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趣味のテニスでひざの外側が痛くなる理由と正しい対処方法

2025.06.26 | Category: 予防,体操・ストレッチ,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,膝の痛み,運動,関節

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、60歳代女性の方が、右のひざの痛みで来院されました。

詳しくお話をお聞きすると、

「趣味でやっているテニスでダブルスでのゲームを6ゲームもして・・・」

「そのときは痛くなかったけど、3日後あたりからひざの外側に痛みがでて・・・」

「ひざは曲がるんですけど、階段を登ったすると、ひざの痛みがより感じるんです」

とのことでした。

また、ひざの痛みを感じながら動いていたら、足首や股関節まで痛みが広がってきたと。

テニスをこれからも続けて行きたいので、このままほっといてはダメだと思い、治療を受けにきたそうです。

今回、ご相談いただいた患者様のように、テニスを頑張ってプレーしたことで、特に、ひざの外側に痛みを感じる方は少なくありません。

そこで今回は、テニスのプレイ後に、ひざの外側に痛みを感じるようになった理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、テニスによるひざの外側の痛みが軽減して、よりテニスを楽しめます。

 

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テニスで外側の痛みがおきるメカニズム

テニスは、

・急激に方向を変える

・ストップやダッシュの動作を繰り返えす

・ジャンプをする

・足を前後に踏み出してひざを曲げて腰を落とす

など、ざまざまに足の動作をする競技です。

こうした高い強度と複雑な動作により、テニスをする方は、よく下半身のけがを引き起こします。

その中でも、

「ひざの外側の痛み」

は、テニスでよく見られえうケガで、放置するとパフォーマンスの低下やテニスを続けるのが困難になる。

テニスで外側の痛みがおきる主なメカニズムは、

「ひざとつま先の位置の乱れ」

にあります。

テニスのプレイ中は、いくつのか関節が協調して動きます。

例えば、横に飛んできたボールを打ち返そうと足を前に踏み出す際には、前に出した足の股関節とひざ関節と足首の関節を同時に曲げる動作をします。

こういった協調して関節を動かす際に、関節同士の位置や方向が乱れることで、ケガにつながります。

テニスをプレイすることで起きるひざの外側の痛みの場合、

「ひざが外に出て、つま先は内向き」

という姿勢を反復してとることで、ひざの外側に過剰な圧力や牽引力を生じさせるということが研究で報告されています。

その結果、ひざの外側のじん帯や筋肉などの組織が損傷し、炎症を起こすことで痛みが発生します。

(参考文献:「テニス選手のための 下肢傷害予防プログラムの作成」)

 

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ひざの外側の痛みで考えられる傷病

テニスをすることでひざの外側に痛みが発生するのは、いくつかの傷病が考えられます。

以下のその傷病と特徴を紹介させていただきます。

 

腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)

 

 

もっとも代表的なひざの外側の痛みの原因は、「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」です。

腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)は、太ももの外側やお尻の筋肉から始まり、ひざの外側を通ってスネの外側に付着する大きなじん帯です。

このじん帯は、ひざの外側に密着しているので、ひざを曲げたり伸ばしたりすると、ひざの外側の骨に擦れます。

テニスでは、走る・止まる・方向転換といったひざを屈伸する動作が多いため、ひざの外側の骨に腸脛靭帯が擦れる機会が多く、その結果、炎症を起こし痛みが発生します。

 

外側の半月板(はんげつばん)損傷

 

 

ひざの関節の中には、外側と内側に、「半月板」というクッションの役割をする半円状の組織があります。

テニスで、「ひざが外に出て、つま先は内向き」の状態で、ひざの屈伸・スライディング・ストップなどの動作を繰り返すと、特に、外側の半月板が圧迫されます。

その結果、外側の半月板が損傷して、痛みが発生する可能性があります。

 

外側の側副じん帯損傷

 

ひざ関節の左右の動揺を支えるために、ひざ関節の内外の横に関節をまたぐ、じん帯があります。

テニスでは、横への移動や急な切り返しで、ひざの関節にひねりが加わると、側副じん帯に、過剰な伸張が起こることがあります。

それによって、ひざの外側を支持するじん帯の方に損傷がおこった場合、外側に鋭い痛みや不安定感が出現します。

 

膝蓋腱外側部炎

 

膝蓋骨(しつがいこつ)は、太ももの骨とスネの骨の間の前面にある“ひざのお皿”と呼ばれる部分です。

ひざのお皿は、ひざの関節を、曲げたり伸ばしたりする際に、テコの支点の役割を担うことで、効率的にひざを動かせます。

そのひざのお皿を、スネの骨をつなぐために、膝蓋腱(しつがいけん)というじん帯があります。

テニスをプレイする際に、ジャンプや着地などを繰り返すと、膝蓋腱の外側部分に過剰なストレスがかかります。

それによって、ひざのお皿の外側のじん帯に炎症が起こり、痛みを引き起こす。

 

