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40歳代の男性が、運動中にふくらはぎの肉離れをおこして来院されました。
処置をした後に、注意事項として、“飲酒はひかえてください”とお伝えしたところ、ひどくがっかりされました。
理由をお聞きしたところ、運動後に飲もうと思っていた楽しみにしていたお酒があったようで、「なんでダメんでしょうか?」というご質問をいただきました。
3日ほどで、普通に動けるようになるとも思っておられたので、通常は、軽度の筋肉の損傷で、2週間程度、重症の場合は1~2か月程度、回復には結構な時間がかかるケガであること。
また、仕事もあるし、試合も近いということなので、肉離れを早く治したいというご希望もあるということなので、早く回復するためには、なおさら、アルコールをひかえるべき、その理由をお伝えして、納得していただけました。
筋肉の損傷するケガをした際に、アルコールをひかえることをお伝えすると、こういった質問よくされています。
実際、肉離れをした方が、アルコールを摂取したことで、治りが悪かった方がいらっしゃった経験もあります。
そこで今回は、捻挫や肉離れなど筋肉が損傷を受けた際に、アルコーつの摂取を控えるべき理由を総会させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、筋肉が損傷した際のアルコールとの付き合い方を理解できます。
まず、アルコールを摂取することの良い面は、
・食欲が増進すす
・血流が良くなる
・ストレスが和らぐ
・会話がはずむ
・善玉コレステロールの増加
などがあります。
逆に、アルコールを摂取することのマイナス面は、
・神経に障害を与える
・骨量の低下
・筋肉量の低下
・血中に毒性の強い物質の増加
など、体にとってよくない影響もでます。
さて、このように体にとっていろいろな影響がでるアルコール摂取ですが、肉離れや捻挫など、筋肉が損傷した場合には、結論から言えば、
「アルコールの摂取はひかえるべき」
です。
その理由としては、以下のようなことが筋肉に影響を与えるからです。
アルコールを飲むと、
・アルコールによる脳の興奮
・アルコールからできる毒性の強い物質の増加
・アルコールによる血糖値の不安定になる
などがおこることで、体が“ストレス”を感じてしまいます。
体がストレスを感じると、ストレスに対応するホルモンの分泌が増加します。
このアルコールを摂取するストレスから分泌されるホルモンは、体にエネルギーを作り出す作用があります。
エネルギーを作り出すには、タンパク質が必要です。
筋肉は水とタンパク質で構成されているため、このホルモンが筋肉を分解してエネルギーを作り出す方向に持っていきます。
その結果、筋肉が損傷しているにもかかわらず、アルコールを摂取することで、筋肉を回復させるどころか、分解されて減らす方向に向かってしまうのです。
筋肉全体の約70パーセントは「水分」、約20パーセントはタンパク質でできています。
筋肉に含まれる水分量の2パーセントでもへると、筋肉がケイレンなど異常が発症します。
アルコールは強い毒性があるので、分解する必要があります。
その分解には、水分と酸素が必要です。
アルコールを飲むことで、分解するために体の水分が消費されます。
また、アルコールには利尿作用もあるため、水分の喪失に拍車をかけます。
このことで、アルコールの摂取は、体が脱水症状におちいりやすいのです。
つまり、アルコール摂取によって体が脱水状態になっていると、筋肉に必要な水分が失われて、筋肉が損傷がますますひどくなる可能性が高まります。
睡眠中は、自律神経の働きで、体は回復モードとなる。
損傷した筋肉を回復させるには、水とタンパク質と酸素が必要です。
しかし、アルコールを摂取してから眠ると、舌が緩んでノドをふさぎ、無呼吸やいびきが誘発され、体に取り入れる酸素の量が低下します、
つまり、アルコール摂取した後に睡眠をとることは、睡眠中に筋肉をを回復させるための酸素が足らない状態となる。
体には筋肉の増量をうながすホルモンも分泌されます。
アルコールが体に与える影響の研究では、アルコールを摂取すると、筋肉の増量をうながすホルモンの分泌を減少させ、筋肉が作られる量が30パーセント低下することが報告されています。
筋肉が損傷すると、内出血してはれる場合があります。
そこから筋肉を修復するために、痛みを発するの物質がでて、炎症をおこします。
アルコールには、血流を良くする作用があります。
筋肉が損傷した際にアルコールを飲むと、血流がよくなてしまうことで、そんそうした部位に血液の流れ込みが増し、炎症が増加します。
