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5月に入り、コロナによる行動制限が大幅に解除され、季節的にも外出しやすくなりましたね。
休止していたヨガや体操、ウォーキングを再開したというお声をよく聴くようになりました。
そういった健康意識の高い方は、テレビや健康雑誌の情報を取り入れて、熱心に実践されておられます。
しかし、忠実に実践されたことで、かえってお体を痛めて来院される方もいらっしゃいます。
特に、「大股でウォーキング」をされた方が、股関節を痛めてしまう傾向が高い。
そこで今回は、大股でウォーキングしたら股関節を痛めてしまう理由と、股関節に優しいウォーキング方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ウォーキングによる股関節の痛みを解決できます。
「大股」で歩くイメージは、自分ができる最大の歩幅で歩くという感じです。
よく推奨されている大股の歩幅は、「身長の45〜50%」
私の場合ですと、身長が175センチなので、大股歩幅は78〜87センチとなります。
実際にやると、ジャンプするように歩かないとその歩幅になりません。
大股で歩くことは、ウォーキングというよりはランニングに近く、運動としてのジャンルが違ってくるようにも思えます。
このジャンプするように歩くということが、股関節に大きな負担をかけて、痛めてしまう原因となります。
歩行するときの一連の流れで重要なことは、床に足が着地したときの「衝撃」を、体がいかにうまく受けられるかにあります。
そんなに歩くことで体に衝撃がかかるかな?と思われるかもしれません。
しかし、自分の体重をかけて足を床に着地した際の、その反動による衝撃は侮れません。
普通の歩行でさえ、股関節への負荷は、体重の約5倍もかかるとされています。
さらに、大股で歩くということは、先ほど記したようにジャンプに近い状態です。
ジャンプをすることで股関節にかかる負荷はなんと、体重の約12倍とされています。
そんな負荷がかかる大股ウォーキングを繰り返せば、股関節を痛めてしまうのも無理はありません。
大股でウォーキングしたことから股関節を痛めて当院に来られた、70歳代女性の方がいらっしゃいました。
その方は、
「歩いてたらピキって股関節の痛いんです」
というお悩みでご来院されました。
ウォーキングを普段からされているということだったので、距離や歩数など聞いていくと、
「大股で歩いてるんです、テレビで大股で歩かないと鍛えることができないって言ってたから」
とご自身がされているウォーキング方法を話していただきました。
大股で歩いていると、途中で痛くなって立ち止まり、痛みがおさまるまた歩くということを繰り返していたそうです。
また、途中で股関節が痛くなって家に帰れなくなることが怖くて、自分が行きたい景色がいい場所でウォーキングできないと。
ご自身の健康のためにされていることが、かえってご自身が希望することができないという非常にもったいない事例でした。
股関節を痛めないためのウォーキングのポイントは3つ。
歩行は足の裏を地面に着地した後、足首→ひざ→股関節の順番で連動していきます。
その過程で、床からの衝撃を吸収するためには、ひざと股関節が、クッションの役割ができるように、軽く曲げ伸ばしができるように、柔らかい状態でいることが必要です。
大股で歩くと、負荷がかかりすぎる上に、ひざや股関節を固める状態となり、余計に股関節を痛めてしまいます。
意識せず普通に歩ける歩幅は、自分の体にあっている証拠です。
ご自身が無理なく歩ける歩幅で歩いてみてくださいね。
大股での歩きは、歩くスピードが速くなります。
そうすると、体が揺れながら歩くこととなり、骨盤にブレが生じます。
骨盤がブレると、股関節も不安定になるため、それを補うために股関節周りの靭帯や筋肉に大きな負荷をかけます。
結果、股関節が疲れて、硬くなり、痛みを引き起こします。
ですので、体がブレない程度のスピードで歩いてみてください。
目安としては、頭が左右に揺れていない意識しながら歩いてみてください。
大きく揺れているようでしたら、歩くスピードの出し過ぎなので、ペースを落とすようにしてみてください。
①で述べたように、歩行は足の裏が着地してから、足首→ひざ→股関節の順番で連動していきます。
それをキレイに連動していくには、足先やひざ、股関節の方向がバラバラだとスムーズにはいけません。
ギクシャクしてしまうと、最終的に到達する股関節が帳尻を合わせるために、無理な動きや負荷がかかり、痛める原因にもなります。
ですので、歩行の一番最初の足先の向きをまっすぐにして安定させると、歩行がスムーズに連動して股関節に優しい歩き方となります。
ウォーキング中に、気がついたら足先をまっすぐに歩くように修正するで結構ですので、徐々に足先をまっすぐに歩くフォームを身につけていただければと思います。
「大股で歩くことで、理論的にこの筋肉が鍛えられる」
「カロリー計算上、大股で歩くと痩せられる」
という情報をよく見かけます。
確かに理にかなっていることなのですが、いかんせん大股で歩くことにお体がついていけず、股関節を痛めてしまう方を多く診てきました。
前述しましたが、自然な歩幅でウォーキングするだけでも、しっかりした運動になります。
今回ブログに紹介したことを参考に、楽しくウォーキングを続けていただければと思います。
また当院のブログで、股関節のケア方法も紹介しています。
リンクを貼り付けておきますので、併せてご参考にしてください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
60歳代女性の方がご来院されて、
「ボーリングをした晩は、両太もも裏がつって痛くて」
「整形の先生には運動は続けなさいと言われたけど」
「ボーリングは楽しいけど、こんなに痛かったら続けられへん」
とお悩みをお聞きしました。
運動したその晩、寝ていると足がつってしまうことはないですか?
