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ゆがみ | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、60歳代の女性の方が、首の痛みを訴えて来院されました。
詳しくお話をお聞きすると、手芸が趣味でポーチや小物入れなどを作っていると、首が痛くなってくる。
長時間、作業を続けるのが悪いとは思うけど、キリのいいところまでと、ついつい、長時間、やり続けてしまうとのこと。
今回、ご相談いただいた方のように、手元を見ながら下を向いての作業を長い時間続ける事で、首に痛みを訴えられる方は少なくありません。
そこで、今回は、下を向いて作業をする事で首に痛みが発生する理由とその対処法について、わかりやすく解説させていただきます。

手芸や編み物、最近ではスマートフォンの操作など、頭を斜め下に傾けた状態を長く続けると、首に痛みが出やすくなります。
その理由を結論からお伝えすると、
「約5kgある頭を、首の筋肉などが支え続けることで疲労する」
「頭を前に傾けるほど、首周辺にかかる負荷が大きくなる」
ことが考えられます。
成人の頭の重さは約5kgとされ、イメージとしてはボーリングの玉くらいの重さです。
この頭の支える首への負荷は、当然、頭の重さである約5kg。
しかし、これはあくまでも、まっすぐ前を向いている状態のときの負荷です。
頭が前に傾ける角度が深くなると、頭の重心が前方に移動するため、頭を支えるために首の筋肉などがより大きな力を発揮する必要があります。
特に、手芸などに集中していると、知らないうちに頭がさらに前に出たり、下を向く角度が深くなったりします。
その状態を、長時間、続けることで、首の筋肉に疲労が蓄積し、首の張りや痛みにつながることが考えられます。

手芸中でも今すぐできる首の痛みを軽減させるための対処法として、
・製作中の手芸の作品を、手元をできるだけ目の高さに近づけて作業する
・作業する際は、顔を作品に近づけすぎない
・肘や腕を台やクッションに乗せて、腕の重さを支える
・30分に1回程度は、20秒でもいいので、手を止めて、顔を上げる
・30分に1回程度は、20秒でもいいので、ゆっくり左右を向いて首を動かす
・肩をすくめるように上げてから、肩を脱力して下ろす動きを5回行う。
・キリのいいところまでではなく、30分作業したら一度休むようにする
・手元は太陽光やライトを照らして、明るさを十分に確保する
・細かい作業で近くを見続けた後、顔を上げて数十秒ほど遠くを見る
などを心がけて、手芸を楽しんでください。

頭の前傾によって首にかかる負荷を、生体力学的なモデルで推定した研究では、次のような数値が示されています。
・頭をまっすぐにした状態(0°) → 約4.5kg
・15°前に傾けた状態 → 約12kg
・30°前に傾けた状態 → 約18kg
・45°前に傾けた状態 → 約22kg
・60°前に傾けた状態 → 約27kg
ただし、これは実際の首にその重さの物体が乗るという意味ではなく、生体力学的なモデルによる推定値です。
それでも、頭を前に傾けるほど、首が頭を支えるために必要な力が大きくなることを示す目安にはなります。
手芸をされている中で、お茶を飲む・トイレに行くなど、ちょっとした休憩時間をとった時に、以下のようなストレッチをして、負荷のかかった首周辺の組織をケアしてみてください。

①背筋を伸ばして、イスに座り、両手を頭の後ろに軽く添えます。
②あごを胸に近づけるように、頭の後ろに乗せた腕の重みを使って、頭をゆっくり前に倒します。
③首の後ろが気持ちよく伸びるところで、10秒間キープします。
④10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
この①~④を、3回、繰り返しおこなってください。
注意点としては、頭を前に曲げるときに、手で強く押さえつけず、あくまでも腕の重みで首の後ろを伸ばすようにしてください。

①背筋を伸ばして、イスに座り、右手を頭の左側(左耳の上あたり)に添えます。
②頭の左側(左耳の上あたり)に添えた右腕の重みを使って、頭をゆっくり右側に倒し、左側の首筋を伸ばします。
③左の首筋が気持ちよく伸びるところで、10秒間キープします。
④10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
⑤次に、左手を頭の右側(右耳の上あたり)に添えてます。
⑥頭の右側(右耳の上あたり)に添えた左腕の重みを使って、頭をゆっくり左側に倒し、右側の首筋を伸ばします。
⑦右の首筋が気持ちよく伸びるところで、10秒間キープします。
⑧10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
この①~⑧を、3回、繰り返しおこなってください。
注意点としては、頭を横に曲げるときに、手で強く押さえつけず、あくまでも腕の重みで首の後ろを伸ばすようにしてください。

