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正月の食べ過ぎ飲み過ぎでお疲れの腸へ早めのケアで快適な新年を

2024.01.07 | Category: 予防,生活習慣,疲労,胃腸,飲酒

 

年が明けて、はや1週間。日常生活のリズムも通常に戻りつつあります。

この時期の恒例行事といえば、「七草がゆ」ですね。

七草がゆは、春の七草を具材とする塩味のおかゆで、その一年の無病と息災を願って、1月7日に食べる行事です。

七草がゆを食べる別の理由としては、正月を祝う食事やお酒で弱った腸を休めるためだともいわれています。

この習慣は平安時代からのものだと言われていますが、現在においても、この時期は七草がゆを食べた方がいいほど、腸が弱って体調が思わしくない方が多いです。

そこで今回は、正月を祝う食事やお酒で、腸が弱る理由と体への影響や対処法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、正月で疲れた胃腸が整い、よい状態の体調を取り戻せます。

 

 

 

正月の食生活で腸がダメージを受ける理由

 

正月のおせち以外の食べるものへの調査では、

 

1位 スシ

2位 すき焼き

3位 やき肉

4位 ラーメン

5位 カレー

6位 天ぷら

7位 ピザ

8位 ぎょうざ

9位 焼きそば

10位 ステーキ

 

といった感じで、ガッツリした食がずらっとならびます。

さらに、こういった食事ともに、アルコール飲料やジュースなども正月では多く飲まれます。

さて、食事をすると、胃腸で消化吸収がおこなわれますが、この過程で、酸素が消費されて、「活性酸素」と呼ばれる物質が作り出されます。

「活性酸素」は、免疫や殺菌の働きもあるのですが、正常な体の細胞も攻撃して、体を酸化、つまりサビます。

活性酸素は、通常、体の中にある酵素によって除去されていきます。

しかし、暴飲暴食をおこなえば、活性酸素が腸の中で大量に発生して、処理しきれなくなります。

また、活性酸素を発生させる食材としては、動物性の脂肪やタンパク質、炭水化物、アルコールです。

ですので、正月の食生活は、活性酸素が腸の中で増える条件がそろうために、腸に不調がおこるのです。

では、腸が不調になると、なぜ体全体に影響が出るのでしょうか?

それは、腸の働きが、消化吸収だけではないからです。次の章で、腸の働きについて紹介していきます。

 

 

 

体全体に影響する腸の役割とは

 

腸は大きく分けると、「小腸」と「大腸」に分かれます。

腸は身長の5倍の長さと、平面にするとテニスコート1面分ほどもある臓器です。

これだけの大きい臓器には、いろいろな役割がありあります。それを以下で紹介させていただきます。

 

 

消化と吸収

腸は、食べ物を消化・吸収することが代表的な機能です。

1日の消化・吸収量は、約9リットルといわれています。

そのうち、小腸では1日に約7リットル、大腸では残りの2リットルが処理されます。

 

腸は第二の脳

腸には約1億個の神経の細胞があります。

これは人体において、脳に次ぐ多さです。

しかも、腸の機能をコントロールするのは、全て脳が支配しているわけではなく、腸が独自で判断を下すこともあり、また逆に腸が脳へ命令する場合もあります。

ですので、腸は「第二の脳」とも言われています。

 

腸は多臓器とも連携する

腸と体のネットワークは脳だけではありません。

例えば、腸の状態によって、肝臓に消化液を作らせたり、心臓の心拍数を上げさせたり、肺に呼吸数を上げさせたりと、体の機能の調整をもおこないます。

 

腸は免疫の最前線

腸に入ってくるのは食べ物だけではなく、菌やウイルスも侵入します。

そのような外敵に対して、戦ってくれるのが免疫細胞です。

全身の免疫細胞のうち、約60パーセントは、腸に存在します。

それだけ外敵が入って来やすい臓器でもあり、腸の免疫システムが体を守ってくれています。

 

腸は幸せホルモンを作り出す

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは、ストレスを緩和し、睡眠の質をあげ、やる気を起こさせるなど、心身に非常に影響の大きいホルモンです。

