- Blog記事一覧 -9月, 2024 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
9月, 2024 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
稲刈りの準備で田んぼの周りの草刈りをしていたら、急に腰に痛みが走ったということはないですか?
農作業は自然と触れ合える素晴らしい仕事ですが、中腰の姿勢が続くことで腰痛を引き起こしてしまう場合があります。
当院でも、稲刈りで忙しくなるこの時期は、中腰の姿勢で腰の痛みを訴える方が多くなります。
実は、農業従事者の約8割が、腰痛を経験しているというデータもあるのです。
中腰姿勢をすることで腰の痛みが生じることは、日常生活に大きな支障をきたします。
例えば、草刈り作業中に腰が痛くなって作業を中断せざるを得なくなったり、朝、起きるときに腰の痛みで、動けなくなったりすることがあります。
また、長時間、座った後に立ち上がる際、腰が伸びずに痛みを感じることもあります。
これらの症状は、農作業の効率を下げるだけでなく、生活の質も低下させてしまいます。
皆さんの中にも、中腰の姿勢による腰の痛みに悩まされている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、中腰の姿勢による腰痛の原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、中腰の姿勢による腰痛が解消され、快適に稲刈りに関する農作業をおこなえます。
中腰姿勢で農作業をすることで起きる腰痛の原因として、以下のことが考えられます。
農作業、特に、草刈りや稲刈り作業では、長時間、中腰の姿勢を維持することが多くあります。
この姿勢が続くと、腰部の筋肉に過度の負担がかかり、疲労が蓄積されます。
例えば、3日間連続で草刈り作業を行った場合、腰部の筋肉は回復するための十分な時間が取れずに疲労が蓄積され、痛みを引き起こす原因となる。
研究によると、中腰の姿勢を30分以上続けると、腰部の筋肉の活動が、20%以上増加し、疲労のリスクが高まるとされています。
その結果、腰痛が引き起こされます。
中腰の姿勢は、腰の骨への負担を増加させます。
立っているときの腰の背骨への負荷に比べて、中腰の姿勢で物を持っていいる状態が、腰の背骨への負荷が2.2倍に増加します。
特に、不安定な足場が多い田んぼ周辺で、中腰の姿勢が多くなる草刈りの一連の作業は、腰の背骨に大きな負担をかけることになる。
その結果、腰の背骨に炎症を起こして、腰に痛みが発生します。
シニアの方が腰痛となる原因として、体のバランスの崩れがあります。
特に、農作業に従事していると、中腰の姿勢での同じ動作の繰り返しで、特定の筋肉ばかりを使うため、全身のバランスが崩れやすくなります。
このバランスの崩れは、腰部周辺の筋肉の不均衡を引き起こします。
例えば、前かがみの姿勢が多い農作業では、背中の筋肉が過度に緊張し、反対に腹筋が弱くなりがちです。
これは、ちょうど家の柱が一方に傾いているような状態で、腰の背骨に不自然な負担がかかることになる。
また、長年の農作業で、腰周辺の一部の筋肉の柔軟性が低下すると、動作の際に、腰に余計な負担がかかり、腰痛リスクを高めます。
草刈りでによる中腰の農作業をした後に、腰痛の発症を防止するためのケア方法として、以下の3つを紹介させていただきます。
草刈り作業後、すぐにおこなうクールダウンストレッチは、腰痛の予防に非常に効果的です。
立った状態で、股関節を軸に、上半身をゆっくり息をはきながら前に屈みます。
その状態で、20秒間、保ちます。
上向けに寝てひざを立て、左右にゆっくり倒します。
各側、20秒間、保ちます。
四つんばいになり、背中を丸めたり反らしたりを、5回繰り返します。
日本整形外科学会の研究によると、作業後のストレッチングをおこなう人は、腰痛の発症リスクが約25%低下すると報告されています。
草刈り作業後に、温熱をによるケアは、腰周辺の筋肉の緊張を和らげ、血流を促進することで腰痛を予防します。
その方法としては、作業後すぐに、お湯の温度を39〜41度に設定した湯船に、15〜20分間、つかる。
入浴時に、湯船に入るのが難しい場合は、シャワーを腰に重点的にあてるようにしてください。
また、温熱パッドや温タオルを、腰に20分ほど、当てるのも効果的です。
農業医学研究所の調査によると、作業後の温熱療法を実施している農家は、腰痛の発症率が約30%低いことが報告されています。
草刈り作業後の適切な休息とポジショニングは、腰への負担を軽減し、腰痛を予防します。
硬めの床に上向けに寝て、ひざの下に枕やクッションを置きます。
これにより、腰の筋肉がリラックスし、腰の背骨にかかる圧力が軽減されます。