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ひざの外側に痛みが出た場合の注意点

テニスで、ひざの外側に痛みが出た場合、

・痛みが強く、歩行や階段の昇降が困難

・歩行や階段の昇降時にひざにが困難など日常生活に支障が出るほどの痛み

・ひざに体重をかけられない場合

・一時的な痛みではなく、1週間以上症状が改善しない場合

・ひざの腫れや熱感が強い

・ひざが「外れる」「ぐらつく」などの不安定感がある場合

・ひざが急に伸びなくなった、曲がらなくなった場合

・発熱や全身症状を伴う

・安静にしていても痛みが引かない場合

などのような症状や状況があれば、重症の可能性が高いので、病院でMRIやCTなどをつかった精密検査を受けることをおすすめします。

 

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ひざの外側の痛みへの対処方法

テニスをした後に起きるひざの外側の痛みへの対処方法として、以下のことを紹介させていただきます。

ひざと足先の方向をそろえる

 

ひざの外側の痛みの主な原因は、「ひざが外側・つま先が内側」と、ひざとつま先が向く方向がバラバラに動作することで起こります。

ですので、テニスをしているときだけでなく、立っているとき・座っているとき・歩くときなど普段の日常生活の中でも、

「ひざとつま先の方向をそろえる」

ことを意識して行動してください。

そうすることで、ひざの外側への負荷が軽減して、回復を早めることができます。

 

腸脛靭帯の柔軟性を上げる

テニスをプレイする際に、太ももからひざ関節の外側を通る腸脛じん帯が、ひざ関節の外側に擦れることで、痛みが発生する場合があります。

ですので、腸脛靭帯の柔軟性を上げることで、ひざ関節の外側に擦れることを軽減できます。

そのための方法として、以下のようなストレッチをおこなって見てください。

座った状態で、片方の足を伸ばし、ストレッチしたいひざを曲げて立て、伸ばした足のひざの外にクロスさせます。

 

曲げたひざの外側に、曲げたひざと反対側の肘をあてて、それを支点に、上半身を曲げたひざから離れる方向にひねり、20秒間キープします。

 

これを2セットしてください。

 

ひざを伸ばしやすくする

ひざの関節がが最も安定した状態は、ひざを伸ばした状態です。

ひざがしっかり伸びていると、骨同士が一直線に並び、ひざ周辺の筋肉やじん帯がしっかり機能して、構造的に安定します。

ひざが伸びず曲がったままだと、体重を支える力が弱くなり、歩行や立位で不安定になりやすくなります。

また、そういった状態では、テニスをプレイした際にケガをしやすくなりますし、痛めた後も、ひざが常に不安定な状態のため、回復が遅れます。

ですので、意識的に、ひざをまっすぐ伸ばす訓練をすることをおすすめします。

その方法として、以下のようなことをおこなってください。

ひざと足先の方向をそろえて、ひざの関節を90度に曲げた状態で、イスに座る

ひざと足先の方向を一直線にしたまま、片方の足のつま先をあげて、かかとを床に滑らして、ひざをゆっくりまっすぐ伸ばす。ひざが伸び切った状態で、5秒間、キープします。

5秒たったら、元の姿勢に戻り、反対側の足も同じようにおこなってください。

 

この一連の動作を、5回、繰り返しておこなってください。

 

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まとめ

テニスは楽しいスポーツですが、激しい競技でもあります。

特に、ひざの動きに支障が出ると、テニスをプレイするのに大きな支障を引き起こします。

長くテニスを楽しむためにも、ひざを痛めた場合は、適切な対処をする必要があります。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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デスクワーカーが久々の筋トレで起きる筋肉痛のメカニズムと早く回復させるための方法

春から夏の温度上昇する時期は熱中症に警戒!暑さに順応するための方法

仕事の疲れで眠れない…その原因と質の高い睡眠のための生活習慣

2025.06.23 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,入浴,寝起き,日常生活の動作,朝,生活習慣,疲労,睡眠,職業病,運動

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、飲食業の50歳代の女性の方が、お体のメンテナンスで来院されました。

その際に、お体の状態をお聞きすると、

「最近、なんか寝つきが悪くて・・・」

「そのせいで、寝起きもスッキリしなくて・・・」

「仕事が忙しくて、そのせいもあるんですかね?」

とのことでした。

仕事が忙しくて疲れているのに、寝つきが悪くて、そのせいでさらに疲れが取れないという、悪循環が続いているというお悩みでした。

今回、ご相談いただいた方のように、疲れやストレスが積み重なることで、寝つきが悪くなる方も少なくありません。

そこで、疲労と寝つきの関係性と寝つきの悪さに対する対処法を紹介さえていただきます。

このブログを読んでいただくことで、疲れるすぎることで起こりやすい寝つきの悪さを軽減し、質の高い睡眠がとれることで、日常生活の快適に過ごせます。

 

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疲労と寝つきの関係性

最近の医学研究により、疲労と睡眠の障害との関係が明らかになってきました。

特に、労働の環境の厳しい方は、肉体の疲労と精神のストレスが、複合して作用し、入眠の困難を引き起こすケースが多く報告されています。

疲労と睡眠の関係性を、以下で説明させていただきます。

 