そのホルモンは、約90パーセントが腸で作られます。

 

このように腸は、体を正常に健康に機能させるために重要な役割をになっています。つまり、腸の機能が落ちてしまうと、心身ともに影響がでてしまいます。

 

 

正月の食生活でダメージを受けた腸を整える方法

 

前章では、腸は体にとって多種多様な役割を紹介させていただきました。

そこからみても、仕事や家事、学業など、日常生活を支障がなくおくるうえで、正月の食生活によってダメージを受けた腸の働きは、早めに取り戻す必要があります。

以下でその方法を紹介させていただきます。

 

程度な食事量で

正月の食生活の問題の一つに、「食べ過ぎ飲み過ぎ」があります。

それによって体調を崩してしまっていますので、適量の食事量にする必要があります。

腸の調子を整えるための適量というのは、

 

「腹6分目」

 

であることをおすすめします。

ことわざで、「腹八分目に医者いらず」「腹六分目は老いを忘れる」「腹四分目で神に近づく」と言われるほど、昔から少食は健康効果がたかいと伝えられています。

少なくとも正月の腸の疲れが感じられなくなるまでは、「もう少し食べたいな」という程度の食事量を維持してみてください。

 

よくかんで食べる

食事をする際には、一口20回以上、かむことを心がけてみてください。

また、食事をよくかんで食べることで、消化吸収を助ける以外に、以下のような効果があります。

 

・少量の食事でも満腹感が得られやすい

・ホルモンの分泌が増加して高まり、食欲が抑えられる

・唾液や消化液の分泌が増えて消化を助ける

・内臓の脂肪の分解が促進する・味覚が発達する

・アゴの筋肉が発達して表情が豊かになる

 

などメリットも多いので、食事の際には意識してやってみてください。

 

カタカナ食は控えめに

パン・ピザ・パスタ・グラタン などカタカナの食名のものは、動物タンパク質や炭水化物が原材料のものが多いです。

それらは活性化酸素を高めて腸の調子を崩す食材ですので、できるだけ避けるようにしてください。

 

食物繊維の食材をとる

食物繊維が腸に運ばれると、腸の調子を整える菌にとってエサとなります。

つまり、エサとなる食物繊維を食べることで、整腸作用のある菌も増え、腸がリカバーされていきます。

食物繊維の多くふくむ食材として、

 

・玄米、雑穀米、もち麦 などの穀類

・大豆、うずら豆、あずき、 納豆、おから などの豆類

・さつまいも、里いも。こんにゃく などの芋類

・ごぼう、キャベツ、白菜、アスパラガス などの野菜類

・しいたけ、しめじ、えのき などのキノコ類

・わかめ、寒天、ところ天 などの海藻類

 

などを意識してとってください。

 

体温を上げる 

体が冷えると、腸の働きを助けてくれる腸の中にいる菌の活動が低下します。

ですので、

 

・温かいものを食べる

・39度から41度に設定した湯船につかる

・腹巻きやカイロをして保温を心がける

 

などといったことで体の温度を上げるもしくは保つようにしてください。

 

水分を積極的にとる

腸の動きと水分は関係が深いです。水分が十分にとることで、腸の中の便が適度な硬さとなって移動しやすくなります。

便がスムーズに移動することで、腸が刺激されて、さらに腸の活動が上がります。

水分も、常温か白湯が望ましいです。

また、朝、目覚めたときに、白湯をゆっくり飲むことで、胃腸が反射的に活動をはじめます。

冬場は汗をかくことが減るため、ノドの渇きがなく、水分の摂取量が減ります。

ですので、意識してこまめに水分をとるようにしてください。

 

 

 

まとめ

 

腸の動きが悪くなると、腸が位置する部分、つまり腰周辺の筋肉も硬くなり、腰痛を引き起こしやすくなります。

正月に食べ過ぎ飲み過ぎとなるのは避けられないことですので、素早くリカバーできるように、今回、初回させていただいたことがみなさまの助けになれば幸いです。

もし、それでも腸の調子が悪いようでしたら、お近くの病院や治療院で、治療を受けられることをおすすめします。

当院でも、腸の不調に関する施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に胃腸の不調への対策に関するブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