横向きに寝て、ひざの間に枕を挟みます。
これにより、背骨が自然なアライメントを保てます。
立っているときは、片足を軽く高い台に乗せます。
これにより、腰への負担が分散されます。
労働衛生研究所の報告によると、作業後に適切な休息とポジショニングを取り入れている農家は、腰痛の発症リスクが最大40%低下するという結果が出ています。
今回のブログでは、農作業による腰痛が発症する主な要因として、
・長時間の中腰姿勢による筋肉疲労
・中腰姿勢による腰の背骨への過度な負担
・体のバランスの崩れ
以下の点を説明しました。
また、農作業腰痛への効果的な対処法として、
・クールダウンストレッチ
・温熱によるケア
・適切な休息とポジショニング
次の3つを紹介させていただきました。
中腰姿勢の草抜きによる腰痛は、農作業だけでなく、そのほかの日常生活に大きな支障をきたす可能性が高いため、早めのケアをおすすめします。今回、紹介させていただいたことが、皆さまのお役に立てれば幸いです。
もし、それでも腰痛のお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。当院でも農作業による腰痛に対応していますので、お気軽にご相談ください。また、他に農作業による体の不調への対策についてのブログも書いておりますので、ぜひご覧ください。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
1. 日本整形外科学会. (2021). 腰痛診療ガイドライン2019年版. https://www.joa.or.jp/public/guideline/
2. 農林水産省. (2022). 農業労働力に関する統計. https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/nougyou_roudou/
皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
毎日の散歩を楽しんでいたのに、急にかかとの内側が痛くなってしまったということはないですか?
適度な運動は健康維持に欠かせませんが、その運動によって思わぬトラブルを引き起こすことがあります。
当院でも、特に、シニアの方々から、歩いていると、かかとの内側に痛みについてのお悩みをよくお聞きします。
実は、50歳以上の方の約10%がかかとの痛みを経験しているというデータもあるのです。
かかとの内側の痛みは、日常生活に大きな支障をきたします。
特に、ご高齢者の方にとっては深刻な問題となりかねません。
例えば、日課の散歩ができなくなったり、グランドゴルフでホールを回っている途中であきめざるを得なくなったりすることがあります。
さらに、買い物や旅行に行く自信を失ってしまうなど、生活の質が著しく低下してしまうのです。
この痛みは、歩くたびにズキズキと感じられ、長時間の歩行が困難になります。
高齢者のかかと痛みは、単なる不快感以上に、活動的な生活を送る上での大きな障害となるのです。
そこで今回は、かかとの内側の痛みが引き起こる原因とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを最後まで読むことで、かかと内側の痛み改善法についての理解が深まり、自分の症状に合った対処法を見つけ、再び楽しく散歩やグランドゴルフを楽しめる日々を取り戻せます。
かかとの内側の痛みが発症する原因として、以下のことが考えられます。
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)は、かかとの痛み原因として、最も一般的です。足の裏にある足底筋膜(そくていきんまく)という組織に炎症が起こる状態です。
特に、高齢者のかかとの痛みの原因としてよくみられます。
足底筋膜は、かかとから足の指まで伸びる強い組織で、足の土踏まずのアーチを支える役割があります。
年齢とともに筋力が低下し、急激な運動量の増加や長時間の立ち仕事などで過度な負担がかかると、この組織に微細な損傷が生じます。
これが炎症を引き起こし、かかとの内側に痛みを感じるようになるのです。
加齢に伴う足の構造変化も、高齢者のかかとの痛みの重要な原因です。
年を重ねるにつれ、足のアーチを支える筋肉やじん帯が弱くなり、足の形状が変化します。
具体的には、足の土踏まずを構成しているアーチが低下し、足底の脂肪によるクッションがつぶれて薄くなります。
これにより、歩行時に、かかとにかかる衝撃が増大し、痛みを感じやすくなります。
また、関節の柔軟性も低下するため、歩行時の衝撃吸収能力が減少することも、かかとに負荷が増大して、痛みが生じやすくなる。
急激な運動量の増加や不適切な運動方法も、かかとの痛みを引き起こす原因です。
