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疲労 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 20の記事一覧
これから年末に向けて、車で里帰りされるというお話をよくお聞きします。
コロナによる帰省の自粛ががようやく緩和されて喜ばしいことです。
今年の年末と年始の高速道路の状況は、長い渋滞が予想されるそうです。
高速道路の各社にすと、2023年12月28日〜2024年1月4日までの高速道路の混雑は、
・年末→下り線で12月29日と30日
・年始:上り線で1月2日と3日、下り線でも1月2日
にそれぞれ渋滞する見通し。
こういった渋滞の中で里帰りのために、車での長距離で長時間の運転は、運転手に大変な負担がかかります。
そこで、今回は、車を運転する際に、安全に疲れにくい方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、車での楽しい年末年始の帰省ができます。
旅行中に車で事故を起こした方にその原因を調査したところ、
・運転時の判断ミス
・運転時に安全確認を怠った
といった回答が多い。いわゆる「うっかり」で発生してしまう事故です。
こうした運転中に「うっかり」を起こしてしまう理由として、
「疲労感の増大」
「注意力の低下」
「眠気」
があげられます。
人間は体や脳が疲労を起こすと、集中力や注意力が低下します。
疲労によって集中力や注意力が低下している状態で運転すると、まんぜんとした運転をおこないがちとなり、危険の発見や判断が遅れます。
また、運転の操作がにぶくなったり、雑になったりして、適正なハンドルやブレーキの操作の邪魔をします。
そうしたことで、車での事故が引き起こされます。道路交通法では、疲労がひどい影響で、正常な運転ができない場合は、運転してはならないとしています。
つまり、疲労がひどい状態での運転は立派な交通違反なのです。
「眠気」がある状態で、車を運転ことは、飲酒して運転をしているのと同じくらい危険です。
居眠り運転は、危険を回避せず事故をおこすため、重大な事故につながります。
高速道路における居眠りによる運転の死亡重傷する率は、他の交通事故を起こす要因に比べて4倍以上と言われています。
こういった交通事故を起こす要因を見ていくと、車での里帰りの帰省を安全におこなうには、運転中に「疲労」や「眠気」がでないように対策を立てる必要があります。
運転は、複数の作業を同時に、短時間で切り替えながらこなす必要があります。そうした作業をスムーズにおこなうためにも、「疲労」「眠気」が防ぐ対策が必要となる。その方法を以下で紹介させていただきます。
車で運転する姿勢は、軽トラックに乗ったときの姿勢が理想です。
軽トラの座席には、リクライニングの機能はありません。
そのために、背もたれは直角に立ち上がっているため、背中が伸びた姿勢で運転します。
車の運転するしているとき、背筋が伸びて、耳、肩、腰が一直線になっている姿勢は、運転中に軸がブレず、重力のダメージが抑えられるため、 筋肉が疲れにくくなります。
また、軽トラックは、座席とハンドルの位置が近いため、常に肘を軽く曲げた状態で運転します。
座席とハンドルの位置が遠い場合、腕を伸ばした状態でハンドルを握るので、どうしても肩が内にねじることとなり、体がゆがみ、上半身に疲労がたまりやすくなります。
ですので、一般車を運転するときは、軽トラックを運転する時のような環境にセッティングしてください。
つまり、リクライニング機能は使わず、肘を軽く曲げた状態が望ましいということになります。
車が右ハンドルの場合は、右手でハンドルを持ったまま、左手でシフトレバーやカーナビなどを操作します。
このため、いつの間にか左肩が下がってしまい、左右の肩のラインと腰のラインがずれて、体のバランスが崩れること疲労します。
疲れの原因となることがあります。
ですので、左右の肩のラインと腰のラインが平行な姿勢にすることを意識してください。
運転する際に、よい姿勢やハンドルの握り方をしても、同じ体勢を長時間、続けることは禁物です。
正しい姿勢やハンドルの握り方で運転しても、その体勢をずっと続けると、それを保つために働いている筋肉が疲労します。
正しい姿勢やハンドルの握り方で運転しつつ、、肩や腰、お尻を軽く揺らしたり動かすことで、運転に使っている筋肉がかたまらないようにすることが大切です。
また、長距離、長時間の運転をするときは、必ず定期的に休憩をはさみ、運転席から降りて軽くで良いので歩いてください。
