っている現状に不満はなかったのですが、長年使っているので衛生上のこともあるので枕の中身を新しいパイプと入れ替えました。入れ替えたその晩から、枕が全然頭や首にフィットせずに、眠りにくくなってしまったのです。枕の中身のパイプを出し入れして調整するのに、しばらく時間がいりました。

 

という経験から、中身を調整して身体にフィットするまで時間がかかりますので、根気強く調整をおこなってみてください。

 

 


首は体の中でも非常に繊細で、しかも非常に重要な機能が集まっている場所です。枕で優しく支えて休ませてあげることで、首の痛みや肩こりだけでなく、体調を整えることにもつながっていきます。

 

お店に行くと枕の種類は豊富にありますので迷いますが、今回のブログで書いた枕選びの条件を踏まえて、吟味して選んでください。

 

 

 

枕を変えても首の痛みや肩こりが軽減できないようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。首の痛みや肩こりを軽くして、快適な睡眠・快適な生活が送れるようにお手伝いさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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「腰痛にやさしいマットレスの選び方」

2018.09.27 | Category: 腰痛

毎朝、目覚めて布団から起きるとき、きつい腰痛を感じてしまうと、

 

「マットレスがあってないのかな?」

 

と考えられ、ご相談いただくことがあります。

 

健康的に過ごすための生活の基本は、「食事」「運動」そして、「睡眠」です。

 

その生活の基本である「睡眠」を、1日の内6時間前後マットレスの上ですごすことを考えますと、見直すことも必要かもしれません。

 

しかしいざ選ぶとなると、テレビの通販やネット販売では、色々なマットレスが販売されていますし、実際に家具屋の展示場に行って、あちこちのマットレスで寝転んでみてもどれがいいのかわかりませんよね。

 

マットレスは価格的にもなかなかのものですし、一度買うと数年は使いますので、慎重に選びたいところです。

 

そこで今回は腰痛対策になるマットレスの選ぶ基準についてご紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、睡眠中に腰にかかる負担をやわらげ、腰痛予防となるマットレスを選ぶことができます。

 

 


腰痛予防となるマットレスを選ぶ基準はずばり、

 

「寝返りがうちやすいマットレスを選ぶ」

 

ことです。

 

寝返りは身体がゴロゴロと動き回るので、寝返りが多いとあまり眠れていないように思われがちですが、良い睡眠にとっては不可欠なものなのです。

 

健康な赤ちゃんや小さいお子さんの寝返りはどうですか?かなりひどいといってもいいほど動き回りますよね。

 

これは子供の時にしかでない、体温調節や身体に痛みを与えないようにするためなど身体を守るための原始的な反射によるものです。

 

大人になるとその反射は消失しますが、それでも6時間前後の睡眠で20~30回寝返りを打ちます。ちなみに、子供は1時間に平均20回も寝返りをうちます。

 

寝返りをうたなければ、一晩中マットレスがふれている身体の部分が、自身の重みで圧迫されます。圧迫され続けることで、その部分にある筋肉や血管・神経にダメージをもたらし、身体に不調をきたします。

 

では寝ているときにどの部分にどれだけ圧がかかっているのかをみていくと、仰向けで寝ているときに、頭・肩・腰・足へかかる圧力は、

 

 

ということになり、特に腰に全体の半分近くの圧力がかかっていることがわかります。

 

先ほど寝返りは身体の一部分が集中的に圧迫されることを防ぐ役割があると書きましたが、寝返りすることは腰への集中的な圧を避け、寝ている間に腰痛にならないためにも必要ということになります。

 

その他には、寝返りは睡眠に入る深さのスイッチとなることや、体温や寝床の中の温度・湿度調整となることで、睡眠の質も上げることができます。

 

 


寝返りの必要性をあげていきましたが、寝返りを実際にうちやすいマットレスを選ぶ基準は3つ。

【適度な弾力があるマットレスを選ぶ】

ソファーで長い時間寝ると腰が痛くなりますよね。これは腰の部分が落ち込んで、横から見るとVの字となり寝返りがうてないためです。そうなってしまうような柔らかいマットレスは避けてください。

 

