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ゆがみ | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
就寝しようと、布団に入って寝転んだときに、体に違和感を感じ、それが気になって、寝つきが悪くなるというお悩みをよくお聞きします。
普段、立っているときは、肩こりや腰痛は感じるものの、それほど体のゆがみを感じないのに、特に、上向きで寝たときに寝ると違和感を感じてしまうようです。
そこで今回は、立っているときと寝たときの体の変化についてと、寝たときに体の違和感を軽減させる方法について紹介していきます。
このブログを読んでいただくことで、布団に寝転んだときに違和感を解消して、寝つきをよくできます。
立っているときは、
「抗重力位」
という重力にあらがう姿勢です。
寝ているときは、
「従重力位」
という重力に従う姿勢です。
このような重力に対しての姿勢の質の違いが、立っているときには感じないが、寝るとになると体のゆがみを感じる要因です。
重力の要因が体にどのような影響が出るのかを、以下で紹介していきます。
人間は、体は左か右かのどちらかに軸を持ち、日常生活の動作では、持っている左右のどちらかの軸に共同して動きます。
そうした軸を中心に動くと、無意識のうちに、より使いやすい方にかたより、つまり、「クセ」が生じることがあります。
この「クセ」によって、かたよった体の動きは、立位のときには、例えば、上半身の軸が右に傾けば、下半身の軸を左に傾けるなど、比較的バランスをとって動くため、感じられない場合があります。
しかし、寝ると、重力にあらがうためにバランスをとるための引っ張り合いがなくなるため、体が緩み、体の軸のかたよりのクセが、より顕著に感じられます。
体の姿勢を維持するために働く筋肉は、前後・左右・上下に均等に負荷がかかるように働くべきですが、実際には、アンバランスが生じます。
例えば、マウスを操作するために体を右側にねじった姿勢を維持するとか、木の枝を切るをするために体を反らした状態で姿勢を維持するなど、ある一定の姿勢を維持するために、特定の筋肉を過度に使用することで、筋肉にアンバランスが生まれます。
寝ると、体に重力がかかることが軽減されるため、姿勢を維持するための筋肉のアンバランスがより顕著になり、体のゆがみを感じやすくなります。
寝ることで重力の影響が低下して、体のゆがみが感じる場合は、寝る姿勢に順応するように体をリセットする必要があります。
その方法を以下で紹介していきます。
上向きで寝て、足は肩幅に広げ、手のひらを天井側に向けて耳の横に両腕を上げる。
腕を上方に伸ばしのと同時に、足先を下方向に伸ばして、体を気持ちよく引っ張り合うようにして、10秒間、キープしてください。
これを3回繰り返してください。
上向きで寝て、両ひざを曲げて、両手は体の横に置いてください。
曲げたひざを無理のない程度に横に倒し、10秒間、キープしてください。
反対側にもひざを倒して、10秒間、キープしてください。
これを、3回、おこなってください。
上向きで寝て、片方の足は伸ばし、もう片方の足のひざを曲げて、両手で抱える。抱えたひざを胸の方向にゆっくりと引きつけて、10秒間、キープする。
終われば、反対側の足も同じようにおこなってください。
これを左右交互に、3回繰り返してください。
右や左へゆがんだ状態で寝ると、体に違和感を感じるだけでなく、血圧や呼吸にも影響して、体に不調を呼び込みます。
ですので、適切な寝る姿勢へ整えるためにも、寝た状態で体に刺激を加える必要があります。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも寝ると体のゆがみが気になって寝つきが悪いことへのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に睡眠に関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広