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脱水症 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

なぜ台風が近づくと頭痛が起こりやすくなるの?

2026.09.28 | Category: ストレス・自律神経障害,むくみ,予防,台風,呼吸,天候,天気,栄養・食事・飲み物,水分,生活習慣,疲労,睡眠,秋,肩こり,脱水症,血圧,血流,関節,頭,頭痛,首の痛み

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院、院長の久木崇広です。

秋の彼岸もすぎたこともあり、少しずつ秋らしくなってきました。

一方で、この時期は、台風が接近しやすい時期にもなってきます。

台風が近づくと、「頭が痛くなる」「頭が重くなる」という方も少なくありません。

実際に、台風による急激な気圧の変化と頭痛には関係があることが、医学研究でも報告されています。

台風によって頭痛が起きると、集中力や注意力も低下して、仕事や家事・勉学などに大きな影響が出てしまいます。

そこで今回は、なぜ台風が近づくと頭痛が起こるのか、その医学的な理由と、台風による頭痛を和らげるための対処法について、分かりやすく解説していきます。

 

台風が近づくと頭痛が発生しやすくなる理由

台風の接近に伴って、頭痛が発生しやすくなる理由を結論から言えば、

「台風による急激な気圧の変化が、頭の痛みを感じる神経(三叉神経)を過剰に刺激する」

ことで起きると考えられています。

気圧の変化は、体が外からかかる大気圧が変化するので、自律神経などを働かせて血管が収縮・拡張することで、血流は自動的に調整されます。

特に、台風は急激に気圧の低下を引き起こすので、頭痛を起こしやすい人では、急な血流の変動によって、三叉神経などの痛みを感じる神経を過剰に刺激し、頭痛が起こりやすくなります。

 

台風が来る前にしておきたい今すぐできる頭痛対策

地震や竜巻など他の災害と違って、台風はある程度、台風の発生からその進路・強さ・くる日時などがあらかじめわかります。

ですので、台風が来る前に、気圧の低下を受けても影響を最小限にとどめるための対策をとっておくことが有効です。

そのポイントを、以下で紹介させていただきます。

 

睡眠リズムを整えておく

睡眠は、体を回復させる時間帯です。

十分な質の良い睡眠をとていることで、体が健康体を保ち、多少の環境の変化にも体は無意識下でも自動的に対応します。

ですので、台風が近づいてから慌てて、長時間、寝るのではなく、数日前から就寝・起床時間をなるべく一定にすることが大切です。

睡眠不足だけでなく、普段より長く寝ることも頭痛の誘因になる場合があるので、ご自身のベストな睡眠に費やす時間(一般的には6~7時間程度)をとるようにしてください。

 

こまめに水分をとる習慣をつける


頭痛の発生が誘発される要因の一つに、体の水分量の低下があげられます。

台風が接近すると、気温が下がることがあり、それによって水分の補給がおろそかになることもあります。

水分は喉が渇いてから一気に飲んでも、吸収には時間がかかるため、普段からこまめに水分をとるようにしてください。

 

食事の時間を乱さない

空腹や食事抜きも、頭痛を発生のリスクを高めることがあります。

そのため、台風が接近する日も、朝・昼・夕の食事をできるだけ普段どおりの時間にとることを意識してください。

 

無理をしない予定にする


疲労やストレスが積み重なると、環境の変化に体が対応しにくくなります。

台風接近前は、できるだけ長時間の外出や激しい運動など、必要以上に体へ負担をかける予定を減らしておくことをおすすめします。

 

早めに準備する

台風が来ると、毎回、頭痛がするという方は、天気予報や台風情報を確認し、食料や頭痛薬など必要なものを事前に準備しておくことも対策になります。

バタバタしないように、余裕を持って台風による天気の変化を迎えるようにしてください。

 

気圧とは

気圧とは、ざっくり言えば、「空気の重さによってかかる圧力」のことです。

目には見えませんが、地球を包んでいる空気には重さがあります。

私たちは常に、大量の空気からギュッと押されている状態にあります。

標準的な地上の気圧では、私たちの体は1平方センチメートルあたり、約1キログラムの力を外から受けています。

標準的な気圧では、成人男性の体表面には、合計すると約18トンもの力が外側から加わっています。

ただし、体内にも同程度の圧力があるため、普段はその力で押しつぶされることはありません。

外からの気圧と、内からの圧力がちょうど同じため、普段はその重さを感じずに過ごせています。

台風は巨大な低気圧の塊でもあります。

台風が近づくと、周りの空気の重さが軽くなり、外から体をギューギュー押す気圧が急激に弱まります。

すると、体の中から外へ押し返す力のほうが一時的に強くなってしまうため、血管が拡張したり、耳の奥にあるセンサー(内耳)が混乱したりして、頭痛を引き起こす原因になります。

 

