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疲労 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 50の記事一覧

先日、40歳代看護師の方が、体の疲労感が取れないというお悩みでご来院されました。
きっかけをお聞きすると、それまでは日勤だったのが、人手不足のために、最近は夜勤も入るようになって、それから疲れが取りにくい状態になったとのこと。
夜勤明けは、中途半端な時間帯になるので、どうやって過ごしていいかわからず、生活のリズムが崩れていることを感じるそうです。
今回のご相談いただいた看護師の方のように、夜勤明けは疲労の回復が遅いと訴えられる方が少なくありません。
そこで今回は、看護師の方が夜勤をすることで疲労が取れにくくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、夜勤によって起こる疲労感を解消できます。

夜勤によって疲労が取れにいと感じる理由を以下で紹介していきます。
太古のから人間は、太陽が昇って明るくなったら活動し、太陽が沈んで暗くなったら休むという生活を繰り返してきました。
そのため、人間の体内は、昼間に活動モード、夜は回復するモードとなる「体内時計」の設定が刻み込まれています。
その設定に反して、夜勤によって夜に活動すると、体内時計が乱れ、疲労を回復するモードに体をチェンジしにくくなり、疲労が蓄積されやすくなります。
夜勤後、日中に睡眠を取ろうすると、太陽の光や周辺の活動音など、日中の環境要因によって、眠りが妨げられます。
そのために、睡眠の質が低下して、疲労が回復しづらくなる。
夜勤の前後は、食事のタイミングや食事の内容が不規則になりがちです。
不規則な食生活は、腸や脳に負担をかけることとなり、疲労感は増す要因となる。
夜勤は、日中の勤務に比べて、少人数での対応や緊急性のある状況になるなるかもしれないという精神的なストレスがかかります。
そういったストレスが、疲労感を増幅させ、夜勤明けの回復を遅らせます。

看護師さんの夜勤によって増加する疲労を回復する方法の重要な要素として、「光」「食事」「運動」「社会的接触」があげられます。
各項目について、以下で紹介させていただきます。

人間の体は太陽光にあたることで、夜勤によって狂った体内時計がリセットされ、再び体は、昼間に活動モード・夜は回復するモードになります。
夜勤後に、疲労回復のために、昼寝をとることが多いかと思われますが、翌日の仕事のシフト次第で、寝るときの環境の光のあたる具合を変え、体内時計をコントロールする必要があります。
翌日も夜勤が続く場合は、前日の夜勤によって夜に活動モードになっている体内時計の状態を維持する必要があるので、できるだけ太陽光を浴びないようにして、体内時計をリセットされないようにする必要があります。
そのために、夜勤後に自宅で昼寝をする際には、カーテンや雨戸を閉めて「暗い環境で寝る」ことで太陽光を浴びないようにしてください。
翌日が日勤もしくは休日の場合は、夜勤からの帰宅後の昼寝をする際の寝室の環境は、「太陽光が入る明るいで状態で眠る」ようにしてください。
夜勤明けの昼間に、明るい部屋で寝ることで、睡眠を促す作用があるホルモンが、その日の夜に早く分泌され始め、体内時計がリセットされて、通常の生活リズムに戻りやすくなります。
このように、夜勤後は翌日の勤務シフトに合わせて、太陽光のあたり方をコントロールすることで、体内時計が混乱することを抑え、体が回復しやすい状態にできます。

