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その頭痛、冬の天気のせいかも?その理由と対処法

2023.12.19 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,冷え,天候,頭痛

 

冬によくあるお体の不調の一つが「頭痛」です。

冬に入ったときに頭痛がでると、まずは風邪やインフルエンザなど感染症ではないかと思って、熱をはかったり、病院で検査を受けにいかれるかもしれません。

検査の結果、感染症でなかったら、その頭痛はもしかしたら、冬の天気による頭痛の可能性があります。

そこで今回は、冬の天気によって、なぜ頭痛がでやすいのか?

その理由と対処法を紹介させていただきます。このブログを読んでいただくことで、冬場の頭痛を解決できます。

 

 

 

冬の天気が頭痛を引き起こす理由

 

冬に頭痛を引きお起こすのは、

 

「高気圧」

「気温の低下」

 

によるものです。寒さや気圧が体にどのように影響を与え、頭痛を引き起こすのかを以下で説明を行います。

 

 

冬の寒い気温の刺激による自律神経の働きと頭痛の関係

 

 

自律神経は、体の自動で調整してくれる神経です。

自律神経には、体を活動させる働きを促進する交感神経と、体を回復させることを促進させる副交感神経があります。

そして、血液の流れや体温の調整も自律神経が行ってくれます。

冬の寒いときの自律神経の働きの一つとして、交感神経が寒さから体を守ろうとして優位となる。

寒さを感じると交感神経は、血管を縮めて体温が血液の流れる量を制限して、体表を流れる血液の温度が下がりにくくする、つまり、体温が下がらないようにしてくれます。

しかし、そうした交感神経の反応で、頭の血管が縮まると、脳に流れる血液の量が減ることで、脳への栄養や酸素が不足します。

脳を動かすエネルギーである栄養や酸素が不足すると、体の司令塔である脳が働けず、生命の危機につながるため、危険であるサインを体に「頭痛」という形で知らせます。

この頭痛を引き起こすメカニズムから、冬は寒冷なため、頭痛を極めて引き起こしやすい季節であると言えます。

 

 

冬の高気圧と頭痛の関係

 

冷たい冬場は高気圧になりやすい。

高気圧とは、酸素の量が多く、空気が重たい状態になる。

重たい空気が体にのしかかると、体をしめ付ける状態になる。

そうすると、血管もしめ付けられ、血液の流れが悪くなります。

特に脳は体の全ての血液量の20パーセントが流れないと働けません。

脳に血液量が不足すると、こちらも自律神経が頭痛を起こすメカニズムと同様に、危険であるサインを体に「頭痛」という形で知らせます。

この頭痛を引き起こすメカニズムも、高気圧となる冬の季節のため、頭痛を極めて引き起こしやすい季節であると言えます。

 

耳気圧のセンサーと頭痛の関係 

耳のは気圧の変化を感じるセンサーがあります。

それは耳の中のリンパの流れで作用します。冬の寒さで耳の周りの血管が縮むと、耳の中のリンパの流れも悪くなります。

結果、耳にある気圧のセンサーが過敏に働き、それが脳へ刺激を送り、頭痛を引き起こします。

 

 

 

頭痛が起きた際にまず確認してほしいこと

 

冬の寒さで血管が縮み、脳卒中や心筋梗塞で倒れる人が多くなります。

頭痛はそんな命に関わる病気がでる前におきる症状の一つです。

2021年の「頭痛のガイドライン」によると、以下の特徴が、検査が必要な頭痛のサインとされます。

 

 

突然の激しい頭痛 

突然、発症した非常に激しい頭痛は、重篤な原因が隠れている可能性があり、検査が必要とされます。

 

他の神経症状と併発

頭痛に加えて視覚の障害や、言語の障害、けいれんなどの神経の症状があられた場合は、詳細な検査が必要です。

 

典型的でない症状

普段の日常生活ではおきていない、頭痛が続く場合は、詳細な検査を受ける必要があります。

 

 年齢が40歳以上の方の初めて感じる頭痛

40歳以上の方で、今まで経験したことのない頭痛が発生した場合は、検査を受ける必要があります。

 

これらの特徴が見られる場合、MRIやCTスキャンなどの画像検査や血液検査など、精密な検査を受けられることをおすすめします。

起こった頭痛が、命に関わるものかそうでないかの判断に迷ったときは、まずはお近くの病院にかかり、医師の判断を仰いでください。

 

 

 

冬の天気のためにおこる頭痛の対処法

 

冬におきた頭痛が、風邪やインフルエンザといった感染症でもなく、命に関わる病気でもない場合、冬の天気によって引き起こされている可能性があります。ですので、その対策法を紹介させていただきます。

 

 

保温対策

  

 

冬の寒い環境では、適切な防寒の対策が重要です。

帽子やマフラーを利用して、頭や首を保温し、体温を維持することで、血管が縮むことを軽減し、頭痛の発生を抑えることができます。

 

 

定期的な温熱療法

  

 

体を温めることは、頭痛の緩和に効果的です。

温かいお風呂やホットパックを利用して、頭部や首筋を温め、筋肉の緊張を和らげ、血流を良くすることで頭痛を緩和する効果があります。

 

 

規則正しい生活習慣

 

 

規則正しい生活習慣をおくることも頭痛の管理に有益です。

その中でも最も重要なのは。十分な睡眠を確保することです。

睡眠が十分に取れることで、体の回復機能は上がりますし、気圧の変化にも体が対応しやすくなります。

結果、頭痛の発生を抑えることができます。

 

 

耳へ刺激を入れる 

 

冬の寒さで耳の周りの血管が縮むことで、耳の中のリンパの流れも悪くなり、耳にある気圧のセンサーが過敏となり、頭痛を引き起こします。

ですので、耳の周辺の血液の循環を良くすることで、耳にある気圧のセンサーの過敏性を抑えて、頭痛を防ぐことができます。

その方法は、耳を軽く前後左右上下と引っ張り、刺激を入れることです。気がついたときで結構なので、頭痛が起こっていないときでも耳を触っておいてください。

 

 

 

まとめ

 

交通事故やスポーツで首を痛めたことの経験がある方は、特に冬の寒さで頭痛を引き起こしてしまう方が多いです。

今年は暖冬ということでしたが、予想に反してしっかり寒く冬の天気になっています。

この冬の天気によって引き起こされる頭痛に対して、今回のブログが皆様のお役に立てれば幸いです。

それでも頭痛がでる場合は、お近くの治療院で体を整えて、血流を良くして、冬の天気に対応していくことをおすすめします。

当院でも、冬の天気でおこる頭痛への施術もおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

頭痛についてのその他のブログも参考にしてください。

寝起きの後頭部への頭痛は、目の疲労のせい?

 

命にかかわる頭痛の症状は?病院で検査が必要な頭痛の種類

 

「コンタクトをしている若い子に頭痛が多い?」

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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