- Blog記事一覧 -体操・ストレッチ | ひさき鍼灸整骨院 - Part 26の記事一覧
体操・ストレッチ | ひさき鍼灸整骨院 - Part 26の記事一覧
女性は60代になっても、夫や子供の世話や家事だけでなく、親の介護や冠婚葬祭など色々と出来事がおこり、なかなか気が休まる暇がないですよね。
ただでさえ忙しいのに、天候の変わりやすいこの時期は、
「雨が降るとなんか体がフワフワしてしんどい・・・」
とだるさや肩こり・頭痛など色々な体調不良を訴えられ、普段の生活に支障が出る方も少なくありません。
最近は、天候が崩れることで体調不良が起こることを
「天気痛」
「気象病」
と呼ばれ、注目が集まっています。
実際、「気圧が変化することで体調の変化しますか?」という調査したところ、
・男性51%
・女性75%
が「ある」とこたえています(アイティメディア株式会社「雨と気圧の体質調査」より)。
この結果を見ると、男性に比べて女性の方が、気象の変化の影響を受けやすいようです。
そこで今回60代になってますます忙しい女性の方に、天候によって体調が悪くならないための備えと対処法を紹介させていただきます。
これを知っていただくことで、天候に左右されないお体をてにいれることができます。
まだ研究段階ですが、「天気の変化を感じるセンサー」は、
“耳”
にあります。
耳の奥の方の「前庭(ぜんてい)」というところに、「体のバランスを感じるセンサー」があるのですが、そこに、
「天気の変化を感じるセンサー」
が同居しています。
耳の同じところにセンサーがあるので、「天気の変化」を誤って「体のバランスの変化」とセンサーが認識してしまうことがあります。
「耳」から入る誤った情報をおくられることで、脳が混乱してしまいます。
その脳の混乱から、頭痛やだるさ、首肩の痛みなどをひきおこす「天気痛」や「気象病」が発症します。
詳しく説明すると、まず体のバランスは「目」「耳」で主に感じます。
「目」「耳」それぞれ伝えた情報が脳で一致することで、体を正常に機能させることができます。
下図のように、体のバランス感覚を「目」と「耳」でダブルチェックする過程で食い違いがでると、脳が混乱することで体が過緊張をおこし、体調不良が発生します。
天候の変化でおこる体調不良の特徴として、
・めまい
・頭痛
・疲れ
・吐き気
・首こり
・肩こり
・低血圧
・関節痛
・古傷の痛み
・手足のしびれ
・うつ
・喘息発作
・狭心症が悪化
などが起こりやすいと言われています。
すべての方が天候の変化で、「耳」のセンサーが誤った認識をするわけではありません。
ただ、「耳」センサーが誤った認識をしやすい体質をもった方はいらっしゃいます。
本当に自分が天候の変化で「耳」センサーが誤った認識をしやすいかを見極めるため、以下のチェックリストを確認してみて下さい。
5つほどにチェックが入るようでしたら、天候の変化に影響を受けやすい体質を持っていると思ってください。
□天気が変わるときに体調が悪くなる
□天候が変わる前に体の変化から予測できる
□耳鳴りを起こしやすい
□めまいを起こしやすい
□肩こり、首こりがある
□事故などで首に古傷がある
□姿勢が悪い
□乗り物酔いをしやすい
□一日4時間以上、パソコンやスマホをさわる
□ストレッチをすることが少ない
□歯ぎしりをよくする
□エアコンがよく効いた環境にいる
□精神的ストレスを日常的に感じている
□更年期障害を発症している
身体は、暑かったら汗をかいたり寒かったら体をふるわせて体温を上げようとしたりなど、自動的に生命を保とうとする自律機能があります。
その体の機能を整える自律機能が乱れていると、「耳」センサーが誤った認識おこしやすくなります。