結果、はれがひどくなったり、痛みが増すこととなる。
筋損傷の回復を促進するには、アルコールの摂取を避けることと他に、損傷のピークがすぎた3~4日後からおこなう次のような方法があります。
・無理のない程度に動かして筋肉に刺激を入れて血流を高める
・入浴で体を温め、血液の循環をよくする
・タンパク質と水分をこまめに摂取する
・睡眠をしっかりとる
といったことを意識しておこなってください。
スポーツをやっておられる方はもちろんのことながら、普通に仕事や家事をされる方でも、肉離れや捻挫などの筋肉に損傷があると、日常生活に支障がでます。
私自身も何度も経験がありますが、肉離れは本当に痛くて、不自由で、心身ともにストレスがかかります。
そんな筋肉の損傷を少しでも早く治すために、お酒がお好きな方には申し訳ないのですが、この時だけは我慢していただくための理由を理解していただくために、今回のブログがお役に立てれば幸いです。
それでも筋肉の損傷がなかなか回復しないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも、筋肉の損傷に対する施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に筋肉に関するブログも書いておりますので参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
正月が明けると、家族や友人を迎え入れた側の方が、疲れ切って当院へ来院されます。
特に、来客をもてなすために、長時間、台所で料理や洗い物などすることで、気分が悪くなるほどの肩こりを訴える女性の方が多くいらっしゃいます。
正月の機会しか一斉に集まれないので、うれしいけれども、普段の生活リズムが崩れて、皆が変えた後にダウンしてしまうようです。
そこで今回は、正月のおもてなしをするために、長時間、台所で料理や洗い物をすることで肩こりがおこってしまう理由と、その対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、正月の疲れから起きた肩こりを解消して、普段の生活のリズムを取り戻せます。
頭を支えたり、腕の重みがかかる肩は、常に負担がかかっています。
肩こりは、首や肩、背中の筋肉が硬くなることが原因といわれています。
具体的には、
・同じ姿勢での長時間の作業
・運動が不足している
・精神的なストレス
・前屈みの姿勢
などによって筋肉が緊張して、肩こりが生じます。
このような肩こりの原因と深く関わるのが、
「肩甲骨」
です。
骨と骨がつながる関節の面は、通常、凹凸があり、はまるようにできています。
しかし、肩甲骨は、肋骨の上にのっているだけです。
肋骨は、ビール樽のようなカゴ状を形成しており、その樽上の上に、2枚の羽が付いているように、肩甲骨がのっているイメージです。
ビール樽のような肋骨の上を、肩甲骨が滑るように動くことで、腕が動かせる範囲が広がります。
しかし、通常の関節のように凹凸ではまっていないため、肋骨と肩甲骨の関節は非常にルーズで不安定です。
肩甲骨は腕を使う際には、土台となる骨です。
腕を使う作業の時に、肋骨の上にのっている肩甲骨を安定させるためには、首・肩・胸・背中といった多くの筋肉の働きが必要になります。
今回、肩こりの発症するきっかけとなった調理や洗い物をするときの腕の動きは、腕が内側にねじっておこなう作業です。
腕が内側にねじれると、肩甲骨が外側に引っ張られる力が加えられます。
腕のねじりによる引っ張りに抵抗して、肩甲骨周辺の筋肉が緊張する状態が長く続くことで、肩こりが発生します。
ですので、料理や洗い物によっておきる肩こりを解消ずるためには、肩甲骨を支える首・肩・胸・背中といった筋肉へのメンテナスが必要です。
左の肩こりで、50歳代の女性の方が来院されました。
きっかけをお聞きすると、正月に16人もの家族が集結したので、人数分の晩御飯の用意、調理、片付けをこなしたことで肩こりがひどくなったとのこと。
息子のお嫁さんたちには楽しんでもらいたかったので、台所の手伝いを断ってご自身1人でおこなったそうです。
4時間、立ちっぱなしでやり続けた結果、だんだん肩こりがキツくなってきて、気分が悪くなったと。
検査をすると、「こんなに私って肩甲骨の動きが悪くなってたんですね」と自覚がなかったようです。
治療後は、肩が軽くなって腕が楽に上がると喜ばれていただきました。
長時間の調理や洗い物で同じ姿勢で腕を使って、肩甲骨に負荷をかけることできつい肩こりが発症してしまうことがわかった症例でした。
