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仕事始めの疲れ、入浴でスッキリ回復!その効果と正しい入浴法

2024.01.17 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,入浴,,疲労

 

 

「年末年始は、ゆっくり休んだけど」

「年が明けて仕事が始まったら忙しくて」

「疲れが全然取れなくて」

 

と、年末年始の長期の休暇でせっかく回復した体が、あっという間に疲労こんぱいになっていませんか?

ましてや、冬は気温が低下するために、それに対応するために、体力を消耗します。

このような新年早々の冬場の疲労回復に有効で簡単に取り掛かれる方法は、

 

「入浴」

 

です。

そこで今回は、入浴の効果と効果をあげるための入浴の方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、年明けの仕事始めの忙しさによってたまった疲労を解消できます。

 

 

 

入浴のメリット

 

入浴をすることで、体にさまざまな良い影響をでます。

入浴によるメリットを以下で紹介していきます。

 

重大な病気を予防する

毎日、入浴することで、重大な病気を予防できるということがわかっています。

統計では、毎日、入浴しているしている人は、週2回以下の入浴の人に比べて、

 

・心筋梗塞を起こすリスクが35パーセント低い

・脳出血を起こすリスクが46パーセント低い

 

などといった報告がされています。

また、毎日、入浴している人の方が、血糖値のコントロールが良く、糖尿病予防にも役立つんではないかと言われ始めています。

 

ストレスの緩和

入浴 入浴することで、ストレスを受けたときに発生するストレスホルモンが、血液の中で減ります。

逆に、ストレスを緩和する幸福ホルモンが、血液の中で増えることがわかっています。

このように入浴するだけで、ストレスが緩和されます。

 

自律神経の調整

人間が生命を維持するために、自動で体の機能を調整してくれるのが、自律神経です。

自律神経は、基本的には、自動で動く神経なので、自分の意思ではコントロールできません。

自律神経には、交感神経と副交感神経のふたつの神経に分かれます。

交感神経は、体が活動するために、体を調整します。

副交感神経は、体を回復またはリラックスするために働きます。

自律神経は、環境に応じて自動的に体を対応させるので、入浴時のお湯の温度で体を対応させることで、自律神経を調整できます。

39から41度の温度のお湯に入浴することで、副交感神経が働き始め、体をリラックスして回復モードにします。

また、42度以上のお湯に入浴すると、交感神経が働き始め、体がシャキッとして活動モードとなる。

このように、自分の意思ではコントロールできない自律神経ですが、入浴の環境を変えることで、自律神経を調整する方向に持っていけます。

 

睡眠の質があがる

成人の5人に1人は不眠に悩んでいると言われています。

睡眠の質は、眠り始めの90分に、いかに深く眠れるかにかかっています。

それには、いったん体温を上げて、下がっていくタイミングで寝始めると、最初の90分に深い眠りができるということが、さまざまな研究でわかっています。

つまり、いったん入浴で体の体温を上げる、お風呂から出てから体温が下がっていく適切な時間で、入眠を始めることで、質の良い睡眠を手に入れることができます。

しかも、先ほど自律神経の項で説明させていただきましたが、39度から41度内のお湯で入浴することで、副交感神経が働き、体がリラックスと回復モードになる。

そのことで、さらに睡眠の質を上げることができます。

 

血流の向上 

血液は、人間の細胞に、酸素や栄養を体に運び、老廃物を回収します。

血液の流れがとどこおると、体の回復が遅れて、疲労がたまります。

入浴することで、血管が開き、体に水圧がかかることで、血流がよくなります。

その結果、疲労からの回復が促進します。

 

適正な免疫の状態

体温が1度上がると、免疫力が5〜6倍になる。

しかし、体温が1度下がると、免疫が30パーセントも下がります。

冬は、特に、寒い季節なので、体温が下がりやすくなります。

入浴によって、体温を上げることで、免疫力を回復できます。

 

 

 

入浴の方法

 

医学的に正しい入浴のスタイルは、

 