疲労センサーの機能が低下するため

タンパク質は、人間の細胞を作ったり修復したりする際に、重要な材料になります。

また、タンパク質は、人間の細胞内で生成されることで、ホルモンや酵素などになり、正しく働けるようになります。

しかし、人間が日中たくさん活動すると、それを支えるために細胞内でのタンパク質の生成量が増え、その際に、細胞内でタンパク質をうまく生成できないことが起こり、

「タンパク質の不良品」

が発生し、それがたまっていきます。

これは、工場でたくさん急いで製品を作るときに、どうしても出る「不良品」のようなものです。

細胞内の小胞体(しょうほうたい)と呼べれている部分は、タンパク質の不良品を検知する

「タンパク質品質管理センサー」

の役割を持つ果たしています。

人間が活動していることで発生するタンパク質の不良品が、一定量をこえると、品細胞内の小胞体のタンパク質品質管理センサーが反応して、脳にその情報を送ります。

その情報を脳が受けて、

「そろそろ休んだ方がいいよ」

と判断して、自然に眠気を感じるように、体に命令を下します。

しかし、長期間、疲れが続くと、この「タンパク質品質管理センサー」が、正常に働かなくなります。

例えるなら、火災報知器は設置しているが、火災報知器を動かす電池が切れた状態ようなものです。

実際に、細胞内にタンパク質の不良品がたまっているのに、脳に「休む必要がある」という商法が、細胞から届かなくなります。

その結果、

・体は疲れているのに眠れない

・浅い睡眠しかできず疲労が回復しない

・翌日さらに疲れが蓄積する

といったことが起こる。

(参考文献:「ERタンパク質恒常性調節因子が細胞非自律的に睡眠を制御する」)

 

疲労ストレスで活動するスイッチが切れない

疲労によるストレスが強いとき、脳の中では、

「目を覚ますスイッチ」

が入りやすくなります。

普段は、体内時計の働きで、「リラックスさせるスイッチ」がしっかり効いているので、夜になると、回復をさせるために自然と眠くなるように調整されています。

しかし、過剰な疲労によるストレスがかかると、この脳内の「目を覚ますスイッチ」から「リラックスさせるスイッチ」への切り替え機能が弱まってしまい、「目を覚ますスイッチ」がどんどん働いてしまいます。

その結果、夜になっても頭がさえて眠れなくなり、不眠が発生します。

(参考文献:「ストレス・睡眠・体内時計を繋ぐ神経回路の発見」)

 

疲労物質の蓄積するため

人間の体は、栄養や酸素を細胞の中で分解し、エネルギーを作り出しています。

このエネルギーを生み出す過程で、

「活性酸素」

という副産物も生み出します。

この「活性酸素」は、普段は、うまく廃棄処理されていますが、強い疲労が重なると、疲労を回復させるためにエネルギーを作り出す量が増えるので、それに伴って活性酸素も過剰に発生し、それが処理しきれなくなります。

活性酸素が増えるすぎると、その酸化力のために細胞を痛めてしまいます。

具体的には、活性化酸素が増えすぎると、体を動かすためのエネルギーの産生の効率が、約4割も低下することが報告されています。

その結果、脳や内臓・筋肉など組織が、

「十分なエネルギーが作れない=疲れが取れない」

と感じるようになります。

さらに、活性酸素は、DNAやタンパク質なども傷つけてしまいますので、組織の働きを悪くし、慢性的な疲労感やだるさ、さらには、睡眠の質の低下し寝つきの悪さが発生します。

(参考文献:「酸化ストレス介在性病変におけるミトコンドリア機能不全の重要性について」)

 

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疲労による寝つきの悪さへの対処法

疲労による寝つきが悪くなる場合、科学的に認められている生活習慣の見直しや睡眠の環境の改善が非常に有効です。

以下で、具体的なその対処方法を紹介させていただきます。

 

就寝前の入浴

就寝1~2時間前に、39~41℃程度のぬるめのお風呂にゆっくりつかることは、入眠を促す有効な方法です。

入浴によって、一時的に体の体温が上昇し、入浴後に体温が下がる過程で、脳の睡眠スイッチが入り、自然な眠気が訪れやすくなります。

この入浴による生理的な体温の変化が、スムーズな寝つきをサポートします。

シャワーを浴びただけでは、入浴前後に起きる体温の変化が起こりにくく、睡眠の質の向上につながりにくいものです。

ですので、疲れてお風呂に入るのが面倒なこともあるかと思いますが、できるだけ少しの時間でも良いので、湯船につかる入浴をおこなってみてください。

 

日中の適度な運動

ウォーキングや軽いランニングなど、有酸素運動や全身運動を日中から夕方に行うことで、睡眠の質が向上し、寝つきも良くなります。

運動による適度な刺激は、体を自動調節する自律神経のバランスを整え、ストレスの解消にも効果的です。

また、寝る前に、ゆっくりと優しくストレッチをしたり、深い深呼吸をすることでも、自然な睡眠の導入につながるので、生活習慣の一部に組み込んでみてください。

 

