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4月, 2024 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

ゴールデンウィークに車で外出する際に起きる乗り物酔いへの予防方法

2024.04.29 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,,栄養・食事・飲み物,運転

 

ゴールデンウィーク中に外出するための交通手段を統計したところ、「車」がトップという報告がされています。

車で移動すると、臨機応変に対応できるので、大変便利です。

しかし、車で外出する際に、主に運転手以外の同乗者の方からよくお聞きするのお悩みが、

 

「乗り物酔い」

 

です。

外出するのはうれしいけれども、車酔いでつらい思いをするのではないかと心配になるそうです。

そこで今回は、車での移動で乗り物酔いになる理由とその対策について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、ゴールデンウィーク中に車での移動中に乗り物酔いで苦しい思いをすることを予防できます。

 

 

 

乗り物酔いが発症するメカニズム

 

車の移動によって、乗り物酔いがおこる要因として、

 

「平衡の感覚情報のズレ」

 

です。

平衡の感覚情報は、

 

・耳

・目

・筋肉

 

で集められます。

耳は、音の情報を集めて脳に送るだけではなく、振動・加速・揺れ・重量などの平衡に関わる刺激情報も集めて、脳に送ります。

また、目は、目に映る周囲の景色や物の配置、動きの情報を脳に伝えて、平衡感覚に関与します。

筋肉は外部から受ける刺激で、筋肉が伸びたり縮んだりする感覚情報を脳に伝えることで、平衡への感覚にフィードバッグされます。

この耳と目と筋肉がそれぞれが感じる平衡の感覚情報が脳で統合されて、平衡感覚が保たれます。

耳や目や筋肉から伝わる平衡の感覚情報が一致していれば問題はありませんが、車に乗ることで平衡感覚情報にズレがでる場合があります。

例えば、車に乗っていると、風景は流れて体は動いていると目が感じる平衡感覚の情報が脳に送られているのに、車の席に座って固定されているので体は動いていないという耳や筋肉からの平衡感覚情報が脳に送られ、そこに情報のズレが生まれます。

そのズレた矛盾する情報が、車に乗ることでどんどん脳に集まり、ついには脳が混乱して、血流や呼吸、発汗などの体の無意識におこなわれる自動で調節する機能が狂います。

それによって、体の不調を引き起こし、乗り物酔いの症状が発生します。

 

 

 

車に乗ることで起こる乗り物酔いの症状

 

車に乗っているときに起こる乗り物酔いの症状は、急に発症することがあります。

乗り物酔いの症状として、

 

・はき気

・おうと

・おなかの不快感

・顔色が青白くなる

・発汗

・めまい

・頭痛

・生あくび

・眠気など

 

が起こります。

また、意識の低下や過呼吸、血圧の低下、脱水、など重症度の高い症状も引き起こします。

 

 

 

乗り物酔いを予防する方法

 

車による乗り物酔いは、車から降りるか、車が停止すれば、通常は徐々に症状がおさまっていきます。

車に乗ることで起きる乗り物酔いを予防するために、車に乗る前におこなうことと、乗ってからおこなうことを以下で紹介させていただきます。

 

車に乗る前までにおこなってほしい乗り物酔い対策 

乗り物酔いを予防するために、以下の対策を事前に取っていただくことがおすすめです。

 

・車に乗る前日はしっかりと睡眠をとる

・車に乗る前は軽食をとり、胃の中を少し満たしておく(空腹や食べ過ぎをさける)

・水分を十分にとる・酔い止めの薬を服用する

 

車に乗ってからおこなってほしい乗り物酔い対策

車に乗ってからの乗り物酔いを予防するためには、以下のような対策がおすすめです。

 

・車の窓を開けて換気する

・本やスマホを見るのを避ける

・ゆったりとした姿勢で前を向いて座る

・遠くを見るようにする

・体と頭はできるだけ動かさない

・目を閉じるもしくは寝る

 

乗り物酔い用のツボ

 

東洋医学では、乗り物酔いに効果が見込まれるツボが存在します。

それは、「内関(ないかん)」と呼ばれるツボです。

そのツボの位置は、手のひら側の手首のシワから、肘にほうに向かって、指を3本分あてた位置に真ん中にあります。

気持ちがいい程度に、左右の前腕にあるツボを刺激してください。

 

 

 

まとめ

 

