- Blog記事一覧 -勉強に疲れてチョコレート食べると逆効果はなぜ?おすすめの食べ物は?
受験を控えた女子学生が、なんか疲れて集中できないと来院され、
「おばあちゃんが、勉強してたら疲れるやろって、チョコレートいっぱい持ってきてくれて・・・」
「ついつい食べすぎて、運動もしてないし、太っちゃって・・・」
「頭が疲れたら、糖分取るといいよと言われたんだけど・・・」
と日常生活について話してくれました。
このように、受験も追い込みで、疲れて集中できない学生さんも多いかと思います。
昔から、
「疲れたときには糖分」
とよく聞きますが、それは本当に確かなのでしょうか?
そこで今回は、勉強が脳が疲れたときに甘いものを食べたらどうのような影響が出るのか紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、受験勉強で脳が疲れたことによる集中力の低下を解決することができます
まず、チョコレートの成分であるカカオには、
「カカオポリフェノール」
という成分が多く含まれています。
「カカオポリフェノール」を摂取することで、記憶や学習などの能力が向上するという研究報告がされています。
ということは、勉強による脳の疲労に、チョコレートを食べるべきではないかと思えます。
しかし問題は、チョコレートに含まれている
「糖質」
なのです。
糖質は、体に手っ取り早いエネルギーになります。
つまり、瞬発的に動くときに使うエネルギー源です。
確かに、糖分をとったすぐ後は、学習成績が上がるという研究報告もあります。
しかし瞬発的なエネルギーのため長くその効果が続かない。
なぜ続かないかというと、人間は飢餓で死なないように、糖分という貴重なエネルギーを積極的に溜め込もうとする体の仕組みになっています。
なぜなら、人間という種族が生まれてから1万年もの間、飢餓と戦って生き抜いた生物です。
ですので、糖分をとって血糖値が上がると、それを取り込もうと血糖値が下がります。
血糖値が下がると、どのような変化が出るかの研究もされています。
国立研究開発法人・国立国際医療研究センターにある糖尿病情報センターによると、血糖値が下がると、
・集中力の低下
・生あくび
・不安な気持ちになる
などの症状がでると言っています。
受験勉強するには、あまり良くない症状ですよね。
ですので、糖分がたっぷり含まれたチョコレートの場合は、最終的には、勉強による脳の疲れを取るどころか、かえって集中力を落としてしまう結果になります。
では、勉強による脳の疲れを取るためには、何を間食として食べればいいのかということになります。
今回は、おばあちゃんが心配してせっかくおやつを買ってきてくれているということでしたので、こんな食べ物をリクエストしたらということをお伝えしました。
①「高カカオチョコレート」
チョコレートの原料であるカカオ自体は、脳を活性化する成分がせっかく含まれていますので、糖分が低い、「高カカオチョコレート」はOKです。ただ1日に板チョコ半分ぐらいの30グラムまでの摂取というのが、厚生労働省・農林水産省出している「食事バランスガイド」で推奨しています。市販の高カカオチョコレートでは、https://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/chocokoka/といったものがあります。
②するめ
するめは、おやつで体重が増えるのを気にしていたので、糖質と脂質が低く、しかもタンパク質・ビタミン・ミネラル・タウリン・ビタミンB・DHA・EPDなど、脳だけでなく体にも栄養価の高く、疲労回復成分も豊富です。
③アーモンド
アーモンドは、ビタミンE・食物繊維・マグネシウム・タンパク質などが豊富です。 しかも低糖です。
せっかく疲れた脳ための食材をとっても、脳に栄養を運べないと効果がでません。
脳へ栄養を運ぶのは血流です。
ですので、脳への血流を良くするための治療も当院は行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、脳の疲労回復が増進して、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「スッキリした」
「もうちょっとやからこれで頑張れそう」
「やることがわかってよかった」
とご感想いただけました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広