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疲労 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 21の記事一覧
年末年始の長期の休暇が終わり、いよいよ新たな気持ちで、仕事や学校が始まっていきます。
しかし、休みが長かったせいもあり、なかなか心身ともに、やるべきことに取りかかるエンジンがかかりにくいと思われる方も多いのではないでしょうか?
年末年始の休みが明けたときの仕事や学業が始まる際に、約70パーセントの方が、体に不調を感じているという調査結果がでています。
また、体が感じる症状を調査したところ、
・けん怠感
・疲労
・やる気の低下
・眠気
などがあげられています。
そこで今回は、年末年始の休みが明けたときに、このような症状がでる理由と、これから一年、いいスタートダッシュをするために、心身の状態を上げるための方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年初めにスムーズに仕事に入れます。
年末年始で長く仕事や学校がお休みになると、次の日のことを気にしなくてもいいこともあり、夜更かしや食事の時間など生活習慣が乱れやすくなります。
それまで1年間過ごしてきた1日の過ごし方が急に変わることで、
「自律神経」
が乱れます。
「自律神経」が乱れることで、体を活動するモードにするのか、リラックスするモードにするのか、体が混乱して、休みが明けたときの不調へとつながります。
そもそも「自律神経」とは、私たちの意志と関係なく、24時間休みなく体を機能を維持するために働いてくれる神経です。
例えば、
・心臓を動かして血液を全身に巡らす
・呼吸をする
・食べ物を消化して吸収する
・暑いときには体温を下げるために汗をかく
・寒いときには体温を上げるために体をふるわす
といった感じで、自動で自分ではコントロールができない働きを行います。
自律神経には、交感神経と副交感神経と別れます。
交感神経は体を活動させるためのアクセルの働きをして、副交感神経は体をリラックスさせるためのブレーキの働きをします。
交感神経と副交感神経が互いにバランスよく働くことで、体の健康は保たれます。
この交感神経と副交感神経のバランスが年末年始の休みで、生活習慣が普段の状態に比べて、乱れることでバランスを崩して、年始の仕事や学校の始まりで体に不調が出るのです。
年末年始の生活習慣が乱れる代表的なものが、睡眠時間と食事です。
以下で、睡眠時間と食事が年末年始で乱れることで、なぜ自律神経が乱れるのかを紹介していきます。
朝になると目が覚めて、夜になると眠くなるというサイクルは、体に備わった「体内時計」によって管理されています。
「体内時計」は、自律神経との関わりが深く、日中は活動するために交感神経が優位になり、夜はリラックスするために副交感神経が優位になります。
しかし、年末年始で、夜更かしをしたり、朝寝坊したりしたりすると、自律神経の切り替えが乱れます。
そうすると、朝になってもスッキリ起きられない、夜になっても寝つきが悪くなり、体に不調があらわれます。
また、人間の体内時計は、25時間です。
地球の自転は24時間であるため、規則正しい生活をすることで、1時間のズレを修正できます。
しかし、不規則な生活を続けると、ズレがどんどん大きくなり、自律神経がますます乱れる悪循環にハマってしまうのです。
食事をすると、自律神経が働き、胃腸で消化や吸収が自動的におこなわれます。
自律神経を正常に働かして、胃や腸といった消化器を正常に動かすためには、食事のタイミングや回数が重要になります。
ベストは、朝昼晩の1日3回の食事を決まった時間にとって、胃腸に刺激を加えることで、自律神経が働きます。
年末年始の休み中、朝の起床や眠る時間が不規則になるということは、食事をとる時間や回数も、必然的に不規則になります。
そうすると、自律神経の動きが乱れて、胃腸での消化や吸収が不良になり、体を活動するためのエネルギーがうまく作れなくなります。
その結果、年始にいざ仕事や学業を始めようと思ったときに、けん怠感や疲労などが引き起こされるのです。
年末年始は楽しみや気が緩むことが多いので、なかなか普段通りの規則正しい生活は送るのが難しいかもしれません。
ですので、仕事や学校が始まってから、なるべく早く自律神経が正常に動くようにするための方法を以下で紹介させていただきます。
