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夏の暑さを感じにくい要因と熱中症を指標で予防するポイント

2024.07.26 | Category: 予防,,天気,水分,熱中症,生活習慣,睡眠

 

先日、50歳代の男性の方が来院されて、

「どうも暑さを感じにくくなってて」

「気がついたら、室温が30度を軽くこえていることもあって」

「これは、暑さに強いのか、感じるが鈍いだけなのか、どっちですかね?」

というご質問を受けました。今回、ご相談いただいた患者様のように、熱中症のリスクが高まる気温でも、暑さをさほど体感として感じない方は、少なくありません。

しかし、今年は、10年に一度の暑い夏になると言われています。

夏の暑さを、ご自身の体感だけで判断すると、知らない間に熱中症が発症して、生命の危機にもつながる場合があります。

そこで今回は、暑さを感じにくくなる理由と体感に頼らない熱中症を予防するための数値基準について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、今年の夏を、暑さに負けず健康に過ごせます。

 

 

 

暑さを感じにくくなる理由

 

今回、ご相談いただいた実例のように、「暑さを感じにくくなっている」と訴える場合、以下の理由が考えられます。

 

暑熱順化(しょねつじゅんか)

暑熱順化とは、体が繰り返しの暑さに適応し、効率的に体温を調節する能力が向上する現象です。

この適応が進むと、体感的に暑さを感じにくくなることがあります。

これは正常な体の生理的反応であり、適切な日常生活の環境の管理と十分な水分の補給をおこなうことで、健康を維持できます。

以下のリンクにて、暑熱順化に関するブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

春から夏の温度上昇する時期は熱中症に警戒!暑さに順応するための方法

 

感覚鈍麻(かんかくどんま)

年齢や健康状態、病気などにより、体の体温調節の機能や、神経の感覚が鈍くなることがあります。

これにより、実際の暑さを、正確に感じ取ることが難しくなり、水分補給や室内の温度管理など、暑さに対する適切な対応が遅れ、熱中症のリスクが高まります。

 

 

 

熱中症のリスクの数値指標

 

気温と湿度による熱中症リスクをしめす指標は、4段階があり、以下で紹介していきます。

 

注意

気温: 25~28℃/湿度: 50~70%

「注意」のレベルでは、熱中症となる可能性がありますが、そのリスクは比較的低いとされています。

適度な水分の補給と休息が、推奨されています。

 

警戒

気温: 28~31℃/湿度: 40~70%

「警戒」のレベルは、軽度の熱中症になるリスクが高まります。

特に、湿度が高い場合、体感温度が上昇しやすくなります。このため、屋外での激しい運動や長時間の作業を避けるべきとされています。

 

厳重警戒

気温: 31~35℃/湿度: 30~60%

「厳重警戒」のレベルでは、中度の熱中症リスクが高まり、屋外での活動は控える必要があるとされています。

また、湿度が高いと、体温の調節が難しくなり、熱中症のリスクがさらに増します。

 

危険

気温: 35℃以上/湿度: 20~50%

「危険」レベルでは、重度の熱中症リスクが、非常に高くなります。

この温度と湿度の範囲では、屋外での活動は極力避け、涼しい場所で休息することが強く推奨されています。

 

 

 

具体的な熱中症への対策

 

体感だけでなく、前章の説明させていただいた気温や湿度の数値を指標にして、以下のような熱中症を予防するための対策を取ることをおすすめします。

 

温度と湿度をこまめにチェックする

夏の室内は、

 

・室内温度:25〜28℃

・室内湿度:40~60%

 

になるようにエアコンや扇風機で調整することで、室内での熱中症のリスクが軽減できます。

また、逆に、空調を効かせすぎて室内が、24℃以下と冷えすぎると、血管が収縮して、体から熱を放出する機能が低下し、体が夏の暑さに対応する機能が低下するため、注意が必要です。

ですので、室内にいるときは、温度計と湿度計を設置し、定期的に確認する習慣をつけましょう。

また、外出する際は、テレビやネットから、あらかじその日の最高気温をチェックしてください。

特に気温が30度を超える場合、湿度もチェックすることが重要です。

その上で、服装や日除・冷却アイテムの選択、目的へのルートや交通手段など、計画をしっかり立てて外出してください。

 

こまめで十分に水分を補給する

のどが渇く前に、

 

一回につき200ml、

一日1.5ℓ

 

を目安に、意識的に、こまめに水分を摂取してください。

普段から、体に水分を貯蓄することで、熱中症が発症するリスクを軽減できます。

以下のリンクで、夏の水分補給に関するブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

暑い夏でも元気に運動!小学生の水分補給のコツと飲み物の選び方(1)

暑い夏でも元気に運動!小学生の水分補給のコツと飲み物の選び方(2)

 

十分な睡眠の時間を確保する

睡眠の不足は、体温の調節する機能が低下して、熱中症が発症するリスクが高まります。

個人差はありますが、基本的な年齢別の推奨睡眠時間は以下の通りです。

 

・新生児(0〜3カ月): 14〜17時間

・乳児(4〜11カ月): 12〜15時間

・幼児(1〜2歳): 11〜14時間

・就学前児(3〜5歳): 10〜13時間

・学齢児(6〜13歳): 9〜11時間

・ティーンエイジャー(14〜17歳): 8〜10時間

・若年成人(18〜25歳): 7〜9時間

・成人(26〜64歳): 7〜9時間

・高齢者(65歳以上): 7〜8時間

 

睡眠時間とともに睡眠の質も重要になります。

以下のリンクで、睡眠の質に関してのブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

睡眠に関してお悩みの退職後の男性の方に知ってほしい改善法

 

 

まとめ

 

熱中症の予防法として、述べさせていただきましたが、夏の暑さで、少しでもいつもと体調の不調を感じましたら、速やかに専門の医療機関を受診してください。

さて、今回、取り上げました、暑さを感じにくくなる現象は、暑熱順化と感覚鈍麻の二つの可能性がありますが、どちらの場合でも体感に頼らず、数値で環境を管理することが重要です。

室温や湿度を基準に、適切な対策を講じることで、熱中症のリスクを大幅に減少させることができます。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも、夏の暑さによるお体の不調が解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、夏の暑さによる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

夏の朝、寝起きに気をつけよう!隠れ脱水症の症状と対策と対処法

熱がこもる体を守る!高温多湿で働く調理師のための対策ガイド

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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