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疲労 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 19の記事一覧
高校や大学の受験が、本格的に始まるシーズンになってきました。
高校に約100万人、大学に約63万人もの方が受験に、挑まれるようです。
受験される方の約90パーセントは、ストレスを感じており、そのうち約24パーセントの方が、ストレスにより体調を崩した経験があるという調査報告がされています。
試験の本番直前で、体調を崩すのは、避けたいですが、勉強を追い込まなければならないので、無理をする時期でもあります。
そこで今回は、試験勉強でのストレスで体調を崩しやすくなる理由とその対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、受験中に体調を崩しにくい体を作れます。
受験勉強は、体全体に「無自覚のストレス」をかけることが多くなります。
ストレスがかかると、体が生命の危機を感じて、エネルギーを無理に絞り出して、その危機から逃れようといます。
ストレスによる、体からのエネルギーのしぼりだしは、一時的には良いのですが、長期となるとガス欠をおこします。
このガス欠の状態となると、体調を崩しやすくなります。
では、受験中にどのようなことが、「無意識のストレス」になっているかとその特徴を、以下で紹介していきます。
受験勉強をしているときは、机に向かって、同じ姿勢を維持するために、同じの筋肉に長時間、ストレスをかけます。
これにより、筋肉が疲労して、筋肉によって押し出される血流が制限され、血液によって運ばれる酸素と栄養などのエネルギーの材料の供給が減少します。
結果、筋肉が疲労しやすくなり、肩こりや腰痛などの体の不調を引き起こすなります。
受験勉強を長時間、おこなうことは、脳にストレスをかけます。
人間の脳は、体全体のエネルギーの18%程度をも消費しています。
睡眠中でさえ、脳は休まずに働き続けています。
普通に生活しているときでさえ、エネルギー消費が激しい脳を、受験勉強によって脳にストレスをかけると、脳が疲れて機能が低下します。
そのことによって、集中力や思考力が低下し、受験勉強に影響がでます。
また、脳からの指令で、体を自動的に調整する自律神経の機能も低下して、免疫の調整がうまくできなくなります。
結果、受験中に風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
受験勉強中は、参考書やデジタル機器の画面を、見つめることが多くなります。
それに焦点を合わせて見つめるためには、目の遠近のレンズを調整して、保つ必要があります。
それは、目の筋肉によっておこなわれます。
受験勉強する際に、姿勢を維持するのと同じで、同じ筋肉を使い続けることで、目の筋肉にストレスをかけます。
そうすると、目の筋肉への血流が低下して、目が疲労しやすくなります。
結果、目がぼやける、目の奥に痛みがでる、頭痛などが発症して、受験勉強への障害を引き起こします。
受験勉強は、「無自覚のストレス」がたまりやすく、発見が遅れます。
早めに対処するためにも、
・手足の手足が冷えたりこわばる
・目の疲れを感じる
・集中力が低下している
・あくびがでる
・口が開けにくい
・肩こりや腰痛を感じる
などのようなことがでてきたら、ストレスが過剰に起こって、体調が崩れやすくなってきているサインです。
このサインがでてきたら、対処されることをおすすめします。
ストレスを解消するためには、運動が一番の薬です。
しかし、受験勉強中は、運動する時間も惜しいかと思われます。
そこで、受験勉強をしながらでも、隙間時間に簡単にできる、ストレス解消法を以下で紹介させていただきます。
①指を組んで、グーをつくり、ぎゅっと握ります。
②パッと力を抜いて手を開きます。
①②を、リズミカルに繰り返して、グーパーの運動を1分間続けてください。