夜勤明けは、睡眠の不足により、胃腸の機能が低下している状態です。
胃腸に負荷のかかる食事をすることで、疲労の回復が遅れます。
夜勤後の食事の注意点は以下の通りです。
夜勤明けの体は疲労しているため、適切な栄養をとることが重要です。
・タンパク質:鶏肉、魚、大豆製品、卵など
・炭水化物:玄米、全粒パン、果物など
・脂質:オリーブオイル、アボカド、ナッツ類など
・ビタミン・ミネラル:ほうれん草、にんじん、かぼちゃなど
夜勤中は、水分の摂取が不足しがちです。
帰宅後は、十分な水分の補給をおこなってください。
夜勤後の昼寝前に、カフェイン入りの飲料を摂取すると、睡眠の質が低下しやすくなり、疲労回復に影響します。
夜勤後のコーヒーや紅茶、エナジードリンクなどのカフェインが含まれている飲み物は、タイミングを考えて摂取してください。
アルコール飲料も睡眠の質を低下させる傾向にありますので、体内時計がリセットされて、夜勤の疲労が回復してから飲まれることをおすすめします。
夜勤明けは体が疲れて胃腸の機能が低下しているため、消化に良い食事を選ぶことが大切です。
脂っこい食事や刺激の強い食事、高カロリーな食事は避けて、消化に優しいスープやスムージー、おかゆ、野菜の煮物などをとってください。
夜勤明けに、帰宅後すぐに寝る場合は、寝る前にとる食事は軽めにすることをおすすめします。
寝る前に重い食事をとってしまうと、それを消化するために体のエネルギーが使われてしまいます。
そのために、質の良い睡眠をさまたげられて、体の回復に回すエネルギーが低下して、疲労の回復が遅れる可能性があります。

運動することで、心身のリフレッシュになり疲労の回復にもつながりますが、運動をするタイミングも重要です。
翌日も夜勤の場合は、無理に運動する必要はなく、ストレッチや15分程度の軽い運動にとどめてください。
翌日が昼間の勤務や休日の場合は、夜勤後の夕方に運動をすることで、体内時計を通常の状態にリセットされる手助けになります。
運動としては、30分程度のウォーキングが有効です。
夜勤明けの運動が無理な場合は、39度から41度の温度設定をした湯船にゆっくりとつかって、運動の代わりに体温をあげる方法としておすすめです。

仕事に行くこと、家族や友人とご飯を食べることなど、社会的な接触によっても、人間の体内時計は調整されます。
特に生活が乱れてしまう夜勤後で翌日が休日の場合は、積極的に予定を入れたり、一緒に住んでいる家族との生活の時間を合わせたりすることで、通常の昼間に活動する体内時計のリズムに戻す手助けとなり、疲労の回復も促されます。

看護師さんの勤務に関する研究によると、看護師を辞めたい思う理由の約30%は、「夜勤がつらい」という結果が報告されています。
実際の看護師の方から夜勤についてお聞きすると、夜勤中の忙しさもありますが、夜勤明けに生活リズムと体調を整えるのに苦労されておられることも多いようです。
そういったことで苦労されている看護師さんが、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも夜勤明けでお体の疲れがなかなか回復しないといったお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、疲労への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

70歳代女性の方が、肩こりを訴えて来院されました。
きっかけをお聞きすると、ケガをして足の不自由な友人を、日常生活の買い物に困っているだろうと、車に乗せて買い物に出かけた後に、肩こりを感じだしたとのこと。
他人を乗せていたし、不慣れな道だったので、安全に運転することを意識したため、普段より非常に緊張し、疲れたそうです。
そんな運転をした2・3日後に、急にひどく肩こりを感じて、気分が悪くなり、ふらつきやすい状態になったと。
今回の患者様のように、ストレスのかかる状態での車の運転で、運転後にきつい肩こりが発症される方が少なくありません。
そこで今回は、不慣れな道の運転や人が同乗して緊張した状態での車の運転後に肩こりが起こる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、いつもより緊張した状況での車の運転後に起こった肩こりを解消できます。

