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ふくらはぎ | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧

ウォーキングを始めたばかりで足腰が痛くなるのはなぜ?

2026.05.11 | Category: ウォーキング,お尻の痛み,ふくらはぎ,ふくらはぎの痛み,ランニング,予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,姿勢,,歩き方,生活習慣,疲労,立ち方,筋肉疲労,股関節の痛み,背骨,腰痛,膝の痛み,足のアーチ,足の指の痛み,足首の痛み,運動,関節,骨盤

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

5月に入り、気候が穏やかになったことで、運動不足を解消しようと、「ウォーキング」を始められる方が少なくありません。

ウォーキングは、バランスよく全身を使うとても良い運動です。

しかし、急に張り切ってされるウォーキングを始めたことで、腰や股関節・膝など、足腰に痛みや違和感を感じて、健康のために始めたのに逆に不調になったというお悩みを、当院でも多くいただきます。

そういった足腰の不調を改善するためには、結論からお伝えすると、

「衝撃に耐えられる姿勢と体の準備を作ること」

が必要になります。

今回のブログでは、ウォーキングを始めたことで起きる足腰の不調に対して、今すぐできる対処法とそれが起きた理由などをわかりやすくお伝えしていきます。

 

ウォーキングによる足腰の不調に対して今すぐできる対処法

まずは、今すぐできることから試してみてください。

・歩く前に背筋を軽く伸ばす

・ひざと足先の向きを揃えて歩行する

・歩行で前に振り出した足は“かかと”から地面に着地する

・歩幅を小さくする

これだけでも痛みが軽くなるケースがあります。

 

ウォーキングを始めたばかりの時は注意したい習慣

ウォーキングを始めたばかりのときは、次のような行動をすると、症状を悪化させる可能性があります。

・いきなり長時間歩く:体力と回復のバランスが崩れるため

・大股で強く踏み込む:歩行の衝撃に体がついてこれないため

・猫背姿勢で歩く:前に倒れないように支えながら余計な負荷をかけて歩行するため

最初は、自分がどの程度がベストの運動量なのかわからないものです。

それは、試して→失敗→改善といったことを繰り返しながら、わかってくるかと思います。

まずは、体が大きな不調を起こさないためにも、焦らず少しずつウォーキングの強度を上げて、続けていただくことをおすすめします。

 

ウォーキングによる足腰の不調が起きる理由

なぜ、ウォーキングを始めてすぐは、足腰に不調が起こるのでしょうか?

それは、

「体が歩行による衝撃に耐える状態ではないため」

だからです。

歩行は、足を地面に押し付けた反作用を利用して前に進むが、その反作用による衝撃を、筋・関節などがうまく吸収・分散できなければ、膝や腰などの特定部位に負担が集中しやすいです。

その結果、ウォーキングを始めたばかりのときは、特に、足腰に不調を感じるリスクが大きいです。

 

衝撃を分散する体のしくみ

体には、本来、衝撃を分散する仕組みがあります。

・足関節で衝撃を受ける

・膝関節で吸収する

・股関節と腰やお尻で支える

といった連動によって、負担を分散しています。

しかし、

・姿勢が崩れている

・筋肉が働いていない

・関節が硬い

といった状態では、衝撃をうまく逃がせず、痛みにつながります。

 

歩く前にすべき衝撃への対策

ウォーキングをする前に、衝撃を柔軟に対処できるように、準備することが大切です。

短時間でできることですので、歩く前に以下のようなことをやってみてください。

歩くのに適切な姿勢を作る

歩いているときは、姿勢が前や後ろに倒れ過ぎず、体幹が真ん中にあることが大切です。

それにより、重心が安定して、股関節に適切に自重がのり、歩行の効率も上がります。

ですので、歩行をする前には、

・背伸びをする

・あごを軽くひく

・背筋を軽く伸ばす

・骨盤を軽く前に倒す

・軽くその場で足踏みをする

といったことを行い、歩くのに適切な姿勢を作ってください。

股関節を伸ばす

 

歩行は、股関節を後方に伸ばす動作が重要です。

その動作をスムーズにするために、軽く歩く前に股関節のストレッチをしてみてください。

その具体的な方法として、

背筋を軽く伸ばし、足を前後に大きく開きます。

前足はひざを90°程度に曲げて踏み込み、後ろ足を体の後方に伸ばします。

③前に出した足のひざを曲げて、重心を前に乗せてます。

このときに股関節の前面あたりに伸びを感じたら、20秒ほどキープしてください。

⑤20秒たったら、元の姿勢に戻り、次に足を入れ替えて同じように行ってください。

この一連の動作は、1~2セット程度でOKです。

 

ひざ関節を屈伸させる

歩行中は、ひざの関節が、スムーズに曲げたり伸ばしたりすることで、足が地面に着地するときの安定や前に進む推進力になります。

ですので、

・ひざを軽く曲げ伸ばし(ひざの屈伸体操)を10回する

ことを歩く前に行ってください。

 