朝の光を浴びる

朝、起きて30分以内に、日光を浴びると、体内時計がリセットします。

そうすることで、夜、寝るべき時間に、自然な眠気を呼び起こす体内時計のリズムが整いやすくなります。

特に、朝の強い太陽の光は、睡眠を促すホルモンの分泌のタイミングを調整し、睡眠の質が高まります。

朝の太陽を浴びる時間は、晴れていれば5~10分程度、曇りなら10~30分程度を目安にしてください。

太陽光を浴びるときは、窓越しでも良いのですが、屋外であたった方がより効果が高いです。

朝の太陽光は、遅くても午前10時までにはあたるようにしてください。

 

就寝前のスマホ・PC・タブレット利用を控える

太陽の光が目に入ると、活動する時間帯だと脳が感じて、脳や体が興奮します。

そういった人間の体の習性から、スマートフォンやパソコン、タブレットなどの電子機器が発する強い光を浴びると、脳や体が同じように興奮して活動モードとなり、眠りが阻害されます。

ですので、就寝する1~2時間前からは、電子機器の使用を控え、部屋の照明も暗くすることで、自然な眠気を誘導してください。

また、寝室にスマートフォンに持ち込むと、ついつい触ってしまうので、寝るときはリビングに置くなどして、スマートフォンを手元から離す習慣も効果的です。

 

規則正しい生活リズムの維持

毎日、同じ時間に寝て、同じ時間に起きることで、体内時計が安定します。

そうすると、起きるべき時間帯に起きやすくなり、寝るべき時間帯に寝やすくなるといった、活動リズムや睡眠リズムが整います。

さらに、休日もできるだけ平日と同じ寝起きのリズムで過ごすことが、寝つきや睡眠の質の改善し、それが持続することに有効です。

 

寝室の環境を整える

寝室の環境も、睡眠の質に大きく影響します。

寝室は、

・静かで暗くする

・室温は16~26℃程度

・湿度は約50%

を保つことが理想です。

同じ姿勢で寝ていると、体の一部に圧力がかかり、その痛みで寝つきが悪くなったり、寝ている途中で目が覚めたりして、睡眠に障害が出やすくなる。

ですので、寝床が寝返りが打ちやすい環境にすることも、睡眠の質を上げるためには必要です。

寝返りを打ちやすく寝室環境を作るために、

・肩幅+30~60センチの幅のベッドや布団にする

・人やペット、ぬいぐるみと一緒に寝ることを避ける

・体が沈みすぎるマットレスは避ける

などを注意してください。

 

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まとめ

睡眠が、仕事の疲れによって、寝つきが悪くなることで、睡眠の重要な役割である疲労やストレスから回復することができず、さらなる疲労が蓄積されるといった悪循環が起こります。

そういった悪循環を、早めに止めるためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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脚立から転落後、数日してから感じる体の痛みや違和感…その理由と正しい対処法

2025.06.19 | Category: ゆがみ,体操・ストレッチ,入浴,救急,筋肉の損傷,筋肉疲労,筋肉痛,肉離れ,血流,農作業,運動

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、農家の50歳代男性の方が、体のあちこちが筋肉に痛みがでてしんどいと訴えて来院されました。

詳しくお話をお聞きすると、数日前、脚立に登って青梅を収穫していた際に、脚立から降りようとしてバランスを崩して転落したことがきっかけとのこと。

低い位置で転落したこともあったので、直後は、骨折とか捻挫の症状がなく、体の痛みもそれほどなかったそうです。

しかし、転落から3日ほど後から、「全身が筋肉痛のように痛い」「体のあちこちが重だるい」といった症状が、時間差で出てきたと。

これから農繁期に入るのに、体が痛くてうまく動かせないのは、農作業に支障が出てしまうとのことでした。

今回、ご相談いただいた方のように、脚立から転落した直後は体に支障がなくてほっとしていても、数日後に、体のあちこちに痛みが発生される方は少なくありません。

そこで今回は、転倒して、数日、たってから、体のあちこちの筋肉に痛みが発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、脚立から転落して数日後に起きる体の不具合に対して、適切に対応して、日常生活を素早く支障がなくすごすことができます。

 

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転落して数日たってから、体のあちこちの筋肉に痛みが発生する理由

脚立からの転落は、建設現場や家庭内の作業など、日常生活のさまざまな場面で発生します。

運よく骨折や捻挫などの明らかな重傷を負わなかった場合でも、数日後に、体のあちこちに痛みが発生することが起きる理由を、以下で紹介させていただきす。

 

