





- Blog記事一覧 -「晴れから雨」と天気が急激に崩れるタイミングで首の痛みが起きる理由とその対処法

夏になると、他の季節に比べて、天気が急激に変化することが多くなります。
そういった急激な天候の変化に体が対応できず発症する不調の一つとして、「首の痛み」があります。
首の痛みが発症するタイミングとして、
・晴れ→雨
・雨→晴れ
という天候が変化する過程でおきます。
「晴れ→雨」と「雨→晴れ」では、首の痛みが発症する理由がそれぞれが違い、それに伴って対処法も違ってきます。
そこで今回は、「晴れ→雨」のタイミングでの首の痛みがおきる理由とその対処法を、紹介させていただきます。
そして、次回のブログで、「雨→晴れ」のタイミングでの首の痛みがおきる理由とその対処法を、紹介させていただきます。

天気が体に与える大きな影響の要素として、「気圧」「気温」「湿度」があります。
このうち、天候の変化には、「気圧」が体に大きく関わります。
「気圧」とは、人間の体に外部からかかる空気の重さです。
ということは、
・高気圧=空気が重たい状態
・低気圧=空気が軽い状態
となる。
気圧=空気の重さということですが、それを数値で表すと、
・男性16トン
・女性14トン
もの空気の重さを、普段、外部から受けています。
高気圧から低気圧への変化では、体にかかる空気の重さが軽くなっていくことから、外部からの体への圧力が減少します。
これにより、血管の細胞が反応して、血管のサイズ、形態、機能が調整し、血流や血圧を調整します。
低気圧では、圧力が下がることで、血管の細胞が、血管を拡張する反応を示します。
それにより、血管のしめつけが緩み、血圧が、一時的に低下する場合があります。
つまり、高気圧から低気圧の変化によって、血管が拡張しすぎることで、血流が悪化する場合もあります。
これが首周辺の筋肉をはじめとした体の組織への、酸素や栄養素の供給を悪化させ、体に不調をを与えるます。

天候の変化により気圧が変わり、体にかかる圧が変化します。
これに体を自動的に対応させる働きは、「自律神経」がおこないます。
自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれており、それぞれ働きが異なります。
交感神経は、体がストレスを感じたり、緊急事態に直面したときに活発になる神経です。
一般的に、「戦うか逃げるか」の反応を引き起こし、体の反応としては、
・心拍数の増加
・血圧の上昇
・血管の収縮
・呼吸が速くなる
・胃腸の活動の低下
などがあります。
副交感神経は、体がリラックスしているときに活発になる神経です。
一般的に、「休息と消化」の反応を引き起こし、体の反応としては、
・心拍数の減少
・血圧の低下
・血管の拡張
・呼吸がゆっくりとなる
・胃腸の活動の促進
などがあります。
交感神経と副交感神経は、お互いにバランスを取り合いながら体の機能を調整しています。
研究によると、低気圧下では副交感神経が増強し、体のリラックス状態が促進されることが報告されています。
体がリラックスモードの副交感神経が優位となると、筋肉の緊張が緩みます。
特に、首周辺の筋肉が緩むと、頭や腕の重さを首が支えることができなくなり、首の痛みを引き起こします。

耳の奥に位置する「内耳」には、気圧の変化を感知するセンサーがあります。
特に、気圧が急激に変化する場合には、内耳の内部にあるリンパの流れが変化し、バランス感覚に影響を与えます。
これにより、めまいや平衡感覚の混乱が生じる可能性があります。

晴れから雨に天候が変化することで、首に痛みが生じることへの対処法を以下で紹介させていただきます。
首の周囲の筋肉を動かすことで、血流が増加し、それによって酸素や栄養素の供給が促進され、ゆるんだ筋肉が活性化されます。
以下で、首周辺の筋肉を動かし刺激する運動を紹介させていただきます。

まっすぐ顔を前に向けた状態から、首をゆっくり前に倒し、あごを胸につけるようにして、5秒間、そのままキープして、その後、ゆっくり元に戻してください。

次に、首をゆっくり後ろに倒し、天井を見上げるようにして、5秒間、そのままキープして、その後、ゆっくり元に戻してください。
次に、顔をゆっくり右に回して、とまったところで、5秒間、そのままキープして、その後、ゆっくり元に戻してください。
次に、顔をゆっくり左に回して、とまったところで、5秒間、そのままキープして、その後、ゆっくり元に戻してください。
これを、順番に、3セットおこなってください。

両手を肩に置き、肘を前に向けて、そこから、肘を前から後ろに向けて大きく、10回、回してください。
次に、後ろから前に向けて大きく、10回、回してください。
これを、順番に、3セットおこなってください。

急激な天気の変化により、気圧のセンサーの乱れを整えるための方法として、「耳を刺激する」ことが効果的です。
耳を親指と人差し指でつまんで、上下左右前後の軽く引っ張ったり、前回し、後ろ回しなどすることで、改善されます。

晴れから雨に天候が変化することで、筋肉の緊張が緩みすぎることが発生します。
ですので、適度な刺激を入れることで、筋肉に適正な緊張が入り、首の痛みが軽減できます。
そのために、「肩井(けんせい)」というツボが有効です。
ツボの位置は、首の後ろの付け根で、一番、ぽこっと出ている背骨と肩先にぽこっと出ている骨を結んだ線のちょうど真ん中あたりにあります。
深呼吸しながら、つぼを気持ちがいいぐらいの圧でゆっくり押してください。

晴れから雨への急激な天候変化は、体に大きな影響を与えることがあります。
特に気圧の変化により首の痛みが発生しやすくなりますが、適切な対処法を取り入れることで痛みを和らげることができます。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも「晴れから雨」への天候の変化のタイミングで起きる首の痛みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
次回のブログでは、「雨から晴れ」への天候変化のタイミングで起きる首の痛みの理由とその対処法について紹介させていただきます。
また、他に、季節や天候による体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広