乗り物酔いを発症すると、ご自身もつらいですし、同乗しているご家族や友人にも心配をかけてしまします。

せっかくのゴールデンウィークを利用しての車での外出ですので、楽しんでいただくためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

また、ゴールデンウィーク中に、車に乗ることでお疲れが回復しづらようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に車に乗ることで起こる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

長時間、車の運転で肩の痛みで困ったときにしてほしい運転席に座ったままできる体操

車での長時間運転で起きた腰の痛みがなかなか回復しない方に知ってほしい対処法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

体をねじって側方に置いたパソコン作業で起こる股関節の違和感への対処法

2024.04.28 | Category: スマホ首,デスクワーク,テレワーク,予防,体操・ストレッチ,,太ももの痛み,日常生活の動作,,生活習慣,疲労,目の疲れ,職業病,股関節の痛み,肩こり,関節

 

先日、パソコンを使ったことが主体のデスクワークをされている50歳代女性の方が、首と肩、背中の痛みとともに、左の股関節の違和感を訴えられ来院されました。

お仕事の環境をお聞きすると、ご自身のデスクの上に、正面と右側面にパソコン画面を置いて、仕事をされているとのことでした。

体を正面に向いてパソコンに向かっている場合と、体は正面を向きながら右方向に首をねじってパソコンに向かっている場合の、二つのパターンを交互に繰り返しているそうです。

今回、ご相談いただいた患者様のように、複数のパソコン画面を使ってデスクワークをされている方は多く見られます。

そのことによって、首や肩などのの痛みとともに、側方に置いたパソコン画面の反対側の股関節に違和感を感じられる方が少なくありません。

そこで今回は、正面と側方にパソコン画面を置いて仕事をすることで、側方に置いた反対側の股関節に違和感を感じる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、複数のパソコン画面を使ってのデスクワークによって体の不調が発症するのを予防できます。

 

 

 

正面と側方に置いたパソコン画面を使うことで下半身に違和感が出る理由

 

首の関節は、左右にそれぞれ90度づつ、合計で180度の横へ回すことができます。

さらに、両眼で150〜160度の横への視野があります。

ですので、首の可動域と目の動きを合わせると、体を正面に向けたままでも、首をひねるだけで、360度の視野を確保できます。

ということは当然、首と目の可動域だけで、側方のパソコン画面を見ることができます。

しかし、長時間、デスクワークをしていると、眼精疲労によって目の動きが悪くなります。

また、首をひねってキープさせる筋肉が疲労を起こし、可動域が落ちます。

といったように、目と首の機能が低下することで、十分に視野が確保できなくなります。

そうなると、首から下の体をねじって、パソコン画面を見るようになります。

 

イスに座ったまま、体を横にねじるためには、胸・肩・背中・脇腹・おなか。腰・お尻。太ももなど、複数の筋肉が協力しておこなわれます。

そして、側方のパソコン画面を見るために、体をねじってパソコン画面側に引っ張られる状態を安定させるためには、支点となる部位が必要です。

その安定させるための支点となるのが、今回の患者様の場合では、右側方に置いたパソコン画面と反対側になる、左の股関節です。

左股関節周辺の筋肉を緊張させることで、上半身が安定して側方にあるパソコン画面を見ることができます。

これは例えていうならば、ペットボトルのフタを開けようとするとき、本体の部分をしっかり持って安定させておかなければ、フタをねじって開けることはできないのと同じことです。

このように長時間、複数のパソコン画面を使ったデスクワークによって起こる首や目の疲労が、股関節に負荷をかけます。

それによって、股関節周辺の筋肉が疲労して硬くなることで、動きが悪くなり違和感を発生します。

 

 

 

体をねじってパソコンを使うことで起こる下半身の違和感への対処法

側方に設置したパソコン画面を見るために体をねじる際に、股関節周辺にある、股関節の深部、お尻、太もも裏の筋肉などのが緊張して支点として働きます。

ですので、それらの筋肉にケアをほどこすことで、股関節の違和感が解消できます。

以下で、職場でもできる股関節の違和感を解消するための体操を紹介させていただきます。

 

股関節の深部の筋肉への体操

立って、イスの背もたれをつかんでください。

 

片方の足のひざを伸ばしたまま前に振り上げてください。

 

次にひざを伸ばしたまま足を後ろに振りあげてください。

 