同じ姿勢で座っていると、足の血流がとどこおって、場合によっては血が固まって心臓や肺の血管を詰まらせる「エコノミー症候群」にもなりかねません。
人間の体は、
「動かさないと疲れる」
「動かすと疲れが取れる」
という特性がありますので、こまめに姿勢を変えながら運転することを意識してください。
運転のプロである運送業の方の、1日の運転時間の規制があります。
その規制で運転手が連続して運転させて良い時間は、
「運転開始から4時間以内、もしくは4時間が経過した直後に休憩を30分以上が確保」
することです。運転による疲労によって事故を防止するための規制でもあるので、これを基準に運転時間をコントロールしてください。
居眠り運転防止のための研究によると、人間が最もリラックスする着座する姿勢は、
「背もたれの角度が33度」
の時だそうです。
33度というのは、かなり座席がたおれた状態です。
この角度で運転はできませんが、運転中に眠くなってしまうのは、座席がたおれていることが一因と言えます。
そのため、運転中の「眠気」を防止するためには、背もたれを立てて、体をリラックスした状態にさせないことが大切です。
また、居眠り運転を防ぐには、十分な睡眠と休息が大切です。
運転する前の理想の睡眠時間は7時間以上で、睡眠時間が短くなるほど居眠り運転の発生確率が高まります。
それでも「眠気」を感じたら、サービスエリアなどの駐車場に停車して仮眠をとってください。
仮眠の時間は10~15分で十分で、長くても20~30分以内です。
それ以上寝てしまうと、深い眠りのレベルに達する可能性がありますので、そこから脳や体を目覚めさせるのに苦労します。
「眠気」を取るためにカフェイン入りの飲料や食べ物を摂取したときは、眠気を抑えるその効果が表れ始めるのが15分後に運転を再開してください。
このように、紹介させていただいた「疲れ」「眠気」が起こりにくい運転方法は、リラックスしては運転はできないのですが、交通事故防止の観点から実践していただくことをおすすめします。
先日、車が信号機の鉄柱に突っ込んだ事故の現場を見ました。
信号機の鉄柱が折れ曲がってしまっていたので、改めて車での事故の怖さを感じました。
こういった事故を防止するためにも、車で少しでも疲れにくく安全に運転をしていただけるように、今回紹介させていただいたことが皆さ間のお役に立てれば幸いです。
里帰りのために長距離の運転の予定されて方は、ご本人も同乗者の方も安全に目的地まで行って、無事に帰省するために、お体に少しでも違和感やお疲れがあるようでしたら、お近くの治療院で体を整えることをおすすめします。
当院でも、車での帰省のご予定に備えて、お体のメンテナンスの施術をおこないますので、ぜひご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
12月は、忘年会、クリスマス、おおみそかなどイベントが多い季節です。
それに伴って、美味しい食事をする機会も増えます。
美味しい食べ物は、油・塩・砂糖など多く使われています。
そういったものを多く取り入れると、胃腸に疲れがでてしまいます。
食べ過ぎは良くないと分かっているけれども、イベントが多いと、食事を制限することは難しい。
そこで今回は、食事をとる際に胃腸が疲れにくい姿勢について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、12月中の頻繁なイベントでの会食によって起こる胃腸を疲れにくくできます。
胃腸が疲れると、体全体に影響がでます。
特に、小腸の中には、約1億個の神経の細胞があり、脳と約2,000本の神経でつながり、体を調整するための情報をやり取りしています。
この働きから小腸は、「第二の脳」とも呼ばれています。
また、腸には体内にある免疫の細胞の約60%以上が存在して、免疫にも深く関わっています。
そして、脳の指令を受けなくても、小腸は独自でも判断して活動することもあります。
こういった体にとって重要な役割のある小腸が、暴飲暴食することで疲れると、その情報が伝わります。
そのことで、脳や自律神経にも負荷がかかり、処理できる範囲をこえると、体が活動するための調整ができなくなり、体全体に不調をもたらします。
また、胃腸が疲れることで、腰から背中にかけて痛みが発生します。
これは、内臓に異常があると、その異常がその内臓とつながりがある皮膚とか筋肉に異常がでる反射です。
12月のイベントで飲み過ぎや食べ過ぎて胃腸が疲れてると、胃腸が位置する背中や腰の筋肉にも疲れや痛みが発生するのです。
