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コロナによる自粛生活でご高齢者のひざの痛みが急増?

2021.03.09 | Category: 予防,体操・ストレッチ,膝の痛み

コロナ禍のご高齢者の体調状況

 

先日、眠れないほどのひざの痛みでご高齢の方が来院されました。

 

ひざが痛くなったきっかけをお聞きしたところ、孫に買い物を付き合って歩き回ってからとのことでした。

 

また、コロナによる自粛生活中の過ごし方を聞いてみると、春から夏にかけてほとんど外出をしていなかったとのこと。

 

「(コロナ感染拡大)前はこれぐらい歩いても大丈夫だったのに・・・」

 

と嘆いておられました。

 

このように、コロナによる自粛生活がご高齢者に体調の変化をもたらしている状況をよく見受けます。

 

コロナによる自粛生活がご高齢者に、どのように体調の変化をもたらしているのかがわかるデータがでています。

 

「65歳以上の高齢者1000人に聞いた“withコロナ”実態調査」

(オムロンヘルスケア株式会社調べ)

 

の調査では、

 

・53.8%の方が運動不足を実感している

・34.5%の方が体調不良を感じている

・不調のトップ3は「腰痛」「ひざの痛み」「目の疲れ」

 

と報告されています。

 

この結果から見てもコロナの自粛生活が体調を崩させていることがわかります。

 

まだまだ感染リスクを避ける今の生活習慣が続くかと思われます。

 

その状況下で、健康を崩さないようにご高齢者の方は何かしらの対策をとる必要があります。

 

そこで今回は、コロナによる自粛生活がもたらした体調不良症状の不調トップ3のうちの一つ、

 

「ひざの痛み」

 

を回避するための方法を紹介させていただきます。

 

このブログを読んでいただくことで、コロナ自粛生活によるひざの痛みを解消することができます。

 

 

ひざの痛みの原因

 

原因はずばり、

 

「座りすぎによる下半身の筋力低下」

 

です。

 

自粛期間中にしかたがないとはいえ、座って動かない時間が長いことは、筋肉に刺激が与えられず、その筋力は低下します。

 

じっと動かないと筋力が衰える極端な例をあげれば、

 

「2週間寝たきりで失われる筋肉量は、7年間に失われる筋肉量に匹敵する」

 

といわれており、じっと座っている時間が長いことで、想像以上に筋力低下をおこしてしまいます。

 

さらに人間の構造上、上半身より下半身の方が、筋力が低下しやすい傾向にあります。

 

その根拠として、日本老年医学学会で発表された「日本人筋肉量の加齢による特徴」の論文によると、

 

18~24歳に比べ65~74歳の上半身の筋力は、約10%低下

18~24歳に比べ65~74歳の下半身の筋力は、約22%低下

 

上半身に比べ下半身は、約2倍衰えるスピードが速いことがわかりました。

 

ひざを動かし支える筋肉は、人間の体の中で2番目に多い箇所です。

 

ひざにはそれだけ多くの筋肉が必要とされています。

 

そんなひざ周辺の筋力低下は、ひざの関節やひざ軟骨などを保護することができず、ついには痛みを引き起こしてしまいます。

 

 

ひざの痛みの対処法

コロナによる自粛生活で外出がしたくてもできない状況ですので、室内で簡単にできる3つの対処法を紹介させていただきます。

 

イスからの立ち上がり方を工夫

ひざ周辺の筋力が落ちた状態で、何気なく立ち上がっていると、ひざにかなりのダメージを与えています。

 

なるべくひざに負担をかけない立ち上がり方をする必要があります。

 

やり方は簡単です。

 

両手を膝につき足の裏を地面に押し付けるように下に圧をかけます。

 

体を前に倒して、お尻を上げます。

 

ひざに置いた手で体を支えながら立ち上げります。

 

座ったまま抱えた足をぶらぶらする

片方のひざの下に両手をまわし、ひざを持ち上げます。

 

もちあげたひざを前後にぶらぶら動かします。そうすることでひざの柔軟性を確保できます。

座った状態でひざを伸ばす

座った状態で、片方のふくらはぎをあげひざを伸ばします。左右片足ずつ10秒キープします。それを左右で3回繰り返してください。朝昼晩と1日3回を目安に行ってください。

 

コツはひざを伸ばした際に、足先とひざのお皿がまっすぐの状態で、内ももに力が入れる意識をもって行ってください。

 

 

