





- Blog記事一覧 -夏の終盤の疲労に負けないための全身のけん怠感を解消する方法

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
夏も終盤になってきましたが、この時期、全身に疲労を感じる夏バテに悩んでいませんか?
先日、50代の男性患者さんが来院されました。
金属加工業に従事されているこの方は、お盆をあけた時期から、明確に全身のだるさを感じるようになったとのこと。
職場が暑い上に、安全性のために分厚い作業着を着ての作業を余儀なくされ、大量の汗をかきながら毎日仕事をしていたそうです。
その結果、寝ても疲れが取れず、全身けん怠感に苦しんでいるというお話をおうかがいしました。
これは、特に、溶接や金属加工業などの職場が暑い環境で、長時間、労働することによる疲労蓄積の典型的な実例です。
こういった症状が発生すると、朝、起きた時から体がだるく、仕事を始めるとすぐに疲れを感じてしまいます。
また、集中力が低下し、作業効率も落ちてしまう可能性が高まります。
さらに、疲労が蓄積されることで、熱中症のリスクも高まります。
これは単なる夏バテではなく、健康と仕事の両面に関わる深刻な問題なのです。
そこで今回は、暑さによる全身疲労が発生する理由と、効果的な対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、涼しくなる秋まで、暑さによる全身疲労を解消して、あなたの健康と快適な生活を取り戻せます。
暑い環境で長い時間作業することが体に与える影響

暑さによる全身の疲労が発症する原因は、多岐にわたりますので、最も一般的で影響の大きい原因について説明します。
特に、金属加工業などの暑い環境で働く方々に関連する要因に焦点を当てていきます。
暑い職場での長時間の労働による疲労蓄積は、全身の疲労のおもな原因の一つです。
高温の環境下で、体は常に体温の調節をおこなっており、これには多くのエネルギーを消費します。
特に、分厚い作業着を着用しての作業は、体温の調節に使うエネルギー消費を増加させるため、さらに体への負担を増加させます。
50歳以上になると、体温を調整する機能の低下が見られます。
特に、暑さに対する体温調節には、発汗が重要な働きを担います。
加齢によって、発汗量が減少すると、体温を効率的に下げることができなくなり、体内に熱がこもりやすくなります。
その結果、体が常に過熱することで、体の各機能がエネルギーを使って体温を調整しようとするため、全身に過度の疲労が引き起こされやすくなるのです。
熱中症の症状の一つとして、疲労が引き起こされます。
熱中症による疲労は、単なる疲労ではなく、生命に関わる深刻な状態です。
熱中症になると、過度の体温の上昇により、脳や内臓へのダメージを起きるため、これが全身の疲労につながる場合があります。
熱中症対策に関することは、厚生労働省:「熱中症を防ごう」
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakuntsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkooueisei/熱中症/index.html)
にて紹介しておりますので、参考にしていただければ幸いです。

暑さによる全身の疲労への対処法として、ここでは、特に、金属加工業など暑い環境で働く方々に適した対策を中心に紹介していきます。

高温の環境下での作業によって、汗をかくことで、水分とともに体の動かすために重要な働きをする電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)が失われます。
これを補うために、水分の補給は、目安としては、1時間に200〜300mlを取るようにしてください。
水分の補給は、水だけではなく、電解質が含まれるスポーツドリンクや経口補水液も一緒にとってください。
電解質の補給に関しては、塩アメなどの熱中症対策用の塩分タブレットを使用することがおすすめです。

暑い環境での作業中には、体温調節によって失われるエネルギーを、こまめに補給することが重要です。
ビタミンやミネラルを多く含むバナナ、オレンジといったフルーツ、ナッツ、ヨーグルトなどの軽食を摂取することで、体のエネルギーを維持し、疲労の回復をサポートします。

暑い中での作業によるエネルギーが消費される過程で、体が酸化します。
酸化して疲れた体を回復させるためには、抗酸化物質を含む食品を取ることが効果的です。
トマト、ブルーベリー、ストロベリーなどのベリー類、緑茶などを食事に取り入れることで、体の酸化を抑え、疲労感が軽減できます。

作業後や昼食に、高タンパク質の食品を摂取することで、傷んだ筋肉の回復を促進し、エネルギーを補充します。
鶏肉、魚、豆腐、納豆などの大豆製品、卵などの食材は、タンパク質が多く含まれます。
また、手軽に食べることができる作業後のリカバリー食として、アミノ酸サプリメントやプロテインバーを取ることも有効です。

アイスパックや氷のう、凍らしたペットボトルなどを体にあてることで、一時的に強力な冷却効果により、作業によってあげりすぎた体温を下げる効果があります。
アイスパックや氷のう、凍らしたペットボトルなどを使用して、効果的に体温を下げるには、以下の太い血管が通過する体の部位にあてるとより効果が上がります。
・手首
・首筋
・ひじの内側
・脇の下
などに、休憩時間や作業の隙間時間にアイシングをしてください。
アイシングをするときに注意点として、
・直接、皮ふに当てないよう、必ずタオル、できれば水にぬらしたタオルなどを挟んで使用する
・体の一部分に、長時間。当て続けないようにして、5分程度であてる場所を変える
・皮膚の状態を確認し、異常を感じたら即座に使用を中止する
に気をつけておこなってください。

暑い環境の中で作業を続けつることで、体のエネルギーが大量に消費されて、それを回復できないまま、また作業にあたることで、体のエネルギーの貯金が尽きて、疲労が起こります。
ですので、効率的にエネルギー補給をすることが、全身の疲労感を回復させることにつながります。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも、暑い環境の職場で作業することが続いたことで起きる全身の疲労感が解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院んどの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みについて、施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に、暑さによる体の不調への対策ブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広