坐骨神経とは、腰椎から膝まで伸びている神経のことを指します。
この坐骨神経のどこかにシビレや痛みがあらわれることを坐骨神経痛と呼びます。
主な症状としては、お尻や太ももの裏あたりから足先にかけてのシビレと痛み、お尻や腰の痛み、強い痛みによる歩行困難、足に力が入らなくなる、座っているのが辛くなる、足の感覚が以前より鈍くなる、下半身の右と左の筋肉を比べたときに筋肉の太さにばらつきがでる、などがあります。
また、坐骨神経に異常がなくても、坐骨神経沿いに痛みを感じなおかつ原因となる病気が何か分かっていない場合も、坐骨神経痛と呼ぶことがあります。
長時間にわたる悪い姿勢のままでの作業や動作などで起こりやすくなります。
坐骨神経痛の原因のひとつとして〝冷え〟によって引き起こされる場合が多いと思われます。
台所やお風呂など水周りの作業、冷房など仕事・生活環境の影響を考える必要があります。治療としては坐骨神経周辺の筋緊張の緩和・神経へのアプローチを行います。それと同時に生活習慣・環境の改善もはかっていく必要があります。