これを10回、繰り返してください。

終われば、反対側に足も同じようにおこなってください。

これを左右の足で交互に3回、繰り返してください。

 

お尻の筋肉への体操

イスに座り、片方の足を太ももの上に乗せて、足を組んでください。

 

上げた足と反対側の腕の肘を、上げた足の太ももの外側に当てて、上げた足側に体をねじって、気持ちがいいところで止めてください。

 

ねじった側のお尻の外側が伸びていることを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

反対側の足も同じに体操をおこなってください。

これを左右の足で交互に3回、繰り返してください。

 

太もも裏の筋肉への体操

背筋を伸ばしてイスに座り、片方の足を伸ばしてかかとを床につけ、足首を足の甲側に曲げます。

もう一方の足のひざはを曲げて、足の裏を床にしっかりとつけます。

 

背筋を伸ばしたまま、伸ばした足のひざの上に両手を置いて、そのまま体を前に倒します。

ひざの裏から太ももの裏が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

反対側の足も同じに体操をおこなってください。

 

これを左右の足で交互に3回、繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも複数のパソコン画面を使ってのデスクワークで起こる股関節の違和感へのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他にデスクワークによる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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口の機能を向上させて春から初夏の季節変わり目の体調不良を解消しよう

2024.04.27 | Category: 予防,体操・ストレッチ,免疫,,姿勢,感染症,新型コロナウイルス,日常生活の動作,,栄養・食事・飲み物,生活習慣,血流,風邪

 

ゴールデンウィークに突入するこの時期は、春から初夏に変わっていく季節の変わり目です。

この時期は、暑いような寒いような、気温が中途半端で、体が対応できず、体調を崩される方が少なくありません。

そのためか、最近はあまり表立って報道で取り上げることが少なくなりましたが、身近の方でコロナウィルスに感染して、お仕事や学校をお休みされているお話をよくお聞きします。

そこで今回は、春から初夏に変わるこの時期に、体調を保つために必要なこととその方法を紹介していきます。

このブログを読んでいただくことで、季節の変わり目を健康を維持して乗りこえることができます。

 

 

 

体の健康を保つには口の機能が重要

 

体の健康を保つには、「刺激」「栄養」「酸素」の要素が必要にです。

それらの3つの要素を体に取り入れるための方法はいろいろありますが、その一つとして、

 

「口の機能」

 

が重要な役割を果たします。

3つの要素と口の機能の健康のためにはたす関係性を以下で紹介していきます。

 

口の機能と刺激

口の中に食べ物を入れて、歯でかむと、歯の根本に圧力がかかります。

それによって、歯の根本の血管が刺激されて、ひとかみごとに、3.5ミリリットルの血液がポンプのように脳に送られます。

口の中でかむという刺激をすればするほど、20〜40パーセントも脳に送られる血液が増加して、脳が活性化します。

それによって、ですからよくかめばかむほど脳に血液が送り込まれて、脳の機能が活性化します。

脳が活性化すると、反射神経や記憶力、判断力、集中力のが高まり、また、筋肉や内臓などの機能を調整する自律神経の機能も向上します。

他に、奥歯でかみしめる刺激によって、体に力が入りやすくなり、日常生活の動作や姿勢が維持しやすくなります。

つまり、口の中で起きる刺激が、健康増進につながるのです。

 

口の機能と栄養

口は、食べ物の消化や吸収に関わる消化器官でもあります。

口に食べ物を取り入れて、のどから食道・胃・腸・こう門へと送りこまれていきます。

つまり、口は消化器官の入り口なのです。

口の中でかみ砕き、口の中から分泌される消化や免疫機能がある唾液と混ぜ合わせることで、胃腸への負担が減り、体へ栄養が吸収されやすくなります。

そのことによって、栄養が体にいきわたり、健康を保つことができます。

 

口の機能と酸素

口の中にある舌をコントロールして、人と話したり、歌を歌うために発声します。

声を出す際には、適切な呼吸が重要です。

口から声を出すことによって、深い呼吸を促進し、肺活量を増やすことができます。

それによって、全身の細胞へ酸素の供給が促進して、体を健康に保つために役立ちます。

 

 

 

口の機能をチェックするための方法

 