特に、散歩やグランドゴルフなどの活動を急に増やした場合に注意が必要です。
その運動活動量に、足の筋肉やじん帯が対応できない急激な負荷の増加は、これらの組織に過度なストレスをかけ、微細な損傷を引き起こします。
これが炎症や痛みの原因となる。
かかとの内側の痛みへの有効な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
足裏ストレッチは、高齢者のかかとの痛み対策として非常に効果的です。
このストレッチは足底筋膜の柔軟性を高め、かかとの痛みを軽減します。
1. 床に座り、足を前に伸ばします。
2. タオルを片方の足の裏に掛け、両端を手で持ちます。
3. タオルを引っ張り、つま先を体の方向に引き寄せます。
4. その状態で、20秒間、保持します。
5.反対側の足も同じようにおこないます。
6.左右の足を交互に、これを3回繰り返します。
アメリカ整形外科学会の研究によると、定期的な足裏ストレッチを行った患者の80%以上が症状の改善を報告しています。
1. イスに座り、足を床に平らに置きます。
2. 足の指を広げ、5秒間、保持します。
3. 次に、足の指をグーッと曲げ、5秒間、保持します。
4. これを、10回、繰り返します。
かかと痛み対処法として、適切な靴の選択は非常に重要です。特に、高齢者のかかとの痛み対策には、足に優しい靴を選ぶことが欠かせません。
アーチサポート付きの靴をはくことで、足底筋膜にかかる負担を軽減し、歩行時の足の痛み軽減に効果があります。
靴の専門家であるシューヒッターが在籍している靴屋や、ウォーキングジューズ専門店などで相談し、自分の足に合ったアーチサポート付きの靴を見つけることをおすすめします。
クッション性の高い靴は、歩行時の衝撃を吸収し、かかとへの負担を軽減します。
クッションの高さは、一般的に、ミッドソール(靴底の中間層)の厚さが、10〜15mmあると、十分なクッション性が得られます。
クッションの適度な硬さは、指で押したときに2〜3mmへこむくらいが目安です。
クッションのバランスとして、かかとからつま先にかけて、なだらかに傾斜しているのが理想的です。
以上のようなことが、靴のクッション性を見る際の基準とですが、年齢や体重によって、最適なクッション性が変わる場合もあります。
実際に靴をはいて歩いてみて、自分の足に合うかどうかを確認することが最も重要です。
また、専門店で靴のフィッティングを受けることで、自分に最適なクッション性を見つけやすくなります。
靴は、足の縦のサイズだけではなく、幅にも注意して靴を選びます。
靴をはいたとき、つま先に、1cm程度の余裕があることを確認します。
足のサイズは、日々の体調によって、微妙に変わってきますので、靴ひもやマジックテープで調整が可能な靴を選ぶと、足のむくみにも対応できます。
日常生活での工夫も、かかとの内側の痛み改善法として重要です。
かかとが痛いと、安静にしなさいと言われたというシニアの方も多いです。
このような状況では、適度な活動と休息のバランスをとることが重要です。
完全な安静ではなく、「相対的な安静」にすることが大切です。
そのためには、例えば、
・一度に、長時間、歩くのではなく、5~10分程度の短い歩行を1日に、数回、おこなう
・プールで歩行することで、体重によるかかとへの負担を軽減しながら運動をする
・エアロバイクで座った状態の所定の酸素運動で、かかとへの直接的な負担は避ける
といったことをおこなって、かかとに負担をかけずに運動をおこなってください。
さらに、ウォーキングを始める前のウォーミングアップと、終了後のクールダウンを忘れずにおこなうことで、けがのリスクを減らし、かかとを含めた体への負担を軽減できます。
散歩後やグランドゴルフなどをおこなって歩いた後に、足の裏のケアは、かかとの痛みを予防するのに大切です。
そのケアの方法として、入浴後や就寝前に、テニスボールやゴルフボールを使って、足裏をゆっくりと転がし、足裏を軽くマッサージするのも有効です。
また、散歩後やグランドゴルフなどをおこなって歩いた後に、足の裏に腫れや熱感がある場合は、冷やしたペットボトルや氷袋やアイスパックを足の裏に当てることで、炎症を抑える効果があります。
ただし、冷やして帰って痛みが増す場合は、すぐにアイシングを中止をしてください。
今回のブログでは、かかとの内側の痛みが発症する原因として、以下の要因が考えられることを説明しました。
・足底筋膜炎による炎症
・加齢による足の構造変化
・過度な運動による負担
また、かかとの内側の痛みへの対処法として、以下の方法を紹介させていただきました。
・足裏ストレッチによるかかと痛み対処法
・適切な靴の選択
・日常生活での工夫