整骨院でお手伝いできること

台風は急激な気圧の低下をもたらすため、それに素早く順応する必要があります。

そのためには、睡眠・血流・呼吸などが良い状態であることが必須です。

体に特に痛みを感じておられなくとも、台風が来るたびに体の不調を感じておられるなら、お近くの治療院にご相談されることをおすすめします。

もちろん、当院でも、そういった体づくりのためのメンテナンスのお手伝いを行っております。

姿勢や関節の動き、筋肉のバランス、呼吸状態、むくみや冷えなど、体の状態を検査し、それに対して改善するための施術をさせていただきます。

 

頭痛を感じる際に病院で精密な検査を受けるべき目安

台風の接近に伴って頭痛が発生しても、すべての方が脳の精密検査を受ける必要があるわけではありません。

ただし、頭痛とともに、

・突然、今まで経験したことがないほど激しい頭痛

・手足の麻痺やしびれ

・ろれつが回らない

・意識を失う

・視覚の異常

などの症状が起きている場合は、脳や血管の病気が隠れている可能性があります。

その際には、気圧による頭痛だと自己判断せず、早急に内科や脳外科などの専門の医療機関を受診されることをおすすめします。

 

まとめ

2026年の台風の発生件数は、9月の時点で去年を上回っています。

まだまだ、台風の発生は続くを思われますので、台風によって体調不良が起こりやすい方は、事前の準備やケアが必要かと思われます。

そのための一助として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

インターネットでのご予約はこちら>>

電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

「晴れから雨」と天気が急激に崩れるタイミングで首の痛みが起きる理由とその対処法

「雨から晴れ」と天気が急激に回復するタイミングで首の痛みが起きる理由とその対処法

【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

暑い場所から帰っても体の火照りが取れないのはなぜ?熱中症との違いと正しい対処法

2026.08.03 | Category: 予防,体温,夏,天気,栄養・食事・飲み物,水分,熱中症,生活習慣,疲労,睡眠,筋肉疲労,職業病,脱水症,血流

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

今年も、厳しい暑さが続いていますね。

高温多湿な環境で仕事をされている方から、

「仕事から帰っても、体が火照って熱くて・・・」

「冷たい飲み物を飲んでも、なかなか体の熱がおさまらないんです・・・」

「体の熱を早く下げるには、どうしたらいいんですか?」

というご相談を受けました。

このように、暑い環境から離れた後も体の火照りが続く場合は、熱中症を含めた暑熱による体調不良の可能性があります。

熱中症は重症化すると命に関わることもあるため、頭痛や吐き気、強いだるさ、意識がぼんやりするなど、いつもと違うと感じる症状があれば、まずは、すみやかに医療機関を受診してください。

そういった行動をしていただくことを前提に、今回は、自宅でもできる体の熱を効率よく下げる方法について、わかりやすく伝えさせていただきます。

 

体の熱を効率よく下げるには

長時間、暑い環境で働くと、筋肉の活動によって多くの熱が体の中で作られます。

また、外気温が高いと、体の熱を十分に外へ逃がすことができず、体の中心部の体温が上昇していきます。

そうして体内で生じた熱が十分に放散できないため、血液にのって全身へ運ばれ、体が火照ると感じる要因となります。

そのため、火照った体を効率よく冷やすためのポイントを結論から言えば、

「血液から熱を逃がすこと」

が重要になります。

 

今すぐできる体の熱を下げる方法

体の火照りを感じたら、まず試していただきたい方法があります。それは、

「首・脇・足の付け根(股関節の前面)を氷嚢やアイスパックで冷やす」

という方法です。

首、脇、足の付け根には、比較的太い血管が、皮膚の近くを通っています。

これらの部位を冷やすと、血管の中を流れる血液が、効率よく熱を放出します。

そして、温度が下がった血液が体内を巡ることで、体の中心部にたまった熱を少しずつ下げる手助けとなり、火照りの改善が期待できます。

この方法は、日本救急医学会の熱中症診療ガイドラインなどでも、熱中症の応急処置として推奨されている冷却方法の一つです。

この方法に対する注意点は、氷嚢やアイスパックを直接肌に当てると、凍傷を起こす可能性があるため、必ずタオルなどで包んで使用するようにしてください。

また、冷やしても症状が改善しない場合や、吐き気、意識障害、まっすぐ歩けないなどの症状がある場合は、すみやかに医療機関を受診するか、救急車を呼んでください。

 

体に熱がこもると何が起こるの?