口の機能の低下は、「オーラルフレイル」と呼ばれ、病気や体力低下などが引き起こされる可能性が高くなるため、注意喚起されています。

口の機能低下があるかどうかのチェックリストが、日本歯科医師会から発表されています。

そのチェックリストのリンクを以下に貼り付けましたので、目安にしていただければ幸いです。

https://www.jda.or.jp/pdf/oral_frail_leaflet_web.pdf

 

 

 

口の機能を保ち向上させるための方法

 

口の機能は、体の健康に大きな影響を与えます。

ですので、口の機能の維持や向上させるための方法を、以下で紹介していきます。

 

うがいをする

日ごろからしっかりとしたうがいをおこなうことで、口の中の舌やのどの筋肉が鍛えられます。

その方法ですが、まず、水を口にふくみ、上を向き、のどの奥で15秒ほど、ガラガラとうがいをしてから、水をはき出します。

のどの奥の部分を意識しながら、しっかりとうがいをしていただき、すぐに水をはき出さずに、のどの奥にしばらく水を触れさせておくのも効果的です。

また、水を口にふくみ、ほっぺた全体をふらませて、3回ほど、ブクブクと水を口の中で動かしてから、水をはき出してください。

その際に、ほっぺたの内側の筋肉を、しっかり使うようにしください。

 

舌を動かす

舌をしっかり動かすことで、舌の筋肉が鍛えられます。舌を限界まで口から出して、歯や唇をなめるように、ゆくりを回してください。

これを、右回り、左回りを交互に、3回、繰り返してください。

 

発声する

「イアエイウ」と しっかり発声することで、口が縦や横に大きく開き、口全体の筋肉は鍛えられます。

「イ」の発声は、口の端を横に広げて発声します。

「ア」の発声は、口を大きく開けて発声します。

「エ」の発生は、舌を前に出しながら発声します。

「イ」の発声は、口の端を横に広げて発声します。

「ウ」の発生は、口をすぼめて発声します。

 

唾液マッサージ

唾液は、消化液であり、消毒液の役割があります。

唾液がしっかり出ることで、体の消化と免疫を補助できます。

唾液を出やすくするためには、口周辺にある唾液が入った三か所ある袋を刺激する必要があります。

その方法ですが、下あごの奥歯のあたりで、耳たぶの前方に指先を当てて、5〜10回、回すようにさすります。

下アゴの淵の内側の柔らかいところをに指を当て、耳の横からアゴの先まで、5〜10回さすってください。

アゴ先の内側に親指の先を当てて、5〜10回、押し上げるように刺激してください。

 

ガムをかむ

ガムをかむことで、口周辺の筋肉が鍛えられます。ガムをかむ際には、

 

・唇を閉じてしっかりとかむ

・同じ歯でかまずに、左右の歯を均等に使ってかむ

・かむときは、背筋を伸ばすこと意識する

・朝と夜の1日2回、5分間を目安にかむ

 

といったことを意識してガムをかんでください。

 

 

 

まとめ

 

口の中の衰えは、健康寿命が低下するという研究報告がされています。

それほど、口の機能と健康は密接な関係があります。

ですので、口の機能を維持し向上させるために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも体の不調に加えて、口の機能の低下も感じられたら、歯科や耳鼻咽喉科、内科などの病院にかかられて、一度、検査されることをおすすめします。

また、それでも春から初夏にかけての季節の変わり目で、体の不調が続くようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に春に起こりやすい体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

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ゴールデンウィークの車での長時間移動における運転手の腰痛予防法」

2024.04.26 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,筋肉疲労,腰痛,運転,関節

 

今年のゴールデンウィークは、長い方で10連休となるようです。

コロナ禍による自粛も緩和されて、ゴールデンウィークを利用して、帰省される方のお話をよくお聞きします。

帰省するための交通手段としては、車の利用が多いようですが、10キロメートル以上の渋滞が頻繁に発生することが予測されいます。

毎年、ゴールデンウィーク中に、長時間、車を運転することで、運転手の方が腰の痛みを発症されて、つらかったというお話をお聞きすることが少なくありません。

運転中の腰痛は、集中力や注意力の低下を引き起こすため、安全に運転するためにも、こまめなケアが必要です。

そこで今回は、長時間、運転することで腰に痛みが発生する要因と、その対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、腰痛に悩まされずにゴールデンウィーク中の運転を安全におこなえます。

 

 

 

長時間、車を運転することで腰痛が発生する理由

 

