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ぎっくり腰 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 2の記事一覧
春休みに入ると、旅行やスポーツの遠征など、長時間、車を運転する機会が増えます。
長い時間、運転をすることで、帰宅してから数日は、腰の力が突然にガクッと力がぬけるような、ぎっくり腰になる寸前の腰痛を発症される方が少なくありません。
それでなくとも、春先は季節の変わり目のため、ぎっくり腰が発症しやすい時期です。
運転による腰痛がひどくなって、ぎっくり腰への要因となる事態になるのは避けたいところです。
そこで今回は、長時間、車を運転することによって、突然、腰の力がぬけるようなぎっくり腰になる寸前の腰痛を発症する理由と、その対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、運転が要因となる腰痛からぎっくり腰に移行することを防げます。
車の運転すると、振動やカーブの遠心力などが体にかかってきます。
安全に運転するためには、その体にかかる負荷に負けないように、運転姿勢を維持する必要があります。長時間、運転していると、
・肩を内側にねじる巻き肩の状態でハンドルを握る
・背中はシートにもたれて猫背になる
・骨盤後ろに倒してシートに座る
・ひざを軽く伸ばして足を前に伸ばす
・右足でペダルの切り替えしやすいように左に重心をのせる
といったようなゆがんだ姿勢なることが多いかと思われます。
車から伝わる負荷と運転の維持のために、ゆがんだ姿勢の状態で体中の筋肉を使います。
そうなると、筋肉に無駄な力を使わせてしまいます。
さらに、長時間の運転は、筋肉を使い続けるためのエネルギーの消耗が激しくなります。
体で作られるエネルギーの生産と消費のバランスが崩れると、筋肉の動きが悪くなり、疲労が発生します。
運転を終えて帰宅して数日たっても、仕事や家事で体を動かすので、筋肉を動かすためのエネルギーが回復が追いつかない場合があります。
そのため、筋肉を動かすエネルギー切れを起こし、力が抜けたような感じが生じます。
腰周辺の筋肉量は、体全体の中でも多い傾向にあり、それだけ日常生活で負荷がかかる部分でもあります。
運転によって、そんな腰回りの筋肉のエネルギー切れの状態で動くことで、支えきれずに、ぎっくり腰まではいかなくても力がぬけるような腰痛を引き起こします。
この状態を放置して、無理をして動くと、最悪、ぎっくり腰に移行する可能性が高まります。
筋肉を動かすエネルギーを回復するために必要なことは、
「血流」
「酸素」
「刺激」
の3つです。
具体的な方法を以下で紹介させていただきます。
筋肉を動かすためのエネルギーの素となるのは、水分・タンパク質・カルシウムなどといろいろあげられます。
筋肉の75パーセントは水分でできているので、水の摂取は積極的におこなってください。
また、バランスの取れた食生活を送っていただくことが、大前提としてあるのですが、それを筋肉の細胞に運ぶのが
“血液”
です。
血流を良くするために簡単にできることは、
「湯船につかる入浴で体を温める」
ことです。
それも筋肉が疲れている時は、朝風呂に入ることをおすすめします。
なぜなら、1日で一番、筋肉の機能が低下しているのが、寝起きの時間帯です。
この時に、体を温め血流を良くして、筋肉の回復が促進されます。
効果的に湯船につかる方法を、当院の別のブログでも紹介しておりますので、そちらも参考にしていたでけると幸いです。
筋肉のエネルギーを作る材料として欠かせないのが、
“酸素”
です。
ですので、仕事や家事の隙間時間や気がついたときに、意識的に深呼吸をおこなってください。
その方法として、
・肩の力を抜いて、ため息をつくように、おなかをへこませるイメージを持って、口から6秒間ほどかけて息をはいてください。
・ゆっくりと、おなかをふくらませるイメージを持って、鼻から4秒間ほどかけて息を吸ってください。
といったように深呼吸をおこなうと効率的に酸素を体に取り入れることができます。
また、体に酸素を取り入れるには、まず、息をはくことが重要です。
ですので、日常動作で、体を曲げたりねじったりするときは、息をはきながらおこなってもらうと、その後に自然と息を吸うことが伴われ、酸素を体に取り入れることができます。
運転中は同じ姿勢が多いため、その状態で筋肉が固まりがちです。
運転で固まった筋肉に適度な刺激を入れることで、柔軟性を取り戻せます。
運転で特に負荷がかかるのが、
「背中」
「腰」
「太ももの裏」
の筋肉です。
それらの筋肉を刺激するためのストレッチを以下で紹介していきます。
両方の前腕と小指をつけて、両手を天井の方向に向けて、四つんばいになります。
お尻を後方に移動させ、その状態で10秒間キープします。
それを3回繰り返してください。
上向きで寝て、両ひざの後ろで両手を組みます。
両手でかかえた足を、お尻を軽く浮かせるように胸の方向に近づけ、10秒間、キープします。
両手でかかえた足を左に倒して、10秒間、キープします。
両手でかかえた足を右に倒して、10秒間、キープします。
この3つの流れの動作を、3回、繰り返してください。
イスやベッドなどに座り、片足を斜め前に置いた台にのせ、ひざを軽く曲げ、腰に手を当てた状態にします。
