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ぎっくり腰 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

長時間の車の運転で腰が痛くなるのはなぜ?休憩中にできる予防法とは?

2026.09.17 | Category: ぎっくり腰,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,姿勢,椎間板ヘルニア,疲労,,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,背骨,腰痛,血流,運動,運転

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

シルバーウィークの予定をお聞きすると、ご家族で観光やアミューズメントパークなどへ、車で日帰りでお出かけするというお話をよくうかがいました。

車での移動は、目的地の近くまで行けるし、小回りもきき、交通費も抑えられると、メリットが多いです。

その一方で、特に、運転手の方は、長時間の運転で腰に痛みを訴えられるかたが少なくありません。

腰に痛みが起きると、せっかく遊びに行ったのに、痛みによって楽しめなかったり、運転時の集中力や注意力が低下して、安全面にも影響します。

そこで今回は、運転によって腰が痛くなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

 

 

 

長時間の運転で腰に痛みが発生する理由

長時間、車の運転で運転手が腰に痛みを感じやすくなる理由を結論から述べると、

 

・同じ姿勢を続けるため

・道路の凹凸や車から伝わる振動のため

・車の座面と体がフィットしていないため

などが考えられます。

 

 

 

車の運転手が腰痛の発生を抑えるためのポイント


長時間、車を運転するのでしたら、2時間程度運転したら、15~30分ほど休憩することをおすすめします。肝心なのは、

「疲れたら休む」のではなく、「疲れる前に休む」

ことが重要です。そして、サービスエリアやコンビニなどによって休憩する際には、

車から降りて、

 

・水分をとる

・腰、膝、足、背中、肩、首を伸ばしたり曲げたりと動かす

・軽く短い距離でもいいので歩く

 

ことを行ってください。

 

 

座っている姿勢と腰への負荷との関係

立っているより、座っている方が楽なような感じがします。

短時間であれが、そうであろうかと思われますが、長時間となると、実は座ってる方が腰には負担がかかります。

姿勢による腰への負荷の研究でも、立っているときより、座っているときのほうが、腰への負担が、約1.4倍かかると報告されています。

さらに、長時間の運転では、シートベルトで体が固定されていますし、運転手は尚更、運転姿勢を維持するので、座っている姿勢を変化させれず、腰への負荷は大きくなります。

また、長時間、車を運転していると、凹凸な路面や急カーブなど、道路から車を通じて運転手に伝わる振動も腰に負担をかけます。

そうした運転による腰への負担がかかった結果、腰周辺の筋肉や関節・靭帯などの組織が疲労して固くなり、血流も悪化し腰に痛みが発生しやすくなります。

 

 

休憩中にしてほしい腰痛予防ストレッチ3選


長時間の運転で負担のかかり、バランスが乱れた腰周辺の筋肉や関節などを整えるストレッチの方法を、以下で紹介させていただきます。

 

太もも裏のストレッチ

①立った状態で、両足を肩幅程度に開きます。

②右の足を前に出し、かかとを地面につけ、つま先は上に向けます。

③後ろの左足の膝を軽く曲げ、前に出した右足の太ももの裏側が伸びるように、股関節から上半身をゆっくり前に倒します。

④右の太ももの裏側が、気持ちよく伸びていると感じるところで止め、その姿勢を10秒ほど保ちます。

⑤10秒たったら、上半身をゆっくり起こして、元の姿勢に戻します。

⑥次に、足を入れ替えて、同じように、左の太もも裏を伸ばすストレッチを行います。

この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。

 

股関節のストレッチ

①車から降りて、足元が安定する場所に立ちます(必要であれば、車体や建物の壁などに手を添えてください)。

②右の足を一歩前に出し膝を軽く曲げ、後ろに引いた左足のかかとを浮かせます。

③前に出した右足をゆっくり曲げて体重を前に移動させ、後ろに引いた左足の股関節の前側がゆっくり伸びるのを感じるところで止め、その姿勢を10秒ほど保ちます。

④10秒たったら、曲げた右膝を伸ばして、重心を後ろに戻し、元の姿勢に戻します。

⑤次に、足を入れ替えて、同じように、右の股関節の前側を伸ばすストレッチを行います。

この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。

腰から背中にかけてのストレッチ

①両足を肩幅程度に開いて立ち、両手を胸の前で組みます。

②息をゆっくり吐きながら、腰だけをひねるのではなく胸や背中も一緒に動かすように、上半身を右方向へゆっくりひねり、腰から背中が気持ちよく伸びると感じるところで止め、10秒ほど保ちます。

③10秒たったら、右に捻った体を戻し、元の姿勢に戻します。

④次に、組んだ腕を入れ替えて、同じように上半身を左方向へゆっくりひねります。

この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。

 

整骨院でお手伝いできること

長時間の運転は、どうしても腰に負担をかけてしまいます。

少しでも、運転で腰周辺の組織をいい状態を保つには、腰の筋肉や関節だけではなく、背骨・骨盤・股関節・膝・足首などの関節やその周辺の筋肉のお手入れが必要になります。

当院では、腰だけではなく全身の状態を検査して、筋肉や関節のバランスを調整するメンテナンス治療を行っております。

長距離の運転のご予定のある方は事前のケアを、運転後の腰痛を発症させてしまった方は、早めのリカバーのためのケアをおすすめします。

患者様、お一人お一人のご都合や状態に合わせて、治療を行いますのでぜひご相談ください。

 

 

こんな腰痛がある場合は医療機関へ

長時間の運転後に腰が痛くなった場合、その多くは、長時間、同じ姿勢を続けたことによる筋肉や関節への負担が関係しています。

しかし、なかには専門的な検査や治療が必要な病気が隠れていることがあります。

特に、次のような症状がある場合は、単なる「運転による腰の疲れ」と考えず、整形外科や内科などの専門の医療機関で検査を受けられることをおすすめします。

・休んでいても腰の痛みが強い

・お尻から足にかけて痛みやしびれがある

・足に力が入りにくい、歩きにくい

・尿が出にくい、尿や便を漏らすようになった

・発熱を伴っている

・原因がはっきりしない体重減少や、夜間に強くなる腰痛がある腰痛に加えて、

・尿が出にくい、尿や便を漏らす

 

 

まとめ

せっかくの長期のシルバーウィークなので、車でお出かけして思う存分楽しんで欲しいです。

そのためにも、車の運転できつい腰に痛みがなるべく発生させないように、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

(写真)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。

整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。

痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

足を引きずるようになったら要注意?ぎっくり腰の前兆とは?