①イスに座り、両手を体の後ろ、腰のあたりで組みます。
②胸をゆっくり開きながら、肩甲骨を軽く寄せ、体の後ろで組んだ手を上げます。
③胸から背中にかけて伸びるのを感じたら、10秒間キープします。
④10秒たったら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
この①~④を、3回、繰り返しおこなってください。
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手芸やスマホ操作など、下を向いての作業が長くなると、いわゆる猫背状態になるため、首・胸・腰の背骨や骨盤の配列に歪みが生まれます。
そうすると、関節の可動域の低下、筋肉のバランスや呼吸の乱れ、血流不良など、体に様々な不具合が起こります。
ですので、首の痛みへの治療はもちろんのこと、首以外の部分の治療を行うことが必要になります。
当院では、そのために、お身体の状態をお聞きし、体全体の状態を検査した上で、お一人お一人に合わせた治療を行っております。

頭を前に傾ける時間が長いことで起きる首の痛みでも、以下のような症状がある場合は、整形外科や脳外科などの医療機関で検査を受けることをおすすめします。
・首の痛みが強く、数日休んでも改善しない
・首の痛みが徐々に強くなっている
・肩から腕、手にかけて痛みやしびれがある
・手に力が入りにくい、物を落としやすくなった
・歩きにくい、足がもつれるなどの症状がある
・首を動かすと腕や手に電気が走るような痛みが出る
・発熱を伴う首の強い痛みがある
・強い頭痛、めまい、吐き気などを伴っている
・夜間や安静にしているときにも強く痛む
特に、手や腕のしびれ・力が入りにくい、歩きにくいなどの神経症状がある場合は、早めに医療機関で検査を受けることが大切です。

手芸は、完成を想像しながら指を使い作業をするので、脳の活性化につながり、達成感もあるとても良い趣味です。
ただ、集中するあまり、作業が長時間になりがちで、首に負担をかけてしまう趣味でもあります。
楽しく続けるためにも、首の痛みが強く起こらないようにするためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、ぎっくり腰を50歳代の女性のかたが訴えて来院されました。
その方は、何度かぎっくり腰を経験されておられ、お話を聞いている中で、
「足を引きずるように歩くようになると、その後に、ぎっくり腰になることが多いんですよ」
「今回も気がついて、やばいなと思っているうちに、ぎっくり腰になっちゃって」
「これってぎっくり腰の前兆なんですかね?なんでですかね?」
というご質問を受けました。
ぎっくり腰は急に起きるイメージがありますが、疲労やストレスや生活習慣の変化などいろんなことが積み重なって、ちょっとしたきっかけで、一気に吹き出すことが多いです。
そして、今回、ご相談いただいた方のように、発症前に体の動きに変化が起きることも少なくありません。
そこで、今回は、ぎっくり腰前に、なぜ歩き方に変化が出るか?
その理由や対処方法について紹介させていただきます。

歩いているときに足を引きずるようになった後、ぎっくり腰を起こしやすい方がいます。
この理由を結論から言うと、
「腰や骨盤に負担がかかっていることで、無意識に腰をかばうような歩き方になっている」
可能性があります。
本来、歩くときは、足首関節・ひざ関節・股関節・骨盤・腰が連動して動きます。
しかし、仕事や家事などなんらかの理由で、腰や骨盤周辺の組織に負担がかかり、その働きが低下すると、歩くための腰や骨盤の動きが小さくなります。
そうすると、足首関節・ひざ関節・股関節が、腰や骨盤の周辺組織の不調をカバーするように動きます。
しかし、腰や骨盤の動きが十分に使えない状態では、下半身だけでその動きを完全に補うことができない場合があります。
その結果、足を前に出しにくくなったり、歩幅が小さくなったりして、足を引きずるような歩き方に変化することがあります。

ぎっくり腰は、腰に負担が積み重なった状態で、ちょっとした動作をきっかけに起こることがあります。
それを今すぐ予防するためにも、「足を引きずるように歩く」以外にも、以下のようなことが日常生活で当てはまるものがないか、チェックしてください。
・歩いていると何もないところでもつまずいていないか?
・以前より歩く歩幅が小さくなっていないか?
・朝、起きたとき、腰や骨盤周辺が固まったように感じはないか?
・立ち上がるとき、腰に違和感や重だるさなどがないか?
・前かがみになると、腰が突っ張ったり動かしにくくないか?
・寝返りがしにくくなっていないか?
・靴下やズボンを履くとき、腰を曲げにくくなっていないか?
・お尻や太ももの裏に、いつもより強い張りを感じていないか?
・長時間、座りっぱなしや立ちっぱなしが続いていないか?
・腰に力が入らない、抜けそうな感覚や「ピキッ」とした瞬間的な痛みを感じることが増えていないか?
以上のような中で、複数当てはまる場合は、腰に負担が蓄積している可能性があります。
痛みが強くなる前に、無理をせず体を休めたり、日常生活や体の使い方を見直したり、専門の医療機関を受診をすることをおすすめします。