ボールペンを両手のひらで挟んで、手を前後にスライドさせて、ペンを手のひらでもむように1分間動かしてください。
耳の穴のちょっと下あたりの凹みを、人差し指と親指でつまんで、前後左右上下に軽く1分間ほど引っ張ってください。
この時期は、受験のために、体に無理をさせることで、ストレスをかけることが多くなります。
しかし、受験のストレスによって体調が崩れることを防がなければなりません。
そのためにも、今回、紹介させていただいとことが、受験される皆様にとってお役に立てれば幸いです。
もし、それでも受験のストレスによって、何らかの体に不調が出る場合は、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも、受験される方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に、受験の体調管理に関わるブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
コロナ禍以後、テレワークで仕事をされておられる方が、約1.7倍も増加したという調査結果がでています。
実際、当院でも、仕事の形態がテレワークの方も増え、そういった方が訴える多くのお体のお悩みは、「肩こり」です。
実際に、テレワークをされておられる方に、どんな不調を感じているかを調査がさまざまな機関でされていますが、必ず「肩こり」が1位にランクインされています。
そこで今回は、テレワークでお仕事をすることで、肩こりが発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。
今回のブログを読んでいただけることで、肩こりに悩まされずテレワークをおこなえます。
テレワークは、出勤や帰省の時間を省け、不特定の人との接触を避けることができるなど、利点も多い。
しかし、体に「肩こり」を発症させやすいなど、デメリットも発生します。
その理由を以下で紹介していきます。
人間は、重力に逆らって姿勢を保っています。
体に負荷をかけない姿勢であれば、骨で体を支え、筋肉の力を最小限におさえてることができます。
体に負荷をかける姿勢をすると、重力に負けないように、筋肉を使うことでエネルギーが消費して、筋肉に疲れや痛みが発生します。
テレワークでは、座ってパソコン画面に向かっている姿勢が多くなります。
パソコンに向かう姿勢は、頭が前に倒れて、腕を持ち上げている状態です。
成人の頭の重みは、約4キログラムほど、両腕の重みは、約6キログラムほどと言われています。
パソコンに向かう姿勢は、頭の重みと腕の重みの合計で約10キログラムもの重みが、肩にかかてしまいます。
10キログラムもの重みを支え続けることで、肩の筋肉は疲労して硬くなり、ついには痛みを発する肩こりが発症してしまいます。
また、たとえ、体に負荷をかけないように姿勢を調整しても、長時間、同じ姿勢でいることで、体に痛みを生じます。
テレワークの仕事中は、じっと座り続けることが多いです。
そうなると、体の血流の流れが悪くなってきます。
なぜなら、体を動かすことで、筋肉が伸びたり縮んだりして、血管を刺激して血を体に巡らせます。
血液は、筋肉に酸素と栄養などを届けて、老廃物を回収する働きがあります。
長時間、同じ姿勢を続けて、筋肉が硬くなってくると、筋肉が血管を圧迫します。
そうすると、血管の中を流れる血液がとどこおって、体に血がめぐらなくなります、
結果、めぐらない部分の筋肉が硬くなって、痛みを引き起こします。
テレワークでも、同じ姿勢により肩の筋肉がか開くなり、血流が悪くなることも、肩こりの原因となってしまうのです。
会社に勤務することで、通勤や帰宅など、会社の内外での移動により、自然と体を動かしています。
しかし、テレワークになると、体を動く機会が少なくなります。
そうすると、筋肉への刺激が減ります。結果、血流が流れにくくなることで疲労しやすくなったり、筋肉量が減ることで、テレワークをおこなうときの姿勢が保ちにくくなります。
