- Blog記事一覧 -むくみ | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
むくみ | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
春になると、いろいろな花が開花し始めて、特にシニアの女性の方から、ご自宅でガーデニングの作業をされるお話をよくお聞きします。
ガーデニングで、体を動かしたり、日光や風にあたって感覚を刺激することで、心身ともに健康を促進する効果が高いと言われています。
その一方、地面に近づいて作業する必要があるため、長時間、「しゃがむ」動作を取るため、体に負荷をかけることが多くなります。
それによって、肩や背中・腰・ひざなどに、痛みが出てしまうシニアの女性の方が、当院でも少なくありません。
そこで今回は、ガーデニング作業でしゃがむ姿勢を体に負荷を少なくスムーズにとれる条件とそれを促進させる方法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、しゃがみこんでのガーデニング作業によって、体を痛めることを防ぐことができます。
ガーデニング作業でのしゃがむ姿勢をスムーズにとるための条件
一昔前の日本では、畳の部屋での寝起きや和式トイレなど、しゃがみ姿勢は日常的にとっていました。
しかし、近年、日常生活が洋式になり、しゃがみ姿勢をする機会が減少しました。
そのため、しゃがみ姿勢の研究によると、年齢に関係なく、全体の20パーセントの方が、安定的にしゃがみ姿勢ができないという報告がされています。
以下で、スムーズにしゃがみ姿勢をとることができるための条件について紹介させていただきます。
しゃがみこむ姿勢は、・股関節・ひざ関節・足関節を最大限に曲げ込むことでおこなえます。
各関節に支障があると、それを代償するために他の関節に過剰な負荷をかけてしまいます。
特に、足関節の可動性が、しゃがみ姿勢が安定的にできるかを左右されると研究報告がされています。
足関節は、一般的には足の甲側に20度に曲がれば、正常とされています。
しかし、しゃがみ姿勢の足首の曲がる角度は、21〜34度あたりまで曲がることが必要とされます。
反対に、足関節が、足の甲側に曲がる角度が、15度以下になるとしゃがみ姿勢が困難になります。
ですので、股関節、ひざ関節、そして特に足関節の可動域を広げていくことが、しゃがみ姿勢を柔軟にできる条件となる。
立っているときは、多少、重心バランスが崩れても、動ける幅が広いので、ある程度は柔軟に対応できます。
しかし、しゃがみ姿勢は、各関節を曲げ込んでいいるため、重心のバランスをとる幅がせまくなり、非常に不安定な姿勢です。
しゃがみ姿勢での重心バランスは、足の裏が地面にしっかりと接地して、重心が前方にあることで安定します。
反対に、しゃがみ姿勢で重心バランスを後ろにすると、そのままひっくり返るか、ひっくり返らないよう踏ん張るために、筋肉を過剰に使います。
そのことで、しゃがみ姿勢が体に痛みや疲労を発生させます。
先ほどの「正常な関節可動域」の項目で、足関節の可動域が重要だと述べました。
それは、しゃがみ姿勢で前に重心バランスを持っていくために、足首をしっかり曲げることが必要なためです。
しゃがみ姿勢をスムーズにとるためには、以下のような筋肉の状態であることが重要です。
・姿勢を安定させる背中とおなかの筋肉の共同するバランスが良いこと
・最大可動域まで曲げる股関節、ひざ関節、足関節周辺の筋肉の柔軟性が高いこと
・しゃがみ姿勢の時に前方に重心を維持するスネの筋力が十分であること
・しゃがみ姿勢で土台となる骨盤の位置を維持するためにお尻の筋肉量と柔軟性が十分であること
以上のような条件が整うことで、しゃがみ姿勢をスムーズに取ることができます。
ガーデニングでしゃがむ動作をする際に、体への負荷を最小限にするためのポイントを以下で紹介していきます。
しゃがむ姿勢をとるために必要な、股関節・ひざ関節・足関節の可動域とその周辺の筋肉の柔軟性を促進するストレッチを以下で紹介していきます。
片方の足を前に出して、ひざを90度に曲げます。
もう一方の足を後ろに伸ばし地面にひざをつけます。
両手で地面につけて体を支えながら、重心を前に移動します。
後ろに引いた股関節の前面が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
足をクロスした状態で立ちます。
その状態のまま、体の力を抜いて前に倒したときに、後ろの足の太ももからひざ裏が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
足を軽く前後にひざを伸ばした状態でひらき、かかとも地面につけます。
前に出した足のひざを曲げながら、体の重心を前に移送して、ふくらはぎが伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