つま先とかかとの上げ下げ

歩行で足が地面に着地する際に、初期に衝撃がかかるのは足首の関節です。

また、足首の動きに連動して、ひざ関節や股関節も連動して動きます。

ですので、足首はスムーズに動けることは大切です。

歩く前に、

①壁やイスにつかまって、背筋を伸ばす

②次に、かかとを上げて、つま先立ちをして、5秒間キープする

③5秒たったら、かかとをおろして、元の姿勢に戻る

④次に、つま先を上げて、かかと立ちをして、5秒間キープする

⑤5秒たったら、つま先をおろして、元の姿勢に戻る

この一連の動作を4回繰り返し行ってください。

 

ウォーキングによる不調に対して整骨院で協力できること

ウォーキングを始めたことで足腰に痛みが起きた場合は、当院では、それによって起きている日常生活でのお困りごとやウォーキングの状況をお聞きした上で、

・姿勢のバランスの検査位

・歩行の検査

・背骨、骨盤、股関節、ひざ関節、足首の可動域の検査

などを確認させていただきます。その上で、

・問題が起きている関節の可動域の改善

・筋肉のバランスの調整

・鍼灸治療

・電気治療

・負担の少ない歩き方の指導

などを、それぞれの患者さんの状態に合わせて行います。

 

医療機関への受診目安

次の症状がある場合は、重症または緊急性があるため、整形外科や内科などの専門の医療機関への受診をおすすめします。

・発症した時の痛みの程度が数日たっても変わらない

・吐き気や下痢が続いている

・足にしびれが出ていたり感覚が鈍くなっている

などがあれば、内臓や脳など他の病気が隠れている場合もありますので、早めの対応が大切です。

 

まとめ

ウォーキングは、誰でも気軽に始めて、体力と健康の向上にとても効果的な運動です。

ぜひ続けて行ってほしいので、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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電話でのご予約はこちら>>079-490-5955

 

【ブログ執筆者プロフィール】

氏 名:久木崇広(ひさきたかひろ)

資 格:柔道整復師・鍼灸師
所属院:ひさき鍼灸整骨院(兵庫県加古川市)

得意分野:肩こりや腰痛などの慢性の不調

整骨院で腰痛を治してもらったことをきっかけに、治療の道へ。

整骨院に10年以上勤務し経験を積む中で、治療に対して自分が思う理想が明確となり、2017年に地元の加古川市で開業。

痛みだけを追う治療ではなく、患者様が痛みによってなににお悩みか、また、治ることでどんな未来がご希望なのかを、話し合い共有しながら、治療にあたっております。

 

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冬の転倒を防ぐために──つまずきやすくなる理由とセルフケア法

2026.02.19 | Category: ウォーキング,ふくらはぎ,予防,体操・ストレッチ,体温,,冷え,冷え性,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,筋肉疲労,背骨,腰痛,血流,運動

みなさん、こんにちは。加古川市の「ひさき鍼灸整骨院」院長の久木崇広です。

冬は、寒さによって体が固まり、動きが鈍くなる方が少なくありません。

それによって、物にぶつかったり、足をくじいたりなどとケガをする方が増えます。

特に怖いのが、歩行時に「転倒」すること。

これにより、打撲や骨折など、生活に支障をきたす大きなケガにつながってしまうケースもあります。

転倒には「前兆」があり、その代表的サインが「足がつまずきやすくなる」ことです。

そこで今回は、冬に歩いているとつまずきやすくなる理由とそのセルフケア方法について、伝えさせていただきます。

 

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歩行の基本メカニズム

実は、歩行は、単に左右の足を交互に前に出す動作ではなく、股関節・膝・足首・腰・骨盤が同時に協調して動くとても高度な全身を使う運動です。

人間の歩行にはサイクルがあり、大きく分けると、歩行の約60%を占める「立脚期」と約40%を占める「遊脚期」に分かれます。

それぞれの期の特徴として、

立脚期:両方の足が地面に接地して体を支える時間

遊脚期:片方の足が地面から離れて前へ動く時間

この遊脚期で、片方の足の裏が地面を離れる瞬間があり、その平均の幅は健康な成人で約10mm~20mm(1~2cm)と研究報告されています。

そして、遊脚期に片方の足の裏が地面を離れる幅が、ほんの数ミリでも上がらないだけで、足が地面にこすれ、つまずきに直結します。

ちなみに、高齢者群や腰痛・股関節疾患の方では、この幅が、7~13mmまで下がることがあり、それによって、転倒リスクが高まるという報告もあります。

 

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なぜ冬につまずきやすくなるのか

歩行は、股関節・膝・足首・腰・骨盤など、特に、下半身のいろいろな関節が同時に協調して動くことで行えます。

その協調した動きに制限がかかることで、歩行時につまずきが起こりやすくなります。

以下で、なぜ冬になると、下半身のいろいろな関節が同時に協調して動くことに制限がかかりやすくなるかを説明させていただきます。

 

