





- Blog記事一覧 -座りっぱなしのデスクワークで腰痛のお困りの方に知ってほしい原因とその解消テクニック

皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
デスクワークに従事されている方の中に、長時間、座ってパソコン作業をしていると腰が痛くなることはないでしょうか?
オフィスワークは体への負担が少ないと思われがちですが、実は、座りっぱなしの姿勢が腰痛を引き起こす大きな原因となっています。
驚くべきことに、デスクワーカーの約70%が、腰痛を経験しているというデータもあります。
当院でも、デスクワークの方から、腰痛のお悩みをよくお聞きします。
長時間のデスクワークによる腰痛は、日常生活に大きな影響を及ぼします。
仕事中に集中力が低下し、生産性が落ちてしまうことはよくありますし、また、座った状態から立ち上がる際に痛みを感じたり、通勤時の電車内で立っているのがつらくなったりすることもあるでしょう。
さらに、腰痛によってストレスが増加し、睡眠の質が低下するという問題も起こりかねません。
そこで今回は、デスクワークで腰が痛くなる原因とその対策について紹介させていただきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、デスクワークによる腰痛の原因を理解し、日常生活で実践できる予防法や改善策のヒントを得ることができます。

座ってパソコン作業をしていると腰が痛くなってくる原因として、以下のことが考えられます。
デスクワークによる腰痛は、複数の要因が重なって発生することが多いため、それぞれの原因について詳しく見ていきます。
デスクワークでは、長時間、同じ姿勢で座り続けることが多く、これが腰痛の主な原因になる。
座りっぱなしの状態が続くと、座っている姿勢を支える腰部の筋肉が緊張し続け、疲労して硬くなる。
それによって、腰周辺の筋肉への血流が悪くなり、腰周辺の筋肉に十分な栄養と酸素が提供されなくなり、老廃物も回収されなくなります。
そうなると、腰周辺の筋肉がエネルギーの不足からすわている姿勢を保てなくなり、痛みを感じやすくなる。
デスクワーク中に姿勢が悪くなることも、腰痛の大きな原因です。
特に、前かがみになったり、背中を丸めたりする姿勢は、腰に過度の負担をかけ、背骨の腰の部分にゆがみが生じます。
これは、積み木をチグハグに積み重ねると、バランスが悪くなって、倒れやすく、非常に不安定な状態と同じこの状態です。
腰の背骨がゆがみによって、不安定な状態になると、それを支える腰の筋肉やじん帯に慢性的なストレスがかかり、痛みを引き起こします。
デスクワークが中心の生活では、日常的な運動量が不足しがちです。
これにより、腰を支える筋肉が弱くなり、腰痛のリスクが高まります。
特に、腰を支える腹筋や背筋の筋力が低下すると、姿勢の変化や動作で腰を支えることができず、腰がダメージを受けて、痛みが発生します。
職場の環境も、腰痛の原因となることがあります。
不適切なイスや机の高さ、モニターの位置などが、腰に不適切な反りや前倒し、ねじりを生じさせて、それが長時間になると、腰に負担がかかります。
また、暑い時期のクーラーによる冷気が職場の低い位置でたまることで、腰周辺の筋肉が冷えて硬くなります。
こういった職場の環境が、腰痛を引き起こしやすくなる。
参考文献:
1. 日本整形外科学会. (2021). 腰痛診療ガイドライン2019改訂版. https://www.joa.or.jp/public/guideline/
2. 厚生労働省. (2022). 職場における腰痛予防対策指針. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/anzeneisei02.html