私たちの体は、常に体温を約37℃前後に保つように、暑かったら汗をかき、寒かったら体を震わせるなどして、無意識下で自動的に体温を調整する機能が働いています。

気候や活動量がほどほどなら、こういった体温の自動調節機能が働いて、健康に過ごせます。

しかし、気温や湿度が高い環境で長時間過ごしたり、激しい運動や仕事を続けたりすると、体の中で作られた熱が大きくなりすぎることて、処理が追いつかず、十分に体外へ熱を逃がせなくなります。

その状況になった際の、体への影響は以下のようなことが起きます。

大量の汗と湿度により体が冷やせなくなる

体温が上がると、脳の視床下部という体温調節を行う部位が働き、汗をたくさん出します。

汗が皮膚の上で蒸発するときに、体の熱が奪われることで、体温が下がっていきます。

しかし、湿度が高い日は、皮膚の上にある汗が蒸発しにくくなるため、十分に体を冷やすことができず、体内に熱がこもってしまう要因ともなります。

心臓の負担が大きくなる

体の熱を外へ逃がすため、皮膚の血管が広がり、皮膚へ多くの血液が送られます。

体の熱が移った血液が、皮膚の表面を走ることで、体外に血液に移った熱が放散する作用があります。

ですので、体内の熱が大きくなると、それを逃そうと、心臓は全身へ十分な血液を送り出そうとして、普段より速く拍動します。

その結果、動悸や息切れを感じたり、心臓への負担が大きくなります。

脱水が進み筋肉がつりやすくなる

汗は血液の水分から放出されます。

汗を多くかくと、血液量が減って血液が流れにくくなり、体の熱を運ぶ力も弱くなります。

そのため、さらに体温が上がりやすくなるという悪循環に陥ります。

また、大量の汗によって、水分やナトリウム、カリウムなどの電解質が失われます。

電解質は、筋肉や神経が働くための必要な成分であるため、それが不足すると、筋肉がつりやすくなります。

脳の働きが低下する

脳は、体の司令塔ですが、熱にとても弱い臓器です。

暑い環境下や激しい活動で、高熱と脱水が重なると、脳細胞は正常に働けなくなります。

さらに、発汗による脱水で血液量が減ると、脳へ送られる酸素やブドウ糖が十分に届きにくくなり、脳の働きはさらに低下します。

その結果、集中力や判断力が落ち、ぼんやりしたり、頭痛やめまい、吐き気などの症状が現れます。

重症になると脳細胞が障害され、意識障害やけいれん、昏睡を引き起こすことがあり、命に関わる危険な状態となります。

 

そのほかに体内から体温を下げる方法

体が熱いから、とにかく冷たい飲み物をたくさん飲んで体を冷やそうと思われる方もいらっしゃるかと思われます。

もちろん、十分な水分補給は、熱中症の予防や回復に欠かせません。

しかし、冷たい飲み物を飲むだけでは、上昇した体温を十分に下げられないことがあります。

その理由は、飲み物で直接冷やせるのは、胃や腸など消化管の一部だからです。

飲み物が胃に入ると、その冷たさによって胃の周囲は一時的に冷えます。

しかし、胃や小腸には、全身から約37℃の血液が絶えず流れているため、飲み物は短時間で体温に近い温度まで温められてしまいます。

つまり、冷たい飲み物を飲むことは大切ですが、それだけでは体の熱を十分に下げられるわけではありません。

ということで、効率的に水分を摂取して、体温を下げるように体を改善するための方法を以下で紹介させていただきます。

アイススラリー


近年、スポーツ医学や熱中症対策の分野で注目されているのが、

「アイススラリー」

です。

アイススラリーとは、細かい氷の粒と液体が混ざったシャーベット状の飲み物です。

通常の冷たい水との大きな違いは、氷が溶ける際に多くの熱を吸収することです。

氷は溶けるときに、融解熱と呼ばれるエネルギーを周囲から奪います。

そのため、同じ温度の冷たい飲み物よりも、体内から多くの熱を奪うことができます。

実際に、スポーツ選手や消防隊員、自衛隊員などを対象とした研究では、運動前や高温環境でアイススラリーを摂取すると、深部体温の上昇を抑えたり、暑さの中での作業能力を維持しやすくなることが報告されています。

市販で売られているアイススラリーの商品として、代表的な市販のアイススラリー飲料は以下の通りです。

・大塚製薬 ポカリスエット アイススラリー

・大正製薬 リポビタン アイススラリー Sports

・伊藤園 健康ミネラルむぎ茶 アイススラリー

・イオン トップバリュ アイススラリー

・赤穂化成 熱中対策水 アイススラリー

 

経口補水液


熱中症による体が火照る症状だけであれば、休息や冷却のほかに、効率よく水分と電解質などを補給することで、体温調節機能を助けることができます。

効率よく水分と電解質などを補給するためには、

「経口補水液」

を飲むことです。

その理由は、経口補水液には、ナトリウムとブドウ糖が適切な割合で含まれており、それによって小腸でナトリウムとブドウ糖が一緒に吸収されやすく、それに伴って水分も効率よく体内へ取り込まれるためです。

経口補水液を飲む際の注意点としては、経口補水液は脱水状態の改善を目的として作られた飲み物なので、日常的に喉が渇くたびに飲むものではなく、汗を大量にかいた後や熱中症が疑われる場合などに利用することがすすめられます。

経口補水液は、一度に大量に飲まず、

・少量(100~200mL程度)ずつ、こまめに飲む

・5~10分おきを目安に、ゆっくり飲む

・吐き気がある場合は、スプーン1杯(5~10mL)ずつ少しずつ飲む

・常温でも冷やしてもよいが、冷やし過ぎない5~15℃程度であると飲みやすい

市販で購入できる主な経口補水液としては、

・OS-1(オーエスワン)(大塚製薬)