「ぎっくり腰」は、医学的には「急性腰痛」と呼ばれることが多く、その原因は一つではありません。
腰には、腰椎の骨と骨の間にある“椎間板”、腰椎同士をつなぐ“椎間関節”、骨盤にある“仙腸関節”、そして腰を支えている“筋肉”・“筋膜”・“靱帯”など、さまざまな組織があります。
これらの組織に、仕事や家事、長時間の同じ姿勢、運動不足、疲労、寝不足などによって負担が積み重なると、腰をスムーズに動かすことが難しくなる場合があります。
そして、その状態で日常の何気ない動作をきっかけに腰に負担が加わると、突然、強い痛みが現れ、腰が抜けるような感覚や、動くことが難しい状態になることがあります。
現在の医学では、ぎっくり腰のすべてをこの組織が傷ついたからと特定できないのが現状です。
急性腰痛の多くは、椎間板、椎間関節、仙腸関節、筋肉や筋膜など、複数の組織が関係している可能性があるとはされています。
そういった複数の組織の不調によって、ぎっくり腰が起きる前に、歩行の変化や腰の動きの違和感なども起こっていると考えられます。
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ぎっくり腰が起こるまで、歩行の変化や動作の違和感など、何かしらのサインを出してくれています。
しかし、毎日の忙しさの中で、そのサインに気づかなかったり、後回しにしてしまったりしがちです。
そして、ぎっくり腰前の歩行の変化や動作の違和感などに対してのセルフケアは、なかなか手が届かない場合があります。
また、自分ではどこを改善すればいいのか分からないという場合もあります。
そういったときは、専門家に体の状態を確認してもらうことも一つの方法です。
当院でも、腰や肩の痛みが治った後でも、お身体のメンテナンスで来院される方が多くいらっしゃいます。
よく「体は痛くなくても、みてもらえるんですか?」と言うご質問を受けます。
それに対しては、「車を安全に運転するためには、車自体に故障がなくてもオイルを交換したりタイヤの状態をチェックしたりと、定期メンテナンスしますよね。
それと一緒で、特に体に痛みがなくても、ご自身では気づきにくい体の変化を確認するために、定期的に体の状態をチェックすることも一つの方法です。
お身体のメンテナンスをすることで、日常生活を健康に過ごすための準備ができますよ。」
とお伝えしています。
特に、ぎっくり腰は、再発しやすいものです。
ぎっくり腰を予防するためにも、お身体のメンテナンスを定期的にすることをおすすめしますし、ご希望の方には当院でもそれを承っております。

ぎっくり腰だと思っていても、他の病気が隠れている場合もあります。
腰痛とともに以下の症状がある場合は、自己判断せず整形外科や内科などの専門の医療機関へ受診されることをおすすめします。
・安静にしていても痛みが強く、夜間も痛みで目が覚める
・発熱を伴っている
・転倒や事故など、強い衝撃を受けた後から腰が痛い
・体重が急に減ってきた
・強いだるさや体調不良が続いている
・お尻から脚にかけて強い痛みやしびれがある
・足に力が入りにくい、足を引きずる、つまずくことが急に増えた
・排尿しにくい、尿や便が漏れるなど、排泄の異常がある
・股の間やお尻周辺の感覚が鈍くなっている
・胸やお腹の痛み、腹部の強い違和感を伴っている
・痛みが時間とともにどんどん強くなっている
・腰痛発生から数日たっても、発生当日と痛みの度合いが変わらない

必ずしも「歩行の違和感」=「ぎっくり腰の前兆」と言うわけではありません。
しかし、何度かぎっくり腰を経験していると、今回の患者様のように経験則で、ぎっくり腰の前兆としての体の違和感を感じられる方もいらっしゃいます。
それはとても貴重なことであり、外出時に、雨が降る予報をしていたら、傘を持って出かけることができるように、事前に準備ができます。
毎年、ぎっくり腰をするので不安をおもちのかたは、ご自身に起きるぎっくり腰の前兆のような体の変化を思い出して認識されることをおすすめします。
そのためのきっかけとして、今回、紹介させていた相手ことが皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術やアドバイスをご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、50歳代の美容師の女性が、腰痛を訴えて来院されました。
腰や骨盤周辺が不安定な状態で、仕事や日常生活にも支障が出ていたため、治療後に、しばらくの間は、腰のコルセットをつけてくださいとお伝えしました。
すると、
「コルセットをずっとつけていると、腰の筋肉が弱くなりませんか?」
「つけ続けるのは、あまりよくないって聞きますけど・・・」
「コルセットに頼って、外せなくなったりしませんか?」
という質問をいただきました。
こういった腰痛コルセットを装着することに対して、ご心配される方は少なくありません。
その考えの背景には、骨折でギプスをした後、腕や脚の筋肉が細くなって力が入りにくくなったという経験や経験談を聞いたことがあるからかもしれません。
しかし、ギプスによる固定と腰痛コルセットでは、体を固定する仕組みも、筋肉への影響も同じではありません。
そこで今回は、腰のコルセットをつけると腰の筋肉は本当に弱くなるのか、ギプスとの違いも含めて紹介させていただきます。