朝、起きてからバタバタ過ごすことで、自律神経の切り替えがスムーズにできすに、その日を台無しにしてしまいます。
1日の流れをつけるためにも気をつけるべきことは、
・早く起きて仕事や学校に行くまでの時間に余裕も持つる
・起きたら背伸びをしたり足踏みをして体に刺激を入れる
・太陽の光を浴びて体内時計をリセットする
・コップに1杯でいいので常温の水か白湯を飲んで、胃腸に刺激を入れる
など、朝の起床したときの行動で、不規則な睡眠時間によって乱れた自律神経を整えることができます。
食事の回数や時間が乱れることで、胃腸に適度な刺激が入らず、自律神経が乱れます。
胃腸への自律神経が整う良い刺激のいれ方ですが、
・食事の間隔は5から6時間は空ける
・水分はしかっりこまめにとる
・食事の食べる量の比率は、朝は4・昼は3・晩は3の割合で摂取する
・夕食は21時までの終わらす
・よくかんで腹6から8分目の食事量にする
など、食事を規則正しくとることで、自然と自律神経が整い、体を活動するためのエネルギーを効率的に作り出します。
年末年始のお休みは、ついつい羽目を外してしまいがちです。
この時ぐらいは羽目を外してもいいと思いますが、休みが明けたときに、仕事や学業をスムーズにおこなうため、リカバーするための行動が必要です。
今回、ブログで紹介させていただいたことが皆様の年明けにスタートダッシュをするための助けになれば幸いです。
それでもなかなか、年明けに体が思うように動けないようでしたら、自律神経を整えるための治療をお近くの病院や治療院で受けることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みの方に対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に自律神経の不調に対してのブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
厚生労働省の研究では、約60パーセントの方が「疲労」を感じており、さらに約40パーセントの方が、半年以上「疲労」が継続しているという報告がされています。
これほど身近な症状であるにもかかわらず 「疲労」というのは、判定や診断がむずかしい。
そのことが、そのつらさやしんどさが、本人しか分からず、他人に理解してもらいづらいものです。
ですので、「疲労」を我慢して日常生活をおくることで、ついいは重度の心身の不調を引き起こしてしまいます。
「疲労」が起こるきっかけは、
・人間関係や仕事上の精神的
・過重労働など体的ストレス
・紫外線や騒音などの物理的ストレス
・化学物質や残留農薬などの化学的ストレス
・ウィルスや細菌感染などの生物学的ストレス
といったストレスが原因とされています。
こういったストレスは、外部からの情報を受けることで起こります。
外部からの情報を受け取る人間が持つセンサーは、「目」「耳」「口」「鼻」といった感覚器です。
反対にいれば、これらの感覚器にアプローチすることで、ストレスを緩和して、「疲労」を防ぐことができます。
そこで今回は、「目」「耳」「口」「鼻」にかかるストレスによる疲労の内容とその解消法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、「疲労」を緩和して、健やかな日常生活をおくれます。
よく、「目の奥が疲れる」と言うセリフをお聞きします。
では、「目の奥が疲れた」の“目の奥”とはなんでしょうか?目というのは左、右、上、下、斜めを動きます。
その目の動きは、目の奥の方につく筋肉によって動かされています。
つまり、「目の奥が疲れた」というのは、目を動かす“筋肉”が疲れたということです。
例えば、パソコンやスマホの画面を見つときは、一点をじっと見つめます。
この時、一点を見つめるために、目の奥の筋肉は、目を一定の位置に維持するために、踏ん張ります。そのことで、目の奥の筋肉が疲れてしまいます。
これは、座りっぱなしや立ちっぱなしでいると、その姿勢を維持するため、腰や背中の筋肉が疲れてしまうことと同じことです。
目の筋肉が疲れると、目の動きが悪くなります。
視界は、外部の情報の84パーセントを集めます。
しかし、視界が狭くなると、外部からの情報の収集能力が低下します。
視界をカバーするためには、首や腰などをねじるようになります。
そのために、体全体が「疲労」をおこすことにつながります。
むずしい話や聞きたくない話、もしくは黒板をひっかくような不快な音が耳に入った場合、耳の周辺や首や肩に力が入ったことはないですか?
