- Blog記事一覧 -冬の 寒さと共にやってくる気象病の「頭痛」がおきるメカニズムと4つの対策

冬の 寒さと共にやってくる気象病の「頭痛」がおきるメカニズムと4つの対策

2024.02.06 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,体温,入浴,,冷え,天候,天気,日常生活の動作,栄養・食事・飲み物,水分,生活習慣,疲労,睡眠,血圧,血流,頭痛

 

その季節のならではの変動と関係する病気や痛みのことを、

 

「気象病」

 

と呼ばれます。

冬は、四季の中でも特に外部の環境が厳しくなる季節です。

そんな冬の「気象病」の一つとして、よくみられるのが、

 

「頭痛」

 

です。

頭痛が起こると、仕事や家事・学業などに制限がかかったり、不快感による精神的なストレス、睡眠障害など、さまざまな影響がでます。

そこで今回は、冬に頭痛が発生しやすい理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、冬に起こる頭痛を解消できます。

 

 

 

冬に頭痛が起きやすい理由

 

冬の気象は、寒冷前線は通過 することで、気温や気圧、湿度の変化が起こります。

その急激な気候の変化が、気象病を引き起こします。

そのメカニズムとしては、寒冷前線が通過するときに、体の体温・尿の量・脈のスピードが変化します。

それらを調整するために働く自律神経が、血管に負荷をかけることで、炎症やアレルギー反応がでやすくなり、頭痛も引き起こされます。

自律神経には、交感神経と副交感神経のふたつの働きをする神経に分かれます。

交感神経は、活動するモードに体の機能を調整します。

副交感神経は、回復やリラックスモードに体を調整します。

このふたつの神経のバランスが取れていれば、健康で生活が送れます。

しかし、冬の気候では、寒さから体を守るために、交感神経の働きが優位になります。

寒さを感じると、交感神経は、血液が体の表面に流れることで、体温が放散されないように、血管を縮める働きがあります。

そうのような状態が続くと、血液の流れが悪くなります。

血液は、栄養や酸素、体温を運び、老廃物を回収します。

頭部の重さは4キログラムほどしかないにも関わらず、体全体の約20パーセントも血液を必要とする機関です。

血液の流れが悪くなることで、栄養や酸素が、脳や脳周辺の筋肉に行き渡らず、頭痛を引き起こしてしまうのです。

 

 

 

冬に頭痛を軽減するための対策

 

冬に起きる頭痛を軽減するための対策を以下で詳記させていただきます。

 

 

暖房の適切な使用

室内や室外の気温差を減らすために、暖房器具の適切な使用が重要です。

ガイドラインでは、冬の室内外の温度差は、20℃をこえないようにすることがすすめられています。

急激な温度変化を避け、寒暖の差を少なくすることが、頭痛の予防となる。

しかし、外出するときには、どうしても寒暖差が避けられない場合があります。

そのときには、しっかりとした防寒着、特に、首が寒い空気に触れないように、マフラーやタートルネックの服などを装着してください。

首に寒い空気が触れると、首にある頭に向かう血管が急激に縮み血流が悪くなることで、頭痛を引き起こします。

ですので、意識して寒さから首を守ってください。

 

適切な保湿 

冬は室外や室内の空気が乾燥します。空気が乾燥すると、体の水分が失われやすくなり、血液の量も減ります。

そのことで、脳への血流量も低下して、頭痛を引き起こします。

ですので、乾燥によって起こる頭痛を予防するために、室内に保湿器を使用したり、温かいも飲み物をこまめにとることをおすすめします。

 

適度な運動 

運動することで、筋肉の動きによって血流を促進します。

冬は特に寒さで、活動量が減りますので、血流が悪くなりがちです。

運動としては、軽いウォーキングでもいいのですが、あまりにも外が寒いようでしたら、無理をせずに、

 

・その場で足踏み

・カカト落とし

・貧乏ゆすり

などをして体に刺激を入れてください。

 

十分な睡眠

冬は、寒さに対応をする自律神経を働かすために、脳はフル回転することで疲れて、頭痛が発生しやすくなります。

その脳を回復させるためにも、質の高い睡眠が必要です。睡眠の質を上げるには、39℃〜41℃に設定した湯船に、体に無理のない程度に、首までゆっくりつかってください。

そして、お風呂からでた30分から1時間ぐらい後に、寝床に入ってください。

一度、風呂に入ることで体の体温を上げて、お風呂からでてしばらくすると体温が下がってくるタイミングが、体が睡眠モードになるスイッチが入り、質の高い睡眠がとれます。

そのことで、脳が回復して、頭痛を予防できます。

 

 

 

まとめ

 

冬の気象病は、頭痛だけではなく、 リウマチ神経痛、心筋梗塞、気管支ぜん息、風邪、脳出血、精神障害なども引き起こします。

これから、まだまだ、冬が続くのでの、冬の頭痛への対策をすることで、他の冬の気象病の発症も予防できます。

そのための方法として、今回紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もしそれでも解消できないようでしたら、お近くの治療院に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みに対して施術をおこなっておりますので、ご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に頭痛への対策のブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

なぜ天気が雨になると頭痛になる?

命にかかわる頭痛の症状は?病院で検査が必要な頭痛の種類

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


月別アーカイブ

カテゴリ一覧

アクセス情報

所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。