片方の足のつま先と足の甲を床につけます。
そのまま、すねを前に押しだし、足のつま先と足の甲を床に押し付けてください(強くすると痛めますので軽い力で押し付けてください)。
足首の前面が伸びるのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対の足も同じようにおこなってください。
以上のようなストレッチを、しゃがんでガーデニングをする前に準備体操としておこなうことと、ガーデニングを終えた後に整理体操としておこなってください。
体に負荷をかけるしゃがみ姿勢は、
、・頭が前方に突っ込みすぎている
・あごがひざに近づけすぎ
・腰や背中が丸く曲げすぎている
です。
重心バランスを前方に維持して、なおかつ筋肉バランスや関節への負荷を減らすためのしゃがみ方は、
・頭と背筋を一直線に維持する
・アゴを引いて必要な分だけ目線を下げる
・重心を足の指や前方足底にかける
・しゃがんだときの足幅は肩幅ぐらいにする
・しゃがんだときにひざと足先の方向をまっすぐにする
を意識することで、余分な力を使わずに楽にしゃがめます。
しゃがんでいるときだけではなく、立っている状態からしゃがむ動作、しゃがんでいる状態から立つ動作でも、体を痛めてしまうことも少なくありません。
その要因としては、体の中で一番重たいのは、お尻の筋肉の移動の仕方にあります。
お尻の筋肉を効率よく動かせば、安定したしゃがみ姿勢をとったり、解除できます。
肩幅ぐらいに足を広げて、足先とひざの方向をまっすぐ前にそろえて、足裏がしっかり接地しているのを感じて立つ。
股関節とひざを曲げて、両手を地面について体を支えて、お尻を上げた状態にする。
そのままお尻を下げて、アゴを引いて背筋を伸ばす。
両手を地面について体を支えて、ひざを軽く伸ばし、お尻を上げる。
お尻を上げたまま、両手をひざを上において、体を支える。
ひざにおいた手で体を支えながら、顔を上げて股関節、腰を伸ばして立ち上がる
ガーデニングは、手をかけてあげるほど答えてくれる充実感のある趣味です。
それだけに、熱心に時間を忘れて、しゃがみ姿勢を続けることで、体を痛めてしまいがちです。
春に好きなガーデニングを思う存分におこなうために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもしゃがむ姿勢が取りずらいようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に座り続けたことで起こる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
春が始まろうとする季節は、日中は暖かかいのですが、日没後はまだまだ気温は低いことが多いです。
こういった時期は、早朝に、寝ぼけながら、布団の中で何気なく背伸びをすると、ふくらはぎの筋肉をつってしまう方が少なくありません。
暖かいお布団で、せっかくぬくぬくと気持ちよく寝ていたのに、いわゆる「こむら返し」で起こされるのは、心身ともに気持ちがいいいものではありません。
そこで今回は、春の早朝にふくらはぎの筋肉がつりやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、朝の寝起きに起こりやすいこむら返りを予防できます。
春の寝起きに、布団の中で背伸びや寝返りなど、ちょっとした動きで、ふくらはぎの筋肉がつりやすくなる理由を、以下で紹介させていただきます。
気温が寒い時期は、空気が乾燥しています。
乾燥している環境下で、水にぬれたタオルを干すと、短時間で水分が蒸発するように、体の水分も皮ふから蒸発が激しくなります。
こういった寒い時期は、自然と体の外に水分がでていきやすくなる一方で、寒さからのどの渇きを感じにくくなり、水分の摂取量が低下しやすくなります。
また、寝る前は、夜中にトイレで起きるのを回避するために、水分の補給を控える傾向にあります。
そして、寝ている間でも、布団の中で汗をかいたり、呼吸することで、体の水分は失われていきます。
こういった要因で、春先の寝起きの体は、水分が不足します。
水分が不足すると、筋肉がつりやすくなる理由は以下のようなことが考えられます。
体の水分が不足すると、筋肉の収縮に必要な電解質であるナトリウム、カリウム、カルシウムなどの濃度バランスが崩れます。
そのため、筋肉の収縮が正常におこなわれないために、つりやすくなります。
体の水分が不足すると、筋肉に酸素や栄養を運ぶ血液の量も減ります。
筋肉へ血流によって運ばれる酸素や栄養が不足すると、筋肉は正常に働くためのエネルギーが枯渇して、つりやすくなります。
水分は、人間の体温を調節するために重要な材料です。
体に水分が不足すると、体温の調節する機能が低下して、筋肉が過度に緊張して、つりやすくなります。