「40℃・10分・全身浴」

 

が基本です。

入浴する際の温度、時間、湯船のつかり方について、それぞれを以下で紹介さえていただきます。

 

入浴の温度

入浴で最もほしい効果は、温熱効果です。

体の温度を上げることで、体の中でさまざまな効果が発揮されます。

ですので、お湯の温度が38℃では、体温と同じぐらいですので、環境が入浴前と変わらず、体は変化しません。

また、お湯の温度が42℃以上に入浴すると、体が興奮しすぎて、血圧が上がり、血液に粘りが増したりと、副反応がでてしまいます。

ですので、適切な温度は、39℃、40℃、41℃となります。

39℃では日本人はややぬるいと感じ、41℃では論文によっては血圧が上がると書かれています。

そうなると、40℃のお湯の温度で入浴するのが最適です。

 

入浴の時間

湯船につかる時間が短すぎても、入浴による体への効果が得られにくくなります。

10分入浴することで、体温は、0.5〜1℃上がり、血流も上がることがわかっています。

また、10分以上となると、体温が上がりすぎて、脱水症状や熱中症の発症の心配もでてきます。

長くとも、15分ぐらいまで、ベストは10分です。

もう少し長く入りたい方は、入浴の途中で水分を補給するか、入浴して10分たったら、いったん湯船からでて、洗い場で体を洗ったり涼んだりして、体温を下げてからまた湯船に入りなおしてください。

 

浴槽の体のつかり方

入浴する際に、全身浴をすることで、

 

「温熱」

「浮力」

「水圧」

 

の効果が体に受けられます。

 

入浴による温熱

全身浴を10分することで、体温を0.5〜1℃上げることができます。

体温が上がれば、内臓の機能向上や筋肉の疲労が改善、睡眠の質の向上など、ざまざまな効果を生み出します。

 

入浴による浮力

入浴中は、体重を軽く感じますが、これは浮力の効果です。

首まで湯船につかった場合は、体重が10分の1ほどです。

陸上では、重力によって常に体に負荷がかかっています。

入浴中は、その重力から解放され、関節や筋肉の緊張が緩み、疲労が回復モードになる。

ですので、たっぷりお湯をはった湯船に体を沈ませて入浴することをおすすめします。

 

入浴による水圧

湯船に入ったときに、お湯の重さ分、体にかかる圧が水圧です。

この水圧がかかることで、体が軽く締め付けられて、全身がほぐされます。

また、この締め付け効果で、温熱効果と同様に、筋肉や血管に圧がかかり、血流の流れが良くなります。

 

 

 

入浴の注意点

 

入浴は、体によい影響を与えますが、危険を呼び込む場合もあります。

入浴時の注意点について以下で紹介さていただきます。

 

入浴事故

毎年、約2万人の方が入浴中に亡くなられています。

特に、持病のある方やご高齢者の方の率が高いです。

入浴時のリスクを減らすためのブログを書いておりますので、詳しくはそちらを参考にしてください。

冬は入浴中にヒートショックにご注意を‼︎その原因と対策

 

食後は時間をあけて入浴

外出後に、家に帰ってきたとき、ご飯を先に食べるべきか、お風呂を先に入るべきか迷うところです。

医学的には、食事の方が先がよいとされています。

ただ、食後すぐに入浴すると、食べたものを消化や吸収するために、胃腸に集まった血液が、全身に散らばってしまいます。

そのことで、胃腸の機能が低下して、消化不良を引き起こしやすくなります。

ですので、少なくとも、食後、30分から1時間開けてから入浴することが理想です。

 

半身浴の適用

全身浴に対して、半身浴があります。

半身浴は、ダイエットや美容への効果があるとして、すすめられることがあります。

半身浴自体は、悪くなはないのですが、その名の通り、効果が半分になる。

例えば、全身浴は体温を0.5〜1℃上げるために10分で済むところを、半身浴では20分かかります。

そのため、入浴の基本は、全身浴なのです。ただ、場合によっては半身浴の方が良い場合があります。

湯船に肩までつかったら息苦しさを感じた場合や心臓や肺の持病をお持ちの場合は、半身浴が適しています。

全身浴で体に違和感を感じる場合で、何かしら体に不調が隠れている場合もありますので、かかりつけの病院で、一度相談してください。

 