フローリングなどで何もひかずに寝ると、頭や肩・お尻など身体から出っ張っているところが、全く沈み込まず身体が浮いてしまうと、出っ張った部分ばかりに圧がかかり身体が痛くなりますよね。そうなってしまうような硬すぎるマットレスは避けてください。

 

柔らかすぎず硬すぎず、適度な弾力があるマットレスを選びましょう。

 

余談になりますが、折り畳みベットの寿命は1~2年ほどです。折りたたまれる真ん中の部分は弱く、時間とともに下へ落ち込んできます。いくら良いマットレスを変えても、土台のベットがV字状態になってしまうのであれば、寝返りも打ちづらく腰痛を引き起こしてしまいます。土台となるベット本体の見直しもあわせておこなってみてください。

 

 

【実際に体感してマットレスを選ぶ】

適度な弾力といっても人それぞれかもしれません。適度な弾力のマットレスを選ぶには、実際にマットレスに寝転んでみて、

 

①仰向けに寝たときに腰は痛くないのか?

②背中は浮いていないか?

③身体の一部分に対圧がかかっていないか?

④楽に姿勢が変えられるか?

⑤横向きに寝たときに身体は痛くないか?

⑥普段寝ている姿勢をした時に身体は痛くないか?

 

という体感ができるマットレスを選んでください。

 

また、マットレスの弾力性にも寿命があります。購入から5年ほど過ぎているのであれば、ご自身が使ているマットレスに改めて寝転んで、①~⑥を確認してみてください。

 

 

【適度な幅のあるマットレスを選ぶ】

部屋の広さを考えて、マットレスに占領されるスペースを抑えるために、マットレスのサイズを小さくしてしまう場合があります。マットレスのサイズが身体にあっていないと、寝返りが打てなくなります。

 

病院勤務されていた先生が、救急用の幅の狭い診療台で昼寝をしていた時に、寝返りを打つと落ちてしまうので寝返りが打てず、起きたときには腰痛がひどくなったという体験談を聞いたことがあります。

 

安心して寝返りするには、ある程度の“幅”が必要です。

 

寝返りをするためのマットレスの横幅基準としては、

 

「肩幅+70センチ」

 

です。

 

縦幅は195センチが標準となっていますので、横幅を基準としたマットレスサイズとして、

 

シングル   →横幅97センチ

セミシングル →横幅120センチ

セミダブル  →横幅140センチ

クィーン   →横幅160センチ

キング    →横幅180センチ

 

という種類に分かれますが日本人の平均肩幅で計算すると、

 

男性の平均肩幅45センチ+70センチ=115センチ

女性の平均肩幅40センチ+70センチ=110センチ

 

ということになりますので、余裕をもって寝返りを打つサイズとして、

 

お一人用ならセミダブル

お二人用ならクィーン

 

が推奨サイズです。

 

もう少し突っ込んで言いますと、寝るときは隣にだれもいない状態で、一人で寝ることをお薦めします。

 

いくら幅が広くなっても、夫や妻やペットがいると譲ってしまい寝返りが自由に打てません。子供さんがいる場合には、できるだけ早くひとりで寝るように導いてほしいところです。

 

また、マットレスの上に荷物を置いておくのも、寝返りの妨げになります。マットレスを購入すると同時に、睡眠の環境づくりも一緒に考えてみてください。

 

 


フィギアスケートの元オリンピック代表の浅田真央さんが、海外遠征にももっていくと宣伝されたマットレスが爆発的に売れた時期がありました。

 

確かに科学的にも素材的にもいいものなんでしょうが、万人に合うというわけではありません。

 

実際私は、マットレスからマイナスイオンがでてヒーターまでついている布団メーカー一押しのマットレスを借りて寝たことがあります。そのお値段はなんと20万円!しかし寝ているとなぜか気分が悪くなって、私には合わないマットレスでした。

 

値段や情報だけで判断せず、通販やネットによる取り寄せでなく、実際にご自身で体に合うかどうか試して購入を決めてください。

 

その時の基準として、今回のブログがお役に立てることができれば幸いです。

 

 

 

マットレスを変えても腰痛がなかなか解消されないのでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。気持ちよく朝が起きられるようにお手伝いさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修

 


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「サプリメントは膝の痛みに効くのか?」

2018.09.26 | Category: 膝の痛み

「グルコサミンとかコンドロイチンってホントに膝の痛みに効くの?」

 

