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予防 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 29の記事一覧
自宅の階段が、ちょっと階段で足を踏み外しかけて、ヒヤッとしたことはないですか?
階段は住宅の中で、最も事故が起こりやすい場所です。階段から転倒したことが原因で死亡された方は、年間で約1500人ものぼります。
そこで今回は、自宅の階段で転倒事故を起こす理由とその対策を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、自宅の階段の上り下りをストレスがなくできます。
階段での事故の原因は、
・足を滑らせる
・足を踏み外す
・足を引っかける
・バランスを崩す
・他の人とぶつかる
などです。
階段を下り中に転倒する方が、階段を登っているときに転倒した際よりも、ケガの程度がひどくなる傾向があります。
こういった階段での事故を起こすのは、身体的な面にも理由があります。
階段での動作は、不安定を伴うことから、バランスが必要になります。
体がバランスをとるために、主に3つの器官から情報を集めます。
それは、
・眼
・耳
・筋肉
です。これらの器官の機能が低下する、もしくは、階段の環境が悪いことから働きずらい状況があると、階段でスムーズに動作にできません。
階段の上り下りで使われる足の筋肉は、全体にある筋肉の6〜7割が集中しています。
つまり、足の筋肉が低下したり、柔軟性がなくなることで、階段での動きが悪くなります。
こういった理由を踏まえて、対策を立てる必要があります。
今回のテーマと話がそれるかもしれませんが、階段の上り下りは、体を鍛えるためのトレーニングとして良いということをテレビや雑誌でいわれています。
ただ、階段の上り下りは、体重の7倍の負荷がひざにかかる運動です。
負荷が大きい分だけトレーニング効果が高いのですが、それ以前に、その負荷にたえれる基礎体力が必要です。
当院でもよくテレビで見たからと、階段の上がり下りのトレーニングをなさって、結果、体を痛めてしまい来院されることがよくあります。
階段は前章でも述べましたが、転倒リスクも高い場所ですし、いきなり階段の上がり下りによるトレーニングではなく、まずは平地でウォーキングをおこなってみてください。
平地で歩くだけでも、ひざには体重の3倍の負荷がかかりますし、安全で、なおかつ体をバランスよくトレーニングができます。
もし、ご自身のお体が、階段の昇降トレーニングができるかどうか判断に迷われるようでしたら、医療関係者やトレーナーといった専門の方に相談してみてください。
階段での事故が起こる理由から考えれば、それを防ぐには、身体の能力を上げるのが良いのですが、すぐにできるものではありません。
ですので、すぐにできる階段での事故への対策を以下で紹介させていただきます。
階段をスムーズに上がり下りするためには、階段の環境を整備する必要があります。
その項目として、
・階段には手すりを設置する
・階段には天井や足元に明るい照明をつける
・階段につまずきそうな荷物を置かない
・靴下やスリッパをはいての階段の上り下りは滑りやすいので、できるだけ避ける
・階段に滑り止めをつける
・階段を上がり下がりする際は片手は必ず空けておく
こういった階段の環境整備をすることで、階段を登ったり降ったりする際のバランスをつかさどる、目や耳や筋肉が働きやすくなり、転倒を予防できます。
階段をスムーズに上がる方法は、
・左右の足が着地する位置を骨盤の幅より外側にする
・足の裏全体で着地する
・骨盤や腰で足を引き上げる
・骨盤を引き上げると同時に背骨をしなやかに足を上げた側に曲げる
・頭の位置は体の中心にキープする
このように意識すれば、足の筋肉だけに頼らず、体全体で階段を登れます。
最初は、難しいかもしれませんが、なれてくると楽に上がれるようになりますので、お試しください。
階段を下る方法は、階段をあがるときと同じ意識に加えて、