筋肉の過剰な緊張

脚立からの転落したときに、体は瞬間に大きな衝撃を受けます。

転落して体が地面に着地の際には、全身の筋肉が反射的に緊張し、衝撃を吸収しようとします。

このときに、全身の筋肉が伸ばされたり縮んだりと、過度で急激の力が加わります。

それによって、体の各所の筋肉に微細な損傷が生じます。

この微細な筋肉の損傷による炎症が、時間がたつことで、じわじわと広がり、全身の筋肉に痛みが発生します。

これは、スポーツなどをした際に、運動直後ではなく、運動をして、数時間から数日、たってから発生する

「遅発性筋肉痛」

と呼ばれる筋肉の痛みが起きるメカニズムに似た状態でもあります。

(参考文献:「遅発性筋肉痛および運動に伴う 筋損傷研究における文献的知見  被験者特性の違いに着目して 」)

 

打撲による組織の損傷

脚立からの転落時に、体の一部を強く打ち付けると、筋肉やじん帯などの組織が損傷し、内出血や炎症が起こります。

これは、「打撲」と呼ばれる状態で、局所的な損傷によって、体の一部の動きが低下して、それをカバーするために他の組織が過剰に働くことになります。

そうすると、体のゆがみが起こり、体の活動が不効率となり、全身のだるさや筋肉痛のような症状を引き起こします。

 

神経の過敏な反応

脚立からの落下により、体に強い衝撃や痛みを感じると、体は生命の危機を感じて、それから逃れようと、神経を敏感にして、体をフル稼働させる状態にします。

そうすると、普段、反応しないような刺激にも、痛みと感じるようになります。

また、転倒の心理的ショックによって、活動することに対する不安から、無意識のうちに活動量が低下することがあります。これは、

「転倒後症候群」

とも呼ばれて、活動の低下が、損傷した筋肉の回復の遅れや神経の過敏性を引き起こし、全身の筋肉の痛みを引き起こす場合もあります。

 

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脚立から転落して数日後に起きる体の痛みに対する注意点

脚立から転落した後に起こりやすい具体的な症状として、

・全身の筋肉痛やだるさ

・打撲した部位の腫れや圧痛

・動作をしようとする際の痛み

・腰や肩などの関節の可動域の制限

・軽いしびれや違和感

などといったことが起こります。

転落や転倒した際、なんとか動けるから大丈夫だと思っても、

・痛みが激しい

・数日たっても痛みの程度が変わらない

・しびれや麻痺がある

・息をするのも苦しい

・内出血や腫れがひどい

などの症状がある場合は、背骨やろっ骨の骨折や、神経の損傷など、重篤な疾患が隠れていることもあります。

そういったときは、必ず、専門の医療機関で精密な検査を受けるために受診してください。

 

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脚立から転落して数日後に起きる体の痛みへの対処法

脚立から転落して、数日後に起きる体の痛みに対して、重篤な疾患がない場合は、その状態から回復を促すための対処法として、以下のことを紹介させていただきます。

 

体に温熱を加える

脚立からの転落や転倒によって体を打撲してから、「48時間以降」は、打撲によって起きる炎症のが落ち着いてくる時期です。

この段階で、体に温熱を加えることで、痛めた部分の血流が促進され、血液を通して、損傷した組織への酸素・栄養の供給が高まります。

これにより、筋肉の緊張がほぐれ、痛みやこわばりの軽減、回復の促進が期待できます。

体を温める方法としては、体の痛みの部位が特定されている場合は、蒸しタオルやホットパックなどを、痛みのある部分にあてて、温めるようにしてください。

全身に痛みがある場合は、38~41℃程度のぬるめのお湯で10~20分程度を目安に、湯船につかるようにしてください。

ただし、腫れや熱感が残っている場合や温めるとかえって痛みがます場合は、温めるのをやめて、痛めたところを冷やしたり、保温を心がけてください。

温めや冷やすことの判断に迷う場合は、専門の医療機関にご相談ください。

 

皮ふをゆっくりさする

脚立からの転落による打撲で、神経が興奮して、いつもは感じない刺激程度でも、痛みを感じるほど敏感になっています。

その神経の興奮をおさめるために、「皮ふをさする」ことが有効だとされています。

よく、タンスや柱に足の指や肘をぶつけた際に、ぶつけた部分をさすると、痛みが早くおさまる経験があるかと思われます。

その原理と同じように、手が届く範囲で、肩や首、おなかや腰、太ももやふくらはぎなど、お風呂に入っているときやテレビを見ながらでもいいので、全身をさすってみてください。

皮ふへの接触の研究によると、「1秒間に3~5センチ」

のスピードで皮ふをさすると、体が心地よさを感じて、リラックスして、神経の過剰な興奮を軽減すると報告されています。

皮ふに当てる手の圧力も、皮ふに手を置く程度で、軽くやさしく、ゆっくりとさすってみてください。

(参考文献:「身体接触の速度が心身に及ぼす影響」)

 