そのため、テレワークで特に負荷のかかる肩が疲れて、肩こりが発症しやすくなります。
会社に勤務すると、起床時間や食事の時間、就寝する時間など、同じサイクルで生活します。
しかし、テレワークだと、明確な時間を区切るものがなく、不規則な生活になりがちです。
また、自宅でのテレワークになると、仕事とプライベートのオンオフの切り替えが難しくなります。
そうなることで、体が活動モードにすべきか、リラックスモードにすべきか、切り替えが難しくもなります。
こういった、テレワークでおこりがちな不規則な生活を送ると、体を自動的に調整してくれる自律神経が乱れを起こします。
自律神経の働きによって、暑いときや寒いとき、活動するときやリラックスするときに、体の機能を自動的に変化させて、筋肉や内臓、血流などを調整してくれます。
自律神経が乱れるということは、体の機能を調整できないこととなるため、不調を引き起こします。
そうなると、テレワークの際に、肩の筋肉を活動するべきときにに使うモードに緩みすぎたり、肩の筋肉を回復させるべきときに緊張させたりと、ズレが起こります。
その状態で、肩に負荷をかけ続けることで、肩を痛めたり回復しづらくなり、肩こりを引き起こしてしまいます。
テレワークによって、運動の不足から、肩こりが起こりやす。
ですが、なかなか、テレワーク中に外に出かけて、運動することは難しいかと思います。
そこで、イスに座ったままでできる、肩こりに効果があるの体操を以下で紹介していきます。
背筋を伸ばして座り、両肘を軽く曲げ、指をしっかり開いて手のひらを上に向けます。
胸を大きく開いて、指先から腕全体を外側にひねりながら、後ろに引きます。
その際に、肩甲骨同士を内側に寄せてるよういイメージしてください。
その状態で、20秒間キープします。
回数は1回で終了です。
5秒間、両肩を上にあげ、同時に首も縮める。
一気にストーンと肩を下に落とすようにの力を抜き、脱力をする。
それを3回繰り返してください。
背筋を伸ばして座って、肘を90度に曲げて、両腕を脇につけ、手のひらは上向きにします。
おなかを引っ込めながら、腰から背中をゆっくり丸め、同時に両腕を外にひねりながら、前へ伸ばします。
その状態を20秒キープします。回数は1回で終了です。
この体操は、呼吸をゆっくりしながら、気持ちがいい範囲でおこなってください。テレワーク中の隙間時間を見つけて、一日、何度でもおこなってください。
近年の通信の発達により、本当に遠くの方と仕事や交流できることで、大変、便利になりました。
こういった便利になったことの反面、肩こりをはじめとするいろいろなお体への新たなお悩みも増えてきました。
今回のテーマとして取り上げたように、仕事の効率がよいはずのテレワークが、肩こりによって、停滞するのは避けたいところです。
そのために、今回、ブログで紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも、肩こりが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に、肩こりへの対策のブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
産後、まもない20代の女性の方が、腰痛をきっかけに来院されました。
子育ての状況をお聞きしていると、夜泣きが始まって、睡眠が不足しているとのこと。
出産や子育てによって疲労した体を回復させるためには、睡眠をとることが必要です。
そこで今回は、赤ちゃんが夜泣きをする理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、赤ちゃんの夜泣きを緩和させて、お母様方の睡眠を確保できます。
赤ちゃんの夜泣きは、一般的に、生後3~6か月頃までがピークで、それ以降は、徐々に減少します。
赤ちゃんの夜泣きは、さまざまな原因があります。
