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体操・ストレッチ | ひさき鍼灸整骨院 - Part 11の記事一覧
先日、お体のメンテナンスを定期的にされる60歳代の女性の方が来院されました。
最近のお体の状態をお聞きすると、脇腹の筋肉がよくつるようになったそうです。
玄関に座って靴をはこうと前屈みになったときに、脇腹の筋肉をつったのがきっかけで、寝返りとうったり、車の助手席に乗っていてもつってしまうとのこと。
脇腹の筋肉が硬いせいかと思い、セルフケアとして側屈の体操で脇腹を伸ばそうとすると、かえって脇腹がつりそうになったとのことでした。
ふくらはぎの筋肉がつるこむら返しと違い、脇腹の筋肉をつってしまうと、おさめるのがなかなか難しいです。
そこで今回は、体を前に倒したり、ねじることで、脇腹の筋肉がつってしまう理由とそれを予防するための方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、日常の動作の中で脇腹の筋肉がつってしまうことを軽減できます。
脇腹は3つの筋肉で構成されています。
3つの筋肉は、ろっ骨・骨盤・おなか・背中と、広範囲につながっています。
脇腹の筋肉の働きは、
・内臓の保護と支持
・肺から息をはきだす際の補助
・排便、排尿、分べんなど、力むときに腹圧をあげる
・体幹の前屈、側屈、回旋、固定
・物を持ち上げるときに腰や骨盤を支える
など多岐にわたります。体を前屈をさせるのは、脇腹の筋肉が主要な働きをしますが、関節としては、腰の骨と股関節が関わってきます。
体を前に倒したり後ろに反ったりする動作は、
「腰椎骨盤リズム」
と呼ばれる腰の骨と股関節が同時に連動しておこなわれます。
腰の骨と股関節の連動がうまくいっていないと、脇腹の筋肉に負荷がかかります。
その結果、脇腹の筋肉がつりやすくなります。
つまり、腰の骨と股関節の動いをケアすることが、脇腹の筋肉をつることへの予防につながります。
脇腹の筋肉に負担を減らすために、以下で腰の骨と股関節の連動を整える方法を紹介させてただきます。
床に手とひざをつけて四つんばいの体制をとります。
息をはきながら、おなかを緩めて、ゆっくりと背中を丸めます。
四つんばいの姿勢に戻します。 息を吸いながら、背中を反らしてます。
これを3回、繰り返してください。
片方の足をひざを90度に曲げて前に出し、両手を前に出したひざの上にのせます。
もう一方の足を後ろに伸ばして床にひざをつけます。
前に出した足のひざをゆっくり曲げて、重心を前にかけます。
後ろに伸ばした股関節の前面が伸びるのを感じたらOKです。
ゆっくりと元の状態に戻します。反対側も同様におこないます。
これをこれを3回、繰り返してください。
両足を伸ばして床に座り、台の上に両足をのせ、足首は90度に曲げます。
体を前屈をして、10秒間、キープします。
太ももの裏からひざ裏が伸びるのを感じたらOKです。
これを3回、繰り返してください。
脇腹の筋肉は、いろいろな機能を担っているために、痛めてしまうと日常生活に支障が出ます。
それを予防するための方法を、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも脇の筋肉がつりやすいようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に筋肉がつることへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
道端の草も、青々とし始めて、春が到来しつつあるのを感じます。
冬から春に季節が移る時期は、寒暖差や気圧差が激しい時期でもあります。
そういった季節は、外部の環境の変化に、体をついていけず、疲労を感じやすくなります。
今年は特に、雨が多く、日中と夜の寒暖差が激しいため、当院の患者様も、ふらつきやだるさなどを訴えられる方が増えております。
そこで今回は、冬から春の季節の変わり目で、体に不調が起こりやすい理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、季節が変化しても体が順応しやすくなります。
冬から春にかけて、外部の環境がいろいろと変化していきます。それによっておこる体への影響を以下で紹介していきます。
春になると、花粉や黄砂が飛び始めます。
また、動植物が冬眠から目覚め活動し始めるように、ウィルスや細菌も活動が促進します。
春になるとこれらが盛んに体へ侵入するため、それを阻止する免疫が体の各所で戦いを始めます。
そのため、体のあちこちで炎症を起こしやすくなり、体に不調を引き起こしやすくなります。
冬から春の季節は、日中は暖かく、日没後はグッと気温が下がります。
また、菜種梅雨という言葉があるように、雨の日が多くなり、気圧の変化が激しくなります。
体にとって、寒暖差は体温の調整、気圧差は酸素量の調整をするため、他の季節よりエネルギーが必要となり、疲労を引き起こしやすくなります。