ゆっくりした運動をする

脚立からの転落の数日後から起きる体の痛みのメカニズムは、運動して数日後に起きる筋肉の痛み「遅発性筋肉痛」のメカニズムと似ていることを前章では述べました。

この「遅発性筋肉痛」の研究では、無理のない範囲で、ゆっくり体を動かすことが、血流が促進して回復が早まることに有効だと報告されています。

痛みがあるので安静にしていると、かえって回復が遅れることも報告されています。

筋肉痛を回復させるための軽い運動の方法として、全身運動となるウォーキングが最も有効とされています。

普段よりもゆっくりのペースで、10~30分程度歩いてください。

また、ラジオ体操も全身運動となるので、こちらもゆっくりと、無理のない範囲で、おこなってください。

 

まとめ

体を強く打ち付けた後のお体をみさせていただくと、体のバランスが大きく崩れておられる方が多いです。

それによって、打ちつけた部分だけでなく、その部分をカバーして動くことで、2次的、3次的に痛みが発生しやすくなります。

ですので、転落や転倒後は、できるだけ早くリカバーするために、ケアされることをおすすめします。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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大股でウォーキングして股関節が痛い…、知ってほしい3つの歩き方のポイント

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梅雨シーズンに体調を崩しやすい理由とその対策法

2025.06.16 | Category: ストレス・自律神経障害,むくみ,予防,呼吸,夏,天気,寝起き,日常生活の動作,朝,栄養・食事・飲み物,梅雨,水分,生活習慣,疲労,睡眠

みなさん、こんにちは。加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

いよいよ梅雨のシーズンに突入しましたね。

梅雨で雨がちな天気が続きますが、それによって農業用水や飲み水が確保されるので、非常に大きな役割を梅雨は担っています。

その一方で、梅雨になると、

・だるさ、疲労感

・頭痛、めまい

・むくみ

・肩こり、腰痛

・眠気

などの体の不調を感じる方が少なくありません。

そこで今回は、梅雨の時期に体の不調を感じやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、梅雨シーズンを快適に過ごすための方法を知ることができます。

 

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梅雨の時期に体の不調が起こりやすい理由

梅雨の時期に、心身に不調が発生しやすい理由として、以下のことが考えられます。

 

高い湿度による体への影響

梅雨時期は、雨の頻度や雨量が多くなることで、湿度が非常に高くなります。

例えば、兵庫県(神戸周辺)の場合、5月から梅雨時期である6月にかけて、

・平均気温:約3.5~4℃上昇

・平均湿度:約6~8%上昇
する傾向があり、梅雨に入る前に比べて「蒸し暑さ」を強く感じやすくなります。

この「蒸し暑さ」により、体温が上がり、その上がった体温の熱を外に放出するために、人間の体は汗をかく反応を起こします。

汗をかくことで、その汗の水分が皮ふから蒸発し、その過程で体の熱が下がります。しかし、湿度が高い環境では、汗が蒸発しにくくなり、体内の熱がうまく放出できません。

そのために、体温の調節が難しくなり、だるさや疲労感が生じやすくなります。

また、体外に汗を通じて水分を放出できないことで、体内の水分バランスが崩れて、むくみ、頭痛、めまい、関節痛、食欲不振、下痢などといった不調が現れます。

 

気圧の低下による自律神経の乱れ

梅雨は、雨が降ることで起きる気圧の低下や気圧の変動が多く、自律神経が乱れやすくなります。

気圧が低下するということは、体にかかる空気の重さが軽くなるということです。

これは体を締め付ける服を脱ぐようなもので、体が緩みます。

体は緩みを感じると、自律神経の副交感神経が優位に機能します。

自律神経とは、暑い時には汗をかいたり、ご飯を食べたら胃腸が消化吸収を始めるなど、生命を維持するために、無意識下で自動的に体をコントロールしてくれる神経です。

その自律神経には、交感神経と副交感神経があり、それぞれ役割が違います。

交感神経は、人間が活動しやすいように、体の各機能を動かし、副交感神経は、人間の体をリラックスしやすいように、体の各機能を働かせます。

梅雨の時期は、低気圧により体が緩むことで、副交感神経が優位に働きますが、この状態が過剰になると、筋肉や血管の緊張が低下します。

その結果、日中でも体が「お休みモード」になり、だるさや眠気、やる気の低下、頭痛、めまいなどの不調が生じやすくなる。

 

日照不足による心身への影響

太陽の光を浴びると、体内時計を整えるホルモンが、体内で分泌されます。

梅雨は、曇りや雨が続き、太陽の光を浴びる時間が大幅に減少する時期です。

日照時間が減ると、体内で分泌される体内時計を整えるホルモンの量が減ります。

体内時計を整えるホルモン量が減ると、脳や内臓などの細胞が、1日の中での活動すべき時間帯とリラックスすべき時間帯の切り替えが適正にできない状態が引き起こされます。

それによって、気分の落ち込みやイライラ、不安感、食欲不振などの不調が起こりやすくなる。

(参考文献:「梅雨時期の体調不良」)

 

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梅雨の時期に体調を整えるための対処法

梅雨の時期に、心身の状態を崩しやすくなります。

そういったことを予防するための対処法として、以下のことを紹介させていただきます。

 