体温が下がると、筋肉は体温を外部に放出しないように、硬くなります。
硬くなった筋肉に、ちょっとした動作で刺激することで、その動きについていけずつってしまいます。
寒い時期は、布団に入って睡眠をとっていても、体温は下がります。
寝ているときにふくらはぎがつる要因となる体温低下は、以下のことが理由と考えられます。
日中は筋肉を動かしたり呼吸をすることで、エネルギーを使い、その結果、体が発熱して体温の維持されたり上がったりします。
しかし、寝ている時は、寝返り程度しか体を動かさず、呼吸もゆっくりとなるため、体からの発熱が抑えられます。
そのため、睡眠中、特に目が覚める早朝に体温が下がってしまいます。
そうすると、筋肉が冷えて硬くなり、背伸びといったちょっとした筋肉を伸ばす刺激についていけず、つってしまいます。
冬や春先の寒い時期は、寝る前までは暖房をつけていても、寝る時には暖房を切ることが多いです。
そのことで、室内の温度が低下していき、暖房や体温で温まった布団の熱がとられていきます。
それにより、布団の中にいても、体温が逃げやすくなり、体温が低下することにつながります。
寝ている間は、心臓がゆっくり動くため、体に血液を押し出す力が弱まります。
そのため、心臓が出発点となる温かい血液の循環が停滞するので、寝ている間は体温が低下しやすくなります。
日中の活動で最も使われ疲労がたまりやすい筋肉は、太ももの前とふくらはぎの筋肉と言われています。
そして、ふくらはぎは、心臓から遠く、血液が届きにくく、水分が不足しやすい筋肉です。
また、睡眠中は、体温が足の先から放出されるため、体温が低下しやすい筋肉でもあります。
疲労・水分の不足・冷えの要因が重なりやすいため、ふくらはぎの筋肉がつってしまうことが多いのです。
春先の寒い時期に、寝ている最中にふくらはぎがつってしまうのを防ぐ方法を、以下で紹介させていただきます。
筋肉の75パーセントは水分で構成されています。
その2パーセントが失われるだけでも、筋肉に異常が発生します。
夜が寒い春先は、睡眠中に体の水分が失われやすい条件がそろっています。
寝る前に水分を取るだけでは、筋肉に必要な水分量が足らない場合があります。
ですので、日中から水分をこまめに補給し、体に水分を貯蓄しておくことをお勧めします。
それによって、寒い夜の睡眠中に起きる水分の消失に耐えることができます。
1日の中で9回は、水分をとる機会を作ってください。
その目安として、
・ 起床後
・朝食時
・午前中に少なくとも1回
・昼食時
・夕食の前に少なくとも2〜3回
・夕食時
・入浴後
・寝るまでに少なくとも1回
・寝る前
の際に意識して水分を摂取してください。
一回の水分の摂取量は、200ミリリットルです。
アルコール飲料、カフェイン飲料、ジュースなどは、利尿作用があるため、過剰な摂取は避けてください。
常温、もしくは温かい白湯やノンカフェインの飲料を中心に、水分の補給をおこなってください。
寝ている間に体温が低下することで、明け方にふくらはぎがつりやすくなります。
それを予防するためには、寝室の環境を適切な状態にする必要があります。
そのためには、
・寝室の室温を18〜21度、湿度は40~60%を維持するように、暖房機器や加湿器を稼働させる
・湯たんぽや電気アンカー、電気毛布などで布団を温める
・ベッドを窓際から室内側に移動する・厚手で断熱性のある毛布や羽毛布団などの寝具を見直す
・暖かくて通気性があり、過度に分厚すぎないパジャマを選ぶ
・外から室内に入る冷気を防ぐために、寝室に厚手のカーテンを取り付ける
・足元の冷えは足首より入るので、足首周りを包むサポーターをはく
こういった対策をすることで、春先の寒い夜でも、水分の不足や体温の低下を防ぎ、結果、ふくらがつることを予防できます。
「春眠暁を覚えず」という中国の有名な詩があるように、春先は寝心地がいい季節です。
そんな睡眠が心地の良い時期に、寝起きでふくらはぎがつることで、台無しになるのを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも春先の寝起きにふくらはぎがつりやすいようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他にふくらはぎの筋肉がつることへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、個人経営でパンの製造をされておられる50歳代の女性の方が、お体のメンテナンスに来院されました。
その際に、お体で気になることがありますか?という質問をさせていただいたたところ、
「夕方になると指がむくんで握りにくくなるんです」
というお悩みをいただきました。
それによって、細かい作業や重たいものを持つときに支障が出るとのこと。
