





- Blog記事一覧 -忘年会での食べ過ぎが引き起こす胃の不調と胃の機能を改善するための3つのツボ

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
年末になると、忘年会が開催されることが多くなります。
忘年会に参加して、仲間と一緒に美味しいお酒や料理を食べながら、会話を交わすのは非常に楽しいものです。
そんな楽しい場では、ついつい、いつも以上に飲んだり食べたりし過ぎてしまいます。
そうすると、次に日になると、胃のあたりにしんどさを感じる方が少なくありません。
先日も、50代男性の患者さんが、職場や友人との忘年会で、連日の食べ過ぎが続いた結果、翌朝になると胃に重たさを感じ、仕事に行ってもしんどくて集中できない状態になったそうです。
検査をしてみると、おなかや背中に張りや圧痛も出ており、その影響で肩こりや腰痛まで発症している状態でした。
当院での実例にような、食べ過ぎによる胃の疲れは、単に胃の不快感だけでなく、日常生活全体に影響を及ぼし、さらに他のお体の不調も呼び込む場合があります。
そこで今回は、食べ過ぎによる胃の不快感の原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、忘年会での食べ過ぎによる胃の不快感の原因が解消されて、快適に仕事や日常生活を送ることができます。

忘年会での食べ過ぎで、胃がしんどくなる原因として、以下の3つが主に考えられます。
忘年会シーズンの暴飲暴食は、胃に大きな負担をかけます。
通常、胃に食べ物が入ると、胃が自動で波状に動き、それによって食べ物と胃酸が混じり合い、食べ物をかゆ状に消化します。
食べ過ぎると、胃が過度に広がってしまうことで、この波状の動きが鈍くなります。その結果、消化の不良が起こり、胃もたれや胃痛といった不快感を引き起こします。
食べ過ぎは、胃酸を過剰に分泌させます。胃酸の主成分は塩酸で、その強さは工業用の塩酸と同じぐらいの強さを持っています。
外食でのアルコールや脂っこいものや塩辛いものが胃に入ると、胃は自動的に胃酸の分泌を促進させます。
忘年会でそういったものを食べすぎることで、過剰な胃酸が分泌されて、強力な胃酸が胃の内側の粘膜を刺激し、炎症を引き起こすことがあります。
それによって、胃の疲れや痛みなどが引き起こされます。
忙しい年末年始のストレスは、胃の調子を崩す一因です。
胃が自動的に働くのは、自律神経の働きによるものです。自律神経には、体を活動させるための交感神経と、体を回復させる副交感神経があります。
人間はストレスを感じると、体が活動モードである、交感神経が優位に動きます。交感神経が優位に働いているときには、胃腸の機能は抑えられます。
ストレスで交感神経が優位になり、胃腸の機能が抑制されているときに、忘年会で食べすぎると、十分な消化ができず、胃がしんどくなるという症状が引き起こされます。

食べ過ぎで胃がしんどい症状には、胃の機能を整える効果があるツボへの刺激が効果的です。
ここでは、胃の疲れを整えるための3つの重要なツボを、以下で説明させていただきます。

中脘は、みぞおちとへそをを結んだ線のちょうど中間で、もしくは、へそから上に4本指分、上がったところにあります。
中脘への刺激方法としては、1日3回、人差し指、中指、薬指の3本の指の腹を使って、軽く円を描くように、20秒間、優しくさすってください。

足三里は、ひざのお皿の下端から、指4本分、下がったところの、すねの骨の外側にあります。
足三里の刺激方法として、1日3回、左右の足で交互に、親指でツボを押し、円を描くように、20秒間、優しくさすってください。

裏内庭は、足の裏にあり、足の人差し指の付け根と足の中指の付け根の間のくぼんだところにあります。
裏内庭の刺激方法として、1日3回、左右の足で交互に、親指でツボを押し、5秒ほど押し、3秒休むというリズムで、1分間、続けます。

今回のブログでは、忘年会での食べ過ぎで、胃がしんどくなる主な原因として、以下の点を説明させていただきました。
・消化器系への過度な負担
・胃酸過多による胃粘膜への刺激
・ストレスと自律神経の乱れ
また、胃の不快感への対処法として、以下のツボへの刺激を紹介させていただきました。
・中脘(ちゅうかん)
・足三里(あしさんり)
・裏内庭(りないてい)
胃の疲れは、年末年始に向けて、日常生活に大きな影響を与えるため、早めのケアが重要です。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、胃の不調が続く場合は、専門の医療機関への受診をおすすめします。
当院でも、今回のブログで取り上げた胃の不快感にも対応していますので、お気軽にご相談ください。
また、他に胃腸の不調への対策を書いたブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
日本消化器病学会. (2021). 機能性ディスペプシア診療ガイドライン2021. https://www.jsge.or.jp/guideline/guideline/pdf/FD_2021.pdf