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片足立ちで靴下をはく動作のメカニズムと腰痛を防ぐために知っておきたい靴下の履き方

2024.12.22 | Category: ゆがみ,予防,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,立ち方,筋肉疲労,背骨,腰痛,血流,足首の痛み,関節

 

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

冬になり、寒くなってきましたが、最近の軽くて暖かい防寒着商品が多くて、昔ほど着込む必要がなくなってきて、本当に身軽に過ごしやすくなっています。

防寒のために着るものとして、靴下は欠かせないものです。

さて、朝、寝起きに、寒いので、急いで片足立ちで靴下をはこうとしてら、うまくいかず体がよろけたり、はいている最中に腰に痛みを感じたというお話をよくお聞きします。

先日も、30歳代のデスクワークをされておられる女性の方が、朝、寝起きに、靴下を履こうと、片足立ちして前屈みをしている最中に、腰に激痛が走り、ぎっくり腰を発症されて来院されました。

「こんなことで、腰が痛くなるなんて・・・」となげいておられ、そのことで、仕事で座っているのも、子供を抱っこするのもつらい状態であるとのこと。

このように、靴下をはくという、日常の生活の中で何気なく行う動作ですが、思わぬ腰痛を引き起こしてしまう場合があります。

そこで今回は、靴下をはく動作が腰痛を引き起こす原因と、腰に負担をかからない靴下のはき方を紹介させていただきます。

このブログを最後まで読んでいただくことで、腰痛を予防しながら、スムーズに靴下をはくことが可能になり、健康的で活動的な毎日を送れます。

 

 

 

片足立ちで靴下を履く際の各関節のメカニズム

 

片足立ちで靴下をはく動作では、体のバランスを保ちながら、靴下をはくための動きを行います。

この動作には、全身の関節や感覚が連動して働きます。

それぞれの関節や感覚の役割を、以下で説明させていただきます。

 

支えている側の足の関節の動き

・股関節:

立って支えている側の足の股関節は、わずかに後ろに伸びた状態で、体の安定性を保ち、体幹の重心をしっかり支える役割を果たしている。

 

・ひざ関節:
立って支えている側の足ののひざ関節は、軽く曲がり屈曲し、靴下をはく際の体の上下の動きを吸収し、バランスをとる役割を果たしている。

 

・足関節:
足首は、足裏全体を使って地面をとらえるように働き、特に、足の裏の内側や外側で、重心の移動の微調整をおこない、バランスをとる役割を果たしている。

 

靴下をはく側の片足の関節の動き

・股関節:
靴下をはく側の足の股関節は、前に曲がる動げながら外側にねじる動きが加わることで、足先に手が届きやすくするの役割を果たしている。

 

・ひざ関節:

靴下をはく側の足のひざ関節は大きく曲がり、足先を手の方に引き寄せ、靴下を履くとき、足先を操作しやすくする役割を果たしている。

 

・足関節:
足首は、靴下をはき初めはつま先を上げ、はき切る際にはつま先を下げる動きをするこことで、靴がはかれる過程の位置を調整する役割を果たしている。

 

片足で靴下を履く一連の動作での背骨の役割

片足立ちの場合は、片方の持ち上げた足の重みと靴下をはく動作時の衝撃を、背骨と骨盤が連動して動き、体全体の重心を調整し、それと同時に、背骨や骨盤周辺の筋肉が働いて体が倒れないように支えます。

また、背骨を前に倒す動きを加えることで、足先に手を近づけやすくなります。

 

片足で靴下を履く一連の動作での手や腕、肩の役割

手は靴下をつかみ、足先まで持っていきますが、このとき、腕や肩の関節がスムーズに動く必要があります。

また、足先に靴下を通す際、手の位置を微調整して、その力加減をコントロールします。

 

