- Blog記事一覧 -10月, 2023 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
10月, 2023 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
秋に入って、朝晩は肌寒く、昼間は暑く感じて、体調管理がなかなか難しい季節になってきました。
最近、まだ冬に入る前ですが、インフルエンザやコロナ、咽頭炎など風邪症状を引き起こすウィルス性の感染症が、学校で流行り、学年閉鎖や学級閉鎖をしているというお話をよくお聞きします。
こういった感染症を発症すると、熱や喉の痛みが取れても、しばらくは食欲が低下したり、疲れやすくなったりと、体調の不調が長引きます。
そこで今回は、そういった風邪症状を引き起こす感染症への予防の効果があるツボを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ウイルス性の感染症を抑えて、季節の変わり目で無事に乗り切ることができます。
春や秋になると、季節の変わり目は体調を崩しやすいなんてことをよく耳にすると思います。
なぜ季節の変わり目にそうなる理由を以下で紹介させていただきます。
人間は、5度以上の急激な気温の変化があると、体温や血圧・呼吸などを自動調整する自律神経がうまく働かず、体調を崩しやすくなります。
特に呼吸系の機能に関しては、秋は朝や晩の冷え込みが増してくるため、その影響で体が冷えないように毛穴が閉じ、皮膚からの呼吸がうまく機能しなくなる。
また、夏に比べて秋は、空気も乾燥するので、呼吸の際、鼻や喉に負担がかかり、鼻炎やセキなどがでやすくなります。
冷え込みによって、首周辺がこわばって、首の痛みや肩こりが起こり、その影響を受けて頭痛や歯痛も起こしやすい。
東洋医学では、体や自然界などは、「木」・「火」・「土」・「金」・「水」5つの属性に分かれているという考え方が2千年も前からあります。
例えば、季節は、
「木」=「春」
「火」=「夏」
「土」=「長夏」
「金」=「秋」
「水」=「冬」
といった感じです。
人間の臓器をこれに当てはめると、
「木」=「肝」
「火」=「心」
「土」=「脾」
「金」=「肺」
「水」=「腎」
になる。
季節の変化は、「五悪」とも呼ばれ、病気になる原因の気候状況を、
「木」=「風」
「火」=「熱」
「土」=「湿」
「金」=「燥」
「水」=「冷」
と表します。
この五行の考え方から、秋は、「(乾)燥」しやすいので「肺」に影響が出やすい季節とされています。
こういった考え方に基づいて、 季節への体の影響する対策を立てておけば、病気や予防や悪化を防げます。
風邪症状を引き起こす感性症に効果があるとされているツボは、髪の毛の生え際周辺と、肩甲骨と肩甲骨の間に集中しています。
指で刺激していただいても良いですが、手が届きにくい部分でもありますので、押すのは難しいかもしれません。
その場合は、ツボのある周辺を重点的に、お風呂で湯船にひたったりシャワーを当ててしっかり温める、カイロを当てる、ドライヤーで温風を当ててもらう、マフラーやタオルを巻いて皮膚を空気に触れさせないようにして保温することで、ツボを通して体に良い影響を及ぼします。
・「風府(ふうふ)」
後頭部を触っていると首近くに骨の出っ張りがあります。
その下の髪の毛の生え際近くの凹みにツボがあります。
・「天柱(てんちゅう)」
先ほど紹介した「風府(ふうふ)」 の親指一本分の下外方にあります。
・「風池(ふうち)」
先ほど紹介した「天柱(てんちゅう) の親指一本分の外方にあります。
・「大椎(だいつい)」
首を前に倒したときに、首の付け根でいちばん骨が出ている部分の下。
・「風門(ふうもん)」
先ほど紹介した「大椎(だいつい)」のツボから、 背骨に沿って指3本分位の下、その部分から指2本分外に離れた位置にあります。