人間の体は、太陽に照らされると活動モードとなり、春先は、冬に比べて、日の出・日の入りの時間が変化して、日照時間が長くなります。
それに合わせて、体の機能をオンオフに切り替える時間、つまり体内時計を調整する必要があります。
春先は、気温や天候の変化も激しいこともあり、体内時計の調整が難しくなります。
そのため、体内時計に狂いが生じ、睡眠の質の低下を招き、体に不調を呼び込みます。
体の機能の調整は、自律神経でおこなわれます。
自律神経とは、意識をせずに自動的に体を調整してくれる神経です。
この自律神経は、体を活動モードにさせる交感神経と、回復やリラックスモードにしてくれる副交感神経に分かれます。
この二つの神経が、バランスよく働くことで、体は正常に機能します。
自律神経にアプローチすることで、冬から春の季節の変わり目でも、健康を維持できます。その方法を以下で紹介していきます。
皮ふに直接、タオルや手で、全身をゆっくりを優しくタッチして、5分間、さすってください。
皮ふに直接、刺激を加えることで、自律神経の調整され、血流の向上や体温の上昇、細胞がエネルギーを作る機能が促進などの効果がでます。
湯船につかって皮ふをさすると、より効果が高まります。
息を吸い込むときは交感神経が働きが促進し、息をはくときは副交感神経の機能が促進されます。
このように、呼吸と自律神経は、深い関係性があります。
自律神経を整えるための深呼吸のコツは、まず息をはく方に重点を置いてください。
それも深々とため息をつくように、息をゆっくりはき切ってください。
そうすると、息を吸い込みやすくなり、二つの自律神経の調整がうまくいきます。
活動モードの交感神経と回復モード副交感神経の切り替えが、しっかり必要な時間帯は睡眠です。
睡眠時は、回復モードの副交感神経が優位な状態にする必要があります。
就寝するときに、その切り替えをスムーズにおこなうには、湯船につかって体温をいったんあげる必要があります。
お風呂を出て、上がった体温が1時間ほどかけて、ゆっくり下がってくると、体が睡眠モードに切り替わってきます。
その結果、自律神経の切り替えにメリハリが出て、睡眠のしつも上がり、体調が整いやすくなります。
湯船の温度は、39度〜41度で、10分を目安に使ってください。
春が来ると、植物も芽吹き、日中も明るくなるので、新しいことが始まりそうでワクワクします。
それと同時に、冬との切り替わりで、体を合わせるのにエネルギーを使う時期でもあります。
そんな春先に、スムーズに順応できるように、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも春先になんとなく体に不調をお覚えるようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に自律神経の調整に関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
内閣府による「高齢社会白書」によると、シニアの方の寝たきりの要因の4位に、「転倒・骨折」が報告されています。
ちなみに、1位は認知症、2位は脳の血管の病気、3位は加齢による衰弱 が上位の要因となっています。
当院でも、昨年は、数人のご高齢者のかたが、転倒することで、骨折や打撲などのゲガをされました。
ケガが治った後も、それをかばった部分に2次的な痛みが発生して、完全に治癒するまでに時間がかかってしまいます。
また、転倒をしてしまうと、ご自身の体力に自信がなくなって、引きこもりがちになり、生活の活動レベルがどんどんさがるという、「転倒後症候群」と呼ばれる悪循環も呼び込みます。
そういったことを防ぐために、今回のブログでは、シニアの方が転倒しやすい理由と、その対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、家の中や外出時などで転倒することを予防できます。
厚生労働省による令和3年人口動態調査によって、65歳以上の方が、転倒・転落・墜落することで9,509人が死亡されてと報告されています。
その死亡事故数は、交通事故の4倍にもなります。このように、ご高齢のかたが転倒し、重大な事故を引き起こす身体的な理由を以下で紹介させていただきます。
筋力の低下は、40歳代ぐらいから始まります。
また、50〜60歳は年間、1〜2パーセント、60歳以上は年間、3パーセントづつ筋肉量が低下が見られる場合があります。
地球上に暮らす人間は、常に重力が体にかかっています。
筋肉の機能の一つとして、重力で体が倒れないように支える働きがあります。
筋力が落ちることで、重力の負荷を支えることができなくなり、転倒につながります。
人間が立ったり歩いたりするときに、バランスを取るために、視覚・三半規管・足の裏の感覚などいった感覚を使います。
加齢によって、これらの機能が低下することで、バランスを崩しやすくなり、転倒しやすくなります。