湿度をコントロールする

室内の湿度を、50~60%程度に保つことで、汗が蒸発しやすくなり、体温調節がしやすくなります。

除湿機やエアコンの除湿する機能を活用してください。

また、梅雨の湿気によって、汗をかきにくい環境では、体内の水分バランスが崩れやすくなります。

ですので、適度な塩分とカリウムを意識して摂取し、梅雨に起こりやすいむくみやだるさの予防に役立てください。

カリウムを多く含む食材として、

・バナナ、アボカド、キウイ、メロンなどの果物

・ほうれん草、ブロッコリー、枝豆、ミニトマト、さつまいも、里芋などの野菜やいも類

・大豆、納豆、きな粉などの豆類

・昆布、焼き海苔、乾燥わかめなどの海藻類

・低脂肪牛乳、ヨーグルトなどの乳製品

・さわら、真鯛、さばなどの魚類

・アーモンド、ピーナッツなどのナッツ

また、適度な塩分をとるための食材や調味料として、

・梅干し

・味噌や醤油などの発酵調味料

・塩昆布や塩鮭などの塩蔵品

などを中心に摂るようにしてください。

 

深呼吸で自律神経を整える

気圧の低下で自律神経が乱れやすいときは、腹式呼吸やゆっくりとした深呼吸を意識的におこなうことで、副交感神経と交感神経のバランスを整える助けになります。

また、低気圧は、空気中の酸素濃度も低下するため、より意識して呼吸をすることで、体のエネルギーの生産効率が上がり、梅雨特有の体のだるさの軽減につながります。

他に、カフェインやアルコールが含まれる飲料は、自律神経を刺激しやすいため、天候や気圧の変動が激しい日は、とる量を摂取を控え、体にかかる担を減らしてください。

 

生活を整える

梅雨の天候不良による日照不足で引き起こされる体内時計の乱れにより、体調不良が起こりやすくなります。

ですので、意識して生活習慣を整えて、体内時計の乱れを防ぐ必要があります。

そのためには、1日の始まりで、「朝食を必ずとる」ことが重要になります。

まずは、朝、起きた際に、1杯の常温の水や白湯を飲んで、胃腸に朝が来たことを知らせます。

そして、朝は、バナナ1本でもいいので何か食べることを習慣してください。

朝食は、体内時間の遺伝子を働かせるスイッチとなります。

体のリズムを整える時間の遺伝子の働きによって、1日の中での自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになります。

そうすることで、梅雨の時期でも、体内時計が整い、体調が崩すことを予防できます。

また、平日や祝日も関係なく、寝る時間と起きる時間を一定にすることでも、体内時計の乱れを防ぐことができます。

 

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まとめ

梅雨の時期は、仕事や家事などの活動を無理をした覚えはないけれども、天候不良によって体調を崩す方は少なくありません。

ですので、この梅雨の時期は、特に、体調管理を意識的にする必要があります。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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2025.06.12 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,呼吸,姿勢,日常生活の動作,栄養・食事・飲み物,水分,生活習慣,疲労,筋肉疲労,血流

みなさん、こんにちは。加古川市の久木鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。

先日、60歳代女性の方が、お体のメンテナンスのため来院されました。

その際に、最近のお体の状態をお聞きすると、「町内会の行事や孫の世話で、すごく疲れて、そうしたら、すごく息するのが苦しくて、どこか体がおかしくなってないか心配で・・・」とのことでした。

検査させていただくと、背中や胸の筋肉の緊張がキツく、ろっ骨の動きも悪くなっていたことから、疲労で呼吸するための機能が低下している状態でした。

今回、ご相談いただいた患者様のように、疲労が蓄積すると、呼吸がしにくくなることを感じる方は少なくありません。

そこで今回は、疲労と呼吸機能の関係性と、疲労によって低下した呼吸機能への対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、疲労による息苦しさを解消して、快適に日常生活をすごせます。

 

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疲労がたまると息が吸いにくくなるメカニズム

疲労が蓄積してくると、呼吸がしにくいと感じるようになるメカニズムを、以下で紹介させていただきます。

 

疲労による酸素の需要の増加

日常生活やスポーツで、筋肉活動が激しくなると、筋肉を動かすエネルギーの消費が激しくなります。

消費したエネルギーを回復させるために、その材料となる酸素の需要が増加します。

そうすると、脳は、より酸素を体に取り入れるため、呼吸の量や呼吸数を増やすように、体に命令をだします。

そのことが繰り返されていると、ろっ骨やおなかや背中などの呼吸をするための筋肉が疲労し、十分に息を吸ったりはいたりできなくなる。

その結果、酸素を材料に、疲労を回復させるためのエネルギーが作りだせず、呼吸のしにくさと共に疲労を感じるようになる。

 

疲労による姿勢の悪化

疲労がたまって呼吸も苦しい方の姿勢を見ると、背中が丸まり胸が閉じて、全体的に体がしぼんでいることが多いです。

そして治療後は、胸が開いて、体が伸びて、身長も治療前より高く感じるほど姿勢が良くなり、呼吸がしやすいと感じていただけることが多いです。

これは、疲労がたまると、重力に抵抗できず、姿勢が悪くなり、呼吸のために使う胸やおなかや背中の筋肉の機能が低下します。

そうすると、呼吸が浅くなり、筋肉や脳への酸素供給が不十分になり、息が吸いにくいと感じやすくなる。

 

