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6月, 2024 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
先日、50歳代の女性の方が、体調が急激に悪くなってどうしようもなくなり、救急車を呼んで救急病院に搬送されてというお話を、ご本人からお聞きする機会がありました。
自分では、電話をかけれないぐらいの状況だったため、隣に寝ていた旦那様に、救急車を呼んでもらうようにお願いしたそうです。
そうすると、ご主人が飛び起きて、救急車を呼ぼうとしたのですが、
「どこに連絡したらいいんや?」
「何番やったけ?」
と慌ててしまって、呼ぶまでにバタバタしたとのこと。
今回、お話しさせていただいた方のご主人のように、救急を求める状況では、なかなか冷静ではいられないものです。
体の不調に対して救急を求める際、最近、ネットワークの進化によって、その手段もいろいろとでてきました。
そこで今回は、いざというときに備えて、いろいろな救急を求める方法について紹介していきます。
このブログを呼んでいただくことで、生命を救うための手段を知っておくことで、緊急時に冷静に対処できます。
救急車を呼ぶときの電話番号は、「119」です。
以下で、「119」に電話した後に行われることや行うべきことを紹介してきます。
119に通報すると、指令員が救急車の出動に必要なことを以下のような順番に尋ねられるので、慌てずゆっくりと答えてください。
①救急であることを伝える
②救急車に来てほしい住所を伝える
③具合の悪い方の症状を伝える
④具合が悪い方の年齢を伝える
⑤「119」に電話をかけた本人の名前と連絡先を伝える
上記のことが一般的におこなわれる聞き取り内容ですが、他にも詳しい状況やかかりつけの病院などについて尋ねられる場合もありますので、答えられる範囲で伝えてください。
応急手当てをしている人以外にも、人手がある場合は、救急車の到着しそうなところまで案内に出ると到着が早くなります。
救急車を呼んだ後、以下のようなものを用意しておくと、病院到着後に役立ちます。
・保険証
・診察券
・お金
・靴
・飲んでいる薬もしくはお薬手帳
救急車が到着した後、救急隊員の方に以下のようなことを伝えてください。
・事故や具合が悪くなった状況
・救急隊員が到着するまでの体調の変化
・おこなった応急手当の内容
・具合の悪くなった方の持病やかかりつけの病院などの情報
体調を崩したりケガをしたときに、救急車を呼んだ方がいいのか、自分で病院を受診した方がいいのか迷う場合があります。
そういった際には、住んでいる都道府県や市町村に、救急に関する相談窓口があります。
「〇〇県、救急相談窓口」とネット検索をすると、各都道府県や市町村で設置している救急を相談できる電話番号が表示されます。
例えば、「兵庫県、救急相談窓口」とネット検索をすると、兵庫県庁のホームページ「医療安全センターのご案内」、
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf15/hw11_000000003.html
の中に兵庫県もしくは兵庫県下の市町村に設置された救急を相談できる電話番号が表示されています。
また、消防庁が作成した、 全国版救急受診アプリ「Q助」というアプリがあります。
スマホの画面上で質問された症状を選ぶだけで、救急度合いに応じた対応をアドバイスしてくれるアプリです。アプリは以下のリンクで無料で公開しております。
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate003.html
救急通報システムに、
「NET119」
というものがあります。
これは聴覚や言語の機能に障害があり会話が不自由な方が、全国どこからいつでも、スマートフォンなどの画面上のボタン操作や文字入力し、チャットでやり取りができる、119番通報システムです。
持病がお持ちの方も、発作が起こった際に会話が困難になる場合もあるので、このシステムは有効かと思われます。
この「NET119」のシステムは、ごく一部の地域で導入されていない場合があります。
お住まいの地域が「NET119」を導入されているかは、以下のリンクでご確認ください。
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/kyukyumusen_kinkyutuhou/net119.html
注意点としては、「NET119」と使うためには、
“直接、所定の申請窓口のある場所に出向いて、事前の登録”
が必要です。
「NET119」の申請窓口の場所は、お住まいの地域を管轄する消防本部や市町村の役所へ問い合わせるか、ネットで検索してください。
