- Blog記事一覧 -歯の痛み、その原因はアゴ周辺の筋肉にある?肩こりとの因果関係と対処法
歯が痛くなると、虫歯や歯ぐきに原因があるかと、歯医者に行かれる方が多いかと思われます。
しかし、歯医者では、歯自体には異常がなく、肩や首のコリが原因ではないかと言わる方も少なくありません。
そこで今回は、肩や首がこることで歯が痛くなる理由とその対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、肩や首のコリからくる歯痛を解消できます。
歯が痛くなる理由は、
・歯自体に問題がある→約88パーセント
・歯以外に問題がある→約12パーセント
という統計がでています。
歯以外に問題がある場合の中でも、約80パーセントは、痛くなった歯の周辺の筋肉によって引き起こされています。
何らかの原因で、肩や首の筋肉が緊張つまりコリが発生することによって、アゴに後方と下方に引っ張られます。
そのためにアゴの周辺の筋肉に負荷がかかり、固まります。
このメカニズムについては、当院の以下のブログで書いておりますのでご参考ください。
このように、歯の痛みの原因は、アゴの筋肉なのに、アゴの筋肉ではなく歯が痛くなるのはなぜなのか?
これは関連痛とも呼ばれて、たとえば心臓が悪くなると、左の肩や腕に痛みが発症します。
これは、心臓と左肩や腕が痛みを感じる神経や脳の部分が同じためです。
今回も同じように、アゴ周辺の筋肉と歯は、神経や脳の部分が重なるため、アゴの筋肉が固くなることで、歯の痛みを引き起こしてしまうのです。
アゴ周辺の筋肉が緊張することで、歯に痛みがでる原因だということがわかりました。
ということは、アゴの周辺の筋肉を緩めることで、歯の痛みが緩和されるということです。
歯の痛くなる部分によって、影響するアゴの周辺の筋肉は変わります。
その筋肉を、緩めるポイントを歯が痛くなる部位別に以下で紹介させていただきます。
耳の穴の前方で、ほほの骨に沿った部分と耳の下方の根本の前下方あたりにポイントがあります。
このポイントを指で優しく気持ちがいいぐらいの圧で押してください。
目尻の横あたりから耳のつけ根の上部にかけてポイントがならんでいます。
このポイントを指で優しく気持ちがいいぐらいの圧で押してください。
アゴの角の下方とアゴの裏にポイントがあります。
このポイントを指で優しく気持ちがいいぐらいの圧で押してください。
口の中は、体の中でも特に感覚が鋭い部位です。
歯の痛みは、日常生活を送る上で非常に支障がでます。
歯科では治療対象ではない肩や首のコリが原因ではないかと言われた歯の痛みに対して、今回、紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも歯の痛みが取れないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをお勧めします。
当院でも、肩や首のコリからくる歯の痛みの施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
肩こりや首こりに関するブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広