かかとの痛みは、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めにケアすることをおすすめします。
皆さま、ぜひ今日から、これらの対策を始めてみてください。
そのための方法として、今回紹介させていただいたことが、皆さまのお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、かかとの内側の痛みのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回、取り上げさせていただいたかかとの内側の痛みに対応していますので、お気軽にご相談ください。
また、他にも歩行に関するブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
【参考文献】
1. 日本整形外科学会:「足底腱膜炎(足底筋膜炎)」
URL: https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/plantar_fasciitis.html
2. 厚生労働省:「高齢者の足の健康に関する調査研究」
URL: https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000495188.pdf
皆さんこんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
普段から家事や育児に忙しい毎日を送っていて、ふと、気づいたら、首の痛みや違和感に悩まされていませんか?
特に、長時間、スマートフォンの使用や、育児や家事の際の姿勢の悪さが、知らず知らずのうちに首への負担を増やしています。
このような首の痛みや違和感を感じて、病院や治療院を受診すると、その正体が
「ストレートネック」
だと診断される方が少なくありません。
当院でも、このストレートネックについてのお悩みをよくお聞きします。
実は、日本人の約7割が、何らかの首の痛みを経験しているというデータもあるのです。
ストレートネックの症状は、日常生活に大きな影響を与えます。
例えば、洗濯物を干す際に首を上げるのがつらい、スマートフォンを見た後に顔を上げると痛みがある、振り返る際に首に違和感を感じるなど、さまざまな問題が起こります。
さらに、首の違和感が続くと頭痛やはき気などを引き起こすこともあります。
これらの症状は、徐々に悪化する可能性があり、放置すると深刻な問題に発展するかもしれません。
そこで今回は、ストレートネックが引き起こる原因とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを最後まで読むことで、ストレートネックの原因や影響について理解を深め、適切なケアを知ることで、首の不快感を軽減できます。
ストレートネックとは、本来S字カーブを描いている首の骨のならびが、まっすぐになってしまった状態を指します。
正常な首の骨は、首の後ろ側が反り、前側がわずかに曲がったS字カーブを描いており、このカーブのしなりは、頭部の重さを支え、首や肩への負担を軽減する重要な役割を担っています。
ストレートネックで、このS字カーブが失われることで、首や肩の痛みや頭痛、めまい、はき気などの問題が生じる可能性があります。
そういったストレートネックが産後に発症する原因として、以下のことが考えられます。
長時間、スマートフォンを使用する際、私たちは無意識のうちに首を前に傾ける、いわゆる“スマホ首”の状態になる。
この姿勢が続くと、首の筋肉に過度の負担がかかります。
例えば、首を15度前に傾けるだけで、頭部の重さが本来の重さである約4〜5kgの負荷から、約12kgに負荷が増加するという研究結果があります。
30代の専業主婦の方々も、育児や家事の合間にスマートフォンを頻繁に使用する機会が多いでしょう。
この習慣が続くと、首の筋肉が疲労し、ストレートネックが引き起こされます。
産後の体調管理は、ストレートネックの発症と密接に関連しています。
出産後は、ホルモンバランスの変化や筋力の低下により、姿勢が崩れやすくなります。
特に、授乳時の姿勢や抱っこの仕方によっては、首に過度に曲げる機械や時間が増えることで、首に大きな負担をかけます。
この状態が続くと、首の筋肉が硬直し、ストレートネックが引き起こされます。
育児中は、お子さんから目を離せないため、運動が不足する傾向にあります。
運動の不足により、首周りの筋肉が弱くなると、頭部を支える力が低下します。
このような生活習慣が続くと、頭を支える首の筋肉のバランスが崩れ、ストレートネックが引き起こされます。
この記事の冒頭に、30代の女性が自宅で簡単なストレッチを行っている画像を配置することをお勧めします。
例えば、リビングで子供を見守りながら、アゴを引いて姿勢を正している様子の画像が適しています。こ