仕事の内容をお聞きすると、パンの生地を練ったり、形成したりするので、手は朝から晩まで使い込んでいるとのことでした。
今回ご相談いただいた患者様のように、調理系の手をよく使うお仕事の方は、1日の仕事時間の終盤になってくると、指にむくみがでる方が少なくありません。
そこで今回は、お仕事で手を使いすぎることで指にむくみがでる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、仕事の終わり時間に近づくにつれて起こる手のむくみを解消できます。
特に持病もなく、仕事時間の終盤に指にむくみがでるのは、手から心臓にまで帰る血液の通路のどこかがせき止められるためです。
それによって、血液が流れなくなり、血管に止まる血液量が増えます。
そうすると、血管がパンパンに膨らみ、血管の内側から外に向けての圧が高まります。
この圧が高まりすぎると、血管から粒子の細かい水分がしみだしてきます。
結果、血液が流れる最終の末端である手にむくみが派生します。
手のむくみの原因となる手から心臓にまで帰る血液の通路をせきとめる要因は、以下のようなことがあげられます。
パンをこねたり包丁で野菜を刻んだりするとき、頭を前にかたむけてうつむく姿勢や、肩や腕を内側にねじる動作が多くなります。
これによって、首や肩の筋肉が硬くなったり、関節がねじれることで、手から心臓にまで帰る血液の通路をふさぎます。
その結果、手や腕の血液の循環がとどこおり、指にむくみを引き起こします。
調理系のお仕事で、パンを形成したりフライパンを動かしたり、腕を下におろしての作業が多くなります。
そうすると、腕にかかる重力の影響で、血液の流れは、指先方向に流れやすくなり、心臓方向へ戻る流れが悪くなります。
結果、手の方に血液が滞留しやすくなり、むくみを引き起こします。
パンをこねたり、包丁で物を切るなどの手の動作は、指や手、腕の筋肉を長時間、使用します。
仕事時間が進むにつれて、筋肉の疲労が積み重なり、硬くなっていきます。
筋肉が動いて血管に圧をかけることで血液の流れが促進されます。
手や腕の筋肉が疲労することで、血液の流れを作る機能が低下して、血液が止まり、結果、手にむくみが発生します。
調理系の仕事場は、水を使うことが多いです。
そういった水が回っている場所は、冷えやすい環境です。
体が冷えを感じると、体温を外に放出しないために、筋肉を硬くしめます。
そのことで、特に血管が細い手の血液の循環が悪くなり、むくみを引き起こします。
こういった要因が重なることで、調理系のお仕事の方が、仕事時間の終盤になると、手にむくみが生じます。
調理系のお仕事の方の特性により、仕事終盤に、腕から手にかけての血液に循環が悪くなりやすく、指にむくみがでてしまいます。
特に、手や腕から心臓に戻るの血液の流れをふさぐ場所は、「手首」、「肘」、「胸」、です。
これらの部分を緩めて血液の流れを良くするための仕事中でもできるセルフケアの方法を以下で紹介していきます。
鎖骨と脇の内側は、血液の流れの大きな通路です。
ここをまず刺激して緩めることで、血液の流れる門が開き、この後におこなってほしいストレッチの効果が上がります。
やり方は簡単です。
鎖骨に手を当てて、左右に10回、優しくさすってください。
それを左右の鎖骨におこなってください。
それが終われば、腕を頭の上に上げて、上げた腕の反対側の手の親指以外の4本の指を、脇の内側に入れて、胸にあてた親指とで優しくはさんでください。
はさんだ上下左右に優しく10秒ほど揺らしてください。
それを左右の脇でおこなってください。
手のひら天井に向けて、腕を伸ばしてください。
伸ばした腕の反対側の手で、伸ばした腕の指先に当てて、手首をそらすように伸ばします。
この状態を10秒キープしてください。終わったら反対側の腕も同じようにおこなってください。
これを3セットおこなってください。
手の甲と手の甲を合わせるように、両方の腕も前に伸ばします。
手のひらを天井に向けながら、肘を曲げて、肩甲骨同士を寄せて、胸を開きます。
この状態を10秒間、キープします。これを3セットおこなってください。
指同士を組んで、手のひらを返しながら、顔を上に向けて、背中が伸びているのを感じながら、体を伸ばします。
この状態を10秒間、キープします。
これを3セットおこなってください。
パンや料理を作るお仕事の方は、どうしてもお体に負荷をかける姿勢で、長時間、作業することは避けられません。
そのことで、指にむくみがでて、お仕事に支障が出ることを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことが、調理系のお仕事をされているみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもむくみが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他にむくみへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、40歳代の美容師の女性の方から、夜間に尿意を感じて起きることが多くなって、ストレスを感じていることをお聞きしました。