疲労による自律神経の影響

人間の体は生命を維持するために、暑かったら汗をかいて体温を下げたり、ご飯を食べたら胃腸が消化吸収を始めるなど、自律神経によって無意識下で自動調整されています。

疲労が強まると、エネルギーの材料となる酸素を体に取り込もうと、自律神経によって、呼吸が速く浅くなります。

これにより、呼吸によって行われる十分な酸素の吸入と二酸化炭素の排出といった換気ができず、息苦しさや吸いにくさを感じるようになる。

(参考文献:「肺疾患患者の日常生活動作に伴う呼吸困難感の変動 ―経皮的動脈血酸素飽和度との関係―」)

 

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疲労に伴い起きる呼吸のしにくさへの対処法

疲れたときに起きる息が吸いにくくなった際の対処方法として、以下のことを紹介させていただきます。

呼吸法を工夫する

息苦しいときは、より体に酸素を取り込もうと、「息を吸う」ことを意識することが多いかと思われます。

しかし、呼吸をより深くしようとするならば、まず

「息をはく」

ことが重要です。

例えば、膨らんだ風船にさらに空気を入れようと息を吹き込んでも、かえって風船の中から出てくる空気に押されて、うまく空気を風船に送り込めません。

しかし、風船の中の空気が外に出て、ある程度しぼんだ状態なら、風船に息を吹き込んでうまく空気を送り込めます。

それを同じように、息を「はく」ことを意識し、肺の中の空気を外に出すことで、肺の中の空間に余白ができて、息が吸いやすくなります。

その結果、自然と呼吸が整い、より体に酸素を取り込みやすくなります。

「息をはく」際のコツは、なるべくゆっくり長くすることです。

そのために、

・意識的に口をすぼめて、ゆっくり息をはく「口すぼめ呼吸」

・おなかをふくらませてゆっくり息をはく「腹式呼吸」

が効果的です。

また、「ため息」も息を外にはき出す呼吸方法として有効です。

「ため息」というと、疲労や不安、緊張のサインとしてネガティブなイメージがありますが、呼吸の機能的には、深く息がはき出せる行動です。

ですので、疲労で息苦しいと感じたときこそ、積極的に「ため息」をつくようにしてみてください。

 

呼吸する姿勢を工夫する

ろっ骨が開いたり閉じたり、横隔膜が伸びたり縮んだりすることで、肺が収縮して、呼吸がおこなわれます。

このろっ骨や横隔膜を動かすために、胸や首・おなか・背中の筋肉の収縮が必要です。

ですので、疲労で胸や首・おなか・背中の筋肉が動かしやすい姿勢をとってから、呼吸をするようにしてください。

呼吸がしやすい姿勢のポイントとしては、

・背筋を伸ばす

・肩や首の力を抜く

・胸やおなかが開きやすい状態にする

ことが重要です。

しかし、常に呼吸がしやすい姿勢を保つのはむずかしいので、気がついたときや隙間時間で良いので、

・立った状態で、腕を上方にあげて背伸びをして深呼吸をする

・上向きで寝た状態で、手を足を広げて深呼吸をする

・イスに座った状態で、上半身が床に対して30~45度になるようにイスの背もたれに上体をあすけて深呼吸をする

といった方法で呼吸をしてください。

そうすることで、呼吸うに必要な筋肉を刺激して、疲労した状態でも楽に呼吸ができます。

 

水分を十分にとる

疲労から回復するためのエネルギーを産生するには、酸素だけでなく水分が必要です。

水分は、代謝やエネルギーの貯蔵・老廃物の排出・栄養素や酸素の運搬など、あらゆる面で疲労回復とエネルギー産生を支えています。

ですので、疲労時には、こまめに水分を補給することで、呼吸がしやすくなることにつながります。

また、水分を補給することで、酸素の通り道である「のど」がクリアになり、呼吸もしやすくなります。

一回の水分の補給で、200ml程度を目安に、意識してこまめにとってください。

以上のようなことをしても、息苦しさが強い、胸の痛み、手足や唇が紫になるなどの症状がある場合は、速やかに専門の医療機関に受診されることをおすすめします。

 

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まとめ

疲労に息苦しさが伴うと、体を動かしたり回復させたりするためのエネルギーの材料となる酸素が不足して、疲労がなかなか抜けず、日常生活に大きな影響が出ます。

ですので、その悪循環から早く抜けだす方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、今回のブログで紹介した内容を試しても解決しない場合には、他の要因が影響している可能性があります。

その際には、当院にご相談ください。

当院では、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に診させていただき、それぞれの方に最適な施術をご提案しております。

完全予約制で対応しておりますので、インターネットまたはお電話でご予約ください。

 

監修:柔道整復師 鍼灸師 加古川市 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

 

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