入浴をシャワーで済ました場合

冬場でも、湯船につからず、シャワーですまされる方も少なくありません。

湯船につかると、少なくとも0.5℃の体温が上がりますが、シャワーでは0.2℃程度しか体温が上がりません。

このように、温熱効果が低下するほかに、浮力や水圧の効果もほぼない状態です。

ですので、シャワーは湯船につかる入浴に比べて、疲労を回復する効果が期待できません。

湯船につかるのは気が乗らないことや、湯船の清掃が面倒なこともありますが、長い目で見て、体の健康のためには、湯船につかられることをおすすめします。

 

 

 

まとめ

 

1月は、新年からの仕事の忙しさや冬の寒さによって、体が疲労しやすくなる月です。

それを回復するためにも、正しく入浴することをお勧めします。

今回、ブログで紹介させていただいたことが、皆様にとってその助けになれば幸いです。

それでも、1月の環境で起こりやすいお体の疲労が取れない場合は、お近くの治療院に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に疲労に関してのブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

疲労のサインを見逃すな:目・耳・口・鼻の感覚器にアプローチして疲労を解消する方法

新年、自律神経を整えて仕事のスタートをスムーズに

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

足先の冷え性に悩む女性へ:冬の足先冷えの理由と効果的な対策」

2024.01.16 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,,冷え,冷え性,指の痛み,生活習慣

 

 

冬になって寒くなってくるとよくお聞きするお悩みが、「冷え性」です。

冷え性の中でも、「足先の冷え」に関しては、女性の方から、なかなか改善できないというお話をよくお聞きします。

足先が冷えると、ジンジンという痛みに近い感覚があり、足先の感覚が鈍くて歩きづらいとのこと。

そこで今回は、冬になって寒くなると足先が冷える理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただけることで、この冬に足先の冷えを解消できます。

 

 

 

冷え性とは

 

日本人女性の2人に1人は「冷え性」だという調査報告がされています。以下で、「冷え性」とはどのようなものかを紹介させていただきます。

 

「冷え性」の定義

「冷え性」とは、

 

“通常の人は苦痛を感じない程度の温度環境下において、腰背部、手足の先、両下肢、片身、あるいは全身に異常な寒冷感を自覚し、この異常を一般的に年余にわたって持ち続ける病態を言う。多くの場合は、この異常に関する病識を有する。”

 

とされています。

もともと、冷え性であるところに、冬は冷えるという環境であるため、さらに冷え性が増していきます。

 

冷えたときに自動的に起こる体の対応

「冷え性」とは人間は、体の奥の体温が、22〜42度の範囲でしか生きられないとされています。

人は体の機能を自動調節する自律神経の働きによって、体温を一定に保とうとします。

心臓からでたときの血液は38度ぐらいの温度があり、それが体に巡ることで、体温が維持されます。

体が冷えて体温が下がってくると、体温を維持するために、血管を縮めて、皮膚の血流量が低下させ、血液から熱が放散しないようにシフトします。

また、それでも体温が上がらなければ、筋肉を震わせて、筋肉から熱を生産して体温を上げる機能があります。

寒いときに、体が震えるのは、体温を上げるための自動機能によるものなのです。

 

冷え性のデメリット

冷え性になると、筋肉や内臓の機能が低下するために、それに伴っていろいろな症状が伴います。

例えば、 肩こり、疲労、頭痛、便秘、気分の落ち込み、腰痛、めまい、ふらつき、貧血、慢性胃炎、生理の不順 などが冷え性によって発症する可能性が上がります。

 

足先が冷え性のデメリット

足の指は、体の土台とも言える部分です。その役割としては、

 