立ち仕事の女性の方から、こういったご相談を受けることが多いです。
夜、寝ている間に、1回以上、トイレに起きることを、国際尿禁制学会では、
「夜間排尿」
と定義しています。
夜間排尿は、睡眠の質を低下させることで、疲労の回復が遅れたり昼間の眠気によって活動に影響を及ぼします。
そこで今回は、立ち仕事の女性の方が、夜間頻尿が発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいいただくことで、夜にトレイで起こされるストレスが解消できます。
美容師や学校の先生、介護士などのお仕事の方々は、長時間、立った状態で業務をされています。
そうすると、血液は重力によって、下半身に降りやすくなります。
この下半身におりた血液を、心臓に戻すのは、太ももやふくらはぎの筋肉です。
お仕事による疲労や冷えなどによって、足の筋肉が硬くなって、血液を心臓に押し戻せなくなり、足にむくみが発生します。
そして、家に帰って、その状態のまま、夜、睡眠を取るために横になると、血液の流れは重力の影響を受けなくなります。
横になったことで、足にたまった血液が、上半身に戻っていきます。
そうすると、老廃物がたまった血液をろ過して、尿として体の外に排出する量が、一気に増えます。
このため、立ち仕事の方は、夜間、トイレのために起こされることが多くなるのです。
立ち仕事の方の仕事の特性のため、夜間頻尿が発生しやすいです。
しかし、夜間頻尿の中には、病気によって発症している場合があります。
以下で、頻尿を症状とする病気をあげていきます。
ぼうこう炎
ぼうこう炎はぼうこうに炎症が起こることで発症します。
特徴としては、尿意が強く感じる・排尿する際に痛み・腰痛や腹痛・:尿の異常な臭いや濁り・発熱、を伴います。
尿道炎
細菌などによって尿道に 炎症が起こることで発症します。
特徴としては、うみや血液などの分泌物が尿道から出る・尿の排せつ口が痛むなどの症状が伴います。
尿道狭さく症
尿道が狭くなることで、排尿が困難になります。
ぼうこう過活動症候群
40歳以上の方の8人に1人は発症している病気で、ぼうこうの筋肉が過敏に収縮することで生じる。
子宮筋腫
子宮内にできる良性の腫瘍が、ぼうこうに圧迫することで、頻尿を引き起こす。
糖尿病
糖尿病による血糖値の異常は、腎臓が余分なブドウ糖や水分を体外に排せつしようとする機能します。
これにより、尿の量が増加して、頻尿が引き起こします。
頻尿が続くようでしたら、まず一度、病院で検査されることをおすすめします。
日本泌尿器学会による認定専門医の一覧のリンクです。
https://www.urol.or.jp/specialist/list/
日本泌尿器学会による認定専門医が所属されている病院のリンクです
https://doctorsfile.jp/search/ft22/
立ち仕事の方の夜間排尿を防ぐには、重力によって下半身におりた血液によって起こるむくみへの対処がポイントです。
寝る前までに、むくみを減らすことで、夜に尿が作られる量が減らすことができます。
その方法について、以下で紹介させていただきます。
下半身から上半身に血液を戻す際に、足の付け根が硬いと、戻りにくくなります。
ですので、通りやすいように、足の付け根をゆっくり優しく、30秒ほどさすってあげてください。
仕事から帰宅したら、クッションや台などの上に足をおいて、足を上げた状態をキープしてください。
上げる足の高さは、30分間、足をあげても、腰やひざなどに負担を感じない程度を目安にしてください。
10センチでも足を上げれば効果がでます。
上向きで寝て、両手と両足を真っすぐ上にあげて、手首とひざを軽く曲げた状態で、手と足をぶるぶると30秒ほど振ってください。
心臓よりも上に手足をあげることで、血液を体の中心まで戻します。
毎日、立って仕事をするには、しっかりした睡眠をとって体を回復させる必要があります。
夜間頻尿によって、それが妨げられないように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも夜間頻尿が解消できないようでしたら、お近くの治療院でお体のメンテナンスされることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、足のむくみへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
歩いていると、いつもより体が左右に揺れていることに、ふと気がつくことはないですか?