腰のコルセットが、腰の筋肉にどのような影響を与えるのかについては、これまでにもさまざまな研究が行われています。
これらの研究をまとめると、結論として、
“コルセットを装着すると、腰を支える筋肉の活動量が減ることはあります。
しかし、それが長期的な筋力低下につながるという明確な科学的証拠は、現在は確認されていない”
と報告されています。
つまり、「長期の腰痛コルセットの装着=腰周辺の筋力低下」と単純には考えることはできません。
それどころか、コルセットを使用することで、体幹の安定性や筋持久力などが改善されたことを示す研究もあります。

コルセットを装着すると、腰周辺を外側から支えることで、体幹の動きを一部を制限することもあります。
それによって、腰にコルセットを装着した状態では、お腹や背中の筋肉の活動が低下したという研究で報告されています。
これは、コルセットが腰部を支えることで、本来、その動作を担うべき腰周辺の筋肉の仕事量が減ったためと考えられます。
この研究の報告を見て注意したいことが、
“「筋肉の活動量が減ること」と「筋力が低下すること」は同じではない”
ということです。
例えば、ある動作をするときに、腰の筋肉が100の力を出していたところを、コルセットをつけることで70の力で行えるようになったとします。
これは、筋肉が30弱くなったということではなく、コルセットによって腰が支えられ、
筋肉が必要とする仕事量が減った
と考えることができます。
瞬間的には、腰の筋肉が使えても、持続的に力を使い続けると、やがて腰の筋肉が疲労して、痛みが発生してしまう場合もあります。
それならば、コルセットを使用することで、腰の筋肉への負担を減らしながら使い続けることができます。
また、コルセットをして制御されているとはいえ、腰の筋肉の活動はしているので、コルセットの使用が必ずしも筋力の低下につながるわけではありません。
実際に、21日間の腰のコルセットの使用を調べた研究では、体幹の筋力に明らかな低下は認められませんでした。
また、慢性腰痛の方が、6か月間、腰のコルセットを使用した研究でも、背中の筋力低下は認められませんでした。

コルセットの装着では筋力が落ちずらいが、なぜ、骨折のギプスの装着は筋力の低下が見られることが多いのでしょうか?
これは、ギプスと腰痛コルセットでは、身体を固定する方法が大きく違うためです。
骨折のギプスでは、骨折した部分を安定させて骨が治るのを待つため、骨折部だけではなく、その上下にある関節の動きまで制限することがあります。
筋肉は関節をまたいでついていることも多いため、多数の関節を固定されると、十分に筋肉が動かせなくなることがあります。
すると、関節を動かせないことで、歩く・体重をかけるなどの活動が減り、筋肉を使う機会が減ることで筋肉への刺激が少なくなると、筋力や筋肉量が低下しやすくなる。
つまり、ギプスをする時間が長くなることで、筋肉が細くなっているのは、単純に、外から支えられていたからではなく、ギプスによって関節の動きや身体活動そのものが大きく制限され、筋肉を使う機会が減っていたことが大きな理由です。
一方、一般的な腰痛コルセットは、腰部を支えながらも、通常のギプスほど身体の動きを完全に固定するものではありません。
腰のコルセットは、歩いたり、立ったり、座ったり、股関節や膝、足首を動かしたりすることができ、筋肉には刺激が入ります。
このため、「ギプスで固定された状態」と「腰のコルセットを装着して生活する状態」は、筋肉にとって同じ環境ではなく、双方の状態には違いも出てきます。

腰痛コルセットを使用するとき、本当に注意したいことがあります。それは、
“コルセットそのものよりも、コルセットを使うことで、日常生活全体での活動量が低下してしまう”
ことです。
腰痛のためにコルセットを装着したことで、
「コルセットをしているから、腰は動かさないほうがいい」
「腰が不安だから、できるだけ横になっておこう」
と考えて、歩くことや仕事、家事などの日常生活まで減ってしまうと、身体全体の活動量が低下します。
すると、腰の筋肉だけでなく、足やお尻などの筋肉も使う機会が減ってしまいます。
そのため、コルセットを使う場合でも、痛みや身体の状態に合わせながら、できる範囲で普段の活動を維持することが大切です。
日本の整形外科学会の腰痛ガイドラインでも、
「腰痛で安静にしているより、無理のない範囲で動いた方が、腰痛の改善が早まる傾向にある」
と記されています。
つまり、「コルセットをつける=動かない」のではなく、
「コルセットで腰をサポートしながら、できる範囲で動く」
という考え方が重要になります。

腰痛コルセットは、「一日中、絶対につけ続けなければいけない」というものではありません。
腰の状態や仕事の内容によって、必要な場面で使い分けることもできます。
例えば、
・中腰での作業が多い時間帯
・腰に疲れを感じやすい午後からの時間帯
・長時間、立って仕事をするとき
・長時間、座って仕事をしているとき
など、腰に負担がかかることが予測される際に装着する方法があります。
また、ひどい腰痛になる前は、何もないところで足がつまずきやすくなったり、歩いていたら体が左右にやけに揺れる、立ち上がる時に腰が抜けそうになるなど前兆があるかと思われます。
そういった前兆があったら、腰にコルセットを装着するのも良いかと思われます。
大切なのは、「コルセットは長時間つけると悪い」「短時間なら良い」と一律に考えることではありません。
腰の状態や仕事内容、痛みの程度など状況に合わせて、「腰を補助する時間」を作ってあげることが大切です。
腰痛コルセットを装着するとき、ただふわっと巻いているだけでは、腰へのサポートができず、腹巻と変わらない状態になります。
腰椎コルセットや骨盤ベルトは、製品によって推奨される位置は異なりますが、一般的な考え方として、以下のような装着を心がけてください。