まとめ

兵庫県は緊急事態宣言が解除され、加古川市もワクチン接種が順次はじまり、少しずつ以前のような生活に戻る兆しが見えてきました。

 

もうじき来る外出がしやすい環境になった時に備えて、今から少しずつお体を整えていく時期になってきています。

 

特にひざを回復させるのは少し時間がかかります。

 

痛みがでると鍛えなければいけないと焦り、無理して筋肉トレーニンや散歩を急激に行いがちです。

 

そうすると、かえって痛みをひどくしてしまうかたを何人も見てきました。

 

まずは、ひざに日常生活で負担をかけない使い方・ひざ周辺の柔軟性と筋力の強化で基礎を作ってみてください。

 

基礎ができれば、ひざを気にすることなく趣味や家事・散歩などスムーズに行うごとができ、充実した生活を送ることができます。

 

今回ご紹介させていただいたことがそのお役に立てれば幸いです。

 

(監修:柔道整復師・鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広)

 

 

コロナによる自粛生活でご高齢者の腰痛が急増?

2021.03.05 | Category: 予防,新型コロナウイルス,腰痛

 

コロナ禍のご高齢者の体調状況

老人ホームに入居されている患者様が、腰痛で来院されました。

 

近況をお聞きしていると、コロナが怖いので不要の外出を控えていたそうです。

 

しかしその状態が2か月も続くと、だんだん腰が痛くなってきたとのこと。

 

ご本人は「じっとしているに、どうして腰が痛くなるんだろう?」と首をひねっておられました。

 

さて、言うまでもなく新型コロナウイルス感染拡大により生活が一変しました。

 

社会全体の生活習慣が変わったということは、各年代に今までとは違った健康状態を引き起こしています。

 

ご高齢者の方は特に、コロナ感染時に重篤になりやすいという情報から、自粛生活を強いられています。

 

そのことがご高齢者の健康に与える影響がわかる調査があります。

 

オムロンヘルスケア株式会社が、65歳以上の高齢者1000人を対象にコロナ禍の健康実態調査をおこなったところ、

 

・53.8%の方が運動不足を実感。

・34.5%の方が体調不良を実感

・主な不調は「腰痛」「ひざ痛」「目の疲れ」

 

との結果がでました。

 

この結果から、コロナ感染予防のため動かなかったことを引き換えに、色々な体調を引き起こしてしまっていることがわかります。

 

「感染が怖い」「感染して周りに迷惑をかけたくない」というお気持ちはわかりますし、このような状況にあるのは仕方がないと思います。

 

ただ、しばらくはコロナと向き合う今の生活習慣が続くかと思われますので、これ以上健康を崩さないために何かしらの対策が必要になってきます。

 

そこで今回は、コロナ禍で引き起こされているご高齢者の「腰痛」について、その原因と対処法を紹介させていただきます。

 

(※上記の調査結果の「ひざの痛み」「目の疲れ」については、各原因と対処法を別途ブログで書いていきます。)

 

これを読んでいただけることで。コロナによる自粛生活のなかでも腰痛を解消することができます。

 

 

 

腰痛の原因

原因はずばり、

 

「座っている時間が長い」

 

です。

 

 

室内での生活状況をお聞きしていると、テレビを見たり本を読んだりと、圧倒的に座っている時間が長くなってしまっているようです。

 

座っていることは楽に感じますが、実は腰への負担が、

 

・立っているときより、まっすぐに座っているときの方が1.5倍増加

・立っているときより、前かがみに座っているときの方が1.8倍増加

 

というデータがでています。

 

つまり座る時間が長ければ長いほど、腰への負担が増え、結果腰痛を引き起こしているのです。

 

余談ですが、厚生労働省の調査では、座っている時間が長いと、

 

「寿命の低下」

「糖尿病や心臓病にかかるリスクが高まる」

 

などの報告がされています。ちょっと怖い調査結果ですよね。

 

 

 

腰痛の対処法

室内で簡単にできるたった3つだけの対処法で、腰痛のリスクを回避することができます。

『30分に1回は立つ』

座る状態を保つにも筋肉が使われています。同じ筋肉ばかり使っていると疲れて腰が痛くなってしまいます。

 

30分続けて座るごとに、20秒間だけでもいいので立ってみてください。

 

それだけで使う筋肉が変わり、腰への負担が減らせます。

 

30分に一度立ち上がるのは、ちょっとせわしないかもしれません。

 