・歩く、走る際に衝撃を吸収する

・立っているときに体を支える

・動くときに体のバランスをコントロールする

 

などといった日常生活で重要な役割を担います。

足先が冷え性によって、うまく稼働できないと、転けやすくなったり、兄をするにも体がブレて疲労しやすくなったり、姿勢がゆがんで腰や肩の痛みが起こりやすくなります。

 

足先が冷えやすい理由 

血液は体温の他に、酸素や栄養を運び、生命活動には欠かせません。体温が下がってくると、まず命を守るために、内臓がある体の中心部に血液を優先的に集めます。

そうすると、心臓から遠い位置にある足先に血液が回ってこなくなります。

また、温かい血液が冷えないように血管を締めて、血液が流れる量を減らします。

足先の血管は細いため、血管が閉まることで、余計に冷え性が進みます。

 

 

 

足先の冷えへの対策

 

前章で述べたように、足先に冷え性が続くと、体にさまざまな障害を起こして、日常生活に影響します。そこで足先の冷え性への対処法を以下で紹介させていただきます。

 

足首の内側を温める

 

足先の裏や足の甲にカイロを貼ってもなかなか、足先が温まらないというお話をよくお聞きします。

足先の裏や足の甲を温める工夫はすごくいいケアです。

それにプラスして、足の内側のくるぶしにカイロを当てたり、サポーターやレッグウォーマーをかぶせて保温することをおこなってください。

内側のくるぶしに手をあてると、血液が流れる拍動を感じられます。

これは、太い血管が体の表面を通っている証拠です。心臓からでた際には、温かい血液でも、足先に来る頃には、血液の温度が低くなっています。

内くるぶしを温めることで、そこを通る血管に流れる血液を温めることで、足先に温かい血液を送ることができます。

また、東洋医学では、内くるぶしには「照海(しょうかい)」というツボがあります。

内くるぶしの一番高い部分から、親指の一本分の下のくぼみにあります。

このツボの効用の一つは、血行を良くすることです。

このように、内くるぶしを温めることで、足先の冷え性への改善が期待できます。

 

足の指の間を刺激する

 

足先の血行をよくしようと、足先をもんでも反応が薄い際には、

 

「八風(はっぷう)」

 

というツボを刺激してください。

このツボの効用は、足先の冷えや高血圧の改善です。

ツボの位置は、足の親指から小指までの、指の付け根と指の付け根の間で、足の甲側にあります。

このツボは左右の足で、合計で8カ所あります。

刺激方法は、指の付け根と指の付け根の間を指ではさんで、気持がちいいぐらいの圧でつまんでください。

各ツボを10秒づつつまんでいってください。

 

 

 

まとめ

 

冬場になると、温めてもすぐ足先が冷えてしまい、歩きにくい動きにくいというストレスを感じられる方が少なくありません。

今回、紹介させていただいたことが、解決するために、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

それでも足先の冷えがなかなか取れない場合は、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に冷えに関するブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

冬の寒さと体調不良:冬バテの理由とその対策

その頭痛、冬の天気のせいかも?その理由と対処法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

外で働く方の冬の肩コリはなぜ発生する?その理由と改善策

2024.01.15 | Category: 予防,体操・ストレッチ,,冷え,肩こり,肩の痛み

 

 

冬の外の寒さに思わず首をすくめてしまいますよね。

そうしていると、なんだか普段よりも肩コリを感じることはないですか?