私も経験がありますが、あれは本当に痛くて困りますよね。
そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、運動した晩に足がつることを解決できます。
人間の体は、約60%は水分です。
また、筋肉に至っては約75%が水分で構成されています。
その2~3%が失われただけで、筋肉が硬くなり、つりやすくなります。
特にコロナによるマスク生活が水分摂取の機会を減らしています。
そういった生活がここ2、3年続いたことで、体に水を保持する能力が落ちており、少し運動しただけで筋肉が疲れて、足が攣りやすくなります。
運動後に足がつるようでしたら、
「ウォーターローディング」
を日常行っていくことをオススメします。
「ウォーターローディング」とは、日頃から定期的に水分を補給し、体に水分を貯蓄しておくという考え方です。
やり方はとても簡単です。
・起床直後
・朝食時
・午前中に少なくとも一回は摂取
・昼食時
・夕食前に2~3回摂取
・夕食時
・入浴後
・就寝までに少なくとも1回
・就寝前
一回につき、200ml の水分を摂取してください。
麦茶、ルイボスティー どくだみ茶など、ノンカフェイの飲料をおすすめします。
コーヒー、緑茶、紅茶、ウーロン茶などカフェインを含む飲料
オーエスワン、ヴァームスマートフィットウォーターなど、水分吸収が良いハイポトニック飲料
運動前の30分前には水分摂取
運動は水分と共に、汗と共に出てしまったミネラルを摂取するために、お味噌汁やひじきなどを摂取してください。
運動中はしっかり水分を摂っていると思えても、日常から十分に水分を取れていない方は、足がつるリスクは高くなります。
日常生活から水分補給の習慣をつけておくことをオススメします。
ボーリングは片手でボールを扱うスポーツです。
良いフォームでもどうしてもお身体に歪みは出てしまいます。
その歪みが積もると、血流が悪くなり、お体に十分な水分や栄養が届かず、特に血流が悪くなる就寝時に足がつってしまいます。
その場合には、お近くの専門の治療院で、お身体を整え、血流を良い状態に維持できるお体にすrをオススメします。
当院もこの運動した晩に太ももが攣りやすい方に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、スポーツした夜に太ももをつることの防止し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後に、
「寝れるようになったし、前みたいにつることも無くなって、ボーリング後のケアの仕方もわかったし、湿布も貼らなくなって、湿布だいも浮くので助かってます。」
とご感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
50歳女性の方が来院されて、
「仕事がしんどくて、胃が痛くて」
「ものがあんまり食べれないの」
「だから、うどんばっかり食べてる」
というお悩みをお聞きしました。
今回ご相談いただいたような仕事のストレスから胃が痛くて食欲がなくなってしまうことはないですか?
そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ストレスによる胃の痛みからくる食欲低下を解決することができます。
胃腸を動かし、胃酸から保護する粘液を出す働きは、「副交感神経」という自律神経が自動的に行います。
この「副交感神経」は、体をリラックスしたり回復するための働きをします。
それとは反対に、体を動かしたり、ストレスから体を守る働きをするのが、もう一つの自律神経「交感神経」です。
「交感神経」が働いているときは、胃腸の働きはストップします。
ストレスを感じ、交感神経が働きすぎていると、胃のなかを守る粘液がだせず、胃酸で胃の中を痛めてしまいます。
また胃が動いていない状態で食べ物を食べると、食べ物が分解されにくくなり、胃もたれや食欲不振となりがちです。
そういった状態で、さらに消化されにくい炭水化物を食べてしまうと、より胃に負荷をかけて痛みを出してしまいます。
胃腸で消化されにくい食べ物成分は、脂身の多いお肉や揚げ物などの脂肪や、お米やパン、うどんなどの炭水化物などです。
これらの食べ物は、食べると腹持ちがいいのですが、腹持ちがいいということは逆に言えば消化されづらいということです。
今回の患者様は、食欲がないのでうどんばかり食べていたということでした。
確かにうどんやそうめんといったものは、喉越しが良くて食べやすいように感じます。
しかし、うどんやそうめんの原料である小麦は、水と合体すると「グルテン」という粘着質の強い物質に変わります。
粘着質の強い「グルテン」が、胃腸に入ると、胃腸の粘膜にへばりついてしまい、消化がされにくく胃腸に負担をかけます。
最近では、「グルテンフリー」という言葉が出るぐらい、小麦を避ける食事が推奨されています。
胃腸は脳との関連性が強いため、胃腸に負担をかけることが、体全体の調子を落としてしまうからです。
ストレスによる胃腸の調子が悪い時に行うことは、
胃腸の状態があるいときに避けるべき食べ物は、高い脂肪分が含まれる天ぷらや脂身の多いお肉、炭水化物のお米やうどん、パンといった小麦が含まれる食品です。
それに対して、消化の良い食べ物は、タンパク質です。
炭水化物が消化に5時間ほどかかるに対して、タンパク質は3時間ほどで消化されます。
赤みのお肉や魚、豆腐や納豆といった大豆製品などタンパク質を中心にとることで、胃腸の負担を減らすことができます。
胃腸の調子が悪い時は、あえて食べない時間を作るという手段もあります。
人間の体は、半年で細胞のほとんどが入れ替わります。その中でも、胃腸の中の細胞の入れ替わりが一番早く、1〜2日で入れ替わります。
胃腸に食物を12時間から16時間ぐらい入れるのを避けると、胃腸の動きを徐々に取り戻すという研究結果が出ています。
16時間というと長い気がしますが、睡眠時間を利用するとやりやすいです。
夜寝て、朝食を抜き、昼ごはんを消化の良いものを食べるといった生活を2〜3日続けるという手段も有効です。
ただし、食事はしなくても、「水分」はしっかり摂ってください。
水分を取らないと、体のエネルギーがうまく働きません。
できれば水分は、常温か温かいものを選択してください。
胃腸が痛い時は、ホットマットや湯たんぽ、カイロをお腹に当ててみてください。
そうすることで、体がリラックスして副交感神経が働きやすくなり、胃腸が働き始めます。
当てる体勢は、お腹の緊張が緩みやすい、膝を立てて上向で寝ることをお勧めします。
生活習慣を変えても胃腸の痛みが取れない場合は、胃腸を動かす自律神経の働きの調節が必要となります。
自律神経と背骨は非常に関係性が深いです。
背骨が歪むと、自律神経の働きもうまくいかなくなることが多いです。
ですので、お近くの専門の治療院で、体の歪みを調整してもらうことをお勧めします。
当院もこのストレスによる胃の不調に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、胃の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
60歳代女性の方がご来院されて、
「ソファに座ってると股関節の前あたりが、ぎゅっと痛くなってくるの」
「座布団2枚お尻に引いて座ったりしてるんやけど」
「どうやって座った方がいいですか?」
というご相談を受けました。このように座っていると股関節が痛くなって、座り方で悩むことはないですか?