というサプリメントに関しての質問をよく受けます。

 

ここ数年来、「グルコサミン」「コンドロイチン」「ヒヤルロン酸」というカタカナでややこしい成分名を覚えられるほど、テレビで繰り返し宣伝され、膝の痛みに効くというようなイメージが定着しています。

 

膝の痛みでお悩みの方は、効くなら飲んでみたいという思いを持つのは無理ないと思います。

 

そこで今回は、「グルコサミン」「コンドロイチン」「ヒヤルロン酸」といった成分が膝の痛みに本当に効くのかどうかを検証していきます。

 

このことを知っていただくことで、膝の痛みに対して「グルコサミン」「コンドロイチン」「ヒヤルロン酸」成分が入ったサプリメントを購入するかしないかを判断することができます。

 


私の意見ではずばり、

 

「グルコサミン」「コンドロイチン」「ヒヤルロン酸」入りのサプリメントを飲んでも膝の痛みには、ほぼ効果がない

 

です。いきなり身も蓋もない言い方になりましたが、これは私の治療経験からの意見でもあり、生理学・生化学といった身体に関する科学的な観点からの意見でもあります。

 

膝の痛みを訴え来院された方の中でも、「グルコサミン」「コンドロイチン」「ヒヤルロン酸」入りのサプリメントを飲んでいる方がいらっしゃいます。

 

効果はありますか?と質問させていただくと、9割9分「効かへん」・「わからへん」・「治らへん」という答えが返ってきます。

 

「グルコサミン」「コンドロイチン」「ヒヤルロン酸」入りのサプリメントを飲んでも効果がでないのなら、身体にとって必要ない成分かといえば、そうではないのです。

 

身体にとっては、「グルコサミン」「コンドロイチン」「ヒヤルロン酸」は重要で必要な成分です。それがなぜサプリメントとして飲んでも膝の痛みに効かないのかを解説していきます。

 

 

【栄養が届きにくい部分のため】

よく膝の痛みに関して、整形外科でレントゲン検査をしても立った結果、言い渡されるその原因が、

 

「軟骨がすり減っているから」

 

といわれることが多いです。

関節にある軟骨は「関節軟骨」とよばれ、水分をたっぷり含んだスポンジのようなもので、硬い骨と骨がぶつかって壊れないように骨の表面をおおい、クッションの役割をしてくれます。

 

関節軟のをイメージしてもらうには、鶏の手羽先を食べたときに、骨の関節部分の表面を触ってみてください。関節の表面はつるつるに磨かれた作りになっています。人間の関節の表面も同じような状態です。

 

その関節軟骨は、「軟骨細胞」とその周りを囲む「Ⅱ型コラーゲン」「ヒヤルロン酸」「コンドロイチン」「グルコサミン」「プロテオグリカン」などから構成されています。

 

骨折をしても骨本体は修復されます。これは血管やリンパ管が骨折している部分に直接のびていき、修復のための栄養を届け、骨細胞が増えて治っていきます。

 

しかし関節の表面にある関節軟骨には、血管やリンパ管が通っておらず細胞分裂もおこなわれません。

 

ということは関節軟骨が、衝撃や摩擦で壊れると修復に必要な材料が血管から直接損傷部分に運ぶことができないので、修復が困難となります。

 

膝の関節軟骨を修復する成分は、関節を覆う袋の内側にある「滑膜」から染み出てきます。

 

「滑膜」からでた膝の関節軟骨を修復する成分は、関節を覆う袋の中にある「滑液(関節液)」という水分を通して供給されるため、損傷している部分には届きにくい。

 

つまり、つまり、グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントを飲んでも膝の痛みに効果がないのは、

 

 

「グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントを飲んでも、膝の痛んだ部分に直接運ぶルートがないため」

 

ということになります。

 

 

【サプリメント成分が分解されるため】

例えば、筋肉成分である赤身部分の牛肉をたくさん食べただけでは、赤身部分の牛肉がそのまま筋肉になるようなことはありません。

 

肉だけ食べたら筋肉に入れ替わることになれば、スポーツ選手はトレーニングをせずに肉だけ食べているはずです。

 