腰のコルセットは、まず、コルセットの上下を確認してください。
コルセットには上下があり、一般的には幅が広い側が下側、細くなっている側が上側になっているものが多いです。
ただし、製品によって異なるので、取扱説明書をご確認ください。
そして、コルセットを背中側から当てたとき、
「腰の部分だけを覆うのではなく、コルセットの下端が骨盤周辺にもかかる位置に合わせる」
ことが重要です。
つまり、腰だけをコルセットで覆っても、固定力があまり見込めませんので、腰と骨盤を一緒に覆うようにしてください。
また、お腹側では、おへそ周辺から下腹部にかけてコルセットがかかるようにしてください。
また、コルセットが左右どちらかにずれていると、片側だけ締め付けが強くなったり、反対側が浮いたりします。
左右の高さが同じで、ねじれていないことを、鏡を見たりや他の方に確認してもらったりしてください。
あとは、骨盤ベルトを締めるときは、思い切りお腹をへこませたり、息を止めたりする必要はありません。
普段どおりに呼吸できる状態で、腰が支えられていると感じる程度の圧力で締めてください。

骨盤ベルトの場合は、腰痛コルセットよりもさらに装着する位置が重要です。
骨盤ベルトは、基本的に骨盤そのものを支える目的で使用します。
まず、自分の骨盤の左右にある硬い出っ張りを探します。
骨盤ベルトは、製品によって推奨位置が異なりますが、一般的な骨盤サポートでは、その骨盤の出っ張り周囲を適切に包み込む位置に装着します。
骨盤ベルトの注意点は、腰のくびれ部分まで上げて装着してしまうと、骨盤を支えるという本来の目的から外れてしまいます。
腰の一番細いところを締めるのではなく、骨盤をベルトで包むように支えるようにイメージして装着してください。
骨盤ベルトを装着したら、前側・横側・後ろ側の高さが大きくずれていないか、鏡を見て確認したり、他の方に見てもらって確認してください。
ベルトが後ろだけ上がっていたり、前だけ下がっていたりすると、左右均等に支えられない場合があります。
骨盤ベルトも、強く締めすぎたり、ほわっと締めても効果が薄れます。
骨盤周辺が安定した感じがあり、歩いたときや立ち上がったときにベルトがずれない程度を目安にします。
腰のコルセットや骨盤ベルトを装着したら、立つ・歩く・イスから立ち上がる・軽く前かがみになる・腕を動かす、などを行ってみます。
そのとき、
・腰が支えられている感じがするか
・ベルトがずれないか
・息苦しくないか
・痛みやしびれが出ていないか
を確認します。
装着した瞬間は問題なくても、歩いているうちに上にずれてしまうことがあります。
その場合は、装着位置やサイズ、締め方を見直す必要があります。

腰が痛い時に、腰のコルセットや骨盤ベルトの装着することで、日常生活の動作を助けてくれることは多いです。
しかし、コルセットを装着することで、かえって腰の痛みが増加したり、気分が悪くなった場合は、症状の対処としてはコルセットの装着が体に合っていないことも考えられます。
その場合は無理をして装着されないことをおすすめします。
コルセットをつけるべきかどうか迷った際には、整形外科や整骨院など、専門の医療機関を受診して相談してみてください。

腰の状態が改善してきたら、いつまでもコルセットを装着し続ける必要はありません。
例えば、
・コルセットを外しても痛みが強くならない
・立つ、歩く、座るなどの日常動作が楽になってきた
・仕事中に腰の不安を感じることが少なくなった
・中腰などの動作をしても以前ほど腰がつらくない
などといった状態になってきたら、少しずつ装着する時間を減らしていくことも検討してください。
ただし、骨折や手術後など、医師から装具の使用期間を指示されている場合は、その指示を優先してください。
また、コルセットを外すと痛みが急に強くなる、しびれや力の入りにくさがある、日常生活に大きな支障があるといった場合は、自己判断で装着を中止せず、専門の医療機関などに相談してください。

腰痛コルセットを装着することで、腰の筋肉は必ずしも弱くなるわけではありません。
腰に負担がかかる時期や痛みがある時期に、腰を支えながら身体を動かしていくためのサポート役として考えてください。
コルセットも日常生活を送る上で便利な道具の一つと考えて、腰の状態に合わせて上手に利用されることをおすすめします。
もし、今回のブログで紹介した内容で、わからないことが有りましたら、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な回答や施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
-2.jpeg)
資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
まだまだ暑いですが、お盆も終わり、夏も終盤に向つつあります。
毎年、この時期になると、当院では「腰痛」を訴えられる方が増えてきます。
体のどこが痛くても大変ですが、特に、腰に痛みが出た場合は、日常生活の動作に大きな支障をきたします。
そこで今回は、夏の終わりに腰痛が起こりやすい理由とその対処法について紹介させていただきます。