そういった場合、首や肩のみならず、奥歯をかみしめたり、手を握りしめたり、耳へのストレスは体全体が緊張させ「疲労」につながります。
ストレスを受けて我慢するとき、奥歯をかみしめて、アゴを固めてしまいます。
また、奥歯をかみしめているときには、舌を下アゴに押してけて、舌も固まてしまいます。
重いものを持つときは、力をだすために奥歯をかみしめますよね。
それと同じように、ストレスを受けることで奥歯をかみしめることが多くなると、体全体が力むこととなり疲労が発生します。
鼻の神経は、人間の神経の中で唯一、脳へダイレクトにつながっている神経です。
不快な匂いや鼻からの呼吸が苦しいと、鼻から脳に情報がダイレクトに伝わり、脳から体を守ろうとする命令がすばやくでます。
そうすると、体全体が緊張することとなり、疲労へとつながります。
目の疲労を解消するためには、「まぶたの上から指で眼球で触れる」方法です。
目を閉じて、 両眼を閉じて、まぶたの上から眼球に手を置きます。
人差し指、中指、薬指の指を軽くそろえて、眼球の丸みにフィットするようにあてます。
指のはらで柔らかくタッチして3分間、手をおいたままにしておきます。
まぶたを強くおさえると、血圧が急激に低下します可能性がありますので、肩や手首の力をぬいて、できるだけソフトに眼球にタッチすることを心がけてください。
目に手を当てているうちに、じわっと目の周辺のはりが緩ますことで、目を動かす筋肉が緩んでいきます。
耳の疲労を解消するためには、「耳を引っ張る」方法が有効です。
親指と中指もしくは人差し指をつかい、耳の内側と外側から耳の付け根を軽くつまります。
そして、頭の骨から耳の付け根を2〜3ミリ程度浮かせるように引っ張ります。
耳をつまんで軽く持ち上げたら、いろいろな方向に耳を引っ張ります。
こうすることで、耳周辺の血行が良くなり、耳の機能が上がり、耳から入るストレスへの耐久性や処理能力が上がることで、疲れにくくなります。
口の疲労を解消するためには、「舌をまわす」方法が有効です。
舌を唇と歯の間に入れます。そのまま舌で上歯をなぞり、上の歯をなぞり終わったら、下の歯を舌でなぞります。
つまり、歯を舌でなぞりながら、舌を回してください。
舌を回すうちにスムーズに動かせるようになるまでおこなってください。
鼻の疲労を解消するためには、「鼻の付け根をつまむ」方法が有効です。
片手の親指と人差しで鼻の根本あたりを軽くはさみます。
もう一方の手のひらを軽く額に触れます。その状態で、鼻で、深呼吸してください。
つまんだ鼻とひたいに当てた手の間が、呼吸のたびに伸びていくイメージでおこなってください。
「疲労」は、自分が感じている以上に知らぬまに積み重なっていきます。
それが限界に達した場合は、体がガス欠をおこして、通常の日常生活に復帰まで、かなりの時間をようしてしまいます。
それを防ぐために、今回のブログが、「疲労」の原因となるストレスを最前線で受ける「目」「耳」「口」「鼻」の感覚器へのケアすることの助けになれば幸いです。
それでも、「疲労」が取れないようでしたら、お近くの病院や治療院で検査と治療を受けられることをおすすめします。
当院でも「疲労」に対する施術を行っておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に疲労への解消法についてブログを書いておりますので参考にしていただけたら幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
2024年は、
「スローで優しい習慣」
が流行するのではないかと言われています。
「スローで優しい習慣」とは、少しでもいいので健康に関する習慣を始めて、それを積み重ねていくことで、健康を促進するという考え方です。
確かに、体にとって良いことをおこないたいけれども、何をしていいかわからない、また、忙しい日常生活の中ので、持続してできるのかがわからないと思われる方も多いかと思われます。
