- Blog記事一覧 -外で働く方の冬の肩コリはなぜ発生する?その理由と改善策
冬の外の寒さに思わず首をすくめてしまいますよね。
そうしていると、なんだか普段よりも肩コリを感じることはないですか?
暑い夏より寒い冬の方が着込んだらなんとかなるから、冬の方が好きという話をおくお聞きします。
しかし、寒い冬は、肩コリが発症しやすくなり、それに伴って、頭痛・吐き気・不眠・疲労感など訴える方も増加します。
外でお仕事をされている方などは、特に、冬は常に低い気温の中で作業をされているので、肩コリで悩まれる方が少なくありません。
そこで今回は、寒くて肩をすくめると肩コリが発症しやすくなる理由と、その対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、寒い冬を肩こりに悩まされずにすごすことができます。
夏と冬、どちらに季節が肩コリとを感じるかを調査したところ、約60パーセントの方が冬の方が肩コリを感じると回答しています。
冬ならではの肩コリが発生する理由を以下で紹介させていただきます。
冬の寒さを感じたとき、思わず、肩をすくませる、つまり、と肩を上に引っ張り上げる筋肉が働きます。
肩を上に引っ張り上げる主要な筋肉は、首、肩、背中と非常に広い範囲に存在します。
この肩をすくませるという無意識におこなってしまうのは、肩の筋肉は緊張させることで、筋肉から熱を生産して、体温を上げようとする行動なのです。
しかし、この肩をすくめる続けることで、肩の筋肉は疲れて硬くなります。
そして、この筋肉の緊張は、筋肉を通る血管を圧迫して、血液の流れを低下させます。
血液は、筋肉に酸素や栄養などを届けて、老廃物を回収します。
このような働きをする血液が、肩をすくめることで緊張した肩の血管がせばまり、肩への血流が低下します。結果、さらに肩が硬くなり、肩こりが発生します。
人間の筋肉は、約600ほどあります。筋肉は、体を支え動かすのが主な機能です。
一つの動作をするときに、一つの筋肉だけを動かすのではなく、多数の筋肉が協力して働きます。
筋肉を協力して働くシステムは、いろいろとあります。
その一つに、互いに反対の動きをする役割を果たす2つの筋肉が、協力した動きをすることで、動きが円滑に行われ、体のバランスが保たれます。
例えば、立つという姿勢は、太ももの前の筋肉と太ももの後ろの筋肉が、均等に互いに引っ張り合うことで、維持されます。
背筋を伸ばす姿勢を維持するときも、冬の肩こりの原因となる肩をすくめる筋肉と、腰から背中、腕にかけて走行する筋肉が、お互いに均等に引っ張りあって保持されます。
肩をすくめる時間が長くなることで、この二つの筋肉のバランスが崩れてしまい、結果、肩こりが発生します。
ですので、この二つの筋肉のバランスを整える方法を以下で紹介させていただきます。
やり方は簡単です。
まず、肘を曲げて、脇につけます。
次に、肩をしっかりすくませます。
そして、肩の力を一気に抜いて、ストンっと肩を下に落とします。
これを10回ほど繰り返してください。
これをすることで、2つの筋肉のバランスが取れ、肩の血行も回復して、肩こりが解消されます。
全日本国民の40〜85パーセントは、肩コリを感じているという調査結果がでています。
もはや国民病とも言える肩コリは、体的にも精神的にもストレスがかかり、日常生活に影響がでます。特に、冬場は肩コリが発症しやすい季節なので、こまめなケアが必要です。
今回のブログが皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも、肩コリが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも、冬場にその寒さで肩をすくめることが多くなることで起こる肩コリへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に肩こりに関するブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広