それは、体がゆがんいるためかもしれません。
実際に、当院でも、初詣にでかけたときに、歩いているといつもより体が揺れていて、やたら疲れたと訴えられた70歳代の女性の方がおられました。
歩く際に体のゆがみからくる体のブレは、エネルギーの消費が激しくなり、疲れやすい体となってしまいます。
そこで今回は、体がゆがんでしまう理由とその対処法を紹介させていただきます。このブログを読んでいただくことで、体が整い疲れにくくなります。
日常生活の中で、体がゆがむ理由はいろいろあります。以下で要因をあげていきます。
デスクワークや調理するなど、長時間、同じ姿勢で保ったり、一定の体の部分に負荷のかかる不適切な姿勢をすることで、体にゆがみを引き起こします。
運動の不足が続くと、筋肉が弱くなったり硬くなったりして、姿勢の維持ができず、体がゆがんでいきます。
買い物や仕事などで、長時間、もしくは不適切な状態で、重い荷物を持ち上げたち、運んだりすると、体の一部に集中的に負担をかけて、体にゆがみを引き起こします。
日常生活でのストレスは、無意識に緊張した状態となる。
そうした時間が長くなると、血流が悪くなったり筋肉が硬くなることで、体がゆがんでいきます。
食生活や睡眠の乱れは、体の回復が低下して、体に疲れが残ることで活動する際にバランスが崩れて、体にゆがみを引き起こします。
ケガや手術で体に傷が入った場合、どの部分の動きが悪くなり、体にゆがみが生じます。
このように、先天的な骨の変形は除外して、今回紹介した歩く際に体の揺れを感じるようになったことのように、以前にはなかった体の違和感は、日常生活のさまざまな要因が体にゆがみを引き起こします。
人間の体は、よく家に例えられます。
家の中の構造と体の対比としては、
・柱は骨
・壁は筋肉
・水道管は血管
・電気線は神経
といった感じです。
家がまっすぐに立っている時には、家に負荷がかからず、長年、快適に住めます。
しかし、家の柱がゆがむと、壁が崩れて、水道管が曲がり、電気線が圧迫されて、家のあちこちで故障や壊れがでてきます。
これと同じで、人間の体もゆがむことで、骨や筋肉・血管・神経に負荷がかかります。
そうなると、内臓の機能や代謝・体温が低下して、肩こりや腰痛、冷え、むくみ、肥満、疲労など、さまざまなを引き起こします。
家事や仕事などをおこなう際には、その作業特有の動作があるため、どうしても多かれ少なかれ、体はゆがみます。
それが、体に不調を引き起こすほどのゆがみにならないように、ケアするための方法を以下で紹介させていただきます。
最初に顔を上に向けて寝て、手足をのばして、大きく背伸びをします。
その後、手足の4本を均等に伸ばすだけではなくて、
・右足と右足の伸ばす
・左足と左手を伸ばす
・右手と左足を伸ばす
・左手と右足を伸ばす
というパターンでも伸ばしてください。
いろいろなパターンをすることで、気持ちよく伸ばせるパターンと違和感のあるパターンを感じるかと思います。
この時に見つけた、気持ちよく伸ばせるパターンを主におこなってください。
こうすることで、全身のゆがみを調整することができます。
立てたひざをゆっくりと左右に倒してみてください。
このとき、右も左もどちらも気持ちよくひざが倒れてくれれば大丈夫です。
もし、どちらかの方向に違和感を感じれば、無理はなく倒しやすい方向に倒しておいて、ゆっくりと深呼吸をしてください。
そうすることで背中や腰周辺のゆがみが調整できます。
上向きでリラックス状態で顔を上にして寝て、足首を、
・伸ばす
・そらす
・外側に倒す
・内側に倒す
・右に倒す
・左に倒す
といった感じで足首を動かしてください。
そうすることで、下半身のゆがみを調整することができます。
「体のゆがみ」というワードはよく聞くけど、自分がどのような状態かはなかなか把握しづらいものです。
仕事や家事などをしながら日常生活を送っていると、体はどうしてもゆがみます。
それが限界に達すると、ぎっくり腰や五十肩、高血圧や頭痛など、生活に支障をきたす症状を引き起こします。
今回、体のゆがみについて紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もしそれでも、体のゆがみが解消されないようでしたら、お近くの治療院で体のゆがみへの治療を受けられることをお勧めします。
当院でも、今回のお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
生活習慣での体の使い方についてのブログも書いておりますので、そちらも参考んしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広