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年末年始の休息、腰痛の罠:新年のスタートに備える対処法

2024.01.06 | Category: 予防,体操・ストレッチ,日常生活の動作,疲労,筋肉痛,腰痛

 

40歳代女性の方が、新年の仕事始め前日に、腰の痛みで来院されました。

年末年始の過ごし方をおうかがいすると、年末に掃除をしたり、正月に料理はしたものの、どこにも行かずに家の中でゴロゴロ過ごしていたと。

実家が寒かったので、ストーブの横でじっと丸まって寝ていて、目が覚めて起きあがろうとしたら腰が痛くて動けなかったそうです。

ご本人は、無理は全くしていないのになんで腰が痛くなってしまったのかわからないと首をひねっていました。

当院では、このように年末年始の長期の休みで体をゆっくり休めたはずなのに、いざ仕事をしようとしたら腰痛が発症したという訴えをよくお聞きします。

仕事始めから腰痛なのは、思うように動けないことが困るのはもちろん、気持ちもくじかれます。

そこで今回は、ゆっくり休んだはずなのに腰が痛くなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、腰痛を解消して、スムーズに今年のスタートをきれます。

 

 

 

長期休暇の静養で腰痛が引き起こされる理由

 

2023年から2024年にかけての年末年始の休暇は、平均、5日から9日間あったとされています。

また、年末年始の過ごし方の調査では、約80パーセントは「自宅ですごす」という回答がされています。

つまり、年末年始は、仕事で、出勤して、働いて、帰宅するなどといった体に刺激が加わる活動がなくなり、安静な生活を送られる方が多いかと思います。

しかし、こういった長期の休暇によって、自宅での安静な生活は、「廃用症候群」といわれる状態を引き起こす可能性があります。

「廃用症候群」は、別名「生活不活発病」ともいわれ、体を長期間の安静状態にしたり運動の量の減少によって体や精神活動するための機能が低下してしまうことです。

特に、「廃用症候群」よって、日常生活での活動量が低下すると、筋肉量や骨密度も低下し、運動機能が著しく低下します。

「廃用症候群」により、1日安静に過ごすと筋力が1~3%低下、1週間安静に過ごすと筋力が10~15%も低下します。

筋力が落ちると、体が思うように動かせなることから、気持ちの落ち込みにも発展します。

「廃用症候群」による筋力低下を取り戻すためには、安静にした日数の3倍の時間を活動する必要があります。

つまり、正月休みの過ごし方によっておこった「廃用症候群」によって、この腰痛は発症したのです。

では、なぜ「廃用症候群」によって、特に腰痛が引き起こされるのか?

それは、体の中で最も筋力が集中しているのが、腰周辺だからです。

腰は、体の中心にあり、体を前後に倒したり、ひねったりする役割をします。

また、腰は体の重心点にあり、立って二足で歩行をする人間にとって、上半身と下半身をつなぐ重要なポイントです。

ですので、人間が日常生活を送る上で、腰の周辺には、人間の体の中で太く強力な、腰の深部・太もも・お尻・筋肉が必要です。

これらの筋肉の低下で、腰を支えることや動かすことができず、腰痛を引き起こしてしまうのです。

 

 

 

長期休暇の静養で引き起こされる腰痛への対処法

 

「廃用症候群」によって、腰を支える周辺の筋力の低下は、仕事に復帰して、普段の日常生活を送ることで、徐々に復帰していきます。

しかし、安静にしていたことで、筋肉への血流が低下していることから、それらの筋肉の硬くなっています。

ですので、腰周辺の筋肉にストレッチを加えることで、柔軟性を上げていく必要があります。

その方法を以下で紹介させていただきます。

 

腰の深部の筋肉へのストレッチ

左の足を前にして片ひざ立ちにする

 

 

体を前に倒して左足に体重を移動させながら両手を前につけて、20秒間、右の股関節を伸ばす

 