不慣れな道を運転したり、同乗者がいるための安全に運転しなければという思いなど、状況での車の運転後に、肩こりが発症する理由として、感情へのストレスがあげられます。
車の運転は、「怒り・ イライラ」「事故の不安」「焦り」「不快・悩み」「眠気・疲労」「神経質」といった主に6つの感情へのストレスがかかると言われています。
特に今回、ご相談いただいたような、自分一人だけ車に乗って運転していたとは違う状況によって、「事故の不安」や「焦り」といった感情へのストレスが増加します。
こういったストレスを感じると、体が「危ないかもしれない」と感じて、筋肉を緊張させてすぐに動けるように準備します。
それによって普段の車の運転より、ハンドルを握っている腕から肩にかけての筋肉が過剰に緊張します。
その結果、肩周辺の筋肉の疲労や損傷により、筋肉痛が起こります。
筋肉痛は、その原因となる動作の24〜72時間後に発症することが多いため、運転後しばらくしてから、肩こりを感じるようになるのです。

不慣れな道の運転や同乗者がいることで心身にストレスがかかり、その結果として、肩こりが発症します。
いつもとは違う状況や環境となる車の運転となると感じた場合は、運転前、運転中、運転後のそれぞれにおこなっていただきたい対処法を以下で紹介します。


運転前に、肩のストレッチをおこい体温を上げることで、筋肉の柔軟性が上がります。
指を組んだ手のひらを頭の後ろに当てて、肘をゆっくり開いて胸をそらします。

胸が開き、両方の肩甲骨が背骨の方向に寄ったのを感じたら、その状態を10秒間、キープしてください。これを3回、おこなってください。

両手で肩を抱きしめてください。

左にゆっくり上半身を大きく上半身をねじって、10秒間、キープしてください。

右にゆっくり上半身を大きく上半身ねじって、10秒間、キープしてください。

これを3回、おこなってください。
右の手のらを上に向けて、右腕を前にまっすぐに伸ばし、左手で右手の指先をつかみます。
右手の指先を左手で軽く引き、右の前腕の手のひら側が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。
反対側の腕も同じようにおこなってください。

これを交互に、3回、おこなってください。

運転するために意識的に、リラックスした状態を作ってください。
そのための方法として、深呼吸を繰り返すと効果的です。
深呼吸は、「鼻から4秒間、息を吸って、口から6秒間、息をはく」リズムでおこなうとより効果的です。

運転前までに、目的地までのルートを確認し、道順を少しでも把握しておくことで、運転中の不安を減らせます。
カーナビやスマホのマップなどを運転前に事前に設定して、活用することをおすすめします。

同乗者をされる方へ、事前に、自分が不慣れな道を運転するなど、緊張しながらの運転になることを伝えておいてください。
それによって、同乗者の協力を得られると、車の運転のプレッシャーが軽減できます。


車のシートに深く座り、背中とシートがしっかり接触するようにします。
必要でしたら、腰や座面に補助シートや補助まくらを当ててください。
ハンドルは、肘は軽く曲げた状態で、時計の文字盤で言えば、左手が9時、右手が3時の位置にあてることが理想です。
ハンドルは、親指を内側に優しくそえて、人差し指から小指を軽くあてて、指ではなく手のひらで握ってください。
ハンドルの内側に深く親指をかけると、ハンドルと強く握り過ぎ、肩に力が入り、肩こりの要因となります。

長時間の運転になる場合は、1時間ごとに休憩を取り、いったん、車から外に出てください。
その際に、軽く足踏みをしたり、背伸びをして、体を動かしてください。


運転後に、軽く体操をおこなって、運転で使った肩周辺の筋肉に刺激を加えてください。
それによって、血行が促進されて、運転後に肩こりを防げます。
肘を曲げて手を肩にあてて、両肩をゆっくり回します。
10回、前に回したら、10回、後ろに回してください。

これを、3回、おこなってください。
両手を肩の高さで前に伸ばし、体の前方で手を組んでください。

頭をくんだ両手の間に倒して、肩甲骨を外側に引き離すように、組んだ手を前に伸ばして、10秒間、キープしてください。

これを、3回、おこなってください。
手を腰の後ろで組みます。

肩甲骨を寄せるようにして胸を張りながら、組んだ手を伸ばしながら上に上げ、10秒間、キープしてください。

これを3回、おこなってください。

運転後は、温かいお風呂にゆっくり入ってください。
お風呂に入り体温を上げることで、血行が促進されて、運転で疲れた肩周りの筋肉への回復がうながされます。

車の運転は、その緊張で多くのエネルギーが消費されて、その過程で体の水分が失われます。
特に、筋肉の水分の2%でも失われると、けいれんや痛みが発症します。
運転後は、喉が渇いていなくても、意識的に十分な水分の補給をおこなってください。