以下で一般的な理由を紹介していきます。
赤ちゃんは、急激な成長によって、エネルギーの消費が激しい。
そのことで、夜間におなかが空いた場合。
おむつがぬれていたり、汚れていたりすることで、赤ちゃんが不快に感じた場合。
赤ちゃんは、1日の半分を睡眠に費やし、長時間、起きていることができません。
眠気や疲れがたまった場合。
寝ている布団が不快に感じたり、部屋が暗すぎたり明るすぎたり、温度が高すぎたり低すぎたりするなど、赤ちゃんにとって環境が快適でない場合。
赤ちゃんは、孤独や不安を感じ、親の存在を求めた場合。
体調の不良や歯が生えてくるなど、体自体に不快感を感じた場合。
明るい光や大きな音など、強い刺激が赤ちゃんに入った場合。
こういった環境や赤ちゃん自身の変化によって、夜泣きは引き起こされます。
赤ちゃんの夜泣きへの一般的なアプローチは、
・授乳またはミルクの提供
・おむつの交換
・快適な室内の環境の整備
・規則正しい寝かしつけ
・睡眠環境の見直し
・親の優しいタッチや声
・医師の相談
といったものがあります。
また、東洋医学の赤ちゃんの夜泣きへの対応では、「小児鍼(しょうにばり)」をおこないます。
鍼(はり)といっても、刺すわけではなく、ヘラや歯車のような道具を使い、体全体への低刺激のタッチをを加える治療法です。
この療法は、自宅にある道具を使っても、お母さん方が赤ちゃんに施すことができます。
やり方はとても簡単です。
その方法を以下で紹介していきます。
刺激する場所ですが、赤ちゃんを上向きで寝てもらい、おなか→胸→頭→腕の外側→足の外側 の順番で刺激して下さい。
それが終われば、うつ伏せになってもらい、後頭部→肩→背中→腰 の順番で刺激をして下さい。
刺激する道具は、ドライヤーを用意してください。
まず、ドライヤーから優しい目の温風をだします。
ドライヤーを片手で持ち、もう片方の手で、ドライヤーの温風の温度と赤ちゃんの皮膚の温度を確認しながら、温風を各部位を順番に当ててください。
その際には、やけどには十分注意してください。
ドライヤーの代わりに、温めた手やスプーン、歯ブラシでさすって刺激を加えてもいいです。
赤ちゃんはとても刺激に敏感です。
少しの刺激でも、体に反応がでます。
ですので、上向きで寝て体の前側を刺激を1分間、下向きで寝て体の後ろ側を刺激するのに1分間、合計2分間の刺激で十分です。
これを1日1回おこなってください。
数日、続けることで、効果があらわれます。
刺激を加え過ぎると、赤ちゃんが疲れてしまうので、短時間の刺激で収めてください。
生まれたての赤ちゃんは、脳や体には何も情報が入っていない真っ白な状態です。
日々、成長するに従って、外部からのどんどん新しい情報が入ってきます。
それを処理できなくなるため、発熱したり夜泣きをしたりと、さまざまな症状がでるとも言われています。
それを和らげるためには、赤ちゃんの体に、短時間で優しい刺激することが有効です。
今回、紹介させていただいたことが、その助けになれば幸いです。
もしそれでも解消しない場合は、「小児鍼(しょうにばり)」をキーワードで鍼灸院を検索して、赤ちゃんへの施術をおこなっている鍼灸院に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みについての施術をおこなっております。
赤ちゃんへの施術は、地域の健康促進の一環として、無料でおこなっております。
施術時間は10分ほどで終わりますので、お気軽にご相談、ご連絡ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
睡眠や疲労に関するブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
「年末年始は、ゆっくり休んだけど」
「年が明けて仕事が始まったら忙しくて」
「疲れが全然取れなくて」
と、年末年始の長期の休暇でせっかく回復した体が、あっという間に疲労こんぱいになっていませんか?