・つま先から下ること
を意識してください。
この方法で降りると、体が安定して、階段を降りることができます。
特に階段の下りは、体への負荷が大きいので、手すりで体を支えながらで結構ですので、この方法を試してみてください。
当院の患者様の中でも、階段から落ちて、幸い骨折はしなかったものの、首や背中の痛みが発生して、後遺症で苦しんでおられた方もいらっしゃいました。
冬は、分厚めの靴下をはいたり、床が乾燥して、階段で滑りやすい季節です。
階段での事故を未然に防ぐためにも、今回のブログが皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも、階段が昇降が不安であるのでしたら、お近くの治療院で体を整えることで、身体の機能を上げていくことをおすすめします。
当院でも今回のブログで取り上げた内容のようなお悩みの方への施術をおこなっておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
階段を昇降を安全にスムーズにするためには、今回の対策のほかに、時間がかかりますが、体力のアップも必要です。
体力を上げるための運動としては、ウォーキングが最も適しています。
そのウォーキングについての注意点と方法に関するブログも書いておりますので、そちらの方もご参考になれば幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
ネットで買い物をされる方の利用率は、コロナ禍がおさまりつつある今年も伸びているという調査の結果がでています。
特に、この年末は、昨年よりも利用率が高く、運送会社が軒並み配達が遅延する可能性があることをアナウンスしています。
そうした状況で、宅配した際に自宅に住人が不在でも、玄関先に荷物を置いて届ける「置き配」の文化も一般的になってきました。
この文化は、再配達しなくてすむ宅配業者にとっても、再配達を連絡する手間が省ける受け取る側にとってもメリットが多いです。
しかし、宅配された箱を家に運びこもうと、何気なく持ち上げた時に、腰を痛めてしまったことをよくお聞きします。
そこで今回は、宅配された箱を持つ際に腰を痛めてしまう理由と、腰を痛めない荷物の持ち方を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年末に荷物が届き、家に運びこむ際に、体を痛めることなくすごすことができます。
宅配される1個の荷物の平均重量は、約11キログラムという統計がでています。
何気なく持ち上げるには、宅配の荷物が11キログラムだった場合は、結構、重たいです。
荷物を持つ際に何気なく持ち上げた時の動作をお聞きすると、足を伸ばしたまま腰を前に折り曲げる、いわゆる
「中腰」
の姿勢で荷物をつつかみ、そこから体を起こして持ち上げる方が多いです。
この「中腰」という姿勢は、立っている時より、
1.5倍の負荷
が腰にかかることが研究で報告されてします。
そうした負荷のかかる姿勢で、荷物を持ち上げた結果、腰の関節の炎症や筋肉の損傷を起こし、腰痛を引き起こしてしまいます。
荷物を持ち上げる際には、いくつかの注意事項やコツがあります。それらを以下で紹介していきますので、参考にしてください。
厚生労働省によると、常時、ものを持つ際に、腰痛にならない、機械や道具を使わずに人間の力のみで取り扱う目安の重量は、
・満18歳以上の男性の場合は、体重の40%以下
・満18歳以上の女性の場合は、体重の24%以下
とされています。
例えば、日本人の40歳代の平均体重は、
男性が72キログラム
女性が56キログラム
ですので、腰痛を引き起こさないためには、一度に持つ荷物の重量を、
男性が29キログラム以下
女性が13キログラム以下
とする必要があります。
このように、ご自身の体重に、男性なら0.4、女性なら0.24をかけ算して、ご自身が腰を痛めない荷物の重量を把握してください。
荷物を持つ際に、腰を痛めないように正しいフォームで行うことをおすすめします。
その方法は簡単です。