例えば、兵庫県加古川市のNET119への申請窓口を探す場合は、「兵庫県加古川市 NET119」と検索すると、
https://www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/syobohonbu/sireka/osirase/28163.html
に申請できる場所の情報が提示されています。
まだ、全国の一部の市町村でしか導入されていませんが、動画で救急の指示が受けられる
「Live119」
という救急システムがあります。
「Live119」とは、スマートフォンからの119番通報時に、現場の状況を音声に加えて、動画でも通報できる映像伝送システムです。
「Live119」を使うことで、通報者と通信指令員の間で、リアルタイムに映像通話ができたり、応急処置の動画を通報者へ送信できます。
また、現場の状況を動画で確認することで、消防隊はより現場に適した準備ができます。
「Live119」を利用するには、以下のような手順でおこなわれます。
①119番に電話で通報する
②通報者が、消防指令センターの指令員から、Live119による映像送信の協力をお願いされる
③通報者が協力に同意することで、指令員から通報者のスマートフォンにショートメッセージを送信される
④ショートメッセージに添付されているURLをタップすると、通報者と指令員が映像も交えてつながる
現在、兵庫県では、神戸市、西宮市、姫路市、豊岡市、小野市で、「Live119」が導入されています。
今後、「Live119」を導入する市町村が増える可能性が高いので、お住まいの場所が「Live119」を導入されているかを確認されることをおすすめします。
いざというときのために、正しく多数の119番への通報する方法を身につけることで、ご自身やご自身の周りの大切な方を救うことができます。
そのための方法を、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
デスクワークで主にパソコンを使ってのお仕事をされている方から、「肩こり」についてのご相談をよくお受けします。
デスクワーク中に肩こりを感じるストレスから、作業する速度や正確性、集中力、注意力などが低下して、仕事に支障が出る方が少なくありません。
また、長期的に見ると、肩こりを放置することで、五十肩や自律神経失調症など、治すのに時間を要す病気が発生する健康問題に発展する可能性が高まります。
そこで今回は、デスクワークのお仕事をすることで、肩こりが発生する理由とデスクワーク中にもできる対策について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、デスクワーク中の肩こりを防ぐことで、お仕事をストレスがなくスムーズにおこなえます。
長時間、デスクワークでパソコンを使う作業により、肩こりが発生する理由を以下で紹介させていただきます。
長時間、パソコン作業をしていると、パソコン画面に顔を近づける前かがみの姿勢がクセ付きやすくなります。
デスクワーク中に頭が前に傾く角度によって、首や肩にかかる負荷が大きく変わります。
頭の重さが、一般的に、約4.5〜5.4 kgとされてますが、この頭の重さが、パソコン画面をみるために前に倒れる角度でかかる首や肩への負荷は、
頭がまっすぐ0度:4.5〜5.4 kg
頭が前に20度傾く:約12 kg
頭が前に30度傾く:約18 kg
頭が前に40度傾く:約22 kg
頭が前に50度傾く:約27 kg
頭が前に60度傾く:約30 kg
というように、頭が前に傾く角度が大きくなるにつれて、首や肩にかかる負荷は急激に増加します。
これは、頭の前に倒れることで重力が、首と肩の筋肉にかかる力が増大するためです。
頭が前に倒れる姿勢でデスクワークをすることで、首や肩に過度な負担をかけ、筋肉の緊張を引き起こし、その結果、肩こりが発生します。
デスクワークでは、体を動かす機会が少くなります。
そうすると、関節や筋肉への刺激が低下して、血行が悪くなったり、筋力の柔軟性が低下します。
血行が悪くなることで、血液を通して筋肉に栄養や酸素が行き渡らずに、回復が遅れて疲労が積もり、肩こりが引き起こされます。
また、関節や筋肉を動かさないことで、刺激が低下すると、肩周りの組織が硬くなります。
そうすると肩周りの可動性が低下して、肩を動かそうとしても対応できず、肩に痛みを感じるような肩こりが起こります。
仕事のプレッシャーや精神的なストレスは、無意識に体を緊張させます。
特に、肩周辺の筋肉は、その傾向が強いです。その理由としては、肩こりの主な原因とされる「僧帽筋」という筋肉が、ストレスに感度が高い「副神経」という神経に支配されているためです。
仕事のプレッシャーや精神的なストレスがかかると、副神経が刺激されて、副神経が支配している僧帽筋が緊張します。