・「肺兪(はいゆ)」
先ほど紹介した「風門(ふうもん)」の指一本分ほど下にあります。
秋は食べ物も美味しいし、運動会や音楽会、ハロウィンなどイベントも盛りだくさんとなってくる時期です。
こういった季節を、皆様には健康で過ごしていただくために、今回のブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
暑い暑いと思っていたら、10月に入ると涼しいを通り越して、肌寒くなってきましたね。
あまりの気候の変わりように、衣替えが追いついていないというお話をよくお聞きします。
こういった季節の変わり目は、体が気圧や気候への対応が追いつかず、体調に異変がでがちです。
その中でも、首の痛みが多いです。
首が痛むと、血圧の上昇、めまい、不眠、頭痛、集中力の低下、体がダルいなどなど、日常生活に影響を及ぼします。
そこで今回は、秋に入った途端、首が痛くなる理由とその対策方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただければ、首の痛みを解消して、一年で最も過ごしやすい秋を楽しむことができます。
秋に入ると、首の状態に変化をもたらす理由の一つとして、「天候」があげられます。
夏から秋に季節が変わり目は、気温や湿度・気圧の変動が大きく、それが首に影響を与えます。
そもそも「首」の役割は、
①頭部を支える
頭の中には脳があり、脳は体の司令塔です。
頭を支持する首が正常でなければ、脳の働きをさげ、姿勢や運動などが困難になります。
②動作の制御
首は頭部の動きをコントロールして、前後左右・上下・斜めに向けます。
これによって、周囲の環境からの情報をとるために重要な役割を果たします。
③血管と神経の通過
首には重要な血管や神経が通過している。
脳への血液の供給する通路です。
また、首には、脊髄という太い体の情報伝達を担う神経の通路であり、それは脳と体の連携を取る役割をします。
④姿勢の維持
首の筋肉は、正しい姿勢を維持するために重要です。
適切な姿勢は、体が動く時のエネルギーロスを抑え、健康を保ちやすくなります。
このように、首は重要な役割を果たしています。
そのため、首の健康を保つ必要があります。
一つは気温の変化です。
寒冷な秋の日には、筋肉や関節が凝りやすくなる傾向があります。
特に風邪やインフルエンザなどの感染症が流行する季節でもあるため、適切な保護や温暖な服装が重要です。
また、湿度の変化も関与します。
乾燥した秋の気候は、特にアレルギー症状を持つ人々にとって影響がある場合があります。
喉の痛みや鼻づまりなどが起こることがあります。
健康に重要な役割を担う首に、秋の季節が与える影響とは、
①筋肉の収縮と緊張
秋になると気温がグッと下がり、冷たい空気により、筋肉や関節が収縮しやすくなります。
冬に比べると、秋はどうしても首周りの防寒が緩やかです。
首周りの筋肉は、他の体の筋肉に比べると薄いため、冷たい空気が首に触れることで、首の筋肉や関節が緊張しやすい。
これが首の痛みやコリの原因となる。
②血流の制限
血液の温度は、約40度あるといわれています。
気温が低下すると、血液の温度を下げないために、血管を縮ませて、血流が制限します。
そうすると、筋肉や関節に適切な酸素や栄養が行き渡らなくなります。
特に首は、筋肉が薄く、冷たい空気にさらされやすいので、血管の収縮が起こりやすい箇所でもあります。
それが、首の痛みや不快感を引き起こします。
③活動の減少
少々でも気温が下がってくると外出や運動が減少します。
すると、筋力や関節の動きが低下したり、硬くなりやすくなります。
特に首の周辺の筋肉や関節は、姿勢や日常生活活動に重要な役割を果たすため、その影響を感じやすくなります。
④湿度の変化
