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朝の寝起きに肩こりがでるメカニズムと3つのオススメ対処法

2023.07.15 | Category: 肩こり

 

朝は、朝食や弁当を作ったり、洗濯・掃除・子供の登校準備の手伝いなどなど非常に忙しいですよね。

ですので、朝に起きた瞬間からサクサク動きたいけど、体が固まって動きずらい。

睡眠と寝起きに関する調査で、約65%の方が「寝起きがだるい、体が痛い」と感じていることが報告されています。

特に、寝起きから肩こりを感じると、体も動きづらいし精神的にもやる気がなかなかおきませんよね。

そこで今回は、朝の寝起きに肩こりを感じたときの対処法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、肩こりに邪魔されず、家族のために朝からバリバリ動くことができます。

 

 

朝の寝起きからなぜ肩こりを感じてしまうのか?

 

人間の体は交感神経と副交感神経の2つの自律神経によって自動で調整されています。

交感神経は活動するために必要な肩や首などへの筋肉に酸素・栄養などのエネルギーが優先的に運ばれ、副交感神経は体を回復させる働きがある胃や腸などの内臓に酸素・栄養などのエネルギーが優先的に運ばれます。

交感神経と副交感神経が切り替わりながら人間は日々を過ごしているのですが、それが特に顕著なのが、朝の覚める時です。

睡眠中は、人間の体は回復モードの副交感神経が優位になるので、肩や首などの筋肉よりも内臓に血液や酸素・栄養が優先的に運ばれます。

そうして、夜中にピークを迎えた副交感神経は、明け方にかけて徐々に低下し、交感神経が優位へと移行していきます。

そうすると、睡眠中はどうしても肩や首などはエネルギーが回ってこないので硬くなり、寝起きに動こうとすると筋肉が伸びず、痛みが発生しまいがちです。

そして起きてからしばらく動いていると、肩や腰などの痛みがマシになるのは、朝に起きて動いているうちに次第に交感神経が優位となり、肩や首などの筋肉にエネルギーが運ばれ、活動しやすくなるからです。

ですので、朝の寝起きに体に痛みをださないように動き出すには、回復モードから活動モードへ自律神経を切り替えるように働きかる必要があります。

 

 

朝の寝起きから肩こりでお悩みの方の実例

 

 

70歳代女性の方が、朝、起きた時に肩こりの痛みを感じて、動き始めがしんどいとのことで来院されました。

朝は4時に起床して、朝食を作ったり洗濯などを済ませて、5時過ぎには旦那様と散歩に出かけるのが日課。

起きてからしばらく動いてたら、肩こりがとれて気にならなくはなってくるのだけれども、朝、起きてからの1時間はバタバタするから、肩こりで初動が動きづらいのは困るとのことでした。

診させていただくと、もともと長年、裁縫系のお仕事をなさっていたということで、肩から腕の筋肉が発達しており、肩が内側にねじれているという、肩こりが発生しやすい職業病とも言える体形や姿勢でした。

治療としては、寝ている間に肩こりが発生しないように、体のゆがみの調整。

治療後は、朝の寝起きの体にスムーズにエンジンをかけるための方法をお伝えしました。

すごく健康的な生活習慣をされているけれども、体のクセからくる朝の肩こりへ対処した実例でした。

 

 

朝の寝起きから肩こりを感じた時の3つの対処法

 

 

寝起きの肩こりを解消するためには、寝ている間の回復モードである副交感神経が優位な状態から、活動するための交感神経が優位な状態に切り替えて、肩周辺への筋肉に血液や酸素を送る必要があります。

その方法として、朝、起きた時に布団の中で誰でも簡単にできる3つの方法を紹介させていただきます。

 

両手を上げる

布団の中で万歳する要領で、両手をあげて足を伸ばしてください。

その状態から、息をはくのを7秒、吸うのを3秒の深呼吸を7回繰り返してください。

両腕を上げることで肩周りの筋肉のストレッチになると同時に、胸が広がることで酸素が取り込みやすくなります。

酸素は筋肉を動かすエネルギーとなるので、取り入れることで体が活動モードになります。

 

人差し指と薬指の付け根をもむ

 

手のひらや手の甲を刺激する事で、体のあらゆる場所が治療できるという研究がされています。

その中でも、肩への治療として効果が高いとされているのが、手の甲側の人差し指と薬指の付け根です。

1ヶ所につき1分づつもんでみてください。

 

足の裏をもむ

足の裏に「湧泉(ゆうせん)」というツボがあります。

場所は、足の土踏まずの指側の中央で、足の指を曲げたときにへこむ部分にあります。

そのツボを指で痛気持ちくらいの強さで10秒ほど、片足ずつ押してあげてください。

そうすることで、自律神経の中でも活動モードである交感神経が刺激され、肩が動きやすくなります。

 

 

まとめ

 

 

朝の寝起きが、1日の中で体が一番硬くなる時間帯。

特に、朝の寝起きから肩こりを感じて、朝の用事をサクサク動けないとお悩み方に、今回のブログで紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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