普段から体の機能を整える自律機能を整えることで、天候が悪くなっても影響を受けにくい体を作ることができます。
普段から気を付けてほしい生活習慣は、
・朝食をしっかりとる
・十分な睡眠
・朝は42℃ぐらいの熱めのお風呂に入る
・夜は38~40℃ぐらいのぬるめのお風呂にゆっくり入る
で、体のオン・オフのスイッチをしっかり入れるようにしてください。
当たり前のようですが、忙しいとついついおろそかにしがちです。
よろしければ一度生活習慣を見直して、生活リズムを整えてみて下さい。
天気の崩れを感じるセンサーは、「耳」にあることは前章で説明させていただきました。
「耳」のセンサーの中は、リンパ液で満たされています。
そのリンパ液の流れで、耳の機能が動く仕組みになっています。
耳の中のリンパ液の流れが悪くなると、当然耳の機能である聴覚や平衡感覚や天候の変化を感じる機能が悪くなります。
ですので、リンパ液の流れを良くするためには、耳周りの血の流れを良くする必要があります。
耳周りの血の流れを簡単に良くする方法は、
耳に刺激を与える
事なのです。
やり方はすごく簡単です。
下図のように、一日3回程度でいいので隙間時間を利用してやってみて下さい。
①耳を軽くつまみ上下左右に5秒ほど引っ張る
②耳を軽くつまみ引っ張りながら後ろにむかってゆっくり回す
③耳をつまむように折り曲げ5秒間キープする
④耳全体を手のひらで覆って、ゆっくり円を描くように後ろに向かって5回回す
60代はまだまだ第一線で、仕事も家事も家族親類にかかわる行事ごともこなしていかないといけません。
特に女性の方はそれを担う比重が大きいと思われます。
そんなお忙しい60代女性の方が、天気で体調が左右されるのは大変かと思われます。
最近は気象変動が激しいだけに、今回紹介させていただいことで、体が天気の変化に対応できるようになっていただければ幸いです。
それでも天候の変動で、体調不良が続くようでしたら当院にお越しください。
当院は天候でお体の不調を訴える方の治療を得意としております。
体のバランスを整えて、体の自律調整機能をあげて、天候の変化に強い体づくりのお手伝いをさせていただきます。
監修 柔道整復師 鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
テレビ東京の名物ディレクターの佐久間宣行さん(45歳)が、今年退職されました。
「管理業務として現場にベタ付きができなくなり、正直まだデレクターやりたいなと思いまして」
と管理職より現場にいたいから決断したようですね。
労務行政研究所の調べでは、中間管理職である課長クラスの役職に就く平均年代は、
「45.1歳」
だそうです。
40代になると管理職に就くことで、現場仕事から仕事や社員などの管理業務に変化していく方が多いようです。
管理業務にシフトしたことで、
「現場の仕事から内勤になって、パソコンする時間が増えた」
「そのせいか首の根元が熱くなる感じで痛いし、肩も痛い・・・」
「なかなか治らないので、この調子でいると体が変になっていきそうで心配」
と体の変調から不安を訴える方が少なくありません。
実際、仕事でパソコン作業を含めた情報機器を使うことで、どのような体の不調がでるのかを厚生労働省調査したところ、
“首、肩のこり・痛み”
が筋肉的・関節的な症状では、ダントツに多い結果がでています。
「2004年技術と労働に関する実態調査」
そこで今回は、“首、肩のこり・痛み”でお困りの 40代の男性管理職の方のために、それを解消するために仕事中にできることを紹介させていただきます。
これを知っていただき実践していただくことで、“首、肩のこり・痛み”から解放され、仕事により集中できるようになります。