①荷物を持ち上げる際、荷物に対して体の斜め前に、ファイティングポーズで立ちます。
②背筋を伸ばしたまま、ひざを曲げて段ボールに近づきます。そして右利きの場合は、荷物の左下と右上を持つようにします。
③そこから体がぶれないように、上半身全体を荷物を密着させて、囲い込むように、垂直に立ち上がります。
このように、荷物を何気なく中腰の姿勢から手だけで持ち上げるのではなく、荷物を対角で持血。荷物を体に密着させて、ひざを使ってたちあがることで、最も効率的に重い荷物を持ち上げることができます。
荷物を運ぶときは、正面で持たないようにします。
正面で持って運ぶことで、荷物の重みで姿勢が前に倒れる力が働くため、背中や腰に負担がかかります。
また、荷物が体の正面にあることで、歩行のリズムが崩れ、股関節や骨盤の動きに影響がでます。
「腰を痛めない荷物の持ち上げ方」で、荷物を持ち上げたとき、右利きの人は、荷物がファイティングポーズで前にでた右の骨盤の出っ張りに引っかかる位置します。
持ち運ぶときも、この位置をキープし、右の骨盤の出っ張りに荷物を引っ掛けて、左手を荷物の手前の後ろで左下、右手は脇をしめて、荷物の前で右上にもちます。
つまり、荷物を運ぶときも、荷物を持つ手の位置が対角線上になるようにすると、安定して運ぶことができます。
何気なく荷物を持って腰を痛めたばかりの時は、慎重に持ったり運んだりします。
しかし、痛みを忘れると、ついつい雑に荷物を持ち上げて、後で後悔することはよくあります。
今回、紹介したような荷物の持つ時の注意事項やコツを、自然とクセを付けていただいて腰痛を予防していただけるようになれば幸いです。
それでも、荷物を持ったときに腰の痛むようでしたら、お近くの治療院で、体を整えることをおすすめします。
当院でも、荷物を持ち上げるたびに、腰に痛みがある方への施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他の腰痛に関してのブログを書いておりますので、ご参考になれば幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
スマートフォンやパソコンは、日常生活には欠かせないものとなってきました。
スマートフォンの利用時間を調査したところ、1日の平均時間は1時間18分。
年齢別での利用する時間では、10代の男性では57分、女性では1時間2分、また、70歳以上の男性では5時間17分、女性では5時間19分。
これらの調査から見ても、年齢を問わず、長い時間スマートフォンを利用しているのがわかります。
パソコンの1日の利用時間を調査したところ、なんと約6時間30分。
これだけの長い時間、デジタル機器を利用していると、目や手首、肩や腰といった体のいろいろな部位が疲れてきます。
その一つは、
「指がつる」
ことです。
長時間のタイピング中に、急に指がつって、どうしていいか分からず、おさまるまでひたすら耐えるしかなかったというお話をよくお聞きします。
そこで今回は、スマートフォンやパソコンをタイピング中に、指がつる理由とその対処法や予防法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、指がつったときに素早くおさめ、また指がつらない体を作れます。
パソコンやスマートフォンの長時間の使用で、指がつる理由は複数あります。
これらの理由あるとが、単独でも指はつりますし、複数の理由が重なっている場合があります。
指がつる理由は以下のものです。
デジタル機器を同じ姿勢で、同じ筋肉を使い続けることで、筋肉に負荷がかかり、筋肉を収縮するための成分であるミネラル、主にカルシウムを大量に消費してしまうためです。
そうしたミネラルのバランスが崩れた結果、指がつるといっ症状が引き起こされると考えられています。
指は血管が細く、通常でも血流が届きにくい部位です。
デジタル機器を長時間、使用した際の目がつかれが、自律神経が不調をもたらし、血管を収縮させて、体全体の血流を悪くします。