・OS-1ゼリー(大塚製薬)

・アクアソリタ経口補水液(味の素)

・アクアソリタゼリー(味の素)

・アクアライトORS(和光堂/乳幼児向け)

・明治アクアサポート(明治)

 

体の火照りと伴う症状で医療機関を受診すべき目安

暑い場所で過ごした後に起きる体の火照りに伴って、以下のような症状が起きている場合は、熱中症が進行している可能性があり、自宅で様子を見るのではなく、早めに医療機関を受診をしてください。

・強い頭痛や吐き気がある

・めまいや立ちくらみが続く

・筋肉が何度もつる

・強いだるさや力が入らない

・水分を飲めない、飲んでも吐いてしまう

・意識がぼんやりする、受け答えがおかしい

 

まとめ

熱中症は命に関わることもある病気で、体の火照りが続く場合は、熱中症の兆候とも言えます。

まずは、医療機関で適切な診察を受けることが最も重要です。

医師から運動や日常生活への復帰が許可され、筋肉や関節の不調が残る場合には、当院での施術やセルフケア指導が回復をサポートできることがありますのでご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

室内での熱中症を防ぐために夏の時期に知っておくべき予防法

大量に汗をかいたときはスポーツドリンクと経口補水液のどちらが適している?

 

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【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師

所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。

整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。

痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

暑い日に冷たい飲み物を飲み過ぎると、胃もたれや食欲不振になるのはなぜ?

2026.07.27 | Category: 予防,体温,冷え,夏,栄養・食事・飲み物,水分,熱中症,生活習慣,疲労,職業病,胃痛,胃腸,脱水症,血流

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

連日、熱中症警戒アラートが発表されるほど、猛暑日が続いています。

冷房が十分に効かない職場で働く方にとっては、こまめな休憩や水分補給が欠かせません。

そのため、多くの職場でも、適切に休憩や水分補給ができるよう配慮されているかと思われます。

こうした職場の環境は熱中症予防のためにとても大切ですが、一方で、喉の渇きに任せて冷たい飲み物を一気に飲む習慣が続くと、胃腸に負担がかかり、食欲の低下や体のだるさにつながることがあります。

実際に当院でも、「夏になると胃の調子が悪い」「食欲が落ちて疲れが抜けない」といったご相談を受けることが少なくありません。

そこで今回は、冷たい飲み物を一気に飲むことで胃腸にどのような影響が起こるのか、そして胃を守るための予防法や対処法について、わかりやすくご紹介します。


冷たい飲料を飲むことで胃腸に与える影響

職場環境が暑く、汗をたくさんかくと、強い喉の渇きを感じます。

そのため、休憩時間に冷たい飲み物を一気に大量に飲んでしまう方も少なくありません。

このような飲み方が続くことで胃に与える影響を、結論から言えば、

「胃が急激に冷やされることで、胃の働きや胃の血流が一時的に低下し、胃から小腸へ水分や食べ物を送り出す働きが遅くなる」

ことが発生します。

すると、胃の消化機能が低下して、消化不良や食欲不振が起こりやすくなります。

その結果、エネルギー源となる栄養を十分に吸収できなくなり、疲労感や体のだるさを感じやすくなります。

 

今すぐできる休憩時の水分補給の方法

「冷たい飲み物」「一気に飲む」ということが、胃の不調につながります。

それを少しでも改善するためには、

・水筒は、細口のスクリュータイプや細いストロータイプを選ぶ

・ペットボトルに直接口を付けず、コップに注いだりストローを使ったりして飲む

・飲み物を一度口の中に含み、少ししてから飲み込む

・一度に大量に飲まず、100~200mL程度を目安に数回に分けて飲む

・一口飲んだら一呼吸置き、ゆっくり飲む

・冷蔵庫から出したばかりの飲み物ではなく、少し温度が上がってから飲む

といったように、休憩時間直後に、一気に飲むのではなく、休憩時間をフルに使って、ゆっくり飲むようにしてください。

また、仕事中に摂取する際も、こまめに少しずつ取るようにしてください。

 

冷たい水分を飲むことで起きる胃の反応

胃の主な働きは、飲んだ水分や食べ物を一時的に胃の中にため、胃の動きによって胃液とよく混ぜ合わせながら、少しずつ小腸へ送り出すことです。

つまり、胃は「消化」を担う臓器であり、水分や栄養の多くは、その後、小腸で「吸収」されます。

通常、水だけであれば、飲んでから10~20分ほどで胃から小腸へ送られ始め、30~60分ほどで大部分が胃を通過し、小腸へ運ばれてから吸収されます。

一度に大量に飲むよりも、少量ずつこまめに飲む方が、小腸で効率よく吸収されやすくなります。

これは常温の水分のパターンです。

しかし、冷たい飲み物を一気に大量に飲むと、胃が急激に冷やされることで、胃の血流や胃の動きが一時的に低下します。

その結果、水分を小腸へ送り出す働きが遅くなり、胃の中に水分がとどまる時間が長くなります。

さらに、胃の動きが弱まることで、飲み物や食べ物を胃液と十分に混ぜ合わせる働きも低下するため、消化がスムーズに進みにくくなります。

その結果、胃もたれや食欲不振、消化不良などを起こしやすくなります。

こうした状態が続くと、十分な食事が摂れず、エネルギーや栄養素が不足して、疲れや体のだるさを感じやすくなることがあります。

 