台所で料理や洗い物を、長時間、おこなって発症した肩こりを解消するためには、肩甲骨がスムーズに動かせる状態にする必要があります。
そのために肩甲骨に関わる筋肉の柔軟性をあげるストレッチを以下で紹介させていただきます。
左手を右の脇の下を通して右肩をつかむ
顔を右方向に回転させて、同時に右肩をつかんだ左手を左方向に、20秒間、引いてください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。
左手で右肩の上方をつかむ
顔を右方向に回転させて、同時に右肩をつかんだ左手を前下方の方向に、20秒間、引いてください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。
立って、肩の関節90度、肘の関節90度の状態で、壁に手をつけます
その状態のまま体を左方向に回転して、止まるところで、20秒間、維持してください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。
右の前腕を頭の後ろに回して、左手で右腕の手首をつかむ
頭を後ろに倒して、頭にあたっている右の前腕を後ろに押し、その状態を、20秒間、維持してください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。
正月におもてなしをするために、長時間、台所で料理や洗い物をした結果、気分が悪くなるほどの肩こりがおこってしまうと、来年、体力的に受け入れができるのか不安を口にされる方が少なくありません。
毎年、正月に集まれる場所があるというのは、家族にとってかけがえのないことです。
ですので、おこってしまった肩こりを早急にメンテナンスすることで、自信を取り戻していただきたいので、今回のブログがそのお役に立てれば幸いです。
それでも肩こりがなかなか解消しないようでしたら、お近くの病院や治療院で検査や治療を受けていただいて、お体のメンテナンスをしていただくことをおすすめします。
当院でも、正月の疲労によっておこった肩こりへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
肩こりへの対策について、他にブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
年末年始の長期の休暇が終わり、いよいよ新たな気持ちで、仕事や学校が始まっていきます。
しかし、休みが長かったせいもあり、なかなか心身ともに、やるべきことに取りかかるエンジンがかかりにくいと思われる方も多いのではないでしょうか?
年末年始の休みが明けたときの仕事や学業が始まる際に、約70パーセントの方が、体に不調を感じているという調査結果がでています。
また、体が感じる症状を調査したところ、
・けん怠感
・疲労
・やる気の低下
・眠気
などがあげられています。
そこで今回は、年末年始の休みが明けたときに、このような症状がでる理由と、これから一年、いいスタートダッシュをするために、心身の状態を上げるための方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年初めにスムーズに仕事に入れます。
年末年始で長く仕事や学校がお休みになると、次の日のことを気にしなくてもいいこともあり、夜更かしや食事の時間など生活習慣が乱れやすくなります。
それまで1年間過ごしてきた1日の過ごし方が急に変わることで、
「自律神経」
が乱れます。
「自律神経」が乱れることで、体を活動するモードにするのか、リラックスするモードにするのか、体が混乱して、休みが明けたときの不調へとつながります。
そもそも「自律神経」とは、私たちの意志と関係なく、24時間休みなく体を機能を維持するために働いてくれる神経です。
例えば、
・心臓を動かして血液を全身に巡らす
・呼吸をする
・食べ物を消化して吸収する
・暑いときには体温を下げるために汗をかく
・寒いときには体温を上げるために体をふるわす
といった感じで、自動で自分ではコントロールができない働きを行います。
自律神経には、交感神経と副交感神経と別れます。
交感神経は体を活動させるためのアクセルの働きをして、副交感神経は体をリラックスさせるためのブレーキの働きをします。
交感神経と副交感神経が互いにバランスよく働くことで、体の健康は保たれます。
この交感神経と副交感神経のバランスが年末年始の休みで、生活習慣が普段の状態に比べて、乱れることでバランスを崩して、年始の仕事や学校の始まりで体に不調が出るのです。