お盆が過ぎて、夏も終盤に向かう季節になると、腰痛が起こりやすくなる理由を結論から述べると、
「2か月ほど続いてきた夏特有の生活習慣の積み重ね」
であると考えられます。
具体的には、夏は、暑さを避けるために、
・一日中クーラーの効いた部屋で過ごす
・冷たい飲み物や食べ物をとる機会が増える
・暑いため、湯船につからずシャワーだけで済ませる
・暑さを避けるために外出や運動が減る
といった生活になりやすくなります。
こうした生活習慣は、熱中症や脱水症などを避けるために、仕方がないことではあります。
しかし、そういった習慣で、体の中心部である腰周辺の筋肉や関節などの組織の機能が低下して、腰痛を引き起こしやすくなります。

夏の終わりに起きる腰痛に対して、今すぐできる対処法として、
・クーラーの効いた部屋にいるときは、腹巻きやショール・膝掛けなどを使って、お腹や腰・足元が冷え過ぎないようにする
・冷たい飲み物ばかりにならないように、意識して常温や温かい飲み物も摂るようにする
・体調に問題がなければ、入浴はシャワーだけで済ませずに湯船につかり、ゆっくり体を温める
・室内でもよいので、その場で足踏みやつま先立ち、深呼吸するなど、こまめに体に刺激を入れる
こうした生活習慣に注意することよって、夏の間に低下した腰周辺の状態を少しずつ回復させることで、腰痛の予防や改善につながります。

なぜ夏の間に続けてきた生活習慣によって、腰痛が起こりやすくなる理由を具体的には以下のようなことが考えられます。
北スウェーデンの労働者3,843人を対象に、職場での寒冷環境への曝露と、首・肩の痛みや腰痛との関連を調べた研究があります。
この研究では、仕事中に寒さを強く感じていた人は、寒さをほとんど感じていない人と比べて、その後に腰痛が発生するオッズが約1.6倍であったと報告されています。
このことから、寒冷環境への曝露と腰痛には関連があることが示されています。
もちろん、日本の夏に熱中症を防ぐためには、クーラーを使用して室温を適切に保つことが大切です。
一方で、冷房の風が直接体に当たったり、薄着のまま長時間過ごしたりすると、お腹や腰、足元などが冷えやすくなります。
体が冷えると、筋肉がこわばって動きにくく感じることがあります。
特に、腰周辺の筋肉は、立つ、座る、歩く、前かがみになるなど、日常生活のさまざまな動作で使われています。
そのため、冷房によって腰周辺の筋肉がこわばると、腰を動かす際に筋肉や関節への負担が増え、腰痛につながる可能性があります。
夏になると、暑さをしのぐために、冷たい水やお茶、ジュース、アイスクリームなどをとる機会が増えます。
もちろん、暑い時期の水分の補給は、非常に重要です。
しかし、冷たい飲み物ばかりを飲んだり、冷たい食べ物をとったりする食生活の習慣が続くと、胃腸に負担をかける場合もあります。
胃腸は、体の外部から見ると、ちょうど腰の位置に存在します。
胃や腸の神経と、腰のあたりの神経や筋肉は、脊髄でつながっています。
胃腸が疲れると、脳が勘違いしたり体を守ろうとしたりして、腰の筋肉を硬くしてしまいます。
その結果、腰の動きが低下して、腰に痛みを感じやすくなる場合があります。
夏は暑いため、湯船につからずシャワーだけで済ませる方も多くなります。
せっかくお風呂に入って汗を流しても、体を湯船で温めると、お風呂から出た途端に汗をたくさんかいてしまって、お風呂に入った意味がなくなると感じるから、なかなか湯船につかれないとおっしゃる方もいらっしゃいます。
シャワーでも、体を洗って清潔にすることはできます。
しかし、湯船につかる場合と比べると、体全体を温めたり、ゆっくりリラックスしたりする機会が減り、体を温める習慣がなくなってしまいます。
腰周辺は分厚い筋肉に覆われていますので、温めるのに時間がかかります。
体が冷えたままでいると、血流が低下して、特に、温まりにくい腰周辺の筋肉はその傾向が高まります。
その結果、腰周辺の筋肉の柔軟性が低下して、腰痛が生じやすくなる場合があります。
夏は日中の気温が非常に高くなるため、どうしても買い物や散歩など外出を控えたりと、体を動かす機会が減ります。
これは暑さから体を守るためには必要な行動です。
しかし、こうした生活が1~2か月続くと、夏前と比べて、体を動かす機会が減り、腰だけではなく、股関節や膝、足首なども動かす機会が減少します。
活動が低下すると、動かしていない関節の可動性や筋力が減少する傾向にあります。
その影響で、立ったり歩いたりするときに、腰と股関節や膝、足首などがうまく協調して動くことができなくなる場合があります。
その結果、日常の生活動作が、腰にかかる負担を集中させて、腰痛がひき起こしやすくなる場合もあります。
腰が痛くなると、「腹筋とか筋トレをした方がいいですか?」というご相談を受けます。
筋トレ自体は、健康のために非常にいいことです。
しかし、腰が痛いのでいきなり筋トレをすると、体もびっくりしてしまいますので、まずは腰周辺の柔軟性を上げて、次の段階で筋トレを始められることをおすすめします。
そのためのストレッチの方法を以下で紹介させていただきます。