テレビを見ているのならコマーシャルの時におこなうなど、隙間の時間を工夫していただき意識しておこなってみてください。

 

 

『イスを見直す』

イスの高さは高すぎても低すぎても腰に負担をかけてしまいます。

 

腰に負担をかけない理想のイスの高さは、“足の裏が地面についた状態で、ひざが90度に曲がった状態”です。

 

 

長時間の座っていることが腰にかける代表的なイスが、ソファーです。

 

ソファーは最初の座り心地がいいのですが、どうしても腰よりひざが上に来ることで、生理学的には腰に負担をかけてしまいます。

 

そのときは、座布団を重ねるなどして、ひざの位置が90度になるように工夫してみてください。

 

イスは自粛生活で、ご自身が一番触れる道具となりますので、見直しをお願いいたします。

 

 

『腹式の深呼吸をする』

筋肉や内臓を動かすためには、酸素は必要なエネルギーです。

 

座っているとちょとした運動するときより取り入れる酸素量が、約57%低下します。

 

つまり座り続けることは、かなりのエネルギー不足を引き起こし、腰を支える組織だけでなく体全体の不調をひきおこします。

 

対策としてのおこなう深呼吸は、腹式によるものがベストです。

 

というもの、鼻から吸って口からはく腹式の深呼吸をすることで、体に酸素というエネルギーを取り入れることだけでなく、腹筋にも刺激を入れることで腰痛を予防できます。

 

ちなみに腹式の深呼吸のコツは、息ははけるだけ口からはいて、それから鼻で吸うという順番でおこなうと、効果がよりよく高まります。

 

 

 

まとめ

コロナ感染拡大から1年、コロナへの対処法がだんだんわかってきて、さらにワクチン接種ももうすぐ始まります。

 

そうすると近い将来だんだんと今の状況が落ち着いてくるかと思われます。

 

そのような状況になった時に。気軽に習い事や家族・友人と会うために外出できるように、今から体調管理をおこなってはいかがでしょうか?

 

今回紹介させていただいた、腰痛の原因と室内で簡単にできる3つの腰痛対処法が少しでもお役に立てれば幸いです。

 

それでも腰痛が解消されないようでしたら、是非当院にご相談ください。

 

しっかりと問診・検査をおこなったうえで、患者様一人一人にあった施術を提供し、腰痛を解消いたします。

 

(監修:柔道整復師・鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広)

「この冬にコロナをのりきるための簡単免疫アップ法」

2020.11.18 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,新型コロナウイルス,疲労

 

「来週、子供が部活で広島に遠征に行くことになって…、まだコロナが心配なんだけどね…」

 

と中学のお子さんをお持ちの女性の方が、心配そうに話してくれました。

 

家族がコロナにかからないようにと普段から、

 

・マスクや消毒液の買い置きがなくならないように確保している。

・家族の体の免疫が落ちないように食事のメニューを考えている。

・毎日、家族にしつこいぐらい手洗いや消毒するように言っている。

 

などなど、ものすごく気を使われているそうです。

 

こうやって頑張ってくれている方がいらっしゃるから、コロナから家族が守られているかもしれませんね。

 

本当に毎日ご苦労様です!

 

さて、これから冬に入りコロナ対策ますます必要となります。

 

そこで今回は、この冬コロナをのりこえるために、

 

 

「体のたった3部位を

“温めるだけで”

3つの免疫up方法」

 

を紹介させていただきます。

 

これを知っていただくことで、簡単に免疫を強化することができます。

 

免疫upの部位は?

その体の3つの部分は、

「肘の外側」

「内くるぶし」

「首の付け根」

です。その理由として、そこには免疫upするツボが集まっています。

 

 

免疫upの刺激法は?

免疫upできる部位がわかっても、正確な位置に自分で刺激できるのかな?と思われるかもしれません。

 

実はその心配はないんです。

 

なぜならこの免疫upの最適な刺激は、

 

 “温める” 

 

ことなのです。

 

ですから、ざっくり「首の付け根」「肘の外側」「内くるぶし」を、

 

 

①カイロをはって温める

②ネックウォーマー、アームウォーマー、レッグウォーマーをして自分の体温で温める

③少しの時間でもいいので、お風呂に首までしっかりつかり温める

 

 

のように温めるだけで、十分体の免疫を強化することができます。

 

 

まとめ

コロナも第3波がきているというニュースを連日きこえてきます。

 