今回、ご相談いただいた患者様は、ケガで買い物も行きづらくなったお困りのご友人のためにと、頑張って車の運転をされたとのことで、本当に素晴らしいと思いました。
こういった人のために起こした行動のために、肩こりなど、お体の不調の発症を少しでも軽減していただけるために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも緊張した状況で車を運転後に起こる肩こりが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、車の運転による体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

趣味で洋裁を楽しまれている方々にとって、デザインを決め、型紙作り、布を裁断し、ミシンや手芸による刺繍のうえ、仕上げにアイロンをかけるなど、やることは多岐にわたります。
洋裁をすることで、服や小物などが完成していく手応えの楽しさから、時間を忘れ、一日中、没頭される方も多いことでしょう。
洋裁をすることは、脳が活性化して、学習能力や記憶力が向上する効果があると言われています。
しかし同時に、長時間、洋裁に没頭するあまり、首から背中にかけて痛みが発症する方が少なくありません。
そこで今回は、洋裁の多様な作業工程によって首から背中に痛みが出る理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、首や背中の痛みに悩まされずに洋裁を楽しんでおこなえます。

長時間、洋裁をおこなうことで、首から背中にかけての痛みが発症する理由を、以下で紹介させていただきます。
洋裁の一連の作業で、共通していることは、布を見ながらの手作業のために、
・頭を前に倒す
・腕を上げる
といった状態で、前かがみの姿勢を取ることが多いです。
成人の頭や腕は、約5キログラムの重さを有しています。
前屈みの姿勢で、重たい頭や腕が体の前方にあることは、それを支える首と胸の背骨に負担をかけます。
洋裁をすることで、そうした時間が長くなると、首や背中の筋肉が疲労して硬くなり、結果、首や背中に痛みが生じます。
洋裁のために、布の裁断やミシンやアイロンを使う際、布を安定して見つめるために、同じ姿勢を長時間、保ちます。
これにより、首や背中の特定の同じ筋肉や関節に過度な負荷がかかり、結果、疲労や炎症、血行の不良が生じ、痛みが発生してしまう可能性が高まります。
洋裁をおこなう際、首や背中など体に負荷をかけないためには、作業する環境が重要です。
例えば、ミシンに向かうときに、ミシンを置いた作業台の高さ、イスの高さ、肘の位置、などが合っていないことで、首や背中の筋肉や関節に負担がかかり、痛みを引き起こします。

同じ姿勢で洋裁の作業を、長時間、おこなうことで首から背中周辺の組織の柔軟性や可動性が低下します。
そこから回復させるためには、首や背中周辺の組織に刺激を入れ、血流を促して血液を通して酸素や栄養を供給する必要があります。
そのための方法として、以下のようなストレッチを紹介させていただきます。

背筋を伸ばして、視線はまっすぐ前を向き、指をアゴにあてます。
頭を斜め上に引く(頭を前に倒さない)ように、アゴを引いて、首の後ろを伸ばします。
この状態を、10秒間、キープしてください。
これを3回、繰り返しおこなってください。

背筋を伸ばして、鼻から息を吸いながら両肩を上にあげて、5秒間、キープしてください。
口から息をはいて、肩の力を一気に抜いて、肩を下にストンと落としてください。
これをこれを3回、繰り返しおこなってください。

首の後面に両手を当てます。髪の毛の生え際から首の付け根にかけて、皮ふを伸ばすように、5秒かけて、優しく下方向になぜてください。
首の付け根まで、なぜ下ろしたら、今度は髪の毛の生え際に向け、5秒かけて、上方向に優しく皮ふを伸ばすようになぜてください。
これを5往復、おこなってください。