年末年始の生活習慣が乱れる代表的なものが、睡眠時間と食事です。
以下で、睡眠時間と食事が年末年始で乱れることで、なぜ自律神経が乱れるのかを紹介していきます。
朝になると目が覚めて、夜になると眠くなるというサイクルは、体に備わった「体内時計」によって管理されています。
「体内時計」は、自律神経との関わりが深く、日中は活動するために交感神経が優位になり、夜はリラックスするために副交感神経が優位になります。
しかし、年末年始で、夜更かしをしたり、朝寝坊したりしたりすると、自律神経の切り替えが乱れます。
そうすると、朝になってもスッキリ起きられない、夜になっても寝つきが悪くなり、体に不調があらわれます。
また、人間の体内時計は、25時間です。
地球の自転は24時間であるため、規則正しい生活をすることで、1時間のズレを修正できます。
しかし、不規則な生活を続けると、ズレがどんどん大きくなり、自律神経がますます乱れる悪循環にハマってしまうのです。
食事をすると、自律神経が働き、胃腸で消化や吸収が自動的におこなわれます。
自律神経を正常に働かして、胃や腸といった消化器を正常に動かすためには、食事のタイミングや回数が重要になります。
ベストは、朝昼晩の1日3回の食事を決まった時間にとって、胃腸に刺激を加えることで、自律神経が働きます。
年末年始の休み中、朝の起床や眠る時間が不規則になるということは、食事をとる時間や回数も、必然的に不規則になります。
そうすると、自律神経の動きが乱れて、胃腸での消化や吸収が不良になり、体を活動するためのエネルギーがうまく作れなくなります。
その結果、年始にいざ仕事や学業を始めようと思ったときに、けん怠感や疲労などが引き起こされるのです。
年末年始は楽しみや気が緩むことが多いので、なかなか普段通りの規則正しい生活は送るのが難しいかもしれません。
ですので、仕事や学校が始まってから、なるべく早く自律神経が正常に動くようにするための方法を以下で紹介させていただきます。
朝、起きてからバタバタ過ごすことで、自律神経の切り替えがスムーズにできすに、その日を台無しにしてしまいます。
1日の流れをつけるためにも気をつけるべきことは、
・早く起きて仕事や学校に行くまでの時間に余裕も持つる
・起きたら背伸びをしたり足踏みをして体に刺激を入れる
・太陽の光を浴びて体内時計をリセットする
・コップに1杯でいいので常温の水か白湯を飲んで、胃腸に刺激を入れる
など、朝の起床したときの行動で、不規則な睡眠時間によって乱れた自律神経を整えることができます。
食事の回数や時間が乱れることで、胃腸に適度な刺激が入らず、自律神経が乱れます。
胃腸への自律神経が整う良い刺激のいれ方ですが、
・食事の間隔は5から6時間は空ける
・水分はしかっりこまめにとる
・食事の食べる量の比率は、朝は4・昼は3・晩は3の割合で摂取する
・夕食は21時までの終わらす
・よくかんで腹6から8分目の食事量にする
など、食事を規則正しくとることで、自然と自律神経が整い、体を活動するためのエネルギーを効率的に作り出します。
年末年始のお休みは、ついつい羽目を外してしまいがちです。
この時ぐらいは羽目を外してもいいと思いますが、休みが明けたときに、仕事や学業をスムーズにおこなうため、リカバーするための行動が必要です。
今回、ブログで紹介させていただいたことが皆様の年明けにスタートダッシュをするための助けになれば幸いです。
それでもなかなか、年明けに体が思うように動けないようでしたら、自律神経を整えるための治療をお近くの病院や治療院で受けることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みの方に対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に自律神経の不調に対してのブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
厚生労働省の研究では、約60パーセントの方が「疲労」を感じており、さらに約40パーセントの方が、半年以上「疲労」が継続しているという報告がされています。
これほど身近な症状であるにもかかわらず 「疲労」というのは、判定や診断がむずかしい。
そのことが、そのつらさやしんどさが、本人しか分からず、他人に理解してもらいづらいものです。
ですので、「疲労」を我慢して日常生活をおくることで、ついいは重度の心身の不調を引き起こしてしまいます。
「疲労」が起こるきっかけは、
・人間関係や仕事上の精神的
・過重労働など体的ストレス