ゴールデンウィーク中に、車で外出する際に、長距離の走行や渋滞のために、長い時間、運転することが多くなります。

そういった、長時間の運転で腰の痛みが発症してしまう要因を以下で紹介させていただきます。

 

同じ姿勢で運転するため 

長時間、同じ姿勢で車の運転を続けることで、体の中心部であり、上半身と下半身をつなげる役割がある、腰に負担がかかります。

車を運転する姿勢を維持するために、腰周辺の筋肉が、長時間、緊張し続けることで、筋肉が疲労し硬くなります。

そうすると、運転姿勢の維持や車から伝わる振動の吸収などができなくなり、腰の痛みが発生します。

 

運転中に道路から伝わる振動のため 

長時間、車を運転していると、道路から車を通じて運転手に伝わる振動も腰に負担をかけます。

特に、凹凸な路面や急カーブなどの道を通る場合は、体に伝わる振動の負荷が強くなります。

この振動が、腰の筋肉や関節にダメージを与え、痛みを引き起こします。

 

車の座面が体とフィットしていないため 

車の座席に座った際に、車のイスと運転手の腰やお尻の相性も、腰痛を引き起こす要因の一つです。

座面や背もたれが腰や背中の形状に合わないと、運転中に体が安定せず、常に不安定な状態を強いられます。

適切な腰へのサポートをを提供できていない座席によって、運転姿勢を維持するために腰に負担をかけ、それによって腰の痛みを引き起こす可能性が高まります。

 

運転姿勢の維持による血流の悪化するため 

運転中は、腰周辺の太い血管を折り曲げたり圧迫されることで、血流が悪くなりやすい状態です。

長時間の運転によって、血液の循環が悪くなり状態が続き、腰周辺の筋肉や関節に必要な栄養や酸素が供給できず、また、老廃物も回収できなくなります。

そのため、腰周辺の組織、特に筋肉が疲労し回復しにくくなるため、腰に痛みが発生しやすくなります。

 

 

 

長時間の運転で負荷をかけた腰をケアするためのストレッチ

 

長時間、運転をする場合は、こまめに休憩をはさんでいただくのが、まずは腰痛予防の基本です。休憩時間の目安としては、

 

・一般道では。2~3時間の運転をするごとに30分程度休憩

・高速道路では、1~2時間の運転をするごとに30分程度の休憩 

 

を目安に取ってください。

その休憩中に、運転手の方は、腰周辺のストレッチをおこなうことで、運転姿勢で負荷をかけた腰周辺の組織をケアができます。

そのストレッチの方法を以下で紹介させていただきます。

 

股割りストレッチ 

肩幅より広く足を開いて、つま先は外側に向けてください。

 

ひざ手を当てて、腰を落とします。

 

肩を開いた両足の間に入れるように体をひねり、その状態を10秒間、キープします。

 

反対側も同じように体をひねり、10秒間、キープします。

 

これを左右交互に、3回繰り返してください。

 

股関節前面のストレッチ 

車や壁につかまり、前後に足を大きく開きます。

 

胸を張った状態で、前に出した足のひざを曲げながら、重心を前方に移動させて、腰を落とします。

後方に伸ばした股関節の前面が伸びたことを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

反対側の足も同じようにおこなってください。

 

これを左右交互に、3回繰り返してください。

 

太もも裏のストレッチ 

足を交差させて立ちます。

 

そのまま、息をはきながら、体を前に倒し、後ろの足の太もも裏が伸びたのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

それが終わったら、足を組み替えて、同じように体を前に倒して、10秒間、キープしてください。

 

これを3回、繰り返してください。

 

胸を背中を伸ばすストレッチ

体の後ろで両手の指を組んでください。

 

組んだ手を後ろに伸ばしながら、上に上げてください。

胸と背中が伸びたところで、10秒間、キープしてください。

 

これを3回、繰り返してください。

 

腰から脇へのストレッチ 

肩幅ぐらいに足を開いて立ち、頭の上で、片方の手でもう片方の手首をつかみます。

 

握った側に体を側屈させて、腰から脇が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

反対側も同じようにおこなってください。

 

これを左右、3回ずつおこなってください。

 

 

 

まとめ

 

