- Blog記事一覧 -ゴルフの打ちっぱなし練習の翌朝に腰痛でお悩みの方に知ってほしい対処法
ゴルフをされている人口は、年々増えて、現在では約5500人の肩が、ゴルフをたしなまれているそうです。
ゴルフのラウンドを回る際には、自然の中でおこなうことで、運動にもストレス解消にもなり、非常に健康効果が高いスポーツでもあります。
そんなゴルフですが、練習方法としては、打ちっぱなし場で、ゴルフボールをひたすら打つ方が多いと思われます。
非常にゴルフの練習にはなるのですが、熱心のおこなうあまり、翌日の朝、起きた際に、腰の痛みを感じられる方が少なくありません。
朝から腰痛が発症することで、通勤やお仕事に支障が出る場合があります。
そこで今回は、打ちっぱなし場でゴルフの練習をした翌日に腰痛が発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、朝からゴルフの練習によって引き起こされる腰痛のお悩みが解消できます。
ゴルフの練習で、クラブを使ってスイングすることで、体の中でも一般的には、腰への負荷は大きいと言われています。
また、それに関連して、ゴルフでのケガをする部位としては、腰が最も多いとされています。
その理由を以下で紹介していきます。
ゴルフの研究によると、ゴルフのクラブをスイングすることで、腰への圧力量は、体重の3〜4倍にも達するという報告がされています。
この大きな圧力を、ゴルフスイングを繰り返しすることで、腰に負荷をかけ続けるために、腰に痛みが発生する可能性が高まります。
ゴルフスイングは、腰の強い回転の運動がおこなわれます。
この回転の運動で、腰の筋肉や関節をねじります。打ちっぱなしで何度も腰の筋肉や関節をねじることで、組織の損傷や炎症をひき起こし、何度もに負荷をかけ、特に腰椎にストレスをかけます。
スイング中、下半身で作られてパワーは、上半身に伝達され、スイングがおこなわれます。
上半身と下半身おつなぎ目である腰は、腰の筋肉も自らパワーをつくりつつ、下からのパワーも上に伝達するという非常に重要な役割を担います。
その役割の多さのために、負荷もかかり腰に痛みが発症しやすくなります。
ゴルフのスイング中は、姿勢の制御や安定のために、腰の深部の筋肉が強く働きます。
おこないます。スイングは複雑な動きなため、その制御や安定には、腰に大きな負荷がかかります。
それによって、腰の痛みがでやすくなる要因ともなります。
ゴルフを打ちっぱなしをした直後は、それほど腰痛を感じない方は多くいらっしゃいます。
しかし、翌日には腰が痛くなるのは、
「遅発性筋肉痛」
と言われることが起こっている可能性があります。
ゴルフのスイングを繰り返すことで、前章でも述べましたが、腰周辺の筋肉に負荷がかかります。
それによって、筋肉が繰り返し伸ばされたり縮んだりして、筋肉に多数の小さな傷が生じて、それによって腰の筋肉に痛みや炎症が引き起こされます。
これは、運動直後には起こらず、運動後、24〜72時間後にピークに達します。
また、睡眠中は、寝返り以外は体を動かさないため、血流が悪くなり、筋肉が硬くなります。
そのピークの時間帯は、入眠から6〜8時間後と言われています。
つまり、ゴルフの打ちっぱなしによる遅発性筋肉痛が起きる時間帯と、体の筋肉が一番硬くなる寝起きの時間帯が重なることで、朝は腰痛を感じやすくなります。
ゴルフの打ちっぱなしにいった翌日の朝、起きたときに、腰痛を感じた場合の対処法として、以下のようなことをおすすめします。
前章でも述べましたが、遅発性筋肉痛の発生に加えて、朝は体の筋肉が硬くなっている状態です。
筋肉を緩めるためには、体温を上げることが、もとも手軽にできる方法です。
体温を上げる方法として、まずは、朝に湯船につかることをおすすめします。
なぜなら、一般的には、体温が約37度程度に上昇させると、筋肉を硬くさせている物質が外れて柔らかくなります。
また、筋肉に流れ込む血流が増加して、筋肉に酸素や栄養素が供給し、老廃物が回収されます。
そのことによって、傷んで硬くなった腰の筋肉が回復しやすくなります。
ゴルフのスイングは、一方向にねじるため、体のバランスが崩れやすくなります。
朝風呂に入って、体を温め緩めた後に、背伸びをして姿勢のバランスを整えてください。
その方法ですが、壁に体の背面をあて、両腕を耳の横まで上げて、片方の手でもう片方の手首をつかみ、息を吸いながら上方に持ち上げて、背伸びを10秒間、おこないます。
その際に、重心を後ろにするために、つま先を上げて、そのままキープします。
そして息をゆっくりはきながら、体の力を抜き、背伸びを解除していきます。
その際も、重心を後ろにするために、つま先を上げて、そのままキープしてください。
これを3回、繰り返してください。
ゴルフのスイングは前屈みでおこないます。その状態で倒れないように、太ももの裏の筋肉が踏ん張って支えます。
この太もも裏の筋肉は、骨盤や腰の筋肉を連結しているため、ケアすることで、腰の緊張が緩みやすくなります。
そのためのストレッチ方法は以下のようにおこなってください。
イスに浅く腰かけていただき、背筋を伸ばしてください。
片方の足を伸ばし、かかとを床につけ、つま先を上げ、もう片方の足は、ひざを曲げて、足の裏全体を床につけてください。
背筋を伸ばしたまま、上半身を前に倒し、太ももの裏が伸びたのを感じたら、10秒間、キープしてください。
反対側の足も同じようにおこなってください。
これを左右の足で交互に3回、繰り返してください。
ゴルフは、年齢や性別の制約が少なく、生涯を通じ楽しめる、健康にとってとても良いスポーツです。
しかし、ゴルフをやる上で、腰への負荷は避けられないものです。
特に、ゴルフの打ちっぱなし後の翌朝に腰痛が起こると、通常の生活に支障が出てしまいます。
それに対処するためにも、朝は忙しいですが、少しお時間を取っていただいて、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、ゴルフの打ちっぱなしをした翌朝に腰の痛みが発生して、解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広