そのことで、ただでさえ血流が悪くなりやすい指が、さらに血液が届かなくなり、血液がもたらす指を動かすための栄養や酸素が不足し、指がつってしまうのです。
デジタル機器を操作してる時は時間を忘れて行っていることが多いです。
そうすると水分の摂取がおろそかになりがちです。
体の約60パーセントは水分でできており、体から水分が2パーセント減ると、筋肉に異常をきたすと言われています。
知らず知らずに、デジタル機器を触っているときに、体から汗やはく息から水分が失われることで、指がつる症状がでてしまう場合があります。
スマートフォンの画面を触るタッチ操作や、パソコンをでのマウスややキーボード操作の動作中に、上の写真のような「指が手のひらの方にひきつる」の状態によくなるかと思います。
指がつったときの対処法としては、
① つった方の指がつった方の腕の肘を、まっすぐ前に伸ばして手のひらを上に向ける
② つった手とは反対の手で、小指と薬指を持ち、ゆっくりと手の甲の方へそらして、腕の筋肉を伸ばして、10秒ほど保ちます
③次に、つった手とは反対の手で、中指と人さし指を持ち、ゆっくりと手の甲の方へそらして、腕の筋肉を伸ばして、10秒ほど保ちます
④ 最後に、つった手とは反対の手で、親指を持ち、手の甲側へゆっくりと反らせて10秒ほど保ちます。
この順番で行うと、筋肉や関節をきれいに空して戻すことができます。
パソコンやスマートフォンの長時間の使用をするのは、今の時代、避けられないことです。ですので、指がつってつらい思いをする前に、こまめに指がつらないためのセルフケアをしていく必要があります。
その方法を以下で紹介させていただきます。
パソコンやスマートフォンの長時間の使用をすると、同じ筋肉を使うこととなり、その形でかたまってしまいます。
パソコンやスマートフォンを操作する筋肉に刺激を加えることで、筋肉の柔軟性を上げて、指がつることを予防します。
その方法ですが、
① 床に座るか座面の広い椅子に座ります。両手の手の指先が後方に向くようにして、手のひらを床につけます
②その状態で、肘を伸ばして、両手で上半身を持ち上げるように、両腕をゆっくり伸ばし、15秒その状態で保ちます。
③次に、両手の手の指先が前方に向くようにして、手のひらを床につけます。
④その状態で、肘を伸ばして、両手で上半身を持ち上げるように、両腕をゆっくり伸ばし、15秒その状態で保ちます。
パソコンやスマートフォンを操作する時間が長くなると、指をカイロや暖房機器にあててもなかなか温まってこない場合があります。
そういったときは、自律神経の乱れが発生します。そういった場合は、
・目や首をホットパックで温める
・呼吸を深くする
・同じ姿勢を避けてこまめに歩く
などをおこなうことで、パソコンやスマートフォンを操作する時間が長いことで乱れた自律神経を整え、指がつることを抑えることができます。
また、デジタル機器を使いすぎて目の疲れから起きる体に冷えについて、そのメカニズムと対策のブログを書いておりますので、そちらも参考にしてください。
パソコンやスマートフォンを長時間、操作することで指がつらないためにも、水分の補給をこまめにおこなうことが大切です。
そのときの水分の補給ですが、常温か温かい飲料を選択してください。
また、ミネラルが不足しがちなので、温かい麦茶や、OS1といった経口補水液を飲んで指がつるのを予防してください。
コロナ禍でデジタル機器を触る機会が増えたためか、指がつってお困りになられる方が増えました。
指を酷使するつもりはなくとも、生活する上では、パソコンやスマートフォンを使わざる得ない。
ですので、快適に使っていくためにも、指のケアをする必要があり、今回のブログが皆様のそのお役に立てれば幸いです。
それでも指がつってしまう場合は、お近くの治療院で体全体を整えることをおすすめします。
当院でも、パソコンやスマートフォンをさわりすぎることで、指をつってしまう方への施術をおこなっておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
冬の寒さを体に浴び続けると、妙にしんどくなることはないですか?