胃の機能が低下している時に有効なツボ3選

冷たいものを飲み過ぎて、胃の調子が悪い状態を改善するために有効なツボを、以下で3つ紹介させていただきます。

足三里(あしさんり)

足三里(あしさんり)ツボの場所は、ひざを軽く曲げ、お皿の下にある外側のくぼみにから、指4本分下が理、外側へ指1本分ずれたところ。

親指で気持ちいいと感じる強さで、5秒押し、ゆっくり離し、これを左右の足で5回繰り返します。

中脘(ちゅうかん)


中脘(ちゅうかん)のツボの場所は、胸の中央のみぞおちと、おへその真ん中を結び、そのちょうど中間。

人差し指・中指・薬指の3本の指で、お腹が軽くへこむ程度の力で5秒ゆっくり押し、呼吸を止めず、5回ほど繰り返します。

内庭(ないてい)

内庭(ないてい)のツボの場所は、足の甲側の足の人差し指と中指の付け根の間の少しくぼんだところ。

親指で5秒ほど心地よい強さで押し、ゆっくり離し、これを左右の足で5回繰り返します。

 

胃の不調に対して整骨院でできること

 

冷たいものを飲んだことによる胃への血流の低下が、体の不調を起こしています。

それに対して、血流を改善するために、姿勢の改善・関節の可動域の向上・筋肉バランスの調整など行います。

また、内臓へ影響のある神経(迷走神経)が、首から出ているので、首の調整も合わせて行います。

 

胃の不調に対して医療機関へ受診すべき目安

胃の不調を感じていて、以下の症状がある場合は、速やかに内科や消化器科など専門の医療機関の受診をおすすめします。

・胃もたれや食欲不振が1~2週間以上続く

・強いみぞおちの痛みや繰り返す腹痛がある

・水分も摂れないほどの吐き気・嘔吐が続く

・吐血や黒色の大便が出ている

・原因の分からない体重減少がある

 

まとめ

猛暑の中で作業をして大量の汗をかくと、喉の渇きを解消するために、ついつい、冷たい飲み物が欲しくなるし、一気に飲んでしまいます。

それによって、食欲が減少して疲労が積もると、長い夏を乗り越えるのもしんどくなってきます。

ですので、意識して水分補給の方法を工夫されることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。

整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。

痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

大量に汗をかいたときはスポーツドリンクと経口補水液のどちらが適している?

2026.06.29 | Category: 予防,体温,夏,天気,救急,栄養・食事・飲み物,水分,熱中症,生活習慣,疲労,脱水症,農作業,飲酒

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

いよいよ、夏も本番に近づいて、暑い日が多くなってきました。

この時期に、庭で作業をしたり、買い物のために歩いて外出したりすると、汗を大量にかくこともあります。

このときに怖いのが、熱中症や脱水症です。

その予防の一つとして、「意識してこまめに水分をとる」ことが重要です。

そのために摂る飲料の種類の代表例が、スポーツドリンクや経口補水液なのですが、これらをどのように飲んだら適切なのか?というご相談をよく受けます。

そこで今回は、熱中症や脱水症予防として摂るスポーツドリンクや経口補水液について、わかりやすく説明させていただきます。

スポーツドリンクや経口補水液を飲むタイミング

結論から言えば、

“活動するシーンや体調に合わせてスポーツドリンクや経口補水液を飲み分ける”