2026.08.31 | Category: お尻の痛み,ぎっくり腰,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,疲労,立ち方,筋肉疲労,股関節の痛み,背骨,腰痛,血流,関節,骨盤

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、ぎっくり腰を50歳代の女性のかたが訴えて来院されました。

その方は、何度かぎっくり腰を経験されておられ、お話を聞いている中で、

「足を引きずるように歩くようになると、その後に、ぎっくり腰になることが多いんですよ」

「今回も気がついて、やばいなと思っているうちに、ぎっくり腰になっちゃって」

「これってぎっくり腰の前兆なんですかね?なんでですかね?」

というご質問を受けました。

ぎっくり腰は急に起きるイメージがありますが、疲労やストレスや生活習慣の変化などいろんなことが積み重なって、ちょっとしたきっかけで、一気に吹き出すことが多いです。

そして、今回、ご相談いただいた方のように、発症前に体の動きに変化が起きることも少なくありません。

そこで、今回は、ぎっくり腰前に、なぜ歩き方に変化が出るか?

その理由や対処方法について紹介させていただきます。

 

ぎっくり腰前に歩き方に変化が出るのはなぜ?

歩いているときに足を引きずるようになった後、ぎっくり腰を起こしやすい方がいます。

この理由を結論から言うと、

「腰や骨盤に負担がかかっていることで、無意識に腰をかばうような歩き方になっている」

可能性があります。

本来、歩くときは、足首関節・ひざ関節・股関節・骨盤・腰が連動して動きます。

しかし、仕事や家事などなんらかの理由で、腰や骨盤周辺の組織に負担がかかり、その働きが低下すると、歩くための腰や骨盤の動きが小さくなります。

そうすると、足首関節・ひざ関節・股関節が、腰や骨盤の周辺組織の不調をカバーするように動きます。

しかし、腰や骨盤の動きが十分に使えない状態では、下半身だけでその動きを完全に補うことができない場合があります。

その結果、足を前に出しにくくなったり、歩幅が小さくなったりして、足を引きずるような歩き方に変化することがあります。

 

今すぐできるぎっくり腰予防のためのチェックポイント

ぎっくり腰は、腰に負担が積み重なった状態で、ちょっとした動作をきっかけに起こることがあります。

それを今すぐ予防するためにも、「足を引きずるように歩く」以外にも、以下のようなことが日常生活で当てはまるものがないか、チェックしてください。

・歩いていると何もないところでもつまずいていないか?

・以前より歩く歩幅が小さくなっていないか?

・朝、起きたとき、腰や骨盤周辺が固まったように感じはないか?

・立ち上がるとき、腰に違和感や重だるさなどがないか?

・前かがみになると、腰が突っ張ったり動かしにくくないか?

・寝返りがしにくくなっていないか?

・靴下やズボンを履くとき、腰を曲げにくくなっていないか?

・お尻や太ももの裏に、いつもより強い張りを感じていないか?

・長時間、座りっぱなしや立ちっぱなしが続いていないか?

・腰に力が入らない、抜けそうな感覚や「ピキッ」とした瞬間的な痛みを感じることが増えていないか?

以上のような中で、複数当てはまる場合は、腰に負担が蓄積している可能性があります。

痛みが強くなる前に、無理をせず体を休めたり、日常生活や体の使い方を見直したり、専門の医療機関を受診をすることをおすすめします。

 

ぎっくり腰とは

「ぎっくり腰」は、医学的には「急性腰痛」と呼ばれることが多く、その原因は一つではありません。

腰には、腰椎の骨と骨の間にある“椎間板”、腰椎同士をつなぐ“椎間関節”、骨盤にある“仙腸関節”、そして腰を支えている“筋肉”・“筋膜”・“靱帯”など、さまざまな組織があります。

これらの組織に、仕事や家事、長時間の同じ姿勢、運動不足、疲労、寝不足などによって負担が積み重なると、腰をスムーズに動かすことが難しくなる場合があります。

そして、その状態で日常の何気ない動作をきっかけに腰に負担が加わると、突然、強い痛みが現れ、腰が抜けるような感覚や、動くことが難しい状態になることがあります。

現在の医学では、ぎっくり腰のすべてをこの組織が傷ついたからと特定できないのが現状です。

急性腰痛の多くは、椎間板、椎間関節、仙腸関節、筋肉や筋膜など、複数の組織が関係している可能性があるとはされています。

そういった複数の組織の不調によって、ぎっくり腰が起きる前に、歩行の変化や腰の動きの違和感なども起こっていると考えられます。

 