暑い夏より寒い冬の方が着込んだらなんとかなるから、冬の方が好きという話をおくお聞きします。

しかし、寒い冬は、肩コリが発症しやすくなり、それに伴って、頭痛・吐き気・不眠・疲労感など訴える方も増加します。

外でお仕事をされている方などは、特に、冬は常に低い気温の中で作業をされているので、肩コリで悩まれる方が少なくありません。

そこで今回は、寒くて肩をすくめると肩コリが発症しやすくなる理由と、その対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、寒い冬を肩こりに悩まされずにすごすことができます。

 

 

 

寒くて肩をすくめると肩コリが発症しやすくなる理由

 

夏と冬、どちらに季節が肩コリとを感じるかを調査したところ、約60パーセントの方が冬の方が肩コリを感じると回答しています。

冬ならではの肩コリが発生する理由を以下で紹介させていただきます。

 

肩の筋肉の緊張

冬の寒さを感じたとき、思わず、肩をすくませる、つまり、と肩を上に引っ張り上げる筋肉が働きます。

肩を上に引っ張り上げる主要な筋肉は、首、肩、背中と非常に広い範囲に存在します。

この肩をすくませるという無意識におこなってしまうのは、肩の筋肉は緊張させることで、筋肉から熱を生産して、体温を上げようとする行動なのです。

しかし、この肩をすくめる続けることで、肩の筋肉は疲れて硬くなります。

そして、この筋肉の緊張は、筋肉を通る血管を圧迫して、血液の流れを低下させます。

血液は、筋肉に酸素や栄養などを届けて、老廃物を回収します。

このような働きをする血液が、肩をすくめることで緊張した肩の血管がせばまり、肩への血流が低下します。結果、さらに肩が硬くなり、肩こりが発生します。

 

 

 

肩をすくめたことで発症する肩コリへの対処法

 

人間の筋肉は、約600ほどあります。筋肉は、体を支え動かすのが主な機能です。

一つの動作をするときに、一つの筋肉だけを動かすのではなく、多数の筋肉が協力して働きます。

筋肉を協力して働くシステムは、いろいろとあります。

その一つに、互いに反対の動きをする役割を果たす2つの筋肉が、協力した動きをすることで、動きが円滑に行われ、体のバランスが保たれます。

例えば、立つという姿勢は、太ももの前の筋肉と太ももの後ろの筋肉が、均等に互いに引っ張り合うことで、維持されます。

背筋を伸ばす姿勢を維持するときも、冬の肩こりの原因となる肩をすくめる筋肉と、腰から背中、腕にかけて走行する筋肉が、お互いに均等に引っ張りあって保持されます。

 

肩をすくめる時間が長くなることで、この二つの筋肉のバランスが崩れてしまい、結果、肩こりが発生します。

ですので、この二つの筋肉のバランスを整える方法を以下で紹介させていただきます。

やり方は簡単です。

 

まず、肘を曲げて、脇につけます。

次に、肩をしっかりすくませます。

 

そして、肩の力を一気に抜いて、ストンっと肩を下に落とします。

 

これを10回ほど繰り返してください。

これをすることで、2つの筋肉のバランスが取れ、肩の血行も回復して、肩こりが解消されます。

 

 

 

まとめ

 

全日本国民の40〜85パーセントは、肩コリを感じているという調査結果がでています。

もはや国民病とも言える肩コリは、体的にも精神的にもストレスがかかり、日常生活に影響がでます。特に、冬場は肩コリが発症しやすい季節なので、こまめなケアが必要です。

今回のブログが皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、それでも、肩コリが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも、冬場にその寒さで肩をすくめることが多くなることで起こる肩コリへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

他に肩こりに関するブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。

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歯の痛み、その原因はアゴ周辺の筋肉にある?肩こりとの因果関係と対処法

2024.01.14 | Category: 肩こり

 

歯が痛くなると、虫歯や歯ぐきに原因があるかと、歯医者に行かれる方が多いかと思われます。

しかし、歯医者では、歯自体には異常がなく、肩や首のコリが原因ではないかと言わる方も少なくありません。

そこで今回は、肩や首がこることで歯が痛くなる理由とその対処法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、肩や首のコリからくる歯痛を解消できます。

 

 

 

肩や首がこることで歯が痛くなる理由

 

歯が痛くなる理由は、

・歯自体に問題がある→約88パーセント

・歯以外に問題がある→約12パーセント

という統計がでています。

歯以外に問題がある場合の中でも、約80パーセントは、痛くなった歯の周辺の筋肉によって引き起こされています。

何らかの原因で、肩や首の筋肉が緊張つまりコリが発生することによって、アゴに後方と下方に引っ張られます。

そのためにアゴの周辺の筋肉に負荷がかかり、固まります。

このメカニズムについては、当院の以下のブログで書いておりますのでご参考ください。

アゴから始まる美容師の首の痛み その理由と解消法

このように、歯の痛みの原因は、アゴの筋肉なのに、アゴの筋肉ではなく歯が痛くなるのはなぜなのか?