これは、
“冬バテ”
と呼ばれるものです。
症状として、 頭痛・けんたい感・肩こり・意欲低下など、夏バテに似たような症状がでます。
これは、冬の寒さに対して、体が対応しようとして、ストレスが常にかかり体調の不調をおこしやすくなるためです。
これから冬が本番となることを考えても、冬バテで体調を崩さないように対策を立てる必要があります。
そこで今回は、冬の寒さが体に与える影響とその対策について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、冬バテを回避することで、冬を快適に過ごすことができます。
体調を崩してしまう理由の一つに、
「低体温」
があげられます。
冬の寒さは、体の芯から冷やし、体温を低下させます。
冷えは、「万病のもと」とも言われ、放っておくと場合によっては重篤な病気を引き起こす可能性があります。
具体的な冷えの症状は次の通りです。
血液の温度は、約40度あります。
この温かい血液が体に流れることで、体温が維持され、内臓や細胞が活動します。
冬の気温の低下によって、体温が低下するのを防ぐために、血管を縮めて、体に流れる血液を遅くします。
そうなると、血液が細胞に運んでいた栄養や酸素が不足します。
結果、頭痛、肩こり、疲れやすさ、体力の低下、肌荒れ、血色の不良、腹痛、便秘、蹴り、生理不順、足のむくみなどを引き起こします。
冬は気温が低下するため汗をかきにくくなり、のどの渇きも感じにくくなるため、水分の摂取が減ります。
また、冬は空気が乾燥しているので、皮膚の表面から呼吸から、体の水分が失われます。
そうなると、汗や尿などの排せつがとどこおり、老廃物が体にたまりやすくなります。
冬の気温の低下で、体が冷えると、基礎代謝が落ち、脂肪を燃焼させる働きが弱まります。
また、内臓の働きを守るために皮下脂肪がたまりやすくなる。
結果、血中の糖や脂肪分が消費・燃焼されにくくなることで、血糖や脂質の異常につながります。
体温が1度低下すると、免疫力は30パーセント低下します。
免疫力が低下すると、菌やウィルスから体を守れなくなったり、免疫の誤作動によって、自分自身の免疫が自分の組織を破壊して病気を引き起こす場合もあります。
このように、冬になり気温が低下することで、体にさまざまな影響を与えるため、しっかりした対策が必要となってきます。
冬の寒さから体を守るためには、最低でも1日1回、体温を「37度」に上げる習慣を身に付けることが必要です。
なぜなら、人間の体温は、本来、
「37度」
が自然なのです。
そのための方法を、以下で紹介させていただきます。
毎日の飲み物に、温かいお茶やスープを取り入れましょう。
体内から温まり、代謝が促進されます。
特に、 朝、目覚めてすぐの体は、水分の摂取を心がけましょう。
寝てる間に体は、発汗など多くの水分を失っています。
また、目覚めてからの排尿によって老廃物ともに、水分が失われます。
体は、私たちが普段から感じている以上に、良質な水を必要としています。
1日最低でも1.5から2リットルの程度の水分は取るようにしてください。
ただし、水を飲む上で気をつけてほしいのは、冷たい水は飲まないということです。
冷たいものを飲むと、体温は、急速に低下します。
朝は、1日の中でも最も体温が低いので、冷たい水を飲むと、さらに体温が下がてしまいます。
体温を下げないために、朝だけではなく、普段から水をは、常温か温めたものを飲むようにしてください。
また、暖かい飲み物の中で、オススメなのが、
「白湯」
です。
「白湯」は、体にとって不要な成分が入っていない、体に優しい飲み物です。
朝、コーヒーを飲む方も多いと思われますが、カフェインを含む飲み物は、利尿の作用があるため、水分をとっているようで、体からだしてしまいます。
ですので、朝、コーヒーを飲んでいただいても構わないのですが、その前に「白湯」を飲んで、体温を上げながら水分補給をすることをおすすめします。
その時は先に良質な水で十分な水分摂取を行ってください。
体の体温を上げるには、筋力が必要です。
筋肉が増えると、代謝が上がり体温が上がりやすくなります。
また、血流は筋肉が血管をおすことで、体全体にスムーズに流れます。
毎日、できる範囲の簡単な運動やストレッチをおこなってください。
どこでもできる運動としては、
「かかと落とし」
です。
「かかと落とし」は、ふくらはぎの筋肉を強化してくれます。
ふくらはぎは、「第二の心臓」とも呼ばれるほど、血流に関与する部位です。