ぎっくり腰を予防するために整骨院ができること

ぎっくり腰が起こるまで、歩行の変化や動作の違和感など、何かしらのサインを出してくれています。

しかし、毎日の忙しさの中で、そのサインに気づかなかったり、後回しにしてしまったりしがちです。

そして、ぎっくり腰前の歩行の変化や動作の違和感などに対してのセルフケアは、なかなか手が届かない場合があります。

また、自分ではどこを改善すればいいのか分からないという場合もあります。

そういったときは、専門家に体の状態を確認してもらうことも一つの方法です。

当院でも、腰や肩の痛みが治った後でも、お身体のメンテナンスで来院される方が多くいらっしゃいます。

よく「体は痛くなくても、みてもらえるんですか?」と言うご質問を受けます。

それに対しては、「車を安全に運転するためには、車自体に故障がなくてもオイルを交換したりタイヤの状態をチェックしたりと、定期メンテナンスしますよね。

それと一緒で、特に体に痛みがなくても、ご自身では気づきにくい体の変化を確認するために、定期的に体の状態をチェックすることも一つの方法です。

お身体のメンテナンスをすることで、日常生活を健康に過ごすための準備ができますよ。」

とお伝えしています。

特に、ぎっくり腰は、再発しやすいものです。

ぎっくり腰を予防するためにも、お身体のメンテナンスを定期的にすることをおすすめしますし、ご希望の方には当院でもそれを承っております。

 

ぎっくり腰と思っても専門の医療機関に行くべき症状

ぎっくり腰だと思っていても、他の病気が隠れている場合もあります。

腰痛とともに以下の症状がある場合は、自己判断せず整形外科や内科などの専門の医療機関へ受診されることをおすすめします。

・安静にしていても痛みが強く、夜間も痛みで目が覚める

・発熱を伴っている

・転倒や事故など、強い衝撃を受けた後から腰が痛い

・体重が急に減ってきた

・強いだるさや体調不良が続いている

・お尻から脚にかけて強い痛みやしびれがある

・足に力が入りにくい、足を引きずる、つまずくことが急に増えた

・排尿しにくい、尿や便が漏れるなど、排泄の異常がある

・股の間やお尻周辺の感覚が鈍くなっている

・胸やお腹の痛み、腹部の強い違和感を伴っている

・痛みが時間とともにどんどん強くなっている

・腰痛発生から数日たっても、発生当日と痛みの度合いが変わらない

 

まとめ

必ずしも「歩行の違和感」=「ぎっくり腰の前兆」と言うわけではありません。

しかし、何度かぎっくり腰を経験していると、今回の患者様のように経験則で、ぎっくり腰の前兆としての体の違和感を感じられる方もいらっしゃいます。

それはとても貴重なことであり、外出時に、雨が降る予報をしていたら、傘を持って出かけることができるように、事前に準備ができます。

毎年、ぎっくり腰をするので不安をおもちのかたは、ご自身に起きるぎっくり腰の前兆のような体の変化を思い出して認識されることをおすすめします。

そのためのきっかけとして、今回、紹介させていた相手ことが皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術やアドバイスをご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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夏の終わりにぎっくり腰が生じやすい原因と治りを早めるための対処法

なぜ夏の終わりに腰痛が増える?――冷房・運動不足・入浴習慣から考える対策

 

【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

腰痛コルセットをつけ続けると、腰の筋肉は弱くなるのか?

2026.08.27 | Category: ぎっくり腰,ゆがみ,予防,圧迫骨折,姿勢,家事,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,職業病,肉離れ,背中の痛み,脇腹の痛み,腰痛,運動,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、50歳代の美容師の女性が、腰痛を訴えて来院されました。

腰や骨盤周辺が不安定な状態で、仕事や日常生活にも支障が出ていたため、治療後に、しばらくの間は、腰のコルセットをつけてくださいとお伝えしました。

すると、

「コルセットをずっとつけていると、腰の筋肉が弱くなりませんか?」

「つけ続けるのは、あまりよくないって聞きますけど・・・」

「コルセットに頼って、外せなくなったりしませんか?」

という質問をいただきました。

こういった腰痛コルセットを装着することに対して、ご心配される方は少なくありません。

その考えの背景には、骨折でギプスをした後、腕や脚の筋肉が細くなって力が入りにくくなったという経験や経験談を聞いたことがあるからかもしれません。

しかし、ギプスによる固定と腰痛コルセットでは、体を固定する仕組みも、筋肉への影響も同じではありません。

そこで今回は、腰のコルセットをつけると腰の筋肉は本当に弱くなるのか、ギプスとの違いも含めて紹介させていただきます。

 

腰のコルセットの装着による筋力への影響の研究

 

 

腰のコルセットが、腰の筋肉にどのような影響を与えるのかについては、これまでにもさまざまな研究が行われています。

これらの研究をまとめると、結論として、

“コルセットを装着すると、腰を支える筋肉の活動量が減ることはあります。

しかし、それが長期的な筋力低下につながるという明確な科学的証拠は、現在は確認されていない”

と報告されています。

つまり、「長期の腰痛コルセットの装着=腰周辺の筋力低下」と単純には考えることはできません。

それどころか、コルセットを使用することで、体幹の安定性や筋持久力などが改善されたことを示す研究もあります。

 

腰痛コルセットの装着による筋力への影響

コルセットを装着すると、腰周辺を外側から支えることで、体幹の動きを一部を制限することもあります。

それによって、腰にコルセットを装着した状態では、お腹や背中の筋肉の活動が低下したという研究で報告されています。

これは、コルセットが腰部を支えることで、本来、その動作を担うべき腰周辺の筋肉の仕事量が減ったためと考えられます。

この研究の報告を見て注意したいことが、

“「筋肉の活動量が減ること」と「筋力が低下すること」は同じではない”

ということです。

例えば、ある動作をするときに、腰の筋肉が100の力を出していたところを、コルセットをつけることで70の力で行えるようになったとします。

これは、筋肉が30弱くなったということではなく、コルセットによって腰が支えられ、

筋肉が必要とする仕事量が減った

と考えることができます。

瞬間的には、腰の筋肉が使えても、持続的に力を使い続けると、やがて腰の筋肉が疲労して、痛みが発生してしまう場合もあります。

それならば、コルセットを使用することで、腰の筋肉への負担を減らしながら使い続けることができます。

また、コルセットをして制御されているとはいえ、腰の筋肉の活動はしているので、コルセットの使用が必ずしも筋力の低下につながるわけではありません。

実際に、21日間の腰のコルセットの使用を調べた研究では、体幹の筋力に明らかな低下は認められませんでした。

また、慢性腰痛の方が、6か月間、腰のコルセットを使用した研究でも、背中の筋力低下は認められませんでした。

 

骨折のギブスと腰痛コルセットの違い

 

コルセットの装着では筋力が落ちずらいが、なぜ、骨折のギプスの装着は筋力の低下が見られることが多いのでしょうか?