秋は夏に比べると湿度が低下します。
湿度が低い状態が続くと、喉や皮膚の乾燥が起こり、それが首周りに不快感や痛みを引き起こしやすくなります。
つまり、秋の季節に入ると、気温や湿度の低下などの気候の変動が激しくなり、首に痛みをもたらしやすくなります。
人間の体は、自律神経という、自動で気温に対応する機能を備えています。
しかし、自律神経を通して気候の変動に対応するには、2週間ほどかかると言われています。
季節の対応に時間がかかるので、季節の変わり目に体調を崩しやすいのです。
ですので、秋の季節の気候変動に体が対応するまで、寝違えや頭痛・めまいなどが発症したり、免疫低下による風邪やインフルエンザが発症しないためにも、適切なセルフケアが重要です。
飲食店のキッチンで働いている50歳代女性の方が、首の痛みで来院されました。
夏は、料理で火を使うことと湿気でキッチン内が暑くなるのでクーラーをかけていたそうです。
しかし、秋に入ると、涼しくなったのでクーラーをかけなくはなったが、キッチン内はちょっと寒くて、かといって暖房をかけるほどでもない状態。
そんな環境で仕事をしていたら、首が痛くなってきて、頭痛も感じるようになって、ダルさも取れないので来院されたとのことでした。
首を触らしていただくと、頭と首の付け根が、ブヨブヨとむくんでしまっており、皮膚も冷たく、首周辺の血流の悪さがみられました。
治療で首を調整していると、リラックスしたのか、寝入ってしまわれ、お疲れが相当たまっていたのがみてとれました。
首の調整を終わってお声をかけると、寝てしまってたことに驚いておられましたが、お帰りの際には体がほかほかするとおっしゃっておられました。
秋に入り小寒くなったことで、首にこれだけ影響を与えるんだなと感じた症例でした。
首に痛みがでるのは、「冷え」が首周辺に入り込んだためです。
ですので、首に入り込んだ冷えを解消するための、2つの方法を紹介させていただきます。
体には内臓や筋肉の動きを良くするための「神経リンパ反射点」というものがあります。
その中でも、首の痛みに対して行う「神経リンパ反射点」を紹介させていただきます。
この点はたった2箇所なので、取り方は簡単です。
1ヶ所目は、鎖骨の真ん中で、鎖骨と肋骨の間に取ります。
2ヶ所目は、耳の穴の高さで、耳の裏にポコっと盛り上がっている頭の骨があります。
そのポコっと出た骨の一番下側、耳たぶの裏あたりの高さです。
気持ちい程度に、優しく左右4ヶ所を10秒ずつ、2セット押してみてください。
ここを刺激することで、首の痛みが軽減し、動きやすくなります。
首は筋肉が薄い分、冷えが入りやすいと述べましたが、反対に熱を加えれば温まりやすい部位でもあります。
ですので、温かいタオルやホットパックで首にあてる、または、温かいシャワーやお風呂も効果的です。
お風呂は、短時間でもいいので首までひたるようにしてください。
また、シャワーでしたら、首の周辺を満遍なく当ててください。
そうすることで、首周辺の血流が良くなり、結果、関節や筋肉の緊張が解け、首の痛みが緩和されます。
首は体を調整するセンサーが集中している箇所で、とても敏感で繊細です。
夏から秋へ季節が変化する際には、そのセンサー反応しすぎて、気がついたときには、首の痛みをはじめ、頭痛を起こしたり風邪をひきやすくなったりと、いろいろと体調を崩しがちです。
季節の変わり目に、首の痛みをケアすることで、そういったことは防ぎやすくなりますので、今回紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
田んぼを見ると、稲の穂が黄色く実って、そろそろ稲刈りのシーズンがやってきますね。
さて、そんな稲刈りシーズンは、普段、会社にお勤めをしているが、田植えや稲刈りなど農繁期になると手伝いに行かれるという方も多いのではないでしょうか?