家族のことや自分のことも色々と心配が尽きないかとは思われます。

 

今回ご紹介させていただいたことで、少しでも助けになっていただければ幸いです。

 

 

 

さらにお体の免疫upがご希望の方は当院にご相談ください

 

自分の免疫状態は、なかなか外見からはわかりにくいです。

 

当院では免疫に非常に関係が深い、「肉体疲労」・「自律神経」・「ストレス」の測定器を使い、あなたのお体のコンディションを調べます。

この測定器は、オリンピック選手にもコンディション調整にも使われています。

 

計測された数値からあなたに最適な治療を選択しておこない、お体の免疫強化をおこないます。

 

これからの季節、コロナだけでなく風邪・インフルエンザ・ノロウイルスなどいろいろな感染症が流行りだします。

 

それに備えるためにも、体をケアして免疫を強化することをぜひ当院におまかせください。

 

 

 

監修 柔道整復師・鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

自粛ストレス疲れからくる「免疫低下」を防ぐツボ7選

2020.05.28 | Category: 予防,新型コロナウイルス

 

新型コロナウイルス感染拡大による生活の影響を調査したところ、

 

約45%の方が「自粛することに疲れている」

((株)クロス・マーケティングによる20~69歳・男女・2500人対象に「新型コロナウイルス生活影響度調査」より)

 

と今までに経験したことのない自粛生活は、多くの方がストレスを感じている結果がでています。

 

このストレスですが、長期間続くことでおこる体の変化の一つに「免疫低下」があります。

 

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ感染はおさまったとは言えない状況です。

 

このような現状下で、自粛生活ストレスから「免疫低下」が体に起こることを避けたいですね。

 

そこで今回は、免疫を引き上げてくれるツボを紹介いたします。

 

このことを知っていただくことで、免疫を向上させ新型コロナウイルスに対抗できる体を作っていくことができます。

 

コロナウイルスの免疫最前線はどこ?

 

人間の体には、免疫にかかわる組織は数多くあります。

 

そのなかでも新型コロナウイルスに対抗する最前線は、「口」「鼻」にある免疫組織です。

 

これは新型コロナウイルスの主な感染経路が、

 

・新型コロナウイルス感染者の咳やくしゃみなどからでる飛沫を「口」「鼻」でキャッチする。

・新型コロナウイルスが付いた手で「口」「鼻」で触ってしまう。

 

であるとされているからです。

 

その「口」「鼻」にある免疫組織が、

 

“扁桃(へんとう)”

 

です。

風邪をひいたときに、「扁桃腺(へんとうせん)が腫れた~」という会話を一度は聞いたことがあると思います。

 

これは、風邪のウイルスが「口」「鼻」から侵入した際に、阻止しようと“扁桃”が働いているからです。

 

“扁桃”は、鼻・耳の奥・舌の付け根など、空気が入ってくる道を取り囲むように免疫の組織を構成しています。

 

ということは、“扁桃”を強化することで、新型コロナウイルスの侵入を阻止することができます。

 

 

扁桃を強化するツボ7選

ウイルス侵入を防ぐ最前線である“扁桃”を活性化させるツボを7つ紹介していきます。

ツボの位置を探す際に、親指の横幅を使って探してください。

 

天牖(てんゆう)

耳タブの裏にポコッと「乳様突起(にゅうようとっき)」という骨がでています。一番出っ張っている部分から親指2本分ぐらい斜め下後ろにあります。

 

大椎(大椎)

頭を前にさげて、首筋を触っていくと一番骨がでている部分にあります。

 

手三里(てさんり)

肘を曲げた時にでるシワの端から、手を開いたときにできる親指のくぼみにかけてのライン上の、肘のシワから親指3本分離れた場所にあります。

 

照海(しょうかい)

内くるぶしの一番出っ張った部分から親指1本分下にあります。

 

太谿(たいけい)

内くるぶしの一番出っ張った部分から親指1本分後ろ(アキレス腱側)にあります。

 

復溜(ふくりゅう)

内くるぶしの一番出っ張った部分から親指3本分後ろ(アキレス腱側)にあります。

 

築賓(ちくひん)

内くるぶしの一番出っ張った部分から親指5本分後ろ(アキレス腱側)にあります。

 

扁桃のツボ7選の刺激方法

今回紹介させていただいたツボは指で刺激していただいても結構ですが、最も良い方法は、

 

「温める」

 

ことです。

 