座ってパソコン作業をしていると腰が痛くなってくる症状への有効な対処法として、以下のことを紹介させていただきます。
デスクワーク腰痛対策の第一歩は、正しい姿勢を保ち、定期的に休憩を取ることです。
長時間のパソコン作業による腰への負担を軽減するため、以下の点に注意しましょう。
適切な座る姿勢をすることは、腰痛予防の基本で、イスに座る注意点として、
・背筋を伸ばし、肩の力を抜いてリラックスした状態を保つ
・足の裏を床にしっかりとつけ、ひざは90度に曲げる
・腰をイスの背もたれにしっかりとつける
・モニターの位置は、目線よりやや下に設置し、首に負担がかからないようにする
研究(Journal of Occupational Health, 2022)によると、適切な姿勢を保つことで、腰部への負担が最大30%軽減されるという結果が報告されています。
ですので、パソコン作業に集中すると、無意識のうちに姿勢が崩れることを念頭において、30分ごとに姿勢をチェックし、座る姿勢を整える習慣をつけてください。
習慣をつけるためにも、スマートフォンのアプリなどを利用して、定期的に姿勢チェックのリマインダーを設定するのも効果的です。
座ってパソコン作業をしているときは、1時間に1回、5分程度の休憩を取ることで、腰痛のリスクが軽減できます。
休憩時間を利用して、軽いストレッチや歩行をおこなうことで、腰周辺の筋肉に刺激が入り緊張をほぐれ、血行を促進できます。
例えば、デスクから離れて水分補給をしたり、トイレにいくなど、小さな動きでも、長時間、同じ姿勢で座っていることによる腰への負担を軽減します。
仕事中にこまめに立ち上がって休憩を取ることは、腰痛予防に有効ですが、忙しいとそういった時間も取れない場合があります。
そういったときは、座ったままでできる腰痛を予防するためのストレッチをおこなってください。その方法を、以下で紹介していきます。
・深呼吸をしながら、ゆっくりと背筋を伸ばす
・その状態を、10秒間、保持し、10秒たったら背中の力をぬく
・これを、3回、繰り返えす
・片方の腕を頭の上に伸ばし、反対側に体を傾ける
・その状態を、10秒間、保持し、10秒たったら元の姿勢に戻す
・反対側の腕を頭の上に上げて、10秒間、保持し、10秒たったら元の姿勢に戻す
・左右交互におこない、それを3セットおこなう
・イスに座ったまま、上半身だけをゆっくりと左方向にひねる
・その状態を、10秒間、保持し、10秒たったら元の姿勢に戻す
・次に右方向にねじり、10秒間、保持し、10秒たったら元の姿勢に戻す
・左右交互におこない、それを3セットおこなう
アメリカ整形外科学会の研究では、定期的なストレッチと軽い運動を行うことで、デスクワーカーの腰痛発症リスクが最大40%低下したという結果が報告されていますので、おこなってみてください。
デスクワーク腰痛対策には、適切な職場の環境の整備も重要です。
職場の許可が降りるようでしたら、イスの座面や腰にクッションをあてて、腰への負担を軽減する工夫をしてください。
また、イスの高さは、足を床にぴったりつけ、ひざは90度に曲がった状態になるようにすることで、姿勢が安定して、腰への負担が軽減できます。
デスクの高さは、肘が90度に曲がる位置が適切です。
また、モニターは目線よりやや下に設置し、画面までの距離は、約40〜70cmぐらいの腕を伸ばした程度が理想的です。
目の疲労は姿勢の悪化につながり、結果として、腰痛を引き起こす可能性があります。
適切な照明を確保し、モニターの輝度も調整してください。
また、クーラーによる冷気への対策として、直接冷気が当たらないよう、エアコンの風向きを調整したり、薄手のカーディガンや腹巻などを着用して腰の保温に努めてください。

デスクワークで腰の痛みが積み重なると、ひどい場合は、ぎっくり腰に発展する可能性もあります。
夏から秋にかけては、夏の疲れや気温の変化によって、ぎっくり腰が起こりやすいシーズンでもあるので、特に、この時期、腰痛を感じておられるデスクワークの方は、腰痛対策を積極的におこなうことをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介した方法が、皆さまのお役に立てれば幸いです。
もし。デスクワークによる腰痛のお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関への受診をおすすめします。
当院でも、デスクワークによる腰痛への対応をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他にデスクワークによる体の不調対策についてのブログ記事もありますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広