稲刈りをやり遂げると達成感はすごくあるのですが、その翌日は、全身の筋肉痛となり、普段の仕事に支障がでたと、当院でも、訴えられる方が少なくありません。
研究によると、筋肉痛が発生しているときは、筋力の出力が約60〜70%も低下すると報告されています。
慣れない農作業による筋肉痛によって、それほど筋力の低下をもたらすのであれば、普段の仕事に支障をきたしてしまうのは当然ですよね。
そこで今回は、稲刈り作業によって起こる筋肉痛の原因と対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、普段の仕事に支障を起こす農作業による筋肉痛を早くおさめることができます。
運動後に時間が経過してから起こる筋肉の痛みの原因といえば、乳酸が筋肉にたまっているからだとか、筋肉が損傷したから、ということをよくお聞きするかもしれません。
しかし、最近の研究では、
「運動によって引き起こされる神経の過敏によって筋肉痛が引き起こされている」
という新たなメカニズムが提唱されています。
運動をしている最中、筋肉の中の細胞が疲れて、細胞の中から細胞の外へいろんな物質がしみ出てしまいます。
そうすると、普段は、細胞の外に出てこないはずの物質が、血管に入っていきます。
普段は入ってこない物質が血管に入っくるということは、体のどこかが壊れている、もしくは攻撃されているのではないかなど、体が緊急事態の状態だと反応します。
そして、その緊急事態を脳にお知らせをするために「痛み」を発生させます。
「痛み」を信号として、脳へお知らせをするためのには、痛みを発生させる物質が、体の中で増えます。
結果的に、普段は感じなかったようなちょっとした痛みでも、敏感に感じてしまいます。
こうして過敏になった神経によって、ちょっとした筋肉を伸ばしたり縮めたりするだけでも痛みを発生させ、いわゆる「筋肉痛」を発生させます。
私も数年ですが、親戚の農家の田植えと稲刈りの手伝いをした経験があります。
中でも稲刈りはしんどかった。
田んぼの角は、稲刈りの機械が入れないので、全て鎌で稲を刈り、コンバインで収穫した30キロの米袋をトラックに何袋も運ぶなど、慣れない作業を一日中行いました。
稲刈り自体は、親戚とわいわい喋りながら、美味しいご飯も出してもらい、達成感もあるので楽しかったのですが・・・。
翌日の寝起きは、全身が筋肉痛で、まともに動けず、悲鳴を上げながら仕事に向かった思い出があります。
稲刈り後にメンテナンスでこられる患者様のお話を聞くたびに、その当時のことを思い出しますね。
筋肉痛は通常、運動した8〜24時間後に発生して、ピークは24〜72時間、3〜10日で消失します。
筋肉痛は、自然に治ってもいきますが、仕事の作業効率の低下や、筋肉痛による体のゆがみからくる2次的な障害の発生を防ぐためにも、できるだけ早くおさめるための対策をするべきです。
今回は、筋肉痛からより回復させるための方法を3つ紹介させていただきます。
筋肉痛を意図的に発生させて、温熱の物理治療を施すことで、痛みが緩和させるかどうかの実験が行われたところ、明らかに筋肉の神経興奮が低下し、痛みが改善されたという報告がされています。
筋肉痛に有効とされる物理的な温める方法として、一番適しているのが「温水」によるものです。
温水を通して筋肉に熱を伝えることは、温風を通して熱を伝えるより、20倍の効果があるとされています。
そして、全身の筋肉を温める方法としては、お風呂に入るということが、一番簡単です。
温度は、39度から41度の間で、10〜20分程度入ってください。
お風呂に入っているときに、首筋や脇、股関節などリンパをさすることで、血流が良くなり、筋肉の回復につながります。
激しい作業後、体の栄養が枯渇することで、より神経は興奮します。栄養としては、
タンパク質
肉・魚・卵・大豆など
ビタミンB1
豚肉・うなぎ・たらこ・大豆・玄米など
ビタミンB2
レバー・焼き海苔・卵・アーモンド・干し椎茸など
ビタミンB6
レバー・鶏肉・サバ・ニンニク・カツオなど
カルシウム
牛乳・ヨーグルト・イワシ・シラス・干しエビ・大豆 鉄 レバー・シジミ・アサリ・大豆など
疲れのために食欲がない場合は、サプリメントを利用して、栄養摂取を心がけてください。
筋肉痛の回復の肝はいかに睡眠が取れているかにかかっています。
理由としては、睡眠することによって、神経活動が適切な状態にリセットされます。
神経過敏によって引き起こされている筋肉痛を治めるためには、より睡眠の質を上げる必要があります。
睡眠の質を上げる方法としては、
⒈睡眠の1〜2時間前に湯船にゆっくり浸かる。
体温を一度上げ、下がってくるところで睡眠は促されます。
⒉寝る1時間前には、スマホやパソコンなどデジタル機器を見ないようにする。
目に光が入ることで、睡眠を抑制する物質が発生してしまいます。
⒊寝る2時間前には、喫煙やアルコール・カフェイン摂取を控える。
タバコやアルコールなどは神経を興奮させる作用があります。
稲刈りは、機械化が進んだとはいえ、まだまだ手作業でおこなう部分も多く、かなり体に負荷をかけてしまいます。
一年分の美味しいお米のために、頑張っていただけるのは本当にありがたいことです。
今回紹介させていただいたブログを読んでいただくことで、稲刈り後の筋肉痛が少しでも緩和される助けになれば幸いです。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広