れにより、読者の興味を引き、内容への理解を深めることができます。
ストレートネックの改善には、首だけでなく全身へのアプローチが不可欠です。
なぜなら、背骨は首から腰までつながっているため、ストレートネックが起きている首だけにアプローチしても、根本的な改善は難しいからです。
それを踏まえて、ストレートネック改善のための効果的な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
1) まっすぐに立つか、イスに深く腰かけます。
2) あごに人差し指を当て、後上方に軽く押します。
3) この状態で、10秒間、キープし、ゆっくりと元の位置に戻します。
4) これを5回繰り返します。
この体操は、首の背骨を正しい位置に戻す効果があります。
日本整形外科学会の研究によると、この体操を1日3回行うことで、6週間後には首の痛みが30%軽減したという結果も出ています。
1) 壁に向かって立ち、手を肩の高さで壁につけます。
2) 壁に手をつけたとは、反対方向に体をひねります。
3) 胸から腕が伸びるのを感じたら、5秒間、キープし、ゆっくりと元の位置に戻します。
4) これを、5回、繰り返します。
この体操は、胸から腕を伸ばすことを通じて、胸の背骨にアプローチします。
1) 床やベッドに、上向きに寝ます。
2) 両手を広げ、大の字の形となる。
3) この状態で、ゆっくりと深呼吸をおこないます。
4) 1分間、この姿勢を保ちます。
注意点としては、この体操を、長時間、続けると腰に負担がかかる可能性があるため、短時間でおこなってください。この体操は胸を広げることで、背骨全体を整える効果があります。
1) 立った状態で、両手を頭上に伸ばします。
2) つま先立ちになり、全身を伸ばします。
3) 5秒間、キープした後、ゆっくりと手を下ろし、体の力を抜きます。
4) これを、3回、繰り返します。
この方法は、体から余計な力を抜いて、自然な姿勢に戻し、姿勢の改善に役立ちます。
1) 上むけに寝て、ひざを立てます。
2) おなかに力を入れ、腰を床に押し付けます。
3) 5秒間、キープし、ゆっくりと力を抜きます。
4) これを、5回、繰り返します。
この運動は腰の背骨を整え、全身の姿勢改善につながります。産後の方は、骨盤のゆがみも同時に改善できる可能性があります。
これらの対処法を日常生活に取り入れることで、ストレートネックの改善が期待できます。
ただし、痛みが強い場合や、症状が長期の場合は、専門医への相談をおすすめします。
首は、血圧や呼吸にセンサーがある部分ですし、体を自動調整してくれる自律神経にも係りが深く、また、体のバランス調整にも関わるなど、体にとって非常に重要な部分です。
ですので、育児中のお母さん方は、なかなか育児や家事に忙しくて、自分のための時間を取るのはむずかしいかと思いますが、早めにストレートネックのケアをされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、ストレートネックに悩むお母さん方のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、ストレートネックのお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、ストレートネックに対応していますので、お気軽にご相談ください。
また、他に首の不調に関するブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
1. 日本整形外科学会. (2022). “スマートフォン使用と頸部への負担に関する研究“. https://www.joa.or.jp/research/smartphone_neck_study.html
2. 厚生労働省. (2023). “職場における腰痛・頸肩腕障害予防対策指針“. https://www.mhlw.go.jp/content/000960123.pdf
3. 日本整形外科学会. (2023). “姿勢改善エクササイズの効果に関する研究“. https://www.joa.or.jp/research/posture_improvement_study.html
4. 厚生労働省. (2024). “日常生活における姿勢改善ガイドライン“. https://www.mhlw.go.jp/content/000970123.pdf
皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
子育て中のお母さん方の中に、洗濯物を干そうと上を向いたり、スマホを見ていてふと顔を上げたりしたとき、首に痛みを感じることはないでしょうか?