ゆっくりと体を前方に上げて、太ももの裏が伸びたのを感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対側の足も同じようにおこなってください。
それを、3回、繰り返してください。
車での移動は、経済的で小回りも効くため、大変便利です。
しかし、特に腰に負荷がかかるため、代償も大きくなる場合があります。
長時間の運転後に日常生活に支障が出ないように、少しでも腰痛を早く回復するために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも長時間の車の運転で腰の痛みがが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院
年末年始は、例年に比べて、暖かかったのですが、三が日をすぎると急に寒くなったタイミングで、「ぎっくり腰」を訴えて来院される方が増えました。
本来、ぎっくり腰は、春先が多いのですが、治療の勉強会のときに、治療家の先生方からも、今年は、正月が明けたとたんのぎっくり腰の方が多いというお話を聞きました。
今年は新年早々から、ぎっくり腰がおこりやすい環境のようです。
ぎっくり腰になると、痛みのために本当に動けず、ただただ、治るまで不安な日々をすごします。
そこで今回は、ぎっくり腰となる理由や治癒経過、発症したときの対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ぎっくり腰になった際の不安を和らげ、少しでも早い復帰に向けて行動できます。
ぎっくり腰とは、正式には「急性腰痛症」といわれています。
以下その病態を紹介させていただきます。
動けなくなるほどの腰やお尻あたりに痛みが発症します。
ぎっくり腰が発症する過程は、
・突然の激しい腰痛が発症して身動きが取れなくなるパターン
・突然の軽い腰痛を自覚後に数時間から数日後に腰が激しく痛みだし身動きが取れなくなるパターン
・特に思い当たるきっかけもなく徐々に腰が痛み出して身動きが取れなくなるパターン
の3パターンがあります。
腰痛の診断統計では、
・腰の関節症 22パーセント
・腰の筋肉損傷 18パーセント
・腰の椎間板損傷 13パーセント
・腰椎脊柱管きょうさく症 11パーセント
・椎間板ヘルニア 7パーセント
・骨盤の関節症 6パーセント
・原因が不明 22パーセント
という報告がされています。
ぎっくり腰が発症するメカニズムは、はっきり解明されていないのが現状です。
一般的に、1〜2週間で自然に回復します。
1〜2週間たっても、発症直後の痛みが続くようでしたら、腰の骨の骨折や重篤な内臓疾患の可能性がありますので、精密な検査を受ける必要があります。
ぎっくり腰を引き起こす要因としては、
・肥満
・喫煙
・飲酒
・運動の不足
・ストレス
・疲労
などがあげられます。
ぎっくり腰は、一般的には1〜2週間で自然に治癒するとはいわれていますが、対処次第では回復が早まる可能性があります。
以下で、その対処について紹介させていただきます。
ぎっくり腰になったときは、安静にするより、動ける範囲で活動した方が、治癒期間が早いというデータがでています。
ただ、活動するといっても、筋トレやストレッチなど体を鍛えたりする意味ではありません。
ゆっくりでもいいので、立ち上がったり歩いたりと、こまめに姿勢をかえながらすごしてください。
基本的には、温めるもしくは保温が有効とされています。
ただ、ぎっくり腰の発症直後に、腰にあまりにも熱感がある場合は、アイシングも有用です。
どちらを選択するか迷う場合は、病院や治療院で専門家の意見をお聞きください。
ぎっくり腰になった際、腰への強いマッサージによる刺激はかえって悪化させる場合があります。
ぎっくり腰の治療を受ける際は、腰への負荷をかけすぎない、低刺激の治療を選んでください。
湿布の薬剤は基本的に皮膚に数ミリしか染み込まないため、ぎっくり腰の原因となる部位までは届きません。
また、冷湿布はクールミントを口に含むんだときのようにヒヤッと感じるだけで、実際には患部は冷えません。
温湿布も唐辛子の成分が含まれているためにヒリヒリするだけで、こちらも患部を温めるわけではないです。
ですので、湿布自体には、ぎっくり腰の痛みを抑える効果や治癒を早める効果はありません。
痛み止めは、ぎっくり腰の痛みを一時的には緩和しますが、治癒を促進するものではないです。
ぎっくり腰は、一般的に、1〜2週間で自然に回復しますので、それまで痛み止めをうまく使いながら日常生活を送る選択肢もあります。
容量は、病院や薬剤師を相談の上、処方してもらってください。
統計で、ぎっくり腰を発症した際に、コルセットをすることで治癒が早まったというデータはありません。
ただ、仕事や家事で同じ姿勢をしなければいけないときに、それ以上にひどくならないため、サポートするために装着を試されるのはよいです。
睡眠中は、腰が動きやすいように外しておく方が良いでしょう。
地下で地盤がひずんで、ひずみきれなくなって、元に状態に戻る際に、地震がおこります。
ぎっくり腰も、体がひずんで、ひずみきれなくなって、元に状態に戻る際に、発症します。
ですので、ぎくり腰がおこったときに、体をみると、ゆがみがそれほどない正常な状態の場合が多いです。
ただ、戻る際の反動で、関節や筋肉が損傷を起こして痛みが発症します。