ましてや、冬は気温が低下するために、それに対応するために、体力を消耗します。
このような新年早々の冬場の疲労回復に有効で簡単に取り掛かれる方法は、
「入浴」
です。
そこで今回は、入浴の効果と効果をあげるための入浴の方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年明けの仕事始めの忙しさによってたまった疲労を解消できます。
入浴をすることで、体にさまざまな良い影響をでます。
入浴によるメリットを以下で紹介していきます。
毎日、入浴することで、重大な病気を予防できるということがわかっています。
統計では、毎日、入浴しているしている人は、週2回以下の入浴の人に比べて、
・心筋梗塞を起こすリスクが35パーセント低い
・脳出血を起こすリスクが46パーセント低い
などといった報告がされています。
また、毎日、入浴している人の方が、血糖値のコントロールが良く、糖尿病予防にも役立つんではないかと言われ始めています。
入浴 入浴することで、ストレスを受けたときに発生するストレスホルモンが、血液の中で減ります。
逆に、ストレスを緩和する幸福ホルモンが、血液の中で増えることがわかっています。
このように入浴するだけで、ストレスが緩和されます。
人間が生命を維持するために、自動で体の機能を調整してくれるのが、自律神経です。
自律神経は、基本的には、自動で動く神経なので、自分の意思ではコントロールできません。
自律神経には、交感神経と副交感神経のふたつの神経に分かれます。
交感神経は、体が活動するために、体を調整します。
副交感神経は、体を回復またはリラックスするために働きます。
自律神経は、環境に応じて自動的に体を対応させるので、入浴時のお湯の温度で体を対応させることで、自律神経を調整できます。
39から41度の温度のお湯に入浴することで、副交感神経が働き始め、体をリラックスして回復モードにします。
また、42度以上のお湯に入浴すると、交感神経が働き始め、体がシャキッとして活動モードとなる。
このように、自分の意思ではコントロールできない自律神経ですが、入浴の環境を変えることで、自律神経を調整する方向に持っていけます。
成人の5人に1人は不眠に悩んでいると言われています。
睡眠の質は、眠り始めの90分に、いかに深く眠れるかにかかっています。
それには、いったん体温を上げて、下がっていくタイミングで寝始めると、最初の90分に深い眠りができるということが、さまざまな研究でわかっています。
つまり、いったん入浴で体の体温を上げる、お風呂から出てから体温が下がっていく適切な時間で、入眠を始めることで、質の良い睡眠を手に入れることができます。
しかも、先ほど自律神経の項で説明させていただきましたが、39度から41度内のお湯で入浴することで、副交感神経が働き、体がリラックスと回復モードになる。
そのことで、さらに睡眠の質を上げることができます。
血液は、人間の細胞に、酸素や栄養を体に運び、老廃物を回収します。
血液の流れがとどこおると、体の回復が遅れて、疲労がたまります。
入浴することで、血管が開き、体に水圧がかかることで、血流がよくなります。
その結果、疲労からの回復が促進します。
体温が1度上がると、免疫力が5〜6倍になる。
しかし、体温が1度下がると、免疫が30パーセントも下がります。
冬は、特に、寒い季節なので、体温が下がりやすくなります。
入浴によって、体温を上げることで、免疫力を回復できます。
医学的に正しい入浴のスタイルは、
「40℃・10分・全身浴」
が基本です。
入浴する際の温度、時間、湯船のつかり方について、それぞれを以下で紹介さえていただきます。
入浴で最もほしい効果は、温熱効果です。
体の温度を上げることで、体の中でさまざまな効果が発揮されます。
ですので、お湯の温度が38℃では、体温と同じぐらいですので、環境が入浴前と変わらず、体は変化しません。
また、お湯の温度が42℃以上に入浴すると、体が興奮しすぎて、血圧が上がり、血液に粘りが増したりと、副反応がでてしまいます。
ですので、適切な温度は、39℃、40℃、41℃となります。
39℃では日本人はややぬるいと感じ、41℃では論文によっては血圧が上がると書かれています。
そうなると、40℃のお湯の温度で入浴するのが最適です。