この状態が過度に続くことで、僧帽筋という肩の大きな筋肉が疲労して硬くなり、肩こりの発生が促されます。
長時間のパソコン作業による目の疲れは、肩の筋肉の緊張を引き起こし、肩こりを引き起こします。
パソコン作業中は画面を見続けるため、眼球が一定の位置に固定された状態が続きます。
これにより、長い時間、眼を動かす筋肉を緊張させ疲労して、目のピントの調整機能が低下します。
そうなると、パソコン画面を見るときに、目だけではピントが調整できないため、頭を前に突き出しす姿勢をとることで、調整するできます。
その結果、その姿勢が肩に負担をかけて、肩こりが引き起こされます。
デスクワーク中に肩こりを感じたときに、仕事中にでもできる肩こりを軽減するための方法を以下で紹介させていただきます。
デクスワークは、イスに座っておこなうことが多いと思われます。
前章でも述べましたが、座っているときの、頭の位置によって、肩への負担が変わってきます。
ですので、仕事中に肩こりを感じたら、いったん、姿勢をリセットすることをおすすめします。
その方法ですが、いったん、イスから立って、10回ほど、その場で足踏みをしてください。
足踏みが終われば、イスに座ってください。イスに座ったら、
・視線を前方に向ける
・背筋を伸ばす
・肩の力を抜く
・胸を軽く前にひらく
・足の裏が床にしっかりついているのを感じる
を意識しておこなって、深く息をはいてください。
この一連の流れで、肩に負担のかからない姿勢にリセットされていますので、作業を再開してください。
デスクワーク中に、肩に刺激を入れることで、肩周辺の組織に血流が促されて、肩こりが軽減できます。
刺激を入れるために、イスに座りながらでもできるストレッチの方法を以下で紹介させていただきます。
ストレッチその3 両手の指先を肩に当てて、背中の肩甲骨を意識して、肘をゆっくり前に10回、後ろに10回、回してください。
体の前で両手を組んで手を伸ばし、同時に頭を前に倒して、背中を後方に引くように丸めて、5秒間、キープします。これを、3回、繰り返しておこなってください。
背中で両手を組み、胸を大きく広げるイメージで両手を上にひきあげて、5秒間、キープします。これを、3回、繰り返しておこなってください。
定期的に目を休めることで、パソコン画面を見る目のピント調整機能が保たれ、結果的に肩への負担が減ります。
目の休め方は、20分に一度は、6メートル先を、20秒間見つめてください。
また、20分に一度は、10秒間、目を閉じることも、目のリフレッシュさせるためには有効です。
パソコン作業で、緊張した肩周辺の組織を緩める方法として、深呼吸が有効です。
イスに座ったままで深呼吸をする方法ですが、
・背中をまっすぐにして、イスの背もたれにつける
・胸を開いて、肩を軽く後ろに引く
・ゆっくりと鼻から、4秒間、息を吸い込む
・吸ったら、2秒ほど息を止める
・息をためた後に、口からゆっくりと、4秒間、息をはきだす
この深呼吸を、5回、繰り返しておこなってください。
デスクワーク中に仕事に支障が出るの肩こりを予防・緩和するために、適切な対策を取り入れることが重要です。
これにより、肩こりからくるストレスを減らし、仕事をスムーズにおこなえます。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもデスクワークでパソコン作業をしている際に肩こりのお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、デスクワークによる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、70歳代女性の方が、腰痛を訴えられて来院されました。
きっかけをお聞きすると、台所に立って洗い物をしていると、腰が痛くてたまらなく感じると。
食洗機もあるが、ご主人と二人だけの洗い物の量だし、洗い物をしていると手がひんやり冷えて気持ちがいいから、食器は手で洗っているそうです。
しかし、洗っていると腰が痛くなってきて、終わった後は、しばらく座って休んで腰の痛みをおさめてからではないと、動けないとのことです。
今回の患者様のように、台所で洗い物をしていると腰痛を発症する方は少なくありません。
そこで今回は、台所の流しの前に立って洗い物をすることでかかる腰への影響とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、洗い物をすることで起こる腰痛を解消できます。
台所の流しに立って洗い物をしているとき、腰に負荷がかかり、その結果、腰痛が引き起こされます。以下で、洗い物をすることで発生する腰への影響を説明させていただきます。
洗い物をしていると、体が前かがみの姿勢を取ることが多くなる。
この姿勢は、腰の骨を反らす状態が増し、腰の骨の関節に過剰な圧力をかけます。