 

左の足を前にして片ひざ立ちにする

 

 

腰をそらしながら体重を左足に移動させ、左ひざを屈曲することで、20秒間、右の股関節を伸ばす

 

終了したら反対側も同じようにストレッチをする

 

 

お尻のストレッチ

右のひざを曲げて、右足を太ももの上に乗せて、手でひざと足首をしたから抱える

 

手でひざと足首の下から抱えた足を、胸の方に引き寄せて、20秒間、お尻の筋肉を伸ばす

終了したら反対側も同じようにストレッチをする

 

 

太もものストレッチ

壁に右手で体を支えて、左手で足左の甲を持ち、左足のカカトをお尻近くに持ってくる

 

 

左手で持った足左の甲を後上方に持ち上げて、20秒間、太もも前面の筋肉を伸ばす

終了したら反対側も同じようにストレッチをする

 

 

 

まとめ

 

年末年始は、年に一度のゆっくり楽しめる休みです。

ですので、いつもより活動量が減るのは仕方がないことです。

それによって、仕事が始まったときに起こる腰痛をなるべく早くに解消するために、今回紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もしそれでも腰痛が解消されない場合は、お近くの病院や治療院で体を整えることをおすすめします。

当院でも、今回のような腰痛に対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に腰痛への対策ブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

台所作業で腰痛になる理由と腰の痛みを解消するためのストレッチ3選

朝の寝起きに腰がこわばり痛い…

ぎっくり腰を発症直後の3つ応急対処法とその重要性

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

肉離れや捻挫などの筋肉損傷後のアルコール:回復を阻害するメカニズム

2024.01.05 | Category: 予防,捻挫,生活習慣,筋肉の損傷,肉離れ,飲酒

 

40歳代の男性が、運動中にふくらはぎの肉離れをおこして来院されました。

処置をした後に、注意事項として、“飲酒はひかえてください”とお伝えしたところ、ひどくがっかりされました。

理由をお聞きしたところ、運動後に飲もうと思っていた楽しみにしていたお酒があったようで、「なんでダメんでしょうか?」というご質問をいただきました。

3日ほどで、普通に動けるようになるとも思っておられたので、通常は、軽度の筋肉の損傷で、2週間程度、重症の場合は1~2か月程度、回復には結構な時間がかかるケガであること。

また、仕事もあるし、試合も近いということなので、肉離れを早く治したいというご希望もあるということなので、早く回復するためには、なおさら、アルコールをひかえるべき、その理由をお伝えして、納得していただけました。

筋肉の損傷するケガをした際に、アルコールをひかえることをお伝えすると、こういった質問よくされています。

実際、肉離れをした方が、アルコールを摂取したことで、治りが悪かった方がいらっしゃった経験もあります。

そこで今回は、捻挫や肉離れなど筋肉が損傷を受けた際に、アルコーつの摂取を控えるべき理由を総会させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、筋肉が損傷した際のアルコールとの付き合い方を理解できます。

 

 

 

筋肉が損傷した時にアルコール摂取をひかえる方がよい理由

 

まず、アルコールを摂取することの良い面は、

・食欲が増進すす

・血流が良くなる

・ストレスが和らぐ

・会話がはずむ

・善玉コレステロールの増加

などがあります。

逆に、アルコールを摂取することのマイナス面は、

・神経に障害を与える

・骨量の低下

・筋肉量の低下

・血中に毒性の強い物質の増加

など、体にとってよくない影響もでます。

さて、このように体にとっていろいろな影響がでるアルコール摂取ですが、肉離れや捻挫など、筋肉が損傷した場合には、結論から言えば、

 

「アルコールの摂取はひかえるべき」

 

です。

その理由としては、以下のようなことが筋肉に影響を与えるからです。

 

 

アルコールの摂取で筋肉が分解される危険性が高まる

 