このように、胃腸は体に非常に影響力のある臓器ですので、飲食の機会が多い季節には、何らかの対策を取る必要があります。
70歳代女性の方が、腰痛で来院されました。
生活習慣など聞いていると、非常に健康に気を使われる方で、特に腰痛になる原因がないように思えました。
食事のことをお聞きすると、体にいいからということで、最近、もち麦を積極的に食べているとのこと。
もち麦は、食物繊維も多く、スーパーフードと言われています。
しかし、その食物繊維の多さが、消化不良や便秘、下痢などももたらします。
そういったこともあるので、一度、もち麦を食べないようにして、様子をみてくださいとお話ししました。
その方が次に来たときに、どうだったかをお聞きしたら、腰の痛みが減ったし、胃の感じも軽くなったと報告してもらいました。
良い食べ物でも、体に合わない、胃に負担をかけるものを摂取することで、胃だけではなく腰痛まで引き起こしたことがわかった症例でした。
食べたものは、口→食道→胃→小腸→大腸→肛門 というルートを通ります。
食べたものが、消化器官というトンネルを通っているうちに、消化吸収されて最後は排せつされます。
そのルートが姿勢が悪くなることで、食べたものが通りづらくなり、胃や腸に影響を与えます。
ですので、食べるときに、以下のような姿勢でおこなうと、胃腸が疲れにくくなります。
イスに座って食事をする際の姿勢は、
・背もたれまで深く座る
・肩と腰のラインを平行にする
・ 足はイスの前に置き、ひざの角度を鈍角にする
・ 足の裏全体を地面につける
・ときどき、頭の位置を固定して、背骨を左右に揺らす
ことを意識して座ってください。
あぐらは、体への負担が大きい座り方なので、できればしない方がいい。
しかし、あぐらで座らなければいけないこともあるので、その場合は、
・お尻の下に折りたたんだ座布団やクッションを敷く
ようにしてください。
腰の位置が足より高くすることで、骨盤が後ろに倒れ、姿勢が伸びやすくなり、胃腸の圧迫が減ります。
冬が旬の食材は、美味しいものが多いですので、ついつい食べ過ぎてしまいます。
年末まで、胃腸が疲れるのを防ぐためにも、今回、紹介させていただいた方法が皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも、胃腸の調子が整わない場合は、お近くの病院、もしくは治療院で診ていただくことをおすすめします。
当院でも、胃腸の疲れからくるお体の不調に対しても施術をおこなっておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
胃腸の疲れへの対策を関連したブログで書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
ネットで買い物をされる方の利用率は、コロナ禍がおさまりつつある今年も伸びているという調査の結果がでています。
特に、この年末は、昨年よりも利用率が高く、運送会社が軒並み配達が遅延する可能性があることをアナウンスしています。
そうした状況で、宅配した際に自宅に住人が不在でも、玄関先に荷物を置いて届ける「置き配」の文化も一般的になってきました。
この文化は、再配達しなくてすむ宅配業者にとっても、再配達を連絡する手間が省ける受け取る側にとってもメリットが多いです。
しかし、宅配された箱を家に運びこもうと、何気なく持ち上げた時に、腰を痛めてしまったことをよくお聞きします。
そこで今回は、宅配された箱を持つ際に腰を痛めてしまう理由と、腰を痛めない荷物の持ち方を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年末に荷物が届き、家に運びこむ際に、体を痛めることなくすごすことができます。
宅配される1個の荷物の平均重量は、約11キログラムという統計がでています。
何気なく持ち上げるには、宅配の荷物が11キログラムだった場合は、結構、重たいです。
荷物を持つ際に何気なく持ち上げた時の動作をお聞きすると、足を伸ばしたまま腰を前に折り曲げる、いわゆる
「中腰」
の姿勢で荷物をつつかみ、そこから体を起こして持ち上げる方が多いです。
この「中腰」という姿勢は、立っている時より、
1.5倍の負荷
が腰にかかることが研究で報告されてします。
そうした負荷のかかる姿勢で、荷物を持ち上げた結果、腰の関節の炎症や筋肉の損傷を起こし、腰痛を引き起こしてしまいます。
荷物を持ち上げる際には、いくつかの注意事項やコツがあります。それらを以下で紹介していきますので、参考にしてください。