ですので、ふくらはぎを鍛えることは、体温を上げることにつながります。
やり方はとても簡単です。
①リラックスして、足を肩の幅に開いて立ちます。
②3cm、両足のかかとを上げます。
③両足のかかとを床にストンと落とす。
これを30回ほど繰り返してください。
つま先立ちがふらつく場合は、イスや壁につかまっておこなってください。
冬の寒冷な日は、防寒着を着られると思いますが、体には冷えが入りやすい部位があります。
それは、「首」「手首」「ひざ」「足首」「おなか」です。
ですので、
「首」→マフラー
「手首」→手袋
「ひざ」→サポーター
「足首」→レッグウォーマー
「おなか」→腹巻き
といった感じで各部位を保温することをおすすめします。
そうすることで、体温の低下を防ぐことができます。
ごぼう、人参、さつまいもなどといった根菜は、土の中でエネルギーを蓄えるため、東洋医学では「陽」の食材とされています。
その成分的にも、血行促進するミネラル類が多く含まれています。根菜類の中でも
「しょうが」
が体温を上げるのに効果が高い食材です。
しょうがは、血管をひろげて血流を良くし、内臓など体の深部を温めるてくれます。ただ、刺激の強い食材なので、1日の摂取量は、5~10gを目安としてください。
湯船につかることで、温風にあたるより、25倍も体の温度を上げる効果があります。
お風呂の温度は、
38~41℃
が適温です。
時間的には、10~15分ほどつかってください。
お風呂に入り体温を上げることで、体の中の酵素も活性化し、睡眠の質が上がるなど、体にとってメリットが多い。
冬場のお風呂で注意していただきたいのが、ヒートショックです。入浴時のヒートショックを避けるためには、
・脱衣所やお風呂の洗い場を温めておく
・体にかけ湯やシャワーを浴びてから湯船に入る
・お風呂の温度を42度以上あげない
などをおこなってください。
冬の寒さは乾燥をもたらし、肌やのどの渇きや、ドライアイを引き起こし、コロナや風邪、インフルエンザなどの感染症のウィルスを活発します。
ですので、加湿器を使って室内の湿度を保つ必要があります。
冬場の適切な湿度は、
「40%以上に保つこと」
です。
冬に適切な湿度を保つことで、体感温度が上がり、快適な室内となる。室内の環境を整えることで、冬の寒さに負けず、健康を維持できます。
冬の冷気は、体の芯まで冷えます。冬の寒さで体温を下げたままでいると、冬バテを引き起こす他に、春になるころに、ぎっくり腰や寝違いなどを引き起こす原因にもなります。
今回、紹介させていただいたことが、今年の冬を乗りこえるために皆様の助けになれば幸いです。
それでも冬の寒さから、冬バをおこした場合は、お近くの治療院で体を整えることをおすすめします。
当院でも、冬の寒さによる体の疲れに対する施術もおこなっておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
今回のブログの他に、体が冷えることへの対策を書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
冬によくあるお体の不調の一つが「頭痛」です。
冬に入ったときに頭痛がでると、まずは風邪やインフルエンザなど感染症ではないかと思って、熱をはかったり、病院で検査を受けにいかれるかもしれません。
検査の結果、感染症でなかったら、その頭痛はもしかしたら、冬の天気による頭痛の可能性があります。
そこで今回は、冬の天気によって、なぜ頭痛がでやすいのか?
その理由と対処法を紹介させていただきます。このブログを読んでいただくことで、冬場の頭痛を解決できます。
冬に頭痛を引きお起こすのは、
「高気圧」
「気温の低下」
によるものです。寒さや気圧が体にどのように影響を与え、頭痛を引き起こすのかを以下で説明を行います。
自律神経は、体の自動で調整してくれる神経です。
自律神経には、体を活動させる働きを促進する交感神経と、体を回復させることを促進させる副交感神経があります。
そして、血液の流れや体温の調整も自律神経が行ってくれます。
冬の寒いときの自律神経の働きの一つとして、交感神経が寒さから体を守ろうとして優位となる。
寒さを感じると交感神経は、血管を縮めて体温が血液の流れる量を制限して、体表を流れる血液の温度が下がりにくくする、つまり、体温が下がらないようにしてくれます。