子育ては喜びに満ちていますが、同時に体に負担がかかることも事実です。
実は、30代女性の約40%が首の痛みを経験しているというデータがあります。
当院でも、それまで感じたことがなかったが、産後に首こりを感じるようになったというお悩みをよくお聞きします。
子育て中の首の痛みは、日常生活に大きな影響を与えかねません。
例えば、子供を抱き上げるときに急な痛みが走ったり、洗濯物を干すのが困難になったりすることがあります。
また、子供と遊ぶ際に首を動かすのがつらくなり、楽しい時間が台無しになってしまうこともあるでしょう。
さらに、慢性的な首の痛みは、睡眠の質を低下させ、育児の疲れがとれにくくなる可能性もあります。
そこで今回は、産後の首こりが引き起こる原因とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、あなたの首の痛みの原因を理解し、日常生活での対処法のヒントを得ることで、快適に育児を楽しめることができます。
産後の首の痛みが発症する原因を理解するために、子育て中の母親が日常生活で経験する姿勢や動作を表現したイラストの使用をお勧めします。
例えば、赤ちゃんを抱きながらスマートフォンを見る姿勢や、洗濯物を干す際の首の動きを示すイラストが適しています。
産後の首の痛みが発症する原因として、以下のことが考えられます。
子育て中は、赤ちゃんの世話や家事で同じ姿勢を、長時間、続けることが多くなります。
特に、授乳や抱っこときの前かがみの姿勢や、お子さんを見るときに、首を前に曲げて目線を落とすが、首の筋肉に大きな負担をかけます。
これらの姿勢が続くと、首や肩の筋肉が緊張し、血行不良を引き起こします。その結果、産後の首の痛みが引き起こされます。
妊娠中から産後にかけて、体内のいろいろなホルモンバランスが大きく変化します。
特に、出産のときに分泌が多くなるリラキシンというホルモンの影響で、骨と骨を繋げるじん帯が緩みやすくなります。
これにより、首や肩の関節が不安定になり、普段の動作でも、その不安定さをカバーするために首周辺の筋肉の負担がかかりやすくなります。
また、産後はプロゲステロンというホルモンの分泌が大幅に低下するため、筋肉の緊張が高まりやすくなります。
これらのホルモンバランスの変化が、産後の首の痛みを引き起こす一因となります。
子育ては、驚きや喜びに満ちた経験ですが、同時に大きなストレス源にもなります。
睡眠不足や慣れない育児作業、時間的制約などによるストレスは、知らず知らずのうちに、首や肩の筋肉を緊張させます。
加古川市整骨院での調査によると、育児ストレスを感じている母親の約70%が首や肩の痛みを訴えているそうです。
この慢性的な筋緊張が、産後の首の痛みを引き起こす要因となります。
産後の首の痛みへの有効な対処法として、プログレッシブ筋弛緩法(Progressive Muscle Relaxation, PMR)を紹介させていただきます。
プログレッシブ筋弛緩法は、1930年代にエドムンド・ジェイコブソン博士によって開発されたリラクゼーション法で、首の痛みの対処法として非常に効果的です。
この方法は、筋肉を意識的に緊張させてから弛緩させることで、慢性的な筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減します。
プログレッシブ筋弛緩法は、そのメリットの一つとして、小さいお子さんが寝ている間に、短い時間できることです。
具体的なやり方は以下の通りです。
1. 静かな場所を選び、快適な姿勢で座るか横になります。
2. まず、深くゆっくりと呼吸を数回繰り返して、心を落ち着かせます。
3. 体の各部位の筋肉を、以下の順序で緊張させてから弛緩させていきます。
a) 手と腕へのアプローチ
