- Blog記事一覧 -五十肩の後遺症で筋肉が拘縮で腕が痛みやすい?リハビリ法は?
70歳代女性の方がご来院され、
「先週、勤めてくれてた人が子供連れて来てくれて」
「せっかくやから、お昼ご飯作ってご馳走したのよ」
「そうしたら腕が痛くなってきて…」
とご相談いただきました。
1年かけてやっと五十肩が治ったが、ちょっと無理すると、肩と腕の付け根あたりの前面に痛みがでてしまうそうです。
これは五十肩の後遺症でよくみられる症状です。
そこで今回は、そうなる理由、リハビリ法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、五十肩の後遺症による腕や肩の痛みを解決することができます。
「五十肩ってまたなるっていうから怖いのよ」
「ちょっと無理するとこれやから…」
と、ご自身の思いなどお話しいただきました。
この痛みに対して、何か対処されましたか?という質問に、
「とりあえず痛いところにピップエレキバン貼ったんやけど」
とお答えいただきました。
肩と腕の付け根あたりの前面に痛みがでているので、そこにピップエレキバン貼ったのも当然だと思います。
しかし、そもそもこの痛みは、痛みがでている部分の反対側、
肩の後ろの筋肉や靭帯の拘縮(こうしゅく)
によって引き起こされます。
肩の後ろの筋肉や靭帯が、五十肩で動かせず硬くなり、結果動かす際に制限がでます。
肩の後ろが硬く制限がでている状態で動かすと、肩の関節が前面に押し出されて摩擦や負担がかかり、今回のような痛みがでてしまうのです。
つまり、五十肩は、肩の関節に歪みを後遺症として引き起こしてしまったのです。
肩の筋肉と関節の歪みを整える治療を行った後に、ご自宅でできるリハビリ方法もお伝えしました。
そのやり方は簡単です。
①痛めた方の肩を下にして、肩を90度、肘を90度の状態にします。
②反対の手で手首をつかみ、ベットの方に近づけるように、曲げれるところまでゆっくり誘導し、10秒ほどキープします。
注意点は、急激にキツくガシガシと動かすとかって痛めますので、ゆっく動かしてください。
それを2、3回繰り返すのを一日3回ほど行ってみてください。
今回紹介させていただいたリハビリ方でも、肩や腕に痛みがでやすいようでしたら当院にお任せください。
当院は、五十肩の後遺症で筋肉が拘縮して、ちょっと使うと肩や腕に痛みがでやすい方への治療も行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、五十肩の後遺症からくる腕の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後に、
「やってもらうと、腕がスムーズに動くんよね、肩が軽い〜」
という感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広