ぎっくり腰は、人によっては、何度も繰り返し発症します。
これを防ぐには、体が限界まで、ひずまないようにメンテナンスや体の回復機能を上げる必要があります。
車でも走り続けると、オイルやタイヤが消耗して、車が壊れていなくても定期的にメンテナンスをします。
セルフケアでそれをおこなうには、
・睡眠の質を上げる
・入浴や温かいものを飲食して体温を上げる
・運動をする
・ストレスを解消しておく
などを普段から意識しておこなう必要があります。
もし、仕事や家事などで、お忙しくてなかなかできないようでしたら、腰が痛くなくても、治療院で体のメンテナンスを受けられることをおすすめします。
前述しましたが、一般的にぎっくり腰は1〜2週間で自然に治癒します。
ぎっくり腰が発症しても焦らず、治るものだと考えて過ごしてください。
少しでも早く回復したいと思われましたら、当院でもぎっくり腰への施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
ぎっくり腰が緩和されて来たときにおこなえる、腰痛に対する対処法のブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
ぎっくり腰は、当院では例年ですと5月初旬あたりに訴えられる方が多いのですが、今年は6月に入ってから増加しています。
ぎっくり腰は別名「魔女の一撃」と言われるほど、腰に激痛をもたらして普通に動けなくなります。
ぎっくり腰が発症したら、できるだけ速やかに、病院なり治療院なりにかかったほうがよいのですが、お仕事やご家庭の事情などで、そうはできない場合があります。
そこで今回は、ぎっくり腰になった時の応急の対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ぎっくり腰の悪化を防ぐことができます。
通常、ぎっくり腰は、発症後5日ぐらいが痛みのピークで、それから徐々に痛みが緩和し、だいたい14日ぐらいで自然と治ることが多いです。
ぎっくり腰のような急性の症状は、発症直後の処置が大切です。
なぜなら、発症して48時間以内はゴールデンタイムとよばれるほど、腰の損傷の度合いが進むことを防げる時間帯です。
そしてその時間帯以内に、適切な処置ができれば回復が早まります。
ぎっくり腰は、14日ほどで自然治癒できるというものの、本当に痛みがきつい症状なので、生活の質が極端に下がってしまいます。
なるだけ早く回復させるためにも、発症したらすぐに専門の医療機関にかかっていただきたい。
ですがそうもいかない場合は、専門の医療機関にかかるまでの間は応急処置をご自身で施し、ぎっくり腰による損傷を遅らせる必要があります。
先日、深夜に40代女性の患者様からLINEで
「 昨日の夕方にぎっくり腰になってしまいました。
その時は動けたんだけど、夜から動けなくなりました。
何か応急手当的なことで自分でできる事はありますか?」
というSOS送信がきました。
当院までご家族に送ってもらえるのが翌々日ということで、それまでにできるぎっくり腰への処置方法をお伝えしました。
来院された時には、発症当日よりは少しマシになっていましたが、依然座るのも痛い状態。
初見では、発症してから処置するまでのゴールデンタイムは過ぎていましたので、治療効果が出るのに少しお時間いただくかと思いました。
しかし、いざ治療してみると、思った以上に効果がでて、初期の対応が良かったことで体が回復する下地ができている感じを受けました。
ぎっくり腰が発症してからの初期対応の大切さを感じた実例でした。
ぎっくり腰になった時に、まずはやっていただきたい対処法を3つ紹介させていただきます。
これを心がけることで、ぎっくり腰からの回復が早まり、治療を受けられた時の効果も上がりやすくなります。
以前は、ぎっくり腰になったら腰を冷やすということが主流でした。
しかし、現在は、腰への温熱療法をおこなうことで、痛みが軽減したという研究が報告されています。
推奨する腰を温める方法として、腰に腹巻きやタオルを巻いてください。
そうすることで、自分自身の体温で腰を保温できます。
ぎっくり腰が起こしてしまうということは、そもそも体を動かすエネルギーがうまく生産されていません。
体のエネルギーを作り出すのには、「水分」と「酸素」が必要不可欠です。
水分をこまめに摂取し、意識的に呼吸を深くすることを心がけてください。
ぎっくり腰の状態の時は、お酒の摂取は控えてください。
アルコールを摂取することで、腰に起こっている炎症が増加し、治りを妨げてしまいます。
ぎっくり腰は無理のない範囲で動いた方が治りが早く、逆に安静にしていると治りが遅くなったという研究報告がされています。
体を動かすといっても、筋トレやストレッチ、腰痛体操などを、ぎっくり腰が発症した直後におこなっても効果はないという研究データもでています。
要は、寝っぱなし、座りっぱなしといった同じ姿勢でいないことを心がけて、ゆっくりでもいいので動いてみてください。
ぎっくり腰は50人に1人は経験しているという説があるほど、誰にでも起こりうる症状です。
ぎっくり腰になると、そのあまりの痛さに途方に暮れてしまいます。
それから早く解放されるためには、受傷直後の正しい適切な処置をすることが重要です。
今回紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広