しかし、ツボをピンポイントで温めるのはなかなか難しいですね。

 

ですから今回紹介させていただいたツボを体の部位ごとでみると、

 

「首」

「肘」

「足首~スネ」

 

と3か所に分かれています。

 

この体の3か所を、温めるもしくは保温することで十分ツボに刺激を与えることができます。その方法例として、

 

・カイロやホットパックをツボ周辺にあてる。

・入浴の際に温水シャワーをツボ周辺にあてる。

・ネックウォーマー・肘サポーター・レッグウォーマーなどを使ってツボ周辺を覆い保温する。

 

という感じでやってみてください。

 

まとめ

新型コロナウイルス感染拡大で、仕事のやり方や人との接し方ががらりとかわってきています。

 

れまで経験したことのない自粛生活ストレスを感じず、なれて普通に生活できるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。

 

長期戦を見据えて、新型コロナウイルスの影響によるストレスをいかにコントロールするかが今後、健康に生活を送るうえでカギになってきます。

 

今回紹介させていただいた「扁桃のツボ7選」を知っていただいたことで、ストレスによる「免疫低下」を防ぎ、体調を整えていただければ幸いです。

 

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修

新型コロナウイルスを消毒するには?

2020.05.14 | Category: 予防,新型コロナウイルス

 

新型コロナウイルス感染を防止するためにいろいろな手段があります。

 

その中でも重要な方法として、ウイルスを“消毒”することあげられます。

 

消毒と言っても、体に対してなのか物に対してなのか使う薬剤が違ってきます。

 

また有効な使い方や注意点も多くあります。

 

そこで今回は新型コロナウイルスへの消毒について解説させていただきます。

 

これを知っていただくことで、より身の回りにただよう新型コロナウイルスを減らしていくことができます。

 

 

コロナウイルスを知ると見えてくる弱点

コロナウイルスの構造

新型コロナウイルスの表面は、“エンベロープ”と呼ばれる主に脂質でできた膜、つまり脂(あぶら)の膜でつつまれています。

 

このコロナウイルスの脂の膜には、“人の細胞にひっつく作用”と“人の細胞の膜を開かせる作用”があります。

 

また、脂の膜の中に、“ゲノム”とよばれる「人に病気を引き起こす特性情報体」が入っています。

 

 

コロナウイルスの感染過程

口や鼻などからコロナウイルスが侵入すると、コロナウイルスの脂の膜の作用で人の細胞にひっつきます。

 

そしてコロナウイルスの脂の膜の作用で人の細胞の膜を開かせて、コロナウイルスの「人に病気を引き起こす特性情報体」を人の細胞内に入れます。

 

コロナウイルスの「人に病気を引き起こす特性情報体」が、人の細胞内に入り増殖することで、発熱・咳・倦怠感などコロナウイルス特有の病状を引き起こします。

 

 

コロナウイルスの弱点

①②で見てきたようにコロナウイルスが人の体に感染するキーを握っているのが、コロナウイルスの脂の膜です

 

しかし、このコロナウイルスの脂の膜が弱点でもあります。

 

というのも、この脂の膜を壊されることで、膜の中にあるコロナウイルスの「人に病気を引き起こす特性情報体」も一緒に死滅してしまいます。

 

新型コロナウイルスは、新しいウイルスであるためいろいろわかっていないことも多いのですが、この弱点に関しては科学的にも確定していることです。

 

つまり、この脂の膜を壊すための適切な消毒方法をおこなうことが、コロナウイルス感染予防につながっていきます。

 

 

 

コロナウイルスを消毒できる薬剤・方法

コロナウイルスの脂の膜を壊せる薬剤は色々ありますが、一般家庭でも比較的手に入れやすく危険性の少ないものを紹介させていただきます。

 

アルコール消毒

非常にコロナウイルスに対しては効果が高いのですが、注意点としては、

 

・成分・濃度によって効果が変わってくる

・可燃性(火がつく)なので注意が必要

・肌が荒れやすい

 

それぞれの注意点について解説していきます。

 

 

成分・濃度によって効果が変わってくる

アルコールには種類が色々あります。安全面からアルコール成分として、

 

「エタノール」もしくは「イソプロパノール」

が入っているものが望ましいです。コロナウイルスに対してのアルコール濃度は、

 

70~80%

 

が実験により最適な濃度とされています。

 

一応は40%以上から効果がでるとされていますが、効果がでるまでに時間がかかります。

 