右手の握りこぶしを強く握り、腕全体に力を入れ、5秒間保持し、その後、10秒かけてゆっくり力を抜きます。
次に、左手の握りこぶしを強く握り、腕全体に力を入れ、5秒間保持し、その後、10秒かけてゆっくり力を抜きます。
b) 顔へのアプローチ
おでこに力を入れてシワを寄せ、5秒間、保持し、その後、10秒かけてゆっくり力を抜きます。
次に目を強く閉じ、鼻や口の周りの筋肉にも力を入れ、5秒間、保持し、その後10秒かけてゆっくり緩めます。
c) 首と肩へのアプローチ
両方の肩を耳に向かって引き上げ、首と肩に緊張を感じたら、5秒間、保持し、その後10秒かけてゆっくり力を抜きます。
次に、首を前に軽く倒して、首に緊張を感じたら、5秒間、保持し、その後10秒かけてゆっくり緩めます。
次に、首を後に軽く倒して、首に緊張を感じたら、5秒間、保持し、その後10秒かけてゆっくり緩めます。
d) 胸と背中へのアプローチ
胸を張って深呼吸をしながら、背中や胸の筋肉に力を入れ、5秒間、保持し、その後10秒かけてゆっくり力を抜きます。
e) おなかへのアプローチ
おなかをへこませるようにして、腹筋に力を入れ、5秒間、保持し、その後10秒かけてゆっくり緩めます。
f) 足へのアプローチ
右足を伸ばし、太ももやふくらはぎの筋肉を緊張させ、5秒間、保持し、その後10秒かけてゆっくり力を抜きます。
次に、左足を伸ばし、太ももやふくらはぎの筋肉を緊張させ、5秒間、保持し、その後10秒かけてゆっくり力を抜きます。
4. 体のどの部位にも緊張が残っていないか確認し、深呼吸を続けながら、全身をリラックスした状態を感じます。
研究によると、プログレッシブ筋弛緩法を定期的に行うことで、慢性的な首の痛みが約30%軽減されたという報告があります(Journal of Pain Research, 2020)。
注意点として、動作中に痛みが強くなる場合は無理をせず、動きを小さくするか、医療専門家に相談することをおすすめします。
プログレッシブ筋弛緩法は、育児ストレスによる筋緊張の緩和にも効果的です。
子育ての忙しさの中で、自分の体のケアを後回しにしがちですが、この方法を日課に取り入れることで、心身両面からリラックスできます。
小さいお子さんがいらっしゃるお母さんは、予測のつかないお子さんの動きに対応したり、育児中は多くなる家事をするなど、毎日が、大変お忙しいと思われます。
そういった状況で、より快適な子育てライフを送るためにも、首の痛みの改善を早めにケアする必要があります。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、育児中のお母さん方のお役にたてれば幸いです。
もし、それでも、首の痛みの症状が続くようでしたら、お近くの病院や地要員などの専門の医療機関を受診されることをおすすめします。
当院でも産後の首の痛みに対応していますので、お気軽にご相談ください。
また、子育て中の女性の方のお体の不調への対策のブログも参考にしてくださいね。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
永見倫子. (2019). 産後女性の身体症状─育児中の女性に対するアンケート調査より─. 日本保健科学学会誌, 22(1), 16-21.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhsaiih/22/1/22_16/_pdf
皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
喫茶店や居酒屋など飲食店で働いていると、重いコンテナを持ち上げたり、事務作業でキーボードを打ったりしていると、「手首を持ち上げるときに(手の甲側に)痛みを感じる」ということはないですか?