これは、ギプスと腰痛コルセットでは、身体を固定する方法が大きく違うためです。

骨折のギプスでは、骨折した部分を安定させて骨が治るのを待つため、骨折部だけではなく、その上下にある関節の動きまで制限することがあります。

筋肉は関節をまたいでついていることも多いため、多数の関節を固定されると、十分に筋肉が動かせなくなることがあります。

すると、関節を動かせないことで、歩く・体重をかけるなどの活動が減り、筋肉を使う機会が減ることで筋肉への刺激が少なくなると、筋力や筋肉量が低下しやすくなる。

つまり、ギプスをする時間が長くなることで、筋肉が細くなっているのは、単純に、外から支えられていたからではなく、ギプスによって関節の動きや身体活動そのものが大きく制限され、筋肉を使う機会が減っていたことが大きな理由です。

一方、一般的な腰痛コルセットは、腰部を支えながらも、通常のギプスほど身体の動きを完全に固定するものではありません。

腰のコルセットは、歩いたり、立ったり、座ったり、股関節や膝、足首を動かしたりすることができ、筋肉には刺激が入ります。

このため、「ギプスで固定された状態」と「腰のコルセットを装着して生活する状態」は、筋肉にとって同じ環境ではなく、双方の状態には違いも出てきます。

 

腰痛コルセットの使用で注意したいこと

 

腰痛コルセットを使用するとき、本当に注意したいことがあります。それは、

“コルセットそのものよりも、コルセットを使うことで、日常生活全体での活動量が低下してしまう”

ことです。

腰痛のためにコルセットを装着したことで、

「コルセットをしているから、腰は動かさないほうがいい」

「腰が不安だから、できるだけ横になっておこう」

と考えて、歩くことや仕事、家事などの日常生活まで減ってしまうと、身体全体の活動量が低下します。

すると、腰の筋肉だけでなく、足やお尻などの筋肉も使う機会が減ってしまいます。

そのため、コルセットを使う場合でも、痛みや身体の状態に合わせながら、できる範囲で普段の活動を維持することが大切です。

日本の整形外科学会の腰痛ガイドラインでも、

「腰痛で安静にしているより、無理のない範囲で動いた方が、腰痛の改善が早まる傾向にある」

と記されています。

つまり、「コルセットをつける=動かない」のではなく、

「コルセットで腰をサポートしながら、できる範囲で動く」

という考え方が重要になります。

 

腰痛コルセットも使い方次第

 

腰痛コルセットは、「一日中、絶対につけ続けなければいけない」というものではありません。

腰の状態や仕事の内容によって、必要な場面で使い分けることもできます。

例えば、

・中腰での作業が多い時間帯

・腰に疲れを感じやすい午後からの時間帯

・長時間、立って仕事をするとき

・長時間、座って仕事をしているとき

など、腰に負担がかかることが予測される際に装着する方法があります。

また、ひどい腰痛になる前は、何もないところで足がつまずきやすくなったり、歩いていたら体が左右にやけに揺れる、立ち上がる時に腰が抜けそうになるなど前兆があるかと思われます。

そういった前兆があったら、腰にコルセットを装着するのも良いかと思われます。

大切なのは、「コルセットは長時間つけると悪い」「短時間なら良い」と一律に考えることではありません。

腰の状態や仕事内容、痛みの程度など状況に合わせて、「腰を補助する時間」を作ってあげることが大切です。

 

正しい腰痛コルセットの装着の仕方

腰痛コルセットを装着するとき、ただふわっと巻いているだけでは、腰へのサポートができず、腹巻と変わらない状態になります。

腰椎コルセットや骨盤ベルトは、製品によって推奨される位置は異なりますが、一般的な考え方として、以下のような装着を心がけてください。

 

腰のコルセットの正しい付け方

腰のコルセットは、まず、コルセットの上下を確認してください。

コルセットには上下があり、一般的には幅が広い側が下側、細くなっている側が上側になっているものが多いです。

ただし、製品によって異なるので、取扱説明書をご確認ください。

そして、コルセットを背中側から当てたとき、

「腰の部分だけを覆うのではなく、コルセットの下端が骨盤周辺にもかかる位置に合わせる」

ことが重要です。

つまり、腰だけをコルセットで覆っても、固定力があまり見込めませんので、腰と骨盤を一緒に覆うようにしてください。

また、お腹側では、おへそ周辺から下腹部にかけてコルセットがかかるようにしてください。

また、コルセットが左右どちらかにずれていると、片側だけ締め付けが強くなったり、反対側が浮いたりします。

左右の高さが同じで、ねじれていないことを、鏡を見たりや他の方に確認してもらったりしてください。

あとは、骨盤ベルトを締めるときは、思い切りお腹をへこませたり、息を止めたりする必要はありません。

普段どおりに呼吸できる状態で、腰が支えられていると感じる程度の圧力で締めてください。

 