また80%以上のアルコール濃度が高くなるとこれもまた効果がでるまでに時間がかかってしまうと報告がされています。

 

アルコール消毒液を購入される際には、成分と濃度が適切なものを選んでください。

 

ちなみに、「エタノール」と「イソプロパノール」は成分的に効果がほぼ同等です。酒税法の関係で、「イソプロパノール」の方が低価格となります。その反面、「イソプロパノール」は薬剤としてきついため、使うと肌が荒れやすいというデメリットがあります。

 

 

肌が荒れやすい

皆様がアルコール消毒を肌にされたとき、スースーして冷たく感じた覚えがあるかと思います。

 

これはアルコールがすばやく乾燥・蒸発して、体温を奪うからです。このアルコールが乾燥・蒸発する作用を利用して、コロナウイルスの脂の膜を乾燥させて壊します。

 

アルコールが乾燥する際に、アルコールを塗った皮膚も面も乾燥してしまうため、肌が荒れてしまいます。

 

アルコール消毒剤は、目に入ると痛みがつよく病院にかからなければいけない場合もあります。アルコール消毒剤を体へ塗る部分の選択は注意が必要です。

 

コロナウイルスの感染ルートとしては、コロナウイルスがついた手で口や鼻を触ってしまうことが疑われています。ですから、普段の日常生活でアルコール消毒を使う体の部位としては、「指」・「手のひら」を中心に使って頂くのがベターだあると思われます。

 

 

可燃性(火がつく)なので注意が必要

アルコールはだいたい濃度が40%あたりから火がつくといわれています。アルコール消毒の推奨濃度が60~80%でありますので、火の近くでの使用は避けてください。

 

また、先ほど①-2でも記述しましたが蒸発力も高いため、火が付きやすいガスとして空気中にただよいますので、この理由からも火の近くでの使用しないようにしてください。

 

 

 

界面活性剤(石鹸・洗剤)

固形・液体石鹸や洗剤に、汚れを落とすため含まれている成分です。

 

界面活性剤の主な作用として、

 

・浸透作用

・乳化作用

・分散作用

 

 

があります。ざっくりいてしまえば、

 

・洗うものに水がしみこみやすくする

・本来混ざり合わない水と油を引っ付ける

・油などの汚れを物から引きはがす

 

という作用です。

 

先ほどコロナウイルスは、脂の膜で包まれていると記述しました。界面活性剤をつかうことで、人や物に付着しているコロナウイルスの脂の膜を引きはがしてくれます。この引きはがす過程で、コロナウイルスの脂の膜が壊れることなどによって消毒効果が発揮されます。

 

新型コロナウイルスは主に鼻や口から侵入します。その主な経路は、大きく二つあります。一つは咳やくしゃみ・会話などで拡散された新型コロナウイルスをふくむしぶき(つば)を口や鼻で吸い込んだ時に感染してしまうことです。もう一つは、ドアノブや手すりを触ることで手や指にコロナウイルスつき、そのコロナウイルスがついた指や手で鼻や口を触ることで感染してしまいます。

 

ですから特に界面活性剤(石鹸)を使った手洗いは、新型コロナウイルスの感染予防に効果を発揮します。

 

手洗いは、石鹸をしっかり泡立てて、指や指の間・手の甲や手首までしっかりこすり、しっかり洗い流すことが必要です。手洗い時間は、30秒以上することで効果が発揮されると報告がされています。

 

 

 

次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違い

名前が似ており勘違いされやすいのですが、

 

 

「次亜塩素酸ナトリウム」

「次亜塩素酸水」

別のものです。

 

 

特に「次亜塩素酸ナトリウム」は、取り扱いに注意が必要です。主な違いとして、

 

次亜塩素酸ナトリウム 次亜塩素酸水
見た目 黄色味 無色
pH値 アルカリ性 酸性から中性
特徴 殺菌・漂白 殺菌・消臭
用途 カビ取り・漂白 歯科医院でうがい水・野菜など食品を消毒
メリット 強力な殺菌・漂白作用 人体の影響が少ない
デメリット 皮膚を溶かす

酸性の液体を混ぜると毒ガスが発生する

長期保存ができない

 

 

 

となります。

 

次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムは、「ハイター」「ブリーチ」といった商品に代表される塩素系の漂白剤です。

 

油を酸化・分解する作用があるため、脂の膜をもつコロナウイルスの消毒に有効です。

 