アルコールを飲むと、

・アルコールによる脳の興奮

・アルコールからできる毒性の強い物質の増加

・アルコールによる血糖値の不安定になる

などがおこることで、体が“ストレス”を感じてしまいます。

体がストレスを感じると、ストレスに対応するホルモンの分泌が増加します。

このアルコールを摂取するストレスから分泌されるホルモンは、体にエネルギーを作り出す作用があります。

エネルギーを作り出すには、タンパク質が必要です。

筋肉は水とタンパク質で構成されているため、このホルモンが筋肉を分解してエネルギーを作り出す方向に持っていきます。

その結果、筋肉が損傷しているにもかかわらず、アルコールを摂取することで、筋肉を回復させるどころか、分解されて減らす方向に向かってしまうのです。

 

 

アルコール摂取によって脱水症状により筋肉に異常がでる

 

筋肉全体の約70パーセントは「水分」、約20パーセントはタンパク質でできています。

筋肉に含まれる水分量の2パーセントでもへると、筋肉がケイレンなど異常が発症します。

アルコールは強い毒性があるので、分解する必要があります。

その分解には、水分と酸素が必要です。

アルコールを飲むことで、分解するために体の水分が消費されます。

また、アルコールには利尿作用もあるため、水分の喪失に拍車をかけます。

このことで、アルコールの摂取は、体が脱水症状におちいりやすいのです。

つまり、アルコール摂取によって体が脱水状態になっていると、筋肉に必要な水分が失われて、筋肉が損傷がますますひどくなる可能性が高まります。

 

 

アルコール摂取してからの睡眠は酸素の不足を引き起こす

 

睡眠中は、自律神経の働きで、体は回復モードとなる。

損傷した筋肉を回復させるには、水とタンパク質と酸素が必要です。

しかし、アルコールを摂取してから眠ると、舌が緩んでノドをふさぎ、無呼吸やいびきが誘発され、体に取り入れる酸素の量が低下します、

つまり、アルコール摂取した後に睡眠をとることは、睡眠中に筋肉をを回復させるための酸素が足らない状態となる。

 

 

アルコールの摂取は筋肉を増やすホルモンを低下させる

 

体には筋肉の増量をうながすホルモンも分泌されます。

アルコールが体に与える影響の研究では、アルコールを摂取すると、筋肉の増量をうながすホルモンの分泌を減少させ、筋肉が作られる量が30パーセント低下することが報告されています。

 

アルコールの摂取が筋肉の損傷による炎症を増加させる 

筋肉が損傷すると、内出血してはれる場合があります。

そこから筋肉を修復するために、痛みを発するの物質がでて、炎症をおこします。

アルコールには、血流を良くする作用があります。

筋肉が損傷した際にアルコールを飲むと、血流がよくなてしまうことで、そんそうした部位に血液の流れ込みが増し、炎症が増加します。

結果、はれがひどくなったり、痛みが増すこととなる。

 

 

筋肉の回復を促すためには

 

筋損傷の回復を促進するには、アルコールの摂取を避けることと他に、損傷のピークがすぎた3~4日後からおこなう次のような方法があります。

 

・無理のない程度に動かして筋肉に刺激を入れて血流を高める

・入浴で体を温め、血液の循環をよくする

・タンパク質と水分をこまめに摂取する

・睡眠をしっかりとる

 

といったことを意識しておこなってください。

 

 

 

まとめ

 

スポーツをやっておられる方はもちろんのことながら、普通に仕事や家事をされる方でも、肉離れや捻挫などの筋肉に損傷があると、日常生活に支障がでます。

私自身も何度も経験がありますが、肉離れは本当に痛くて、不自由で、心身ともにストレスがかかります。

そんな筋肉の損傷を少しでも早く治すために、お酒がお好きな方には申し訳ないのですが、この時だけは我慢していただくための理由を理解していただくために、今回のブログがお役に立てれば幸いです。

それでも筋肉の損傷がなかなか回復しないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも、筋肉の損傷に対する施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に筋肉に関するブログも書いておりますので参考にしていただければ幸いです。

稲刈り後に体中が筋肉痛に・・・、その原因と解消法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

正月の疲れを解消!台所での料理が引き起こす肩こりとその対処法

2024.01.04 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,肩こり,首の痛み

 