壁に両手をついて、足を前後に開いてください。
両手を伸ばして壁を押し、その際に、両方の肩甲骨を意識的に内側(背骨の方向)によせて、10秒間、キープしてください。
これを3回、繰り返して行ってください。

指先をそろえて、左の手のひらを天井に向け、右手で左手の指先を持ちます。
肘を伸ばしながら、左手の指先を持った右手で指先を手前に引いて反らし、天井側に向いている前腕の筋肉が伸びているのを感じたら、10秒間、キープしてください。
反対側の腕でも同じようにおこなってください。これを交互に、3回、繰り返しおこなってください。

洋裁は、一つのことに没頭できる時間が作れるということは、ストレスの解消としても非常に有効ですので、ぜひ続けていただきたい趣味です。
ただ、熱中するあまりお体に負担がかかる趣味でもあるので、こまめなお体のケアが必要です。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも洋裁を長時間、おこなうことで首や背中の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、首の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

先日、50歳代男性の方が、腰と背中の痛みを訴えて来院されました。
3日前に倉庫の整理をするために、重たいものをあげたりおろしたりしていると、ピシッと急に腰から背中にかけての痛みが走ったそうです。
以前もこの痛みで苦しんだことがあるので、すぐにやめて安静にしていたそうです。
それから発症した日よりはマシにはなってきているが、体を伸ばすと違和感が残っているとのこと。
まだ、倉庫の整理が終わっていないので、やるとまたこの痛みが再発しそうで不安だとお話しいただきました。
この患者様のように、重たいものを動かす作業を繰り返すことで、腰や背中に痛みが発症される方が少なくありません。
そこで今回は、重量物を持ち上げる作業で腰や背中を痛めてしまう理由とそれを予防するための荷物の持ち上げ方について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、重たい荷物を動かす作業によって起こる背中の痛みを解消できます。

重量物をあつかう作業で腰や背中に痛みが発症する理由を以下で紹介させていただきます。
体重の25%の荷物を持った場合、背中には体重の約3倍、腰には体重の約4倍の負荷がかかるとされています。
例えば、体重が60kgの方が、15kgの荷物を持ち上げた場合、背中には体重の約180kg、腰には体重の約240kgの負荷がかかります。
こういった負荷のかかる荷物の持ち下ろしをおこなうことで、腰背部の筋肉が疲労して硬くなり、その状態で作業を続けていると痛みが発生するのです。
重いものを持ち上げる際に、不適切な姿勢でおこなうことで、腰や背中周辺の組織にかかる負荷が増加します。
その一つとして、重量物を持ち上げる姿勢です。
重量物を持ち上げる際に、腰や背中を前に倒しすぎると、背骨のクッションの役割をする椎間板に大きな圧力がかかり、損傷しやすくなります。
また、同じく重量物を持ち上げる際に、腰や背中を後ろに反らしすぎると、背骨同士が接している関節に大きな圧力がかかり、損傷しやすくなります。
こういった、物を持ち上げる際の不適切な姿勢が、背中や腰を痛める要因です。
他に、持ち上げる荷物と体との距離が離れるほど、腰や背中に負担をかけます。
例えば、
20kgの荷物を体から20センチ離してもつと、腰に180kgに負荷がかかる
20kgの荷物を体から50センチ離してもつと、腰に459kgに負荷がかかる
と、荷物を持ち上げる際に体から離せば離すほど、腰や背中に負担をかけることになり、痛みが発症する要因です。

重量物を繰り返し持ち上げる作業をすることで、腰や背中を痛めないような持ち上げる方法を以下で紹介させていただきます。

物を持ち上げる際には、体から持ち上げるものとの距離を離さないで、できる限り密着させてください。
そうすることで、腰や背中にかかる負荷が軽減できます。
物を体と密着させて持ち上げるためには、荷物の位置をひざとひざの間に置いて持ち上げるのが理想です。