ことが重要になります。

夏場の熱中症や脱水症の予防として、とにかくたくさん水分を飲めば良いというわけではありません。

実は、外出前なのか、汗をかいている最中なのか、活動中や帰宅後に体調不良を感じているのかによって、適した飲み物は異なります。

スポーツドリンクは、運動や屋外活動時の水分やエネルギー補給を目的として作られています。

一方で、経口補水液は、脱水状態になった体へ、水分と電解質を効率よく補給することを目的として作られています。

そのため、

・外出前→アイソトニックのスポーツドリンク

・外出中→ハイポトニックのスポーツドリンク

・脱水症状が疑われる場合→経口補水液

といったように、その時の状況や体調に合わせて飲み分けることが、熱中症や脱水症の予防につながります。

スポーツドリンクと経口補水液の特徴

スポーツドリンクには、飲料に含まれる成分によって、大きく分けると「アイソトニック飲料」と「ハイポトニック飲料」があります。

この2種類と経口補水液の特徴について、以下で説明させていただきます。

アイソトニックのスポーツドリンクの特徴

アイソトニックのスポーツドリンクとは、人の細胞や血液などの体液に近い成分バランスで作られた飲料です。

水分だけでなく糖分やミネラルも比較的多く含まれているため、水分補給とエネルギー補給を同時に行うことができます。

代表的な商品には、

・ポカリスエット

・アクエリアス

などがあります。

ハイポトニックのスポーツドリンクの特徴

ハイポトニックのスポーツドリンクとは、汗をたくさんかいて水分が不足した体に、水分が素早く吸収されやすいよう作られた飲料です。

糖分やミネラルの量をやや控えめにすることで、水分補給を優先した設計になっています。

代表的な商品には、

・ポカリスエット イオンウォーター

・アクエリアス NEWATER

などがあります。

経口補水液の特徴

1960~1970年度のアジアやアフリカでは、コレラによる激しい下痢で多くの人が脱水症を起こし、命を落としていました。

当時は、点滴が十分に使えない地域も多く、「口から飲むだけで脱水を改善できないか」という研究が進められました。

そのときに開発されたのが経口補水液です。

経口補水液には、水・ナトリウム(塩分)・カリウム・ブドウ糖・電解質がバランスよく含まれて、小腸で水分を効率よく吸収できるようになっています。

その優れた水分・電解質補給能力を活かして、現在では、熱中症や発熱時の脱水対策にも活用されています。

スポーツドリンクより塩分が多く、糖分は控えめであることが特徴で、代表的な商品には、

・OS-1

・アクアソリタ

などがあります。

スポーツドリンクと経口補水液の具体的な飲み方

 

熱中症や脱水症を予防するためには、スポーツドリンクのアイソトニック・ハイポトニックと経口補水液を、以下のように活動の流れに合わせて飲み方を選ぶことが効果的です。

外出前はアイソトニックのスポーツドリンク

「外出の30分ほど前」には、アイソトニックのスポーツドリンクを飲まれることをおすすめします。

これは、屋外で活動することで消費するであろう水分とエネルギーを、同時にあらかじめ補給するためです。

外出中はハイポトニックのスポーツドリンク

庭仕事やウォーキング・スポーツ中など、大量に汗をかいているときは、水分が吸収されやすいハイポトニックのスポーツドリンクを飲まれることをおすすめします。

1回に大量に飲むのではなく、100~200ml程度をこまめに補給するようにしてください。

活動中や帰宅後に体調不良を感じたら経口補水液

活動中や帰宅後に、頭痛・めまい・疲労感・足がつる・尿の色が濃いなどの症状がある場合、脱水症や熱中症が始まっている可能性があります。

このような場合は、経口補水液を5~15分おきに、少量を飲むようにしてください。

ただし、体調の不良がひどい場合は、速やかに内科や救急病院など専門の医療機関を受診してください。

スポーツドリンクや経口補水液を飲み過ぎるデメリット

汗をかいて疲れると、スポーツドリンクや経口補水液が美味しく感じて、飲み過ぎる場合があります。

常時、そのような習慣がある場合、スポーツドリンクや経口補水液に含まれる成分によって、体調に影響が出る場合があります。

スポーツドリンクを飲み過ぎると、糖分が含まれているため、血糖値の上昇・体重増加・虫歯などの原因になることがあります。

また、経口補水液の飲み過ぎると、塩分濃度が高いため、血圧へ影響する可能性もあります。

スポーツドリンクや経口補水液は、健康な人が日常的な飲み物として、飲み続けるものではありません。

ですので、外での活動をして大汗をかいている時以外は、水や麦茶などを交えながら、水分を摂るようにしてください。

熱中症や脱水症の予防で飲むのを控えたい飲料

汗をかくと、いろいろな飲み物が美味しく感じます。

しかし、汗によって失われた水分や電解質などを補給することに焦点を当てた場合、接種を控えたい以下のような飲料があります。

アルコール

ビールやチューハイなどのアルコール飲料は、利尿作用があります。

ですので、飲むほど体から水分が放出される方向に行くため、水分補給路しては向きません。

糖分の多いジュース

炭酸飲料や甘いジュースは、糖分が非常に多いため、水分の吸収効率が低下したり、かえってのどの渇きを強く感じたりすることがあります。

濃いコーヒーや濃いお茶

適量であれば問題ありませんが、大量摂取はカフェインの影響で、利尿作用が強くなる可能性があります。

栄養ドリンク

カフェインや糖分が多く含まれている商品もあり、水分補給を目的とする飲み物としては適していません。

 

熱中症・脱水症とは?