慢性的な病気、もしくはひざや腰などの痛みによって、立位や歩行などの日常生活の動作をする際に、ふらつきやすくなり、転倒のリスクを高めます。
転倒を予防するためには、地面に近く、重要な働きをするふくらはぎをトレーニングする必要があります。
そのトレーニングとして、
・ふくらはぎの筋肉を強くする運動
・ふくらはぎの筋肉を柔らかくする運動
・バランスを強化する運動
を以下で紹介させていただきます。
壁に手を置いて、ひざを軽く曲げて立ちます。
ゆっくりとかかとを持ち上げてつま先立ちをしてください。その状態で5秒間、キープします。
5秒間、かかとを持ち上げたら、ゆっくりと下ろしてください。
これを5回繰り返してください。
壁に手を置いて、片足を前に出して、出した足のつま先をあげて、壁にあてます。
前に出した足のかかととを床につけたまま、股関節とひざお軽く曲げてます。
前に出した足のつま先を、壁に押し付けるようにすることで、ふくらはぎが伸ばされます。
この状態を10秒間、キープしてください。
終了したら、反対側の足も同じようにおこなってください。
これを交互に2回づつおこなってください。
背筋を伸ばしてまっすぐに立ちます。
片方の足を前に出して、出した足に体重を移していきます。
後ろの足から前の足に体重を移動します。体重が前の足に移動できたら、両足をそろえます。
足を後ろに引き、後ろの足に体重をかけます。
後ろの足に体重がかかれば、残った足を戻し、足をそろえます。
春になると衣替えや花見など、家の内外での活動機会が増えてきます。
そういった季節に、転倒するリスクや不安を少しでも減らすために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも転倒する不安が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられて、お体のバランスを整えることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に歩行に関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
裁縫が好きな方は、ご自身やお子さんの服や家のちょっとした小物を、自作されることをよくお聞きします。
それと同時に、裁縫ができることを家族や友人に知られているので、ちょっとしたほつれやボタンの修繕を頼まれたり、お孫さんの学校の用具やズボンのすそ上げなど、いろいろと依頼されることも多いようです。
頼られるのはうれしいのですが、裁縫することが続くと、それによって肩こりに悩まれる方が少なくありません。
そこで今回は、長時間、裁縫をすることで肩こりが発生する理由と、その対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、裁縫することによって起きる体への負荷を取り除けます。
通常、人の自然体の立ち方を前方から見ると、手のひらが若干、見えます。
しかし、裁縫をよくされておられる方の立ち姿を前方から見ると、腕が内側にねじれて、手の甲が前面にみえる状態が多いです。
この姿勢は、「巻き肩」といわれるもので、体にゆがみが出ています。
裁縫は、長時間、肩や腕を内側にねじる動作でおこないます。
そのために、こういった巻き肩の姿勢になってしまう方が多くなります。
巻き肩を引き起こす裁縫動作は、背中にある肩甲骨が外方と上方に引っ張ります。
肩甲骨は、ろっ骨の上にのっているだけなので、そのメリットは肩を広い角度で使えることで、デメリットは不安定であることです。
ろっ骨の上にのっている肩甲骨を支えるために、体の前面・側面・後面の筋肉が、バランスよく引っ張ります。
裁縫をすることで、長時間、肩甲骨が外方と上方に引っ張られ、肩甲骨に付着している胸や肩・背中の筋肉に、負荷がかかって硬くなります。
そのために、肩甲骨が元の位置に戻ることができず、巻き肩の姿勢を引き起こし、結果、肩こりを引き起こしてしまいます。
肩こりは、その痛みだけではなく、ひどくなると、吐き気や頭痛、不眠など体に不調を引き起こす症状です。
裁縫をスムーズに続けるためにも、巻き肩による肩こりをケアされることをおすすめします。
裁縫は、時間を忘れてついついおこなってしまいます。
お茶を飲んだりトイレにいったり、ちょっとした休憩の間に、3分間、寝転がるだけでできる巻き肩による肩こりを解消するための体操を以下で紹介していきます。
この体操のポイントは、手のひらの向きです。
裁縫の動作は、肩や腕を内側にねじるため、手のひらは下を向きます。
まずは巻いたバスタオルと用意して、床に引きます。
それを肩甲骨の間にあてるように、手のひらを上に向けて、上向きで寝ます。
そのまま頭の方にあげて、特に体に力を入れないで、腕の重みのみで体を伸ばします。
手のひらを上向きの状態から、腕を上げ始めて、頭に上げ切ると、最終的には、手のひらは床の方向に向きます。
その状態のまま、深呼吸をしっかりしながら、1分間、その状態をキープします。