①床やベッドの上に、上向けに寝てください。
②右膝をゆっくり曲げ、両手で右膝を抱え、右膝を胸の方向へ、ゆっくり引き寄せます。
③お尻から腰にかけて、軽く伸びていると感じたら、その状態で10秒保ちます。
④10秒たったら、ゆっくり足を戻し、反対の左側の足でも同じように行います。
左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってみてください。

①イスに浅めに腰掛け、背筋を軽く伸ばします。
②右足を前に伸ばし、かかとを床につけ、右足のつま先を軽く上に向けます。
③背筋を伸ばしたまま、股関節から上半身を前に倒します。
④太ももの裏が伸びたのを感じたら、その状態で10秒保ちます。
⑤10秒たったら、ゆっくり足を戻し、反対の左側の足でも同じように行います。
左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってみてください。

①上向けに寝て、両膝を立て、両腕は体の横に置きます。
②息を吐きながら、両膝をゆっくり右側へ倒します。
③腰やお尻の左側が軽く伸びるのを感じたら、その状態で10秒保ちます。
④10秒たったら、ゆっくり足を戻し、反対の左側の足でも同じように行います。
左右の足で交互に、3回、繰り返しおこなってみてください。
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夏の生活習慣による腰痛は、腰だけに要因が集中するのではなく、腰を挟む上半身と下半身の各部位の動きに何らかの支障をきたしていることも要因の一つです。
ですので、夏の生活習慣による腰痛は、全身の状態を把握してからの治療が必要になります。
当院では、詳しく現状のお悩みと生活の状態をお聞きした上で、姿勢の状態・背骨や骨盤の歪み・股関節や肩関節などの可動性・筋肉のバランスなどを検査します。
その上で、お一人お一人に合わせた、背骨や骨盤の歪みを整え・関節などの可動性や筋肉のバランスの調整を行う手技を行い、必要であるなら鍼治療や電気治療なども行います。
治療後も、生活習慣でのアドバイスや患者様の改めて気になることに答えさせていただきます。
そういった流れで治療をすることで、夏の生活習慣による腰痛が少しでも改善できるようにお手伝いさせていただいております。

夏の暑さが和らぎ、活動量が戻ることで、腰痛が軽くなる方もいらっしゃいます。
一方で、腰痛にはさまざまな原因があるため、痛みが長引く場合や症状が強い場合には、医療機関などで原因を確認することが大切です。
具体的な目安となる症状は以下の通りです。
・発熱や悪寒を伴う腰痛
・原因不明の急激な体重の減少
・がんの既往歴がある
・強いケガをした後に発症した腰痛
・高齢者で突然発症した強い腰痛
・夜間も強く痛み、安静にしても改善しない
・足の筋力の低下や麻痺がある
・両足のしびれが強くなっている
・排尿・排便がしにくい、または、漏れる
・股の間にしびれがある

冒頭でも述べましたが、当院に来院される方の傾向なのですが、毎年、お盆明けは、腰痛の発症が増加します。
体のどこを痛めても辛いですが、特に、腰は日常生活のどの動作にも関わってくるため、痛みが発生するとその影響は大きいものです。
ですので、そういったことを少しでも少なくするために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
先日、60歳代男性の方が、太ももの裏の張りを訴えて来院されました。
詳しくお話をお聞きすると、
「朝、起きたときから、昼ぐらいまで歩くのもつらくて・・・」
「草刈り機で草を刈ったり、船に乗って釣りに行ったあとは特にしんどくて・・・」
「お尻の付け根から太もも裏、膝裏まで、なんか突っ張んですよ」
とのこと。
このように、足元が悪かったり、揺れる環境などでの作業は、転ばないように体勢を維持するため、無意識のうちに足で踏ん張りすぎることがあります。
こうした状況が続くと、太もも裏に負担がかかり、作業をした日だけでなく、翌日も太もも裏に張りや痛みを感じることもあります。
その結果、歩きづらくなったり、踏ん張りづらくなるなど、特に、朝の起床時の動作に影響が出る場合もあります。
そこで今回は、踏ん張る作業をした翌日に、なぜ太ももの裏が張るのか?そしてその対処法について、わかりやすく解説させていただきます。