片足で靴下を履く一連の動作での感覚器の役割

片足立ちで靴下をはくときには、視覚と耳の奥にある平衡感覚センサー、そして皮ふの触られている感覚の働きが非常に重要です。

目で、足や靴下の位置を確認しながら、体全体の動きを調整します。

また、片足立ちで、体の傾きの情報を脳に伝えるために、耳の奥にある平衡感覚センサーが大きな役割を果たしています。そして、

足の皮ふ感覚は、靴下と足の相互位置を把握し、そこから伝えられる情報が、一連の動作を微調整する上で重要となる。

以上のような多くのことが、体の各所で適切に連動しておこなわれることで、片足立ちで靴下をはくことができます。

逆に言えば、この動作に必要な関節や感覚のどこかに異常があると、それをかばうために、他の部分に負荷がかかり、体を痛める可能性が高くなります。

 

 

片足で立った状態で靴下を履いた際に腰が痛くなった実例

 

実際、今回の患者様のお体を検査させていただくと、

・腰部の筋肉がやせて体を支えるには弱い状態

・股関節を曲げるのと内側にねじる可動域が低下

・足関節のつま先を上げるための可動域が低下

・背骨の腰と胸の部分のゆがみ

がみられて、特に、右側にその傾向が強い状態でした。

このような状態で、マルチタスクが必要な片足立ちで靴下の動作をしたことで、一気に、腰に負荷が集中して、ぎっくり腰が発症したと思われます。

たまたま、お仕事や子育てのお疲れによる体のゆがみや不調と、朝の寒さや寝起きによる体の硬さといった条件が重なったことによる、不慮の事故でもあると思われます。

治療としては、可動性が落ちている股関節や足関節を整えて、背骨と骨盤のゆがみを整え、腰にテーピングを施して腰の筋肉をサポートするなどをほど、今回の症状が発症した原因となる部分を施療しました。

治療後に、お仕事や子育てで、どうしても、お体のゆがみがでるのは避けられませんので、靴下をはく際にかかる腰への負担を軽減する方法を、いくつかお伝えしました。

次章では、実施にお伝えした方法を紹介させていただきます。

 

 

 

腰に負担をかけない靴下のはき方

 

 

靴下をはく動作は、多くの関節を同時に使うため、腰に負担がかかりやすいです。

片足でのみ体を支える状態を避けて、なるべく多くの体の部位で体を支えることで、腰への負担を軽減できます。

以下に、腰に優しい靴下のはき方を紹介させていただきます。

 

台の上に足を置いて靴下をはく方法

靴下をはく足を台に乗せます。

 

前後に開いた足の先を、逆ハの字になるように外にしっかり開きます。

 

ひざを曲げて、手が足先に近づくようにしてから、靴下をはきます。

 

イスに座って靴下をはく方法

柔らかすぎるイスやソファは避け、座面が硬めの安定したイスに背筋を伸ばして座ります。

 

足の先を逆ハの字になるように外に開きます。

 

骨盤を立てて背中を丸めないように、股関節を軸に体を前に倒し、靴下を履きます。

 

イスの足元に台を置いてはく動作をすると、より腰への負担が軽減できます。

 

 

 

まとめ

 

片足で立った状態で靴下をはく際の体のメカニズムを、以下で説明させていただきました。

   支えている足と靴下を履く足の関節の動き

   背骨、手、腕、肩の役割

   視覚や平衡感覚の役割

腰に優しい靴下のはき方を、以下で紹介させていただきました。

   台の上に足を置いて履く方法

   イスに座って履く方法

片足立ちで靴下をはいたことでおきる腰痛は、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、靴下のはき方を工夫されることをおすすめします。  

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役にたてれば幸いです。

もし、それでも、靴下がはきにくいことにお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のブログで取り上げさせていただいたケースの靴下のはきにくさやそれによる腰痛にも対応しておりまますので、お気軽にご相談ください。

また、他に、寝起きに起こるお体の不調への対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。 

主婦の冬の朝を快適にするために寝起きの腰痛を解消する簡単ストレッチ3選

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院

参考文献:

「靴下着脱動作に必要な脊椎・股関節の可動域の検討~四肢長は動作に有利となるか~」

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2013/0/2013_0936/_article/-char/ja/

「靴下履き作業における人間運動の分析」

https://www.hirailab.com/pub-presents/96/RSJ1996hirai.pdf


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