





- Blog記事一覧 -暑い夏でも元気に運動!小学生の水分補給のコツと飲み物の選び方(1)

最近のデータによると、日本の小学生のスポーツクラブでは、平均して約1~2時間、活動していると報告されいます。
特に夏の7月は気温と湿度が高く、1時間をこえる運動は小学生にとって体に大きな負担をかけます。
このため、保護者の方々も、お子さんの体調管理に苦労されることが少なくありません。
この夏、お子さんに健康を維持しながらスポーツを楽しんでもらうためには、適切な水分補給が非常に重要です。
そこで今回は、夏の厳しい環境下でスポーツをしている小学生のお子さんを持つ保護者の方々に向けて、効果的な水分補給の方法を2回のブログに分けてご紹介させていただきます。
一回めの今回は、スポーツドリンクが体に与える影響や吸収のメカニズムについて紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、お子さんが夏でも元気に運動を続けることができます。

夏に1時間をこえる激しい運動をする小学生は、全体の水分喪失の約90%以上が、皮ふ表面から出る汗によるものです。
運動によって排出される汗には、水分の他に、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの電解質が含まれています。
運動などによって、体重の2%の水分が失われると、疲労感やけいれんなど体に不調を引き起こす可能性があります。
こういった症状の発生を予防し、健康維持と回復を促進するためにも、適切な水分の補給が必要です。

スポーツドリンクを飲むことで、エネルギーや水分の吸収が早まるのは、「浸透圧」によるものです。
浸透圧とは、水がどのように動くかを決める力のことです。
浸透圧の現象を、きゅうりの塩もみで例えてみます。
きゅうりをそのまま置いておくと、きゅうりの中の水はそのままです。
しかし、きゅうりの表面に塩を振りかけると、きゅうりがしんなりします。
これは、塩の濃度が少ないきゅうりの中から、塩の濃度が濃いきゅうりの表面へ水分が移動するためです。
自然の法則で、濃度が濃い液体と濃度が薄い液体がお互いに通過できる膜に仕切られていると、お互いの濃度を同じにしようとする「浸透」という力が働きます。
きゅうりの例で言えば、きゅうりの中と外の塩分量が違うと、その違いを埋めようとして、水がきゅうりの中から外に動き、きゅうりの外の塩分量を薄めるように働きます。
自然界では、濃い方と薄い方をバランスをよくする力が働いており、塩分だけでなく、他の成分でも同じことが起こります。
スポーツドリンクに入っている水分や電解質の濃さは、私たちの体の血液や細胞の水分や電解質の濃さと同じくらいもしくは薄く作られています。
スポーツドリンクを飲むと、体の中でスポーツドリンクに入っている水分や電解質の濃さと、わたしたちの体の血液や細胞の水分や電解質の濃さの釣り合いを取るために浸透圧が働きます。
それによって、濃度が同じもしくは薄いスポーツドリンクの水分が、濃度が濃い私たちの血液や細胞に水分が流れ込みます。
こういった一連の流れで、スポーツドリンクを飲むと、体に水分が吸収されやすくなるのです。

夏場のスポーツをした際、消失して体の水分を補給するために、ミネラルウィーターや麦茶、スポーツドリンクが主な飲料になるかと思われます。
特に、スポーツドリンクは、その含まれる成分によって、
・アイソトニックドリンク
・ハイポトニックドリンク
・経口補水液
に分かれて、それそれに役割や異能が異なります。以下で、それぞれの飲料について紹介していきます。
浸透圧:血液と同じくらい
特徴:塩分と糖分がバランスよく含まれている
効果:すぐに体に吸収されやすく、エネルギー補給もできる
注意点:一部のアイソトニックドリンクは糖分が多く含まれている場合があり、飲み過ぎると逆に体の水分を奪うことがある
市販のアイソトニック飲料
・ポカリスエット(大塚製薬株式会社)
・miu プラススポーツ(花王株式会社)
・グリーン ダ・カ・ラ(サントリーホールディングス株式会社)
・アクエリアス(サントリーホールディングス株式会社)
・ボディメンテ(コカ・コーラシステム株式会社)
・ビタミンウォーター(グレースホールディングス株式会社)
浸透圧:血液よりも低い
特徴:塩分や糖分が少なめ
効果:水分補給がメインで、運動中や運動後に適している
注意点:エネルギー補給には向かない
市販のハイポトニック飲料
・アミノバリュー(大塚製薬株式会社)
・ラブズスポーツ(味の素株式会社)
・スーパーH2O(サントリーホールディングス株式会社)
・アミノバイタル(アミノバイタル株式会社)
・イオンウォーター(イオン株式会社)
・VAAMウォーター(明治株式会社)
・アクエリアス ゼロ(サントリーホールディングス株式会社)
浸透圧:血液よりも少し高い
特徴:塩分やミネラルが多く含まれている
効果:激しい運動や高温で大量の汗をかいたとき、病気のときに最適
注意点:日常的な飲み物としては塩分が多すぎることがある
市販の経口補水液のメーカー
・OS-1(オーツカファーマ株式会社)
・アクアソリタ(オーツカファーマ株式会社)
・アクアサポート(オーツカファーマ株式会社)
浸透圧:非常に低い
特徴:水分のみで、少しのミネラルが含まれている
効果:日常的な水分補給に最適
注意点:長時間の運動後には塩分や糖分が足りないことがある

スポーツドリンクは、効果的に水分補給ができる飲料ですが、飲み過ぎには注意が必要です。
以下に、スポーツドリンクの飲み過ぎのリスクを説明します。
一部のスポーツドリンクには、多くの糖分が含まれており、過剰に摂取すると虫歯のリスクが高まったり、体重が増加する要因になる。
また、のみずぎると糖分が多いスポーツドリンクが、血液や細胞の濃度が高くなり、血液や細胞の水分をが外に引っ張り出す浸透圧が働きます。
つまり、体に水分を補給するどころか、体から水分を取り出してしまい、スポーツドリンクの飲み過ぎることで、体に脱水状態を促す場合がある。
スポーツドリンクには、ナトリウム(塩分)が含まれており、過剰に摂取すると、体内の塩分濃度が上がります。
そうすると、糖分の過剰摂取と同じメカニズムで、脱水症状を引き起こします。
スポーツドリンクを過剰に飲むことで、糖分や塩分が多く体に入ることは、胃腸に負担がかかり、その結果、消化不良や腹痛・下痢を引き起こす。
以上のように、夏の激しい運動をする小学生には、水分補給が非常に重要ですが、- スポーツドリンクは適度に使用し、過剰な摂取を避けることをおすすめします。
スポーツドリンクだけでなく、水や低糖分・低塩分の飲料など、いろいろな飲料から水分をとるようにしてください。

運動で体から水分が失われたとき、効率的に水分補給だけでなくエネルギー補給をするのに、スポーツドリンクは有効です。
しかし、有効といっても、スポーツドリンクを飲み過ぎることで、脱水や腹痛などが発症して、かえって体調を悪化させることもあります。
スポーツドリンクの特性を知ることで、そういったリスクを防げます。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも運動する際の水分補給に関するへのお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、熱中症や脱水症についてのブログも書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広