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疲労のサインを見逃すな:目・耳・口・鼻の感覚器にアプローチして疲労を解消する方法

2024.01.02 | Category: 予防,疲労

 

厚生労働省の研究では、約60パーセントの方が「疲労」を感じており、さらに約40パーセントの方が、半年以上「疲労」が継続しているという報告がされています。

これほど身近な症状であるにもかかわらず 「疲労」というのは、判定や診断がむずかしい。

そのことが、そのつらさやしんどさが、本人しか分からず、他人に理解してもらいづらいものです。

ですので、「疲労」を我慢して日常生活をおくることで、ついいは重度の心身の不調を引き起こしてしまいます。

「疲労」が起こるきっかけは、

 

・人間関係や仕事上の精神的

・過重労働など体的ストレス

・紫外線や騒音などの物理的ストレス

・化学物質や残留農薬などの化学的ストレス

・ウィルスや細菌感染などの生物学的ストレス

 

といったストレスが原因とされています。

こういったストレスは、外部からの情報を受けることで起こります。

外部からの情報を受け取る人間が持つセンサーは、「目」「耳」「口」「鼻」といった感覚器です。

反対にいれば、これらの感覚器にアプローチすることで、ストレスを緩和して、「疲労」を防ぐことができます。

そこで今回は、「目」「耳」「口」「鼻」にかかるストレスによる疲労の内容とその解消法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、「疲労」を緩和して、健やかな日常生活をおくれます。

 

 

 

「目」「耳」「口」「鼻」にかかるストレスによる疲労の内容

「目」が受ける疲労 

よく、「目の奥が疲れる」と言うセリフをお聞きします。

では、「目の奥が疲れた」の“目の奥”とはなんでしょうか?目というのは左、右、上、下、斜めを動きます。

その目の動きは、目の奥の方につく筋肉によって動かされています。

つまり、「目の奥が疲れた」というのは、目を動かす“筋肉”が疲れたということです。

例えば、パソコンやスマホの画面を見つときは、一点をじっと見つめます。

この時、一点を見つめるために、目の奥の筋肉は、目を一定の位置に維持するために、踏ん張ります。そのことで、目の奥の筋肉が疲れてしまいます。

これは、座りっぱなしや立ちっぱなしでいると、その姿勢を維持するため、腰や背中の筋肉が疲れてしまうことと同じことです。

目の筋肉が疲れると、目の動きが悪くなります。

視界は、外部の情報の84パーセントを集めます。

しかし、視界が狭くなると、外部からの情報の収集能力が低下します。

視界をカバーするためには、首や腰などをねじるようになります。

そのために、体全体が「疲労」をおこすことにつながります。

 

「耳」が受ける疲労

むずしい話や聞きたくない話、もしくは黒板をひっかくような不快な音が耳に入った場合、耳の周辺や首や肩に力が入ったことはないですか?

そういった場合、首や肩のみならず、奥歯をかみしめたり、手を握りしめたり、耳へのストレスは体全体が緊張させ「疲労」につながります。

 

「口」が受ける疲労

ストレスを受けて我慢するとき、奥歯をかみしめて、アゴを固めてしまいます。

また、奥歯をかみしめているときには、舌を下アゴに押してけて、舌も固まてしまいます。

重いものを持つときは、力をだすために奥歯をかみしめますよね。

それと同じように、ストレスを受けることで奥歯をかみしめることが多くなると、体全体が力むこととなり疲労が発生します。

 

「鼻」が受ける疲労

鼻の神経は、人間の神経の中で唯一、脳へダイレクトにつながっている神経です。

不快な匂いや鼻からの呼吸が苦しいと、鼻から脳に情報がダイレクトに伝わり、脳から体を守ろうとする命令がすばやくでます。

そうすると、体全体が緊張することとなり、疲労へとつながります。

 

 

 

「目」「耳」「口」「鼻」にかかる疲労への解消法

 

「目」が受ける疲労への対策

目の疲労を解消するためには、「まぶたの上から指で眼球で触れる」方法です。

目を閉じて、 両眼を閉じて、まぶたの上から眼球に手を置きます。

人差し指、中指、薬指の指を軽くそろえて、眼球の丸みにフィットするようにあてます。

指のはらで柔らかくタッチして3分間、手をおいたままにしておきます。

まぶたを強くおさえると、血圧が急激に低下します可能性がありますので、肩や手首の力をぬいて、できるだけソフトに眼球にタッチすることを心がけてください。

目に手を当てているうちに、じわっと目の周辺のはりが緩ますことで、目を動かす筋肉が緩んでいきます。

 

「耳」が受ける疲労への対策 

耳の疲労を解消するためには、「耳を引っ張る」方法が有効です。

親指と中指もしくは人差し指をつかい、耳の内側と外側から耳の付け根を軽くつまります。

そして、頭の骨から耳の付け根を2〜3ミリ程度浮かせるように引っ張ります。

耳をつまんで軽く持ち上げたら、いろいろな方向に耳を引っ張ります。

こうすることで、耳周辺の血行が良くなり、耳の機能が上がり、耳から入るストレスへの耐久性や処理能力が上がることで、疲れにくくなります。

 

「口」が受ける疲労への対策

口の疲労を解消するためには、「舌をまわす」方法が有効です。

舌を唇と歯の間に入れます。そのまま舌で上歯をなぞり、上の歯をなぞり終わったら、下の歯を舌でなぞります。

つまり、歯を舌でなぞりながら、舌を回してください。

舌を回すうちにスムーズに動かせるようになるまでおこなってください。

 

「鼻」が受ける疲労への対策 

鼻の疲労を解消するためには、「鼻の付け根をつまむ」方法が有効です。

片手の親指と人差しで鼻の根本あたりを軽くはさみます。

もう一方の手のひらを軽く額に触れます。その状態で、鼻で、深呼吸してください。

つまんだ鼻とひたいに当てた手の間が、呼吸のたびに伸びていくイメージでおこなってください。

 

 

 

まとめ

 

「疲労」は、自分が感じている以上に知らぬまに積み重なっていきます。

それが限界に達した場合は、体がガス欠をおこして、通常の日常生活に復帰まで、かなりの時間をようしてしまいます。

それを防ぐために、今回のブログが、「疲労」の原因となるストレスを最前線で受ける「目」「耳」「口」「鼻」の感覚器へのケアすることの助けになれば幸いです。

それでも、「疲労」が取れないようでしたら、お近くの病院や治療院で検査と治療を受けられることをおすすめします。

当院でも「疲労」に対する施術を行っておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に疲労への解消法についてブログを書いておりますので参考にしていただけたら幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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