そこで今回は、そうなる理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、座っているときに股関節に負担をかけないを方法を知ることができます。
股関節の前面は、重要な血管や神経、筋肉がスクランブル交差点のように交わって詰まっています。
また、座っている状態は、股関節に体重の30%の重さがかかると報告されています。
体重50kgなら、座っていると股関節に15kgの重さが常にかかっている計算です。
このように、ただでさえ、神経や血管が詰まった、座っていると負荷がかかりやすい股関節に、さらに負担をかける座り方をすることで、今回の患者様のような痛みが派生してしまいます。
大前提として どんないい座り方でも、長時間座っていると、その姿勢を維持するために股関節に負荷がかかり、痛みが出てしまいます。
できれば、30分ぐらいに一回は、一旦立って、股関節を伸ばすようにしてください。
深めに腰をかける
お尻の尖った骨の部分(座骨)を座る面に当てる
骨盤を立てるイメージで座る
膝が90度となる椅子の高さ
足の裏が地面にしかりつく状態
背筋を伸ばす
が、股関節に負担をかけにくい座り方です。
床で比較的、股関節に負担がかからない座り方としては、
「正座」
となります。
ただし、膝にかなり負担がかかってしまうので、踵とお尻が30センチほど離れるように、お尻の下に座布団や正座枕を置いて座っていただくことをお勧めします。
股関節を捻ったり、圧迫するような座り方は避けるべきです。
その座り方は、椅子でしたら、足を組んで座る 膝が腰より高い位置となる状態(ソファや車の椅子) 。
床でしたら、あぐら アヒル座り 横坐り 体育座り 長座 となります。
正しい座り方をしても股関節が痛くなるようでしたら、腰や背中、骨盤など体の歪みがキツくなっていることが考えられます。
ただでさえ座ることで股関節が負荷かかかりやすい上に、体が歪むことで負荷を上乗せしてしまいます。
ですので、股関節だけではなく、お身体全体の調節が必要となります。そう言った場合は、お近くの専門の治療院にかかられることをお勧めします。
当院もこの座っていることで股関節の痛みに対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、股関節の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
3回治療後には、
「あれからギュッと痛くなることはなくなりました」
とお喜びの感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
40歳代女性の方がご来院されて、
「ずっと書類仕事してて首や肩が凝って」
「そしたら胃が痛くて、ご飯があまり食べれないです」
「ストレスとか胃に効くツボってないですか?」
とご相談いただきました。
仕事のお疲れやストレスから、胃痛がでることはないですか?そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、胃痛を解決することができます。
今回ご相談いただいた方のデスクワークによる胃痛の理由として、「ストレス」と「首・肩こり」によるものと考えられます。
胃腸の動きを調整するのは、自律神経です。
自律神経には、体を動かすことを優先させるために胃腸の動きを抑える交感神経と、栄養を吸収して体を回復させるために胃腸の動きを活発にさせる副交感神経があります。
脳がストレスを感じると、体は危機を感じ、交感神経の働きを活発にさせます。
そうすることで、胃腸の動きが抑えられ、胃の血流や胃粘膜を保護する粘液の分泌が低下し、胃痛が発症します。
首や肩は、脳と胃をつなぐ自律神経の通り道です。
特に首は、自律神経以外の神経や血管が多数通り、渋滞しやすい箇所です。
デスクワークによる姿勢の歪みで、首に歪みがかかり、脳と胃との連絡がうまくいかず、胃の活動が低下し、痛みが発症しやすくなります。
「ストレス」「首・肩こり」のために「胃痛」が起こっていますので、それぞれに効果的なツボを紹介させていただきます。
「内関(ないかん)」がストレスに有効なツボです。
ツボの取り方は、手のひらがわの手首の皺がある部分から、指3本分上の前腕お真ん中にあります。
「肩井(けんせい)」が首・肩こりに有効なツボです。
ツボの取り方ですが、頭を前倒した時に、首の根元でぽこっと出ている骨と肩の端を触った時にぽこっと出ている骨とを結んだ、ちょうど真ん中にあります。
「裏内庭(うらないてい)」が胃痛には有効なツボです。
ツボの取り方は、足の裏側の足の人差し指の付け根にあります。
ツボはきつく押すとかえって体が緊張してしまうので、優しく気持ちいいぐらいに押してくださいね。
この3点のツボを押してもなかなか胃痛がとれにないようでしたら、自力での回復が、仕事によるストレスや疲労に追いつかない状態だと考えられます。
より回復力を上げるために、お身体を整える必要がありますので、お近くの専門の治療院で施術を受けていただくことをお勧めします。
当院もこのデスクワークの疲労やストレスによる胃痛の症状に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、ストレスや疲労を軽減することで胃の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「首が楽や、もうちょっと頑張れそう」
と感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広