厚生労働省によると、常時、ものを持つ際に、腰痛にならない、機械や道具を使わずに人間の力のみで取り扱う目安の重量は、
・満18歳以上の男性の場合は、体重の40%以下
・満18歳以上の女性の場合は、体重の24%以下
とされています。
例えば、日本人の40歳代の平均体重は、
男性が72キログラム
女性が56キログラム
ですので、腰痛を引き起こさないためには、一度に持つ荷物の重量を、
男性が29キログラム以下
女性が13キログラム以下
とする必要があります。
このように、ご自身の体重に、男性なら0.4、女性なら0.24をかけ算して、ご自身が腰を痛めない荷物の重量を把握してください。
荷物を持つ際に、腰を痛めないように正しいフォームで行うことをおすすめします。
その方法は簡単です。
①荷物を持ち上げる際、荷物に対して体の斜め前に、ファイティングポーズで立ちます。
②背筋を伸ばしたまま、ひざを曲げて段ボールに近づきます。そして右利きの場合は、荷物の左下と右上を持つようにします。
③そこから体がぶれないように、上半身全体を荷物を密着させて、囲い込むように、垂直に立ち上がります。
このように、荷物を何気なく中腰の姿勢から手だけで持ち上げるのではなく、荷物を対角で持血。荷物を体に密着させて、ひざを使ってたちあがることで、最も効率的に重い荷物を持ち上げることができます。
荷物を運ぶときは、正面で持たないようにします。
正面で持って運ぶことで、荷物の重みで姿勢が前に倒れる力が働くため、背中や腰に負担がかかります。
また、荷物が体の正面にあることで、歩行のリズムが崩れ、股関節や骨盤の動きに影響がでます。
「腰を痛めない荷物の持ち上げ方」で、荷物を持ち上げたとき、右利きの人は、荷物がファイティングポーズで前にでた右の骨盤の出っ張りに引っかかる位置します。
持ち運ぶときも、この位置をキープし、右の骨盤の出っ張りに荷物を引っ掛けて、左手を荷物の手前の後ろで左下、右手は脇をしめて、荷物の前で右上にもちます。
つまり、荷物を運ぶときも、荷物を持つ手の位置が対角線上になるようにすると、安定して運ぶことができます。
何気なく荷物を持って腰を痛めたばかりの時は、慎重に持ったり運んだりします。
しかし、痛みを忘れると、ついつい雑に荷物を持ち上げて、後で後悔することはよくあります。
今回、紹介したような荷物の持つ時の注意事項やコツを、自然とクセを付けていただいて腰痛を予防していただけるようになれば幸いです。
それでも、荷物を持ったときに腰の痛むようでしたら、お近くの治療院で、体を整えることをおすすめします。
当院でも、荷物を持ち上げるたびに、腰に痛みがある方への施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他の腰痛に関してのブログを書いておりますので、ご参考になれば幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
スマートフォンやパソコンは、日常生活には欠かせないものとなってきました。
スマートフォンの利用時間を調査したところ、1日の平均時間は1時間18分。
年齢別での利用する時間では、10代の男性では57分、女性では1時間2分、また、70歳以上の男性では5時間17分、女性では5時間19分。
これらの調査から見ても、年齢を問わず、長い時間スマートフォンを利用しているのがわかります。
パソコンの1日の利用時間を調査したところ、なんと約6時間30分。
これだけの長い時間、デジタル機器を利用していると、目や手首、肩や腰といった体のいろいろな部位が疲れてきます。
その一つは、
「指がつる」
ことです。
長時間のタイピング中に、急に指がつって、どうしていいか分からず、おさまるまでひたすら耐えるしかなかったというお話をよくお聞きします。
そこで今回は、スマートフォンやパソコンをタイピング中に、指がつる理由とその対処法や予防法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、指がつったときに素早くおさめ、また指がつらない体を作れます。
パソコンやスマートフォンの長時間の使用で、指がつる理由は複数あります。
これらの理由あるとが、単独でも指はつりますし、複数の理由が重なっている場合があります。
指がつる理由は以下のものです。
デジタル機器を同じ姿勢で、同じ筋肉を使い続けることで、筋肉に負荷がかかり、筋肉を収縮するための成分であるミネラル、主にカルシウムを大量に消費してしまうためです。
そうしたミネラルのバランスが崩れた結果、指がつるといっ症状が引き起こされると考えられています。