しかし、そうした交感神経の反応で、頭の血管が縮まると、脳に流れる血液の量が減ることで、脳への栄養や酸素が不足します。
脳を動かすエネルギーである栄養や酸素が不足すると、体の司令塔である脳が働けず、生命の危機につながるため、危険であるサインを体に「頭痛」という形で知らせます。
この頭痛を引き起こすメカニズムから、冬は寒冷なため、頭痛を極めて引き起こしやすい季節であると言えます。
冷たい冬場は高気圧になりやすい。
高気圧とは、酸素の量が多く、空気が重たい状態になる。
重たい空気が体にのしかかると、体をしめ付ける状態になる。
そうすると、血管もしめ付けられ、血液の流れが悪くなります。
特に脳は体の全ての血液量の20パーセントが流れないと働けません。
脳に血液量が不足すると、こちらも自律神経が頭痛を起こすメカニズムと同様に、危険であるサインを体に「頭痛」という形で知らせます。
この頭痛を引き起こすメカニズムも、高気圧となる冬の季節のため、頭痛を極めて引き起こしやすい季節であると言えます。
耳のは気圧の変化を感じるセンサーがあります。
それは耳の中のリンパの流れで作用します。冬の寒さで耳の周りの血管が縮むと、耳の中のリンパの流れも悪くなります。
結果、耳にある気圧のセンサーが過敏に働き、それが脳へ刺激を送り、頭痛を引き起こします。
冬の寒さで血管が縮み、脳卒中や心筋梗塞で倒れる人が多くなります。
頭痛はそんな命に関わる病気がでる前におきる症状の一つです。
2021年の「頭痛のガイドライン」によると、以下の特徴が、検査が必要な頭痛のサインとされます。
突然、発症した非常に激しい頭痛は、重篤な原因が隠れている可能性があり、検査が必要とされます。
頭痛に加えて視覚の障害や、言語の障害、けいれんなどの神経の症状があられた場合は、詳細な検査が必要です。
普段の日常生活ではおきていない、頭痛が続く場合は、詳細な検査を受ける必要があります。
40歳以上の方で、今まで経験したことのない頭痛が発生した場合は、検査を受ける必要があります。
これらの特徴が見られる場合、MRIやCTスキャンなどの画像検査や血液検査など、精密な検査を受けられることをおすすめします。
起こった頭痛が、命に関わるものかそうでないかの判断に迷ったときは、まずはお近くの病院にかかり、医師の判断を仰いでください。
冬におきた頭痛が、風邪やインフルエンザといった感染症でもなく、命に関わる病気でもない場合、冬の天気によって引き起こされている可能性があります。ですので、その対策法を紹介させていただきます。
冬の寒い環境では、適切な防寒の対策が重要です。
帽子やマフラーを利用して、頭や首を保温し、体温を維持することで、血管が縮むことを軽減し、頭痛の発生を抑えることができます。
体を温めることは、頭痛の緩和に効果的です。
温かいお風呂やホットパックを利用して、頭部や首筋を温め、筋肉の緊張を和らげ、血流を良くすることで頭痛を緩和する効果があります。
規則正しい生活習慣をおくることも頭痛の管理に有益です。
その中でも最も重要なのは。十分な睡眠を確保することです。
睡眠が十分に取れることで、体の回復機能は上がりますし、気圧の変化にも体が対応しやすくなります。
結果、頭痛の発生を抑えることができます。
冬の寒さで耳の周りの血管が縮むことで、耳の中のリンパの流れも悪くなり、耳にある気圧のセンサーが過敏となり、頭痛を引き起こします。
ですので、耳の周辺の血液の循環を良くすることで、耳にある気圧のセンサーの過敏性を抑えて、頭痛を防ぐことができます。
その方法は、耳を軽く前後左右上下と引っ張り、刺激を入れることです。気がついたときで結構なので、頭痛が起こっていないときでも耳を触っておいてください。
交通事故やスポーツで首を痛めたことの経験がある方は、特に冬の寒さで頭痛を引き起こしてしまう方が多いです。
今年は暖冬ということでしたが、予想に反してしっかり寒く冬の天気になっています。
この冬の天気によって引き起こされる頭痛に対して、今回のブログが皆様のお役に立てれば幸いです。
それでも頭痛がでる場合は、お近くの治療院で体を整えて、血流を良くして、冬の天気に対応していくことをおすすめします。
当院でも、冬の天気でおこる頭痛への施術もおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
頭痛についてのその他のブログも参考にしてください。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広