骨盤ベルトの正しい付け方

骨盤ベルトの場合は、腰痛コルセットよりもさらに装着する位置が重要です。

骨盤ベルトは、基本的に骨盤そのものを支える目的で使用します。

まず、自分の骨盤の左右にある硬い出っ張りを探します。

骨盤ベルトは、製品によって推奨位置が異なりますが、一般的な骨盤サポートでは、その骨盤の出っ張り周囲を適切に包み込む位置に装着します。

骨盤ベルトの注意点は、腰のくびれ部分まで上げて装着してしまうと、骨盤を支えるという本来の目的から外れてしまいます。

腰の一番細いところを締めるのではなく、骨盤をベルトで包むように支えるようにイメージして装着してください。

骨盤ベルトを装着したら、前側・横側・後ろ側の高さが大きくずれていないか、鏡を見て確認したり、他の方に見てもらって確認してください。

ベルトが後ろだけ上がっていたり、前だけ下がっていたりすると、左右均等に支えられない場合があります。

骨盤ベルトも、強く締めすぎたり、ほわっと締めても効果が薄れます。

骨盤周辺が安定した感じがあり、歩いたときや立ち上がったときにベルトがずれない程度を目安にします。

 

腰のコルセットや骨盤ベルトを装着に確認すべきこと

腰のコルセットや骨盤ベルトを装着したら、立つ・歩く・イスから立ち上がる・軽く前かがみになる・腕を動かす、などを行ってみます。

そのとき、

・腰が支えられている感じがするか

・ベルトがずれないか

・息苦しくないか

・痛みやしびれが出ていないか

を確認します。

装着した瞬間は問題なくても、歩いているうちに上にずれてしまうことがあります。

その場合は、装着位置やサイズ、締め方を見直す必要があります。

 

コルセットをつけた際の体調を確認

腰が痛い時に、腰のコルセットや骨盤ベルトの装着することで、日常生活の動作を助けてくれることは多いです。

しかし、コルセットを装着することで、かえって腰の痛みが増加したり、気分が悪くなった場合は、症状の対処としてはコルセットの装着が体に合っていないことも考えられます。

その場合は無理をして装着されないことをおすすめします。

コルセットをつけるべきかどうか迷った際には、整形外科や整骨院など、専門の医療機関を受診して相談してみてください。

 

腰痛コルセットの装着をやめる基準や目安

腰の状態が改善してきたら、いつまでもコルセットを装着し続ける必要はありません。

例えば、

・コルセットを外しても痛みが強くならない

・立つ、歩く、座るなどの日常動作が楽になってきた

・仕事中に腰の不安を感じることが少なくなった

・中腰などの動作をしても以前ほど腰がつらくない

などといった状態になってきたら、少しずつ装着する時間を減らしていくことも検討してください。

ただし、骨折や手術後など、医師から装具の使用期間を指示されている場合は、その指示を優先してください。

また、コルセットを外すと痛みが急に強くなる、しびれや力の入りにくさがある、日常生活に大きな支障があるといった場合は、自己判断で装着を中止せず、専門の医療機関などに相談してください。

 

まとめ

腰痛コルセットを装着することで、腰の筋肉は必ずしも弱くなるわけではありません。

腰に負担がかかる時期や痛みがある時期に、腰を支えながら身体を動かしていくためのサポート役として考えてください。

コルセットも日常生活を送る上で便利な道具の一つと考えて、腰の状態に合わせて上手に利用されることをおすすめします。

もし、今回のブログで紹介した内容で、わからないことが有りましたら、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な回答や施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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保育士に起こりやすい腰痛の原因と効果的なストレッチ方法

デスクワークで腰が痛くなるのはなぜ?座りっぱなしによる腰痛の原因と対策とは?

【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

なぜ夏の終わりに腰痛が増える?――冷房・運動不足・入浴習慣から考える対策

2026.08.24 | Category: ぎっくり腰,ゆがみ,予防,体操・ストレッチ,冷え,,姿勢,家事,寝起き,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち仕事,立ち方,筋肉疲労,職業病,股関節の痛み,背骨,腰痛,膝の痛み,血流,運動,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

まだまだ暑いですが、お盆も終わり、夏も終盤に向つつあります。

毎年、この時期になると、当院では「腰痛」を訴えられる方が増えてきます。

体のどこが痛くても大変ですが、特に、腰に痛みが出た場合は、日常生活の動作に大きな支障をきたします。

そこで今回は、夏の終わりに腰痛が起こりやすい理由とその対処法について紹介させていただきます。

 

夏の終わりに腰痛が起こりやすい理由

 

お盆が過ぎて、夏も終盤に向かう季節になると、腰痛が起こりやすくなる理由を結論から述べると、

「2か月ほど続いてきた夏特有の生活習慣の積み重ね」

であると考えられます。

具体的には、夏は、暑さを避けるために、

・一日中クーラーの効いた部屋で過ごす

・冷たい飲み物や食べ物をとる機会が増える

・暑いため、湯船につからずシャワーだけで済ませる

・暑さを避けるために外出や運動が減る

といった生活になりやすくなります。

こうした生活習慣は、熱中症や脱水症などを避けるために、仕方がないことではあります。

しかし、そういった習慣で、体の中心部である腰周辺の筋肉や関節などの組織の機能が低下して、腰痛を引き起こしやすくなります。

 

今すぐできる対処法

夏の終わりに起きる腰痛に対して、今すぐできる対処法として、

・クーラーの効いた部屋にいるときは、腹巻きやショール・膝掛けなどを使って、お腹や腰・足元が冷え過ぎないようにする

・冷たい飲み物ばかりにならないように、意識して常温や温かい飲み物も摂るようにする

・体調に問題がなければ、入浴はシャワーだけで済ませずに湯船につかり、ゆっくり体を温める

・室内でもよいので、その場で足踏みやつま先立ち、深呼吸するなど、こまめに体に刺激を入れる

こうした生活習慣に注意することよって、夏の間に低下した腰周辺の状態を少しずつ回復させることで、腰痛の予防や改善につながります。

 