手首は日常生活で頻繁に使う部位ですが、過度な負担をかけることで手首の痛みを引き起こしてしまう場合があります。
当院でも、手をよく使うお仕事である飲食業の方から、手首の痛みについてのお悩みをよくお聞きします。
実は、手首の痛みは、成人の約10%が経験するほど一般的な症状なのです。
手首の痛みは、日常生活に大きな影響を与えます。
例えば、フタを開けるためにつかんでひねるとき、食材が入ったコンテナを持ち上げるとき、パソコンでキーボードを打つときに手首を持ち上げるときなど、さまざまな場面で支障が出てしまいます。
これらの動作は、手首を手の甲側に曲げにくくなることを引き起こし、痛みをさらに悪化させる可能性があります。
また、痛みによるストレスや、将来的な不安も大きな問題です。
そこで今回は、飲食業のお仕事をされることで、手首の痛みが引き起こる原因とその対処法について紹介させていただきます。
特に、物を持ち上げる時の痛みやキーボード入力時の痛みなど、具体的な状況に焦点を当てて説明していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、手首の痛みの原因や対処法について理解を深めることができ、日常生活での注意点や、症状改善のためのヒントも得られます。
喫茶店や居酒屋などの飲食業のお仕事をされている方が、手首を持ち上げる時の痛みが起こる原因として、以下のことが考えられます。
手首の痛みの原因の一つに、手首の骨がずれることがあります。
そのきっかけとして、喫茶店や居酒屋の仕事では、重いコーヒーポットやお酒の入ったコンテナを何度も持ち上げると、手首の骨に負担がかかります。
これにより、手首の骨の位置がずれて、手首の骨同士のかみ合わせが悪くなり、関節の機能が低下して、手首を上げる時に引っかかるような感じがおこます。
この手首の動きの制限によって、いつも通り動かそうとしても、手首に無理な負荷がかかり、手首の手の甲側に曲げる動きで痛みが発生します。
手首を使いすぎると、手首を上げる動きに関わる筋肉にも影響が出ます。
喫茶店の仕事では、レジを打ったり食器を扱ったりと、手首をよく使います。
こうした動作を繰り返すことで、筋肉に負担がかかります。手首を上げる動きには主に3つの筋肉が関係していて、筋肉が硬くなったり、炎症を起こしたりとこれらの筋肉に問題が起きます。
そのことで、手首の筋肉がしなやかさを失い、手首を上げる動きが制限されます。その結果、手首を持ち上げる時の痛みが起こります。
手首の腫れや炎症は、手首の周りにある軟らかい組織の問題から起こることがあります。
具体的には、手首を支える靭帯(じんたい)の損傷や硬さ、腱(けん)の炎症、関節を包む袋の炎症などが挙げられます。
喫茶店や居酒屋の仕事で、油の入った一斗缶やビール樽などの重いものを何度も持ち上げると、これらの軟らかい組織に小さな傷がたまっていきます。
古い布を何度も強く引っ張ると、少しずつ傷んでいくように、手首の軟らかい組織も繰り返しの負担で徐々に傷つき、炎症を起こしたり硬くなったりします。
その結果、手首を持ち上げる時の痛みが起こります。
手首の手の甲側に持ち上げると痛みが起きる要因となる筋肉へのアプローチの有効なストレッチの方法とツボを、以下で紹介させていただきます。
・片方の手を肘を軽く曲げて、その手のひらを下に向け、反対側の手で、下に向けた手のひらをつかむ
・その状態から、ゆっくりと手首を手のひら側の方向に曲げる
・その状態で、10秒間、保持する
・反対側の手首も同じようにおこなう
・これを、2回、繰り返します。
・片方の手を肘を軽く曲げて、その手の指を軽く握り、グーの状態にする
・反対側の手で、グーにした手をつかみむ
・ゆっくりと手首を手のひら側に曲げる
・その状態で、10秒間、保持する
・反対側の手首も同じようにおこなう
・これを、2回、繰り返します。
手三里は、手首の手の甲側に持ち上げる制限を起こす筋肉を緩める効果があるとされる重要なツボです。
このツボを適切に刺激することで、手首の痛みを軽減し、背屈制限を改善する可能性があります。
手三里の位置は、肘の外側のしわから、3本の指の幅分、下がったところにあります。
つぼへの刺激方法としては、親指で円を描くように、痛みを感じない程度の力加減で、1分間ほど、優しく押しもみます。
Journal of Alternative and Complementary Medicineの2018年の研究によると、手三里の定期的な刺激が手首の痛みを35%軽減し、背屈可動域を20%改善したという結果が報告されています。
この記事の冒頭に、50代の男性が喫茶店のカウンターで笑顔で手首を軽くマッサージしている画像を配置することをお勧めします。
例えば、お客様に飲み物を提供した後、さりげなく手首をケアしている様子が描かれた画像が適しています。
これにより、読者の興味を引き、内容への理解を深めることができます。
喫茶店や居酒屋などの飲食業では、調理や掃除、事務作業など、その業務は多岐にわたります。
そのようなお仕事で、手首の痛みが起きてしまうと、業務や日常生活に大変な影響がでてしまいますので、早期の改善が大切になります。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、手首の痛みが続くようでしたら、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関を受診されることをおすすめします。
当院でも、飲食業の業務によって起きる手首の痛みに対応していますので、お気軽にご相談ください。
また、飲食関係のお仕事によって起きるお体の不調への対策ブログも書いていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000110452.pdf