指は血管が細く、通常でも血流が届きにくい部位です。
デジタル機器を長時間、使用した際の目がつかれが、自律神経が不調をもたらし、血管を収縮させて、体全体の血流を悪くします。
そのことで、ただでさえ血流が悪くなりやすい指が、さらに血液が届かなくなり、血液がもたらす指を動かすための栄養や酸素が不足し、指がつってしまうのです。
デジタル機器を操作してる時は時間を忘れて行っていることが多いです。
そうすると水分の摂取がおろそかになりがちです。
体の約60パーセントは水分でできており、体から水分が2パーセント減ると、筋肉に異常をきたすと言われています。
知らず知らずに、デジタル機器を触っているときに、体から汗やはく息から水分が失われることで、指がつる症状がでてしまう場合があります。
スマートフォンの画面を触るタッチ操作や、パソコンをでのマウスややキーボード操作の動作中に、上の写真のような「指が手のひらの方にひきつる」の状態によくなるかと思います。
指がつったときの対処法としては、
① つった方の指がつった方の腕の肘を、まっすぐ前に伸ばして手のひらを上に向ける
② つった手とは反対の手で、小指と薬指を持ち、ゆっくりと手の甲の方へそらして、腕の筋肉を伸ばして、10秒ほど保ちます
③次に、つった手とは反対の手で、中指と人さし指を持ち、ゆっくりと手の甲の方へそらして、腕の筋肉を伸ばして、10秒ほど保ちます
④ 最後に、つった手とは反対の手で、親指を持ち、手の甲側へゆっくりと反らせて10秒ほど保ちます。
この順番で行うと、筋肉や関節をきれいに空して戻すことができます。
パソコンやスマートフォンの長時間の使用をするのは、今の時代、避けられないことです。ですので、指がつってつらい思いをする前に、こまめに指がつらないためのセルフケアをしていく必要があります。
その方法を以下で紹介させていただきます。
パソコンやスマートフォンの長時間の使用をすると、同じ筋肉を使うこととなり、その形でかたまってしまいます。
パソコンやスマートフォンを操作する筋肉に刺激を加えることで、筋肉の柔軟性を上げて、指がつることを予防します。
その方法ですが、
① 床に座るか座面の広い椅子に座ります。両手の手の指先が後方に向くようにして、手のひらを床につけます
②その状態で、肘を伸ばして、両手で上半身を持ち上げるように、両腕をゆっくり伸ばし、15秒その状態で保ちます。
③次に、両手の手の指先が前方に向くようにして、手のひらを床につけます。
④その状態で、肘を伸ばして、両手で上半身を持ち上げるように、両腕をゆっくり伸ばし、15秒その状態で保ちます。
パソコンやスマートフォンを操作する時間が長くなると、指をカイロや暖房機器にあててもなかなか温まってこない場合があります。
そういったときは、自律神経の乱れが発生します。そういった場合は、
・目や首をホットパックで温める
・呼吸を深くする
・同じ姿勢を避けてこまめに歩く
などをおこなうことで、パソコンやスマートフォンを操作する時間が長いことで乱れた自律神経を整え、指がつることを抑えることができます。
また、デジタル機器を使いすぎて目の疲れから起きる体に冷えについて、そのメカニズムと対策のブログを書いておりますので、そちらも参考にしてください。
パソコンやスマートフォンを長時間、操作することで指がつらないためにも、水分の補給をこまめにおこなうことが大切です。
そのときの水分の補給ですが、常温か温かい飲料を選択してください。
また、ミネラルが不足しがちなので、温かい麦茶や、OS1といった経口補水液を飲んで指がつるのを予防してください。
コロナ禍でデジタル機器を触る機会が増えたためか、指がつってお困りになられる方が増えました。
指を酷使するつもりはなくとも、生活する上では、パソコンやスマートフォンを使わざる得ない。
ですので、快適に使っていくためにも、指のケアをする必要があり、今回のブログが皆様のそのお役に立てれば幸いです。
それでも指がつってしまう場合は、お近くの治療院で体全体を整えることをおすすめします。
当院でも、パソコンやスマートフォンをさわりすぎることで、指をつってしまう方への施術をおこなっておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
冬になって寒くなると、冷え性の方は指先がかじかんでなかなか温まらないことがありますよね。
そんなとき、カイロを握ったり、手袋をしたりすると、指先の冷えがマシになってきます。
しかし、ときによっては、それでもなかなか指先が温まらない経験はありませんか?