そうならないのは食べたものが、胃や腸で細かく分解されて最小単位の状態となって、色々な身体を構成するための材料になるためです。

 

グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸を作っている原料は「糖」です。

 

反対に言うと、グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントを飲んだとしても、胃や腸で物質(分子)として最小単位の「糖」にまで分解され、腸の吸収する通路に入っていきます。

 

胃や腸で分解されないグルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸は、物質(分子)として大きいため、腸の吸収する通路に入ることができず、便になって外へ排出されます。

 

つまりグルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントを飲んでも、そのままの形で吸収され関節軟骨に届けられることはないのです。

 

では、たとえ「糖」にまで分解されてもサプリメントをとることで、グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸を体の中で再生産するための材料を提供しているので、膝の関節軟骨の成分を作る後押しできるのでは?と思われるかもしれません。

 

人間の一日取る「糖」は、300~400グラムといわれています。グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントは、一日1~2グラムほどしかとりません。これは全体の「糖」摂取量に比べて微々たるものなので、関節軟骨成分を作るためだけの材料提供としての影響力はないに等しいとされています。

 

つまり、グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントを飲んでも膝の痛みに効果がないのは、

 

「グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントを飲んでも、胃や腸で分解されて膝の痛んだ部分にそのままの成分で運べないため」

 

ということになります。

 

 

【あくまでも補助食品であるため】

東京大学の研究で、50歳以上の男性54%・女性75%に関節症状がでている報告がされています。

 

それだけ多くの人に関節症状がでているにもかかわらず、あれだけ関節の痛みに効くとイメージされているグルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントは、薬としての扱いを受けていません。なぜなんでしょうか?

 

効果の面から言えば、膝の軟骨を取り出して、シャーレの中で増やし、グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸に浸すと軟骨は増えると報告されています。しかし先ほど記述しましたが、グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸を飲んだとしても、そのまま成分として膝には届きませんので薬としての役割は期待できません。

 

実際、アメリカのリウマチ学会の研究発表では、グルコサミンを飲んでも膝の痛みへの効果はないと報告されています。

 

でも、テレビのグルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントが膝の痛みに効くって宣伝している!と思われるかもしれません。

 

よくよく宣伝をみてください。「痛みに効く」「治る」とは言っていません。

 

宣伝に登場する人は、

「これを毎日飲んでいると、調子がいい!」

宣伝文句は、

「散歩や山登りなどの運動を楽しみ方にオススメ」

更に端っこの方に細かい字で、

「お客様の個人の感想です」

と効果をうたいながら、効果がない場合もあるといっています。

 

ここまで書いてしまうと少々意地悪感がでてしまいますが、わたしが言いたいことは、作っている企業側も効果に自信を持っているわけでなく、宣伝にふりまわされないようにしてほしいということです。

 

つまり、グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントを飲んでも膝の痛みに効果がないのは、

 

「グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントは「医薬品」ではなく「栄養補助食品」という補助程度の食品のため」

 

ということになります。

 


以上のように、今現在わかっている科学の範囲では、グルコサミン・コンドロイチン・ヒヤルロン酸入りのサプリメントが膝の痛みに効くとは言い難いという結論になります。

 

“一念岩をも通す“という言葉もあります。「科学的にどういおうとも、自分には効くんや」という気持ちで納得されて飲まれる分には良いと思います。

 

というのも私が最初に「ほぼ効果がない」と書いたのは、実際に今まで長年治療に関わってきて、2人ほど効果があったと主張される方とお会いしたことがあるからです。薬用が含まれていない薬を飲んで、暗示的に効果がでるという“フラシーボ効果”かもしれませんが、実際に効果があったと訴えた方もいらっしゃったので、科学的な根拠があるからといっても全否定はできないところです。

 

膝の痛みに対して「グルコサミン」「コンドロイチン」「ヒヤルロン酸」成分が入ったサプリメントを購入するかどうかに関して、

 

「科学的には効果なしなので、基本的に購入はお薦めしません。フラシーボ効果的に効果を実感する方も稀にいらっしゃいますの、どうしても思われるようでしたら、3ヶ月と期間を決めて効果を試してみてください。」

 

ということで判断してみてください。

 

 

