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年末の大掃除の窓ふきで肩を痛めないようにするには「 ゼロポジション」と「ハチマキ」を活用!

2023.12.16 | Category: 予防,肩こり

 

 

年末に近づいてくると、家の大掃除を行うシーズン。

何も寒い時に大掃除しなくてもとは思うんだけど、今年の汚れは今年のうちにと、やらないことの方がストレスになると。

家の掃除する場所もいろいろですが、その中でもきついのが窓ふき。

家に明るくなうようにと、窓を大きくしたのが、この時ばかりは恨めしく感じます。

窓ふきをした後は、肩が痛んでつらい思いをします。

そこで今回は、肩を痛めない窓ふきの方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただけることで、年末の大掃除にする窓拭きによって、肩が痛くなることを防ぎ、良い年末年始を過ごすことができます。

 

 

 

窓ふきで肩が痛くなる理由

 

人間が進化し、二足歩行となったことで、人間は腕が自由に使えるようになりました。

腕の可動域は股関節に比べても広く、いろいろな動作が可能になりました。

しかし反面、常に約3キログラムはある腕の重さが、支える肩には大きな負担となり、無理に使い続けると肩に痛みが発生しやすい。

国民生活調査で、日本人女性が訴える体の痛みでの1位は肩こり(男性は2位)なのを見ても、肩は痛みやすい部位です。

肩は可動域が広い分だけ、関節は緩く、脱臼しないように、筋肉や靭帯で支える必要があります。

その構造は、肩と腕の骨で構成している関節の間を、通ったり覆ったりしています。

腕を上げると、肩と腕の骨で構成している関節の間が狭くなります。

窓ふきのように、腕を上げて左右上下に動かし続けると、狭くなった肩の関節の中で、骨と筋肉や靭帯が擦れて炎症を起こし、肩が痛くなるのです。

 

 

 

窓ふきで肩を痛めないようにする方法

 

窓ふきをするフォームは、体の真正面で腕を伸ばしてやることが多いと思います。

その体の真正面で窓ふきをする腕の角度は、より肩の関節の隙間を狭くして、肩の周辺組織を痛めやすくします。

肩には、「ゼロポジション」と言われる、肩に一番負担が少ない腕の上げる角度があります。

野球のピッチャーは、肩を痛めないためにこのゼロポジションの角度でピッチングすることが理想とされています。

 

ゼロポジションは、腕をゆっくりと上げていったときに約140度開いた状態です。

この「ゼロポジション」の角度で、窓ふきをおこなえば、肩を痛めにくくします。

 

ゼロポジションで窓ふきをおこなうためには、

・頭の後ろで手を組んで肘をまっすぐに伸ばした角度がゼロポジション

 

・ゼロポジジョンの角度で 右利きの人なら、真正面の窓ではなく体より右のエリアの窓をふく

 

・ 窓をふくリズムに合わせての左肩を揺らしたり回したりしながらおこなう がポイントです。

 

 

また、窓ふきをする際に、ハチマキをすると肩が動きやすくなります。

ハチマキは、単に精神的な気合いを入れるためのアイテムではなく、人間の動作にも作用を及ぼします。

諸説がありますが、戦国時代の武士たちは、ハチマキをしめることで、ヤリや刀を持つ手を動きやすくしたと考えられます。

そのメカニズムですが、ハチマキで頭の側方をしめることで、ハチマキの結び目は、必ず右上か左上になる。

すると、頭の側方をしめ付ける力には左右差が生まれ、その力の左右差は頭の側方を回転させるように働きます。

例えば、結び目を右上にしてハチマキをしめたときは、頭が右に回転するように働くため、首も右を向きやすくなり、左は向きにくくなります。

頭と首の右にひねりやすくなると、体全体も右に引っ張られるため、右肩が上げやすくなります。

逆に結び目を左上にしめれば、左の肩が動きやすくなります。

このメガディズムを利用すれば、ハチマキをして窓ふきをすれば、より肩が動きやすくなります。

この方法のポイントは、頭の回転に左右差をつけてしめ付けるという点なので、必ずしもハチマキである必要はないです。

現在は掃除をしてる人は少なそうですが、結び目に注目して頭に三角巾を巻いても同じ効果が得られます。

 

 

 

まとめ

 

窓をふいてキレイにすると、家の中も気持ちも明るくなります。

ホームセンターや百均にいくと、窓ふきするための便利なアイテムが増えましたし、窓ふきをしてくれるロボットまで登場しています。

そういったものも利用しながら、今回のブログで紹介させていただいた、窓拭きをする際の体の使い方で、皆様の肩の痛みを減らす助けになれば幸いです。

それでも窓ふきで肩の痛みがでた場合は、お近くの治療院で施術を受けられることをおすすめします。

当院でも、今回のような条件で肩を痛められたかたの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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