・紫外線や騒音などの物理的ストレス
・化学物質や残留農薬などの化学的ストレス
・ウィルスや細菌感染などの生物学的ストレス
といったストレスが原因とされています。
こういったストレスは、外部からの情報を受けることで起こります。
外部からの情報を受け取る人間が持つセンサーは、「目」「耳」「口」「鼻」といった感覚器です。
反対にいれば、これらの感覚器にアプローチすることで、ストレスを緩和して、「疲労」を防ぐことができます。
そこで今回は、「目」「耳」「口」「鼻」にかかるストレスによる疲労の内容とその解消法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、「疲労」を緩和して、健やかな日常生活をおくれます。
よく、「目の奥が疲れる」と言うセリフをお聞きします。
では、「目の奥が疲れた」の“目の奥”とはなんでしょうか?目というのは左、右、上、下、斜めを動きます。
その目の動きは、目の奥の方につく筋肉によって動かされています。
つまり、「目の奥が疲れた」というのは、目を動かす“筋肉”が疲れたということです。
例えば、パソコンやスマホの画面を見つときは、一点をじっと見つめます。
この時、一点を見つめるために、目の奥の筋肉は、目を一定の位置に維持するために、踏ん張ります。そのことで、目の奥の筋肉が疲れてしまいます。
これは、座りっぱなしや立ちっぱなしでいると、その姿勢を維持するため、腰や背中の筋肉が疲れてしまうことと同じことです。
目の筋肉が疲れると、目の動きが悪くなります。
視界は、外部の情報の84パーセントを集めます。
しかし、視界が狭くなると、外部からの情報の収集能力が低下します。
視界をカバーするためには、首や腰などをねじるようになります。
そのために、体全体が「疲労」をおこすことにつながります。
むずしい話や聞きたくない話、もしくは黒板をひっかくような不快な音が耳に入った場合、耳の周辺や首や肩に力が入ったことはないですか?
そういった場合、首や肩のみならず、奥歯をかみしめたり、手を握りしめたり、耳へのストレスは体全体が緊張させ「疲労」につながります。
ストレスを受けて我慢するとき、奥歯をかみしめて、アゴを固めてしまいます。
また、奥歯をかみしめているときには、舌を下アゴに押してけて、舌も固まてしまいます。
重いものを持つときは、力をだすために奥歯をかみしめますよね。
それと同じように、ストレスを受けることで奥歯をかみしめることが多くなると、体全体が力むこととなり疲労が発生します。
鼻の神経は、人間の神経の中で唯一、脳へダイレクトにつながっている神経です。
不快な匂いや鼻からの呼吸が苦しいと、鼻から脳に情報がダイレクトに伝わり、脳から体を守ろうとする命令がすばやくでます。
そうすると、体全体が緊張することとなり、疲労へとつながります。
目の疲労を解消するためには、「まぶたの上から指で眼球で触れる」方法です。
目を閉じて、 両眼を閉じて、まぶたの上から眼球に手を置きます。
人差し指、中指、薬指の指を軽くそろえて、眼球の丸みにフィットするようにあてます。
指のはらで柔らかくタッチして3分間、手をおいたままにしておきます。
まぶたを強くおさえると、血圧が急激に低下します可能性がありますので、肩や手首の力をぬいて、できるだけソフトに眼球にタッチすることを心がけてください。
目に手を当てているうちに、じわっと目の周辺のはりが緩ますことで、目を動かす筋肉が緩んでいきます。
耳の疲労を解消するためには、「耳を引っ張る」方法が有効です。
親指と中指もしくは人差し指をつかい、耳の内側と外側から耳の付け根を軽くつまります。
そして、頭の骨から耳の付け根を2〜3ミリ程度浮かせるように引っ張ります。
耳をつまんで軽く持ち上げたら、いろいろな方向に耳を引っ張ります。
こうすることで、耳周辺の血行が良くなり、耳の機能が上がり、耳から入るストレスへの耐久性や処理能力が上がることで、疲れにくくなります。
口の疲労を解消するためには、「舌をまわす」方法が有効です。
舌を唇と歯の間に入れます。そのまま舌で上歯をなぞり、上の歯をなぞり終わったら、下の歯を舌でなぞります。
つまり、歯を舌でなぞりながら、舌を回してください。
舌を回すうちにスムーズに動かせるようになるまでおこなってください。
鼻の疲労を解消するためには、「鼻の付け根をつまむ」方法が有効です。
片手の親指と人差しで鼻の根本あたりを軽くはさみます。
もう一方の手のひらを軽く額に触れます。その状態で、鼻で、深呼吸してください。
つまんだ鼻とひたいに当てた手の間が、呼吸のたびに伸びていくイメージでおこなってください。