それによって、腰の骨の関節に炎症やひずみが起こり、それが要因で腰の痛みが発生することもある。
長時間、洗い物をするために、前屈みの同じ姿勢を維持することで、腰周辺の筋肉に負荷がかかり疲労させます。
また、同時に前屈みの姿勢は、腹筋が緩んだ状態となるため、腰の骨を前方から支える機能が低下します。
腰周辺の筋肉が疲労し柔軟性が低下して、腹筋の機能が低下するといった筋肉の不均衡が、腰を安定的に支えることを損ないます。その結果、腰に痛みを引き起こす可能性がある。
洗い物をしているときは、両足を平行にして立つことが多いです。
長時間、この立ち方をすることで、腰に過剰な負担がかかります。その理由と影響は、以下のことが考えられます。
両足を平行にして立つと、体の土台である骨盤の位置が不安定になります。
特に、片方の足に重心をのせて立つといった、骨盤がわずかに左もしくは右のどちらかに傾きます。
この微妙な骨盤の傾きが、腰にかかる負荷を不均等に分散させる。
長時間、両足を平行にして立つ姿勢を維持すると、腰や背中の特定の筋肉が過度に負荷がかかって緊張します。
この緊張により、筋肉の疲労を引き起こし、腰や背中の筋肉の機能が低下します。
それによって、腰周辺の筋肉のバランスが崩れ、腰にかかる負荷が不均等になる。
静止して立つことの研究で、両足を平行にして立つと、重心が前後左右に、微妙に動揺しやすくなることが報告されています。
両足を平行にして立つことで、静止しているつもりでも、微小な動揺が生じ、これが腰に不均等な負荷をかける要因となる。
長時間、台所に立って洗い物をする際に、腰にかかる負荷を軽減させるための立ち方を、以下で紹介させていただきます。
両足を平行にして立つのではなく、片足を少し前に出して、体を斜めに立つスタンスをとると、骨盤の安定性が向上し、腰への負荷が分散されます。
肩幅より広めに足を開いて立つことで、立つ姿勢が安定して、バランスがとりやすくなり、腰への負担が軽減されます。
ときどき意識して、体重を片足からもう一方の足に移動させることで、腰にかかる負荷を変えていくことで、腰の特定の部位に過度な圧力がかかるのを防げます。
背中を丸めないように意識し、胸を張って肩を後ろに引くことで、腰への負荷を軽減できます。
片足を小さな台やステップに乗せることで、骨盤の位置を変え、腰への負荷を分散させます。
左右の足を交代させながら、小さな台に足を乗せてください。
足台の高さは、個人の体格や作業環境に応じて調整する必要がありますが、一般的には、10~20センチメートル程度の高さの台が適切です。
台所で洗い物をしているときに腰が痛くなっても、洗い終わるまでは我慢して、無理をしておこなわれる方が少なくありません。
本当は、休憩をはみながら洗い物をしていただくのが良いのですが、食事の後に汚れた食器が片付かないのは、ストレスを感じるというお話もお聞きします。
そういった理由もありますので、少しでも台所で洗い物をやり終える際に、腰への負担が軽減できるように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも台所で洗い物をしていることで起きる腰の痛みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、家事による体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
60歳代の女性の方から、その方のご主人が腰の痛みを普段から訴えているのだけれども、日常生活で何を気をつけたらいいですか?というご質問を受けました。
状況を詳しくお聞きすると、ご主人はお米や野菜を作る農業の仕事をしていて、2年前ほどに、腰が痛くなったので病院に受診すると、椎間板ヘルニアの診断を受けたそうです。
そのときは、湿布と痛み止めを処方してもらったそうなのですが、それから腰は良くなったり悪くなったりを繰り返していると。
まだまだ農業を続けたいというご主人なのですが、病院の方には行きたがらないので、何か自分でできる腰へのケアがないものなのかと、ご夫人が心配をされて今回の質問をされたようです。
今回ご相談いただいた方のご主人のように、農業の作業というのは、機械を使っておこなうことが多くなっても、まだまだ腰に負荷がかかる作業が多いため、腰痛を訴えられる方が少なくありません。
そこで今回は、農作業によって腰痛が起きる理由とそのケア方法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、農作業による腰痛を解消できます。
農作業をすることによって、腰に痛みが発症する要因を以下で紹介させていただきます。
野菜の収穫や草取りなど、農作業をする際には、中腰の姿勢を保つ作業が多くなります。
中腰は、立っているときより腰に1.4倍もの負荷がかかります。
長時間、中腰の姿勢で農作業をすることで、腰に負荷がかかり、その結果、腰の筋肉が疲労し、痛みを引き起こします。