夏の生活習慣が体に及ぼす影響

なぜ夏の間に続けてきた生活習慣によって、腰痛が起こりやすくなる理由を具体的には以下のようなことが考えられます。

冷房による体の冷え

北スウェーデンの労働者3,843人を対象に、職場での寒冷環境への曝露と、首・肩の痛みや腰痛との関連を調べた研究があります。

この研究では、仕事中に寒さを強く感じていた人は、寒さをほとんど感じていない人と比べて、その後に腰痛が発生するオッズが約1.6倍であったと報告されています。

このことから、寒冷環境への曝露と腰痛には関連があることが示されています。

もちろん、日本の夏に熱中症を防ぐためには、クーラーを使用して室温を適切に保つことが大切です。

一方で、冷房の風が直接体に当たったり、薄着のまま長時間過ごしたりすると、お腹や腰、足元などが冷えやすくなります。

体が冷えると、筋肉がこわばって動きにくく感じることがあります。

特に、腰周辺の筋肉は、立つ、座る、歩く、前かがみになるなど、日常生活のさまざまな動作で使われています。

そのため、冷房によって腰周辺の筋肉がこわばると、腰を動かす際に筋肉や関節への負担が増え、腰痛につながる可能性があります。

冷たい飲食物による影響

夏になると、暑さをしのぐために、冷たい水やお茶、ジュース、アイスクリームなどをとる機会が増えます。

もちろん、暑い時期の水分の補給は、非常に重要です。

しかし、冷たい飲み物ばかりを飲んだり、冷たい食べ物をとったりする食生活の習慣が続くと、胃腸に負担をかける場合もあります。

胃腸は、体の外部から見ると、ちょうど腰の位置に存在します。

胃や腸の神経と、腰のあたりの神経や筋肉は、脊髄でつながっています。

胃腸が疲れると、脳が勘違いしたり体を守ろうとしたりして、腰の筋肉を硬くしてしまいます。

その結果、腰の動きが低下して、腰に痛みを感じやすくなる場合があります。

 

シャワー中心の生活による影響

夏は暑いため、湯船につからずシャワーだけで済ませる方も多くなります。

せっかくお風呂に入って汗を流しても、体を湯船で温めると、お風呂から出た途端に汗をたくさんかいてしまって、お風呂に入った意味がなくなると感じるから、なかなか湯船につかれないとおっしゃる方もいらっしゃいます。

シャワーでも、体を洗って清潔にすることはできます。

しかし、湯船につかる場合と比べると、体全体を温めたり、ゆっくりリラックスしたりする機会が減り、体を温める習慣がなくなってしまいます。

腰周辺は分厚い筋肉に覆われていますので、温めるのに時間がかかります。

体が冷えたままでいると、血流が低下して、特に、温まりにくい腰周辺の筋肉はその傾向が高まります。

その結果、腰周辺の筋肉の柔軟性が低下して、腰痛が生じやすくなる場合があります。

 

夏の運動不足による影響

夏は日中の気温が非常に高くなるため、どうしても買い物や散歩など外出を控えたりと、体を動かす機会が減ります。

これは暑さから体を守るためには必要な行動です。

しかし、こうした生活が1~2か月続くと、夏前と比べて、体を動かす機会が減り、腰だけではなく、股関節や膝、足首なども動かす機会が減少します。

活動が低下すると、動かしていない関節の可動性や筋力が減少する傾向にあります。

その影響で、立ったり歩いたりするときに、腰と股関節や膝、足首などがうまく協調して動くことができなくなる場合があります。

その結果、日常の生活動作が、腰にかかる負担を集中させて、腰痛がひき起こしやすくなる場合もあります。

 

腰痛予防のストレッチ方法

腰が痛くなると、「腹筋とか筋トレをした方がいいですか?」というご相談を受けます。

筋トレ自体は、健康のために非常にいいことです。

しかし、腰が痛いのでいきなり筋トレをすると、体もびっくりしてしまいますので、まずは腰周辺の柔軟性を上げて、次の段階で筋トレを始められることをおすすめします。

そのためのストレッチの方法を以下で紹介させていただきます。

 

片膝を抱えるストレッチ

①床やベッドの上に、上向けに寝てください。

②右膝をゆっくり曲げ、両手で右膝を抱え、右膝を胸の方向へ、ゆっくり引き寄せます。

③お尻から腰にかけて、軽く伸びていると感じたら、その状態で10秒保ちます。

④10秒たったら、ゆっくり足を戻し、反対の左側の足でも同じように行います。

左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってみてください。

 

太ももの裏のストレッチ

 

①イスに浅めに腰掛け、背筋を軽く伸ばします。

②右足を前に伸ばし、かかとを床につけ、右足のつま先を軽く上に向けます。

③背筋を伸ばしたまま、股関節から上半身を前に倒します。

④太ももの裏が伸びたのを感じたら、その状態で10秒保ちます。

⑤10秒たったら、ゆっくり足を戻し、反対の左側の足でも同じように行います。

左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってみてください。

 

両膝倒しのストレッチ

①上向けに寝て、両膝を立て、両腕は体の横に置きます。

②息を吐きながら、両膝をゆっくり右側へ倒します。

③腰やお尻の左側が軽く伸びるのを感じたら、その状態で10秒保ちます。

④10秒たったら、ゆっくり足を戻し、反対の左側の足でも同じように行います。

左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってみてください。

 

整骨院でできること

夏の生活習慣による腰痛は、腰だけに要因が集中するのではなく、腰を挟む上半身と下半身の各部位の動きに何らかの支障をきたしていることも要因の一つです。

ですので、夏の生活習慣による腰痛は、全身の状態を把握してからの治療が必要になります。

当院では、詳しく現状のお悩みと生活の状態をお聞きした上で、姿勢の状態・背骨や骨盤の歪み・股関節や肩関節などの可動性・筋肉のバランスなどを検査します。

その上で、お一人お一人に合わせた、背骨や骨盤の歪みを整え・関節などの可動性や筋肉のバランスの調整を行う手技を行い、必要であるなら鍼治療や電気治療なども行います。

治療後も、生活習慣でのアドバイスや患者様の改めて気になることに答えさせていただきます。

そういった流れで治療をすることで、夏の生活習慣による腰痛が少しでも改善できるようにお手伝いさせていただいております。

 