そこで今回は、誰にでも簡単に毎日でもできる健康を促進する方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、2024年も健康で楽しく日常生活を送れます。
体を健康に保つには、
「睡眠」
「血流」
「刺激」
が必要です。以下でそれぞれの質を上げる方法について紹介させていただきます。
睡眠 睡眠が不足すると、
・体の疲れが取れない
・太りやすくなる
・注意力が散漫になる
・自律神経の機能が低下す
など、体に影響します。
睡眠で一番、重要なのは、
「睡眠の質」
を上げることです。
「睡眠の質」を上げるには、自律神経の働きの中でも、体をリラックスして回復モードとなる副交感神経の働きを高めることが必要です。
この副交感神経の働きを高めるためにできる簡単な習慣は、
「39度から41度に設定した湯船につかる入浴をする」
ことです。
体全体を一度、入浴で温め、そこから体温が下がっていく過程で、副交感神経の働きがこう進して、体はスムーズに睡眠モードに入ります。
この過程を踏めば、睡眠の質を上げることができます。
「血流」
血流が全身にスムーズに巡ることで、体を回復させ活動させるための、タンパク質やミネラルなどの栄養・酸素・水分などを運んでくれます。
血流が滞ると、疲労が回復せず、体の筋肉や関節が硬くなることで各所で痛みが発生します。
血流を良くするための習慣は、
「深い深呼吸」
をすることです。深呼吸をすることで、血管が広がるための物質が体の中で分泌されて、血液の循環が促進します。
深呼吸の方法ですが、息をはく方にしっかりと意識することが大切です。
深呼吸の方法は、
「口から6秒かけて息をはいて、鼻から3秒かけて息を吸う」
ようにしてください。
座位や立位といった姿勢でずっといると、同じ筋肉しか使わないために、体に「刺激」が不足して、筋肉が固まって、痛みや疲労が体におこります。
体に「刺激」を入れる方法としては、
「背伸び」
をしてください。
体は、地球の重力のために、下へ引っ張られる力がかかります。
ですので、「背伸び」をすることで、重力に反する「刺激」を体に加えることで、体を固まることを防ぐことができます。
厚生労働省が主導する健康日本21第三次では、
「全ての国民が健やかで心が豊かに生活できる持続が可能な社会の実現」
というビジョン実現のため、基本的な方向を
・健康寿命の延伸
・健康格差の縮小
・個人の行動と健康状態の改善
・社会環境の質の向上
・ライフコースアプローチを踏まえた健康づくり
の4つをあげています。
この中の「個人の行動と健康状態の改善」をおこなううえでも、今回、紹介させていただいたことが今年、皆様の健康を促進するための助けになれば幸いです。
それでも、ご自身の体調管理に不安をお持ちでしたら、お近くの治療院でご相談されることをおすすめします。
また、当院でも、健康に関してのご質問や体のメンテナンスのご要望を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
「睡眠」「血流」「刺激」についてのブログを書いておりますので参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
年末年始は、帰省を受け入れる側の方から、
「帰省してくれるのは嬉しいけどね」
「台所に立ってる時間増えるから」
「腰が本当に痛くなるの・・・」
という年末年始を迎えるにあたっての不安を、当院でもよくお聞きします。
年末年始は、ご家族が一同に集まる機会。
そんな楽しいときに、腰痛でつらい思いをするのは、たまりませんよね。
そこで今回は、年末年始に長時間、台所で調理して、腰が痛くなる理由と、疲れない立ち方について紹介させていただいます。
このブログを読んでいただくことで、腰の痛みに悩まされることはなく、帰省した家族に食べてもらうためのお料理を作れます。