農作業では、肥料袋や収穫物などの重い物を、持ち運ぶ作業をおこないます。
腰を曲げた状態から荷物を持ち上げると、立っている時より2.2倍もの負荷がかかります。
そういった腰に負担のかかる作業を繰り返すことによって、腰の筋肉や関節に疲労や炎症が起こり、それが腰の痛みを発生させます。
コンバインやトラクターに乗っていると、機械の振動や揺れにさらされ、腰に負担をかけます。
また、農作業車に、長時間、乗ることで、同じ姿勢をとり続けます。
そうすると。腰に負担をかけます。そういった農作業車に乗ることで、腰への負担がかかることで、腰痛が引き起こされます。
農作業による腰痛を防止して、症状を緩和するための対策を、以下で紹介させていただきます。
農作業をした後に、疲労した腰周辺の筋肉を刺激して、血流を促進させることは、腰痛の予防と症状の軽減や回復に効果的です。
腰痛を防止するためのストレッチを以下で紹介させていただきます。
上向きで寝て、ひざを曲げます。両手で曲げたひざを抱え込み、背中と肩を床に密着させたまま、ゆっくりと両ひざを胸に脳に引き寄せてください。
その状態を。10秒間、キープして、その後、ゆっくりと両手を離して、両ひざを元の位置に戻します。
これを3回繰り返してください。
手首は肩の真下、ひざは股関節の真下に位置するように、四つんばいの姿勢をとってください。
手首とひざを床にしっかりつけて安定させたまま、背中を丸めて頭を下げた状態を、10秒間、キープしてください。
その後、頭を上にあげて、背中を反らせ他状態を、10秒間、キープしてください。
その後、力を抜いて、元の四つんばいの姿勢に戻します。
これを、3回繰り返してください。
上向きで寝て、片方の足は伸ばし、もう一方の足のひざを曲げて両手で太ももの裏を抱えて持ち上げてください。
その状態から、両手で抱えた足のひざを伸ばして、ひざの裏の筋肉が伸びるのを感じてら、10秒間、キープしてください。
反対側の足も同じようにおこなったください。
これを左右の足で交互に、3回繰り返しおこなってください。
重い物を持ち上げる際には、腰に負担のかからないフォームでおこなうことが、腰痛を防止することにつながります。
腰に負担のかからない荷物を持ち上げるポイントとしては、
・腰を曲げるのではなく、ひざを曲げて腰を落とし、足の力を使って物を持ち上げる
・持ち上げる荷物は、できるだけ体に近づけて持つ
を意識しておこなってください。
長時間、同じ姿勢で農作業を続けることは避け、定期的に休憩を取るようにしてください。
短い休憩を頻繁に取り入れることで、筋肉の疲労を軽減し、腰痛のリスクを下げられます。
また、体の水分量が2%の低下でも、筋肉の損傷につながりますので、休憩中には、水分の補給を十分にとってください。
農作業で疲れ切ると、湯船につかるのが面倒になり、ついついシャワーで汗を流す程度で終わってしまうことがあります。
しかし、農作業後にお風呂に入ることは、血行を促して疲労の回復の促進に大きな効果があります。
湯船の温度は、39〜41度に設定して、15〜20分程度、ゆっくりとつかることが理想です。
農作業による腰痛は、適切なケアと防止する対策を講じることで、大きく軽減できます。
農業のお仕事を快適に続けるために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも農作業による腰痛のお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
過去にケガをして治ったけれども、また同じところを痛めるのが怖いため、それをかばうような動作をする方が少なくありません。
そうすると、かばった部分が今度は痛くなるという悪循環が出る場合があります。
例えば、当院の実例では、右腕の痛みできつい思いをしたため、右腕が治っても再発するのが怖いため、かばうように左腕を使っていたら、左の腰に痛みが発生してしまったという患者様がいらっしゃいます。
そこで今回は、過去のおったケガをかばう動作をしているうちに、他の体の部分に負荷がかかりすぎて、体を痛めてしまう理由とその対策について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、一つの痛みはマシになったけれども、他の部分の痛みが生じて気になっている方の悩みが解決できます。
過去に負ったケガをかばう動作をすることで、他の体の部分に負荷がかかり、結果として新たな痛みが発生する理由を、以下で紹介させていただきます。
過去にケガをした部位をかばうために、無意識に通常とは異なる動作や姿勢をとることがあります。
これにより、かばっている部分に過度な負担がかかり、2次的な痛みが発生します。
過去のケガをかばうことで、特定の筋肉が過剰に働く一方、他の筋肉が十分に使われなくなり、筋力や柔軟性のバランスが崩れます。