冷えによる体の可動の制限のため

冬の低温下では、筋肉の温度が下がり、血流が減少して、筋肉や筋肉によって動かされている関節の柔軟性が低下します。

体全体の筋肉の約70%は、下半身に集まっているため、寒さによる下半身の筋肉や関節の柔軟性の低下は、特に、歩行時に大きく影響します。

歩行するために片方の足を地面から引き上げる股関節・膝・足首・腰・骨盤の動きが悪くなると、最終的に、つま先を上げる動きが小さくなります。

わずか数ミリのつま先を上げる動きが悪くなることで、歩行時に足がつまずくきっかけになります。

 

寒さで体を丸める姿勢になるため

冬場は自然に背中を丸めて、寒さに対する防御姿勢、いわゆる「猫背」で歩いてしまいます。

この猫背の姿勢は、骨盤を後ろに倒し腰部分の背骨のたわみを減少させることで、歩行時に背骨・骨盤・股関節の動きを制限してしまいます。

ざっくり言えば、歩行時に使う大きな5つの関節のうち、3つの関節に制限がかかることで、歩く際に前に足の振り出す幅や地面から足の裏が上がる高さが減少し、それがつまずきやすくなる要因となる。

重心の変化のため

姿勢よく歩く際は、人間の重心は、だいたいヘソのあたりにあります。

寒さによって猫背の姿勢で歩くと、重心が自然と低くなります。

そうすると、歩行時に地面から足の裏が上がる距離が低下します。

また、猫背姿勢は、視線が下がって首や背中が前傾し、足が前方に振り出す距離も制限がかかります。

それによって、歩行のリズムに影響がでて、つまずくという症状が引き起こされやすくなる場合がある。

 

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つまずきを引き起こす代表的な病気

歩いている際に、つまずきやすい症状が起きるのは、単に、運動の不足や寒さだけの問題ではなく、病気によってひき起こる場合があります。

つまずきを引き起こす代表的な病気として、

・腰部脊柱管狭窄症:歩くと足のしびれやの足に力が入りづらく、休憩すると回復する

・変形性ひざ関節症:歩くとひざに痛みが起こり、ひざが曲げにくい

・変形性股関節症:歩くと股関節に痛みが起こり、股関節が曲げにくい

・脳梗塞:片方の足が持ち上がりにくい

・パーキンソン病:小幅でしか歩けず、歩いていると止まれず転倒しやすい

・糖尿病性末梢神経障害:足裏の感覚が鈍く、段差を感じにくい

などがあります。

歩いていると、頻繁につまずく、または床で足が引っかかる感覚、足の裏に感覚がないなどがある場合、整形外科や脳外科・内科などの専門の医療機関での精査をおすすめします。

 

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冬のつまずきを防ぐためのストレッチ

冬の寒さによって、猫背姿勢になることで、歩行に使うための筋肉や関節が硬くなり、それがつまずきやすさにつながります。

ということは、下半身の動きを良くすることで、冬に起こりやすい歩行リスクを防ぐことができます。

そのために、誰でも簡単にできるストレッチを以下で紹介させていただきます。

腰のストレッチ

①腕は肩関節の真下、足は股関節の真下になるように、四つんばいになります。

②頭を両腕の間に入れるように曲げて、それと同時に背中を丸めます

③次に、顔を挙げて上を見て、それと同時に腰をそらします。

この一連の動作の流れを5回繰り返し行ってください。

 

お尻のストレッチ

①イスに座り背筋を伸ばして、片方のひざを曲げて、反対側の太ももの上に足を乗せる

②背筋を伸ばしたまま、体を前に倒し、太ももの足を乗せた側のお尻が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

③10秒たったら、姿勢を元の位置に戻して、次に、足を反対に組み替えて、同じように体前に倒し、10秒間、キープしてください。

この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。

 

股関節のストレッチ

①背筋を伸ばして、片方の足を後ろに引いてひざを曲げて床につけ、もう片方の足を前に出してを膝を曲げて、片ひざ立ちになります。

②前に出した足のひざをさらに曲げて、背筋を伸ばしたまま体を前に押し出した際に、後ろに引いた足の股関節の前面が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

③10秒たったら、姿勢を元の位置に戻して、次に、足を反対に組み替えて、同じように体前に倒し、10秒間、キープしてください。

この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。

 

太もも裏のストレッチ

①背筋を伸ばしてイスに座り、片方の足を前に出してひざを伸ばし、つま先をあげます。

②背筋を伸ばしたまま、体を前に倒して、太もも裏からひざ裏あたりが伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

③10秒たったら、姿勢を元の位置に戻して、次に、足を反対に組み替えて、同じように体前に倒し、10秒間、キープしてください。

この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。

 

足首のストレッチ

①足を伸ばして上むきですわります。

②つま先を前後にゆっくりと倒して、ふくらはぎやすねが伸びるのを感じながら足首を動かします。

③次に、つま先をゆっくり内回し・外まわしして足首を動かします。

この一連の動作を、3回、繰り返し行ってください。

 

