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足先の冷え性に悩む女性へ:冬の足先冷えの理由と効果的な対策」

2024.01.16 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,,冷え,冷え性,指の痛み,生活習慣

 

 

冬になって寒くなってくるとよくお聞きするお悩みが、「冷え性」です。

冷え性の中でも、「足先の冷え」に関しては、女性の方から、なかなか改善できないというお話をよくお聞きします。

足先が冷えると、ジンジンという痛みに近い感覚があり、足先の感覚が鈍くて歩きづらいとのこと。

そこで今回は、冬になって寒くなると足先が冷える理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただけることで、この冬に足先の冷えを解消できます。

 

 

 

冷え性とは

 

日本人女性の2人に1人は「冷え性」だという調査報告がされています。以下で、「冷え性」とはどのようなものかを紹介させていただきます。

 

「冷え性」の定義

「冷え性」とは、

 

“通常の人は苦痛を感じない程度の温度環境下において、腰背部、手足の先、両下肢、片身、あるいは全身に異常な寒冷感を自覚し、この異常を一般的に年余にわたって持ち続ける病態を言う。多くの場合は、この異常に関する病識を有する。”

 

とされています。

もともと、冷え性であるところに、冬は冷えるという環境であるため、さらに冷え性が増していきます。

 

冷えたときに自動的に起こる体の対応

「冷え性」とは人間は、体の奥の体温が、22〜42度の範囲でしか生きられないとされています。

人は体の機能を自動調節する自律神経の働きによって、体温を一定に保とうとします。

心臓からでたときの血液は38度ぐらいの温度があり、それが体に巡ることで、体温が維持されます。

体が冷えて体温が下がってくると、体温を維持するために、血管を縮めて、皮膚の血流量が低下させ、血液から熱が放散しないようにシフトします。

また、それでも体温が上がらなければ、筋肉を震わせて、筋肉から熱を生産して体温を上げる機能があります。

寒いときに、体が震えるのは、体温を上げるための自動機能によるものなのです。

 

冷え性のデメリット

冷え性になると、筋肉や内臓の機能が低下するために、それに伴っていろいろな症状が伴います。

例えば、 肩こり、疲労、頭痛、便秘、気分の落ち込み、腰痛、めまい、ふらつき、貧血、慢性胃炎、生理の不順 などが冷え性によって発症する可能性が上がります。

 

足先が冷え性のデメリット

足の指は、体の土台とも言える部分です。その役割としては、

 

・歩く、走る際に衝撃を吸収する

・立っているときに体を支える

・動くときに体のバランスをコントロールする

 

などといった日常生活で重要な役割を担います。

足先が冷え性によって、うまく稼働できないと、転けやすくなったり、兄をするにも体がブレて疲労しやすくなったり、姿勢がゆがんで腰や肩の痛みが起こりやすくなります。

 

足先が冷えやすい理由 

血液は体温の他に、酸素や栄養を運び、生命活動には欠かせません。体温が下がってくると、まず命を守るために、内臓がある体の中心部に血液を優先的に集めます。

そうすると、心臓から遠い位置にある足先に血液が回ってこなくなります。

また、温かい血液が冷えないように血管を締めて、血液が流れる量を減らします。

足先の血管は細いため、血管が閉まることで、余計に冷え性が進みます。

 

 

 

足先の冷えへの対策

 

前章で述べたように、足先に冷え性が続くと、体にさまざまな障害を起こして、日常生活に影響します。そこで足先の冷え性への対処法を以下で紹介させていただきます。

 

足首の内側を温める

 

足先の裏や足の甲にカイロを貼ってもなかなか、足先が温まらないというお話をよくお聞きします。

足先の裏や足の甲を温める工夫はすごくいいケアです。

それにプラスして、足の内側のくるぶしにカイロを当てたり、サポーターやレッグウォーマーをかぶせて保温することをおこなってください。

内側のくるぶしに手をあてると、血液が流れる拍動を感じられます。

これは、太い血管が体の表面を通っている証拠です。心臓からでた際には、温かい血液でも、足先に来る頃には、血液の温度が低くなっています。

内くるぶしを温めることで、そこを通る血管に流れる血液を温めることで、足先に温かい血液を送ることができます。

また、東洋医学では、内くるぶしには「照海(しょうかい)」というツボがあります。

内くるぶしの一番高い部分から、親指の一本分の下のくぼみにあります。

このツボの効用の一つは、血行を良くすることです。

このように、内くるぶしを温めることで、足先の冷え性への改善が期待できます。

 

足の指の間を刺激する

 

足先の血行をよくしようと、足先をもんでも反応が薄い際には、

 

「八風(はっぷう)」

 

というツボを刺激してください。

このツボの効用は、足先の冷えや高血圧の改善です。

ツボの位置は、足の親指から小指までの、指の付け根と指の付け根の間で、足の甲側にあります。

このツボは左右の足で、合計で8カ所あります。

刺激方法は、指の付け根と指の付け根の間を指ではさんで、気持がちいいぐらいの圧でつまんでください。

各ツボを10秒づつつまんでいってください。

 

 

 

まとめ

 

冬場になると、温めてもすぐ足先が冷えてしまい、歩きにくい動きにくいというストレスを感じられる方が少なくありません。

今回、紹介させていただいたことが、解決するために、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

それでも足先の冷えがなかなか取れない場合は、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に冷えに関するブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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