ゴールデンウィークのお休みを少しでも有効に使うために、腰が痛くても目的地まで無理に運転を続けてしまったというお話をよくお聞きします。

お気持ちはわかりますが、安全に運転するためや、目的地についてから楽しむためにも、運転手の方は、こまめに休憩をして腰をケアされることをおすすめします。

その方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも長時間の運転で腰の痛みのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に運転による体のトラブルへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

長時間、車の運転で肩の痛みで困ったときにしてほしい運転席に座ったままできる体操

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

寝ると体のゆがみを感じて寝つきが悪くなる方に知ってほしいその要因と解消法

2024.04.25 | Category: ゆがみ,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,睡眠

 

就寝しようと、布団に入って寝転んだときに、体に違和感を感じ、それが気になって、寝つきが悪くなるというお悩みをよくお聞きします。

普段、立っているときは、肩こりや腰痛は感じるものの、それほど体のゆがみを感じないのに、特に、上向きで寝たときに寝ると違和感を感じてしまうようです。

そこで今回は、立っているときと寝たときの体の変化についてと、寝たときに体の違和感を軽減させる方法について紹介していきます。

このブログを読んでいただくことで、布団に寝転んだときに違和感を解消して、寝つきをよくできます。

 

 

 

寝ると体のゆがみを感じる要因

 

立っているときは、

 

「抗重力位」

 

という重力にあらがう姿勢です。

寝ているときは、

 

「従重力位」

 

という重力に従う姿勢です。

このような重力に対しての姿勢の質の違いが、立っているときには感じないが、寝るとになると体のゆがみを感じる要因です。

重力の要因が体にどのような影響が出るのかを、以下で紹介していきます。

 

体の軸のかたより

人間は、体は左か右かのどちらかに軸を持ち、日常生活の動作では、持っている左右のどちらかの軸に共同して動きます。

そうした軸を中心に動くと、無意識のうちに、より使いやすい方にかたより、つまり、「クセ」が生じることがあります。

この「クセ」によって、かたよった体の動きは、立位のときには、例えば、上半身の軸が右に傾けば、下半身の軸を左に傾けるなど、比較的バランスをとって動くため、感じられない場合があります。

しかし、寝ると、重力にあらがうためにバランスをとるための引っ張り合いがなくなるため、体が緩み、体の軸のかたよりのクセが、より顕著に感じられます。

 

姿勢を保つ筋肉のアンバランス

体の姿勢を維持するために働く筋肉は、前後・左右・上下に均等に負荷がかかるように働くべきですが、実際には、アンバランスが生じます。

例えば、マウスを操作するために体を右側にねじった姿勢を維持するとか、木の枝を切るをするために体を反らした状態で姿勢を維持するなど、ある一定の姿勢を維持するために、特定の筋肉を過度に使用することで、筋肉にアンバランスが生まれます。

寝ると、体に重力がかかることが軽減されるため、姿勢を維持するための筋肉のアンバランスがより顕著になり、体のゆがみを感じやすくなります。

 

 

 

寝たときに体のゆがみ感じたときの対処法

 

寝ることで重力の影響が低下して、体のゆがみが感じる場合は、寝る姿勢に順応するように体をリセットする必要があります。

その方法を以下で紹介していきます。

 

背伸びをする 

上向きで寝て、足は肩幅に広げ、手のひらを天井側に向けて耳の横に両腕を上げる。

腕を上方に伸ばしのと同時に、足先を下方向に伸ばして、体を気持ちよく引っ張り合うようにして、10秒間、キープしてください。

これを3回繰り返してください。

 

ひざを倒す

上向きで寝て、両ひざを曲げて、両手は体の横に置いてください。

曲げたひざを無理のない程度に横に倒し、10秒間、キープしてください。

反対側にもひざを倒して、10秒間、キープしてください。

これを、3回、おこなってください。

 

ひざを抱える 

上向きで寝て、片方の足は伸ばし、もう片方の足のひざを曲げて、両手で抱える。抱えたひざを胸の方向にゆっくりと引きつけて、10秒間、キープする。

終われば、反対側の足も同じようにおこなってください。

これを左右交互に、3回繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

右や左へゆがんだ状態で寝ると、体に違和感を感じるだけでなく、血圧や呼吸にも影響して、体に不調を呼び込みます。

ですので、適切な寝る姿勢へ整えるためにも、寝た状態で体に刺激を加える必要があります。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも寝ると体のゆがみが気になって寝つきが悪いことへのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

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