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まとめ

日常生活の中で、歩くという動作は欠かせないものです。

歩く際に、つまずきやすい症状が起きて放置していると、転倒による大きなケガを引き起こすリスクが高まります。

当院でも、転倒することで、体のバランスを崩して、腰痛や首の痛みなどを引き起こして、辛い思いをされている方を多く見てきました。

そういったことを予防するためにも、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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お腹が硬い人は要注意!冬に下半身が冷える理由と予防法

冬の 寒さと共にやってくる気象病の「頭痛」がおきるメカニズムと4つの対策

中腰作業でひざの裏が張る原因と仕事中にできる簡単セルフケア方法

2026.01.26 | Category: ふくらはぎ,ふくらはぎの痛み,予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち仕事,立ち方,筋肉の損傷,筋肉疲労,職業病,腰痛,膝の痛み,血流,関節

 

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、金属加工業に勤めておられる50歳代男性の方が、お体のメンテナンスで来院されました。

お体の調子をお聞きすると、ひざの裏が張る感じがあって、ひざが曲げにくいのが気になると。

特に、長時間、仕事で中腰作業をしていた後、かがもうと思うと、ひざが曲がらずスムーズに動けないとのことでした。

今回、ご相談いただいたような、中腰作業のお仕事で、ひざの裏の張りを訴えて、それがひざの動きが悪くなる方は少なくありません。

そこで今回は、中腰作業によってひざの動きが悪くなる理由とその対処方法について紹介させていただきます。

 

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中腰作業によってひざの動きが悪くなる理由

 

金属加工や溶接などの作業は、前屈みの状態を持続して行うことが多いと思われます。

そういった環境の中で仕事をしていると、ひざの裏が張って、ひざが曲げにくくなることはよく起こります。

そうした症状が起こる理由を、以下で紹介させていただきます。

 

中腰作業がひざに与える負担

人間の体には、骨と骨同士が接するたくさんの関節があります。

骨同士が接合する関節面の形状によって、関節の安定性は色々と変わってきます。

例えば、股関節は、太ももの骨と骨盤の骨との間で接合していますが、その骨の接合面の凹凸が深く、骨性の安定性が高い関節です。

一方で、ひざの関節は、太ももとふくらはぎの骨の間で接合していますが、その骨の接合面の凹凸は少なく、平面に近い状態で、安定性に乏しい関節になっています。

そんな不安定な構造のひざの関節が、それでも最も安定する姿勢が、ひざをまっすぐ伸びっきた状態です。

ひざの関節が伸びると、ふくらはぎ側の骨の外へのねじれ、ひざ周辺のじん帯が最大緊張となり、ひざの関節がロック状態となり安定します。

ひざを伸ばした状態は安定はするのですが、その状態では、足元や上半身からくる衝撃の吸収や素早い動き、姿勢の調整などの体の動きのコントロールにはかけます。

ですので、金属加工や溶接などの作業を立って中腰でする際には、作業の効率を上げるために、自然とひざは軽く曲げた状態になることが多いと考えられます。

その状態が続くということは、ひざを安定させるロックが外れた状態となり、安定させるのはひざの周辺の筋肉に依存する率があがります。

ひざの関節を軽く曲げた状態でも、ひざ関節を安定させようとすると、

・ハムストリングス(太もも裏の筋肉)

・膝窩筋(ひざ裏の深い筋肉)

・腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)

といったひざ周辺の筋肉が縮んだまま力を出して支えます。

この状態が続くと、これらのひざ周辺の筋肉の血流が低下し疲労物質がたまったり、微細な損傷による軽度の慢性的な炎症の発生で、筋肉が硬くなる。

上記に挙げたひざ周辺の筋肉は、ひざを曲げる機能を持つので、その筋肉の機能低下が起こると、ひざの裏に張りや動かしにくさが生じさえます。

 

半月板の動きが悪くなる

太ももの骨とふくらはぎの骨とでひざの関節は構成されていますが、その関節の間には、ふくらはぎの骨側の関節面には、「半月板」という組織が存在します。

半月板は、一つのひざ関節に、C字状の内側半月板とO字状の外側半月板とがあり、硬すぎず、柔らかすぎないクッション状の組織です。

ひざの関節にとって、この半月板は非常に大きな役割をになっており、その働きは、

・ひざの曲げ伸ばしをスムーズにする

・ひざの関節面の適合を高めて安定させる

・ひざにかかる荷重や衝撃を分散させる

・ひざにかかっている負荷の状態を脳に伝えるセンサーの働き

・姿勢の制御やバラン

など動作や姿勢の制御があります。

この半月板ですが、ひざを曲げとき、ひざの関節面の間は狭くなるので、半月板は圧迫されます。

そのままだと、半月板が痛んだりひざの関節面で挟み込まれたりするので、直接もしくは関節的にひざ裏の筋肉が、半月板を後方に引っ張り、障害されることを防ぎます。

しかし、前章でも述べたように、持続的な中腰によってひざ周辺の筋肉が疲れると、ひざを曲げる際の半月板の逃げが悪くなり、その結果、ひざの曲げ動作で引っかかり感が出て、かがみにくい症状が発生します。