正月が明けると、家族や友人を迎え入れた側の方が、疲れ切って当院へ来院されます。

特に、来客をもてなすために、長時間、台所で料理や洗い物などすることで、気分が悪くなるほどの肩こりを訴える女性の方が多くいらっしゃいます。

正月の機会しか一斉に集まれないので、うれしいけれども、普段の生活リズムが崩れて、皆が変えた後にダウンしてしまうようです。

そこで今回は、正月のおもてなしをするために、長時間、台所で料理や洗い物をすることで肩こりがおこってしまう理由と、その対処法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただけることで、正月の疲れから起きた肩こりを解消して、普段の生活のリズムを取り戻せます。

 

 

 

長時間、台所で料理や洗い物をすることで肩こりがおこってしまう理由

 

頭を支えたり、腕の重みがかかる肩は、常に負担がかかっています。

肩こりは、首や肩、背中の筋肉が硬くなることが原因といわれています。

具体的には、

 

・同じ姿勢での長時間の作業

・運動が不足している

・精神的なストレス

・前屈みの姿勢

 

などによって筋肉が緊張して、肩こりが生じます。

このような肩こりの原因と深く関わるのが、

 

「肩甲骨」

です。

 

骨と骨がつながる関節の面は、通常、凹凸があり、はまるようにできています。

しかし、肩甲骨は、肋骨の上にのっているだけです。

肋骨は、ビール樽のようなカゴ状を形成しており、その樽上の上に、2枚の羽が付いているように、肩甲骨がのっているイメージです。

ビール樽のような肋骨の上を、肩甲骨が滑るように動くことで、腕が動かせる範囲が広がります。

しかし、通常の関節のように凹凸ではまっていないため、肋骨と肩甲骨の関節は非常にルーズで不安定です。

肩甲骨は腕を使う際には、土台となる骨です。

腕を使う作業の時に、肋骨の上にのっている肩甲骨を安定させるためには、首・肩・胸・背中といった多くの筋肉の働きが必要になります。

今回、肩こりの発症するきっかけとなった調理や洗い物をするときの腕の動きは、腕が内側にねじっておこなう作業です。

腕が内側にねじれると、肩甲骨が外側に引っ張られる力が加えられます。

腕のねじりによる引っ張りに抵抗して、肩甲骨周辺の筋肉が緊張する状態が長く続くことで、肩こりが発生します。

ですので、料理や洗い物によっておきる肩こりを解消ずるためには、肩甲骨を支える首・肩・胸・背中といった筋肉へのメンテナスが必要です。

 

 

 

正月の疲れで左の肩こりを発症した50歳代女性の方の症例

 

左の肩こりで、50歳代の女性の方が来院されました。

きっかけをお聞きすると、正月に16人もの家族が集結したので、人数分の晩御飯の用意、調理、片付けをこなしたことで肩こりがひどくなったとのこと。

息子のお嫁さんたちには楽しんでもらいたかったので、台所の手伝いを断ってご自身1人でおこなったそうです。

4時間、立ちっぱなしでやり続けた結果、だんだん肩こりがキツくなってきて、気分が悪くなったと。

検査をすると、「こんなに私って肩甲骨の動きが悪くなってたんですね」と自覚がなかったようです。

治療後は、肩が軽くなって腕が楽に上がると喜ばれていただきました。

長時間の調理や洗い物で同じ姿勢で腕を使って、肩甲骨に負荷をかけることできつい肩こりが発症してしまうことがわかった症例でした。

 

 

 

長時間、台所で料理や洗い物をすることで発症した肩こりの対処法

 

台所で料理や洗い物を、長時間、おこなって発症した肩こりを解消するためには、肩甲骨がスムーズに動かせる状態にする必要があります。

そのために肩甲骨に関わる筋肉の柔軟性をあげるストレッチを以下で紹介させていただきます。

 

肩甲骨へのストレッチその1 

左手を右の脇の下を通して右肩をつかむ

顔を右方向に回転させて、同時に右肩をつかんだ左手を左方向に、20秒間、引いてください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。