上向きで状態のまま、手のひらを天井の方向に向けて、腕を体に対して、90度の角度で開き、特に体に力を入れないで、腕の重みのみで体を伸ばします。
その状態のまま、深呼吸をしっかりしながら、1分間、その状態をキープします。
上向きで状態のまま、手のひらを天井の方向に向けて、腕を体に対して、45度の角度で開き、特に体に力を入れないで、腕の重みのみで体を伸ばします。
その状態のまま、深呼吸をしっかりしながら、1分間、その状態をキープします。
裁縫は、ご自身の手で作品を作り上げる達成感がたまらない、というお話をよくお聞きします。
それだけに時間を忘れて集中してしまいがちです。
その楽しい裁縫を、巻き肩による肩こりによって邪魔されないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも裁縫するこによる肩こりが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に肩こりへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
60歳代の女性の方が、股関節の前面の痛みで来院されました。
きっかけをお聞きすると、ウォーキングを30分ほどして、家に帰ったら痛みが発生したとのこと。
健康のためにとウォーキングを始めたら、かえって痛みが出てしまって、再開する自信がないとも。
ウォーキングは、
・生活習慣病の予防
・呼吸や心臓機能の向上
・持久力の強化
・体脂肪の燃焼
・筋力の増加
・骨密度の強化
・ストレスの解消
・腸の機能改善
・睡眠の質の向上
など効果が高い運動です。
長期的に健康を考えても、ウォーキングすることをあきらめないでほしい。
そこで今回は、ウォーキングをすることによって、股関節の前面に痛みが出る理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ウォーキングで股関節を痛めずに健康を続伸できます。
股関節は、人間の体の中で最も大きい関節です。
それだけに、ウォーキングをする際には、主力の動力となる大切な部位です。
そのウォーキングする際のモーターとなる股関節の前面に痛みがでる理由を、以下で紹介させていただきます。
歩くと股関節の前面に痛みが出る場合は、骨盤が前に倒れて、筋肉に負荷をかけている可能性があります。
股関節の前面には、「大体四頭筋」や「腸腰筋」といった歩行や姿勢の維持に重要な働きをする筋肉があります。
骨盤が前に倒れた状態で歩き続けると、これらの筋肉が過剰に引き伸ばされて硬くなり、股関節の前面に痛みが発生します。
背中の筋肉は、体をまっすぐな姿勢に保つ働きがあります。
背中の筋肉が弱ることで、体を支える力が弱くなります。
弱くなった背中の筋肉を補い、姿勢を維持するために、股関節の前面を突き出すように、骨盤を前に倒して、体の前後の筋肉をバランスをとります。
その結果、股関節の前面に負荷がかかり、痛みが発症します。
歩行する際に、つま先はブレーキの働きをして、かかとはアクセルの働きをします。
常に重心がつま先にある状態で歩くと、ブレーキを常にかけながら歩いています。
そうすると、歩行時にブレーキの衝撃が股関節の前面にかかり、痛みが生じます。
ウォーキングの際に股関節前面に負荷をかけすぎないための対処法を以下で紹介させていただきます。
床に座り、ひざを曲げ、足は肩幅に広げ、つま先は外に向けます。
両腕の手のひらを、体の後ろについて、体を支えます。
両手で体を支えながら、両方のひざを同じ方向にゆっくり倒します。
このとき、足の裏は床から離れても大丈夫です。
反対方向にも、同じようにおこなってください。
これを10回繰り返してください。
床に、親指側を天井方向に向けて、両手を前に突き出し、下を向いてます。
その際に、枕もしくは折り畳んだタオルを胸の下に入れます。
片手は伸ばしたまま床につけて、もう片方の腕を上げ、上半身をゆっくり起こします。
腕を交代して、同じようにもあげてくだい。
この動きを、5回ずつおこなってください。
足を肩幅に開いて立ち、股関節の前面を軽く前に突き出し、つま先に重心をかけて立ちます。
少しずつ、突き出した股関節と腰を後ろに引きながら、足の裏の重心をかかとに移行して、重心がかかとに乗る位置で止めます。
これを10回繰り返してください。
ウォーキングは、お体の状態に合わせて、その頻度や負荷のかけ方を調整しながら行う必要があります。
ご自身にあったウォーキング量を探っている最中に、股関節の前面を痛めることもあります。
それによって、せっかく健康のために始めたウォーキングへの意欲を低下させないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも股関節前面の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に股関節前面のへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広