湯船につかる時間が短すぎても、入浴による体への効果が得られにくくなります。
10分入浴することで、体温は、0.5〜1℃上がり、血流も上がることがわかっています。
また、10分以上となると、体温が上がりすぎて、脱水症状や熱中症の発症の心配もでてきます。
長くとも、15分ぐらいまで、ベストは10分です。
もう少し長く入りたい方は、入浴の途中で水分を補給するか、入浴して10分たったら、いったん湯船からでて、洗い場で体を洗ったり涼んだりして、体温を下げてからまた湯船に入りなおしてください。
入浴する際に、全身浴をすることで、
「温熱」
「浮力」
「水圧」
の効果が体に受けられます。
全身浴を10分することで、体温を0.5〜1℃上げることができます。
体温が上がれば、内臓の機能向上や筋肉の疲労が改善、睡眠の質の向上など、ざまざまな効果を生み出します。
入浴中は、体重を軽く感じますが、これは浮力の効果です。
首まで湯船につかった場合は、体重が10分の1ほどです。
陸上では、重力によって常に体に負荷がかかっています。
入浴中は、その重力から解放され、関節や筋肉の緊張が緩み、疲労が回復モードになる。
ですので、たっぷりお湯をはった湯船に体を沈ませて入浴することをおすすめします。
湯船に入ったときに、お湯の重さ分、体にかかる圧が水圧です。
この水圧がかかることで、体が軽く締め付けられて、全身がほぐされます。
また、この締め付け効果で、温熱効果と同様に、筋肉や血管に圧がかかり、血流の流れが良くなります。
入浴は、体によい影響を与えますが、危険を呼び込む場合もあります。
入浴時の注意点について以下で紹介さていただきます。
毎年、約2万人の方が入浴中に亡くなられています。
特に、持病のある方やご高齢者の方の率が高いです。
入浴時のリスクを減らすためのブログを書いておりますので、詳しくはそちらを参考にしてください。
外出後に、家に帰ってきたとき、ご飯を先に食べるべきか、お風呂を先に入るべきか迷うところです。
医学的には、食事の方が先がよいとされています。
ただ、食後すぐに入浴すると、食べたものを消化や吸収するために、胃腸に集まった血液が、全身に散らばってしまいます。
そのことで、胃腸の機能が低下して、消化不良を引き起こしやすくなります。
ですので、少なくとも、食後、30分から1時間開けてから入浴することが理想です。
全身浴に対して、半身浴があります。
半身浴は、ダイエットや美容への効果があるとして、すすめられることがあります。
半身浴自体は、悪くなはないのですが、その名の通り、効果が半分になる。
例えば、全身浴は体温を0.5〜1℃上げるために10分で済むところを、半身浴では20分かかります。
そのため、入浴の基本は、全身浴なのです。ただ、場合によっては半身浴の方が良い場合があります。
湯船に肩までつかったら息苦しさを感じた場合や心臓や肺の持病をお持ちの場合は、半身浴が適しています。
全身浴で体に違和感を感じる場合で、何かしら体に不調が隠れている場合もありますので、かかりつけの病院で、一度相談してください。
冬場でも、湯船につからず、シャワーですまされる方も少なくありません。
湯船につかると、少なくとも0.5℃の体温が上がりますが、シャワーでは0.2℃程度しか体温が上がりません。
このように、温熱効果が低下するほかに、浮力や水圧の効果もほぼない状態です。
ですので、シャワーは湯船につかる入浴に比べて、疲労を回復する効果が期待できません。
湯船につかるのは気が乗らないことや、湯船の清掃が面倒なこともありますが、長い目で見て、体の健康のためには、湯船につかられることをおすすめします。
1月は、新年からの仕事の忙しさや冬の寒さによって、体が疲労しやすくなる月です。
それを回復するためにも、正しく入浴することをお勧めします。
今回、ブログで紹介させていただいたことが、皆様にとってその助けになれば幸いです。
それでも、1月の環境で起こりやすいお体の疲労が取れない場合は、お近くの治療院に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に疲労に関してのブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
歩いていると、いつもより体が左右に揺れていることに、ふと気がつくことはないですか?