これは関連痛とも呼ばれて、たとえば心臓が悪くなると、左の肩や腕に痛みが発症します。

これは、心臓と左肩や腕が痛みを感じる神経や脳の部分が同じためです。

今回も同じように、アゴ周辺の筋肉と歯は、神経や脳の部分が重なるため、アゴの筋肉が固くなることで、歯の痛みを引き起こしてしまうのです。

 

 

 

歯に痛みをもたらすアゴの筋肉へのアプローチ方法

 

 

 

アゴ周辺の筋肉が緊張することで、歯に痛みがでる原因だということがわかりました。

ということは、アゴの周辺の筋肉を緩めることで、歯の痛みが緩和されるということです。

歯の痛くなる部分によって、影響するアゴの周辺の筋肉は変わります。

その筋肉を、緩めるポイントを歯が痛くなる部位別に以下で紹介させていただきます。

 

上と下の奥歯の痛みに関する筋肉へのポイント

耳の穴の前方で、ほほの骨に沿った部分と耳の下方の根本の前下方あたりにポイントがあります。

このポイントを指で優しく気持ちがいいぐらいの圧で押してください。

 

 

 

上の前歯の痛みに関する筋肉へのポイント

目尻の横あたりから耳のつけ根の上部にかけてポイントがならんでいます。

このポイントを指で優しく気持ちがいいぐらいの圧で押してください。

 

 

 

 

下の前歯の痛みに関する筋肉へのポイント

アゴの角の下方とアゴの裏にポイントがあります。

このポイントを指で優しく気持ちがいいぐらいの圧で押してください。

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

口の中は、体の中でも特に感覚が鋭い部位です。

歯の痛みは、日常生活を送る上で非常に支障がでます。

歯科では治療対象ではない肩や首のコリが原因ではないかと言われた歯の痛みに対して、今回、紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、それでも歯の痛みが取れないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをお勧めします。

当院でも、肩や首のコリからくる歯の痛みの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

肩こりや首こりに関するブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

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寒暖差アレルギーの謎:なぜ鼻水が止まらないのか?その対処法は?

2024.01.13 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,,冷え,天気,生活習慣

 

 

 

暖かい部屋から、寒い外にでると、急に鼻水が出始めることはないですか?

この症状は、「寒暖差アレルギー」と呼ばれるものです。

寒暖差アレルギーがきっかけで大量にでる鼻水によって、体にいろいろな不調を起こしてしまいます。

また、コロナやインフルエンザがはやっているシーズンですので、鼻水が止まらないと、周囲に気を使います。

そこで今回は、寒暖差アレルギーによって鼻水がでる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、冬の寒さを感じるたびにでる鼻水による不快感を解消できます。

 

 

 

寒暖差アレルギーによって鼻水がでる理由とデメリット

 

 

寒暖差アレルギーとは

寒暖差アレルギーは、急激な気温の差によって自律神経が乱れておこる鼻炎の一種です。

自律神経は、人間が生活する環境に合わせて、体を自動的に調整してくれる神経です。

冬は、室内外の寒暖差が、特に激しい。

そのため、暖かい部屋から寒い外に出たとき、体を暖かい環境に合わせるべきか、寒い環境に合わせるべきか、自律神経が混乱してしてしまいます。

そうして寒暖差アレルギーが発症してしまいます。

 

寒暖差アレルギーの症状

寒暖差アレルギーには次のような症状があります。

・鼻づまり・透明の鼻水・くしゃみ・頭痛・けん怠感・かゆみ・ノドの痛み・不眠

 