腰の痛みで専門の医療機関で診てもらうべき目安

夏の暑さが和らぎ、活動量が戻ることで、腰痛が軽くなる方もいらっしゃいます。

一方で、腰痛にはさまざまな原因があるため、痛みが長引く場合や症状が強い場合には、医療機関などで原因を確認することが大切です。

具体的な目安となる症状は以下の通りです。

・発熱や悪寒を伴う腰痛

・原因不明の急激な体重の減少

・がんの既往歴がある

・強いケガをした後に発症した腰痛

・高齢者で突然発症した強い腰痛

・夜間も強く痛み、安静にしても改善しない

・足の筋力の低下や麻痺がある

・両足のしびれが強くなっている

・排尿・排便がしにくい、または、漏れる

・股の間にしびれがある

 

まとめ

冒頭でも述べましたが、当院に来院される方の傾向なのですが、毎年、お盆明けは、腰痛の発症が増加します。

体のどこを痛めても辛いですが、特に、腰は日常生活のどの動作にも関わってくるため、痛みが発生するとその影響は大きいものです。

ですので、そういったことを少しでも少なくするために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

産後に腰痛が起きるのなぜ?腰痛予防にはまずどんな運動から始めればいいの?

2026.07.30 | Category: ウォーキング,お尻の痛み,ぎっくり腰,ゆがみ,ランニング,予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,育児,背中の痛み,背骨,腰痛,血流,運動,関節,骨盤

 

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

3人の幼児を育児中の30歳代女性の方が、腰痛を訴えて来院されました。

治療の会話の中で、

「腰が痛いのはしんどいです・・・」

「腰痛をなくすために、運動した方がいいんですか?」

「ランニングとか縄跳びとかはどうですかね」

という腰痛予防のための運動についての相談を受けました。

乳児の育児中は、抱っこや屈む姿勢が多くなり、特に、お母さん方の腰に負担がかかる時期です。

それをなんとか自分で改善したいと、おっしゃるお母さん方も少なくありません。

そこで、今回は、育児中のお母さん方の腰痛予防のための運動について、わかりやすく伝えさせていただきます。

 

腰痛予防は軽い運動から

育児中のお母さん方が、出産後初めて運動を始めようとする際のポイントを、結論からお伝えすると、

“運動を始めてから2~3ヶ月は、物足りない程度の運動を続ける”

ことが重要です。

実は、運動は、頑張れば頑張るほど腰に良いというわけではありません。

始め方を間違えると、かえって腰痛を悪化させてしまうこともあります。

腰痛予防のためには、まずは、少し物足りないと感じるくらいの軽い運動を続け、基礎体力や体幹を整えてから、徐々に運動の強度を上げていくことが大切です。

 

腰痛予防の運動のとっかかりとして、今すぐできるおすすめ運動

まずは、今すぐできる腰痛予防の初動の運動として、

・口から6秒間息をゆっくり吐いて、鼻から息を4秒吸う、腹式呼吸を7回行う

・お尻を締めたり緩めたりする意識を持ってバランスボールに10分座る

・イスに座って骨盤を前後にゆっくり動かすのを10回繰り返す

・上向きで寝て膝を曲げて、左右へゆっくり倒すのを10回繰り返す

・壁の前に立ち、壁に軽く手を添えて、かかとをゆっくりあげて、ゆっくり下すのを10回繰り返す

なとといった運動を、一日数回することから試してみてください。

これだけでも、腰痛予防として効果的です。

もし、ウォーキングが可能であれば、30分以内で、無理のない歩幅で行うことも有効です。

また、運動する際や家事・育児をする際に、骨盤ベルトや腰のコルセットを使用することで、骨盤周囲の安定感が高まり、動作時の痛みが軽減される場合があります。

 

出産後の女性の体の状態

出産後に腰痛を訴える女性の方から、よく「骨盤がゆがんでいるからですか?」という質問を受けます。

それも一つの理由となりますが、他に様々な複数の理由が重なり、発生していることが多いです。

その複数の理由を、以下で紹介させていただいきます。

妊娠中に起きる姿勢の変化のため

妊娠して、どんどんがお腹が大きくなると、その重みで重心が前方へ移動します。

それに対して、倒れないようにするため、腰を反らせる姿勢をとるようになります。

その状態を維持するために、腰や背中・股関節・お尻の緊張させる状態が続きます。

出産後、お腹の膨らみがなくなっても、妊娠中を反る姿勢のクセや疲労が残り、その生活を続けることで、腰に痛みが発生しやすくなる。

靱帯や関節が緩くなるため

妊娠中は、女性ホルモンの影響で、骨盤周囲の靱帯が柔らかくなります。

これは、出産時に赤ちゃんが産道を通りやすくするために必要な変化です。

しかし、その結果、靭帯で骨盤を支える力が弱くなり、それを代償するために、腰周辺の筋肉が頑張って支えるようになる。

それによって、腰が疲労し痛みが生じやすくなる。

腹筋が大きく伸ばされる

妊娠中は、お腹がお大きくなるため、お腹の筋肉が引き伸ばされます。

そして、出産後は、伸びたお腹の筋肉が元の出産前の状態に戻るためには、数ヶ月かかることがあります。

お腹の筋肉は、腰や脇腹・背中の筋肉と共に、背骨を支える役割を担います。

お腹の筋肉が、妊娠によって機能低下すると、背骨を支える役割を腰がより担うこととなり、それが腰に疲労を呼び込み痛みが発生することもあります。

出産で骨盤の底の筋群がダメージを受けるため

出産で赤ちゃんが産道を通る際に、出口の部分の筋肉(骨盤底筋群)が大きく引き伸ばされます。

この骨盤底筋群は、普段は、お腹の上下左右前後を構成している筋肉と一緒に、お腹の圧力を保ちながら、腰も安定させる重要な筋肉です。

この働きが低下すると、腰が不安定になり、痛みも起きやすくなります。

出産後すぐに育児が始まるため

妊娠からの出産は、とてもエネルギーを使うため、出産後は体を休ませたい時期です。

しかし、すぐに育児のため、抱っこ・授乳・おむつ交換・入浴・寝不足の毎日続きます。

特に、前かがみ姿勢での行動が多くなります。

前屈みの姿勢は、腰への負担が非常に大きい動作です。

出産の過程で機能低下を起こした腰周辺の組織の回復途中の腰に、毎日、何回もの前屈み姿勢の負荷が腰に加わることで、痛みが慢性化しやすくなります。

 