非常に強力ですが、先ほども記述しましたが毒性も強いので取り扱いに注意が必要です。

 

消毒対象としては、ドアノブ・便座・調理器具・衣服などがあげられます。

 

コロナウイルスに効果がある濃度は、「0.05%」と実験結果でも報告されています、

 

次亜塩素酸ナトリウム濃度0.05%を作るためのわかりやすい目安として、

 

「水500mlにたいしてペットボトルのフタ1杯分の次亜塩素酸ナトリウム」

 

を混ぜることで作ることができます。

 

使用するときの注意点としては、

・皮膚を溶かす作用もあるので、指や手などの体への消毒には絶対使用しないでください。

・使用するときには、十分な換気を心がけてください。

・有毒ガスが発生する恐れがあるため、酸性のものとは混ぜないでください。

 

保管するときの注意点は、

・次亜塩素酸ナトリウムを薄めて使用する際には、時間がたつとその効果が落ちるため使い切るようがよいです。

・紫外線に当てると効果が落ちるため、冷暗所での保管やアルミホイルで包むなど保管場所や方法に注意が必要です。

・誤飲を避けるため、保管した入れ物に表記し、子供が手の届かない場所においてください。

 

次亜塩素酸水

次亜塩素酸水は、厚生労働省の規定で消毒剤ではなく食品添加物に分類されます。

 

しかし、食品添加物扱いながら次亜塩素酸水の効果を実験したところ、菌からウイルスまで幅広く効果が見られています。

 

用途としてカット野菜の消毒としてスプレーしたり、歯科でうがいの水として使われています。つまり次亜塩素酸水は、体に取り入れても害をおよぼさないものです。

 

また、次亜塩素酸水をつくる工程は、塩を水に溶かしたものを電気分解することで作られます。そのため安価で手に入れることができます。

 

消毒効果が高く、人体に優しく、安価ということで、非常に良いのですがデメリットもあります。

 

デメリットとして、

・使用期限が短い

・紫外線に当たると効果が薄れる

・有機物に触れると、すぐに水にかわってしまう

 

ということが挙げられます。エタノールや次亜塩素酸ナトリウムとは別の意味で扱いがデリケートになります。

 

 

煮沸消毒

80℃以上10分間おこなうことを基準にしてください。

 

 

 

日常生活の中での消毒対象は?

各種消毒剤が手に入ったとして、コロナウイルスがどこに付着しているのかわかっていないと消毒の使用がありません。家庭・職場など対象物を上げていきます。

 

体の部位

指・手のひら・顔・頭・マスクの表面部分など

 

家庭の対象物

ドアノブ・窓の取手・照明のスイッチ・ソファー・テーブル・椅子・電話・キーボード・マウス・子供のおもちゃ・床・壁・蛇口・便座など

 

外出時の共用の対象物

エレベーターのボタン・エスカレーターの手すり・入口のドアノブ・つり革・共用のトイレの便座・給水場所など

 

 

 

コロナウイルスの活性の持続時間は?

ウイルスは菌と違い単独で生きていくことができない「無生物」に分類されます。生き物の細胞に取り付くことで生きていくことができます。つまり、コロナウイルスが空気中に拡散されても、細胞にさえ取り付かなければ時間がたてば死滅していきます。空気中に拡散されたコロナウイルスは、なにも取り付いていない状態で生きることができる時間は、落ちた先の素材によって違います。湿度40%の環境課として素材別でみると、

 

・プラスチック→72時間

・ステンレス→48時間

・銅→4時間

・段ボール→24時間

 

となります。

 


 

まとめ

新型コロナウイルスに対しての消毒で気を付けることをまとめると、

 

・60~80%のアルコール消毒液を使う

・30秒以上かけて接見で手洗いを行う

・0.05%次亜塩素酸ナトリウムで物の消毒を行う

・次亜塩素酸水は使用期限が短いことを考慮に入れて使う

・煮沸消毒は80℃10分以上の行う

・新型コロナウイルスが付着していすな部分を頭に入れてこまめに消毒をしておく

 

ということとなります。新型コロナウイルスの感染拡大によって、衛生材料が手に入らないことも多いです。新型コロナウイルスへの消毒方法は、今回紹介させていただいたように選択肢が多くあります。それを活用していただいて、新型コロナウイルスへの感染予防を行っていただきたいです。

 

柔道整復師・鍼灸師 久木崇広

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兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

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当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

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水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。