頭の角度が首のこり・痛みを引き起こす
パソコン作業で首のこり・痛みがでるのは、ずばり
“頭の重さ”
です。
人間の頭の重さは、体重の10%ほどだと言われています。
体重60㎏でしたら、6㎏です。
通常、ボーリング玉ぐらいの重さがある頭を、首は支え続けないといけません。
しかも、パソコン作業で画面をのぞき込むために頭が前に倒れることで、下図のように通常の約2~7倍近く首の負担がかかってきます。
パソコン作業でこれだけ負荷が首にかかることで、首の筋肉が疲労し硬くなり、血の流れがわるくなることから痛みを引き起こしてしまいます。
パソコン作業で肩こり・痛みがでるのは、ずばり
“腕の重さ”
です。
片腕の重さは約3㎏です。
肩は常に左右に3㎏の重りをぶら下げている状態です。
パソコン作業では、キーボードやマウスを使うため、両腕は浮いている状態になっています。
言い換えればパソコン作業中の肩は、常に右に3㎏・左に3㎏と合計6㎏を浮かした状態にするため支えないといけません。
パソコン作業でこれだけ負荷が肩にかかることで、肩の筋肉が疲労し硬くなり、血の流れがわるくなることから痛みを引き起こしてしまいます。
パソコン作業による首、肩のこり・痛みを解消するには、定期的に首や肩に刺激を加え、血の流れを良くする必要があります。
そこで、仕事中にもできる首・肩に刺激を加えるストレッチを紹介していきます。
イスに座り、右手を腰に当てて、顔を正面に向いてまま、頭を抱えるように左手を右耳の上あたりに当てる
顔を正面に向いたまま、頭を抱えるように左手を右耳の上あたりに当てた手で、左に頭を10秒ほど倒す。
反対側も同じようにやってみて下さい。
左右10秒1セットを、仕事の合間の時間があるときにやってみてください。
イスに座り、右手を腰に当てて、顔を左に向けて、頭を抱えるように左手を頭の後ろあたりに手を当てる
頭を抱えるように左手を頭の後ろあたりに当てた手で、顔を下に10秒ほど倒す。
反対側も同じようにやってみて下さい。
左右10秒1セットを、仕事の合間の時間があるときにやってみてください。
イスに座り、右手を腰に当てて、顔を正面に向いてまま、頭を抱えるように左手を右耳の上あたりに当てる
頭を抱えるように左手を頭の後ろあたりに当てた手で、顔を右上をみるように10秒ほどあげる。
反対側も同じようにやってみて下さい。
左右10秒1セットを、仕事の合間の時間があるときにやってみてください。
以前、「現場の方が性に合ってるんですけどね・・・」と管理職となったので内勤になった方がぼやいておられました。
管理職になると責任が重くなって、仕事も多くなって、本当に大変なのがお話を聞いているとヒシヒシと感じました。
特に40代の男性は、ホルモンの関係で体の変化が出やすい年代です。
仕事の変化と体調の変化が両方をうまく折り合いをつけながら生活する必要があります。
そのためにも、今回紹介させていただいたストレッチをやっていただくことで、少しでも首肩のコリや痛みが解消され、いいコンディションで仕事に臨んでいただければ幸いです。
それでも首肩のコリや痛みが解消されず、将来の体の状態に不安を感じるようでしたら当院にお越しください。
当院は、首肩のコリや痛みの施術を得意としております。
仕事も体調も山場の40代を快適に過ごせるようにお手伝いさせていただきます。
監修 柔道整復師 鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
中腰で仕事をしてるとお尻がピキッと痛くなって、顔をしかめながらお尻をポンポンとこぶしでたたいたりしてしてませんか?