 

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仕事中にできる簡単な対処方法

仕事中に、ひざの裏に張りを感じてひざの曲がりが悪くなるのを感じた際に、働いている最中でもできるケア方法を以下で紹介させてただきます。

 

ひざの裏の皮ふを動かす

立った状態で、片方の足のひざを曲げて、両手の指先をひざの裏に当てます。

ひざの裏に当てた指をゆっくり優しく上下に動かして、ひざ裏の皮ふを10回動かします。

10回動かしたら、反対側のひざの裏の皮ふも同じように行ってください。

この一連の動作を3回繰り返し行ってください。

 

かかとの上げ下げ

壁に向かって立った状態で、壁に両手をつきます。

かかとをゆっくり上げて、ゆっくりを下げます。

これを10回。3セット行ってください。

 

ひざ裏を伸ばす

背筋を伸ばして立った状態で、片方の足の前に出して、つま先をあげます。

 

背筋を伸ばしたまま、上半身を前にゆっくり曲げていくと、太もも裏からひざ裏が気持ちがいいぐらいに伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

10秒たったら、体を起こして元の姿勢に戻り、次に反対側の足を前に出して、同じような動作を行います。

この一連の動作を3回繰り返し行ってください。

 

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まとめ

ひざの裏のはりを感じてひざの動きが悪くなることで、それをカバーしようと、股関節や腰・足首など体の他の部分に負荷がかかります。

それによって、2次的3次的に症状が出て、仕事や家事などさらに日常生活に支障が出るリスクが高まります。

ですので、ひざの裏に張りを感じた際には、早めにケアされることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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低いイスでのしゃがみ姿勢作業で起きる腰痛の原因と予防ストレッチ

シニア女性の方に知ってほしい快適にしゃがみ姿勢でガーデニング作業をする方法

夜になると足がムズムズして眠れない…、それは「むずむず脚症候群」かも?

2025.12.25 | Category: ストレス・自律神経障害,ふくらはぎ,予防,栄養・食事・飲み物,治療について,生活習慣,疲労,睡眠

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

・夜、布団に入ると足がムズムズして落ち着かない
・じっとしていられず、足を動かしたくて仕方がない
・やっと眠れても眠りが浅く、朝、起きたときからだるい

という足に違和感を感じる症状が出ていることはないですか?その症状は、
“むずむず脚症候群”

かもしれません。別名を、

“レストレスレッグス症候群”

とも呼ばれている病気です。この病気は足の違和感の発生の原因がよくわからず、苦しまれている方が少なくありません。

そこで今回は、日常生活で感じる足の違和感が、むずむず脚症候群と気づき、適切な医療を受けられることを目的に書かせていただきます。

 

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むずむず脚症候群はなぜ見逃されるのか?

むずむず脚症候群は、決して珍しい病気ではありませんが、見逃されやすい病気です。

統計によると、むずむず脚症候群は、日本でも数%の人が症状を持つとされ、特に、中高年に多いことが報告されています。

それにもかかわらず、むずむず脚症候群が、なぜ見逃されやすい理由は、

・症状に痛みがでない

・見た目に異常がない

・レントゲンやMRIで異常が出ないことが多い

ために、ご自身や周囲から、気のせいや疲れや加齢のせいと片付けてしまいやすいのです。

 

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むずむず脚症候群の症状

むずむず脚症候群の4つの基本症状として、

・ムズムズ、ゾワゾワ、虫がはうような感じなど足に強い不快感がある
・じっとしていると症状が強くなる

・足を動かすと一時的には楽になる

・夕方から夜にかけて悪化する

があります。特に、重要なのが、「夜に悪化する」「動かすと楽になる」という点です。

これらは症状は、単なる疲労や血行の不良で起きるものではないため、むずむず脚症候群の可能性を疑う大切なサインになります。

 

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むずむず脚症候群が発症するメカニズム

むずむず脚症候群は、足の病気や筋肉の病気」ではなく、その原因の中心は、

“脳と神経の働き”

にあります。以下でそのメカニズムを紹介させていただきます。

 

ドパミンの乱れ

むずむず脚症候群の研究で、最も深く発症に関わっていると考えられているのが、

 

「ドパミン」

 

という脳の中で分泌される神経伝達物質の乱れです。

脳の中にある神経の細胞は、1000億個以上あると言われています。

脳の中の多くの細胞同士の間には隙間があり、直接はつながっていません。

脳の神経細胞同士が情報の連絡をするためには、細胞から細胞に役割に応じていろいろな伝達物質が分泌されます。

その神経の伝達物質の一つに、ドパミンがあります。ドパミンは、

 

・体をスムーズに動かすための指令を出す

・ブレーキをかけて不要な体の動きや衝動を抑える

・感覚の過剰な刺激を抑えて落ち着かせる

・動かない状態をを保つ

・やる気、意欲、集中力を保つ

・心地よい状態や不快な状態のバランスを調整する

・睡眠と覚醒のリズムに関わる

・夜に体を休ませる準備を助ける

 

