生命を維持していくために循環器・消化器・ホルモン分泌・体温調整などを無意識にコントロールしている交感神経と副交感神経というふたつの神経があり、これら2つをあわせて自律神経と呼びます。
この交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、体を正常に調節することができなくなります。
この状態を自律神経失調症と言います。自律神経のバランスが乱れると、体温の調節の乱れ・頭痛・動悸・めまい・だるさなどのさまざまな症状が現れてきます。精神的・肉体的ストレスや、性格や生活スタイルに影響を受けて自律神経のバランスが乱れると考えられています。
これらの要素が組み合わさって自律神経失調症を発症していることが多いようです。
「自律神経失調症」は病名ではありません。
紹介したような症状があり、いろいろな検査をしても特に異常が見つからない場合につけられる「診断名」が自律神経失調症なのです。
自律神経の乱れは、患者さん本人にとっては自覚しにくい症状です。
しかし自律神経系の不定愁訴を訴えられる方も多く、整えていく必要があります。
当院では自律神経の状態を測定できる医療機器〝TAS9VIEW〟を導入しております。自律神経がどのような状態になっているかを測定し、データーと症状を照らし合わせ治療を行っていきます。