お尻の痛みが頻発して仕事に集中できないので、病院で診てもらうと、
「坐骨神経痛ですね~」
と湿布と痛み止めを処方してもらっても、なかなかお尻の痛みが治らない・・・。
お尻に痛みを訴える人の率は実はすごく高く、製薬会社のグラクソ・スミスクラインによる「ペインインデックスリサーチ2014」のレポートでは、
『身体に痛みを覚えた人々のうち50%の人がお尻周辺に痛みを経験しています』
と報告されています。
また、中腰は普通に立っているときに比べ「1.5倍」の負荷をお尻周辺にかけてしまいます。
そのため中腰での仕事をされている方は、お尻の痛みを訴える方が多い。
中腰での仕事を続けていると、お尻の痛みがなかなか治らないので、このままだったら将来大丈夫かな?とだんだん不安を感じてしまいます。
そこで今回は、お尻の痛いだるさを解消するための方法を紹介させていただきます。
これを知ってただくことで、お尻の痛みから解放され、家事や仕事など生活を支障なく送ることができます。
人間の筋肉の中で一番大きい筋肉は、
「大殿筋」
とよばれるお尻の筋肉です。
これは「4足歩行から「2足歩行」に人間が進化し発達したためです。
また、お尻は上半身と下半身の継ぎ目に位置します。
お尻の筋肉は、いわば上半身と下半身をつなぐネジのような役割をしています。
お尻の筋肉が硬すぎず柔らすぎず状態でいることが、ちょうどいい感じのネジの締め具合となり、上半身と下半身の連動がスムーズになり、体の動きが安定します。
以前プロゴルファーの体を診させていただいたことがあるのですが、お尻の筋肉の発達が特に素晴らしかったです。
その筋肉の質もゴムボールのように硬すぎず柔らかすぎず弾力があり、これだからあれだけの打球ができるのだなと納得した経験があります。
お尻は左右に分かれていますが痛くなる時は、片側のお尻だけ痛くなることが多くないですか?
これは体を使う際に、片方のお尻の筋肉に負荷がかかっているためです。
片方のお尻の筋肉に負荷がかかる原因はずばり、
「姿勢のゆがみ」
のためです。
姿勢のゆがみは、建物の立っている地面が斜めになっている状態のようなものです。
例えば、肩・背中が右に傾くと、腰・お尻が反対側の左に傾いて倒れないように踏ん張るようバランスをとります。
このように姿勢がゆがむと、体の中に踏ん張る箇所がでることにより、その個所に負荷がかかりすぎて痛みがでます。
前章でも述べましたが、お尻の筋肉は人間の体の中で一番大きい筋肉です。
大きいということは、それだけ負荷がかかりやすいため筋肉が発達した箇所なのです。
ですので姿勢がゆがむと、お尻が体のバランスをとるために踏ん張る率が高い。
それも多くは、お尻の左右の筋肉に同時に負荷がかからず、片側のお尻の筋肉に負荷をかけ踏ん張ることが多い。
そのためお尻の痛みの多くは、片側に発症することが多いのです。
姿勢がゆがむことで、倒れないようにするためには、特にお尻の筋肉が踏ん張らないといけない。
踏ん張ったお尻の筋肉に負担がかかり硬くなってしまいます。
筋肉が硬くなると、血の流れが悪くなります。
血は流れることで、体に酸素や栄養・体温を運び、体から出たごみを回収してくれます。
それが滞ると、お尻の筋肉に負荷がかかることのダメージを回復する機能が低下して、やがて痛みが発生します。
ですので、なるべく片方のお尻に負担がかけず、血の流れを良くするためにも、姿勢を整える必要あります。
姿勢を整えると、自然とお尻のイタだるさは解消されます。
しかし、仕事が終わって疲れて家に帰って、姿勢を整えるためのストレッチや体操はなかなかしんどいですよね。
ですのでお仕事中にできる姿勢を整える方法を、次章で紹介いたします。
ひざのお皿とつま先を、
・立っているとき
・座っているとき
・歩いているとき
にまっすぐになるようにそろえてください。
そろえることで、足裏からひざ・股関節・腰への筋肉、関節の連動がスムーズになり、姿勢が自然と矯正されます。
足を肩幅にひろげて、鼻→喉仏→みぞおち→ヘソ→股間が一直線になっているイメージで、体の中心を意識して立つ