といった多様な役割を担います。

このドパミンが、脳内の神経からの分泌が不足すると、それまでドパミンが促していた体の状態が保てず、足を動かしたい衝動やムズムズ感が出やすくなる。

また、ドパミンは睡眠のリズムを整える役割から、昼間に分泌されやすく、夜間に分泌が低下する傾向にあります。

そのため、むずむず脚症候群の発症は、昼間は我慢できるが、夜、座っていたり横になると一気につらくなる症状が起こります。

 

鉄分の不足

むずむず脚症候群は、鉄分の不足でも起こるとされています。

鉄分は、

 

・血液中で酸素を全身に運ぶ

・脳や筋肉に酸素を届けて正常に働かせる

・エネルギーを作る材料

・疲れにくい体を保つ

・集中力や思考力を支える

・ドパミンなどの神経の伝達物質を作る材料

・脳の働きを安定させる

・睡眠の質に関わる

・自律神経のバランスを保つ

・筋肉が正常に働くのを助ける

 

などといった役割を担います。

体にこれらの役割を担う鉄分が不足することで、ドパミンがうまく作れず、足のムズムズ感が出やすくなります。

注意点として、鉄分の不足というと、貧血のイメージですが、血液検査で貧血と診断されない場合でも、むずむず脚症候群は起こるとされています。

これは、血液中の鉄は正常でも、脳の中で使える鉄が不足しているためです。

これが起きるのは、脳に血液が運ばれる際に、脳にダメージになる異物が侵入するのを防ぐ「血液脳関門」という関所が要因になります。

さまざまな理由で、脳の関所で、鉄分の通過の許可が降りないことが発生することがあります。

そうすると、血液検査では鉄分不足は見られないのに、脳内だけ鉄分の不足が発生して、むずむず脚症候群が発症すると考えられています。

 

妊娠や持病との関係

むずむず脚症候群が発症しやすい条件として、

・妊娠中の特に後期

・慢性腎臓病

・抗うつ薬、抗精神病薬、一部の睡眠薬の服用

があげられます。これらはいずれも、ドパミンや鉄分の働きや利用に影響を与える共通点があります。

また、むずむず脚症候群は、家族に同じ症状の人がいることも多く、遺伝的な体質が関与しているタイプもあります。

 

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むずむず脚症候群に対応する医療機関

足に起きる違和感に対して、これは筋肉や関節の問題だけではない、または、むずむず脚症候群ではないかと考えた場合は、専門の医療機関に受診されることをおすすめします。

冒頭にもあげましたが、むずむず脚症候群は、足の筋肉や関節の病気ではなく脳や神経の病気であるので、対応する医療機関として、

 

「神経内科(脳神経内科)」

「睡眠外来・睡眠クリニック」

 

が有効です。

睡眠外来でしたら、日本睡眠学会の公式ホームページ(https://jssr.jp/list)から専門医や病院を探すことができます。

 

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病院での診断や検査内容

むずむず脚症候群に対しての病院での診断の方法や検査、治療法などについて以下で紹介させていただきます。

 

最も重要なのは問診

むずむず脚症候群は、MRIやレントゲンなどの画像検査で異常が出ない場合もあるので、ご自身の症状を、お医者さんとの問診時に伝えることが重要になります。

例えば、

 

・夜や夕方に足の不快感が出る

・じっとしていると悪化する

・足を動かすと楽になる

・眠れない状態が続いている

・症状が〇〇からでている

 

などといったご自身が感じている症状を、しっかりと伝え、その情報から医師が診断や検査の方法の選択をすることができます。

つまり、体の状況をどう感じているかを正確に伝えることが、最大の検査となります。

 

他の病気を除外するための検査

むずむず脚症候群と似た症状を起こす病気もあるため、他の病気の可能性を消すための検査をする場合があります。

例えば、

 

・血液検査

・神経伝導検査

・背骨の腰部分のMRIなどの画像検査

 

が行われることもあります。

 

睡眠に関する検査

むずむず脚症候群は、睡眠と深く関係するため、症状が強い方では睡眠の評価がおこなわれることがある。

例えば、

 

・睡眠の質に関する質問票

・睡眠時無呼吸症候群のチェック

・睡眠中の脚の動きを調べる検査

 

などがあります。

 

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医療機関での治療の方針

むずむず脚症候群の治療は、原因、重症度、生活への影響に応じて、以下のようなことがおこなわれます。

 

軽症の場合は生活の指導

症状が軽い場合、まずおこなわれるのが日常生活の見直しです。

その内容は、

 

・寝る前のカフェインやアルコールを控える

・就寝前のスマホやパソコンの使用を減らす

・規則正しい睡眠リズムを作る

・過度な疲労を避ける

 

などがあり、これだけで症状が軽くなる方もいます。

 

中~重症の場合は薬による治療

むずむず脚症候群が中~重症の場合は、生活の指導に加えて、薬による治療がおこなわれます。

処方される薬は、従来はドパミンを作動させる薬が中心でした。

しかし、最近のむずむず脚症候群のガイドラインによると、神経の興奮を抑える薬や鉄分の補充のための鉄剤を優先して処方する考え方が推奨されています。

 