熱中症とは、高温多湿な環境で、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態です。

また、脱水症とは汗や尿などによって、体内の水分や電解質が不足した状態です。

熱中症や脱水症の初期症状は、

・のどの渇き

・めまい

・頭痛

・倦怠感

・足がつる

・立ちくらみ

などがみられます。

熱中症や脱水症が重篤になると、

・意識がもうろうとしている

・呼びかけへの反応が悪い

・まっすぐ歩けない

・けいれんがある

・水分が飲めない

・嘔吐を繰り返す

・体温が異常に高い

などが起こります。

このような場合は、命の危険があるため、必ず速やかに救急車の要請を含めて医療機関を受診してください。

 

まとめ

夏場の熱中症や脱水症を予防するためには、その時の状況に応じて、スポーツドリンクや経口補水液を分けて飲むことが大切です。

そして、「のどが渇いてから飲む」のではなく、「渇く前にこまめに飲む」ことを心がけ、安全に夏を乗り切りましょう。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

夏に室内生活が増えることで体とメンタルの不調が起きる理由とその対策

夏バテで胃腸の不調が起きる原因と今日からできる予防法

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【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。

整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。

痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

スポーツ後の回復不足が怪我の原因?子どもの体を守る方法とは

2026.06.11 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,入浴,夏,天気,栄養・食事・飲み物,水分,熱中症,生活習慣,疲労,睡眠,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,脱水症,血流,運動,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

6月に入ると、お子さんたちが励まれているスポーツの大会が増え、それに向けて練習量が増加します。

また、気温や湿度も高くなり始める中での練習のため、お子さんのお体には想像以上の負担がかかっています。

「練習は頑張っているが、怪我を繰り返してしまう」というご相談は、当院でも非常に多くいただきます。

そこで今回は、大会に向けてスポーツでの怪我を防ぐための方法や、運動をすることで体の中で起きるメカニズムなどを、わかりやすく伝えさせていただきます。

 

スポーツによる怪我を防止するために意識すべきこと

お子さんがされておられるスポーツによって、怪我をなるべく回避するための方法を結論からお伝えすると、

「練習後に体の回復を促す習慣をつける」

ことが重要になります。

スポーツ前の準備体操や運動中の水分補給や休憩なども、怪我防止にとって重要です。

しかし、運動によって傷ついた筋肉や関節、腱などの組織の回復が遅れ、疲労が蓄積していると、運動前や運動中の対策をしていても、その効果が出にくくなります。

 

今すぐできる日常生活で回復習慣を整える方法

成長期のお子さんの体を守るうえで、今すぐできる運動後に体の回復を促すための対処法として、

・練習後にお湯の温度を38~41℃に設定した湯船に10~15分浸かる
・寝る30分前からスマートフォンを控え、睡眠の質を上げる
・練習後に水分とミネラルをこまめに補給する
・寝る前に深呼吸を5回行う

これだけでも、スポーツによって起きる疲労感や筋肉の張りなどが軽くなるケースがあります。

 

やってはいけない習慣

次のような行動は、疲労の蓄積や怪我のリスクを高める可能性があります。

・シャワーだけで済ませる
・夜遅くまでゲームやスマートフォンを使用する
・喉が渇いてから水分補給する
・痛みがあるのに無理して練習を続ける

大会に向けて疲労や痛みがあるが、頑張らないといけない状況であるなら、なおさら、しっかり回復することために、生活習慣を整えることを大切にしてください。

 

運動によって体に起きるメカニズム

スポーツクラブや部活動で、されておられるスポーツの熟練度や精度を上げるためには、体力を消耗し、全力で激しい練習をする方も多いかと思われます。

そうする中で、スポーツによる怪我が起こるのでしょうか?それは、

「体の修復スピードよりもダメージを受けるスピードが上回るから」

です。

筋肉や関節は練習のたびに少しずつ傷ついています。

本来であれば、睡眠や休息によって修復されますが、回復が追いつかない状態が続くと疲労が蓄積し、やがて、練習に体がついていかず痛みや怪我として現れてきます。

また、一時的に痛みがなくなっても、根本的な疲労や組織への負担が残っていれば、怪我の再発を繰り返してしまう場合もあります。

以下で、そういったメカニズムを具体的に説明させていただきます。

小さな傷が蓄積するため

運動する中で、ダッシュやジャンプなど急発信や急停止などの動作では、筋肉が強く引き伸ばされながら力を発揮します。

これを繰り返していると、筋肉の繊維の内部では微細な損傷が発生し、それが筋肉痛につながる場合もあります。

そして運動による筋肉の成長は、損傷した筋肉の繊維が修復する過程によって起こると考えられています。

本来であれば、修復によって筋肉は以前より強くなりますが、回復不足が続くと柔軟性が低下します。

その状態で動き続けると、筋肉の繊維が大きく傷つき、いわゆる“肉離れ”の原因になることがあります。

体の中に活性酸素が増加するため

運動中は、大量の酸素が消費され、その過程で、「活性酸素」が増加します。

活性酸素は、細菌やウイルスから体を守る働きがありますが、過剰になると細胞を傷つける作用があります。

そのため、疲労感が抜けない・筋肉がだるい・回復が遅いなどといった状態につながることがあります。

体の水分量が低下するため

 

運動をしていると、汗をかき体温を調節したり、動くためのエネルギーを作るために、体の中の水分を消費させます。

さらに、6月以降は、気温や湿度の上昇によって、その要素を高めます。

そうすると、体は「脱水」「ミネラル不足」が起こりやすくなります。

特に、体重の約2%に相当する脱水が起こると、筋力や持久力だけではなく、集中力や判断力なども低下しやすくなることが研究で報告されています。

 