運動で体力がつくまでの期間

出産後は、骨盤を支える靱帯や筋肉がすぐに元の状態へ戻るわけではありません。

一般的には、出産で緩んだり痛めた骨盤周囲の組織の安定性が戻り始めるまでには、約2~3か月、そして、日常生活で安定して動けるようになるまでには、3~6か月程度はかかるとされています。

そのため、この回復の期間には、腰にダメージを与える強い運動ではなく、まずは軽い運動で体を慣らし、腰や骨盤を支える筋肉を少しずつ回復させることが大切です。

加えて、単純に運動をすることで、筋肉がつくまでには、一般的に2~3ヶ月の継続が必要とされています。

具体的には、最初の2週間はまず神経系が発達して筋力が向上し、その後、8~12週間ほどかけて細胞レベルでの成長が起こり、目に見える変化として現れ始めます。

ということから見ても、出産後は、基礎体力作りとして、軽い運動を2~3ヶ月することから始め、それができてからはじめて、強度の強い運動に移行することをおすすめします。

避けてほしい運動の種類

出産後、体力や筋力が十分に戻るまでは、次のような運動は控えめにすることをおすすめします。

ジャンプを繰り返す運動

ランニング、縄跳び、バレーボール、バスケットボール、エアロビクスなどジャンプを繰り返す運動は、控えられることをおすすめします。

というのも、ジャンプして地面に着地するさに、体重の2~3倍程度の力が足から腰へ伝わるとされています。

骨盤や体幹の安定性が十分でない時期では、その衝撃をうまく吸収できず、腰への負担が大きくなるためです。

重い負荷で行う筋力トレーニング

スクワットやデッドリフトなど、重い負荷をかけて行うと、踏ん張るために、お腹の圧力が大きく上昇します。

体幹や骨盤底筋群が十分に回復していない時期では、腹圧の増加は、腰へ過度な負担がかかる可能性があります。

急な方向転換や全力ダッシュを伴う運動

テニスやバドミントン、サッカーなどは、急停止や急発進・急な方向転換を繰り返します。

このような動作では、体幹を支えるために腰や骨盤を支える筋肉へ大きな負荷がかかります。

階段の昇降や大股歩き

腰痛予防の健康情報の本や番組で、階段の上り下りを繰り返し行うトレーニングや、大股でウォーキングを行うことをよく取り上げられます。

階段の特に下りは、体重を階段の床にかかることで、その何倍もの衝撃が床から跳ね返ってきます。

また、大股で歩くことは、勢いをつけて体重をかけて地面に着地することで、大きな衝撃が地面から返ってきます。

この衝撃は、出産で機能低下している腰周辺の組織で受けきれないと、腰痛の要因となります。

階段の上り下りを繰り返し行うトレーニングや、大股でウォーキングは、いい運動ではあるのですが、基礎体力がついた上で行うことをおすすめします。

 

整骨院でできること

よく「産後骨盤矯正って、どうなんですか?」というご質問を受けます。

実際のところ、「産後骨盤矯正」という名称だけでは判断できず、治療として何をしているかが重要です。

ただ、産後骨盤矯正をされているところの広告やWEBで、「開いた骨盤を閉じる」「ゆがんだ骨盤を元に戻す」「一度の施術で骨盤が締まる」といった説明がされることがあります。

しかし、現在の医学では、出産後の骨盤は、女性ホルモンの影響で靱帯が緩みますが、その後は時間の経過とともに自然に安定していきますし、骨盤そのものを手で押したり動かしたりして、骨の位置を大きく変えられるません。

そして、「産後骨盤矯正」という施術そのものの有効性を裏付ける強いエビデンスはありません。

ですので、当院でも、骨盤だけではなく、背骨や股関節・膝・足首などの調整や、筋肉や姿勢のバランスなど体全体を整えることで、産後の腰痛改善し育児をしやすい体をつくることを取り組んでおります。

出産後の腰痛で専門の病院を受診すべき目安

一般的な産後の腰痛であれば、セルフケアや適切な運動によって、徐々に改善していくことが多いです。

しかし、まれに重い病気が隠れていることもあるため、以下のような症状がある場合は、整形外科や内科などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。

・2~4週間ほどセルフケアを続けても改善しない、または悪化している

・安静にしていても強い痛みが続く、夜中に痛みで目が覚める

・38℃以上の発熱や寒気を伴う

・足のしびれや筋力低下が強く、歩きにくい

・排尿や排便がしにくい、尿漏れや便失禁が急に起こった

・股の間にしびれや感覚の低下がある

・がんや骨粗しょう症、ステロイド薬の長期使用などの既往がある

 

まとめ

腰が痛くなると、早く良くなるために、強めの運動をしたくなります。

しかし、特に、産後の女性は、腰周辺の組織の回復には時間がかかり、さらに、育児で腰の負担も大きい。

ですので、もどかしいと思いますが、軽い運動を続けて、まずは体幹や体力の基礎を作っていき、腰痛を改善していくことをおすすめします。

そのための方法や情報を、今回のブログで知っていただけると幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。

整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。

痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

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