肩甲骨へのストレッチその2 

左手で右肩の上方をつかむ

顔を右方向に回転させて、同時に右肩をつかんだ左手を前下方の方向に、20秒間、引いてください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。

肩甲骨へのストレッチその3 

立って、肩の関節90度、肘の関節90度の状態で、壁に手をつけます

その状態のまま体を左方向に回転して、止まるところで、20秒間、維持してください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。

肩甲骨へのストレッチその4 

右の前腕を頭の後ろに回して、左手で右腕の手首をつかむ

頭を後ろに倒して、頭にあたっている右の前腕を後ろに押し、その状態を、20秒間、維持してください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。

 

 

 

まとめ

 

正月におもてなしをするために、長時間、台所で料理や洗い物をした結果、気分が悪くなるほどの肩こりがおこってしまうと、来年、体力的に受け入れができるのか不安を口にされる方が少なくありません。

毎年、正月に集まれる場所があるというのは、家族にとってかけがえのないことです。

ですので、おこってしまった肩こりを早急にメンテナンスすることで、自信を取り戻していただきたいので、今回のブログがそのお役に立てれば幸いです。

それでも肩こりがなかなか解消しないようでしたら、お近くの病院や治療院で検査や治療を受けていただいて、お体のメンテナンスをしていただくことをおすすめします。

当院でも、正月の疲労によっておこった肩こりへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

肩こりへの対策について、他にブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

 

不眠になるほどの肩こりの原因は、実は「首」からきている?その理由とケアの方法動

朝の寝起きに肩こりがでるメカニズムと3つのオススメ対処法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

新年、自律神経を整えて仕事のスタートをスムーズに

2024.01.03 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,,栄養・食事・飲み物,生活習慣,疲労,睡眠

 

年末年始の長期の休暇が終わり、いよいよ新たな気持ちで、仕事や学校が始まっていきます。

しかし、休みが長かったせいもあり、なかなか心身ともに、やるべきことに取りかかるエンジンがかかりにくいと思われる方も多いのではないでしょうか?

年末年始の休みが明けたときの仕事や学業が始まる際に、約70パーセントの方が、体に不調を感じているという調査結果がでています。

また、体が感じる症状を調査したところ、

 

・けん怠感

・疲労

・やる気の低下

・眠気

 

などがあげられています。

そこで今回は、年末年始の休みが明けたときに、このような症状がでる理由と、これから一年、いいスタートダッシュをするために、心身の状態を上げるための方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、年初めにスムーズに仕事に入れます。

 

 

 

年末年始の長期の休暇あけに心身が不調になりやすい理由

 

年末年始で長く仕事や学校がお休みになると、次の日のことを気にしなくてもいいこともあり、夜更かしや食事の時間など生活習慣が乱れやすくなります。

それまで1年間過ごしてきた1日の過ごし方が急に変わることで、

 

「自律神経」

 

が乱れます。

「自律神経」が乱れることで、体を活動するモードにするのか、リラックスするモードにするのか、体が混乱して、休みが明けたときの不調へとつながります。

そもそも「自律神経」とは、私たちの意志と関係なく、24時間休みなく体を機能を維持するために働いてくれる神経です。

例えば、

 

・心臓を動かして血液を全身に巡らす

・呼吸をする

・食べ物を消化して吸収する

・暑いときには体温を下げるために汗をかく

・寒いときには体温を上げるために体をふるわす

 

といった感じで、自動で自分ではコントロールができない働きを行います。

自律神経には、交感神経と副交感神経と別れます。

交感神経は体を活動させるためのアクセルの働きをして、副交感神経は体をリラックスさせるためのブレーキの働きをします。

交感神経と副交感神経が互いにバランスよく働くことで、体の健康は保たれます。

この交感神経と副交感神経のバランスが年末年始の休みで、生活習慣が普段の状態に比べて、乱れることでバランスを崩して、年始の仕事や学校の始まりで体に不調が出るのです。