スポーツでの怪我を予防するために具体的な改善方法

激しいスポーツの練習によって怪我が発生しないようにするためには、生活習慣を整えて、体を回復しやすい状態にすることが大切です。

そのための方法として、以下のことを紹介させていただきます。

湯船に浸かる入浴を行う

運動して、数時間後に、お湯の温度を38~41℃程度に設定した湯船に、10~15分ほど浸かることで、筋肉や関節周囲の血流が促進されます。

血液は酸素や栄養素を運ぶだけでなく、運動によって発生した老廃物や炎症物質を回収する役割も担っています。

実際に、温浴によって筋肉の血流が増加し、筋肉痛や筋損傷の回復に良い影響を与える可能性が報告されています。

また、次項目にも述べますが、運動によって興奮した神経が入浴によって静まりやすくなり、その結果、睡眠の質が向上することも期待できます。

湯船に浸かることはメリットが多いのですが、

・強い腫れがある

・熱感がある

・捻挫や肉離れなど怪我の直後で炎症が強い

などの場合は、温めることで症状が悪化することもあるため注意が必要です。

入浴の方法に迷った場合は、専門の医療機関に相談されることをおすすめします。

質の良い睡眠を十分に取る

スポーツによって痛めた体の組織の修復は、最も活発に行われる時間帯は、睡眠中です。

特に、深い睡眠時には、成長ホルモンの分泌が増加します。

成長ホルモンには、

・筋肉の修復

・骨の成長

・腱や靱帯の回復

などを促進する働きがあります。

成長期のお子さんの場合、睡眠不足が続くと疲労回復が遅れ、怪我のリスクも高まる可能性があります。

ですので、スポーツを頑張るお子さんほど、

・夜更かしを避ける

・寝る前のスマートフォン使用を控える

・毎日同じ時間に寝る

・お風呂にゆっくり入る

ことを意識することが大切です。

水分をこまめに補給する

暑くなる6月以降は、発汗量が増加します。

汗によって失われるのは水分だけではなく、ナトリウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルも含まれます。

これらが不足すると、筋肉がつりやすくなったり、疲労が抜けにくくなったりする場合があります。

水分は、一度にたくさん飲んでも吸収できません。

一回の水分補給につき、コップ一杯分(200ml程度)を、運動後にはこまめに摂取するようにしてください。

また、ミネラルを補給するためには、味噌汁やおにぎり、バナナ、果物、豆類などを食事や補食に取り入れることも大切です。

特に長時間の練習や暑い日の運動後には、スポーツドリンクや経口補水液を活用することも有効です。

深い呼吸を意識する

意識して深い呼吸をすることも、スポーツによって起きた体の疲労を回復させるには重要です。

深い呼吸をすることで、十分な酸素を体に取り込めます。

酸素は、回復や活動の元となる体のエネルギーの生産の材料となります。

エネルギー材料である酸素の供給を促すことは、体の回復を促すことにもつながります。

また、激しい運動後は、体は興奮状態になっています。

その状態が続くと、睡眠の質が低下したり、筋肉の緊張が抜けにくいなど、回復効率が低下することがあります。

深い呼吸は、体をリラックスさせ、睡眠の質の向上や筋肉の緊張緩和にもつながります。

深い呼吸のコツとしては、

まずは口からゆっくり息を吐き切ってから、鼻からゆっくり息を吸うようにしてください。

この呼吸方法を、練習後や入浴後、寝る前に行うことで、疲労回復をサポートする効果が期待できます。

 

スポーツによる怪我を防止するために整骨院でお手伝いできること

スポーツによる痛みや怪我を防止するために当院では、

・姿勢バランス

・関節の動き

・筋肉の柔軟性

・体の使い方

を検査させていただいた上で、

・背骨や骨盤の調整

・関節の動きの調整

・筋肉のバランスの調整

・鍼灸治療

・電気治療

・セルフケア指導

などを、患者様に合わせたお身体のメンテナンス施術をさせていただきます。

 

スポーツによる体の痛みで専門の医療機関を受診する目安

次の症状がある場合は、整形外科や内科など専門の医療機関の受診し、精密な検査を受けることをおすすめします。

・急に強い痛みが出た

・腫れや熱感が強い

・体重をかけられない

・しびれや麻痺がある

・頭痛や吐き気を伴う

・痛みが出て数日たってもその度合いが変わらない

まとめ

 

お子さんがスポーツに励まれることは、心身を成長させるために非常に有効です。

ただ、打ち込むあまり、怪我をしてしまう場合もあります。

長く続く痛みや繰り返す怪我は、お子さん本人だけでなく保護者の方にとっても心配なものです。

そういったことが起きないように予防として、体の使い方や生活習慣、回復方法を少し見直すことをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

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【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。

整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。

痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来をご希望なのかを話し合い共有しながら治療にあたっております。

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