風邪や花粉症との違い

寒暖差アレルギーは、風邪や鼻炎と似たような症状もありますが、違いとしては、

風邪:発熱 濁った鼻水

花粉症:目のかゆみ 目の充血

といった特徴的な症状が、風邪や花粉症の場合には出ますが、寒暖差アレルギーでは見られません。

 

寒暖差アレルギーの影響でおこること

寒暖差アレルギーによって、大量の鼻水がでます。

鼻をかむだけでは対処できない場合は、鼻水がノドにながれこみます。

そうすると、「後鼻漏(こうびろう)」という症状を発症する場合があります。

「後鼻漏(こうびろう)」とは、大量に流れ込む鼻水によって、ノドの神経を刺激して、・ノドの痛み・ノドの違和感・せき・口臭の異常 などといった症状を引き起こします。

これによって、不快感が増し、日常生活を過ごす際に支障をきたします。

 

 

 

寒暖差アレルギーへの対処法

 

 

 

寒暖差アレルギーの症状は、気温差がない環境や季節になると、自律神経の乱れが落ち着いて、自然と解消されていきます。

しかし、冬という季節は、少なくとも3か月はあります。

その期間、寒暖差アレルギーを繰り返すということは、自律神経も乱れるということです。

そうなると、体の自動調節機能が乱れるということなので、体が不調におちいりやすくなります。

寒暖差を感じるたびにでるので、根本治療は難しい症状ですが、体調を保つためにも、発症するたびに対処が必要です。

その対処の方法を、以下で紹介させていただきます。

 

寒暖差による刺激を防ぐ

 

寒暖差によって自律神経が刺激されることによってアレルギーがおこります。

ですので、寒暖差による刺激を体に入れないように工夫が必要です。

寒暖差の刺激を受けやすい部位は、首や鼻ですので、マスクやマフラーで守ってください。

また、寒暖差アレルギーは下半身を温めることで、緩和されるという研究報告がされています。

レッグウオーマーやタイツ、腰やお尻にカイロなどをして、下半身を温める、または保温するようにしてください。

 

寒暖差アレルギーが発症したら薬ゆびをもむ

 

 

寒暖差アレルギーでは、透明な鼻水がでます。

透明な鼻水が出る場合は、自律神経は副交感神経のモードになっている可能性が高いです。

自律神経は交感神経と副交感神経に分かれており、その働きもそれぞれが違います。

自律神経について詳しくは、以下のブログでも書いておりますので参考にしてください。

副交感神経が優位のモードとなっているので、それを抑制する必要があります。

爪の指の根本は「井穴(せいけつ)」と呼ばれる自律神経に関わりが深いツボがあります。

親指、人差し指、中指、薬指、小指のうちの、副交感神経を抑制するのは、薬指の井穴のみです。

ですので、下の写真のように、薬指の爪を、他の指ではさんで揉んでください。

 

 

 

鼻水を止めるツボを刺激する

 

鼻水や鼻づまりには、「迎香(げいこう)」というツボが効果的です。

ツボの場所は、小鼻が最も出っ張ったところから少し外側で、ほうれい線の中にあります。

敏感なツボですので、静かにゆっくり押してください。

 

病院で薬を処方してもらう

 

寒暖差アレルギーによって、日常生活に支障をきたす場合は、迅速に症状を抑える必要があります。

市販薬では症状と合致しない場合がありますので、耳鼻咽喉科や内科を受診して、適切な薬を処方してもらってください。

 

 

 

まとめ

 

 

 

寒暖差アレルギーによって、呼吸が邪魔されると、体に酸素が取り込む量が減ります。

そうなると、体はエネルギーが作れず、疲労や免疫低下、低体温を引き起こします。

ですので、寒暖差アレルギーには、こまめに対処療法をする必要があります。

今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、それでも解消されない場合は、お近くの治療院で治療を受けられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

自律神経の不調に対しての対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。