「疲労」は、自分が感じている以上に知らぬまに積み重なっていきます。
それが限界に達した場合は、体がガス欠をおこして、通常の日常生活に復帰まで、かなりの時間をようしてしまいます。
それを防ぐために、今回のブログが、「疲労」の原因となるストレスを最前線で受ける「目」「耳」「口」「鼻」の感覚器へのケアすることの助けになれば幸いです。
それでも、「疲労」が取れないようでしたら、お近くの病院や治療院で検査と治療を受けられることをおすすめします。
当院でも「疲労」に対する施術を行っておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に疲労への解消法についてブログを書いておりますので参考にしていただけたら幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
2024年は、
「スローで優しい習慣」
が流行するのではないかと言われています。
「スローで優しい習慣」とは、少しでもいいので健康に関する習慣を始めて、それを積み重ねていくことで、健康を促進するという考え方です。
確かに、体にとって良いことをおこないたいけれども、何をしていいかわからない、また、忙しい日常生活の中ので、持続してできるのかがわからないと思われる方も多いかと思われます。
そこで今回は、誰にでも簡単に毎日でもできる健康を促進する方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、2024年も健康で楽しく日常生活を送れます。
体を健康に保つには、
「睡眠」
「血流」
「刺激」
が必要です。以下でそれぞれの質を上げる方法について紹介させていただきます。
睡眠 睡眠が不足すると、
・体の疲れが取れない
・太りやすくなる
・注意力が散漫になる
・自律神経の機能が低下す
など、体に影響します。
睡眠で一番、重要なのは、
「睡眠の質」
を上げることです。
「睡眠の質」を上げるには、自律神経の働きの中でも、体をリラックスして回復モードとなる副交感神経の働きを高めることが必要です。
この副交感神経の働きを高めるためにできる簡単な習慣は、
「39度から41度に設定した湯船につかる入浴をする」
ことです。
体全体を一度、入浴で温め、そこから体温が下がっていく過程で、副交感神経の働きがこう進して、体はスムーズに睡眠モードに入ります。
この過程を踏めば、睡眠の質を上げることができます。
「血流」
血流が全身にスムーズに巡ることで、体を回復させ活動させるための、タンパク質やミネラルなどの栄養・酸素・水分などを運んでくれます。
血流が滞ると、疲労が回復せず、体の筋肉や関節が硬くなることで各所で痛みが発生します。
血流を良くするための習慣は、
「深い深呼吸」
をすることです。深呼吸をすることで、血管が広がるための物質が体の中で分泌されて、血液の循環が促進します。
深呼吸の方法ですが、息をはく方にしっかりと意識することが大切です。
深呼吸の方法は、
「口から6秒かけて息をはいて、鼻から3秒かけて息を吸う」
ようにしてください。
座位や立位といった姿勢でずっといると、同じ筋肉しか使わないために、体に「刺激」が不足して、筋肉が固まって、痛みや疲労が体におこります。
体に「刺激」を入れる方法としては、
「背伸び」
をしてください。
体は、地球の重力のために、下へ引っ張られる力がかかります。
ですので、「背伸び」をすることで、重力に反する「刺激」を体に加えることで、体を固まることを防ぐことができます。
厚生労働省が主導する健康日本21第三次では、
「全ての国民が健やかで心が豊かに生活できる持続が可能な社会の実現」
というビジョン実現のため、基本的な方向を
・健康寿命の延伸
・健康格差の縮小
・個人の行動と健康状態の改善
・社会環境の質の向上
・ライフコースアプローチを踏まえた健康づくり
の4つをあげています。
この中の「個人の行動と健康状態の改善」をおこなううえでも、今回、紹介させていただいたことが今年、皆様の健康を促進するための助けになれば幸いです。
それでも、ご自身の体調管理に不安をお持ちでしたら、お近くの治療院でご相談されることをおすすめします。
また、当院でも、健康に関してのご質問や体のメンテナンスのご要望を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
「睡眠」「血流」「刺激」についてのブログを書いておりますので参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広