それでも膝の痛みに対してサプリメントの購入に迷うようでしたら『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。膝の痛みに対してご本人にとってより良い選択を提案させていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


ご予約は、電話番号 079-490-5955 よりお願いいたします。

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「ヒールによる外反母趾の原因とその対策」

2018.09.22 | Category: 足の指の痛み

ヒールをはいて外出すると足の親指付け根あたりが痛いという症状を訴えて来院いただきました。

 

ご本人は、ヒールの履きすぎによる「外反母趾(ガイハンボシ)」が原因ということを自覚されていましたので、足が痛いのにどうしてヒールをはくのですか?と質問させていただいたところ、

 

「ふくらはぎが細く見えるから」

「少しでも背を高く見せたいから」

「おしゃれしたいから」

 

などなど、女性特有の理由があるようです。そんな理由を聞いた時は、なるほどとおもわず納得してしまいました。

 

治療側から本音をいうと、ヒールをはいて歩くということは、足の先だけでなく、膝・腰・股関節などにかなりの負担を強いるので、できればデートや参観日・コンサートなど気の張る勝負所の時だけで履いてほしいのですが・・・。

 

余談ですが、同じように外反母趾による足の痛みを訴える女子高校生に将来のこともあるので靴の変更を求めました。そうすると、ウォーキングシューズのような機能性のヒモ靴は所持しておらず、デザイン性が高いヒール的な靴しかもっていないという(私にとっては)衝撃的回答をいただきました。実用性よりデザイン性が重要なお年頃のようです。

 

どうもヒールは楽しめる時期に、はいておきたい靴なのですね。

 

しかし外反母趾による足の痛みがひどくなると、せっかくヒールをはいて外出しても楽しめません。また、ヒールのはきすぎにより外反母趾がひどくなると骨が変形し、将来的に歩行障害や不安定性をもたらします。

 

逆に言うと、骨の変形が始まる前でしたら、ケア次第で間に合う可能性があります。

 

そこで今回はヒールをはくことで外反母趾になるメカニズムと予防法をご紹介させていただきます。

 

このことを知っていただくことで、より長い期間ヒールをはいて楽しむことができるようになります。

 


ヒールをはくことによる外反母趾は、

 

「女性特有の体質」+「ヒールの靴先の細さ」

 

が原因となります。

 

 

【女性特有の体質】

外反母趾は、男女比で見ると、圧倒的に女性が訴える足の指の変形症状です。

 

外反母趾を判定するときは、足の親指と関節としてつながっている(第一)中足骨という骨に対して、足の親指が外側に20度以上曲がっていることで判断できます。(正常値は10~15度)

 

外反母趾は、曲がっている足の親指やその関節に意識がいきがちですが、先ほども出てきました足の親指と関節としてつながっている(第一)中足骨という骨が、外に開いていることも原因の一つです。

 

この(第一)中足骨という骨が、外に開いてしまうことが、女性特有の体質からきます。

 

その理由としては、男性に比べて女性は関節をつなぐ力が弱く、緩みやすいためです。これはお産の時に骨盤のつなぎ目を緩め、出産しやすいようにするため、女性は関節が緩みやすい体質にできているとされています。

 

関節が緩みやすい上に、この(第一)中足骨は“土踏まず”の内側を構成するため、体重が上からかかりやすい骨です。さらに(第一)中足骨とその後ろにある内側楔状骨(ないそくけいじょうこつ)という骨とが斜めにつながっているため、外に開きやすい関節でもあります。

 

 

【ヒールの靴先の細さ】

足の裏のどこにどれほどの割合で圧がかかっているかは、

例えば6キログラム足の裏に圧がかかったとすると、

 

カカト⇒3キログラム

親 指⇒2キログラム

小 指⇒1キログラム

という割合で分散されます。

 

本来は、カカトの部分で身体の重さの半分をうけるように足はできているのですが、ヒールのカカトを支える部分が小さく、さらに高いため圧がつま先に集まります。

 

先ほど【女性特有の体質】で紹介したように、(第一)中足骨は外へ開きやすい状態になっていますので、ヒールのカカトの高さから前に圧がかかることでより開きやすくなります。

