- Blog記事一覧 -寒い冬の日常生活でもできる!高血圧予防のための簡単な方法
冬の寒さが本格的になると、その寒さで血管が閉まり、血圧が上がりやすくなります。
急になぜか、フラフラしたり、頭痛が起こったりと、体に異変が起こったときは、高血圧によるものだったとおっしゃる方は少なくありません。
そこで今回は、自宅でできる高血圧への対応について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、高血圧hの不安や疑問を解消できます。
高血圧は、「万病のもと」とも言われ、日本人にとっては、最大の生活習慣病のリスクの要因であります。
そのような高血圧について、以下で紹介させていただきます。
血圧は、体が必要とする酸素や栄養などを、体のすみずみに供給できるように、血液を押し出して、循環させる役割があります。
そして血圧の中でも、「高血圧」とは、血液が血管を通るときに、血液が血管の内部の壁に与える圧力が正常より高く、それが慢性的に続く状態のことをいいます。
高血圧の症状には、
・手がしびれる
・足がむくむ
・めまい
・耳鳴り
・頭痛
・肩こり
・不眠が続く
・動きや息切れ
があります。
しかし、これらの症状は、風邪や疲労でも起きることです。
ですので、こういった自覚症状だけでは、高血圧によるものかそうでないかは、判別がむずかしいため、検査が必要です。
血管の内部の壁は、弾力がありますが、高血圧の状態が慢性的に続くと、血管はいつも押し広げる力が加わります。
それによって、血管の内の壁が、分厚く硬くなり、血管の柔軟性が失われていきます。
また、その圧力で血管の内部の壁に傷をつけ、その傷口がコブとなって、血管の空洞を狭くしてしまいます。
高血圧によって起こりやすい病気としては、
・脳出血
・脳梗塞
・くも膜下出血
・心臓心肥大
・狭心症
・心筋梗塞
・腎臓の障害
などがあります。
血圧は健康の重要な指標です。
特に、自覚もなく潜む病気のリスクを知るためには、血圧を知ることです。
そのためには、血圧計で調べることが、最も手軽におこなえます。
正確にご自身の血圧を知るためにも、以下で、正しい血圧の測り方を紹介させていただきます。
2019年に改定された「高血圧ガイドライン」に、高血圧の人がどこまで血圧を下げるべきかが記されています。
それによると、家で血圧を測った場合は、
・75歳未満は、135/85未満
・75歳以上は145/85未満
という数値目標となっています。
ちなみに、病院で血圧を測る場合は、緊張して血圧が上がることを考慮して、
・75歳未満は、140/90未満
・75歳以上は150/90未満
と血圧の目標が家で測る数値よりも上げた設定になっています。
家で血圧を正しく測り、日々の変動を比べるためには、なるべく同じ条件で測る必要があります。
血圧を測る際のポイントを以下にあげていきます。
朝は起きてから30分以内、トイレを済ました後で、朝食の前に血圧を測ってください。
夜は寝る30分前に血圧を測ってください。
アルコールを摂取した後やお風呂に入った後は血圧が低くになりますので避けてください。
血圧やはその日の気分や行動の影響を受けやすいので、事前に1分から2分ほど、深呼吸などしてリラックスしてからの測定をしてください。
2回測り、どちらの数値も記録しておいてください。
血圧を測るとき、腕に巻いたり腕を入れたりする測定の器具が、心臓と同じ高さになるようにします。
測定位置が低い時は、肘の下にタオルなどを置いたり、机や椅子の高さを調節しておこなってください。
血圧を測定中は、血圧の数値が気になって、血圧計の画面をついつい凝視しがちです。
そうすると、息を止めて緊張している状態となるので、血圧が上がり、正常な数値が出ません。
ですので、血圧を測っている最中は、呼吸をゆっくりしながら、血圧計ではなく、遠くを見つめて、リラックスしておこなってください。
血圧を測ると、右腕と左腕では、違いがでる場合があります。
それによって、本来、高血圧であるのに見逃される場合があります。
時々は、左右の腕で測ってみて、血圧の違いを比べてみてください。
両腕を測るときの注意点としては、右腕を測った後は、1から2分ほど開けて、左腕を測るようにしましょう。
もし、左右の腕で血圧の違いが大きいようでしたら、かかりつけの病院で相談されることをおすすめします。
高血圧を防ぐためには、血管を広げて、血液の流れをよくする必要があります。
日常生活で、簡単にできる方法を以下で紹介させていただきます。
皮ふを優しくさすることで、血管の細胞から、血管を広げる物質がでることが報告されています。
その方法としては、 さする部分の皮ふに手のひらをぴったりと密着させ、そのまま皮膚を上下左右に、スライドさせるように動かします。
さする部位は、頭や顔、腕や足、胸や背中など、手が届く範囲で全身を刺すってください。
皮ふをさするスピードは、1秒で10センチぐらいでおこなうことが理想です。
皮ふを強く刺激すると、体が緊張して、帰って血圧があがてしまうので、優しくさすることを心がけてください。
カナダで高血圧の予防として、ハンドグリップ法という研究が発表されました。
この研究で、自身の握力の30パーセントの力で、週3回ほど握るだけで、血圧が10パーセントも下がったと報告されています。
この方法を実践するためには、タオルでおこなうことができます。その方法ですが、
①フェイスタオルと四つ折りにする
②タオルを端から丸める
③丸めたタオルと握ったときに、指につかないぐらいの太さにする
④丸めたタオルを握る。その際に、
⑤握った指同士がつかない程度、自信の握力の大体30パーセントの力でタオルを2分間、握り続ける
⑥ タオルを持っていた手の力を緩めて1分間休む
この手順で、 左右の手で2回ずつ、 週に3日を目安におこなってください。
血圧を下げるツボというものがあります。
以下で紹介させていただきます。
合谷(ごうこく)
手の親指と人差し指の骨が、手首の方向で合流する部分にあります。
内関(ないかん)
手のひら側の手首の横じわの中心から、ひじ方向に、指の幅の3本分を測ったところにあります。
触りやすい部分にありますので、テレビをみているときやお風呂に入っているときなどに刺激してください。
高血圧に関して、いろいろ不安に感じておられるお話をよくお聞きします。
薬で血圧を調整する以外に、血圧を安定させるためには、日常での生活習慣が大切となってきます。
今回、紹介させていただいたことが、寒い冬でも、室内でできる高血圧へのケアとして、皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、寒い冬に起きる体の変化への対策のブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広