筋肉のアンバランスが発生することで、新たな痛みを引き起こします。
ケガを経験したことで、その体の部位をかばうために、他の体の部位が代償して働くことがある。
これにより、本来、負担がかかるべきでない部分に過度なストレスがかかり、痛みの発生の要因となる。
古傷をかばうために、姿勢が変わることがある。
この姿勢の変化が、長期間、続くと、他の部位に持続して負担がかかり、痛みを引き起こします。
ケガの再発に対する恐怖心や不安感が、日常動作の中で体に緊張を引き起こすこともある。
その結果、他の部位に過剰な負荷がかかり、かかった部位に痛みが発生することがある。
先日、倉庫内で荷物の運搬のお仕事をされている40歳代男性が、左の腰の痛みを訴えて来院されました。
きっかけをお聞きすると、1週間前あたりから、荷物を持ち上げたり、放り投げたりしているうちに、腰に張りを感じるようになったそうです。
それから昨日の朝に、起きようとしたら腰に痛みを感じて伸ばせなくなったそうです。
さらにお話を聞いていくと、1年前に右肩を痛めて、ようやく最近、治ってきたけれども、再発が怖くて、仕事は自然と左腕を使って、体も左側にねじる動作が多くなったそうです。
左腰の痛みをそのままにしておくと、ぎっくり腰になりそうで、そうなると仕事に行けなくなるので、それを防具ために来院されたとのこと。
体を検査させていただくと、左の背部から腰部にかけて筋肉が過剰な緊張が見られ、左の骨盤の緩みや右股関節の可動性が低下しているなど、体のバランスやゆがみが全身に発生している状態でした。
検査に基づいて、骨盤と背骨のゆがみを矯正して、股関節の可動域を上げる手技をおこない、鍼治療では腰部の筋肉の緊張を緩和させるといった施術を施しました。
治療後は、「腰の張りがなくなるってこんなに違うんですね」と施術前と後との体の動きの違いに驚かれた感想をいただきました。
この実例を通じて、過去のケガをかばう動きによって、体が各所でバランスの崩れやゆがみが発生して、2次的な痛みが生じてしまうことを感じました。
過去にケガをした経験がある部位をかばう動作をすることによって、体のバランスの崩れやゆがみが発生して、2次的な痛みが発生します。
そういった動作は、無意識にやってしまうことも多いので、日常生活を送るの中では、その動作は避けられません。
ですので、時間がある時や気がついたときでも結構ですので、体のバランスの崩れやゆがみを整える体操をしていただくことをおすすめします。
そうすることで、体のバランスの崩れやゆがみが整うと同時に、かばう動作から正常な無理のない動作に移行することを促せます。
そのための体操を以下で紹介させていただきます。
上向きで寝て、ひざを立て、足は床に平行にし、腕は体の横においてください。
息をはきながら、骨盤を後ろに倒すイメージで、腰を床に押し付けてください。
息を吸いながら、骨盤を前に倒すイメージで、腰を少しだけ浮かせるようにしてください。
この動作を、ゆっくりと5回、繰り返してください。
上向きに寝て、片ひざを両手で抱えて胸に引き寄せ、もう一方の足は伸ばして、その状態を、10秒間、その姿勢を保ってください。
ゆっくりと元の位置に戻して、反対側の足も同じようにおこなってください。
これを左右の足で交互に、3回ずつおこなってください。
四つんばいの姿勢をとり、手は肩の下、ひざは股関節の下に配置してください。
息をはきながら背骨を丸めながら、頭を下げてください。
息を吸いながら背骨を反らながら、頭を上げてください。
これをゆっくりと、3回繰り返してください。
両手のひらを壁につけて、体を支えながら立ってください。
片足で立って、10秒間、バランスを保ちます。
ゆっくりと足を下ろし、反対側も同様におこなってください。
これを左右の足で交互に、3回ずつおこなってください。
壁に背中をつけて立ち、頭・肩・お尻が壁に触れている状態にしてください。
両腕を伸ばしたまま、を肩の高さまで、壁に沿って横に上げてください。
ゆっくりと腕を下ろし、これを10回、繰り返してください。
過去にケガをした部分をかばって動いていると、その動作がクセになり、新たな痛みを繰り返して発生する可能性が高まります。
体のバランスを整えて、スムーズに動けるようになれば、過去のケガをかばうことによる二次的な痛みを防ぎ、健康な体を維持することが可能です。
そのための継続的にできるケアの方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、過去のケガをかばって二次的な痛みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、体の不調が治った後に起こる後遺症への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広