更に、ヒールの特性である細いつま先のため、本来カカトにかかるはずの圧が親指にかかり(第一)中足骨が外に開くことで、親指がヒールのつま先の形に添うように強制されます。この状態を頻繁に繰り返し保つことで、外反母趾が発症してしまいます。

外反母趾による痛みは、親指と(第一)中足骨との関節が鋭角に曲がってしまう部分が靴に擦れることで起こる“パニオン”と呼ばれる関節の炎症により発症します。

 

私は外にでたとき、職業病なのでしょうか歩いている人をよく観察してしまいます。その中でヒールをはいて歩いている方を観察すると、ガニまたになっていたり、足があげることができずやたら足音が大きかったりと、綺麗に歩いている方は少ないですね。立ち姿はかっこいいのですが・・・。実際に観察すると、足を内に占めて身体がブレないようにヒールをはいて綺麗にかっこよく歩こうとすると、結構な筋力と柔軟性が必要になのがよくわかります。

 

 

【ヒールによる外反母趾への対策】

まずは【女性特有の体質】による(第一)中足骨を外へ開くことへの対策です。

 

足の指が5本あるように、足の甲にも5本の中足骨があります。

5本の中足骨は足で体重を受ける土台になる骨です。

 

その5本の中足骨が連結し束なると、土踏まずげ形成され体重を受けるクッションが形成されます。

 

逆に5本の中足骨の連結が緩むと、足の甲が外にひろがる“偏平足”となり、外反母趾の原因となります。

 

それぞれ隣り合う中足骨と靭帯でつながってはいますが、体重を支えるほどの強靭さはありません。

 

5本の中足骨を束ねるには、中足骨の間にある筋肉、“背側骨間筋”を鍛える必要があります。

 

“背側骨間筋”を鍛えるその方法は、「タオルギャザー」という運動療法です。

 

①イスに座った状態で、床に引いたタオルの上にカカトを付けた状態で足を置き、

②タオルと足の指でつかんで引き寄せる

③つかんだタオルを離す。その時に足の指を外にしっかり広げる

④再びタオルをつかむ

1日20回ほどもしくは、指に疲れを感じる程度繰り返してください。

 

 

次に、テーピングによる外反母趾の矯正をおこないます。

まずは伸縮性のあるテープ(キネシオテープ)を用意します。できれば薬局などの質の良いテープを使ってください。

 

横幅 1センチ5ミリ × 長さ 7センチ5ミリ を1本

横幅 2センチ5ミリ × 長さ 10センチ を1本

横幅 5センチ × 長さ 15センチ を1本

横幅 5センチ × 長さ 20センチ を1本

 

の長さに切ったテープをご用意ください。テープの角をとったほうがより長持ちします。

親指を外に広げながら、親指から中足骨の側面にに添わすように貼ります

小指も外へ広げ、テープを指の内側からひっかけるように貼り、

小指を外へ広げながら、テープを小指の頭から側面へ添わすように貼ります

足のつま先裏に、先にテープを横へ引っぱり、そのまま足のつま先裏に貼り付けます

つま先裏にテープを張った後一旦手を離します。

テープの端を足の表へ添わすように回してはります。この時テープの端は引っ張らずに貼ってください。引っぱって貼ると皮膚がかぶれる原因になります。

カカトの前あたりにテープを張ります。目安としては、外くるぶし・内くるぶしに対して指一本分前にはるイメージです。

テープを事前に引っ張りカカト前あたりの足の裏に貼ります

つま先の時と同様に、張り付けた後一旦手を離します

テープの端を足の甲側・外くるぶし・中くるぶしの前へ添わすように貼り付けます。この時テープの端は引っ張らずに貼ってください。引っぱって貼ると皮膚がかぶれる原因になります。

テープは2~3日ほど継続してつけてください。痒みや痛みがある場合は、我慢せずにはがしてください。

 


ヒールによって外反母趾を引き起こすことについては、

 

「靴は足のためにつくられたものであって、靴のための足ではない」

 

という格言が当てはまってしまいます。

 

それでも楽しく生きるために必要な靴であるなら、ケアをしながらヒールをはいていけばよいのではないかと私は思います。

 

 

足のセルフケアをされても、ヒールによる外反簿足の痛むなら『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。少しでも快適にヒールが履けるようにお手伝いさせていただきます。

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修


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