物を持ち上げる際には、腰や背中に負荷をかけすぎないために、体を前後に傾けすぎず、中間の状態の姿勢でおこなってください。
そのためには、物を持ち上げることをスタートの姿勢は、ひざ関節と股関節をしっかり曲げてしゃがむこと状態にしてください。
また、物を持ち上げるときに足の幅を広げることで、体の重心が足の幅のなかに収まりやすくなり、倒れにくくなり、安定性が増します。
また、足幅を広げることで、股関節、膝関節、足首の関節などが、より自然な位置に配置され、それぞれの関節についている筋肉が効率的に働き、力を安定して発揮しやすくなります。
そうすると、体のブレもなくなり、物を持ち上げる操作を安定して、腰や背中の負荷が軽減して損傷を防げます。

荷物を持ち上げたい場所に、荷物を台車などで運び、持ち上げる垂直の距離を最小にする工夫をしてください。
そうすることで、腰や背中への負荷による疲労が減り、痛みが発症することを防げます。

体をねじりながら物を持ち上げることで、筋肉や関節に不均衡や不安定な圧力がかかり、損傷を引き起こす可能性が高まります。
ですので、物を持ち上げるときは、いったん、垂直に持ち上げてから、方向転換をしてください。

一気に物を持ち上げると、筋肉や関節にかかる最大の負荷量が大きくなります。
ゆっくりとスムーズに持ち上げると、筋肉や関節にかかる最大負荷の量を下げ、腰や背中を痛めにくくなる。

前章の物を持ち上げる際の注意点を総合すると、
・足の位置は、肩幅かそれより広めに足を開く
・つま先は、やや外側を向け、ひざもつま先の方に向けて曲げる
・股関節と膝関節をしっかり曲げて腰を落とし背中をなるべくまっすぐに保つ
・物を持ち、体に近づけて物を持つ・膝と股関節を伸ばし、背中をまっすぐに保ちながら、体全体で持ち上げる
というようなポイントを意識して物を持ち上げることで、腰や背中への負荷が軽減して、損傷を防げます。

持ち上げる物が多い場合、早くやろうとして、体に負荷をかけるフォームをとってしまうことが多いです。
重量物の持ち上げによって腰や背中を痛めてしまうと、仕事だけでなく、ちょっとした日常生活動作にも支障が出て、ストレスが心身にかかります。
それを防ぐためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも荷物の持ち上げで腰や背中の痛みへのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、腰や背中の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

初夏に入り、植物がみずみずしく茂りだし、気持ちがよい季節になってきました。
それと同時に、自宅の周辺や庭に雑草も、勢いよくのびだす時期でもあります。
この時期から、雑草の繁殖力が強くなり、瞬く間に手がつけられない状態になるので、こまめに草抜きをしておく必要があります。
そのために、草抜きを頑張られる方が多くなるのですが、体にとても負荷がかかる作業のため、体に不調を訴えられる方が増えます。
特に、長時間、草抜きを、
「しゃがみ姿勢」
でおこなうと、草抜きを終えて立ちあがろうすると、ビキっと股関節に痛みが鳴るように走るといった経験をされる方が少なくありません。
そこで今回は、しゃがみ姿勢で草抜き後、立ちあがろうとした際、股関節に痛みが走る理由とその予防法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、これから続く草抜きシーズン中に、股関節の痛みで不安をを覚えるとを解消できます。

