肩こりとは、首から背中にかけての筋緊張感、重圧感、鈍痛などの総称です。
肩こりは、本態性・症候性・心因性に大別されます。
本態性肩こりの原因としては、首や背部が緊張するような作業、長時間の同一姿勢、前かがみや猫背などの不良姿勢、運動不足、鞄の持ち方・かけ方・冷房などが考えられます。また、人の頭・両腕の重さは全体の20パーセントに及びます。仮に60kgの体重の方なら、頭・両腕の重さは約12kg。常に12kgの重さに引っ張られていると考えれば、なにもしていなくても首や肩に負担がかかります。その上さらに仕事や日常生活動作で負荷がかかり、首の痛みや肩こりにつながっていきます。
症候性肩こりは、首や肩のみならず様々な部位の疾患が原因となり、循環器系・消化器系疾患による関連痛・内臓痛が原因と考えられます。
心因性肩こりはストレス、うつ状態、自律神経障害など心身のコントロール不良により引き起こされます。
肩こりは、患者様お一人おひとりによって原因理由が違います。
筋肉の不均衡が顕著にでるところでもあります。まれに重大疾患がみつかることもあり、精神面や免疫面にも非常な影響を与える症状であると感じております。「たかが肩こり、されど肩こり」、放置しておくと心身に良い影響を与えません。
しっかりとしたケアが必要になってきます。肉体的な面だけではなく、精神的な面も考慮して治療にあたらせて頂きます。