かかとを地面から上げて、体を上に持ち上げる
そのまま脱力して、かかとを地面に落とす
これを10回ほど繰り返してください。そうすることで姿勢は自然と矯正されます。
イスに座って、足を肩幅ぐらいにひろげ、手はひざの上に置く
ひざに手を置いたまま体を前に曲げる
そのままお尻を上げる
ひざにおいて手で体を支えながら、背筋を伸ばしながら立ち上がる
これを3回ほど繰り返すことで、自然と姿勢が矯正されます。
私は30歳ごろ、中腰の仕事でお尻周辺の筋肉を酷使して、きついお尻の痛みが続いて苦労しました。
姿勢を整えるようになってからは、お尻の痛みが減っていき今ではほとんどありがたいことに発症することはなくないりました。
自分の姿勢がどうなっているのかは、自覚がなかなか難しいので、今回紹介させていただいたことを仕事中にしていただくことで、自動的に姿勢がリセットすることができます。
そうすることを繰り返すことで、お尻の痛みが軽減しお仕事に集中することができます。
お仕事をしているとお尻の痛みが発症して困る方々に、今回紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。
監修 柔道整復師・鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、眠れないほどのひざの痛みでご高齢の方が来院されました。
ひざが痛くなったきっかけをお聞きしたところ、孫に買い物を付き合って歩き回ってからとのことでした。
また、コロナによる自粛生活中の過ごし方を聞いてみると、春から夏にかけてほとんど外出をしていなかったとのこと。
「(コロナ感染拡大)前はこれぐらい歩いても大丈夫だったのに・・・」
と嘆いておられました。
このように、コロナによる自粛生活がご高齢者に体調の変化をもたらしている状況をよく見受けます。
コロナによる自粛生活がご高齢者に、どのように体調の変化をもたらしているのかがわかるデータがでています。
「65歳以上の高齢者1000人に聞いた“withコロナ”実態調査」
(オムロンヘルスケア株式会社調べ)
の調査では、
・53.8%の方が運動不足を実感している
・34.5%の方が体調不良を感じている
・不調のトップ3は「腰痛」「ひざの痛み」「目の疲れ」
と報告されています。
この結果から見てもコロナの自粛生活が体調を崩させていることがわかります。
まだまだ感染リスクを避ける今の生活習慣が続くかと思われます。
その状況下で、健康を崩さないようにご高齢者の方は何かしらの対策をとる必要があります。
そこで今回は、コロナによる自粛生活がもたらした体調不良症状の不調トップ3のうちの一つ、
「ひざの痛み」
を回避するための方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、コロナ自粛生活によるひざの痛みを解消することができます。
原因はずばり、
「座りすぎによる下半身の筋力低下」
です。
自粛期間中にしかたがないとはいえ、座って動かない時間が長いことは、筋肉に刺激が与えられず、その筋力は低下します。
じっと動かないと筋力が衰える極端な例をあげれば、
「2週間寝たきりで失われる筋肉量は、7年間に失われる筋肉量に匹敵する」
といわれており、じっと座っている時間が長いことで、想像以上に筋力低下をおこしてしまいます。
さらに人間の構造上、上半身より下半身の方が、筋力が低下しやすい傾向にあります。
その根拠として、日本老年医学学会で発表された「日本人筋肉量の加齢による特徴」の論文によると、
18~24歳に比べ65~74歳の上半身の筋力は、約10%低下
18~24歳に比べ65~74歳の下半身の筋力は、約22%低下
と上半身に比べ下半身は、約2倍衰えるスピードが速いことがわかりました。
ひざを動かし支える筋肉は、人間の体の中で2番目に多い箇所です。
ひざにはそれだけ多くの筋肉が必要とされています。