長時間、草抜きをするために、しゃがみ姿勢を続けた結果、立ち上がる際、股関節に鋭い痛みが生じる理由を以下で紹介させていただきます。
しゃがみ姿勢は、股関節は曲げることができる角度の限界の姿勢であり、股関節の表面にあり、クッション役割をする軟骨の一番薄い部分に圧力がかかりやすい姿勢でもあります。
また、しゃがみ姿勢は、体重の3〜8倍の圧力が股関節にかかるとされています。
つまり、しゃがみ姿勢をすることは、股関節を形成している骨に最も負荷をかけている状態です。
その状態を草抜きのために、長時間、続けることで、股関節に炎症が起こりやすくなります。
股関節を曲げて、しゃがみ姿勢と維持するためには、背骨と骨盤と太ももをつなぐ大きな筋肉が収縮する必要があります。
長時間、草抜きのための、この大きな筋肉を収縮させ続けることで、短く固まり、股関節を伸ばしにくくなります。
以上のように、しゃがみ姿勢は、股関節を形成している骨とその周辺の筋肉に負荷がかかる姿勢です。
しゃがみ姿勢から立ちあがろうとする際には、股関節に体重の10倍の圧力がかかるとされます。
それだけの負荷を、長時間、草抜きをすることで機能が低下している股関節を形成している骨や周辺の筋肉が対応できず、立ち上がる際に痛みが発生しやすくなるのです。

長時間、草抜きをした後に立ちあがろうとしたら、股関節に痛みが発生するのを防ぐには、以下のようなことをおすすめします。
ちょっとだけ草抜きをしようと始めると、あっという間に1、2時間やってしまっていたという方が少なくありません。
股関節に一番負荷がかからない角度は、50度とされていますので、それに近い状態で草抜きをおこなうことで、股関節への負荷が軽減されます。
そのためには、ある程度高さのあるイスに座りながら、草抜きをおこなっていただくことをおすすめします。
ご自宅にある低いイスを使用したり、ホームセンターで買い求めてください。
草取りイスの販売サイトのリンクを貼っておきますので、参考にしていただければ幸いです。
姿勢や道具を使って、正しい姿勢でいても、長時間になると、体に負荷がかかっていくことは避けられません。
ですので、草抜きをするために座って15分たったら、いったん、立ち上がってください。
草抜きをする姿勢を、こまめに解除することで、股関節に集中的に負荷がかかるのを防止して、痛みが発生しにくくなります。
お尻は体の中でもとても重たい筋肉ですので、しゃがみ姿勢からまっすく立ち上がると、股関節に負荷がかかります。
まずは、手を地面について、四つんばいになって、お尻を上げます。

その後、ついた手をひざに当てて、ゆっくりと体を起こしてください。

この方法の立ち方が、最も股関節に負荷がかからない立ち方です。
草取りをする前、途中で休憩時間、終えた後にストレッチをすることで、股関節やその周辺の筋肉へのダメージを軽減できます。
足を前後に開いて、後ろの足に重心をのせてたってください。
このときに、バランスがとりにくいようでしたら、壁などに手をついて体を支えてください。

前に出した足に重心を移動しながら、前に出した足のひざを曲げてください。
後ろに引いた足の股関節の前面が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

これが終了したら、足を前後交代して、同じようにおこなってください。
これを交互に3回、繰り返しておこなってください。
足を肩幅ほどに左右に開いて、体を前に倒してひざに手を当ててください。

片方の足にひざを曲げながら重心を移動させて、反対側の足はひざを伸ばしながら足首を90度に曲げてください。
伸ばした足のひざの裏が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

これが終了したら、足を交代して、同じようにおこなってください。
これを交互に3回、繰り返しておこなってください。
イスに座って、左の足を右の太ももの上に乗せてます。
そのまま、右肘を左のひざの内側に当て、左手はイスの端を持って体を支えます。

組んだ足を左側に倒すと同時に、上半身を右にねじり、右のお尻が伸びるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

これが終了したら、足を交代して、同じようにおこなってください。
これを交互に3回、繰り返しておこなってください。

草抜きをすると、目に見えてきれいになるので、達成感がある反面、体への負荷がとても大きい作業です。
冬が来るまでは、続く作業でもありますので、それまでお体を痛めないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも長時間、草抜きをした後に立ちあがろうとしたら股関節に痛みが発生するお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、植物への作業で発生する体へ不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広