踏ん張る動作が続くと、太もも裏に張りを感じるようになる理由はさまざまあります。
その中の一つの要因を結論から述べると、
「太もも裏を走る神経(坐骨神経)の動きが悪くなっているため」
です。
腰からお尻・太もも裏を通っている坐骨神経(ざこつしんけい)は、人の体の中でも最大の幅と長さがあるとされています。
坐骨神経は、歩いたりしゃがんだり、立ち上がったりする動作に合わせて、周囲の組織の中を滑走したり、長さを変化させたりします。
この神経は通常、2から3センチの伸びるとされています。
しかし、踏ん張る動作が長時間続くことで、太もも裏の筋肉や関節・靭帯などに不調が起きると、体の動きに合わせて伸縮する坐骨神経の伸縮も阻害されて、太もも裏に張りや痛みが発生しやすくなります。

踏ん張る動作時間が長くなることで、坐骨神経の滑走性や伸縮性の低下により、朝、起きたときに太もも裏の張りを感じた場合、その対処法として今すぐできることは、
「すぐに起き上がって動くのではなく、寝床の中でゆっくり体を動かす」
ことを、以下のようなことから始めてください。
・ゆっくり深呼吸をする
・寝床布団の中で足首をゆっくり回して動かす
・膝を軽く曲げ伸ばして、太ももの裏を軽く伸ばす
・片膝を軽く胸に近づける
・ベッドの上で膝を曲げて、膝を左右に倒す
こういった体操をしてから、起き上がりすぐに歩き出すのではなく、
・数歩その場で足踏みする
ということを行ってから、朝の行動を開始してみてください。
そうすることで、坐骨神経の滑走性や伸縮性の改善が期待され、起床時の行動もしやすくなります。

では、なぜ、草刈りや船での釣りなど、踏ん張る環境での作業をすると、坐骨神経の動きにも影響するのでか?
その理由の一つが、太ももの裏やお尻の筋肉が、身体を安定させるために働き続けるためです。
船の上では、波によって足元が前後左右に小刻みに揺れます。
また、草刈りでは、凹凸のある不安定な地面に立って作業することがあります。
このような場所では、身体が倒れないように、足首・膝・股関節を細かく調整しながら、身体を支えなければならない。
その際に、太ももの裏やお尻の筋肉が、股関節や膝関節の動きをコントロールしながら、身体を安定させます。
ところが、長時間、このような踏ん張る状態が続くと、これらの筋肉が疲労して緊張し、股関節や膝をスムーズに動かしにくくなることがあります。
そうすると、踏ん張る以外の「歩く」「しゃがむ」「立ち上がる」などといった動作をしたときに、太ももの裏やお尻周囲の組織もその動きに対応しにくくなります。
そして、太ももの裏やお尻周囲の組織を通っているのが、坐骨神経です。
坐骨神経は、お尻から太ももの裏を通って走っており、歩行やしゃがむ動作などでは、周囲の筋肉や関節の動きに合わせて、組織の中を滑り伸縮して動きます。
そのため、踏ん張る作業によって太ももの裏やお尻の筋肉が緊張し、股関節や膝の動きが小さくなると、坐骨神経の滑走や伸縮にも影響することがあります。
つまり、踏ん張る作業によって筋肉そのものの疲労に加えて、坐骨神経が周囲の組織の中をスムーズに動きにくくなることで、太ももの裏が張るや痛みにつながる場合があります。

踏ん張り作業によって低下した坐骨神経の滑走性や伸縮性を、以下のような体操をすることで改善することが期待できます。
①上向きで寝て、右の膝を曲げ、曲げた右膝を両手で抱えて、左肩方向に引き上げ、お尻の下に折りたたんだタオルを挟みます。


②次に、ゆっくりと円を描くように、曲げた右膝を両手で抱えたまま、右股関節を右外側に広げるように移動させます。

③次に、曲げた右膝の両手を離して、足を内側に捻るように(足の親指が内側に倒れる方向)して、膝を伸ばします。


この①~④の動作を3回繰り返したら、動かす足を左に変えて、同じような体操を3回繰り返し行ってください。
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釣りや草刈りは、下半身に過度なブレーキをかけて、踏ん張る動作が多くなります。
そうすると、体の色々な組織に偏りが起こってしまします。
当院ではそういった偏りを検査した上で、患者様お一人お一人に合わせて、
・関節の動きにくくなっている部分を動きやすくするための手技
・筋肉のバランスを整える手技
・鍼治療
・電気治療
などを行います。
太もも裏だけではなく、全身の調整をすることで、より早くお身体のお悩みを解決するためのお手伝いをさせていただきます。

人の体の中で肉離れが一番多いのが、太もも裏で、それだけ人間の活動の中で、太もも裏は使われているということだと思われます。
特に、踏ん張るという作業は、太もも裏の使用頻度も上がり、張りや痛みが起こりがちです。
その状態で、朝の起床時に、無理に動かすと、より故障がひどくなる可能性もあります。
ですので、朝の起床時にできることを、今回のブログで紹介させていただきました。
それが皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。
その際には、当院にご相談ください。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。
完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。
監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
電話でのご予約はこちら>>079-490-5955
【ブログ執筆者プロフィール】
氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)
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資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)
得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調
整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。 整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。 痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。