年末年始の生活習慣が乱れる代表的なものが、睡眠時間と食事です。

以下で、睡眠時間と食事が年末年始で乱れることで、なぜ自律神経が乱れるのかを紹介していきます。

 

睡眠の乱れが自律神経を乱す理由

朝になると目が覚めて、夜になると眠くなるというサイクルは、体に備わった「体内時計」によって管理されています。

「体内時計」は、自律神経との関わりが深く、日中は活動するために交感神経が優位になり、夜はリラックスするために副交感神経が優位になります。

しかし、年末年始で、夜更かしをしたり、朝寝坊したりしたりすると、自律神経の切り替えが乱れます。

そうすると、朝になってもスッキリ起きられない、夜になっても寝つきが悪くなり、体に不調があらわれます。

また、人間の体内時計は、25時間です。

地球の自転は24時間であるため、規則正しい生活をすることで、1時間のズレを修正できます。

しかし、不規則な生活を続けると、ズレがどんどん大きくなり、自律神経がますます乱れる悪循環にハマってしまうのです。

 

食事の乱れが自律神経を乱す理由

食事をすると、自律神経が働き、胃腸で消化や吸収が自動的におこなわれます。

自律神経を正常に働かして、胃や腸といった消化器を正常に動かすためには、食事のタイミングや回数が重要になります。

ベストは、朝昼晩の1日3回の食事を決まった時間にとって、胃腸に刺激を加えることで、自律神経が働きます。

年末年始の休み中、朝の起床や眠る時間が不規則になるということは、食事をとる時間や回数も、必然的に不規則になります。

そうすると、自律神経の動きが乱れて、胃腸での消化や吸収が不良になり、体を活動するためのエネルギーがうまく作れなくなります。

その結果、年始にいざ仕事や学業を始めようと思ったときに、けん怠感や疲労などが引き起こされるのです。

 

 

 

年末年始の長期の休暇あけに心身の機能を上げる方法

 

年末年始は楽しみや気が緩むことが多いので、なかなか普段通りの規則正しい生活は送るのが難しいかもしれません。

ですので、仕事や学校が始まってから、なるべく早く自律神経が正常に動くようにするための方法を以下で紹介させていただきます。

 

不規則な睡眠によって乱れた自律神経を整える朝の過ごし方

朝、起きてからバタバタ過ごすことで、自律神経の切り替えがスムーズにできすに、その日を台無しにしてしまいます。

1日の流れをつけるためにも気をつけるべきことは、

 

・早く起きて仕事や学校に行くまでの時間に余裕も持つる

・起きたら背伸びをしたり足踏みをして体に刺激を入れる

・太陽の光を浴びて体内時計をリセットする

・コップに1杯でいいので常温の水か白湯を飲んで、胃腸に刺激を入れる 

 

など、朝の起床したときの行動で、不規則な睡眠時間によって乱れた自律神経を整えることができます。

 

不規則な食事によって乱れた自律神経を整える食事の仕方

食事の回数や時間が乱れることで、胃腸に適度な刺激が入らず、自律神経が乱れます。

胃腸への自律神経が整う良い刺激のいれ方ですが、

 

・食事の間隔は5から6時間は空ける

・水分はしかっりこまめにとる

・食事の食べる量の比率は、朝は4・昼は3・晩は3の割合で摂取する

・夕食は21時までの終わらす

・よくかんで腹6から8分目の食事量にする 

 

など、食事を規則正しくとることで、自然と自律神経が整い、体を活動するためのエネルギーを効率的に作り出します。

 

 

 

まとめ

 

年末年始のお休みは、ついつい羽目を外してしまいがちです。

この時ぐらいは羽目を外してもいいと思いますが、休みが明けたときに、仕事や学業をスムーズにおこなうため、リカバーするための行動が必要です。

今回、ブログで紹介させていただいたことが皆様の年明けにスタートダッシュをするための助けになれば幸いです。

それでもなかなか、年明けに体が思うように動けないようでしたら、自律神経を整えるための治療をお近くの病院や治療院で受けることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みの方に対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に自律神経の不調に対してのブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

 

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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