それは、体がゆがんいるためかもしれません。
実際に、当院でも、初詣にでかけたときに、歩いているといつもより体が揺れていて、やたら疲れたと訴えられた70歳代の女性の方がおられました。
歩く際に体のゆがみからくる体のブレは、エネルギーの消費が激しくなり、疲れやすい体となってしまいます。
そこで今回は、体がゆがんでしまう理由とその対処法を紹介させていただきます。このブログを読んでいただくことで、体が整い疲れにくくなります。
日常生活の中で、体がゆがむ理由はいろいろあります。以下で要因をあげていきます。
デスクワークや調理するなど、長時間、同じ姿勢で保ったり、一定の体の部分に負荷のかかる不適切な姿勢をすることで、体にゆがみを引き起こします。
運動の不足が続くと、筋肉が弱くなったり硬くなったりして、姿勢の維持ができず、体がゆがんでいきます。
買い物や仕事などで、長時間、もしくは不適切な状態で、重い荷物を持ち上げたち、運んだりすると、体の一部に集中的に負担をかけて、体にゆがみを引き起こします。
日常生活でのストレスは、無意識に緊張した状態となる。
そうした時間が長くなると、血流が悪くなったり筋肉が硬くなることで、体がゆがんでいきます。
食生活や睡眠の乱れは、体の回復が低下して、体に疲れが残ることで活動する際にバランスが崩れて、体にゆがみを引き起こします。
ケガや手術で体に傷が入った場合、どの部分の動きが悪くなり、体にゆがみが生じます。
このように、先天的な骨の変形は除外して、今回紹介した歩く際に体の揺れを感じるようになったことのように、以前にはなかった体の違和感は、日常生活のさまざまな要因が体にゆがみを引き起こします。
人間の体は、よく家に例えられます。
家の中の構造と体の対比としては、
・柱は骨
・壁は筋肉
・水道管は血管
・電気線は神経
といった感じです。
家がまっすぐに立っている時には、家に負荷がかからず、長年、快適に住めます。
しかし、家の柱がゆがむと、壁が崩れて、水道管が曲がり、電気線が圧迫されて、家のあちこちで故障や壊れがでてきます。
これと同じで、人間の体もゆがむことで、骨や筋肉・血管・神経に負荷がかかります。
そうなると、内臓の機能や代謝・体温が低下して、肩こりや腰痛、冷え、むくみ、肥満、疲労など、さまざまなを引き起こします。
家事や仕事などをおこなう際には、その作業特有の動作があるため、どうしても多かれ少なかれ、体はゆがみます。
それが、体に不調を引き起こすほどのゆがみにならないように、ケアするための方法を以下で紹介させていただきます。
最初に顔を上に向けて寝て、手足をのばして、大きく背伸びをします。
その後、手足の4本を均等に伸ばすだけではなくて、
・右足と右足の伸ばす
・左足と左手を伸ばす
・右手と左足を伸ばす
・左手と右足を伸ばす
というパターンでも伸ばしてください。
いろいろなパターンをすることで、気持ちよく伸ばせるパターンと違和感のあるパターンを感じるかと思います。
この時に見つけた、気持ちよく伸ばせるパターンを主におこなってください。
こうすることで、全身のゆがみを調整することができます。
立てたひざをゆっくりと左右に倒してみてください。
このとき、右も左もどちらも気持ちよくひざが倒れてくれれば大丈夫です。
もし、どちらかの方向に違和感を感じれば、無理はなく倒しやすい方向に倒しておいて、ゆっくりと深呼吸をしてください。
そうすることで背中や腰周辺のゆがみが調整できます。
上向きでリラックス状態で顔を上にして寝て、足首を、
・伸ばす
・そらす
・外側に倒す
・内側に倒す
・右に倒す
・左に倒す
といった感じで足首を動かしてください。
そうすることで、下半身のゆがみを調整することができます。
「体のゆがみ」というワードはよく聞くけど、自分がどのような状態かはなかなか把握しづらいものです。
仕事や家事などをしながら日常生活を送っていると、体はどうしてもゆがみます。
それが限界に達すると、ぎっくり腰や五十肩、高血圧や頭痛など、生活に支障をきたす症状を引き起こします。
今回、体のゆがみについて紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もしそれでも、体のゆがみが解消されないようでしたら、お近くの治療院で体のゆがみへの治療を受けられることをお勧めします。
当院でも、今回のお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
生活習慣での体の使い方についてのブログも書いておりますので、そちらも参考んしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広