一般的に、重心のバランスが取れた状態で立っているときには、実は、ほとんど筋肉のエネルギーを必要としません。
それは、バランスよく立っているときは、股関節の少しだけ後ろに重心線があります。
そのために、自身の上半身の体重によって後ろに倒れる方向に力が働きますが、それを股関節の前にある靭帯が支えます。
この体重が後ろにかかる力と股関節の前にある靭帯が支える力が、ちょうど均衡になった状態なり、ほとんど筋肉のエネルギーを必要とせず立つことができます。
台所で調理をするような、前屈みになると、股関節の少し後ろに走っていた重心線が、前に移動して、倒れないように体を支えるために、筋肉のエネルギーをつかいだします。
長時間、または繰り返しで、調理をするために前屈みになると、前屈みになった体を支える筋肉に使うエネルギーが枯渇します。
そうすると、筋肉が硬くなり、中腰で特に負荷のかかる腰の筋肉に痛みが発症してしまいます。
中腰での作業をしなければ、腰が痛くなることはないのですが、しかし、背筋を伸ばした姿勢では調理ができません。
ですので、台所で調理の際には、股関節の後方から前方に移動した重心線に対応した体の使い方が必要になります。
調理の際に、中腰になるのはさけられないです。
同じ中腰でも、前に倒れる角度が浅ければ浅いほど、重心線が前に移動する距離も短くなり、腰の筋肉の負担も減ります。
そのために一番よいのは、ご自身の身長に合ったキッチンを使うということです。
使いやすいキッチンの高さに計算式は、
(身長÷2)+5センチ
です。自身の身長に合ったキッチンであれば、中腰の角度が最小限で抑えることができます。
しかし、一般的に、台所の高さは、日本工業規格によって、80センチ、85センチ、90センチ、95センチに定められていますので、なかなか、身長に合わせたキッチンにするのは難しいかもしれません。
ですので、調理中の中腰で腰が疲れにくい立ち方を以下で紹介させていただきます。
調理中は、両足を横にそろえた状態でおこなうことが多いかと思います。
この状態では、前に移動した重心線を支えるために、腰だけではなく、お尻や太もも裏にまで負荷をかけます。
調理中に腰が疲れにくい立ち方をするには、実は、
ひざの使い方
が重要です。
ひざの頭を軽くキッチンの体の前にある壁に触れるようにします。
そうすることで、前に移動した重心線上に、足を置くことになり、腰など体の後方だけで支えていた体を、前方から支えることができます。
結果、腰への負担が減り、調理で体を前に屈める時間が長くなっても、腰が疲れて痛くなることが軽減できます。
患者様に正月での出来事をお聞きすると、「来てうれしい、帰ってうれしい」のフレーズをよくお聞きします。
それだけ、心を尽くして居心地がいい状態でいてもらうために、動かれているのだと思います。
ご家族が帰省中に、受け入れる側の方が調理をする際に、腰が痛くなることを防ぐために、今回のブログがお役に立てれば幸いです。
また、正月が明けて、しばらく休んでも腰の痛みが取れないようでしたら、体のメンテナンスも兼ねて、お近くの治療院でお体を整えられることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みに対しての治療をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
そのほかに家事に関する体の使い方のブログを書いておりますので、今回のブログと合わせてそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
飲食店に勤務されている40歳代女性の方が来院され、歩くときに股関節がぬけそうな感じがするとの不安感を訴えられました。
今回ご相談いただいたことが発症したきっかけをお聞きしました。
すると、普段、仕事場で、調理するだけではなく、10キログラムのお米の袋や油が入った一斗缶を、倉庫から調理場に運ぶことが多くて、それが本当に疲れると。