指先が冷えていると、スマートフォンなんかも使いずらいし、画面の反応も悪いですよね。
対策をしても指先がなかなか温まらない場合は、もしかしたら
「目の疲れ」
からきているかもしれません。
特に、スマートフォンは、今や生活に欠かせないアイテムであるため、年々、使う時間も増えており、目の疲れを引き起こしています。
目が疲れるのはわかってはいるけど、スマートフォンは使わざるえない。
そこで今回は、スマートフォンを使うことで目が疲れると指先の冷える理由とその対策を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、この冬、指先の冷えでスマートホンが使いにくいことを解決できます。
スマートフォンが発するブルーライトが、目を疲れさせたり視力を悪くさせたりするとよく耳にするかと思います。
実際のところ、今の段階の研究結果から、アメリカの眼科学会では、「ブルーライトは目を傷つけない」と宣言しています。
また、ブルーライトを制限するアイテムもそれが返って悪い影響を及ぼすかもしれないと推奨はしてません。
まだまだ、ブルーライトと目の関係はわからないことが多いというのが現状のようです。
ブルーライトが目に与える影響でわかっていることは、ブルーライトを浴びていると、その光の強さから脳が昼間だと認識して、睡眠に必要なホルモンを作らないため、不眠の原因となるとこのとです。
話はそれましたが、問題はブルーライトではなくて、目に入る光の量なのです。
人間は眩しいものを見ると、目の黒目の部分である「瞳孔」小さくなり、目に光が入りすぎないように調節します。
この瞳孔を伸ばしたり縮めたりして目に入る光の量の調節は、目の周辺の筋肉が行います。
そしてこの調整を行うのが、自律神経と呼ばれる自動的に体の状態を維持するために働く神経が行います。
自律神経というのは、暑かったら汗をかいたり、胃に食べ物が入ったら消化液を出すなど、体を自動調整してくれる神経です。
この神経は、活動するために活発に動かす交感神経と、回復するために働く副交感神経に分かれます。
目に関していうと、瞳孔をひろげるのが交感神経です。瞳孔をひろげることで、暗いところで目に光を集め見えやすいようにし、遠いものを見えやすくします。
逆に、瞳孔を縮めるのが副交感神経です。瞳孔が縮むと、目に入る光の量を制限したり、近くものもを見えやすくします。スマートフォンを見る際は、副交感神経が働き瞳孔を縮めることで、
・スマートフォンの画面から発生する光が目に入るのを制限
・目の近くにあるスマートフォンの画面を見えやすくする
状態になる。このようにスマートフォンスを見る際には瞳孔を縮めるのですが、その瞳孔を縮めるためには、目の筋肉を使います。
つまり、目の筋肉が踏ん張った状態なんです。
スマートフォンを、長い時間、見ることで目の筋肉が疲れて踏ん張れなくなり、瞳孔が開いてきます。
瞳孔が開くということは、交感神経が活性化します。
交感神経は、瞳孔を開くほかに、血管を縮める働きもあります。
つまり、スマートフォンを見すぎて目が疲れると、瞳孔が開いて交感神経の働きが優位となり、血管が縮み、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、心臓から一番遠くて、血管自体が細い指先に影響が出ます。
血液は、40度のぬるいお湯なので、血流が体をめぐることで、体温が維持されます。
その温かい血液が、目の疲れからの交感神経が優位になることで、指先に供給されないので、指先が冷たくなるのです。
ですので、指先をカイロや手袋で外部からいくら温めようとも、体の内部が冷えるまたは外部からくる温かさを受け入れる状態ではないので、指先がなかなか温まっていかないのです。
これは院長の私自身の体験談です。今年の11月と12月に2本回、治療の先生方の前で症例発表をさせていただく機会をいただきました。
症例発表では、スライドを使って行うので、パソコンでスライドの制作を空き時間があれば行っていました。