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むずむず脚症候群の治療を受けたときの経過

むずむず脚症候群は、自然と完全に治ることが少ない慢性的な病気ではあります。

しかし、治療してもどうにもならない病気ではありません。

治療によって、日常生活や睡眠に支障が出ないレベルまで症状をコントロールできるケースが非常に多いのが特徴です。

ですので、まずは、医療機関に受診して、診断を受けることが重要です。

むずむず脚症候群の治療の内容は、症状の程度や原因によって異なりますが、治療を受けることで数日から数週間のうちに変化を感じる方が多いと研究報告されています。

すべての人が完全に症状ゼロになるわけではありませんが、治療によって我慢し続けなければならない状態から抜け出せる可能性は十分にあります。

 

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むずむず脚症候群を放置することのリスク

専門の医療機関を受診せず、長年、むずむず脚症候群の症状を放置した場合、夜間の不眠が慢性化し、日中の強い疲労感や集中力の低下、さらには気分の落ち込みにつながることがあります。

むずむず脚症候群は、命に関わる病気ではありませんが、生活の質を確実に下げてしまう病気でもあります。

受診して適切な治療を受けることで、症状と向き合いながらも対処できる病気としてコントロールするかしないかで、数年後に大きな違いとなって表れる可能性があります。

 

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まとめ

むずむず脚症候群は、足の違和感から、整形外科や整骨院に受診される方が少なくありません。

しかし、むずむず脚症候群は、脳や神経が要因の病気であるので、まずは、専門の医療機関に診断と治療を受けることをおすすめします。

その判断をするためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

治療を受けて症状が落ちつき始めた後、むずむず脚症候群によて睡眠の不足やストレスでこわばったお体をケアする際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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仕事の疲れで眠れない…その原因と質の高い睡眠のための生活習慣

夏の明け方に起こるふくらはぎのけいれんの主な原因と予防ポイント

脚立作業で全身がだるい?その疲労メカニズムと回復法

2025.12.01 | Category: ストレス・自律神経障害,ふくらはぎ,予防,体操・ストレッチ,入浴,太ももの痛み,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち仕事,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,職業病,股関節の痛み,腰痛,血流,農作業,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、農家の60歳代男性の方が、全身疲労を訴えて来院されました。

詳しくお話をお聞きすると、脚立にの登って、家や畑周辺の木を剪定して、その後、足も肩も腰も体全体がしんどくなって、なかなか疲れが取れないとのこと。

趣味のゴルフもしたいし、早くこの疲労を取りたいとのことで、来院されたそうです。

ご相談いただいた方のように。脚立を登っての作業をすることで、体全体に過度の疲労を引き起こしてしまう方は少なくありません。

そこで今回は、脚立での作業をする際の体のメカニズムとそれによる疲労の発生理由とその対処法について紹介させていただきます。

 

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脚立での作業をする際の体のメカニズム

脚立に登っている環境は、不安定な状態であり、体全体が安定を保つメカニズムが働きます。

立った状態で体を安定させるには、支持基底面である両足の間の上に、体の重心を維持することです。

具体的に言えば、地面が傾いた状態でも、足関節・ひざ関節・股関節などの下半身の関節が連動して働いて、重心を安定した方に移動させて、踏ん張りや傾きの調整を行うことで達成されます。

特に、足関節は最も速く細かい調整を担い、ひざ関節・股関節は、大きな動作を補いながら姿勢の安定を助けます。

また、これらの足の各関節だけではなく、おなかや背中・腰など体幹にある筋肉も重要です。

体幹にある筋肉は、骨盤やろっ骨・背骨を安定化させ、重心の上下移動や回旋をコントロールし、上半身のバランスを保ちます。

体幹の筋肉による安定は、例えば、脚立に乗っている際に足の筋肉が踏ん張れるように、効果的に力を発揮するための土台を提供します。

さらに、体のバランス感覚センサーから伝わる情報が、脳や脊髄などの中枢神経で統合され指令が下されることでバランスが制御されます。

体のバランス感覚センサーから伝わる情報は、視覚や耳の奥にあるバランスセンサー、皮ふや筋肉・関節への刺激から伝わります。

その情報が、脳や脊髄などの中枢神経に伝わり、統合されて体の位置や動きを把握し、これに基づいて筋肉の自動調節でバランスがとられます。

つまり、脚立のような不安定な場所では、

・足関節・膝関節・股関節が協調して姿勢を微細から大きく調整

・体幹の筋肉がそれを支える骨盤・ろっ骨・背骨の安定化を行う

・視覚・耳・筋肉や関節や皮ふへの刺激感覚を脳や精髄で統合して、筋肉の収縮パターンをリアルタイム調節する

ことで全身の安定が達成されます。

 