そんなひざ周辺の筋力低下は、ひざの関節やひざ軟骨などを保護することができず、ついには痛みを引き起こしてしまいます。
コロナによる自粛生活で外出がしたくてもできない状況ですので、室内で簡単にできる3つの対処法を紹介させていただきます。
ひざ周辺の筋力が落ちた状態で、何気なく立ち上がっていると、ひざにかなりのダメージを与えています。
なるべくひざに負担をかけない立ち上がり方をする必要があります。
やり方は簡単です。
両手を膝につき足の裏を地面に押し付けるように下に圧をかけます。
体を前に倒して、お尻を上げます。
ひざに置いた手で体を支えながら立ち上げります。
片方のひざの下に両手をまわし、ひざを持ち上げます。
もちあげたひざを前後にぶらぶら動かします。そうすることでひざの柔軟性を確保できます。
座った状態で、片方のふくらはぎをあげひざを伸ばします。左右片足ずつ10秒キープします。それを左右で3回繰り返してください。朝昼晩と1日3回を目安に行ってください。
コツはひざを伸ばした際に、足先とひざのお皿がまっすぐの状態で、内ももに力が入れる意識をもって行ってください。
兵庫県は緊急事態宣言が解除され、加古川市もワクチン接種が順次はじまり、少しずつ以前のような生活に戻る兆しが見えてきました。
もうじき来る外出がしやすい環境になった時に備えて、今から少しずつお体を整えていく時期になってきています。
特にひざを回復させるのは少し時間がかかります。
痛みがでると鍛えなければいけないと焦り、無理して筋肉トレーニンや散歩を急激に行いがちです。
そうすると、かえって痛みをひどくしてしまうかたを何人も見てきました。
まずは、ひざに日常生活で負担をかけない使い方・ひざ周辺の柔軟性と筋力の強化で基礎を作ってみてください。
基礎ができれば、ひざを気にすることなく趣味や家事・散歩などスムーズに行うごとができ、充実した生活を送ることができます。
今回ご紹介させていただいたことがそのお役に立てれば幸いです。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広)
健康診断をしてきた70歳代女性の方が、
「身長が2センチ縮んでいた・・・」
と具体的な数字を見て少しショック受けておられました。以前からはいていたズボンのすそが引きずるようになっていたり、棚に置いてあるものを取ろうとすると手が届きにくくなってきたり、身長が縮んでいるのをうすうすは気が付いてはいたそうです。病院でも身長が縮むのは、
「加齢だから」
と言われそれにたいする指導がない、またはご自身があきらめてしまうことが多いです。しかし、身長が縮んでいくことを放置しておくと腰痛や足のつりなど色々と体に不調がでてきます。
実際、25歳に比べて4センチ以上身長が縮んでしまうと、死亡率が高まるという統計もでています。
そこで今回は身長が縮む原因とその対策方法をご紹介させていただきます。
このことを知っていただくことで、身長が縮む進行を緩やかにして、体調を維持して日常生活の動作に不便を感じないようにすることができます。
身長が縮む主な原因としては、
“腰の曲がりによる不良姿勢”
から発生します。腰の曲がりが起こってしまうのは、
①背骨が縮む
「いつのまにか骨折」と呼ばれる背骨がぐしゃっとつぶれてしまている場合があります。実際、特に60歳以上の女性で身長が縮んでいる自覚のある方の53%は背骨の骨折がむつかっているという統計があります。また、背骨と背骨の間にある水分を含んだゼリー状のクッション材である「椎間板(ツイカンバン)」が縮んでしまうことから、身長の縮みが発生します。
②背骨が滑る
背骨を支える筋肉や靱帯がゆるみ不安定になることで、腰の背骨の構造上前方へ滑っていき、背骨を構成する組織が摩耗することで身長の縮みが発生します。
③背中・腰の筋肉が弱る
40歳以降は瞬発力を担う筋肉が多い足の筋肉が衰え下半身を支える力が低下します。そうするとひざを曲げながら動作が多くなり、それをかばうために腰を曲げる姿勢をとるようになり、腰に負担がかかり筋力が消耗して不良姿勢となり、身長の縮みが発生します。