その何度もやっているうちに、2週間前から、何も持たずに普通に歩いていると、「歩くと股関節がぬけそうな感覚」がでてきた。
本当に抜けたらどうしようと思い、怖くてゆっくりしか歩けなくて困っているとのことでした。
整形外科でレントゲンの検査をしても、股関節を構成している骨盤や大腿骨の変形もないといわれたそうです。
特に股関節の骨自体に異常がないけれども、こういった歩いているときに股関節がぬけそうだという不安感は、特に、女性の方からよくご相談を受けます。
そこで、今回は、歩行時に股関節がぬけそうだと感じてしまう理由とその対処法を紹介させていただきます。
歩行のサイクルは、歩く一連の動作を表すもので、次のステップがあります。
「踏む」
最初にかかとが地面に触れる。これが一歩目の始まり。
「平行」
体重が足に移動し、足が地面に平行になる。足の裏の全体が地面と触れている状態。
「つま先」
足の指先が地面を離れ、足が後ろにスイング。次の一歩に向けての動き。
「振り出し」
足が空中にあり、前に振り出される。次に踏むための準備。
「反復」
上記のステップを繰り返し、歩行が続く。地面を踏んで、平行になり、つま先が浮き、そして振り出し。
このサイクルをおこなうことで、歩行が円滑におこなわれます。
このサイクルの中で、自身の体重が足の裏にかかる「平行」の際に、同時に股関節にも自身の体重がかかります。
この歩く時に股関節に、
体重の5.5倍もの負荷
がかかります。
これほどの負荷が股関節にかかると、骨の連結だけではぬけてしまいます。
それをぬけないようにするために、股関節の周りの筋肉が支えます。
歩行時に股関節がぬけないように支える筋肉の中でも、
お尻の筋肉が役割の66パーセント
をしめます。
今回ご相談していただいた方は、重量物を普段から持ち上げる作業が多いとのことでした。
重量物を持ち上げる作業は、全身の筋肉に相当な負担をかけます。
当然、お尻の筋肉にもその負荷がかかります。そのことで、お尻の筋肉が疲労して硬くなると、歩行時に股関節を支える働きができなくなります。
歩行時に股関節を支えるお尻の筋肉の機能が低下した結果、「歩くと股関節がぬけそうな感覚」がでてしまうのです。
実際には、股関節は、強力な靭帯で囲われており、脱臼が少ない関節です。
股関節がぬける事例は、交通事故やラグビーの試合中といった強烈な衝撃を受けた時ぐらいです。
しかし、お尻の筋肉が働かないことでおきる股関節がぬけてしまうのではないかという不安感は、それを補うための腰や太ももなどに余計な負荷をかけ、体全体にゆがみが広がるので、対策が必要です。
歩行時に股関節がぬけるといった感覚を解消するためには、お尻の筋肉の機能を回復させる必要があります。
そのためのお尻の筋肉へのストレッチの方法を以下で紹介させていただきます。
足を伸ばして座り、右手を後方に置いて体を支える。右ひざを立てて、左のひざの外に右足を置く。
左腕で右ひざの外側を左方向に押すように倒す
上向けで寝て、両ひざを立てて、左足を右ひざの外側にあてて足を浅く組みます。
左足で右ひざを押し付けて、両足を左側に倒す。
下向きで、右ひざを曲げて、右手で右足の内側からつかむ
右手で右足を外側に倒す
股関節は、人間がもつ関節の中で最大のものです。
それだけに、歩行や走行のときや立位や座位のときなど、体を活動させる上では土台となる関節です。
そのような股関節にぬけそうな不安感があることは、日常生活をおくるうえでは、大変な支障がでます。
今回、ブログで紹介させいただいたことが、股関節に不安がなくスムーズに歩けるように皆様の助けになれば幸いです。
それでも、歩く際に、股関節がぬけそうな不安感がある場合は、お近くの治療院で検査や治療を受けていただくことをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に股関節に関するブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広