- Blog記事一覧 -2月, 2022 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
2月, 2022 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
朝は一分一秒貴重な時間帯です。
しかし、
「起きてみんなの弁当を作らないといけないけど、腰が痛くてすぐ動けない・・・」
「仕事いかんとあかんのに、朝から腰が痛いと気分がのらない・・・」
「起きたとき腰が痛くて・・・、動き出してしばらくしたら大丈夫なんやけど」
と朝から腰痛でお困りなことはないですか?
1日の始まりは気分良くスタートしたい。
そこで今回は、朝におきる腰痛への対処法を紹介します。
このブログを読んでいただくことで、朝の腰痛を解消することができます。
寝ることで体をしっかり休めているはず。
しかし、朝の起きた時から腰が痛い…。
なぜそうなるのでしょうか?
それは寝ている間、人間の活動に必要な
「酸素」
「栄養」
「刺激」
が低下するからです。
それは寝ている間は、
「酸素」が低下するのは、
↓
呼吸をするための筋肉の動きが低下するため。
「栄養」が低下するのは、
↓
心臓がゆっくり動いて栄養を運ぶ血流が悪くなるため。
「刺激」が低下するのは、
↓
寝返り程度しか体を動かさないため。
といった「酸素」「栄養」「刺激」の低下で体の活動が落ちます。
それが朝起きたときから腰痛になる原因の一つになります。
睡眠中はこの3つが低下することは、体の仕組み上避けられない。
ですので寝起きに、「酸素」「栄養」「刺激」の活動を上げる対処が必要になります。
朝起きる2時間前ぐらいは、体の中がバタバタしている状態です。
この時間帯の体は無意識下で、
体を休ませるモード
体を動かするモード
のどちらにしようか切り替えで迷っています。
つまり筋肉や内臓、血管などが適切に活動する調整ができていない状態。
このようなときは体の弱くなっている箇所に支障がでやすい。
その証拠にこの時間帯は、脳梗塞や不整脈など起こりやすいとされています。
そういったことで、寝起きの時間帯は体の状態が定まらないことで腰痛を引き起こす。
睡眠中は、床に体が接して寝転んでいますよね。
このとき、頭・肩・腰・足で自分の体重圧を分散して支えて寝転んでいます。
その体重圧の分散割合ですが、
頭8%
肩33%
腰44%
足15%
とダントツで睡眠中は腰にかかる負担が高い。
つまり寝ている間は、腰回りの筋肉や血管・神経がきつく圧迫されます。
それによって腰に痛みを引き起こします。
厚生労働省が「あなたの自覚症状のある病気や痛みはなんですか?」と調査したところ、
男性1位「腰痛」2位「肩こり」
女性1位「肩こり」2位「腰痛」
という結果がでました。
この調査を見ても「腰痛」は国民病とも言えます。
そんな国民病と言える腰痛は、仕事の効率や生産性を落としてしまいます。
そのため経済的な損失を生み出してしまいます。
普段の生活ではそのことは分かりづらいかもしれません。
しかし東大医学部の研究調査で腰痛による経済損失額は、
3兆円
ととでもない金額を叩き出しています。
これをとってみても、腰痛を解消する必要があります。
また朝に腰痛によって時間を取られることはもったいない。
なぜなら朝起きてから3時間の間は、
「脳のゴールデンタイム」
と言われています。
睡眠によって起きたときは、脳がクリアな状態。
この脳がクリアな状態のときに、勉強や決断・思考などをすると成果がでやすい。
朝に腰痛を対応するための時間を短縮することで、自身を向上させる時間を確保できます。
睡眠中に起きる体への「酸素」「栄養」「刺激」の低下。
そのことでどうしても寝起きすぐは活動できない体になっています。
つまり筋肉だけみても、寝起きは硬くなり動きにくい状態です。
これを無理に動かすと痛みが発生します。
特に腰は寝ている時に負担が大きく、痛みが発生しやすい部位です。
ですので腰回りの筋肉の動きを良くするための対処が必要になります。
腰痛にはストレッチは非常に有効です。
ただ朝に起きてすぐは筋肉がかなり硬い状態です。
その筋肉をストレッチでいきなりすることではなかなか伸びない。
無理に伸ばすとかえって痛みがでる場合があります。
それではせっかくの試みも勿体無い。
そこで朝の腰痛に対してストレッチするより効果的な方法があります。
それをすることで、朝の腰痛の原因である「酸素」「栄養」「刺激」不足を解消でます。
それにより朝の腰痛を緩和することができます。
「酸素」「栄養」「刺激」不足を解消する方法は、
「深呼吸しながらお腹への圧をかける」
です。その効果としては、
深呼吸をすることで「酸素」を取り込み、
お腹へ圧をかけることで内臓や腰の筋肉を「刺激」することで動きだし、
内臓や筋肉が動きだすことで血流も良くなり「栄養」が腰に巡りだす、
ことで朝の腰痛を緩和して行きます。
やり方は簡単です。
まず上向きになって寝ていただきます。
その状態で両ひざを曲げます。
その状態のままで、下の写真の位置に親指でおへその右と左の指一本分外に当てます。
指をお腹に当てたまま、息をゆっくり吸ってゆっくり吐きます。
指をお腹に当てたままの深呼吸をゆっくり5回繰り返します。
コツはお腹に指は当てる程度で、きつく押さえないようにして下さい。
きつく押さえるとかえって腰回りが緊張してしまう場合があります。
「朝から腰が痛くて気分がどんよりする…。」
と腰痛がお仕事に行く気持ちを萎えさせる話をよく聞きます。
そんな朝の腰痛をなんとかしたいと思い今回のブログを書かせていただきました。
手軽に1分ほどで行える朝の腰痛ケア方法ですので、ぜひお試しください。
今回紹介させていただいたことが、朝の腰痛解消のお役に立てれば幸いです。
監修 柔道整復師、はり師、きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広