“腰の曲がりによる不良姿勢”となっている、またはなってきている7つの体のチェック方法“ロコチェック”というものがあります。
①片足立ちで靴下がはけない
②家の中でつまずいたり滑ったりする
③階段を上がるのにも手すりが必要である
④掃除機の使用や布団の上げ下ろしなど、家のやや重たい作業が困難である
⑤2キログラム程度の買い物を持ち帰るのが困難である
⑥15分ぐらい続けて歩けない
⑦横断歩道の青信号で渡り切れない
の7つの内一つでもあたるようでしたら、“腰の曲がりによる不良姿勢”となっている可能性があります。普段からこの“ロコチェック”とともに身長や体重の計測も頻繁におこなっていただいて、身長が縮む原因である“腰の曲がりによる不良姿勢”になっていないかどうかを調べてください。
“腰の曲がりによる不良姿勢”とならないためのエクササイズとしてほしいのは、
①お腹をさすりながら深呼吸
おへその下に手を当てて、耳・肩・外くるぶしが一直線になるように意識して立ちます。おへその下を手でさすりながら、お腹を膨らますイメージでゆっくり鼻から息をすいます。
息を吸いききったら、すう時よりもさらにゆっくり息を口からはきます。
お腹をさすりながらの深呼吸を3分間やってください。お腹を伸ばすことで自然と腰も伸びてきます。
②かかとを上げ下ろししながら深呼吸
片手は胸に、もう片手はお腹に当て、つま先立ちをしながら、鼻から5秒かけて息を吸ってください。
息を吸いきったら10秒かけて息を吐きます。
息を吐ききったら、かかとをすとんと下におろします。
10回1セットとして、一日3セットやってみてください。
③太もも裏を伸ばしながら深呼吸
しゃがんで、太ももと胸を付け、手でかかとをつかんだ状態で鼻から息を吸います。
息を吐きながら、太ももに胸を付け手でかかとを持った状態を維持しながら、お尻をあげて太もも裏が伸びている感覚を感じながら、その状態を10秒キープしてください。
2回1セットとして、一日3セットやってみてください。
私のおじいさんお婆さんの時代に比べて、現在の70歳代以上の方は若々しくて運動や趣味など日々の活動的を楽しんでおられる方が多いです。それだけに身長が縮むことによってもたらす体の不調を、今回ご紹介させていただいたチェック法やエクササイズで防いでいただけたら幸いです。
それでも身長が縮む原因である“腰の曲がりによる不良姿勢”が治らないようでしたら、『接骨鍼灸院じんぎゅう』にご相談ください。体のバランスを整えて身長が縮む進行を緩めるお手伝いをさせていただきます。
柔道整復師・鍼灸師 久木崇広 監修
当院は完全予約制となっております。事前にお電話もしくはネットにて、ご予約お願いいたします。
ご予約は、電話番号 079-490-5955 よりお願いいたします。
ネット予約は、ホームページ(https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/)よりお取りください。
治療中のため、電話にでられない場合もございます。折り返しお電話させていただきますので、お手数をおかけしますが、お名前とお電話番号を留守番電話へお願いいたします。
当日のキャンセルは、電話にてお願いいたします。
【診療時間】
月・水・木・金・土 11:00~21:00
日曜日 13:00~19:00
休診日 火曜日
講習会などにより、臨時で休診させていただく場合もございます.
ホームページ、お電話にてご確認のほどをよろしくお願いいたします。
【料金】
初診料 8000円
2回目以降 6000円
【アクセス】
〒675-0001
兵庫県加古川市新神野5丁目7-7 津田ビル1F-A
JR加古川線神野(かんの)駅から徒歩5分
フーディーズ神野・ゴダイドラック神野店に向かって右隣りのビル1階 左側手前のテナント
【駐車場】
1台駐車可能です。
当院がはいっている建物に向かって右隣りの駐車場。駐車場に入って左列の4番目が当院の駐車場となっております。