100枚ほどスライドを作らないといけなかったので、ずっとパソコンとにらめっこをしていたら、ある日指先が異常に冷えるようになりました。
患者さんに冷たい手で触るわけにはいかないので、お湯に手を入れたり、カイロをずっと手に当てたりしましたが、思ったようには温まっていかない。
この手が冷たくなると同時に、夕方になると目のかすんで、パソコンがつらくなってきて、これは目の疲れから来ているものだと気づき対策をしました。
ここまで目を酷使することが、初めてぐらいの機会だったのですが、目の疲れと指先の冷えが関係することを実体験できた症例でした。
スマートフォンを見すぎることで起きる、
「目の筋肉が疲労→瞳孔がひらく→交感神経が優位→血管が縮む→血流の悪化→指先が冷える」
といった悪循環を止めるためには、大元の「目の疲れ」を解消する必要があります。その方法を以下で紹介させていただきます。
スマートフォンの画面を集中してみているとまばたきの回数は減ります。一般的には1分間に20から30回程度のまばたきをします。スマートフォンの画面を集中してみることで、その回数が4分の1に激減すると言われています。 まばたきの効果として、
・目の表面を潤す
・涙の分泌を促す
・ドライアイを予防
・目の周りの筋肉をほぐす
・目の周辺の血流を良くする
・目の細かなごみを取り除く
・目の表面を整える
というように目の疲労をとるための要素を含んでいますので、意識的にまばたきをすることをおすすめします。
目を温めると、目とその周辺の組織の血管をひろげて、疲れた目の筋肉をやわらげます。
目を温める方法としては、
・市販のホットアイマスクを目に当てる
・ぬれタオルを電子レンジで40秒~1分程度温めて目まわりにのせる
・入浴時にあたたかいシャワーを目に当てる
などが有効です。
スマートフォンの画面を集中してみていると、眼球の動きが減ります。
ずっと同じ姿勢でいると体が固まってしまうのと同じように、眼球を動かさずに、スマートフォンの画面をじっと見続けていると、目の筋肉が固まってしまいます。
ですので、定期的に眼球を動かして、目にストレッチを施す必要があります。
その方法ですが、
・目をグッと強く閉じるて開ける
・目を上下左右に見る
・マユ毛の外がわと目じりの間から指2本分ぐらい外がわの凹みを軽く指でもむ
をやっていただけると目の筋肉を緩めることができます。
目薬をさすことで、その爽快感から目の疲労が取れそうな気がします。
しかし、市販の目薬には、目の血管を強制的にひろげる成分が入っているものが多いです。
目薬をさした時に、目がかゆく感じるのは、血管を広げたことで血流が急激に流れ込み、かゆみを引き起こしているからです。
目薬を頻繁にさすと、血管を無理に広げるので、血管を痛めてしまい、血管の弾力性が落ちます。
結果、血の流れが悪くなり目の疲労がますます増加する可能性があります。
ですので、市販の目薬をさす前に、「まばたきをする」「目を温める」「目をストレッチする」で目の疲労をとることをそすすめします。
今年、1週間あたりのスマホ利用の平均は20時間という調査結果が発表されました。
1日の中でこれだけ多い時間、スマートフォンを触るということは、目が疲れるのは無理がありません。
スマートフォンは大変便利ですが、その副反応の一つとして、指先の冷えを引き起こす可能性があります。
これから冬場で寒くなり、ただでさえ指先がかじかみやすくなる季節に、目の疲れからくる指先の冷えでお困りになる方に、今回のブログで紹介させていただいたことが少しでも助けになれば幸いです。
それでも目の疲れから、指先の冷えが取れないようでしたら、お近くの治療院で体をメンテナンスされることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みについての治療も承りますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院