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脚立での作業後に全身疲労が起きる理由

長時間、脚立のにってバランスをとることで、全身疲労が生じる理由を以下で紹介させていただきます。

筋肉の過緊張のため

脚立の上で剪定などの動作をしていると、揺れては非常に不安定な状態になります。

そうすると、バランスを維持するために、必要以上に足を踏ん張ったり、背中や肩腰に力が入ります。

つまりそれは、体の多くの筋肉を、絶えず緊張状態に保つことにつながります。

この持続的な筋肉の収縮によって、筋肉内の血管が圧迫され血流が制限されます。

それが、脚立ののって動いたりバランスをとるために使っている筋肉への、酸素や栄養の供給を不足させ、老廃物や疲労物質の回収が滞ります。

その結果、筋肉を動かしたり回復させるためのエネルギーが不足して、体の多くの筋肉に疲労感を引き起こします。

それに加えて、持続的な過度の筋肉の緊張は、筋繊維を微細に損傷させることにもつながり、その損傷に回復が追いつかない場合も、全身に疲労感を感じるようになる要因となる。

脳の疲労

バランス保持には、体の各バランスセンサーからの情報が脳に伝わり、脳がその情報を統合して、適正に体の筋肉や関節などを動かすように命令を下すことで保たれます。

長時間、脚立のような不安定な場所でバランスを保とうとすると、それを処理し命令を下す脳に負担をかけ続けることになる。

こういった長時間の脳へのストレスは、脳のエネルギーを過度に消費させたり、脳の中の神経にダメージを与えます。

こういった脳の疲労が起こると、脳の機能が落ちたり回復モードに入るため、たとえ筋肉が疲れていなくても、全身に疲労感を発生させて、活動を強制的に低下させます。

 

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脚立での作業後に起きる全身疲労への対処法

脚立に乗ってバランスをとりながら作業することで、脳や筋肉が疲れて、全身疲労がかきた場合への対処法として、以下のことを紹介させていただきます。

ストレッチで脳と筋肉をリフレッシュする

ストレッチをすることで、筋肉の緊張を緩和できます。

また、心地よい筋肉への刺激は、脳の疲れが軽減するとの研究報告があります。

以下で、3つのストレッチ方法を具体的に紹介させていただきます。

体幹のストレッチ

 

四つんばいになり、手は肩の真下、ひざは股関節の真下にセットします。

目でおへそを見るように、息をはきながら、ゆっくり背中を丸めます。

次に、目で正面を見るように、息を吸いながら、ゆっくり背中を反らします。

この一連の動作を、5回、繰り返しおこなってください。

お尻のストレッチ

両足を床にあててイスに座り、背筋をまっすぐにします。

片方の足のひざを曲げて、反対の足のひざの上に置きます。

おなかを引き締めながら、ゆっくりと前かがみになり、外側のお尻が伸びているのを感じたら、その姿勢を10秒間保持します。

10秒たったら、ゆっくりと元に戻し、反対側も同様に行います。

この一連の動作を、5回、繰り返しおこなってください。

太もも裏からふくらはぎのストレッチ

立ったまま、片方の足を反対側の足の後ろにクロスさせ、両方の足のかかとはしっかり床についた状態にします。

背筋を伸ばして、ゆっくりと腰から前に体を倒し、太もも裏からふくらはぎにかけて伸びているのを感じたら、その姿勢を10秒間キープします。

10秒たったら、ゆっくりと元に戻し、反対側も同様に行います。

この一連の動作を、5回、繰り返しおこなってください。

 

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脳や筋肉に酸素を供給する

脚立作業で疲れた脳や筋肉を回復させるためには、そのエネルギーの材料となる多くの酸素が必要になります。

それを供給するためには、意識的に深呼吸、特に腹式呼吸をすることが有効です。

腹式呼吸のやり方として、

・上向きで寝て、軽くひざを曲げ、おなかに手を当てます。

・鼻からゆっくり息を、4秒程度、吸い込み、おなが膨らむのを手で感じます

・次に、口を軽くすぼめて、ゆっくりと息を、6秒程度、はき出し、おなかがへこむのを手で感じます

という方法で、一連の動作を5分間、やってみてください。

さらに深呼吸をすることで、酸素の供給促進だけでなく、筋肉や脳へのリラックス効果も期待できます。

 

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温熱で血流を促進する

適度な温熱刺激は、筋肉の血管を拡張して、血流の促進につながり、脚立作業で疲れた筋肉や脳にも良好な循環を促します。

温熱刺激を体に入れる方法として、ぬるめの湯船にゆったりつかる入浴が、最も手軽で効果的です。

39から41度に設定したお湯を注いだ湯船に、理想としては、10~15間程度つかってください。

湯船につかるかつからないかで、疲れからの回復スピードが違ってきますので、少しでもいいので無理のない程度に行うことをおすすめします。

 

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まとめ

脚立に登っての高所での作業は、危険と隣り合わせのため、心身ともに緊張して疲労が発生しやすくなります。

その疲労をそのままにしていると、その他の作業でも体がついていけなかったり、注意力が散漫になり、ケガや失敗する元になるため、早めにケアされることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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