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インフルエンザ発症後に呼吸が苦しいうえに腰痛が… その関連性と改善法

2023.03.12 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,疲労,腰痛

40代・男性・介護職の方がご来院され、

 

「インフルエンザで3日ほど寝込んでて」

「それから腰が痛くて、抜けそうで」

「それと息しにくくて、なかなか調子もどらへん」

 

と訴えられました。

腰痛と息苦しさ、一見、関連性のない別々の症状のように見えますが、実はお互いに影響をしあっています。

そこれ今回は、インフルエンザ後に腰と呼吸に支障がでてしまった方に向けて、その理由と改善法をご紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、インフルエンザ後の腰と呼吸の不調を解決することができます。

 

 

インフルエンザによる腰痛と呼吸の関連性

 

お仕事が介護士ということで、中腰姿勢の作業が多いということでした。

腰を前に曲げるとき、主に動く関節は、腰の背骨と股関節です。

腰を曲げるときは、腰の背骨と股関節が同時に曲がるのではなくて、順番があります。

まず腰の背骨が曲がってから、股関節が動きます。

これが、腰の背骨が動かず股関節だけで曲げたり、動く順番が逆になったりすると、体に歪みが起こって、腰痛を発症しやすくなります。

腰を前に曲げるために腰の背骨を動かす主な筋肉は、

 

お腹と脇腹の筋肉

 

です。

このお腹と脇腹の筋肉は、実は腰を動かすだけではなくて、

 

“呼吸”

 

するときにも重要な働きをします。

インフルエンザになると、インフルエンザウィルスが気道や肺の細胞を破壊します。

それによって、一回の呼吸で体に取り込める酸素量が減り、それを補うために呼吸の回数が増えます。

そうすると、日頃は使わない呼吸するための筋肉を過度に使うようになります。

息を吸うときは主に首の筋肉で、息を吐くときは主にお腹から脇腹の筋肉を使います。

つまり、今回の患者様が腰痛を破傷されたのは、インフルエンザによる呼吸困難で、

 

お腹から脇腹の筋肉が疲労

腰を前に曲げるためのお腹から脇腹の筋肉が動かない

介護の仕事で腰を前に曲げる作業を繰り返す

腰を前に曲げる動作に歪みが発生

腰痛が発症

 

というわけです。

 

 

インフルエンザによる腰痛と呼吸の改善法

 

呼吸と体を前に曲げれるように、体の歪みをとる治療を行いました。

治療後は、今回の腰痛の原因となったお腹と脇腹の筋肉を改善するためのセルフケアをお伝えしました。

やり方はとても簡単です。

 

 

①小さく前ならえの状態をして、手首を曲げます。

 

②そのまま肘を後ろに引いて、手のひらを体にピタッと挟むように当てます。

 

③そのまま体に当てた手のひらを円を描くように、息を吐きながら皮膚をさするのを5回ほど行ってください。

内回し、外まわしと回転を変えながら、やってみてください。

 

そうすることで、お腹から脇腹の皮膚が緩み、その皮膚に繋がっている筋肉も緩んでいきます。

 

 

苦しい呼吸を伴う腰痛に対する当院の治療の流れ

 

当院は、インフルエンザ後に腰が痛くなった方に対しての治療を行なっております。

当院では、

①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。

②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。

③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。

④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。

⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。

といった流れで、治療をさせていただきます。

当院で治療を受けていただき、体を整えることで、腰の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。

当院で治療を受けていただき、体を整えることで、腰の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。

 

 

まとめ

 

治療後には、

 

「仕事もやけど、子供の引っ越し手伝いせんとあかんから、困ってたんよ、助かりました〜」

 

という感想をいただきました。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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